JPS62118861A - コンニヤクの利用方法 - Google Patents

コンニヤクの利用方法

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JPS62118861A
JPS62118861A JP60260879A JP26087985A JPS62118861A JP S62118861 A JPS62118861 A JP S62118861A JP 60260879 A JP60260879 A JP 60260879A JP 26087985 A JP26087985 A JP 26087985A JP S62118861 A JPS62118861 A JP S62118861A
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konjac
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water
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JP60260879A
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Kazuo Hara
原 和雄
Fusayo Kiuchi
房代 木内
Shigenobu Shibuta
渋田 重信
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
イ)産業上の利用分野 本発明はコンニャクの利用方法に関する。 より詳細には、コンニャク粉が粗製又は精製されたもの
を水性にして、アルカリ剤及び中和剤を同時添加するか
又は、コンニャク粉にアルカリ剤および中和剤が混合し
ているものを水性にするか等の、アルカリ剤及び中和剤
を同時添加されておっても、以上いずれの場合もアルカ
リ剤次に中和剤の順で作用して成る、親水性の液性又は
ペースト性で、凍結又は加熱又は乾燥又はアルコール類
との接触等の作用によって疎水性ゲルとなるコンニャク
系物質を製造し、それを食品類又は食品類以外の物質と
混合したり、又は他の物質と混合して新規な風味、食感
、旨味を有する食品類又は新規な物性が創出された食品
類以外の物質を製造するコンニャクの利用方法で、アル
カリ剤、中和剤、食品類、非食品類は、アルカリ剤が炭
酸カリウム、炭酸ナトリウム、炭酸ナトリウムカリウム
、炭酸水嵩ナトリウム、セスキ炭酸ナトリウム等で、中
和剤が酒石酸水素カリウム、アジピン酸、クエン酸、グ
ルコノデルタラクトン、グルコン酸、酒石酸、フマル酸
、フマル酸ナトリウム、硫酸カルシウム、クエン酸カル
シウム、グルコン酸カルシウム、酸性ビロリン酸カルシ
ウム、グリセロリン酸カルシウム、第一リン酸カルシウ
ム、第二リン酸カルシウム、第三リン酸カルシウム等で
、食品類が、穀類、いも及び澱粉類、甘味類、油脂類、
種実類、豆類、魚介類、獣鳥鯨肉類、卵類、乳類、野菜
類、果実類、きのこ類、藻類、調味料及び香辛料、調理
加工食品類等であり、非食品類が水溶性高分子物、合成
樹脂、無機及び有機の粉、粒、片、繊維状物等であり、
中和剤の使用については、そのまま又は表面をコート剤
でコートしたものを使用する等に関する件である。 口)従来の技術 +11従来はコンニャク粉にアルカリ剤とその中和剤が
混合していて親水性の液性又はペースト性で、凍結又は
加熱又は乾燥又はアルコール類との接触等の作用によっ
て疎水性ゲルと成るコンニャク系物質(以後単に「コン
ニャク系物質」と呼称)を製造することは出来なかった
。 (2)又、コンニャク粉の水性物、即ち水膨潤したもの
にアルカリ剤及び中和剤を同時添加して、コンニャク系
物質の製造は出来なかった。 ○本発明者が知得している従来の技術。 特願昭56年209638号発明 [可逆性コンニャクの食品及び食品添加物及びその利用
方法。」 特願昭57年047366号発明 「可食性水難熔性物の製造方法。」 特願昭57年219309号発明 「水N溶性凝固物の製造方法。J 特願昭58年074940号発明 [新規なコンニャクの食品及び食品添加物及びその利用
方法。」 特願昭58年125905号発明 「コンニャクの利用方法。」 特願昭58年128216号発明 「コンニャクと鶏卵の反応生成物の利用方法J特願昭5
8年244822号発明 「コンニャクの利用方法。」 特願昭59年227267号発明 「コンニャクの利用方法。」 特願昭60年070776号発明 [コンニャクゲル状物の製造方法、」 以上の、叩ちコンニャク系物質は、食品類又は非食品類
に添加して、食品類については、食品1nに新規な食感
、風味、旨味、多種多様な形態を与え、非食品類につい
ては、新しい性質、多種多様な用途を創出することであ
るが、従来方式だと、その優れた貴重な内容も充分利用
されずじまいであった。 それは、コンニャク系物質の製造にあたって多少の経験
が必要なためであったからである。 ハ)発明が解決しようとする問題点 本発明は従来のコンニャク系物質系の製造方法は、多少
の熟練度と、ある程度の専門知識は必要であったのに対
し、全くの未経験者でも仕様通りの操作をすれば品種、
品質が異なっていても、容易に安定した性状を有するコ
ンニャク系物質が製造出来ること、及び、それから食品
類に新規な食感、風味、旨味、多種多様な形態を与え、
非食品類については新しい性質、多種多様な用途を創出
する機会を容易にすることを目的とする。 二)問題点を解決するための手段 次に本発明の内容を順を追って説明する。 先ず、コンニャク粉が水膨潤する態様に於いてアルカリ
削欠に中和剤の順で作用して作る、コンニャク系物質の
内容は次の通りである。 従来の方法を醋1的に述べれば、コンニャク粉を水膨潤
させて、それにクエン酸ナトリウム又は炭酸カルシウム
又はアルギニン等を添加してPH管理の基に、1〜2時
間加熱処理するが又はコンニャク粉を水膨潤させて、そ
れにアルカリ剤を添加し、しばらく時間を置いて、中和
剤で中和又はアルカリ性を減じてコンニャク系物質を収
得するという方法である。 以上の反応には、コンニャク粉の産地別仕分け、品種、
品質、精製度等を充分消化して、コンニャク系物質を製
造するため専門的知識をある程度要求される一方、工程
管理が単純な反応のわりに意外と厳密さを要求された。 本発明は上記問題点、品種、品質、精製度等を予め考慮
して、そのコンニャク粉に通した、アルカリ剤量及び中
和剤がコンニャク粉に混合されているので、必要水量を
添加して目的のコンニャク系物質が収得でき、又、コン
ニャク粉を水膨潤さセでおいて、それにアルカリ剤と中
和剤の混合物を同時に添加することによって目的のコン
ニャク系物質を収得でき、従来方法に比べ著しく改良さ
れたコンニャク系物質の製造方法である。 コンニャク粉の水膨潤は、コンニャク系物質の使用濃度
によって決まる。本発明に於いて一例をあげれば、実用
的コンニャク固形分は、日本製精製粉を標準にすれば、
0.5%〜5.0%の範囲である。粗製又は海外の一部
のものは、目的のコンニャク系物質を収得するには日本
製の2倍以上を使用しなければならない。よってコンニ
ャク粉の水膨潤の水量は上記各えのちとに行うことにな
る。 本発明の特徴のひとつは、予めコンニャク粉に少量のア
ルカリ剤の混合しである場合があることである。 従来よりアルカリ剤がコンニャク粉が膨潤しない前に作
用することは、ゲル化を進めるため番こ、先に混合して
おくことはタブ−とされていた。 本発明では、ゲル化を進めない程度のアルカリ剤は、発
明効果を高めることがわがった。 例えば予めコンニャク粉のゲル化にa・要なアルカリ量
より、より少なめのアルカリ剤をコンニャク粉に添加し
ておくことである。本発明の例を参考迄に述べると必要
アルカリ量の1%〜10%程度を予め添加しておくと、
効果的であることが発見された。 本発明に使用するアルカリ剤は市販品の炭酸カリウム、
炭酸ナトリウム、炭酸ナトリウムカリウム、炭酸水素ナ
トリウム、セスキ炭酸ナトリウム等で、そのまま又は表
面をコート剤でコンニャク扮の水膨潤にあわせてコート
する。 コート剤は食品用と非食品用と異なる。食品用のコート
剤はガゼインシェガーエステル、ソルビタンJll 肪
mエステル、プロピレングリコール脂肪酸エステル、硬
化油、糖質(デキストリン等も含む)で、非食品用のコ
ート剤は食品用をふくめ、それ以外に、ステアリル乳酸
カルシウム、オキシエチレン高級脂肪族アルコール、オ
レイン酸ナトリウム、モルホリン脂肪酸塩、脂肪酸、酢
酸ビニル樹脂、エステルガム、脂肪族高級アルコール等
で、それ等を加熱溶融又はエタノール等を使用して溶か
し、造粒機にてアルカリ剤の粉末に回転を与えながら、
散布すると容易にコートできる。 アルカリ剤の水膨潤コンニャク粉の溶出時間の調整は、
アルカリ剤量とコート剤量の比でおおまかな時間帯を設
定することができる。 本発明に使用する中和剤は市販品の、酒石酸水素カリウ
ム、アジピン酸、クエン酸、グルコノデルタラクトン、
グルコン酸、酒石酸、フマル酸、フマル酸ナトリウム、
硫酸カルシウム、クエン酸カルシウム、グルコン酸カル
シウム、酸性ピロリン酸カルシウム、グリセロリン酸カ
ルシウム、第一リン酸カルシウム、第二リン酸カルシウ
ム、第三リン酸カルシウム等で、そのまま又は表面をコ
ート剤rでコートする。 コート剤は食品用と非食品用と異なる。使用コート剤は
、アルカリ剤の場合と同じであるが、酸及び中性塩系な
のでアルカリ剤に比べ法尻な範囲で使用できる。ただア
ルカリ剤より悄々遅く作用する関係上、アルカリ剤に比
べ5%〜20%コート剤の使用量が多くなる。 又、本発明の別の特徴とするところは、アルカリ剤及び
中和剤ともコート剤によるコートしなくとも、充分、目
的を達することが出来ることである。 即ち、水膨潤コンニャク粉に対しアルカリ剤及び中和剤
の同時添加に於いて、アルカリ剤と中和剤の溶出の速度
差を、利用する。 即ち、炭酸ナトリウムとクエン酸カルシウムの粉末混合
物、炭酸ナトリウムと第三リン酸カルシウムの粉末混合
物、炭酸ナトリウムと硫酸カルシウムの粉末混合物等が
代表的な例である。しかしながら安定した反応は水膨潤
コンニャク粉にアルカリ剤及び中和剤の同時添加の場合
、中和剤側をコートしておくことが好ましい。 この場合の中和剤コート剤は、ゼラチン、カゼイン糖、
澱粉系が使用出来るので造粒は容易で顆粒状で使用する
ことも出来る。又、中和剤もクエン酸、フマル酸、グル
コノブタラクトン等はカプセル化したものが市販されて
いるのでそれ等も温度条件を加味すれば使用できる。 本発明に於けるアルカリ剤と中和剤の使用量は次の如き
ものである。 コンニャク粉に対するアルカリ剤量は、目的とするコン
ニャク系物質の品質によって左右されることは当然であ
るが、反応温度条件、即ちアルカリ剤を添加するときの
水膨潤コンニャク粉の温度が大きく左右する。又、許容
される反応時間もアルカリ剤の添加量に影響する。 以上を簡単に整理すると、次の如く纏めることができる
。 ある決められた性質のコンニャク系物質を製造するため
には、 (11コンニャク粉の品質、品質によってアルカリ反応
前の諸条件を決める。 (2)  反応温度、反応時間を予め決める。 +31  +21によってアルカリ剤量を決める。 (4)  アルカリ剤量の決めによって、中和剤慴が決
まる。 以上から、多種多様なコンニャク粉に対して、又、コン
ニャク系物質について説明することは煩瑣なので、以下
、国産′JIr4!lI!!コンニャク粉を代表例とし
て使用し、コンニャク固形分は0.5%〜4%のコンニ
ャク系物質を代表例として本発明を説明する。 上記中の中和作業が働きつつあるときよりも、12時間
以上放置したものは、変性操作による変性効果が効果的
に上昇し、発明の目的を達する。 又、コートしないアルカリ剤は粒径を小さく、中和剤は
粒径を大きくとると、アルカリ剤及び中和剤の使用量を
減らすことができる。 上記実験に於いて中和剤側を糖被覆すると、アルカリ剤
及び中和剤の量を減することが出来る。 ただアルカリ剤及び中和剤をコートしないで使用する、
水膨潤コンニャク粉の使用方法の場合、中和剤のコート
を、最も簡単な糖質コートでも効果的な成果を得られる
ので、出来るだけコートすることが好ましい。 アルカリ剤として、炭酸水素ナトリウム及びセスキ炭酸
ナトリウム使用の場合、アルカリ剤作用温度を1時間に
80℃以上に高める場合に効果があるので、コンニャク
固形分の%の少ないコンニャク系物質を製造する場合利
用することが好ましい。 精製コンニャク扮に対するアルカリ剤の使用量は、前述
した炭酸ソーダー量が一応の目安である。 よって他の炭酸アルカリの使用量はそれに準する。 アルカリ剤及び中和剤のコートしたものは、しないもの
に比べ使用量は少なめである。又コートした薬剤は、富
温方式と加温方式に分かれる。 本発明のコンニャク系物質のM造に於ける、アルカリ剤
と反応温度条件の一般的傾向として、温度が上昇すると
アルカリ剤の使用量は減する方向にある。例えば、本発
明の一例によれば、コンニャク粉固形分3%の水膨潤物
にアルカリ剤を添加してその生成コンニヤク系物質の性
状の似たものを収得する条件を以下記載する。 以上の様に温度とアルカリ剤の添加量は密接な関係であ
る。よって本発明の実施にあたっては、小実験を行って
適当条件を決めることが、本発明を効果的に実施するの
に好ましいことである。 又、コートしたものの使用量はコート熔解時間及びコー
ト剤の種類によって当然コート量が異なるので、添加量
もその分を考慮して勘案する必要がある。 本発明に於ける中和剤の使用量は、アルカリ剤の量と中
和速度によって大きく作用される。 原則的に、当量反応が好ましいが、実際には、アルカリ
剤に対し中和剤の量は1.2倍〜2.5倍が、中和速度
、生成物の物性等から考慮して好ましい。勿論アルカリ
剤に対して数倍の中和剤量は中和を速かにするので好ま
しいが、食品に利用する場合及び経済性、風味等から問
題がある。 以上、本発明を知的に纏めると、本発明の特徴のひとつ
はコンニャク粉が水膨潤した状態に於いて、添加されて
いた薬剤がアルカリ剤、次に中和剤の順に作用してコン
ニャク系物質が生成するか又は、コンニャク粉が水膨潤
した状態に於いて、アルカリ剤と中和剤を同時に添加し
て、アルカリ剤が先に作用し、次に中和剤が作用する順
に於いてコンニャク系物質が生成することである。 本発明に於けるコンニャク系物質を食品類又は非食品類
と混合する内容は次の如きものである。 本発明の対象となる食品類とは穀類、いも類、甘味類、
油脂類、種実類、豆類、魚介類、畜肉類、卵類、乳類、
野菜類、果実類、きのこ類、藻類、嗜好飲料類、調味料
、香辛料、調理加工食品類が挙げられる。 本発明の対象となる非食品とは参考例として挙げれば、
水溶性高分子、合成樹脂、無機及び有機の粉、粒、片、
繊維状物、布状物、酵素、微生物で、次にその本発明に
よる例を紹介する。
【注】事項説明の「本発明のコンニャク系物質」は、精
製コンニャク固形分2%を使用したものである。 ■支昆皿仮 ■スケトウ塩すり身100gと本発明のコンニャク系物
質300gと混合して、それを径20龍のプラスチック
フィルムのチューブに充填、両端をシールして95℃の
湯浴で30分加熱処理後水冷する。 チューブ内の充填物はカマボコの食感を有する強固なゲ
ル状成形物である。 ■豆腐longと本発明のコンニャク系物質300gと
をi足台して、それを径20層1のプラスチックフィル
ムのチューブに充填、両端をシールして95”Cの湯浴
で30分加熱処理後水冷する。 チューブ内の充填物はカマボコの食感を有する強固なゲ
ル状成形物である。 ■生鮭のすり身500gと本発明のコンニャク系物質5
00gとを混合して、それを径20−一のプラスチック
フィルムのチューブに充填、両端をシールして95°C
の湯浴で30分加熱処理後水冷する。 チューブ内の充填物はハムの食感を有するゲル状成形物
である。 を圭食益皿係 ■活性炭50gと本発明のコンニャク系物質20θgと
を混合して、それを厚さ2fiのシート状にして、それ
を蒸気で蒸すと厚さ2鰭のゲル状活性炭シート(m性)
となる。 ■木粉(湿性)500gと本発明のコンニャク系物質2
00gとを混合して、それを20重1平方の面を有する
角柱とし、それをオーブンで加熱処理して、木粉の角柱
ゲルを回収する。多気泡状にしたものを乾燥すると軽い
木粉の角柱物を収得する。 ■木綿布に本発明のコンニャク系物質を薄く塗布したる
後、それを熱湯に入れ3分間湯浴して取り出すと防水処
理された木綿布となる。 上記の如く本発明のコンニャク系物質は、他の物質との
混合に於いて酸性、中性、アルカリ性を問わず混合する
ことが出来、且つ加熱によってゲルが容易に生成する。 即ち、本発明のコンニャク系物質は、他の物質との混合
に於いて酸性、中性、微アルカリ性に於いて容易に性質
に大差のない疎水性ゲル状物を形成する。その挙動は熱
凝固蛋白質に極めて類似している物性をもっているため
、他の物質との混合に於いても加熱によって混合系全体
を生成ゲル状物によって支えられる。 又、上記食品、非食品の内容中、加熱を冷凍に置き替え
ても殆ど同じ挙動である。部ち本発明のコンニャク系物
質が凍結、加熱、アルコール接触、乾燥によって疎水性
ゲルを形成する様に、食品類又は非食品類と、本発明の
コンニャク系物質との混合物も又、凍結、加熱、アルコ
ール接触、乾燥によって容易に疎水性ゲルを形成する。 ホ)発明の効果 以上、本発明を詳細に述べたが、その特徴とするところ
は以下の通りである。 本発明の方法によれば、専門的知識又は、経験がなくと
も、端的な表現を用いれば、コンニャク扮の含有する本
発明の粉体に水を加えれば、コンニャク系物質が生成す
る。 又、該コンニャク系物質に食品類又は非食品類を混合す
ることによって、食品類は新規な食感、風味、旨味、成
形性の優れた食品類に再生され、非食品類は新規な性質
を創出され多様な用途をもったものが新出する。 へ)実施例 本発明の構成については本文に詳細述べたが、以下、実
施例をもって本発明の法尻な内容を説明する。
【注1】実施例に使用するコンニャク粉は、日本国産、
楕製粉と呼称されるものを使用。
【注2】使用する薬剤は食品用については食品添加用を
使用、非食品用については化学薬品1級を使用する。
【注3】実施例に於ける反応方法は、コンニャク水溶液
に粉末混合薬剤、即ちアルカリ剤、中和剤の粉末混合物
の添加の場合 液/粉と記号し、コンニャク粉末と上記
該粉末混合物の混合物に水を添加する場合 粉/粉と記
号する。
【注4】水の使用方法は、熱水(95℃前後)常温水(
20℃前後)の2系とする。放置時間は反応開始迄の水
膨潤時間をいう。
【注5】反応温度は
【注3】の説明の粉末混合物の添加
している時の温度。コンニャク系物質としての使用出来
る迄の反応からの時間は放置時間と言う。又、放置中の
温度管理は常温放置とする。
【注6】実施例中、コンニャク系物質と食品又は非食品
類との混合に於けるコンニャク系物質は、実施例(1)
〜(29)の間より代表的なものを選ぶ。又実施例の案
内はその番号を記して行う。 [i’JE7]実施例中、コンニャク系物質の物性につ
いて次の様に効果を評価する。 A 上 充分目的を達したもの。 中 上、下の中間。 下 目的を一応達したもの。 B 上 使用上特に問題はない。 中 上、下の中間。 下 使用上充分とはいえないが、 一応使用できる。 C上 少なくとも一部の目的は達した。 中 上、下の中間。 下 僅かではあるが、本発明の効果は 多少見られる。 以上を、冷凍試験は凍結、解凍後の引っ張り強度。加熱
試験は90℃以上10分間の゛加熱後の引っ張り強度。 アルコール接触試験は50%エタノール接触後の引っ張
り強度。乾燥試験は常温、加熱乾燥後、水に10分間浸
漬後の引っ張り強度を上記A。 B、C評価したものである。
【注8】実施例中(1)〜(5)及び(30)〜(34
)迄を文章とし操作内容の類似性のある(6)〜(29
)及び(35)〜(66)迄を、表として纏める。 実施例(1) コンニャク粉3gに水100ccを添加、常温で2時間
放置後、それに炭酸ナトリウム0.7gとクエン酸カル
シウム1.2gを混合した混合粉体を添加、充分混合し
て常温で放置、3時間後コンニャク系物質とする。 冷凍試験        B下 加熱試験        B下 アルコール接触試験   A下 乾燥試験        A下 実施例(2) コンニャク粉3gに水100ccを添加、常温で2時間
放置後、それに炭酸ナトリウム0.5gと第三リン酸カ
ルシウム1.0gを混合した混合粉体を添加、充分混合
して常温で放置、3時間後コンニャク系物質とする。 冷凍試験        B下 加熱試験        B下 アルコール接触試験   A下 乾燥試験        A下 実施例(3) コンニャク粉3gに熱水(95℃)100ccを添加、
常温で1時間放置内容温度45℃に於いて炭酸ナトリウ
ム0.5gとクエン酸カルシウム0.8gを混合した混
合粉体を添加、充分混合して該外気温で放置、3時間後
コンニャク系物質とする。 冷凍試験        B中 加熱試験        B中 アルコール接触試験   A中 乾燥試験        A中 実施例(4) コンニャク粉9gと炭酸ナトリウム1.4gと第三リン
酸カルシウム3.5gとが混合した混合粉体に水300
ccを添加、充分混合して常温で放置、12時間後コン
ニャク系物質とする。 冷凍試験        B下 加熱試験        B下 アルコール接触試験   A下 乾燥試験        A下 実施例(5) コンニャク粉3gと炭酸ナトリウム0.1gとの混合物
に、水100ccを添加、常温で2時間放置後、それに
炭酸ナトリウム0.4gとクエン酸カルシウム1.0g
を混合した混合粉体を添加、充分混合して常温で放置、
3時間後コンニャク系物質とする。 冷凍試験        B下 加熱試験        B下 アルコール接触試験   A下 乾燥試験        A下 実施例(30) 実施例(3)のコンニャク系物質500gと牛肉挽肉5
00gとを混合、厚さ1龍のシート状に展伸して凍結す
る。解凍すると、弾力性を有する、丈夫なシートを収得
する。 実施例(31) 実施例(3)のコンニャク系物質500gと鰺すり身3
00gとを混合、厚さ30■lの平板状にして蒸し器に
て30分間蒸す。弾力性を有する鰺が混在するコンニャ
クを収得する。 実施例(32) 実施例(l O)のコンニャク系物質500gとウニ1
00gとを混合、厚さ1龍のシートにしたものを、50
%エタノール2000 ccをバットに入れた中に浸漬
2分間後取り出し、水洗後、凍結する。解凍すると、弾
力性を有する、丈夫なシートを収得する。 実施例(33) 実施例(28)のコンニャク系物質500gと甘草(乾
燥物)粉末50gとを混合、厚さ1鰭のシート状にして
、60℃の送風乾燥を行って甘草の乾燥シートを収得す
る。 実施例(34) 実施例(29)のコンニャク系物質500gとコーヒー
粉末100gとを混合、厚さ3鰭のシート状にしたもの
の表面に無水エタノールを塗布して、表面を疎水性ゲル
としたものを凍結する。解凍後、80℃加熱乾燥してコ
ーヒーのシートを収得する。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 コンニャク粉が水性の態様に於いて、アルカリ剤、
    次に中和剤の順で作用して成る、親水性の液性又はペー
    スト性で、凍結又は加熱又は乾燥又はアルコール類との
    接触等の作用によって疎水性ゲルとなるコンニャク系物
    質の製造方法。 2 コンニャク粉が粗製又は精製であるところの特許請
    求の範囲第1項記載のコンニャク系物質の製造方法。 3 コンニャク粉とアルカリ剤と中和剤が混合している
    ところの特許請求の範囲第1項記載のコンニャク系物質
    の製造方法。 4 コンニャク粉が水膨潤した態様に於いてアルカリ剤
    と中和剤の混合物の同時添加するところの特許請求の範
    囲第1項記載のコンニャク系物質の製造方法。 5 アルカリ剤が炭酸カリウム、炭酸ナトリウム、炭酸
    ナトリウムカリウム、炭酸水素ナトリウム、セスキ炭酸
    ナトリウム等で、そのまま又は表面をコート剤でコート
    されているところの特許請求の範囲第1項記載のコンニ
    ャク系物質の製造方法。 6 中和剤が酒石酸水素カリウム、アジピン酸、クエン
    酸、グルコノデルタラクトン、グルコン酸、酒石酸、フ
    マル酸、硫酸カルシウム、クエン酸カルシウム、グルコ
    ン酸カルシウム、酸性ピロリン酸カルシウム、グリセロ
    リン酸カルシウム、第一リン酸カルシウム、第二リン酸
    カルシウム、第三リン酸カルシウム等で、そのまま又は
    表面をコート剤でコートされているところの特許請求の
    範囲第1項記載のコンニャク系物質の製造方法。 7 コンニャク粉がコンニャク粉そのもの又はアルカリ
    剤が少量混合しているコンニャク粉である特許請求の範
    囲第1項記載のコンニャク系物質の製造方法。 8 コンニャク粉が水膨潤した態様に於いて、アルカリ
    剤、次に中和剤の順で作用して成る、親水性の液性又は
    ペースト性で、凍結又は加熱又は乾燥又はアルコール類
    との接触等の作用によって疎水性ゲルとなるコンニャク
    系物質を食品類又は非食品類と混合することを特徴とす
    るコンニャクの利用方法。 9 食品類が、穀類、いも及び澱粉類、甘味類、油脂類
    、種実類、豆類、魚介類、獣鳥鯨肉類、卵類、乳類、野
    菜類、果実類、きのこ類、藻類、調味料及び香辛料、調
    理加工食品類等であり、非食品類が水溶性高分子物、合
    成樹脂、無機及び有機の粉、粒、片、繊維状物、布状物
    、酵素、微生物であるところの特許請求の範囲第8項記
    載のコンニャクの利用方法。
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