JPS62118726A - 電動機 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、送風機等に用いられる電動機に関するもので
ある。

従来の技術 従来のこの種の電動機は、一般に、第３図に示すような
固定子１Ｑを有していた。すなわち固定子１ｏは固定子
鉄心１１と、この固定子鉄心１１の溝に絶縁物１３を介
在して巻きつけられた巻線１２よりなっている。そして
巻線１２は、挿入したままでは、外方に広がっており固
定子鉄心１１の端面からの高さく以下巻線高さという）
が大きいので、第４図に示す治具１４，１６の凹部に、
巻線１２部分を入れて加圧し、巻線１２の寸法が所定の
値となるように、成形していた。

なお図中の１６は、巻線１２がばらばらに々らないよう
に、巻線１２の全周にわたって、巻いたしばシ糸である
。

また第６図は上記の固定子１ｏを組込ん″だ電動機であ
る。

発明が解決しようとする問題点 このような従来の構成の固定子１０では、成形するため
の治具１４，１５から取出したとき、巻線１２のスプリ
ングバックにより、治具１４，１５　　　　’で押えた
高さ、すなわち、治具１４，１５の凹部の深さより高く
なり、しかも、その高さも安定しない。ところが、電動
機のハウジングの高さは、巻線１２とハウジングの内面
との間に、所定の絶縁距離を設けて、決まるわけである
が、上記のように巻線高さが不安定となると絶縁距離を
余裕をもって、とらなければならなく、ノ・ウジングの
高さも大きくなり、したがって、電動機全体が、大型に
なるという問題があった。

一方、治具１４，１５で加圧するとき、スプリングバッ
クする分だけ、低目に成形しておくことも考えられるが
、この場合、巻線に無理がかかり品質上このましくない
。

本発明は、このような問題点を解決するもので、固定子
の巻線高さが、安定した高さに、成形でき、したがって
、むだに大型化する必要のない電動機を提供することを
目的とするものである。

問題点を解決するための手段 この問題点を解決するために本発明は、固定子鉄心に巻
装された巻線を、熱収縮性の糸で巻回して、加熱成形し
たものである。

作　　用 この構成により、巻線の成形時に加熱すると、熱収縮性
の糸が収縮し、スプリングバックによる外方へ広がろう
とする作用を抑止し、巻線高さが、安定して得られるこ
ととなる〇 実施例 以下本発明の一実施例を、第１図および第２図にもとづ
き説明する。なお、前記第３図〜第６図と同一構成部材
には、同一符号を示す。固定子鉄心１１２巻線１２、絶
縁紙１３よりなる構成は、従来の構成と同じであり、そ
の説明は省略する。

本実施例の特徴は、しばり糸２にあり、熱収縮性を有し
ている。

この構成の固定子１は、第２図に示す装置にょシ、加工
される。すなわち、固定子１を従来と同様の治具（図示
せず）に挿入して加圧成形するとき、巻線１２をタイマ
３を介して電源４に接続する。

そして、スイッチＳをオンし、巻線１２に通電し、自己
加熱すると、その熱により、しばり糸２が、収縮し巻線
を締付ける。所定時間経過すると、タイマ３が消勢され
、断電する。ここで固定子１を取出すが、熱収縮性のし
ばす糸２の作用で、巻線１２のスプリングバックを抑止
し、巻線高さは、安定した値が確保できる。

なお、実施例では、加熱方法として、巻線１２に通電し
たが、治具を加熱してもよく、その方法に限定がないこ
とはいうまでもない。

発明の効果 以上の実施例の説明よシ明らかなように、本発明によれ
ば、巻線を熱収縮性の糸で巻回して、加熱成形すること
により、成形後の巻線高さを無理なく、安定して確保で
き、したがって、電動機をむだな大型化をする必要がな
くなるという効果が得られる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例による電動機の固定子を示す
正面図、第２図は同加熱成形装置の電気回路図、第３図
は従来の電動機の固定子の巻線を挿入した状態図、第４
図は同固定子の巻線の成形状態図、第５図は同固定子を
組込んだ電動機を示す断面図である。 ２・・・・・・しばり糸、１１・・・・・・固定子鉄心
、１２・・・・・・巻線。 代理人の氏名　弁理士　中　尾　敏　男　ほか１名第２
図 シ・３３図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 固定子鉄心に巻装された巻線を、熱収縮性の糸で、巻回
   して加熱成形した電動機。