JPH0670510A - 電動機のコイルに対する温度センサの埋め込み方法 - Google Patents
電動機のコイルに対する温度センサの埋め込み方法Info
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- JPH0670510A JPH0670510A JP4237727A JP23772792A JPH0670510A JP H0670510 A JPH0670510 A JP H0670510A JP 4237727 A JP4237727 A JP 4237727A JP 23772792 A JP23772792 A JP 23772792A JP H0670510 A JPH0670510 A JP H0670510A
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- Japan
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- coil
- temperature sensor
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- shaping
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 コイルを損傷する虞れがなく、しかも温度セ
ンサの位置や向きを一定にすることができるように改良
された電動機のコイルに対する温度センサの埋め込み方
法を提供する。 【構成】 ステータコア１に巻線をしたコイル４に温度
センサの形状を模したダミー５を挿入する工程と、ダミ
ーを挿入したままの状態でコイルを整形する工程と、ダ
ミーを抜き取ることによって形成された空孔６に温度セ
ンサ７を埋め込む工程とからなる。
ンサの位置や向きを一定にすることができるように改良
された電動機のコイルに対する温度センサの埋め込み方
法を提供する。 【構成】 ステータコア１に巻線をしたコイル４に温度
センサの形状を模したダミー５を挿入する工程と、ダミ
ーを挿入したままの状態でコイルを整形する工程と、ダ
ミーを抜き取ることによって形成された空孔６に温度セ
ンサ７を埋め込む工程とからなる。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、電動機のコイルに対し
て温度センサを埋め込む方法に関するものである。
て温度センサを埋め込む方法に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】電動機のステータコイルに温度センサを
埋め込み、このセンサの出力を電動機の電流制御に用い
るようにした電動機が知られている。
埋め込み、このセンサの出力を電動機の電流制御に用い
るようにした電動機が知られている。
【０００３】ところで、温度センサとして用いられるサ
ーミスタは、機械的強度に乏しいため、コイルの整形過
程で予め埋め込んでおくと、コイルを整形する力で破壊
されてしまうので、従来、ステータコアに巻線したコイ
ルをプレスによって整形した後に、これに温度センサを
埋め込むための空孔を形成し、そこへ温度センサを埋め
込むといった工程をとっていた。
ーミスタは、機械的強度に乏しいため、コイルの整形過
程で予め埋め込んでおくと、コイルを整形する力で破壊
されてしまうので、従来、ステータコアに巻線したコイ
ルをプレスによって整形した後に、これに温度センサを
埋め込むための空孔を形成し、そこへ温度センサを埋め
込むといった工程をとっていた。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この従
来方法によると、温度センサの埋め込み孔の形成時にコ
イルを損傷することがあり、また孔の形状が一定になり
難いため、センサの位置や向きに少なからぬばらつきが
生じがちであった。
来方法によると、温度センサの埋め込み孔の形成時にコ
イルを損傷することがあり、また孔の形状が一定になり
難いため、センサの位置や向きに少なからぬばらつきが
生じがちであった。
【０００５】本発明は、このような従来技術の不都合を
解消すべく案出されたものであり、その主な目的は、コ
イルを損傷する虞れがなく、しかも温度センサの位置や
向きを一定にすることができるように改良された電動機
のコイルに対する温度センサの埋め込み方法を提供する
ことにある。
解消すべく案出されたものであり、その主な目的は、コ
イルを損傷する虞れがなく、しかも温度センサの位置や
向きを一定にすることができるように改良された電動機
のコイルに対する温度センサの埋め込み方法を提供する
ことにある。
【０００６】
【課題を解決するための手段】このような目的は、本発
明によれば、コアに巻線をしたコイルに温度センサの形
状を模したダミーを挿入する工程と、前記ダミーを挿入
したままの状態で前記コイルを整形する工程と、前記ダ
ミーを抜き取ることによって形成された空孔に温度セン
サを埋め込む工程とを有することを特徴とする電動機の
コイルに対する温度センサの埋め込み方法を提供するこ
とによって達成される。
明によれば、コアに巻線をしたコイルに温度センサの形
状を模したダミーを挿入する工程と、前記ダミーを挿入
したままの状態で前記コイルを整形する工程と、前記ダ
ミーを抜き取ることによって形成された空孔に温度セン
サを埋め込む工程とを有することを特徴とする電動機の
コイルに対する温度センサの埋め込み方法を提供するこ
とによって達成される。
【０００７】
【作用】このような方法によれば、コイルを整形する際
に予め埋め込まれたダミーによって温度センサを埋め込
むための空間が確保されるので、コイルを損傷したりせ
ずに済む。しかも樹脂モールドを行う時に正確な位置合
わせや方向の調整が行えるので、温度センサの埋め込み
孔を正確に形成することが可能となる。
に予め埋め込まれたダミーによって温度センサを埋め込
むための空間が確保されるので、コイルを損傷したりせ
ずに済む。しかも樹脂モールドを行う時に正確な位置合
わせや方向の調整が行えるので、温度センサの埋め込み
孔を正確に形成することが可能となる。
【０００８】
【実施例】以下に添付の図面に示された具体的な実施例
に基づいて本発明の構成を詳細に説明する。
に基づいて本発明の構成を詳細に説明する。
【０００９】図１は、本発明に基づく温度センサの埋め
込み工程図である。図２に示した電磁鋼板を積層してな
るステータコア１のティース２に導線を巻き付けること
により、図１Ａに示したような中間製品３が得られる。
込み工程図である。図２に示した電磁鋼板を積層してな
るステータコア１のティース２に導線を巻き付けること
により、図１Ａに示したような中間製品３が得られる。
【００１０】この状態では、ステータコア１に巻き付け
たコイル４の外形が不揃い、即ちコイル４が巻き太った
状態なため、電動機の内部にステータコア１を納めるこ
とができない。そこでステータコア１に巻き付けたコイ
ル４を金型などにてプレス整形して所望の形状とした上
で、コイル４の外周に樹脂モールドを施すことになる。
たコイル４の外形が不揃い、即ちコイル４が巻き太った
状態なため、電動機の内部にステータコア１を納めるこ
とができない。そこでステータコア１に巻き付けたコイ
ル４を金型などにてプレス整形して所望の形状とした上
で、コイル４の外周に樹脂モールドを施すことになる。
【００１１】本発明に於ては、プレス整形を行う前の状
態、即ち図１Ａに示した中間製品の状態で、温度センサ
の外形を模して合成樹脂材にて成形されたダミー５を、
コイル４の隙間に予め押し込んでおくものとしている
（図１Ｂ）。この際、コイル４は比較的緩く巻かれてい
て隙間があるため、コイル４の温度センサの取付位置に
ダミー５を容易に挿入することが可能である。
態、即ち図１Ａに示した中間製品の状態で、温度センサ
の外形を模して合成樹脂材にて成形されたダミー５を、
コイル４の隙間に予め押し込んでおくものとしている
（図１Ｂ）。この際、コイル４は比較的緩く巻かれてい
て隙間があるため、コイル４の温度センサの取付位置に
ダミー５を容易に挿入することが可能である。
【００１２】ダミ５ーを挿入した状態でコイル４を整形
し、かつ樹脂モールド４ａを施した後にダミー５を除去
すると、そこに温度センサを埋め込むための空孔６が形
成されることとなる（図１Ｃ）。このコイル４の整形時
にあって、ダミー５が合成樹脂材にて形成されているの
で、コイル４が損傷を受けずに済む。
し、かつ樹脂モールド４ａを施した後にダミー５を除去
すると、そこに温度センサを埋め込むための空孔６が形
成されることとなる（図１Ｃ）。このコイル４の整形時
にあって、ダミー５が合成樹脂材にて形成されているの
で、コイル４が損傷を受けずに済む。
【００１３】このようにしてコイル４に形成された上記
空孔６に接着剤を塗布した温度センサ７を埋め込むこと
により、電動機用ステータコイルとしての完成品８が得
られる。
空孔６に接着剤を塗布した温度センサ７を埋め込むこと
により、電動機用ステータコイルとしての完成品８が得
られる。
【００１４】
【発明の効果】このように本発明によれば、温度センサ
を埋め込むための空孔を、コイル整形時にダミーを用い
て確保しておくものとしたので、その位置や形状のばら
つきが少ない安定した製品を提供することができる。従
って、温度センサの出力値の安定性が高まることから、
制御精度を高めるうえに効果的である。
を埋め込むための空孔を、コイル整形時にダミーを用い
て確保しておくものとしたので、その位置や形状のばら
つきが少ない安定した製品を提供することができる。従
って、温度センサの出力値の安定性が高まることから、
制御精度を高めるうえに効果的である。
【図１】本発明による電動機用ステータコイルの製造工
程の説明図。
程の説明図。
【図２】本発明が適用される電動機のステータコアの平
面図。
面図。
１ ステータコア ２ ティース ３ 中間製品 ４ コイル ４ａ 樹脂モールド ５ ダミー ６ 空孔 ７ 温度センサ ８ 完成品
Claims (1)
- 【請求項１】 コアに巻線をしたコイルに温度センサの
形状を模したダミーを挿入する工程と、 前記ダミーを挿入したままの状態で前記コイルを整形す
る工程と、 前記ダミーを抜き取ることによって形成された空孔に温
度センサを埋め込む工程とを有することを特徴とする電
動機のコイルに対する温度センサの埋め込み方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4237727A JPH0670510A (ja) | 1992-08-12 | 1992-08-12 | 電動機のコイルに対する温度センサの埋め込み方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4237727A JPH0670510A (ja) | 1992-08-12 | 1992-08-12 | 電動機のコイルに対する温度センサの埋め込み方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0670510A true JPH0670510A (ja) | 1994-03-11 |
Family
ID=17019599
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4237727A Pending JPH0670510A (ja) | 1992-08-12 | 1992-08-12 | 電動機のコイルに対する温度センサの埋め込み方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0670510A (ja) |
Cited By (8)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO1998012793A1 (fr) * | 1996-09-18 | 1998-03-26 | Fanuc Ltd | Moteur a detecteur de la temperature des enroulements |
| JP2008136324A (ja) * | 2006-11-29 | 2008-06-12 | Toyota Motor Corp | 回転電機のステータおよびこのステータを備えた回転電機 |
| JP2009100538A (ja) * | 2007-10-16 | 2009-05-07 | Toyota Motor Corp | 温度検出素子固定構造、及びその製造方法、並びに金型 |
| US7815368B2 (en) | 2005-03-23 | 2010-10-19 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | Temperature detector and fixing material transfer suppressing structure |
| JP2011525348A (ja) * | 2008-06-16 | 2011-09-15 | ツェットエフ フリードリヒスハーフェン アクチエンゲゼルシャフト | ハイブリッド動力伝達装置用のステータ支持体を備えた電気機械 |
| WO2014069191A1 (ja) * | 2012-10-29 | 2014-05-08 | 日立オートモティブシステムズ株式会社 | 回転電機 |
| JP2014135818A (ja) * | 2013-01-09 | 2014-07-24 | Denso Corp | 固定子及びそれを備えた回転電機 |
| US11196322B2 (en) * | 2016-07-29 | 2021-12-07 | Volkswagen Aktiengesellschaft | Method for producing an electric motor and electric motor |
-
1992
- 1992-08-12 JP JP4237727A patent/JPH0670510A/ja active Pending
Cited By (12)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO1998012793A1 (fr) * | 1996-09-18 | 1998-03-26 | Fanuc Ltd | Moteur a detecteur de la temperature des enroulements |
| US6153954A (en) * | 1996-09-18 | 2000-11-28 | Fanuc Ltd. | Motor equipped with a coil temperature sensing element |
| US7815368B2 (en) | 2005-03-23 | 2010-10-19 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | Temperature detector and fixing material transfer suppressing structure |
| JP2008136324A (ja) * | 2006-11-29 | 2008-06-12 | Toyota Motor Corp | 回転電機のステータおよびこのステータを備えた回転電機 |
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| JP2014090546A (ja) * | 2012-10-29 | 2014-05-15 | Hitachi Automotive Systems Ltd | 回転電機 |
| US9735659B2 (en) | 2012-10-29 | 2017-08-15 | Hitachi Automotive Systems, Ltd. | Electric rotating machine having a thermistor in a gap between U-shaped and odd-shaped coil ends |
| JP2014135818A (ja) * | 2013-01-09 | 2014-07-24 | Denso Corp | 固定子及びそれを備えた回転電機 |
| US10333371B2 (en) | 2013-01-09 | 2019-06-25 | Denso Corporation | Stator and rotating electric machine including the same |
| US11196322B2 (en) * | 2016-07-29 | 2021-12-07 | Volkswagen Aktiengesellschaft | Method for producing an electric motor and electric motor |
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