JPS6211290B2 - - Google Patents

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JPS6211290B2
JPS6211290B2 JP15485775A JP15485775A JPS6211290B2 JP S6211290 B2 JPS6211290 B2 JP S6211290B2 JP 15485775 A JP15485775 A JP 15485775A JP 15485775 A JP15485775 A JP 15485775A JP S6211290 B2 JPS6211290 B2 JP S6211290B2
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molten metal
pouring
ladle
sprue
mold
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JP15485775A
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Jiro Sato
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TOWA KIKO KK
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TOWA KIKO KK
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Publication date
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Publication of JPS5279961A publication Critical patent/JPS5279961A/ja
Publication of JPS6211290B2 publication Critical patent/JPS6211290B2/ja
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  • Casting Support Devices, Ladles, And Melt Control Thereby (AREA)
  • Continuous Casting (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は鋳鉄、鋳鋼、アルミ等の注湯装置に関
するものであり、更に詳しく言えば取鍋から鋳型
への注湯に際して注湯される金属溶湯の注湯量を
自動的に且つ正確に計量することのできる自動注
湯装置に関するものである。本発明は鋳鉄、鋳
鋼、アルミ等の連続鋳造設備に有効に使用され得
るものである。
最近の鋳鉄、鋳鋼、アルミ等の連続鋳造設備に
おいては、上型・下型を重ね合せた鋳型を造型ラ
インにより連続して作り、これをタクトドライブ
式連続モールドコンベアライン上に送り、順次鋳
型を注湯セクシヨンへと移動させ、一方注湯さる
べき溶融金属は溶解炉から取鍋中に満載され、前
記注湯セクシヨンへと搬送され、熟練した作業員
が未注湯鋳型の湯だまりへと取鍋を傾斜させて調
整しながら適当量注湯を行なう方法がとられてい
るのが普通である。
これらの作業環境は高温度環境であると共に、
鉄、アルミ等の溶融金属が飛散することが多く極
めて危険であり、悪いものである。しかも注湯作
業は前述の如く高度の技術を必要とし、熟練され
た作業員を必要とする。このため無人による自動
注湯化が強く要望され、種々の自動注湯装置が提
供された。しかしながら、自動注湯化即ち自動注
湯装置における注湯において、最も重要な問題で
ある。溶湯の自動計量の問題が十分に解決されて
はおらず、この点において、従来の自動注湯方法
及び装置は不十分であつた。従来自動計量は注湯
装置内及び注湯された溶湯の絶対値を求めること
によつて行なわれるのが通常であるが、この方法
によれば溶湯量の絶対値を求めることは極めて困
難で、精度の高い測定装置を必要とするか、又は
誤差の大きな自動計量となつた。
又、注湯装置の構造によつて、取鍋が揺動又は
振動すること等により荷重計量機に不測の誤差フ
アクターが働き、溶湯の計量に誤差を生じ、正確
な自動注湯を達成し得ないことがある。
本発明者は、溶湯の自動計量を正確に行ない得
る自動注湯装置の構造につき、多くの研究実験を
行なつた結果、自動注湯装置には注湯時の揺動及
び振動、又は他の構成要素にて不測の誤差フアク
ターが生じることを見出し、斯る誤差フアクター
をなくするためには装置構造の剛性化及び簡略化
を図るべく、溶湯装置は造型ラインに沿つて設け
られた溶湯ライン上のみを制限された領域内にて
移動し得るように構成し、しかも該注湯装置は地
上に敷設されたレール上を移動するように構成す
るのが好ましく、更に重要なことは、取鍋を支持
し傾動せしめるための構造体は、レール上を走行
するようにした基枠に一体に骨組みされた上枠構
造体に複数個のロードセルを介して直接吊下げる
構造とするのが極めて好適であることを見出し
た。
本発明は斯る新規な知見に基づきなされたもの
である。
本発明は上記諸点に鑑みて、単に取鍋の重量の
変動値を測定することにより自動計量を行なう、
極めて構成の簡単な、精度の高い自動注湯装置を
提供することを目的とするものである。
先ず本発明に係る注湯を自動で行なうべく構成
された自動注湯装置の一実施態様について説明す
る。
ここで説明される、好ましい自動注湯装置の注
湯方法及び注湯装置の原理的構成は本出願人に係
る前の出願、例えば特願昭49−78176号、特願昭
49−78177号、特願昭50−126302号等に詳しく説
明される通りであるが、本発明の理解を容易にす
るために簡単に説明する。
第1図に示す如く、注湯装置は取鍋1と、該取
鍋1を内部に保持するための取鍋保持装置2と、
該保持装置2を走行させるために土台5に据え付
けられたレール4とから構成される。鋳型100
は湯だまり100cを有する上型100aと下型
100bとより構成され、レール105上を走行
する台車104に取付けられ注湯装置より注湯さ
るべき注湯セクシヨンへと搬送される。次で注湯
装置の取鍋1は1′で示す位置へと傾斜回動さ
れ、取鍋内の溶湯が取鍋湯口10から湯だまり1
00cへと注湯される。この時、取鍋の傾斜回動
即ち注湯作業を通して取鍋湯口10から溢れ出る
溶湯流線の落下開始点10′と湯だまり100c
との位置関係(1、h)は一定に保たれる。つま
り取鍋は取鍋の傾動により湯口から溶湯が落下を
開始する点10′が変動しないように湯口近傍の
ある一点Yを通る回転軸線b―b′のまわりに回動
すべく構成される。これらについては続いて更に
詳しく説明する。
第2図及び第3図を参照して、本発明に係る自
動注湯装置に使用される取鍋1の原理的な構造及
び作用について説明すると、取鍋1は幅wの溝形
状をした湯口10の近傍の一点Yを通る軸線b―
b′のまわりに傾斜回動され溶湯Lが湯口を通り鋳
型100へと注湯される場合に、取鍋1の中の残
留溶湯Lの露出表面積Sが取鍋1の傾斜回動に関
係なく大略一定になるような形状に構成される。
つまり取鍋1は、取鍋湯口10を通る縦断面形状
が、第3図に図示する如く、取鍋回転軸線b―
b′上の一点Yを含む前壁8と、この前壁8の一点
Yを基点として半径R3の円弧a―a′を内壁面とす
る後壁9に直交するように形成され、全体として
扇形箱形に構成される。特に側壁6,7は図示さ
れる形状に限定されるものではなく、湯口10に
対し左右対称の形状であれば如何なる形状でもよ
い。前壁8の内側には回転軸線b―b′(基点Y)
より半径R2の半円弧状の凸部8′が設けられ、後
で説明するように溶湯の取鍋中での露出表面積を
一定にする働きをなす。又湯口10は前壁8及び
凸部8′に幅wを持つ溝を形成して設けられ、湯
口10の底部の溶湯が吐出する際の仮想流れ溶湯
の下水平面Hを形成する部分は基点Yから半径
R1の円弧形状に形成される。本取鍋においては
つまり前壁の厚みは2R1にて形成されることに
なる。尚取鍋1の内壁部12は耐熱炉材で作ら
れ、これを囲繞する外壁部11は鉄板を溶接して
形成される。
以上の如くに形成された取鍋1が回転軸線b―
b′のまわりに傾動されると、溶湯Lは前壁8に設
けられた湯口10を通り鋳型100へと流出し出
す。この状態を更によく観察してみると第3図に
図示される如く、取鍋1の回動により溶湯は斜線
にて図示した流出溶湯Vだけ仮想流出溶湯下水平
面Hより上方に位置しこの分の溶湯が重力の作用
により湯口より流出せられる。この仮想流出溶湯
下水平面Hは回転軸線b―b′よりR1だけ上方位置
にあり、この下水平面Hを作り出す湯口10の底
部はR1の円弧状をしているため、取鍋の回動に
より溶湯下水平面Hの位置が変動することはな
い。つまりここで流出溶湯Vが湯だまり100c
へと落下を開始する点10′を仮想するとこの落
下開始点10′は取鍋1の回動にかかわらず常に
一定の位置を保つ。故に、流出溶湯は斜線部で示
した流出溶湯Vの量を一定に保持すれば常に一定
の溶湯流れ線下の軌跡をたどることとなる。即ち
溶湯落下開始点10′と湯だまり100cとの位
置関係(1、h)は一定に保つて注湯される。
更に、ここに説明する取鍋1の構造によれば、
取鍋中の溶湯の露出表面積Sは常に一定となる。
つまり第2図で大面積部S1と、湯口小面積部S2
和よりなる溶湯露出表面積Sは、湯口小面積部S2
が取鍋の回動によりわずかに変動するにしても、
大面積部S1に比べて極めて小さく無視することが
でき、大面積部S1は常に一定であるから結局溶湯
の露出表面積Sは常に一定に保たれると言うこと
ができる。故に本実施例に係る取鍋1は一定傾斜
回転速度で回転することにより、流出溶湯Vは常
に一定となり、常時一定の流れ線Tを描きながら
注湯することが可能となる。
更に、半径R2の半円弧状の凸部8′によつて達
成される溶湯露出表面積を一定にする作用効果に
ついて図面を参照して更に詳しく説明する。
第10図は取鍋1の注湯湯口近傍の拡大図であ
り、該図面を参照して取鍋の傾動態様とその時の
金属溶湯の流動態様を説明する。先ず、点Y(第
2図の回転軸線b―b′)のまわりに一定回転速度
で傾動する取鍋がの状態にあるとすると、上述
のように溶湯は仮想流出溶湯下水平面Hより上方
の斜線部分Vが重力の作用により注湯案内底辺縁
部R1に沿つて湯だまり100cへと溶湯流線T
を辿つて流出する。更に詳しく説明すると、取鍋
から湯口10を経て流出する溶湯上面流れは前壁
8の内側に設けた半径R2の半円弧状の凸部8′の
k点より湯口幅w(第11図を参照せよ)の流路
を通つて流出する。この時の溶湯流れ状態を湯口
部上面から観察すると、第11図のイに示すよう
に、流出溶湯は凸部8′のkより溶湯落下開始点
10′まで湯口幅w間を層流となつて流れ、溶湯
落下開始点にてVsで示される流れ方向及び流速
にて湯だまり100cへと落下する。
次に、取鍋が一定速度で傾動し、第10図の
の状態になつたとしても、取鍋内の溶湯はの状
態のときと同じく取鍋上部には斜線部分Vが存在
しそして位置kにて凸部8′に接触しており、表
面積(S1+S2)も全く変動せず、従つての状態
における溶湯上面流れは前壁8の内側に設けた半
径R2の半円弧状の凸部8′のk点より湯口幅wの
流路を通つて流下する。つまり、この時の溶湯流
れ状態を湯口部上面から観察すると、第11図の
ロに示すように、流出溶湯は凸部8′のkより、
溶湯落下開始点10′まで湯口幅w間を層流とな
つて流れ、溶湯落下開始点にて流れ方向及び流速
Vsにて湯だまり100cへと落下する。即ち、
の状態における湯口部における溶湯流れ流線
は、の状態とまつたく異ならない状態にて層流
流線となり溶湯落下開始点10′から方向及び速
度Vsにて湯だまり100cへと落下する。その
ため、取鍋の回転中心Yと湯だまり100cとの
相対位置関係(x、y)を一定に保つて取鍋を傾
動しても、溶湯落下開始点10′と湯だまり10
0cとの相対位置(1、h)はほぼ一定の状態に
維持されて溶湯が落下する。即ち溶湯落下開始点
10′からの溶湯落下流線Tの軌跡は取鍋の傾動
角度位置と関係なく、大略一定の状態に保持され
て注湯が行なわれる。
次に、前壁8の内側に設けて半径R2の半円弧
状の凸部8′がない場合の湯口からの出湯状態に
ついて第12図及び第13図を参照して説明す
る。
第12図に図示するように、取鍋がの状態に
あるときは、回転中心Yより半径R1の円弧状溶
湯案内底辺縁部を基準とした水平線Hより上部に
ある溶湯Vは、重力作用により円弧状溶湯案内底
辺縁部を経て出湯される。この時の出湯を湯口部
上面より観察すると、第13図のイに図示される
ように、湯口幅wから流出する溶湯の流れ、特に
溶湯上面流れは前壁8のk′点より湯口幅wの底辺
縁部に沿つて流出し、この時点の湯口からの溶湯
落下開始点は10′(流速及び方向Vs)となり、
この状態において湯口から流出した溶湯落下流線
は、落下開始点と湯口落下位置との関係が(1、
h)の位置関係にて、鋳型湯口の湯だまり100
cに落下することとなり、この状態は第10図の
状態と同じである。
しかしながら、取鍋の傾動を続行し、前壁が
の状態からの状態になつたとすると、溶湯の上
面は前壁8のk″に接触し、表面積はSからS
へと変動し、湯口部を通過する溶湯上面流れは
前壁のk″より流出することになり、湯口からの
溶湯落下開始点は前記の状態の10′(流方向
及び流速Vs)位置から10″に移動することとな
り、流れ方向及び流速はVs′の状態となる。その
ために落下開始点からの落下流線は2点鎖線の如
き流線となる。該流線は湯だまり100c位置か
らずれることとなり適正な注湯ができなくなる。
即ち、例え断面が扇形状をした取鍋であつて
も、本発明に従つた形状とされない取鍋において
は該取鍋の回転中心軸Yと湯だまり100cの位
置関係(x、y)を一定にして且つ一定速度にて
傾動しただけでは、第12図に示すように、表面
積が時間と共に変動し、従つて注湯流線を一定に
保つて注湯を行なうことは不可能である。
このように、本発明に従つて取鍋の前壁8の内
側に半径R2の半円弧状の凸部8′を設けることに
より始めて、溶湯落下開始点10′及び溶湯の注
湯口からの流出方向及び速度Vsは一定となり、
従つて取鍋回転軸線b―b′(点Y)と湯だまり1
00cとの関係(1、h)を変えることなく且つ
一定速度回転傾動運動によつて注湯を行なうこと
ができる。
取鍋側壁6,7の外側前方端にはY点を通る回
転軸線b―b′に整列して軸受13,14が設けら
れ、取鍋保持装置2に設けた短支軸24,25に
夫々着脱自在に係合できるようにされる。取鍋側
壁6,7の外側後方端には軸線b―b′を中心とす
る円弧状のラツクギア15,16が設けられ、取
鍋保持装置2に設けた取鍋駆動歯車27,28
(第4図、第5図を参照せよ)に夫々噛合するよ
うにされる。実際に使用の取鍋にあつては取鍋開
口上部に蓋Cが設けられる(第1図、第4図及び
第5図を参照せよ)。
次に第1図、第4図及び第5図を参照して取鍋
保持装置2について説明する。原理的には第2図
及び第3図について述べたと同じ構造及び作用を
なす取鍋1を保持するために、取鍋保持装置2は
基枠17、該基枠17に一体に骨組みされた上枠
18、及び該上枠18に後で詳しく説明する注湯
溶湯計量装置を構成するロードセル19a〜19
dを介して直接取付けられた下枠20から構成さ
れる。更に基枠17には該基枠に取付けられた駆
動モータM1により駆動ベルト23を介して駆動
される車軸22a,22bが設けられる(第5図
を参照せよ)。該車軸22a及び22bには夫々
車輪21a,21b及び21c,21dが設けら
れ、該車輪はレール4の上にのつている。従つて
取鍋保持装置2は駆動モータM1の作動によりレ
ール4上を走行可能とされる。
下枠20は、前述したように上部4ケ所にてロ
ードセルを介して直接上枠18に垂下されて取付
けられる。このように、取鍋1を保持し揺動せし
める下枠20をロードセルを介して直接上枠18
に取付けることにより、ロードセルに伝達される
下枠20の振動等は増幅されることがなく最小限
度とされ、又下枠は他の部材にて案内又は担持さ
れることがなく、斯る手段からの摩擦等による誤
差フアクターを最小限とすることが可能であり、
ロードセルには取鍋1内の溶湯の重量変化が極め
て正確に伝達される。このロードセルは注湯装置
の制御装置に信号を送り取鍋の回動及び停止を制
御し注湯量を制御するのに使用され得る。ロード
セルは本発明では複数個、本実施例では4個設け
られるが、これにより各ロードセルが有する性能
上のバラツキを平均化し、高精度の計量を可能と
する。下枠20は前方端に短支軸24,25を有
し、取鍋1の軸受13,14が係合し、取鍋1を
回転自在に支持する働きをなす。又下枠20の後
方端には回転自在に駆動軸26を設け、該駆動軸
26には取鍋1に設けられたラツクギア15,1
6に噛合する取鍋駆動歯車27,28が設けられ
る。駆動軸26の一端の突出端には駆動歯車29
が固着される。この駆動歯車29は下枠20に取
付けられた駆動電動機M2により回転速度制御部
30及び減速部31を介して駆動される。取鍋の
駆動は、以上説明したように、駆動電動機→速度
制御機構部→歯車系→取鍋駆動歯車の手段によつ
て行なわれたが、勿論取鍋の駆動はこれに限定さ
れるものではなく、公知の如何なる手段例えば油
圧(空気圧)シリンダ、油圧(空気圧)速度制御
機構、油圧(空気圧)源を取鍋の後壁外周部に装
着することによつても同様に行なうことができ
る。
上枠18にはその前方側部に後述する目的のた
めに注湯検出器、つまり溶湯オーバフロー検出器
301と、未注湯枠検出器302とが設けられ、
又基枠の前方側部にも溶湯流出検出器303が設
けられる(第4図を参照せよ)。
第5図を参照して判るように、取鍋の後壁9に
設けた水平位置設定作動片401、溶湯残量検出
作動片402、取鍋前傾動停止作動片403と
夫々係合し動作するスイツチSW1,SW2及びSW3
が下枠20に取付けられる。水平位置設定スイツ
チSW1は取鍋1の注湯前水平位置を設定するもの
であり、溶湯残量検出スイツチSW2は取鍋内の残
存溶湯が少なくとも1鋳型注湯量に満たない状態
になつたのを検出し注湯を停止する信号を出すた
めのものであり、取鍋前傾動停止スイツチSW3
例えば取鍋内の溶湯を全部流出させる作業等の時
取鍋が過度に前傾動するのを防止するためのもの
である。
次に注湯装置の作用について説明すると、取鍋
1はその軸受13,14を取鍋保持装置2の短支
軸24,25へ、又取鍋1のラツクギヤ15,1
6を取鍋保持装置1の下枠20に設けた駆動歯車
27,28へと係合させ、第1図に図示する如き
水平位置にて取鍋保持装置2に保持される。この
状態にて溶湯が溶解炉(誘導炉又は保持炉)又は
自走溶湯搬送装置から取鍋1の中へと転送され、
取鍋即ち溶湯装置は注湯の準備が整う。一方鋳型
100はこの注湯装置のある注湯セクシヨンに移
送され停止する。この時、鋳型湯だまりと注湯装
置2に保持された取鍋の関係は前述の如き位置に
設定されている。尚、ここに説明する注湯装置を
適用して有効な鋳造設備のレイアウトについては
更に後に述べる。
取鍋1は先ず駆動電動機M2並びに速度制御機
構部30により初期傾動速度V〓1で傾斜回動さ
れる。取鍋1の中の溶湯が湯口を通過し始め落下
開始点10′を通り放物流線Tの一点X(第3
図)を流れ始めると、取鍋保持装置2の基枠17
の前方側部に設けた溶湯流出検出器303により
湯が流れ出したことを検知し、取鍋1を注湯傾動
速度V〓2(V〓2<V〓1)に落とす。ここで前
記溶湯流出検出器303は湯口10から湯が流れ
出たのを検出するものであり、例えば湯から発す
る熱又は光(可視光線、紫外線、赤外線)等を検
出する機能を有するものである。又取鍋1の初期
傾動速度V〓1を例えば注湯傾動速度V〓1の10〜
80倍と言つたように速くするのは溶湯が湯口を通
過し始める時湯口から垂れるのを防止すると共
に、初期傾動速度V〓1を速くすることにより一
定注湯傾動速度V〓2により注湯される時の取鍋
内前記注湯下水平面Hより上方に位置した流出溶
湯Vにより速く達せしめ、所定の溶湯放物流線T
により速く近づけるためである。
一定量の溶湯が鋳型へと注湯されると、以後に
詳しく説明するような態様で信号が発せられ、取
鍋駆動制御装置が作動し取鍋を高速の後傾傾動速
度V〓3にて後傾動させる。一定後傾動作動後取
鍋は停止し次回の注湯に備える。後傾傾動速度V
3の大きさは取鍋湯口からの溶湯の「たれ」を
防止するために、注湯傾動速度V〓2の大きさと
大略等しいか、それより大きいのが好ましい。上
記説明における取鍋の傾動速度V〓1,V〓2及び
V〓3は、取鍋の容量、湯の材料と温度に起因す
る粘性、取湯口と鋳型湯だまりとの位置関係
(1、h)などにより変化し適宜最適値になるよ
うに設定される。
注湯装置において、取鍋中の溶湯を一定量だけ
鋳型に注湯するための注湯溶湯量自動計量装置に
ついて詳しく説明する。
先ず自動計量装置の構成について説明すると、
該自動計量装置は第6図に概略表わされる通りで
ある。即ち、前記したように、取鍋保持装置2に
設けられたロードセル即ち荷重電気変換器19
a,19b,19c及び19dが設けられ、該荷
重電気変換器はその出力が加算器201に接続さ
れ、加算器201の出力は増幅器202を介して
加算器203の一方の入力203aに接続され、
加算器203の他方の入力203bには1個の鋳
型に注湯すべき溶湯量を設定する注湯量設定器2
04が接続される。又加算器203は加算制御入
力203cを有し、加算制御入力に信号が加わつ
た時のみ注湯量設定器204からの信号を加算す
るように構成されている。加算器203の出力は
アナログ量―デイジイタル量変換器(以下A―D
変換器とする)205に接続され、その出力(デ
イジイタル量)記憶回路206に接続されてい
る。記憶回路206は制御入力206bを有し、
該制御入力206bに信号が加わつた時のみ入力
206aのデイジイタル量を記憶するように構成
される。記憶回路206の出力は比較器207の
基準入力207aに接続され、比較器207の比
較入力207bにはA―D変換器205の出力が
接続されている。比較器207は比較入力207
bに加わるデイジイタル量が基準入力207aの
デイジイタル量と同じかもしくは小となつた場合
に出力信号を発するように構成される。
次に自動計量装置の作用を説明する。まず注湯
装置が注湯を始める前の動作を説明すると、荷重
電気変換器19a〜19dには取鍋1、該取鍋を
支持する下枠20、該下枠20に設けられた種々
の部材、及び前記取鍋中の溶湯の荷重が加わり、
それが電気信号に変換され加算器201の出力に
表われる。しかし、荷重電気変換器19a〜19
dの出力はその電気的量が微小であり制御するの
に不向であるので増幅器202により増幅され
る。この時加算器203の加算制御入力203c
には信号が加わらないように構成されており増幅
器202の出力はそのまま加算器203の出力に
表われA―D変換器205に加わりその値がデイ
ジイタル化されA―D変換器205の出力に表わ
れる。この時の値をW0とする。
W0=w1+w2 w1:取鍋内の溶湯重量 w2:取鍋重量+枠体等の重量 注湯を始める直前に記憶回路206の制御入力
206bに該信号W0を加えるとこの時の入力の
値(以下初期値とする)W0が記憶される。
期値W0を記憶したあと、注湯装置は注湯動作
を始め取鍋が傾動される。この時加算器203の
加算制御入力203cに信号が加わるように構成
されており、注湯量設定器204の注湯量設定値
(設定値をw3とする)が加算器203に加算され
A―D変換器205に加わりその出力には(加算
値をW1とすると) W1=W0+W3=W1+W2+W3 なる量が表われる。従つて比較器207の基準入
力207aには初期値W0が加わり比較入力20
7bには加算器W1が加わることとなる。この時
には明らかなように W1<W0 なる関係であるので比較器207の出力に信号は
表われない。
取鍋の傾動が進み溶湯が鋳型に注湯されると取
鍋内の溶湯重量w1は減少する。取鍋の傾動が進
み溶湯が設定値w3だけ注湯された場合、即ち、
取鍋内の溶湯重量w1が W1′=w1−w3 となつた場合を考え、この時の加算器203への
加算値をW1′とすると W1′=w1+w2+w3=w1−w3+w2+w3=w1+w2
=W0 となる。即ち、比較器207の基準入力207a
と比較入力207bの値が同じとなり比較器20
7が動作し、出力に定量信号を発生する。これに
より取鍋は前傾動を中止し後傾動し、鋳型への注
湯を終了する。
本発明に係る自動注湯装置に設置される注湯溶
湯量自動計量駆動は以上のごとく構成され且つ作
用するものであるので、取鍋の重量、枠体の重量
及び枠体に付設された部材の重量等に全く影響さ
れず、設定量だけの注湯を正確に行うべく作動す
ることができる。
また上記説明で明らかなように計量値の相対値
により制御を行つているので、計量系の各構成す
なわち、荷重電圧変換器、増幅器、加算器、A―
D変換器等は絶対的精度は動作に影響を及ぼすこ
とがなく単に相対的精度だけ必要となり、構成が
簡素となり安定度が向上する。
また注湯装置の稼動等による振動のため計量値
に誤差を生ずる場合には、A―D変換器205の
出力値を数回平均化したものを記憶回路に記憶さ
せ、また、比較器207が数回動作したら、即
ち、数回比較入力が基準入力と一致または小とな
つたら定量信号を発するように構成することによ
り振動に起因する誤差を少なくすることができ
る。
次に、上記の如くにして溶湯を自動計量し注湯
を行なう注湯装置を適当に運転させるための鋳造
設備のレイアウトの一実施態様について、第7図
を参照して、説明する。
鋳造設備のラインとしては鋳型を連続して作り
そして該鋳型を所定の注湯位置へと移送する造型
ラインMLと、注湯装置を運行する注湯ラインPL
と、前記注湯装置に溶湯を転送すべく溶湯を溶解
炉(誘導炉50、保持炉51)から注湯位置の前
記注湯装置へと搬送する溶湯搬送ラインTLとか
ら構成される。本実施例においては造型ライン
MLは2列ML1,ML2設けられる。造型ライン
ML1に対しては注湯ラインは並行に設けられ、
従つて注湯装置Paは造型ラインに並行に走行す
る。造型ラインML2に対しては注湯ラインは、
該造型ラインML2に対し直角方向に並行に2列
PL2,PL3設けられる。勿論造型ライン及び注
湯ラインの数及び配列態様はこれに限定されるも
のではなく、他の種々の態様がとられ得る。
先ず造型ラインML1と注湯ラインPL1による
注湯態様を説明すると、保持炉51から溶湯を移
送された溶湯搬送装置52が溶湯搬送ライン上を
走行し、P1点にて注湯装置Paの取鍋へと溶湯
を転送する。転送完了と同時に、溶湯搬送装置5
2は待機点S3にもどる。転送終了後造型ライン
ML1が移動し、未注湯鋳型がP1点に到達する
と注湯装置に設けた未注湯枠検出器302によ
り、注湯すべき旨の信号が発せられ、注湯装置は
自動注湯動作を開始する。取鍋は高速V〓1にて
前傾動され、取鍋の湯口より溶湯が落下しはじめ
ると溶湯流出検知器303が作動し信号を発生
し、取鍋1を注湯傾動速度V〓2に急速減速し、
鋳型へと注湯を行なう。前記自動注湯溶湯量計量
装置の働きにより、設定量分注湯が行なわれる
と、取鍋は高速のV〓3にて後傾動を開始し、一
定角度傾動後停止し、P1点での1回目の注湯を
終了する。注湯完了信号により、鋳型は1タクト
矢印×方向に移動し、P2点からP1点へと未注
湯鋳型が移動される。鋳型が停止した後前回と同
様にP1点で注湯が行なわれ、P1点での2回目
の注湯が終了する。注湯終了後、今度は注湯装置
PaがP1点からP2点へと矢印Y方向に移動し
て停止する。この注湯装置Paの移動中鋳型は停
止したままである。注湯装置Paは停止した後未
注湯鋳型に前回と同様の注湯を行ない、注湯装置
はP2点で1回目の注湯を行なう。以上のサイク
ルを順次継続し、取鍋内の残湯が規定値以下にな
ると残量検出スイツチSW2の作動により注湯は自
動的に停止し、Pn点にいる注湯装置はP1点に
自動走行復帰する。そして再度溶湯搬送装置52
から溶湯の供給を受けて注湯動作をくり返す。造
型ラインの停止、或は注湯作業の終了により注湯
装置内の残留を処理する場合には注湯装置Pa′を
Po位置まで移動させ、又一方空の溶湯搬送装置
52′をPo点に呼込み残留を注湯装置Pa′から溶
湯搬送装置52′へと転送する。この作業後溶湯
搬送装置52′は待機点S3に自動復帰する。
造型ラインML2は高速用であり、注湯ライン
は造型ラインの定点にて造型ラインに直角方向に
本実施例では2列に配置されており、注湯ライン
PL2,PL3には夫々注湯装置Pb,Pcが設けられ
る。注湯装置Pbの取鍋はQ点にて溶湯搬送装置
52より溶湯を搬送される。溶湯搬送装置52は
転送完了と同時に待機点S3に自動復帰する。転送
終了後造型ラインML2が移動し、未注湯鋳型が
Q点に到達すると未注湯枠検出器302の作動に
より注湯装置は自動注湯動作を開始する。取鍋は
高速のV〓1にて前傾動され、取鍋の湯口より溶
湯が落下し始めると、溶湯流出検出器303が作
動し、取鍋を注湯傾動速度V〓2に急速減速し、
前記自動溶湯量計量装置の作動により設定量分注
湯されると高速傾動を開始し、一定角傾動後停止
し、注湯サイクルを終了する。注湯完了信号によ
り、鋳型は1タクト移動し、Q点に未注湯枠が到
達する。鋳型の停止後、前回と同様にQ点で注湯
する。注湯装置Pbにて順次注湯が行なわれてい
る間に、R点の注湯装置Pcに、溶湯搬送装置5
2により溶湯が供給される。注湯装置Pbにて注
湯が進行し、取鍋内の残湯が規定量以下(第7図
に図示される実施例の場合には2回注湯可能量)
になると注湯装置Pcが注湯を開始する。注湯装
置Pcが注湯を開始してから、2回注湯を終了す
ると注湯装置Pbは、注湯を終了し、溶湯の供給
を受ける。注湯装置Pcによる注湯が追行し、残
湯が規定量(1回注湯量以下)以下になると注湯
装置Pcは注湯は注湯を終了する。モールド枠が
2タクト分移動するとQ点が未注湯枠となり、再
び注湯装置Pbにて注湯が行なわれる。造型ライ
ンの停止、あるいは注湯作業の終了により、注湯
装置内の残湯を処理する場合には、注湯装置Pb
及び注湯装置Pcを後方即ちPb′,Pc′に移動させ
る。空の溶湯搬送装置をQ点に呼込み残湯を転送
する。次に溶湯搬送装置をR点に移動させ、注湯
装置Pcの残湯を転送する。自動復帰ボタンによ
り溶湯搬送装置は待機点に自動復帰する。
以上説明した鋳造設備の実際の仕様例としては
次の如くにすることができる。
造型ラインML1に対して モールド枠移動:60secタクト モールド枠移動時間:10sec 最大注湯量 :70Kg/モールド 所要注湯時間:15sec(70Kg/モールド:6
Kg/sec注湯速時実質注湯時間12sec) 注湯装置移動時間:12sec 造型ラインML2に対して 鋳型枠移動:24secタクト 鋳型移動時間:7sec 最大注湯量:70Kg/モールド 所要注湯時間:15sec(70Kg/モールド時) 前記鋳造設備の説明においても概略述べた未注
湯枠検出器302及び溶湯オーバーフロー検出器
301について説明する。これら両検出器共、第
4図に明確に図示されるように、注湯装置の上枠
18前方側部に設けられ、未注湯枠検出器302
は鋳型の湯だまり100cに溶湯があるや否やを
検出し注湯装置の作動開始を制御するものであ
り、又溶湯オーバーフロー検出器301は注湯装
置の作動をより安全に行なわしめるためのもので
前記溶湯自動計量装置と併用することにより自動
注湯装置の作動上の安全性はより大きくなるもの
である。
溶湯オーバーフロー検出器301について更に
詳しく、第8図及び第9図を参照して説明する。
鋳型100には湯だまり100cの上端部と連通
する溶湯誘導路100eが更に設けられる。溶湯
Lは取鍋1より湯だまり100cに注入され、注
入された溶湯は一時湯だまりにためられ、鋳型内
へと湯口100dを介して注入される。この時取
鍋1からの溶湯の注入量(鋳込量)は、湯だまり
100cの中の溶湯の湯面s1がC―C線、つまり
湯だまり100cと連通する溶湯誘導路100e
の底面s2より下方に位置するように注入される。
つまり通常鋳込時の溶湯の注入状態は、溶湯が湯
だまり100cからオーバーフローして誘導路1
00eへと流出しないように調整される。鋳型本
体内に充分溶湯が充満されると、湯だまり100
cから湯口100dを介する溶湯の流れは停止
し、溶湯は湯だまりにためられ、ついには前記C
―C線を越えて誘導路100eの方に流れること
となる。誘導路100eに溶湯が流出せられたの
を検出するため、誘導路100eの一部に適合す
るように、誘導路100eの上方に溶湯オーバー
フロー検出器301が設けられており、この溶湯
オーバーフロー検出器301が動作すると取鍋1
から湯だまり100cへの注湯は停止される。本
実施例において、溶湯オーバーフロー検出器30
1は溶湯誘導路100eの湯だまり100cの斜
め上に設けられているが(第4図を参照せよ)、
これに限定されるものではなく他の位置に設けら
れてもよい。
取鍋1から鋳型に注湯される場合、溶湯は湯だ
まり又は湯面s1に衝突し飛散することがあるが、
この飛散溶湯を溶湯オーバーフロー検出器301
が検出しないように、溶湯誘導路を若干長くする
ことができ、又上型鋳型の上に載せる重錘200
の切欠き壁面200aにより飛散を防止すること
もできる。又溶湯オーバーフロー検出器で溶湯の
湯だまりからのオーバーフローを検出し、取鍋を
高速後傾動させ注湯を停止させる方法を行なう場
合、取鍋の注湯口から鋳型までの溶湯流線部分の
溶湯を許容し得るように、湯だまり及び誘導路は
設計されねばならない。
以上の如き注湯量制御方式を使用すれば、万一
鋳型内部に不良が生じた場合には溶湯は直ちに溶
湯誘導路に溢れ出るため即座にそれを検知して注
湯を停止させ得るという特長を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は注湯状態にある注湯装置と鋳型との関
係を表わす概略図、第2図は注湯装置に使用する
取鍋の斜視図、第3図は第2図の線―にとつ
た取鍋の縦断面図、第4図は本発明に係る自動注
湯装置及び鋳型の作動態様を表わす鋳型の方から
見た斜視図、第5図は第4図と同様であるが、注
湯装置の後方より見た斜視図、第6図は溶湯量自
動計量装置の概略を表わすブロツク図、第7図は
鋳造設備のレイアウトを示す平面図、第8図は溶
湯オーバフロー検出方法を説明するための、鋳型
上部の拡大詳細図、第9図は第8図と同様に溶湯
オーバフロー検出方法を説明するための、鋳型上
部の斜視図、第10図及び第11図は、本発明に
従つた取鍋の湯口近傍の拡大断面図及び平面図で
あり、溶湯の流動態様を説明する。第12図及び
第13図は、従来の扇形取鍋の湯口近傍の拡大断
面図及び平面図であり、溶湯の流動態様を説明す
る。図中主要な部分は次の通りである。 1:取鍋、2:取鍋保持装置、17:基枠、1
8:上枠、19a,19b,19c,19d:ロ
ードセル(荷重電気変換器)、20:下枠、1
0:取鍋湯口、15,16:取鍋ラツクギア、2
7,28:取鍋駆動歯車、100:鋳型、100
c:鋳型湯だまり、100e:溶湯誘導路、20
1:加算器、202:増幅器、203:加算器、
204:注湯量設定器、205:A―D変換器、
206:記憶回路、207:比較器、301:溶
湯オーバフロー検出器、302:未注湯枠検出
器、303:溶湯流出検出器。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 造型ラインに沿つて設けられた注湯ライン上
    を移動するべく地上に敷設されたレール上を走行
    するように構成され、且つ該注湯ライン上にて溶
    湯供給手段からの溶湯の供給を受けるようにした
    自動注湯装置であつて、前記レール上を走行する
    ための走行手段を備えた基枠、該基枠に一体に骨
    組みされた上枠、該上枠に複数個のロードセルを
    介して直接吊下げられた下枠、該下枠に回転自在
    に支持された取鍋、及び該取鍋を駆動するための
    駆動装置を具備し、前記取鍋は、溶湯を鋳型に注
    湯するための注湯湯口を前壁に設け、前記注湯湯
    口から溶湯を終始一様な流れ状態で鋳型へと案内
    するための前記注湯湯口底部の溶湯案内底辺縁部
    はその縦断面形状が円弧状とされ、更に注湯時の
    取鍋内の溶湯露出表面積が大略一定となるべく前
    記注湯湯口を通る縦断面形状は扇形となるように
    し且つ前記前壁には前記注湯湯口を除いてその内
    側に前記円弧状溶湯案内底辺縁部の円弧中心をそ
    の中心とした円弧状の凸部を設け、そして前記注
    湯湯口の前記円弧状溶湯案内底辺縁部の円弧と前
    記円弧状凸部の共通中心を通る軸線が回転傾斜の
    ための回転軸線となるように構成されることを特
    徴とする自動注湯装置。 2 駆動装置は、取鍋側壁の外側後方端に回転軸
    線を中心とした円弧状のラツクギアと、該ラツク
    ギアに噛合する取鍋駆動歯車を備え下枠に取付け
    られた駆動電動機とから成る特許請求の範囲第1
    項記載の装置。
JP15485775A 1975-12-26 1975-12-26 Method of and apparatus for automatically weighing molten metal Granted JPS5279961A (en)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2008136202A1 (ja) * 2007-04-28 2008-11-13 Sintokogio, Ltd. 傾動式自動注湯方法および記憶媒体
WO2008136295A1 (ja) * 2007-04-28 2008-11-13 Sintokogio, Ltd. 傾動式自動注湯方法および取鍋用傾動制御プログラムを記憶した記憶媒体
CN107626913A (zh) * 2017-11-16 2018-01-26 苏州石川制铁有限公司 一种实现精细计量管理的浇注机称重装置

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JPWO2008136202A1 (ja) * 2007-04-28 2010-07-29 新東工業株式会社 傾動式自動注湯方法および記憶媒体
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