JPS6211274Y2 - - Google Patents

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JPS6211274Y2
JPS6211274Y2 JP17456982U JP17456982U JPS6211274Y2 JP S6211274 Y2 JPS6211274 Y2 JP S6211274Y2 JP 17456982 U JP17456982 U JP 17456982U JP 17456982 U JP17456982 U JP 17456982U JP S6211274 Y2 JPS6211274 Y2 JP S6211274Y2
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JP
Japan
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water
support member
hydrofoil
wing
suction port
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JP17456982U
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English (en)
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JPS5978192U (ja
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  • Cleaning Or Clearing Of The Surface Of Open Water (AREA)
  • Structures Of Non-Positive Displacement Pumps (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、水中から取入れた水を噴出するこ
とによつて推進する水中翼船に関する。
この種の水中翼船においては、たとえば水中翼
支持材などの常時水中に没している部分に水吸込
口が設けられるが、浮遊物が水吸込口に衝突した
り水吸込口から吸込まれたりするおそれがあり、
これを防止することが必要である。
この考案の目的は、浮遊物の衝突や吸込みを防
止できる水中翼船を提供することにある。
この考案による水中翼船は、前部水中翼支持材
の下端部に前向きの水吸込口が設けられるととも
に、船尾部に後向きの水噴出口が設けられ、水吸
込口から水噴出口に至る管路の途中に水噴出用ポ
ンプが設けられており、前部水中翼支持材の左右
方向中央部に水吸込口の前方に突出した垂直状の
水切板が設けられているものである。
この考案の水中翼船によれば、水吸込口から吸
込まれて水噴出口から後向きに噴出される流体に
より推進力を得ることができるとともに、水切板
により、浮遊物が水吸込口に衝突したり水吸込口
から吸込まれたりすることを有効に防止すること
ができる。
以下図面を参照してこの考案の実施例を説明す
る。
図面は全没型水中翼船を示している。この船は
船体1の下に水平状の前部水中翼(前翼)2およ
び後部水中翼(後翼)3を備えており、前部船底
から前に斜め下向きに伸びた支持材4の下端部に
前翼2の左右方向中央部が固定され、後部船底か
ら後に斜め下向きに伸びた左右1対の支持材5の
下端部に後翼3の左右両端面が固定されている。
各支持材4,5は中空状をなし、前翼支持材4の
下端部を除く部分および後翼支持材5の大部分の
水平断面は対称翼形になつている。
前翼支持材4の下端部前端に前向きの水吸込口
6が設けられ、吸込口6には複数の水平棒7が上
下に所定の間隔をおいて固定されている。前翼支
持材4前面の左右方向中央部と船底との間に垂直
状の水切板8が固定され、この板8の下端部は吸
込口6のすぐ前を通つてその下に至つている。9
はごみ除け網である。
後翼3内の前部には左右の後翼支持材5内の空
間に連通するタンク10が設けられ、このタンク
10に連通する後向きスリツト状の第1の水噴出
口11が後翼3上面に設けられている。また、船
体1の船尾端には左右1対の後向きの第2の水噴
出口12が設けられている。13は舵である。
船体1内には、タービン14によつて駆動され
る2台の水噴出用ポンプ15が設けられている。
左右のポンプ15の吸込管16は1つに合流して
前翼支持材4の上端に連結されており、前翼支持
材4と吸込管16によつて吸込管路17が形成さ
れている。左側のポンプ15の吐出管18は途中
で分岐した左側の後翼支持材5の上端および第2
の噴出口12に連結され、右側のポンプ15の吐
出管18は同様に右側の後翼支持材5の上端およ
び第2の噴出口12に連結されており、吐出管1
8と後翼支持材5によつて各ポンプ15の吐出管
路19が形成されている。そして、ポンプ15の
作動により、吸込口6から吸込んだ水を第1およ
び第2の噴出口11,12から後向きに噴出し、
この水の反力によつて船体1を推進する。また、
各吐出管18の分岐部に切換弁20が設けられて
おり、第1および第2の噴出口11,12の両方
またはいずれか一方だけから水を噴出するように
吐出管路19を切換えたり、両方の噴出口11,
12から同時に噴出する水の量を調整したりする
ことができる。
上記の水中翼船が停止しているときは、船体1
が水面に浮かんでいる。そして、航走を開始する
ときには、主に第1の噴出口11から後翼3上面
に沿つて後向きに水を噴出し、これにより船体1
を推進する。このようにすれば、次に説明するよ
うに後翼3に大きな揚力が発生し、これによつて
船体1が持上げられるため、船体1が水面に浮か
んだ状態から速やかに浮上航走状態に移る。すな
わち、水流の中におかれた翼に発生する揚力L
は、クツタの定理により次式のように表わされ
る。
L=ρV〓 ここで、ρは密度、Vは流速、〓は循環であ
る。そして、水または空気などの流体を翼上面に
沿つて後向きに噴出することにより、翼上面(背
面)の流速が翼下面(圧力面)の流速より一層大
きくなり、これによつて循環〓が大きくなるた
め、翼に発生する揚力Lが増大する。浮上航走状
態に移つたあとは、主に第2の噴出口12から後
向きに水を噴出し、これにより船体1を推進する
ことも可能である。このときには、浮上航走状態
の保持および船体1の姿勢制御が可能な量だけ第
1の噴出口11から水を噴出するようにする。
上記の水中翼船では、前翼支持材4の前面に設
けられた水切板8により、浮遊物が前翼支持材4
および吸込口6に衝突したり吸込口6から吸込ま
れたりするのが防止される。
上記実施例では、第1の水噴出口11からの水
の噴出方向は一定であるが、第6図または第7図
のようなフラツプ21,22により水の噴出方向
を変えて、後翼3に発生する揚力の大きさを制御
することができる。第6図のフラツプ21は板状
のものであり、その前端部が第1の水噴出口11
の前縁部に上下回動自在に取付けられている。第
7図のフラツプ22は、対向状に配置されて左右
に伸びる1対の彎曲板23と、これらの板23同
志を連結するために左右方向所定間隔おきに配置
された複数の垂直板24とにより中空状に構成さ
れて、タンク10に連通する後翼3上面のスリツ
ト状の開口25にはめられており、フラツプ22
の両端部が左右の後翼支持材5に上下回動自在に
取付けられている。このフラツプ22の前端には
タンク10からのスリツト状水流入口26が、同
後端にはスリツト状の第1の水噴出口11がそれ
ぞれ形成されている。そして、図示は省略した
が、油圧シリンダなどの駆動装置によつてこれら
のフラツプ21,22の角度すなわち水の噴出方
向が任意に変えられる。
第8図は前翼支持材4下端部の変形例を示して
おり、支持材4下端部前端に、吸込口6のすぐ前
に位置する複数の吸込方向変更板27の後端部が
上下回動自在に取付けられている。これらの板2
7の前端部同志が連結材28によつて回動自在に
連結されており、図示は省略したが油圧シリンダ
などの駆動装置によつて板27の角度が任意に変
えられる。また、水切板8の下端部は、変更板2
7のすぐ前を通つて吸込口6の下に至つている。
そして、浮上航走時には、次のように変更板27
によつて船体1の姿勢が制御される。すなわち、
船体1の船首部を上げる際は変更板27の前部を
上向きにする。このようにすれば、水流によつて
変更板27自身に上向きの力が作用するととも
に、上方から水を吸込むことになるためその反動
で船首部に上向きの力が作用し、船首部が上がつ
て船体1は上向きの姿勢をとる。吸込口6のすぐ
前の水流の速い部分に変更板27が位置している
のでこれに作用する上向きの力は大きく、しかも
上記のようにこれに水吸込みの反動による上向き
の力が加わるため、迅速な姿勢制御が可能であ
る。船首部を下げる際は、上記とは逆に変更板2
7の前部を下向きにする。なお、船体1の姿勢制
御は、船体1に取付けられたジヤイロスコープ、
吃水計、波高計などの姿勢センサを用いて位置を
検知するとともに、コンピユータを用いてこれら
の情報を処理することにより、自動的に行なわれ
る。
第1の水噴出口11の形状はスリツト状に限ら
ず。たとえば円形状の水噴出口が多数設けられて
もよい。第2の水噴出口12は、船尾端以外の任
意の位置、たとえば後翼支持材5の下端部後端な
どに設けられてもよい。また、水噴出用ポンプ1
5の数は任意であり、1台にすることも可能であ
る。
【図面の簡単な説明】
図面はこの考案の実施例を示し、第1図は部分
切欠き側面図、第2図は底面図、第3図は水吸込
口の拡大正面図、第4図は後部水中翼支持材の拡
大水平断面図、第5図は後部水中翼の拡大横断面
図、第6図は後部水中翼の変形例を示す拡大横断
面図、第7図は後部水中翼の他の変形例を示す拡
大横断面図、第8図は前部水中翼支持材下端部の
変形例を示す拡大側面図である。 4……前部水中翼支持材、6……水吸込口、8
……水切板、11,12……水噴出口、15……
水噴出用ポンプ、17,19……管路。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 前部水中翼支持材4の下端部に前向きの水吸込
    口6が設けられるとともに、船尾部に後向きの水
    噴出口11,12が設けられ、水吸込口6から水
    噴出口11,12に至る管路17,19の途中に
    水噴出用ポンプ15が設けられており、前部水中
    翼支持材4の左右方向中央部に水吸込口6の前方
    に突出した垂直状の水切板8が設けられている水
    中翼船。
JP17456982U 1982-11-17 1982-11-17 水中翼船 Granted JPS5978192U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17456982U JPS5978192U (ja) 1982-11-17 1982-11-17 水中翼船

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17456982U JPS5978192U (ja) 1982-11-17 1982-11-17 水中翼船

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5978192U JPS5978192U (ja) 1984-05-26
JPS6211274Y2 true JPS6211274Y2 (ja) 1987-03-17

Family

ID=30380008

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP17456982U Granted JPS5978192U (ja) 1982-11-17 1982-11-17 水中翼船

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JP (1) JPS5978192U (ja)

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Publication number Publication date
JPS5978192U (ja) 1984-05-26

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