JPS62111907A - グロビン含有化粧料及び外用医薬品 - Google Patents

グロビン含有化粧料及び外用医薬品

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JPS62111907A
JPS62111907A JP60251740A JP25174085A JPS62111907A JP S62111907 A JPS62111907 A JP S62111907A JP 60251740 A JP60251740 A JP 60251740A JP 25174085 A JP25174085 A JP 25174085A JP S62111907 A JPS62111907 A JP S62111907A
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裕 安藤
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Kohei Hasebe
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔イ〕発明の目的 本発明は、動物(家畜類、家禽類)の血液から、血清蛋
白部分(」二清/&)と、血餅(沈殿液)に区分された
、その血餅部分、すなわち、赤血球を主体とな4”へ七
グロビンを出発原料となし、これよりヘムを主体となす
血色素部分と、グロビンを1〕体となす蛋白部分に分解
(分離)し、そのグロビンの蛋白部分を用いることを特
定した、新規な皮膚塗擦料に関するものである。
1産業上の利用分野。
本発明は、グロビ〉・の新規な応用に当り、これを化粧
料、又は、夕(用塗擦料として用いることをiiT能と
なしたことにより、化粧品類、及び医薬品(夕1用@擦
剤)、医薬部外品(外用塗擦料)をはしめ、畜産業界、
とくに、ハム、ソーセージ等々の食肉加工におf」る副
産物として、大量に放出される血餅、又は、血粉の有効
利用を、拡大することが出来る。
「従来の技術」 従来、化粧品類にグ[Jビンを応用した例は、見当らな
い。本発明者らは、動物由来の血色素を主体に、すでに
、ヘモグロビンから、モのヘムをもとに、特公昭59−
014003号、特公昭56−004532号において
、その有する特有のポルフィリン構造に着目して、毛髪
料等への開発に成功している。
本発明は、さらに、その−環として、ヘモグロビンを分
解し、一方の蛋白質であるグロビンの有効利用をはかる
ために、研究を続けた結果、完成したものである。
動物由来の蛋白を主体とする、化粧品等に応用された例
は、これまでに、ゼラチン、コラーゲン、エラスチン、
あるいはケーラテンなどの加水分解物が知られている。
又、血液中、血清由来の成分としては、アルブミンCン
グロプリンなどの蛋白が、すでに医薬品を主体に用いら
れている。
化粧品分野でも、血清由来のアルブミン、あるいはプラ
ス−7(血漿)が利用されているが、これらは、非常に
コスト高であり、極く限られた製品にのみ、使用されて
きたにすぎない。
「発明が解決しようと−4る問題点」 ヘモグロビンを構成−するヘノ、等の血色素成分の利用
は、ト記(また公報中に示すこ゛とくであるが、その際
、分解(分離)された、一方のグロビンについては、現
在までのところ、一部は食糧源としての応用が、食肉加
Jメーカーを中心に進められてきている。
[2かし、グロビン由来の蛋白を、化粧品に用いたとす
る例は、他に見当らない。
そこで、本発明者らは、グロビン蛋白の皮膚塗擦剤への
応用に当り、その有する物性等々の検索と共に、安全性
、さらに、これがもたらす効果(作用)等に関し、研究
を続けてきた結果、ここに優れた特徴を見出すとともに
、本発明を完成することか出来たの−〔゛ある。
以Fに、本発明(、′係るグロビン蛋白の皮膚塗擦料へ
の応用について、本発明者らが実施17た研究の成果を
もとに、その利用1−の特Jk (特1]1)乃び作用
(効果)についで示−#0 〔「2〕発明の構成 本発明は、グ[Iビン蛋白を化わ1品類などの、皮膚外
用塗擦料に用いる。−とに」〕る。
1問題点を解決するための手段」 本発明は、動物の血液を構成4−る血餅部分を、酵素、
あるいは酸、アルυりなどを使用j、−(、ヘムを生体
と−する、いわゆる血色素部分と、グロビンを主体とす
′る蛋白部分に分解(分離)させ、その蛋白部分を、化
粧品等の外用処方中に用いることにある。しかし、すで
に血液から血清(血漿)と血餅に分離したのら、ヘモグ
ロビンを得て、さらにへ七グロビンより血色素であるヘ
ムを得て、グロビン(蛋白質)を分取憤′る方法は公知
でおる。したがって、本発明の目的は、いかにグ(Iビ
ンを、化粧品類に利用−げろかにかかっていた。そ=3
− のためには、グロビンの公知な製法をもとに、そねぞれ
の有する特11(物性)を確認することから、研究を開
始した。
まず、そのステップの第1番目は、グロビン蛋白の製造
法の検討から入った。すなわち、製法の違いによって、
物性に違いが生じないか、否か、この点を確認するため
に、本発明者は公知な方法及び、それに改良を加えた方
法などにより、各種の条件下で目的物質の製造に入った
。以下に示す方法は、従来法をもとに、2〜3の改良を
加え、本発明者らが実施した、その代表的な例である。
「製造法」 (1)酵素による加水分解法 市販のヘモグロビンパウダー80gを、pH8,0〜9
.0の水溶液11に分散させ、温度を55°C付近に保
ち、攪拌下で蛋白分解酵素(例えば、アクチナーゼAS
:科研製薬製25万単位)を0.32 g加え、3時間
程度の酵素反応を行った後、系のpHを40付近にit
L、更lこ30分間、55”Cで攪拌し、酵素を失活さ
姐る。その後、遠心分離などの方法を用い、上清液を分
取する。ここで不溶の血色素部分、すなわち、ヘムは除
去される。そして、)= jli液に活性炭をLog程
度加え、脱色処理を行い、濾過などの処理を加え、活性
度を取り除き、濾液をスプレードライヤー又は、凍結乾
燥などの方法を用いて乾燥し、白色粉末を得る。その収
証は、約60g前後である。
尚、−ト記工程中において用いたプロプアーゼは、アク
チナーゼAsに限定する必要はなく、公知な蛋白分解酵
素のいずれを用いても良いが、その際は、用いる酵素に
よって、反応I]8間及び温度について、それぞれに対
応した条件が必要である。又、用いる酵素として、アル
カラーゼによる分解は、とくにヘムの切断に優れており
、操作性も良い。
(2)酸による加水分解法 ヘモグロビンパウダー50gを、IN−塩酸溶液lp中
に分散させ、温度50″Cにて密閉容器中で、48時間
攪拌下で分解する。その後、苛性ソ−ダを用いで、系の
p Hを5付近に移行させ、遠心分離機を用いてイ・溶
物を除き、十清液を分取し2、これに1%の活性炭を加
λ、50°Cイーを近の温Iflt ℃30分間処理を
行い、濾過によって活性度を取り除き、濾液をスブしm
−ドライヤー又は、凍結乾燥を行い、白色の粉末を25
〜30g得た。
(3)アルカリによる加水分解法 ヘモグロビンパウダー508を、苛性ソーダによって、
p H10の溶液II!中に溶解し、50@Cの温度で
5時間程、分解処理を行い、次いで塩酸を用いてpH4
,0まで移行さゼた後、遠心分離機を用いて不溶物を除
き、上浦液に対して1%の活性炭を加λで、50”C付
近の温度で30分程処理を行った後、濾過によって活性
炭を取り除き、濾液を凍結乾燥又はスプレードライヤー
法により、白色の粉末を約25g得ることが出来る。
、−の他、本発明で用いる目的物質、グロビン蛋白質の
製造法としては、例えは、次表(表1)に示4゛ごとく
の公知刊行物があり、そのいずれの方法を参考となして
も得ることが出来る。尚、上記の製j告法(1〜3)で
iJlへ七グ[1ビンをスタート原料と1.て示L t
−が、血液からI清を除去し丁、これをもと(、″製造
′4ることは容易で、゛ある。
(表1)グ「Jビ〉・蛋白質の製造法を示1文献さて、
本発明にするグロビン蛋白は、その製造法についでは、
前記で示[ごとく、基本的にはいずれの加水分解によっ
て得られたものでも良く(後記の特性又は作用からみて
)、したがって、用いるグロビン蛋白を、その製造法か
ら特定する必要はなく、グロビン蛋白であれは、いずれ
を用いることも可能である。そこで、これに関して、グ
ロビンの有する効果(作用)及び特徴(性質)について
、さらに具体的に示すために、まず、実施例(処方)を
2〜3示してみる。尚、ここに示す処方は、これらの形
態又は処方中における、他の原料素材にこたわる必要は
なく、周知の外用剤又は化粧品に用いられる原料素材と
、任意に組合ゼで用いることが出来る。したがって、と
くに処方トから、特別の条件を限定する必要もない。
「実施例。
(1)化粧水 グリセリン・・・・・・・・・・・・5.0%クエン酸
、 、 、 、 ・・・9帝 ・−・、0.8%本物質
(グロビン蛋白を用いる。但し、粉末となしたものの夕
1、それを含む水溶液となしたものを用いても良い)・
・・・粉末換算にして、0.1〜10.0% アラントイン+++*++++1+・01%紫外線吸収
剤又はオリザノール・・・0.3%色  素 ・ ・ 
・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 適
 量エタノール(95%)・・・・・・・ 10.0%
P OE (15モル)オレイルアルコールn・・10
〜2.0% 香 料・・・・・・・・・・・・・・適蓋助腐剤・・・
・・・・・・・・・・・0.1%精製水をもって全量1
00となす (2’) O1W型クリーム グリセリン又はプロピレングリコール ・・・・・・5.0% PEG(400)  ・・・・・・・・・・2.0%グ
リチルレブンモノアンモニウム塩 ・・・・・・01% アラントイン ・・・・・・・・・・0.1%本物質(
前記製造法1で得られた粉末又は、その工程中で得られ
た乾燥粉末前の液体を、濃縮し、だ液、又は前記製造法
1〜3ζこ$拠して得られた粉末を、水とプロピレング
リコール又は、ブチトングリコールの混液中に溶解させ
たリキッドタイプの溶液を用いる) ・・・・・粉末換算にして、0.1〜5.0%しタノー
ル・・・・・・・・・・・・4.0%スクワラン・・・
・・・・・・・・・5.0%ステアリン酸−・・・ψ・
・・・―・1.0%ビーズワ・/クス・・・・・・・・
・・1.0%ワセリン・・・・・・・・・・・・−1,
0%P OE (25モル)セチルアルコールコ;−チ
ル・・・・・・2.0% グリセリンモノスデアレ−1・・・彎・15%防腐剤、
香料・・・・・・・・・・・適量イオン交換水をもって
、全1tlooとなす。
(3)クリームシャンプー エチレングリコールモノステアレート ・争1120% 六′ン油脂肪酸七ノエタノールアミド ・ ・ ・ ・ ・ ・ 5.0% 防腐剤、色女、゛香料・・・・・・・・適量ラウリル硫
酸[・リエタノールアミン ・ −・ ・ ・  20.0% 本物質(その製法を限定(、ない。又、それらの粉末を
溶解して含イ1する液体) ・・・・・粉末換算で0.1〜3.0%精製水をもっで
、全量100とする。
(4)スキンローンヨン カカオ脂・・・・・・・・・・・・12.0%ンア脂(
セデルマ社t8り・・11・・3.0%ステアリン酸・
・・・・・・・11・4.0%防腐剤(パラヘン類混合
)・・・・・03%水酸化カリウム・・・・・・・・・
・0.4%グリセリン・・・・・・・・・・・・7.0
%本物質(その製法は限定しない)・・2.0%精製水
をもって100とな−4゜ 一11= 尚、本物質はあらかしめ、精製水中に溶解しておき、油
相中(こ添加する。
(5)エモリエントクリーム ピースワックス・・・・・・・116.0%セタノール
・・・・・・・・・・・・5.0%還元ラノリン・・・
電・・幸・9・・80%シア脂(セデルマ社製)・・・
・・ 37.5%脂肪酸グリセリン・ψ・争・・・・・
4.0%モノステアリン酸グリセリン・・・e2.0%
P OE (20モル)ソルビタンモノラウリン酸エス
テル・・・・・・・・・1日・2.0%プロピレングリ
コール・・・・・中・5.0%香料、防腐剤、酸化防止
剤・・・・φ適量本物質(粉末換算量)・・・・・・0
.5〜3.0%精製水をもって全1:100とする。
(6)ヘアーリンス POE(2モル)オレイルエーテル ・・・・・−・・7.0% P OE (10モル)ラノリン・・・・・10%ラウ
ロイル9ル丁1ノンリ[・リウム(30%液)・・・・
・・・・20% 防腐剤(パラヘン類複合)・・・・・0.2%本物質の
10〜30%を含有するりキッド(水溶液・・・・・・
・・・・・・・50〜10.0%精製水をもって全量1
00とする。
次に、本発明の目的物質であるグロビン蛋白に関する物
性及び作用等について示すと、次のこ゛とくである。
(1)アミノ酸組成比について 本物質のアミノ酸組成比について、例えば、製造法1に
よって得られたものについて、さらに、酸加水分解処理
を加えたのち分析してみると、第2表に示すごとくの結
果が得られた。
その組成率は、公知のいかなる方法によって得られたも
のとも、はぼ類似しており、又、牛、豚など由来の家畜
の種属差は、特に認められない様に思われた。さらに、
アミノ酸組成比率からみると、血清由来のアルブミン蛋
白の加水分解物の組成比とも類似している。
(表2)アミノ酸組成比率 (アミノ酸オートアナライザーにより」り定)(2)粘
度特性について 皮膚外用剤に用いられる、従来の公知な臓器由来の成分
とし王、その粘度の高いものは、皮膚の乾燥防II・、
を目的となし、あるいは、その粘度を利用して、糊料又
は、医薬、1i1.料等の加工における結着剤(バイン
ダー)として、応用され−Cきている。例えば、卵アル
ブミン、牛血清アルブミン、おるいは、ゼラチンなとは
子の有する高粘度、吸水性効果を有し、保湿剤として化
粧品等々に利用されてきてる。
ところが、グロビン蛋白は、アルブミンやゼラチンが有
する様な粘性はなく、さらっとした感触を有し、その溶
解液についても、まったく糊料的特性はないことである
(3)分子量分布特性 GPC(ゲルバミエーションクロマトグラフイー)によ
り、その分子量分布についてみると、第1図に示φ−ご
とくのブヤートが得られた。これは、製造法i i、:
準拠して得られたもののパターンを示すが、製造法の違
いは、そのチヘ・−1・上にそねぞれの異なったピーク
を示す。しかし、本発明が目的となす、化粧品類等々の
外用剤への処方中に添加すること自体には、特別の影響
はなく、又、ピークによって、その粘度が特別に増加又
は低下すると言ったことも少ないことである。
(3)紫外部吸収特性について 製造法1で得られた、グロビン蛋白質の水溶液をもとに
、その紫外部吸収について測定すれば、第2図に示すご
とくであった。すなわち、280nm付近に高いピーク
を有する特長がある。又、他の製造法によっても、この
ピークは類似しており、t1進法の違いが、特別に他の
波長域に特有のピークを示すことはなかった。
〔ハ〕発明の効果 本発明の特有の効果は、前項で示した物性(特性)から
して、比較的に高分子な水溶性蛋白質で構成されている
。しかし、粘性はない。もちろん皮膚に対する安全性は
、例えば、製造法1によって得られた粉末をもとに、そ
の塗布(貼付)試験により′7ウス、家兎に塗布し実施
したが、特に異状は認められす゛、又、ヒト(健康な成
人男女20名)によるバッチデストにJす、その最終的
な判定を実施したが、発疹、紅斑等々、本物質によると
思われる様な異状は、認められなかった。
1作用(効果)j (1)保湿作用 第3図は、製造法1に準拠した方法により得られた、グ
ロビン蛋白質の5%を含有する水溶液を用い、その保湿
性能について測定した、成績結果を示すものである。す
なわち、その結果からして、もっとも化粧品類等に繁用
される、公知な保湿剤である、プロピレグリコールの等
置台有水溶液に比べても、その保湿性能は高く、粘性は
プロビレグリコールよりも少ないために、さっばりとし
た肌ざわりを与え、したがって、べたつき感も少なく、
化粧水などの液体製品に対する保湿剤としては、とくに
望ましいものであることがわかった。
(2)チロシナーゼ活性抑制作用 チロシナーゼ活性抑制作用を示す成分は、化粧品類の利
用に当って、その優劣の評価における、一つの手段とな
る。つJ〜す、皮膚の保護を目的となすとき、保湿作用
をイ1するものを、まず第一条件とずれは、その次に望
まれろものは、色素沈着を防御してくれるような物質と
なる。そして、その目的を期待するものとして、−7t
1ノナーゼ活性化を抑制して< 1するような物質は、
皮膚の色素沈着を防ぐのに役立つものとされている。と
ころが、保湿作用と共に、チロシナーゼ活性抑制作用の
両件用を有する物質は少なく、従来、その−ノjを目的
とする物質はあっても、しかし、皮膚に対し2で安全性
の高い成分となれは、極めて少なく、これまでに、保湿
作用及びチロシナーゼ活性抑制作用の両件用を有したも
のとなると、動物性の成分としては、プラセンターエキ
ス、シルクプロティン又は、その加水分解物(エキス)
、エラスチン又はコラーゲンなとの加水分解物(エキス
)なとが知られ−〔いる。一方、植物性の成分では、大
豆由来(納−I)、クス根エキス、アロエ水性エキス、
あるいは、1クイニン(ハトムギ)の水性工Aスなとが
知られでいる。しかし7、次の3+(験て゛示t’ A
法及びB〃、にJ、り試験す−るとき、両J、のブI」
/−1−ゼ活1’tに対(〔、共に抑制4る様な物質と
なると、さらに少なくなる。少なくとも[5・1作用を
強力に示すものはあっでも、皮膚の安全性ル(験の評価
C゛は、イ・適となるか、Jりるいは、使用上、又は配
合土に、限定条件を付ける必要が出てくる。
例えば、特定された抽出法あるいは、その製造法、又は
、安定仕法を特定し−C用いることを、必要と4る3)
うな場合が、多かったのでk〕る。
ずなわら、配合後に安定性が悪いl−め(こ、そのため
の安定化法の確立なとを、必要とするものが多かったの
である。その代表的な物質となれは、例えは、ビタミン
Cの様な、物質を」−げることが出来る。
これらの欠点をカバー]−8−fL1ノーJ″−ビ活性
搾制作用(A−B法)にバスしt−もので、しかも保湿
作用をイ14イ)ものとなると、現在、臨床治験的にも
確認されたものと(2ては、プラセンターエキス(ブラ
セーナンドV)が知らυているが、他には極めて少ない
のが現況であった。
本発明者は、グロビン蛋白をもとに、その第1関門であ
る、インビトロにおける検索に当った。
その結果は、表3に示すことくの成績結果を得l−0も
ちろん、この作用は、本発明者が初めて見出したもので
ある。すなわち、表3に示すごとく、A法及びB法の両
試験に対して、どちらも強い抑制作用を有することを見
出すことが出来た。
今後の臨床試験結果をまたなければ、これが、色素沈着
症に対して有効であるかについては、今た不8J] C
あるも、しかし、少なくとも、第2図で示される紫外線
吸収能と共に、一つの考察を加えるならば、化粧品類に
用いるとき、日光からの紫外線によって形成される紅斑
を防ぎ、シミの発生を防止するために、役立つものであ
ると推定出来るのである。
つまり、本発明者らは、これまでに数多くの物質をもと
に、メラ、Sン色素生成抑制能について、インビトロの
試験と共に、これにインビボにおける試験を加λ−5こ
れをもとに評価してきたが、イ=20− ンビト[1における、その信頼性についC−JQ察を加
λてみると、少なくとも、皮膚の色素沈着に一ついて、
これを紫外線照射による、紅斑形成の抑制作用との関連
からみるとき、その作用は、明らか多いことからである
したがって、グロビン蛋白の化if晶類など、皮膚塗擦
剤への応用は、皮膚保湿剤として、あるいは日光紅斑防
止(抑制)剤として、その両件用を有し、有利なもので
あると宮λる。モして又、同時にコスト的には収量も多
く、安価で製造可能であることから、大変望ま(7いも
のであることがわかった。
1表3.−/ ++ :;−t −(=活性1r++制
作用(阻害率)1表3に係る試験法注解」 (A法の反応系組成) I−−ブロンン(0,3mg/ml) ・・・・1.O
mlマ/り【1バイン ハラノア−(pH6,5)・1
1・ψφ弓Oml 蒸留水又は阻害剤液・・・・・・・0.9mlプロシナ
ーゼ(マノシュルーム由来) (1mg/ml)・ ・
 ・ ・ ・ ・ ・ O,1ml上記の組成により、
赤色のドーパ・キノンが生ずる。これを分光光度S1を
用い、475nmで吸光度を測定(2、ドーパ・キノン
の生成量を算出し、検体のチロシナーゼ活性阻害率を求
めた。
(B法の反応組成) L−ヂロンン(1,0mg/ml) ・・・・0.5 
mlリン酸ハソファー(pl(6,8)・・・2゜Om
l蒸留水又1ユ明害剤漬・・・・・・・2.0m1Cu
SO,(1%水溶液)・・・・・IO605mlチDン
ナーゼ(シヘ・ガイモ山来) ・・・・・1.Oml 上記の組成により、生成4″る黒色メラニーンの鼠を分
光光度計を用いて、640nmで吸光度を測定し、その
生成量を算出し、検体のチロシナーゼ活性阻害率を求め
た。
(3)塗布(塗1察)及び処方トの特性(作用)グロビ
ン蛋白は、水に対4−る溶解性が良好である。化粧品類
には、任意に配合することが可能であるが、例λ、は、
市販中のクリームリンスに粉末1〜2%を加えて、よく
攪拌したものは、次表(表4)に示すごとく、髪の風合
いを良好となし、髪に光沢性を与える。その効果は、粉
末換算にして、 03%を処方中に加えたものから2%
程度のものが、とくに良好な成績が得られる様になる。
又、これを他の公知な動物性蛋白由来成分であるエラス
チン、コラーゲンの加水分解物の等量と比較してみると
、グロビン蛋白の方が、風合い、光沢性、共に優れてい
ることである。
一方、肌や顔面に塗布するクリームや乳液の公知な処方
中に加λ−ると、クリームや乳液のきめが41=常に細
かくなり、光沢のある伸びの良い状態が保持される様に
なる。その状態は、処方中に、粉末換算にして 01%
以に加えることにより見受けられ、1〜3%で、もっと
も良好となることがわかった。又、この状態は、公知の
動物性蛋白由来成分であるブシセンターエキスで、同様
の効果が得られることが知られているが、その場合、例
えば、エキスの出発原料である、胎盤の基原が牛や豚で
は認められず、ヒトの正常分娩後の胎盤から、低温抽出
されたものに、著明な効果が認められていたが、グロビ
ン蛋白では、そのスタート原料が、ヒト採血由来のもの
に限らず、牛、豚、ヤギ、ヒツジ、鶏由来のグロビン蛋
白をもとに追試しても、その種属差にはほとんど影Wさ
れず、共に同様の効果が得られた。但し、鶏では、その
収量も若干低下し、グロビン蛋白の分子量分布も、若干
の異なった傾向が示された。
したがって、実用的なグロビン蛋白としては、牛や豚由
来のものが最適と考え、られた。
「表4」グ1−ffビン蛋白配合皮膚塗擦料の評価(表
4の注解) クリームリンスは市販中のものを用い、これにさらに、
それぞれの抽出物(分解物)を加え、攪拌乳化により製
(7たものT゛実施た。試験には、18才から42才ま
での女性を対象に、10名のボランディアにより、1週
間1〜2回、入浴時の洗髪後に使用してもらい、l検体
について、3回の使用により評価を求めたもので、その
表中の数値は、それぞれの項目に対j2で、解答者の人
数を示すものである。
尚、洗髪に当っては、その際に用いるシ〜ンブ−は、特
に限定することなく、日常使用中のものを使用した。
一方、クリームの仕十り状態の評価は、伸び、乳化状態
、光沢性についし、共に優れているプラセナンドVを最
良(優:対称)となし、普通(良)の二段階で判定した
【図面の簡単な説明】
第1図は、グ[1ビン蛋白のGPCによるチャートであ
る。Aは、トランスフェリン、Bは、チトり[ツノ、C
1ぞの/111定条f11は、カラム: SIL A 
F2O3、溶離液:Elut  O,OLM  NaC
p、m速: 1 、Om (! /min、  検出波
長:UV210n第2図は、グロビン蛋白の紫外部吸収
スペクトルである。 第3図は、グロビン蛋白の有する保湿作用を示すグラフ
である。イは、グロビン蛋白5%含有水溶液、口は、プ
ロピレングリコール5%含有水溶液、ハは、精製水。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. グロビンを含有してなる皮膚塗擦料
JP60251740A 1985-11-08 1985-11-08 グロビン含有化粧料及び外用医薬品 Granted JPS62111907A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE10034970A1 (de) * 2000-07-19 2002-02-07 Sanguibio Tech Ag Einen Sauerstoffträger, ausgewählt aus Hämoglobin oder Hämoglobin- und Myoglobinenthaltende Zubereitung in Form einer Emulsion als kosmetisches Externum und zur natürlichen Regeneration der Haut bei Sauerstoff-Mangel

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SU113816A1 (ru) * 1957-10-05 1957-11-30 Л.С. Кондаков Устройство дл автоматической проверки клавишных счетных машин на правильность счета

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DE10034970B4 (de) * 2000-07-19 2004-11-18 Sanguibiotech Gmbh Einen Sauerstoffträger, ausgewählt aus Hämoglobin oder Hämoglobin- und Myoglobin-enthaltende Zubereitung in Form einer Emulsion sowie deren Verwendung als kosmetisches Externum und zur natürlichen Regeneration der Haut bei Sauerstoff-Mangel

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