JPS6210216Y2 - - Google Patents

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JPS6210216Y2
JPS6210216Y2 JP8526482U JP8526482U JPS6210216Y2 JP S6210216 Y2 JPS6210216 Y2 JP S6210216Y2 JP 8526482 U JP8526482 U JP 8526482U JP 8526482 U JP8526482 U JP 8526482U JP S6210216 Y2 JPS6210216 Y2 JP S6210216Y2
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JP
Japan
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front pillar
section
pillar inner
cowl side
pillar
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JP8526482U
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JPS58186971U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、自動車の前部車体構造の改良に関す
る。
自動車の車体前部は、通常運転状態においては
常に左右および上下方向の曲げ荷重等を受けると
ともに、衝突時には大きな衝撃を受ける。従つ
て、自動車の前部車体構造は、構造全体としての
剛性ならびに、各部材の結合強度が高いことが必
要であり、このため、従来からこの自動車の前部
車体構造の種々の改良が提案されている。この提
案の1つとして、ホイールエプロンレインフオ−
スメントとフロントピラーとの間にガセツトを取
り付けて、両部材の結合強度を高めるとともに、
この部分の構造強度を高めるもの(特公昭54−
14005号公報参照)があるが、このようにガセツ
ト等の補強部材を用いるものは、前部車体構造を
構成する部材の他に別部材を必要とすること、こ
の補強部材が外部に出ることからその部分の外観
を損ねること、補強部分を取り付ける際の溶接部
に錆が発生しやすいこと等の問題がある。
そこで本考案は、自動車の前部車体構造におい
て、構造全体の強度、各部材の結合強度を増強す
るとともに、外観および防錆性を向上させること
を目的とするものである。
本考案による自動車の前部車体構造は、ダツシ
ユパネルの側部の上側に、ダツシユパネルとカウ
ルサイドアツパとホイールエプロンレインフオー
スメントでフロントピラーに接続されている上側
閉断面を形成し、ヒンジピラーインナの前部を延
長して、カウルサイド部を形成し、前記カウルサ
イド部の上方部分は、外側に膨らむように折曲げ
られて折曲げ部が形成されており、この折曲げ部
と、フロントピラーインナの前部を延長して形成
した延長部と、前記ダツシユパネルとで、上記上
側閉断面の下方に下側閉断面を形成し、上記ヒン
ジピラーインナの後部が、折り曲げ部と連続して
外側に膨らんでおり、上記フロントピラーインナ
ととにフロントピラーの投影面上で閉断面を形成
していることを特徴とするものである。
以上の構造の本考案の自動車の前部車体構造に
おいては、ヒンジピラーインナの上部を外側に膨
らませて、この部分を利用して、ダツシユパネル
の下側に閉断面を形成しかつフロントピラー内に
閉断面を形成するようにしたので、補強部材を特
別に必要とすることなく、結合強度が増強され、
かつ各部材で多数の閉断面を形成しているので全
体構造の剛性および結合強度が向上し、特に衝突
時のピラー下部の耐変形強度が向上する。また、
外部に出る補強部材を用いていないので、外観が
すつきりとして向上し、更には、この補強部材を
取り付けるための溶接部に発生しやすかつた錆の
発生も防止される。
以下添付図面を参照して本考案の好ましい実施
例による自動車の前部車体構造について説明す
る。
第1図は、本考案の実施例による自動車の前部
車体構造の斜視図である。
図において符号1は、フロントピラーを示し、
該フロントピラー1は、車体横方向外向に突状の
断面形状のフロントピラーアウタ2と、内向きに
突状の断面形状のフロントピラーインナ3とを互
いに溶接して閉断面構造に構成したもので、車室
前部両側にほぼ上下方向に延びるように配置され
ている。フロントピラー1の下部には、ドアヒン
ジを取り付けるためのヒンジピラー1aが形成さ
れ、このヒンジピラー1aは、フロントピラーア
ウタ2の下部とヒンジピラーインナ4とを互いに
溶接して閉断面構造にすることにより形成され
る。ヒンジピラーインナ4の上部は、フロントピ
ラー1の内部に延び出して、第2図および第4図
に示すようにフロントピラーアウタ2とフロント
ピラーインナ3に溶接されて、特に第4図に示す
ようにフロントピラー1の投影面上で閉断面を形
成している。
上記ヒンジピラーインナ4の前部は、前方に延
長されてカウルサイド部5を形成しており、この
カウルサイド部5の上方部分5aは外方に膨らま
されるように折り曲げられている。なお、フロン
トピラーアウタ2の前面2aは、カウルサイド部
5の延長を可能とするため、該カウルサイド部の
形状に対応して形成されている。フロントピラー
インナ3の前部も前方に延長されて、延長部3a
が形成されている。この延長部3aは、カウルサ
イド部5の上方部分5aとは反対に、内方に膨ら
まされるように折り曲げられている。
フロントピラーインナ3の延長部3aとカウル
サイド部5の上方には、フロントピラー1から前
方に延びるようにカウルサイドアツパ7とホイー
ルエプロンレインフオースメント8が配置され、
カウルサイドアツパ7とホイールエプロンレイン
フオースメント8の上縁は互に溶接されている。
車室前部に配置されるダツシユパネル6は、その
側縁がフロントピラーインナ3の延長部3aの上
縁とカウルサイドアツパ7の下縁との間に挾まれ
て、これらに溶接される。ダツシユパネル6と別
体に形成されるダツシユパネル側部6aは、フロ
ントピラーインナ3の前方延長部3aとカウルサ
イドアツパ7との間、およびカウルサイド部5と
ホイールエプロンレインフオースメント8との間
を前後に延びている。なお、この側部6aは、ダ
ツシユパネル6と一体であつてもよい。
フロントピラーインナ3の延長部3a、カウル
サイド部5の上方部分5a、およびこれら延長部
3aおよび上方部分5aの上部に位置するダツシ
ユパネル側部6aとは、互いに溶接により結合さ
れて、第3図に示された下側閉断面S1を形成して
いる。ダツシユパネル側部6aは、第1図に示す
ようにフロントピラーアウタ2に乗り上げる位置
まで後方に延びて、該フロントピラーアウタ2に
溶接されている。
ダツシユパネル側部6a、サイドカウルアツパ
7およびホイールエプロンレインフオースメント
8は、それぞれ互いに溶接により結合されて第3
図に示されているような上側閉断面S2を形成して
いる。この上側閉断面S2を形成するダツシユパネ
ル側部6aとカウルサイドアツパ7とホイールエ
プロンレインフオースメント8とは、前方に延長
されて車体前部構造の一部を構成するようにすれ
ばよい。
本考案の自動車の前部車体構造は、以上説明し
たように、ダツシユパネル側部とカウルサイドア
ツパとホイールエプロンレインフオースメントと
により、フロントピラーに接続される閉断面構造
を形成するほか、フロントピラーインナとヒンジ
ピラーインナとダツシユパネル側部とにより上記
閉断面の下側に閉断面構造を形成し、かつフロン
トピラーインナとヒンジピラーインナとによりフ
ロントピラーの投影面上で閉断面構造を形成した
ので、フロントピラーと車体前部との結合部の剛
性が向上され、ガセツト等の結合部補強部材を必
要としない利点がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案の実施例による自動車の前部
車体構造の斜視図、第2図は、第1図の線−
に沿う断面図、第3図は、第1図の線−に沿
う断面図、第4図は、第1図の線−に沿う断
面図、第5図は、第1図の線−に沿う断面図
である。 1……フロントピラー、1a……ヒンジピラ
ー、2……フロントピラーアウタ、3a……フロ
ントピラーインナ3の延長部、4……ヒンジピラ
ーインナ、5……カウルサイド部、5a……カウ
ルサイド部5の折曲り部、6……ダツシユパネ
ル、6a……ダツシユパネル6の側部、7……サ
イドカウルアツパ、8……ホイールレインフオー
スメント。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ダツシユパネルの側部の上側に、ダツシユパネ
    ルとカウルサイドアツパとホイールエプロンレイ
    ンフオースメントでフロントピラーに接続されて
    いる上側閉断面を形成し、ヒンジピラーインナの
    前部を延長して、カウルサイド部を形成し、前記
    カウルサイド部の上方部分は、外側に膨らむよう
    に折曲げられて折曲げ部が形成されており、この
    折曲げ部と、フロントピラーインナの前部を延長
    して形成した延長部と、前記ダツシユパネルと
    で、前記上側閉断面の下方に下側閉断面を形成
    し、前記ヒンジピラーインナの後部は、折り曲げ
    部と連続して外側に膨らんでおり、前記フロント
    ピラーの内部でその投影面上で前記フロントピラ
    ーインナとともに開断面を形成していることを特
    徴とする自動車の前部車体構造。
JP8526482U 1982-06-08 1982-06-08 自動車の前部車体構造 Granted JPS58186971U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8526482U JPS58186971U (ja) 1982-06-08 1982-06-08 自動車の前部車体構造

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8526482U JPS58186971U (ja) 1982-06-08 1982-06-08 自動車の前部車体構造

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Publication Number Publication Date
JPS58186971U JPS58186971U (ja) 1983-12-12
JPS6210216Y2 true JPS6210216Y2 (ja) 1987-03-10

Family

ID=30094162

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JP8526482U Granted JPS58186971U (ja) 1982-06-08 1982-06-08 自動車の前部車体構造

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JPS58186971U (ja) 1983-12-12

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