JPS6193048A - 組立式コンテナ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］　′ 本発明は部品の輸送に使用される組立式コンテナに関す
るものである。

［従来の技術］ トランスアクスルなどの自動車部品の船舶輸送に繰返し
使用する分解苛能のコンテナは、積み重ねた場合のコン
テナ全体の強度を維持するために天板ないし蓋が重くな
り、梱包および同梱作業時に手数が掛り、蓋の落下によ
り怪我をする危険があった。また、コンテナを繰返し使
用するために、ヒンジで折り畳み可能に連結された側枠
は分解することができないため、かなり嵩張ったものと
なり、返送する場合にこれを積み重ねると、破損や変形
などを生じる恐れがあった。さらに、？！雑な形状を有
する梱包品の場合にはグンネイジを保持する構造が底板
に必要とされる。

従来、このような課題に応えるコンテナとして、例えば
実開昭５８−９４６８７＠公報に開示されるものがある
。この従来技術は強度部材としての構枠とこれを覆う筒
形のカバーとが別個に構成され、カバーを構枠に対して
ボルトをもって固定しなければならないという不便があ
る。また、カバーは分解してこれを重ね合わせることが
できるが、構枠を分解しまたは組立てることは非常に手
数が掛り、結局組立てた状態で返送づる場合には、仕送
り時と返送時の容積が変らず輸送コストが高くつくとい
う欠点がある。

［発明が解決しようとする問題点ｊ 本発明の目的は梱包・開梱作業が容易であり、かつコン
テナの返送時重ね合わせても変形や破損などの生じない
ように簡単に折り畳み得る組立式コンテナを提供するこ
とにある。

［問題点を解決するための手段］ 上記目的を達成するために、本発明の構成は周囲に浅い
腰板を有する長方形の底枠と、該底枠に直立されかつ前
記腰板に係止される係合ピンを備えた１対の銅板と、相
対向する前記１対の１’ＩＦｉに設けた前記側板の高さ
よりも広幅の切欠と、前記側板に側縁部を係止される端
板と、前記側板および端板の上側に被せられる浅い箱形
の蓋とからなるものである。

［作用］ 腰板２４．２５を有する底枠Ａに対して、係合部材５を
介して左右１対の側板２を固定するとともに、側枠２の
両＃！ＪＲを、前後１対の端板１２に結合した柱３に組
み付けて側枠Ｂが構成され、側枠Ｂの上側に浅い箱形の
蓋Ｃを被せてコンテナが組立てられる。コンテナを分解
した状態では、側枠Ｂの側板２および端板１２を互いに
重ね合わせて、この両側縁部が底枠Ａの腰板２５の切欠
２９から外方へ突出するように底枠Ａに収容し、腰板２
４．２５にｌＩＣを被せる。したがって、分解状態では
高さが低くなり、しかも多数積み重ねても損傷すること
はなくＪ返送時の積載スペースが節減される。

［発明の実施例］ 本発明を実施例に基づいて説明する。第１図は理解を容
易にするために、成板２２ａ　（第５図参照）を取り除
いた状態を示すコンテナの斜視図である。本発明による
組立式コンｉすは、底枠Ａと側枠Ｂと蓋Ｃとから構成さ
れる。底枠ＡＬｔ断面断面逆形字形す金属からなる前後
の枠板２１と左右の枠板２０とをもって長方形の枠が構
成される。

枠板２１の間に前後方向に延びる金属からなる複数個の
補強板２２が溶接により結合され、さらに左右の枠板２
０および前記補強板２２の上に横方向に延びる複数個の
断面Ｕ字形の型鋼かうなる補強材２３が結合される。そ
して、左右の枠板２０および一部の補強板２２の下面に
木材からなるスキッド２６が結合される。このスキッド
２６の両端部下側には階段状の切欠２７が設けられ、こ
の部かは金属補強板により覆われ、クレーンによりコン
テナを吊り上げる場合のロープ掛は部とされる。

断面逆Ｔ字形をなす枠板２１の垂直壁部すなわら腰板２
４の中間部分、詳しくはスキッド２６の上側で腰板２４
の内側に箱形の台１９が溶接により結合され、後述する
補強材１４をこの上に支持するように構成される。同様
に、左右の枠板２０の腰板２５の内面にも複数個の台２
８が結合され、後述する補強材４をこの上に支持するよ
うに構成される。

側枠Ｂはベニヤ板からなる前後１対の端板１２と左右１
対の側板２とから構成される。端板１２の内面には上下
方向に延び、下端が前述した底枠Ａの台１９の上に衝合
する補強材１４がボルトにより結合される。この端板１
２の下縁は枠板２１の上に支持され、かつ腰板２４の外
側に密接するように組付けられる。補強材１４は第９図
に示すように、断面はぼＵ字形をなし、この両端側が互
いに離れる方向に折り曲げられた７ランジ１４ａを端板
１２の内面に重ね合わされ、かつボルト３０により結合
される。

第１図に示すように、この補強材１４の下端は端板１２
の下縁よりも上方にあって台１９の上に支持される。端
板１２の上縁には左右２箇所に切欠１５が備えられ、後
述する蓋Ｃを開ける場合に、引上げＯラドを挿通するた
めに備えられる。そして、端板１２の両側縁部はＬ型鋼
からなる連結板６の一方の面に重ね合わされ、ボルトに
より結合されるとともに、この両側縁に側板２と同じ板
厚で断面長方形をなす型鋼からなる柱３が突き合わされ
、かつ連結板６に溶接により結合される。

左右１対の側板２は内面に複数条の上下方向に延びる補
強材４がボルトにより結合される。この補強材４も補強
材１４の場合と同様にし型鋼からなり、腰板２５の台２
８の上に支持される。そして、側板２の下縁が枠板２０
の上に支持されるとともに、腰板２５の外側に密接され
、かつ後述する係合部材５により腰板２５に着脱可能に
係合される。この側板２の側縁部は連結板６の他方の面
にボルトにより取外し可能に結合される。

第２図に示すように、蓋ＣはＬ型鋼からなる枠板４５と
４４を組み合わせて長方形の枠を構成し、この内部にベ
ニヤ板からなる天板５０を収容し、この天板５０の上に
断面長方形をなす型鋼からなる補強材４２を重ね合わせ
、この両端部を枠板４４にボルトをもって結合する。さ
らに、補強材４２と直角な方向に寸断された７１１強材
４２と同様の補強材４３を枠板４５と補強材４２との間
および補強材４２相互の間に組み込み、補強材４３の一
端を枠板４５に天板５０を貫通するボルトをもって結合
するとともに、補強材４２と４３の交差部に正方形の連
結板４７を重ね合わせ、溶接により結合して構成される
。枠板４５の内面には前述した端板１２の切欠１５に対
応する個所にＷ１４８が溶接により結合される。このｎ
４８と同軸に枠板４５に穴４９が設けられる。

第３図に示すように、底枠Ａの腰板２４．２５の高さは
１対の端板１２および１対の側板２を重ね合わせた厚さ
よりも十分高くなっており、腰板２５の中央部分に幅の
広い切欠２９が設けられ、これらの端板１２および側板
２を底枠Ａの上に重ね合わせた場合に連結板６および柱
３が切欠２９のところから外部へ突出し、腰板２４．２
５の上縁に蓋Ｃを被せることができるようになっている
。

第４図は、底枠Ａにおける・外側のスキッド２６に対す
る枠板２０と補強材２３との結合部の構造を示す。木材
からなるスキッド２６の上側に断面り字形をなす左右１
対の型鋼を背中合せに溶接してなる断面逆Ｔ字形の枠板
２０が載置され、さらにこの腰板２５の内側に断面Ｕ字
形の型鋼からなる補強材２３が重ね合わされ、これらは
スキッド２６の下側から挿通したボルト３２にナツトを
締め付けて結合される。

第６図に示すように、補強材２３の内部には木材からな
る断面長方形の根太２３ａが嵌合され、ボルト３１をも
って結合される。この根太２３ａは底枠Ａに載置される
ダンネイジ（図示せず）とともにコンテナに収容する部
品を固定するために釘を打ち付けるのに供される。

第５図に示すように、枠板２１もまた左右１対の断面り
字形の型鋼を背中合わせに溶接して断面逆Ｔ字形に構成
され、複数個のスキッド２６の間に掛は渡され、ボルト
３２をもってスキッド２６に結合される。そして、この
枠板２１の内縁部に溶接により結合された補強板２２が
スキッド２６の上に重ね合わされ、さらにこの上側に重
ね合わせた木材からなる床板２２ａとともにタッピング
スクリュー３４によりスキッド２６に固定される。

スキッド２６の端部には階段状の切欠２７が設けられ、
これに金属板からなる箱形の補強板がタッピングスクリ
ュー３３をもつ°Ｃ結合される。

第１図に示した腰板２５に側板２を係止する係合部材５
は、第７．８図に示すように構成される。

すなわち、第８図に示すように、平坦なブラケット８の
上に１字形に折り曲げられたピン５ａが溶接により結合
される。この平坦なブラケット８を側板２の内面に重ね
合わせるとともに、銅板２の外面に当板７を当てて、こ
れらを貫通するボルト９にナツトを締付けて固定される
。こうして、ピン５ａが銅板２の内面と平行にかつ水平
に突出される。一方、腰板２５の内面には断面長方形の
筒３５が溶接により結合され、これにピン５ａが挿通さ
れるようになっている。

実際に、底枠ＡにＳ板８を組付ける場合には、側板２の
下縁を枠板２０の上に乗せ、かつピン５ａの突出方向に
滑らせて、ピン５ａを腰板２５の１５３５に挿通すれば
、側板２が底枠Ａに倒れないように組み付けられる。

第１０〜１４図はＭＯの細部を示を断面図である。第１
０図に示すように、ベニヤ板からなる天板５０はＬｇ！
綱からなる枠板４４．４５の水平な壁面に重ね合わされ
、ボルト４６をもって結合される。第１１．１２図に示
すように、断面長方形をなす型鋼かうなる補強材４３は
天板５０に垂ね合わされ、ボルト４６により天板５０と
一緒に枠板４５に結合される。このボルト４６にナツト
を締結するために、補強材４３には工具挿入穴４３ａが
設けられる。枠４１ｊ４４（第２図）に対する天板５０
および補強材４２の結合部も同様に構成される。

第１３．１４図に示すように、枠板４５の側壁には穴４
９が設けられ、これと同軸に枠板４５０）内面に筒４８
が溶接により結合される。この簡４８の内端部は１５２
より閉鎖される。実際には、＠４８は長方形の座板５１
に予め溶接により結合され、天板５０を削除した部分で
座板５１を直接枠板４５に１ね合わせて溶接により結合
される。

そして、筒４８に１０の前後方向から引上げロッド６０
を挿通して引上げると、ＭＣを側枠Ｂから外すことがで
きる。

次に、本発明による組立式コンテナの作用について説明
する。第１図に示すように、底枠Ａを構成する枠ｆｆ１
２１．２０にそれぞれ腰板２４．２５に沿って１対の端
板１２および側板２が垂立され、かつ側板２が係合部材
５により腰板２５に倒れないように係止される。そして
、端板１２に柱３とともに結合された連結板６に、側板
２をボルトをもって締結すれば、底枠Ａと側枠Ｂとの組
立てが完了する。

次いで、第２図に示す蓋Ｃを筒４８が端板１２の切欠１
５に係合するように重ね合わせる。これによりコンテナ
が組み立てられ、この内部にダンネイジを介して部品が
収納される。

このコンテナはスキッド２６の間にフォークを通してフ
ォークリフｌ−車両により積み上げることもできるし、
また、スキッド２６の両端部に設けた階段状の切欠２７
にロープを掛ければ、クレーンにより吊り上げることも
できる。積み重ねられた状態でコンテナに加わる”荷重
は四隅の往３を介してスキッド２６で支持される。また
、測板２および端板１２の剛性は補強材４．１４により
保たれ、これらに加わる荷重は腰板２５．２４に向見た
台２８．１９を経てスキッド２６により支持される。

次に、コンテナを開けて部品を取出す場合には、第１３
図に示すように、切欠１５（第１図）から１［ｃの各節
４８へ引上げロッド６０を挿通し、２大または４人で蓋
Ｃを側枠Ｂから引き上げる。次いで、側板２を固定する
ボルトを連結板６から外して端板１２を外す。この状態
でコンテナの内部の部品を前方または後方へ引出すこと
もできるが、側板２を外す場合には、゛これを単に枠板
２０に沿って第１図において斜め上方へ摺動させれば、
第７図に示す筒３５から係合部材５のビン５ａが外れる
から、側板２を底枠Ａから取り外すことができる。そし
て、第３図に示すように、′１対の側板２を間に挾んで
１対の端板１２をこの連結板６が上下方向に突出するよ
うに重ね合わせ、かつ底枠Ａの切欠２９から外側へ突出
するように底枠Ａに収容する。最後にＭＣを腰板２４．
２５に嵌合する。

［発明の効果］ 本発明は上述のように、底枠Ａに対して両側板２だけが
固定され、両端・板１２は両側板２に支持されるように
なっているので、組立が簡単であるのは勿論、開梱時−
斉に端板１２および側板２が底枠Ａから倒れることがな
く、安全に作業を行うことができる。底枠Ａに端板１２
および側板２を支持するための浅い腰板２４．２５が一
体に形成−されているので、複雑な形状物を収容するた
めのダンネイジを取付けることができる。また、コンテ
ナが大型のものであっても、蓋Ｃの枠板にロッド挿入穴
４９を設けたので、安全に蓋Ｃを引上げて休すどとがで
きる。

コンテナ返送時は底枠Ａと蓋Ｃとの間に分解された端板
１′２および側板２を重ね合わせて収納することができ
、コンテナを山積みしても、ＩＣに作用する荷重は腰板
２４．２５および腰板２４に備えた台１９を経て底枠Ａ
に支持されるので、これらが変形または損傷することは
なく、帰航時の船舶の積荷スペースを確保することがで
き、結果として輸送コストの削減に役立つ。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明に係る組立式コンテナの蓋を外した状態
を示す斜視図、第２図は同組立式コンテナの蓋について
の過半部を省略して示す斜視図、第３歯は同組立式コン
テナの折り畳み状態の過半部を省略して示す斜視図、第
４図は組立式コンテナの底枠の要部組立て構造を示す正
面断面図、第５図は同じく他の要部組立て構造を示す側
面断面図、第６図は同じく他の要部組立て構造を示す側
面断面図、第７図は底枠に対する側枠の係止ｔｉｌｌ造
を示す正面断面図、第８図はその係合部材についての側
面図、第９図は端板の補強構造を示す平面断面図、第１
０図は蓋の要部構造を示ず側面断面図、第１１図は蓋の
他の要部を示ず側面断面図、第１２図は同正面断面図、
第１３図は蓋の他の要部を示す側面断面図、第１４図は
同正面断面図である。　　　　　　　、 Ａ：底枠　Ｂ：側枠　Ｃ：蓋　２：側板　３：柱４．１
４．２３．４２．４３：補強材　６：連結板　１２：端
板　２２：補強板　１５：切欠２０．２１　：枠板　２
２ａ　、２３ａ　：根太　２４゜２５　：ａ板　、２６
：スキッド　２９：切欠　４４゜４５：枠板　４８：筒
　４９：、穴−５０：天板第３図 ｔｔ 第６図 第７図 第９図 第１０図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 周囲に浅い腰板を有する長方形の底枠と、該底枠に直立
   されかつ前記腰板に係止される係合ピンを備えた１対の
   側板と、相対向する前記１対の腰板に設けた前記側板の
   高さよりも広幅の切欠と、前記側板に側縁部を係止され
   る端板と、前記側板および端板の上側に被せられる浅い
   箱形の蓋とからなる組立式コンテナ。