JPS6178355A - 穀類胚芽乳の製造方法 - Google Patents

穀類胚芽乳の製造方法

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JPS6178355A
JPS6178355A JP59202767A JP20276784A JPS6178355A JP S6178355 A JPS6178355 A JP S6178355A JP 59202767 A JP59202767 A JP 59202767A JP 20276784 A JP20276784 A JP 20276784A JP S6178355 A JPS6178355 A JP S6178355A
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JP
Japan
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germ
grain
ground
milk
water
Prior art date
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Pending
Application number
JP59202767A
Other languages
English (en)
Inventor
Takeo Ogasawara
小笠原 武雄
Koichi Sato
浩一 佐藤
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Nitto Flour Milling Co Ltd
Original Assignee
Nitto Flour Milling Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 「技術分野」 本発明は、小麦等の穀類の胚芽からなる穀類胚芽乳の製
造方法に関する。
[従来技術およびその問題点」 小麦等の穀類の胚芽は、良質の蛋白質、人体内で合成さ
れない必須脂肪酸であるりノール酸、ビタミンB、、B
2、Bも、Eなどの各種ビタミン類、K 、 Ha、 
Ca、 88などのミネラル類を豊富lこ含有し、極め
て高い栄養価値を有することは良く知られている。
従来、この穀類胚芽の利用方法としては、胚芽油の原料
とする方法、ビスケット、クツキー、パン、麺類などの
小麦粉二次加工製品に焙煎胚芽として添加する方法、焙
煎胚芽をそのまま健康食品とする方法などが採用されて
いた。
しかしながら、胚芽油の原料とする方法は、大量の原料
を処理してもわずかな胚芽油しか得られず、その搾りか
すは飼料等にしか利用できず、穀類胚芽の有する栄養成
分を充分に活用することができなかった。また、小麦粉
二次加工製品に添加する方法は、その使用量が限定され
、利用を拡大するのが困難であった。さらに、焙煎胚芽
をそのまま健康食品とする方法は、味覚等の点でいま一
歩消費量を増大させることができなかった。
一方、穀類胚芽を酵素的に分解して水や熱水でエキスを
抽出し、栄養飲ネ゛lとして利用する方法が提案5れて
いる(例えば持分1¥155−1027号、特開昭59
−74962 リ参照)。これらの方法は、穀類胚芽の
新たな利用分野を提供するものとして期待される。
しかしながら、1−記の方法では、酵素で処理した後、
いずれも不溶性固形分を除去するようにしているので、
穀類胚芽の有する栄養成分の大部分が不溶性固形分とし
て除去されてしまい、本発明名らの追試によれば約10
%以下の栄養成分しかエキスに移行しないことが分った
「発明の「1的」 本発明の目的は、穀類胚芽をその栄養成分が失われない
ように処理して、栄養飲料、その他の原料として利用で
きるようにした穀類胚芽乳の製造方法を提供することに
ある。
「発明の構成」 本発明の穀類胚芽乳の製造方法は、穀類の胚芽に水を添
加する工程と、それらを磨砕もしくは攪拌する工程と、
この磨砕攪拌物を加熱殺菌する工程とを有している。ま
た、本発明のさらに改良された穀類胚芽乳の製造方法は
、穀類の胚芽に水を添加する〒程と、それらを磨砕もし
くは攪拌する二[程と、この磨砕攪拌物から夾雑物を除
去する工程と、この磨砕攪拌物に副材料を添加して成分
を調整する工程と、この調整物を加熱殺菌する工程とを
有している。
以下、本発明をさらに詳細に説明する。
原料としては、小麦、大麦、米、ハト麦、ライ麦、トウ
モロコシ等の穀類を常法で製粉し、または搗精する加工
過程で得られた胚芽を使用する。
胚芽としては生胚芽、乾燥胚芽、焙煎胚芽などが使用で
きる。これらの胚芽は、できるだけ新鮮なもので余り酸
化を受けていないものが好ましい。
また、夾雑物が少なく、精選度合の良いものが好ましい
この胚芽に水を好ましくは2.5倍量以上、さらに好ま
しくは100倍量後添加する。水の添加量は胚芽乳製品
の固形分に影響し、濃度が薄すぎると栄養的価値が乏し
くなり、濃すぎると食感が悪くなる。また、胚芽の軟化
を早めるため、水の添加に際し、水醇化カリウム、水酸
化カルシウム、水酸化ナトリウム、炭酸ナトリウム等の
アルカリを胚!J−1kgに対して0.005〜0.0
7グラム名量加えることもできる。
水を添加して胚芽を浸漬することにより、後の磨砕もし
くは攪拌工程において、胚芽を細かい粒子状にしやすく
なる。しかし、浸漬時間があまり長くなると、胚芽には
生菌数が多く食品衛生上の見地から問題が生ずることも
あり、また、胚芽中に含まれる各種酵素作用によって味
や臭いに悪影響を与えたりすることもあるので、浸漬時
間は胚芽を磨砕もしくは攪拌しやすい状態にするに必要
な最短時間とすることが好ましい。具体的な時間はフレ
ーク状あるいは粒状など形状によっても異なるが、一般
には10分間前後が適当である。
次に、家庭用ミキサー、グラインダー、ヤリャクラッシ
ャー、ミクロレーダー、ホモジナイザーなどを用いて水
に浸漬した小麦胚芽を磨砕もしくは攪拌する。磨砕もし
くは攪拌により、胚芽は細かい粒子状となる。この場合
、胚芽の粒度は、好ましくは50g1+以下、さらに好
ましくは20gm以下となるようにする。
この磨砕攪拌物は、比較的精製度の低い胚芽を原料とし
た場合、ふすま等の若干の夾雑物が混入していることが
ある。そこで、必要に応じて沈降分#機、遠心沈降機や
濾過器等を用いて、この磨砕攪拌物に混入している夾雑
物を除去する。この場合、沈降分離機、遠心沈降機や濾
過器の使用はあくまでも夾雑物の除去を目的とし、胚芽
自体の不溶性成分はなるべく除去されないようにする。
そのため、例えば遠心沈降機の場合、100〜500r
pm 、で処理することが好ましい。なお、精製度の高
い胚芽を使用した場合には、ふすま等の夾雑物がほとん
ど含まれていないので、沈降分離機、遠心沈降機、濾過
器等による処理を施す必要はない。
こうしてふすまを除去された磨砕攪拌物に、必要に応じ
て副材料を添加して成分を調整する。胚芽孔は青臭みや
しぶ味があるので、副材料を添加して成分を調整するこ
とにより、味覚を良くすることができる。かかる副材料
としては、砂糖、果糖ぶどう糖液糖、乳糖、麦芽糖、蜂
蜜、カップリングシュガー等の糖類、大豆油、サフラワ
ー油、トウモロコシ油、小麦胚芽油等の油脂類、オレン
ジ、パイン、リンゴ等の果汁、ココア、コーヒー、牛乳
、粉乳等の風味材料、カラメル等の着色料、シリコーン
樹脂等の消泡剤、ショ糖脂肪酸エステル、グリセリン脂
肪酸エステル、レシチン等の乳化剤などが挙げられる。
ただし、油脂類を添加するときは、さらにもう一度ホモ
ジナイズして均質化するか、あるいは胚芽に水を入れて
磨砕もしくは攪拌する工程で油脂を添加する必要がある
。このようにして成分を調整することにより、製品の味
覚をより良好にし、バラエティ−に富んだものとするこ
とができる。なお、ストレートな味覚の胚芽乳を得よう
とするときはこれらの副材ネ4を添加する必要はない。
こうして成分を調整した後、加熱殺菌して胚芽乳を製造
することができる。加熱殺菌の手段としては、生蒸気の
吹き込みなどの直接加熱方式や、プレートタイプ、チュ
ーブタイプの殺菌機による間接加熱方式などが採用でき
る。生蒸気の吹き込みによる加熱殺菌は、好ましくは1
35℃前後の生蒸気を吹き込んで、品温を80℃以上と
することにより行なう。このように生蒸気を吹き込むこ
とにより、熱効率が良くなり効果的に殺菌できると共に
、胚芽中の揮発性の成分が蒸発しやすくなるので胚芽の
有する青臭みを除去する効果も期待できる。この際、加
熱によって炭水化物、蛋白質等の熱変性が起こり、粘度
があがってこれらの不溶性成分が分散安定化する。
なお、副材料を添加した後の各成分を均質化するため、
最後にもう一度ホモジナイズして均一化された胚芽乳を
作ることが望ましい。
こうして得られた胚芽乳は、そのまま容器に充填して栄
養飲料とすることができる。また、スプレードライなど
の手段で乾燥粉末化して、保存性とインスタント性を加
味した粉末胚芽孔などの健康食品としたり、スープ、牛
乳、ケーキ、パンなどの食品の副素材として利用するこ
ともできる。
本発明によって得られる胚芽乳は、水溶性糖、ビタミン
、ミネラルなどのエキス分のみならず、脂質、炭水化物
、蛋白質などの不溶性成分も分散安定化した状態にあり
、穀類胚芽の有する栄養成分のほとんどを台有している
。したがって、穀類胚芽の有する栄養成分を有効に利用
して、極めて栄養価の高い飲料、健康食品、食品副素材
を提供することができる。
「発明の実施例」 実施例1 小麦生胚芽100gに水1000+slを添加し、ホモ
ジナイザーで10分間磨砕して小麦生胚芽の磨砕物を得
た。この磨砕物に135℃の生蒸気を吹き込んで15分
間加熱殺菌した。こうして得られた小麦胚芽乳は、成分
が分散安定化しており、淡いクリーム色を帯びた比較的
飲みやすい栄養飲料であった。
なお、この小麦胚芽乳をスプレードライしたところ、ク
リーム色の微細な粉末70gを得た。そして、乾燥スー
プ(商品名「ポタージュエース」、理研ビタミン株式会
社製)75gにこの小麦胚芽孔粉末25gを混合し、水
1100mlを添加して加熱したところ、良好な味覚の
スープが得られた。
実施例2 小麦生胚芽10(l gに水1200m1を添加し、家
庭ITIミキサーで10分間攪拌して小麦生胚芽の攪拌
物を得た。この攪拌物を遠心沈降機にかけ+50 rp
+s、で5分間処理し、混入したふすま等の夾雑物を除
去した。さらに、この攪拌物に、果糖ぶどう糖液糖lo
ng、蜂蜜20g、食塩1gを添加して成分を調整した
後、135℃の生蒸気を吹き込んで10分間加熱殺菌し
た。こうして得られた小麦胚芽乳は、味覚も良好でより
飲みやすい栄養飲料であった。
実施例3 小麦生胚芽100gに水8001を添加し、ホモジナイ
ザーで20分間磨砕して小麦生胚芽の磨砕物を得た。こ
の磨砕物を遠心沈降機にかけ100 rpm、で5分間
処理し、混入したふすま等の夾雑物を除去した、さらに
、この磨砕物に、果糖ぶどう糖液糖100g、オレンジ
果汁400g、酸味料(クエン醜) 5gを添加して成
分を調整した後、135℃の生蒸気を吹き込んで10分
間加熱殺菌した。こうして得られた小麦胚芽乳は、オレ
ンジの風味を有する味覚の良好な栄養飲料であった。
実施例4 小麦焙煎胚芽100gに水10100Oを添加し、ホモ
ジナイザーで20分間磨砕して小麦焙煎胚芽の磨砕物を
得た。この磨砕物を遠心沈降機にかけ200 rpm。
で5分間処理し、混入したふすま等の夾雑物を除去した
。さらに、この磨砕物に、果糖ぶどう糖液@ 100g
、麦芽エキスlog 、粉末コーヒー10g 、カラメ
ル2g、食塩0.5g、コーヒーフレーバー少量ヲ添加
して成分を調整した後、135℃の生蒸気を吹き込んで
10分間加熱殺菌した。こうして得られた小麦胚芽乳は
、コーヒーの風味を有する味覚の良好な栄養飲料であっ
た。
実施例5 大麦乾燥胚芽100gに水1000■lを添加し、ホモ
ジ品、食品副素材として利用することができる。
ナイザーで20分間磨砕して大麦乾燥胚芽の磨砕物を得
た。この磨砕物を遠心沈降機にかけ150 rPIl。
で5分間処理し、混入したふすま等の夾雑物を除去した
。この磨砕物に135℃の生蒸気を吹き込んで20分間
加熱殺菌した。こうして得られた大麦胚芽孔は、淡いク
リーム色を帯びた比較的飲みやすい栄養飲料であった。
「発明の効果」

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)穀類の胚芽に水を添加し浸漬する工程と、それら
    を磨砕もしくは攪拌する工程と、この磨砕撹拌物を加熱
    殺菌する工程とを有することを特徴とする穀類胚芽乳の
    製造方法。
  2. (2)穀類の胚芽に水を添加し浸漬する工程と、それら
    を磨砕もしくは攪拌する工程と、この磨砕攪拌物から夾
    雑物を除去する工程と、この磨砕攪拌物に副材料を添加
    して成分を調整する工程と、この調整物を加熱殺菌する
    工程とを有することを特徴とする穀類胚芽乳の製造方法
JP59202767A 1984-09-27 1984-09-27 穀類胚芽乳の製造方法 Pending JPS6178355A (ja)

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JP59202767A JPS6178355A (ja) 1984-09-27 1984-09-27 穀類胚芽乳の製造方法

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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5167759A (ja) * 1974-12-09 1976-06-11 Kura Togo
JPS5550884A (en) * 1978-10-06 1980-04-14 Shikoku Nyugyo Kk Drink made from unpolished rice

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5167759A (ja) * 1974-12-09 1976-06-11 Kura Togo
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