JPS6160250B2 - - Google Patents

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JPS6160250B2
JPS6160250B2 JP53098018A JP9801878A JPS6160250B2 JP S6160250 B2 JPS6160250 B2 JP S6160250B2 JP 53098018 A JP53098018 A JP 53098018A JP 9801878 A JP9801878 A JP 9801878A JP S6160250 B2 JPS6160250 B2 JP S6160250B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
exhaust port
exhaust
water
ship
main
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP53098018A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS5525566A (en
Inventor
Yoshiaki Kobayashi
Masayasu Fukazawa
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yamaha Marine Co Ltd
Yamaha Motor Co Ltd
Original Assignee
Yamaha Motor Co Ltd
Sanshin Kogyo KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Yamaha Motor Co Ltd, Sanshin Kogyo KK filed Critical Yamaha Motor Co Ltd
Priority to JP9801878A priority Critical patent/JPS5525566A/ja
Publication of JPS5525566A publication Critical patent/JPS5525566A/ja
Publication of JPS6160250B2 publication Critical patent/JPS6160250B2/ja
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は小型船舶のエンジン排気装置に関す
る。
小型船舶においては、従来、船尾からエンジン
排気を排出する場合、後進時にプロペラへ気泡が
混入することを回避する必要性のため、空中排気
が一般に採用されている。この空中排気のための
排気口は停船時等船体が沈んだ状態にある時でも
空中に露出する位置に設けられていた。
このような排気口はスロツトル全閉から全開ま
での全範囲の排気の排出を受け持つためその開口
面積を大きくする必要がある。したがつて、大き
な排気口を必要としないアイドリング時にも大き
な排気口を通して排気が排出されることになり、
排気音の漏れが大きく不快であるという不具合が
あつた。
本発明はこのような不具合を解決することを目
的とし、小型船舶においては停止時、低速前進時
及び後進時には船体が水面下の比較的深い位置ま
で没するが高速前進時には水面近くまで浮上して
くるという特質を利用することにより前記不具合
を解決するエンジン排気装置を提供するものであ
る。
さらに、本発明は、前記アイドリング時の排気
音を消音すると同時に、高速前進時の排気抵抗を
小さくしかつ後進時のプロペラへの気泡混入をも
防止しうる小型船舶のエンジン排気装置を提供す
るものである。
すなわち、本発明による小型船舶のエンジン排
気装置は、船舶の船尾部の下部に後方にむけて開
口する主排気口を形成し、前記主排気口より上方
に常時空中に開放される副排気口を形成した形式
のものであり、その特徴とするところは、前記主
排気口が、船舶の停止時および後進時には水中に
没するが高速前進時には水面上に出る位置に形成
され、前記主排気口には、前記船舶の高速前進時
に開き後進時に閉じる弁装置が設けられたことに
ある。
以下、図面を参照して本発明の実施例を説明す
る。
第1図は本発明のエンジン排気装置を具備した
小型船舶の船体後部の構造を示す図であり、船尾
板12の下方部分に排気膨脹室14が設けられて
いる。船体内に取付けられたエンジン16からの
排気はマフラー18を出たところで、エンジン冷
却水と混合されながら排気管20を通して消音室
22へ導かれる。該消音室はハウジング24内を
対角線に沿つて斜めに配置された多数の孔を有す
る有孔仕切板26によつて二区画に仕切られてい
る。また、仕切板26のほぼ中央部には前記二区
画を結ぶ連通管28が設けられている。この消音
室へ導かれた排気と冷却水は前記有孔仕切板26
に衝突して冷却水は有孔仕切板26に沿つて下方
へ流下する。一方、排気は一部は有孔仕切板26
を通して他の一部は連通管28を通してそれぞれ
他側の区画へ流れ込み、出口管30を通して前記
排気膨脹室14内へ導かれる。
前記消音室22を通る間、排気は急激な流路断
面積の変化による膨脹及び圧縮の繰返しにより消
音されるとともに、有孔仕切板を介する相互干渉
によつても消音作用をうける。さらに、前記有孔
仕切板26は斜めに配置されているため、垂直に
配置する通常のものに比べその表面積を大きくと
ることができかつ入口側及び出口側の各区画に逆
方向の断面変化をもたせることができるので、排
気音の干渉による消音効果を一層向上させること
ができる。また、冷却水は有孔仕切板26に沿つ
て比較的ゆるやかにフイルム状をなして流下する
うちに仕切板に設けられた多数の孔を通つて他側
の区画へ流れ込むので、排気が該有孔仕切板を通
過する際にこの冷却水と混合することによつても
消音効果が高められる。なお、有孔仕切板26
は、図示の如く、入口側区画の入口付近のボリユ
ームが大きくなる方向に傾斜しているので、排気
抵抗の増加等によるエンジン性能への悪影響もな
い。
さて、前記消音室22を通過した冷却水と排気
は前記排気膨脹室14に導かれた後外部へ排出さ
れる。
この排気膨脹室14はハウジング31を締結具
32によつて船尾板12に固定することによつて
構成され、その前側壁は船尾板を利用して形成さ
れている。該排気膨脹室の下方部分に後方へ開口
した主排気口33が設けられ、また上方部分には
比較的小断面積の副排気口34が設けられてい
る。主排気口33は排気膨脹室の後側壁に止め具
36で取付けられたカバー38で覆われている。
該カバー38はゴム状弾力性材質のシートで作ら
れ、排気膨脹室14の内部圧力と外部圧力との差
圧が所定値以上に達したとき第1図中二点鎖線で
示す如く後方へ変位して主排気口33を開放する
ようになつている。
また、前記主排気口33の位置は、船舶の停止
時、後進時あるいは低速前進時など船体が水面に
対し比較的低位置になるときには水中に没する
が、高速前進時など船体が比較的高位置になると
きには水面上に出る部分に選定される。副排気口
34は常時空中に開口する位置に設けられてい
る。これらの船舶の各運転状態における主排気口
33及び副排気口34と水面との位置関係は第2
図〜第4図に説明的に示されている。
第2図はスロツトルを充分に開いて高速で前進
している場合を示し、船体が浮上し主排気口33
が水面Xより上に出ている。この場合、排気の圧
力が高いのでカバー38が後方へ変位して主排気
口33が開放され、排気は該主排気口及び副排気
口の両方から空気中へ排出される。
第3図はアイドリング時の状態を示し、船体は
水面Xに対し低くなつており主排気口33は水中
に没している。この場合、排気圧力は低いのでカ
バー38の後方への変位は生ぜず主排気口は閉鎖
されたままである。したがつて、排気は副排気口
34のみを通して空気中へ排出される。アイドリ
ング時の排気の流量は少ないので、比較的小断面
積の副排気口のみからの排出であつてもエンジン
性能には悪影響はない。
なおアイドリング時、エンジンをならす意味で
スロツトルを開き、間欠的にエンジンをふかすこ
とが行なわれるが、この時、排気圧が高まりカバ
ーが開くことがあることは言うまでもない。この
場合、副排気口34のみならず主排気口33から
も排気が排出されるが、主排気口は水中に没して
いるので排気音は静かである。
第4図は後進時の状態を示し、この場合も船体
が水面に対し低い位置になるので、主排気口33
は水中に没している。後進時は進行に伴なう水の
動圧が後方から作用するので、カバー38は後方
へ変位することができず主排気口を閉鎖したまま
の状態になる。したがつて、排気は副排気口34
のみを通して空気中へ排出される。
さて、第1図にもどつて、船舶の推進装置の概
略を説明する。図示の船舶はウオータジエツト方
式の推進装置を備えており、船尾板12の後下部
にインペラダクト40が形成され、そのダクト内
にインペラが配置されている。該インペラはエン
ジン16から歯車箱42、ユニバーサルジヨイン
ト44及びプロペラシヤフト46を通して伝達さ
れる駆動力によつて駆動される。該インペラの回
転駆動によつて、船底48の後部に形成されたイ
ンテークダクト50から第1図中の点線矢印の方
向へ水を吸入し、該インペラを通して後方へ噴出
し船舶を推進させる。インペラダクト40の後部
には舵取用ノズル52及び前後進切換用バケツト
54が設けられている。舵取用ノズル52は水の
噴出方向を調節することにより船舶の進行方向を
制御するものである。前後進切換用バケツト54
は図示の如く上方へズラせた位置では推進力に影
響せず前進状態にあるが、下方へ回動させるとイ
ンペラダクトからの水流がこれに衝突して推進力
を逆方向へ作用させ船舶を後進させるように作動
する。
本発明の小型船舶のエンジン排気装置は以上説
明した構成を有するので、次のような効果が得ら
れる。
アイドリング状態では主排気口33が水中に没
しており、小断面積の副排気口34からのみ排気
が排出されるので、排気膨脹室14からの排気騒
音の漏れが少ない。このためアイドリング時の排
気音を静しゆくにすることができ、運転者等の不
快感を大巾に減じることができる。
高速前進時には主排気口33が水面上に出て主
及び副排気口の両方からスムーズな排出を行なう
ことができる。
後進時には、主排気口33は水中に没ししかも
水の動圧を受けて閉鎖されたままであるので、主
排気口から排出されることがなく、したがつてプ
ロペラへの気泡の混入を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の小型船舶のエンジン排気装置
の要部を示す縦断面図、第2図〜第4図は小型船
舶の運転状態による主排気口と水面との位置関係
の変化を示す図であり、第2図は高速前進時、第
3図はアイドリングまたは低速運転時、第4図は
後進時の状態をそれぞれ示す。 各図中、同一参照番号は同一または相当部分を
示すものとし、12…船尾板、14…排気膨脹
室、16…エンジン、22…消音室、33…主排
気口、34…副排気口、38…カバー、40…イ
ンペラダクト、50…インテークダクト、X…水
面をそれぞれ示す。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 船舶の船尾部の下部に後方にむけて開口する
    主排気口を形成し、前記主排気口より上方に常時
    空中に開放される副排気口を形成した小型船舶の
    エンジン排気装置において、前記主排気口が、船
    舶の停止時および後進時には水中に没するが高速
    前進時には水面上に出る位置に形成され、前記主
    排気口には、前記船舶の高速前進時に開き後進時
    に閉じる弁装置が設けられたことを特徴とする小
    型船舶のエンジン排気装置。
JP9801878A 1978-08-11 1978-08-11 Engine exhaust device for small ship Granted JPS5525566A (en)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9801878A JPS5525566A (en) 1978-08-11 1978-08-11 Engine exhaust device for small ship

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9801878A JPS5525566A (en) 1978-08-11 1978-08-11 Engine exhaust device for small ship

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Publication Number Publication Date
JPS5525566A JPS5525566A (en) 1980-02-23
JPS6160250B2 true JPS6160250B2 (ja) 1986-12-19

Family

ID=14208101

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JP9801878A Granted JPS5525566A (en) 1978-08-11 1978-08-11 Engine exhaust device for small ship

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Families Citing this family (3)

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JP2507705B2 (ja) * 1985-06-14 1996-06-19 ヤマハ発動機 株式会社 小型船舶のエンジンの排気構造
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JPS5525566A (en) 1980-02-23

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