JPS6156497B2 - - Google Patents

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JPS6156497B2
JPS6156497B2 JP11692278A JP11692278A JPS6156497B2 JP S6156497 B2 JPS6156497 B2 JP S6156497B2 JP 11692278 A JP11692278 A JP 11692278A JP 11692278 A JP11692278 A JP 11692278A JP S6156497 B2 JPS6156497 B2 JP S6156497B2
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JP
Japan
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endless belt
mode
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Application number
JP11692278A
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English (en)
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JPS5543565A (en
Inventor
Sakae Oota
Masao Kono
Tatsuo Tani
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Publication date
Application filed by Ricoh Co Ltd filed Critical Ricoh Co Ltd
Priority to JP11692278A priority Critical patent/JPS5543565A/ja
Publication of JPS5543565A publication Critical patent/JPS5543565A/ja
Publication of JPS6156497B2 publication Critical patent/JPS6156497B2/ja
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  • Exposure Or Original Feeding In Electrophotography (AREA)
  • Holders For Sensitive Materials And Originals (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、原稿搬送装置を備えた電子写真複写
機に関するものである。
従来、固定された原稿載置台上をシート原稿を
搬送する方法としてはローラー又はベルトを回転
又は回動させ、その摩擦力を利用してシート原稿
を搬送することが行なわれていた。特に、原稿載
置台が平坦でかつ搬送されるシート原稿の長さと
ほぼ等しいか或いはそれよりも長い場合にはシー
ト原稿の搬送を確実にするための種々の工夫が行
なわれていた。この場合、シート原稿を傷付けな
いで搬送することに十分な注意が払われなければ
ならないが、確実な搬送のために摩擦力を大きく
するとシート原稿を損傷する危険性が大きくなつ
てしまい、シート原稿を傷付けないで搬送するこ
ととそれを確実に搬送することとは互いに相反す
る関係にあつて難しい点があつた。例えば特開昭
49−49640号、特開昭51−114932号に記載のよう
にエンドレスベルトの裏面に空気吸引装置を配置
してシート原稿を確実にかつ傷付けないで搬送す
る方法が提案されているが、装置が大がかりとな
りかつ高価なものとなる欠点がある。
このような点に鑑み、本出願人は、静止した原
稿載置台のシート原稿搬送方向手前側であつて移
動するシート原稿と原稿載置台との間にシート原
稿の搬送方向に向けて空気流を吹き付ける気流発
生装置を既に提案した。(特願昭51−157159号)。
これによればシート原稿を搬送ベルトに空気流に
よつて押し付けるので搬送が確実となりかつシー
ト原稿と固定の原稿載置台との間に空気層が形成
されるので原稿を傷付ける恐れがなくなるという
利点を有している。
ところで、このようなシート原稿を搬送する装
置を有する複写機においては、シート原稿の複写
のみならず、厚手原稿の複写も行なうため、いわ
ゆるブツクモード時には原稿搬送装置を上方に持
ち上げ原稿載置台上に原稿を置いて露光すること
が行なわれる。これを第1図に基づいて説明す
る。原稿搬送装置1は開いた状態にあり、原稿載
置台2上にシート状の原稿3が置かれている。気
流発生装置(図示せず)からの風が図示のように
開口4からブツクモード時も吹き出すと原稿載置
台2上に載せた原稿3が飛ばされるか又は端部が
振動し、原稿3の露光されるべき面が原稿載置台
2から浮き上がり、その浮き上がつた部分Aでは
良好な画像が得られなくなつてしまう。またこの
空気流の為に原稿3の正しい位置決めが出来なか
つたり、複写中も常に風が吹き出しているので不
快感を与える等の問題があつた。
次に、原稿搬送装置1を原稿載置台2上に置く
いわゆるシートモード時において照明ランプ5、
反射鏡6を固定して移動するシート原稿を照明す
る場合には、ガイド板7及びこれに隣接する原稿
載置台2の温度が連続的に複写をすると次第に上
昇していく。冷却フアン8によつて原稿載置台2
の下部に冷却風を送つても原稿載置台2の上面及
びガイド板7を冷却することは不十分であつた。
部分的に温度が上昇するとガラス板から成る原稿
載置台2が割れてしまつたり、操作者の手を傷付
けたりする危険がある。
本発明は上述の欠点を全て解消するよう鑑みて
なされたものでその目的は原稿載置台及びその周
囲の温度上昇を防止する電子写真複写機を提供す
るものである。
本発明の別の目的は、原稿搬送装置を開放した
ブツクモード時の原稿の浮き上がりを防止するこ
とである。
本発明のさらに別の目的は原稿搬送装置を閉じ
たシートモード時のシート原稿の浮き上がりを防
止することである。
以下、本発明の実施例について図面を参照しな
がら説明する。
第3図は本発明の実施例を示すもので、符号9
は複写機本体を示し、この上面に透明なガラス板
から構成された原稿載置台10が設けられてい
る。この原稿載置台10の下方にはスリツト露光
装置11が配置されている。このスリツト露光装
置11は照明ランプ12、第1可動反射鏡13、
第2可動反射鏡14と図示しないレンズ、固定反
射鏡とから構成されている。複写機の上部にはシ
ート原稿搬送装置15が軸16のまわりに旋回可
能に装着されている。シート原稿を搬送するシー
トモード時には図示の閉じた位置にあり、原稿特
に厚手原稿の複写を行なうブツクモード時にはシ
ート原稿搬送装置15を原稿載置台10上から取
り除き開いた位置にそれぞれ置かれる。このシー
ト原稿搬送装置15は、駆動プーリー17と従動
プーリー18との間に掛け回された複数に分割さ
れたエンドレスベルト19を含んでいる。駆動プ
ーリー17及び従動プーリー18は原稿載置台1
0よりも若干上方に位置する所に置かれている。
従つてエンドレスベルト19の下部(駆動プーリ
ー17と従動プーリー18の間のベルトのたるみ
側)は押圧コロ20,21によつて原稿載置台1
0へ押圧されている。原稿載置台10の左端部付
近のエンドレスベルト19は2つの圧接ローラー
22a,22bとガイドローラー23とで少なく
とも下面が白色のガイド板24を迂回するように
掛け渡されている。この部分は後述するシートモ
ード複写を行なうために使用される。原稿載置台
10の右端部付近のエンドレスベルト19内には
搬送されるシート原稿を停止させるためのストツ
プ部材25が配置されており、該ストツプ部材2
5は従動プーリー18の軸方向に沿つて複数個設
けられており、分割されたエンドレスベルト19
の間から突出して直接ガラスと接触するようにな
つている。このストツプ部材25は図示しない制
御装置によつてその作動・不作動が制御されてい
る。エンドレスベルト19の引張り側にはテンシ
ヨンローラー26が設けられている。駆動プーリ
ー17に近接して、半円筒状のガイド板27がシ
ート原稿通路を形成するよう配置されている。こ
のガイド板27の穴を通してピンチコロ28及び
入口ストツプ部材29がエンドレスベルト19に
接離するように取り付けられている。ガイド板2
7の1端には原稿ガイド板30が取り付けられて
おり、その自由端は原稿載置台10の端部の上面
に載せられている。この原稿ガイド板30の自由
端は櫛形状に切り欠かれている。複写機9内には
冷却フアン31があり、複写機側壁の外気取り入
れ口32から外気を吸引し風ガイド板33,3
4,35によつて複写機内の所定個所に案内して
いる。風ガイド板33の上部には第4図に示すよ
うに開口33aから成る気流通路が形成され原稿
載置台10に隣接する支持体36にも開口36a
が形成され冷却フアン31から送風される風をエ
ンドレスベルト19に向つてある角度をもつて吹
き付けるよう構成されている。即ち空気流はエン
ドレスベルト19の進行方向に向かつて流れる。
開口36aの下部には金網37が取り付けられて
いる。風ガイド板35は冷却フアン31からの風
の1部をガイド板24に対応する原稿載置台10
の下部に案内している。風ガイド板33の原稿載
置台10の端部には、気流通路開閉手段を構成す
るシヤツター板38の1端が固定されている。シ
ヤツター板38は板ばねで構成され常時上方に付
勢され、シヤツター板38によつて開口33aを
閉じるような習性をもつている。もちろんシヤツ
ター板38を通常の剛制板で作り、スプリング等
の弾性部材で上方に付勢するようにすることも出
来る。このシヤツター板38の上部にはピン39
が付設されている。このピン39はシヤツター板
の両端部に設けられていて第6図に示すように支
持体36より上方に突出するようになつている。
シート原稿搬送装置15にはこのピン39と係合
するようにサイドカバー40の1部が形成されて
いる。第3図及び第4図はシート原稿搬送装置1
5が閉位置にあり、サイドカバー40によつて上
記ピン39を押してシヤツター板38を下方に押
し下げている状態を示している。従つて、冷却フ
アン31からの風の1部は開口33a,36aを
通つてエンドレスベルト19側へ、他の1部はシ
ヤツター板38の下方を通つてスリツト露光装置
11の方へ導かれる。エンドレスベルト19へ案
内された風は、送り込まれたシート原稿をエンド
レスベルト19へ押し付けるよう作用すると共
に、シート原稿を原稿載置台10との間に空気層
を形成し、原稿と原稿載置台10との間の摩擦力
を減じるよう作用する。さらに、シート原稿が露
光部を搬送されていない時はエンドレスベルト1
9内或いはエンドレスベルト19と原稿載置台1
0との間を通つて白色のガイド板24に風を送つ
て、それを冷却するようになつている。エンドレ
スベルト19によつて搬出されるシート原稿を排
出ガイド板41によつて排出ローラー42へ案内
し複写機9の上部の原稿受け台43に排出され
る。シート原稿搬送装置15の上面44はシート
原稿挿入ガイドとシート原稿載置部を兼用してい
る。
さて、次に本発明の複写装置では3つの異なる
複写モードが実行可能である。第1、第2複写モ
ードはシートモードと呼ばれるもので、第3複写
モードはブツクモードと呼ばれるものである。第
1複写モードはシート原稿をシート原稿搬送装置
15によつて原稿載置台10の所定位置に送り込
み、そこで静止させて、スリツト露光装置11が
露光走査することによつて複写を行なう方法であ
り、1つの原稿から複数枚の複写物を得るリピー
ト複写に好適な方法である。第2複写モードはシ
ート原稿をシート原稿搬送装置15によつて搬送
し、静止したスリツト露光装置11によつて移動
中のシート原稿を露光することによつて複写を行
なう方法であり、多数のシート原稿の単一複写を
効率よく行なうのに好適である。第3の複写モー
ドは、書籍等の立体物即ち厚手原稿の複写を行な
う場合にシート原稿搬送装置15を上方に開放し
て原稿載置台10上に原稿を置いて第1複写モー
ドの場合と同様にスリツト露光装置11で露光走
査して複写を行なう方法である。
まず、第1複写モードについて説明する。この
ときスリツト露光装置11の照明ランプ12、第
1可動反射鏡13及び第2可動反射鏡14は第3
図において仮想線で示すように原稿載置台10の
右方のホームポジシヨンに位置している。一方、
シート原稿搬送装置15のエンドレスベルト19
を押圧する押圧コロ20,21は自重によつてエ
ンドレスベルト19上に載つているだけであり、
圧接ローラー22a,22bは例えばソレノイド
により持ち上げられ原稿載置台10から離れた位
置に置かれている。さて、電源投入後所定時間経
過すると複写可能状態になる。シート原稿の複写
されるべき面を上向きにして、シート原稿搬送装
置15の左上部に形成された原稿挿入口から矢印
Bで示す方向に挿入する。入口ストツプ部材29
はその先端が駆動プーリー17と係合しており、
シート原稿がこれを越えてさらに挿入されるのを
防止している。次いでプリントボタンを押下する
ことにより入口ストツプ部材29を駆動プーリー
17から離してシート原稿の搬送を開始するが、
図示しない原稿検知装置によつて原稿が挿入され
たことを検知して自動的に複写動作を開始させて
もよい。こうして複写動作が開始されると、エン
ドレスベルトが移動を始め、シート原稿はピンチ
コロ28とエンドレスベルト19により搬送され
る。シート原稿後端が上記ピンチコロ28を通過
すると強制搬送力が小さくなるが、シヤツター板
38が上述したように押し下げられているので、
冷却フアン31からの空気流が第4図に示すよう
に原稿載置台10の前方の開口33a,36aか
ら吹き出し、シート原稿をエンドレスベルト19
に押圧するように作用するので、シート原稿はエ
ンドレスベルト19によつて搬送されることを保
障する。しかも、この空気流はエンドレスベルト
19の進行方向にも傾斜して流れるようになつて
いるので、搬送補助にもなり効果的である。そし
て、シート原稿と原稿載置台10との間に送り込
まれる空気流は、両者間の摩擦及び静電的な吸引
力を減じるための空気層を形成する。シート原稿
はエンドレスベルト19によつて原稿載置台10
上を搬送されるが、原稿載置台10の右方の所定
位置(原稿先端基準位置)には、その先端の弾性
部材が図示しないばねの作用で原稿載置台10を
押圧しているストツプ部材25が配置されてい
る。このモードにおいては、駆動プーリー17は
後述する第2複写モード時よりも速い速度V1
エンドレスベルト19を駆動している。シート原
稿先端が上記ストツプ部材25と係合する時又は
それより若干早めに駆動プーリー17が図示しな
いパルス制御装置からの信号によつて駆動モータ
ーからの駆動力が断たれるが、慣性力によつてエ
ンドレスベルト19はわずかに移動する。シート
原稿はその先端が上記ストツプ部材25に衝合し
て正しい整列状態に自動的に修正されることにな
る。これの好ましい条件はシート原稿がより速い
速度で搬送されていることと、エンドレスベルト
19がシート原稿を強く原稿載置台10を押圧し
ていないことである。こうして、シート原稿は原
稿載置台10の所定の位置に正しく整列されて停
止される。すると、照明ランプ12′が点灯する
とともに該照明ランプ12′、第1可動反射鏡1
3′及び第2可動反射鏡14′がホームポジシヨン
から左方に感光体ドラムの周速と同じ速度Vで移
動し、シート原稿を露光走査する。ところで第1
可動反射鏡13と第2可動反射鏡14とは原稿載
置台10と平行でかつ同方向に移動し、その移動
速度又は距離は2:1の比率である。今、この1
枚のシート原稿からあらかじめN枚の複写物を複
写するようにプリセツトカウンターに入力してお
けば、N回のスリツト露光装置11による露光走
査が行なわれ、この間シート原稿は静止したまま
である。そして所定の露光走査が完了するとスト
ツプ部材25がソレノイドによつて上方に持ち上
げられ、同時に押圧コロ20,21が下方に押し
下げられる。エンドレスベルト19が再び移動を
開始し、今度はシート原稿とエンドレスベルト1
9とが強く摩擦係合してシート原稿を搬送し、ガ
イド板41及び排出ローラー42によつて被露光
面を下向きにして排出される。もし、上記露光中
に次のシート原稿が原稿挿入口より挿入されてい
れば、このシート原稿排出時に同時に露光部に送
り込むことができる。以降の動作は上述した場合
と全く同様である。
次に、第2複写モード時について説明する。シ
ート原稿のシート原稿搬送装置15への挿入は全
く同じように行なわれる。この第2複写モードを
選択すると、押圧コロ20,21及び圧接ローラ
ー22a,22bは加圧状態にあり、ストツプ部
材25は上昇して不作動状態にある。そしてスリ
ツト露光装置11も変位される。即ち、照明ラン
プ12、第1可動反射鏡13及び第2可動反射鏡
14が実線位置で示すように露光終端側の所定位
置に移動され、そこで静止固定される。これによ
り白色のガイド板24に対応する原稿載置台10
の部分は別の露光部を形成することになる。さ
て、プリントボタンを押下するとエンドレスベル
ト19は感光体の周速と同じ速度Vで移動され
る。シート原稿は上記露光部において、圧接ロー
ラー22a,22bの押圧作用で速度Vで確実に
搬送されることを保証する。もちろん、この時に
は、上述した冷却フアン29からの空気流がシー
ト原稿の搬送に対して余り寄与しないけれども、
原稿載置台10を冷却する効果はある。即ち、ス
リツト露光装置11の照明ランプ12が静止した
まま長時間点灯するので原稿載置台10の白色ガ
イド板24の付近及び白色ガイド板24が局部的
に過熱され、温度が上昇するがこの冷却風によつ
て冷却される。さて、露光の終了したシート原稿
はそのまま排出ローラー42を通つて途中で停止
することなく排出される。次のシート原稿が挿入
されると、以下同様にして複写動作が行なわれ
る。ところで、露光部において白色のガイド板2
4が配置されしかもエンドレスベルト19がこの
裏側を通過するよう迂回されているのは、エンド
レスベルト19が上述したように複数の細長いス
トツプに分割されているので、エンドレスベルト
19の間のベルトの存在しない部分の影響が複写
物上に黒スジとなつて現われるのを防止するため
である。
次に、第3の複写モードについて説明する。こ
のモードが選択されたときは、スリツト露光装置
11はホームポジシヨンに置かれている。厚手原
稿(もちろん薄手のシート原稿でも使用可能であ
るが)を原稿載置台10上に置くため、シート原
稿搬送装置15は軸16を中心に矢印C方向に
(第3図及び第6図参照)旋回させられ上方に持
ち上げられる。シート原稿搬送装置15は任意の
開角度で停止できるように適当なばね装置が採用
されている。このシート原稿搬送装置15が上方
に持ち上げられると既述したようにシヤツター板
38が上昇し、第5図に示すように該シヤツター
板38で風ガイド板33の開口33aを塞ぐ。従
つて冷却フアン31からの冷却風は風ガイド板3
3,35によつてスリツト露光装置11及び原稿
載置台10へ向けられそれらの冷却を行なう。な
お、シヤツター板38の移動は板ばねの力を利用
したがコイルスプリングを利用してもよいし、そ
の移動指令はシート原稿載置台15と一体的に移
動するサイドカバー40によつて行なつたが、シ
ート原稿搬送装置15の上昇移動を適当な検知装
置によつて検知して、これからシヤツター板38
を上昇させるソレノイドを作動させる指令を発す
るように構成することもできる。その他シヤツタ
ー板38を作動させる機構は種々のものが考えら
れる。さて、シート原稿搬送装置15が持ち上げ
られ原稿載置台10上に複写されるべき原稿を載
置してシート原稿搬送装置15又は別の通常用い
られている原稿圧板をその原稿の上にかぶせて、
プリントボタンを押下して複写を開始させる。ス
リツト露光装置15の露光方法は第1複写モード
の場合と全く同様である。
さて、原稿載置台10の左端部において支持体
36の開口36aから吹き出される冷却フアン3
1からの空気流は、何度も説明したようにシート
原稿をエンドレスベルト19に押し付けている。
しかしエンドレスベルト19は複数個に分割され
ているためにベルト間でシート原稿が第7図に示
すように変形してしまう。第7図において圧接ロ
ーラー22aの下部周面にはエンドレスベルト1
9が接触しており、圧接ローラー22aは軸44
に多数取り付けられている。1つのエンドレスベ
ルト19の幅はわずか12mmである。複数のベルト
の間にはガイド板45が原稿載置台10から少し
離れた位置に設けられているが、シート原稿Oは
空気流により変形してエンドレスベルト19間で
は原稿載置台10から離れてしまう。ガイド板4
5がない場合にはもつと著しい波打ち現象とな
る。第8図は第7図のX−X方向に切断した断面
図である。このようなシート原稿の波打ちが発生
すると圧接ローラー22aを通過したシート原稿
は白色ガイド板24の下方においても波打ち現象
が発生する。これによりコピー上ではシート原稿
の画像の1部である横線の曲がりとなる。これは
次のように説明することができる。第9図におい
て照明ランプ12からの光線の光軸は原稿載置台
10の垂線に対しΘ(約12゜)だけ傾斜してい
る。従つてシート原稿の原稿載置台10からの距
離がP点からQ点へ1mm程変動すると横線の0.2
mm程度の曲がりlとなつてしまい複写画像が曲が
つてしまうことになる。そこで、第10図のよう
に軸44に原稿浮き上がり防止用コロ46を一体
的又は軸44に対し自由に回転し得るように取り
付ける。該コロ46は圧接ローラー22aの外径
よりわずかに大きくかつエンドレスベルト外面よ
り内側にあり、原稿載置台10とコロ46の外周
面との距離は0.15mmに設定される。コロ46は図
示の如く各圧接ローラー22a間に配置され、そ
の形状は断面がH字状に構成されている。さらに
コロ46と圧接ローラー22aとの間にはガイド
板47が第7図の場合と同様に取り付けられてい
る。さて、エンドレスベルト19にシート原稿O
を押し付けるために空気流を吹き付けているが、
このように原稿浮き上がり防止用コロ46によつ
てシート原稿が所定以上浮き上がるのを防止され
かつこのコロ46によつても搬送ガイドされるの
で複写画像の曲がりは完全に防止される。
なお、原稿浮き上がり防止のために、上記コロ
46に代えて、マイラー等原稿を傷付ける恐れの
ない材質のシート状体を圧接ローラー22a間に
配置し、原稿の上から押圧してシート原稿Oを原
稿載置台10からあまり浮き上がらないようにす
ることもできる。シート状体での押圧はシート原
稿が空気流によつて浮き上がるのを阻止するだけ
の力で十分であり、それ以上になるとシート原稿
と原稿載置台10との間の抵抗が大きくなつて搬
送性が悪くなる恐れがあるのであまり好ましくな
い。シート状体のようにある程度幅を有していれ
ば、シート原稿の端部の浮き上がり防止にも効果
的である。
以上のように、本発明によれば、シートモード
時原稿搬送装置によつて効果的にシート原稿を搬
送し、露光することができる。そして、原稿搬送
装置を開いたブツクモード時に原稿載置台近傍か
ら吹き出す空気流の流れを阻止するので原稿が吹
き飛ばされることがなく、原稿を正しく載置する
ことができる。また原稿載置台及びその上方のシ
ート原稿ガイド板の温度上昇を防止することもで
きる。さらに、シート原稿へ搬送補助のために空
気流を吹き付けるが、シート原稿が原稿載置面か
ら浮き上がるのを阻止できるので画像曲がりのな
い良好な複写をとることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図は従来考えられていたシート
原稿搬送装置を備えた電子写真複写機の概略図、
第3図は本発明の実施例を示すシート原稿搬送装
置を備えた電子写真複写機の断面図、第4図は第
3図の要部のみ拡大して示した断面図、第5図は
シート原稿搬送装置を上方に持ち上げた場合の電
子写真複写機の要部のみ示す断面図、第6図は本
発明の電子写真複写機のシート原稿搬送装置を上
方に持ち上げた状態の斜視図、第7図は従来のシ
ート原稿搬送装置の部分正断面図、第8図は第7
図においてX−X方向に切断した断面図、第9図
はシート原稿の浮き上がりによる画像の曲がりを
説明するための図、第10図は本発明の実施例を
示すシート原稿搬送装置の部分正断面図である。 1,15……シート原稿搬送装置、2,10…
…原稿載置台、5,12……照明ランプ、7,2
4……白色ガイド板、8,31……冷却フアン、
19……エンドレスベルト、22a,22b……
圧接コロ、33,34,35……風ガイド板、3
3a,36a……開口、38……シヤツター板、
39……ピン、40……サイドカバー、46……
原稿浮き上がり防止用コロ、O……シート原稿。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 原稿載置台上にシート原稿を回動するベルト
    によつて搬送する原稿搬送装置を開閉可能に装着
    し、上記原稿搬送装置の開時には、原稿を原稿載
    置台上に置いて露光を行なうブツクモードとな
    り、上記原稿搬送装置の閉時にはシート状原稿を
    原稿載置台上を移送して露光を行なうシートモー
    ドとなるよう選択可能な電子写真複写機におい
    て、シート原稿搬送路の原稿載置台手前側より、
    上記ベルトによつて移送されるシート原稿の下面
    に向かつて気流通路を介して空気を吹き付ける気
    流発生装置と、上記原稿搬送装置を上記原稿載置
    台に対して開いたとき、この開き動作に連動して
    上記気流通路を閉じる気流通路開閉手段とを有す
    ることを特徴とする電子写真複写機。 2 原稿載置台上にシート原稿を回動する複数に
    分割されたベルトによつて搬送する原稿搬送装置
    を開閉可能に装着し、上記原稿搬送装置の開時に
    は原稿を原稿載置台上に置いて露光を行なうブツ
    クモードとなり、上記原稿搬送装置の閉時にはシ
    ート状原稿を原稿載置台上を移送して露光を行な
    うシートモードとなるよう選択可能な電子写真複
    写機において、シート原稿搬送路の原稿載置台手
    前側より、上記ベルトによつて移送されるシート
    原稿の下面に向かつて空気を吹き付ける気流発生
    装置と、上記ベルトの間に設けられ、原稿載置台
    からシート原稿の浮き上がりを防止する原稿浮き
    上がり防止部材と、上記原稿搬送装置を上記原稿
    載置台に対して開いたとき、この開き動作に連動
    して上記気流通路を閉じる気流通路開閉手段とを
    有することを特徴とする電子写真複写機。
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