JPS6153341A - 耐油性のゴム組成物 - Google Patents
耐油性のゴム組成物Info
- Publication number
- JPS6153341A JPS6153341A JP17377384A JP17377384A JPS6153341A JP S6153341 A JPS6153341 A JP S6153341A JP 17377384 A JP17377384 A JP 17377384A JP 17377384 A JP17377384 A JP 17377384A JP S6153341 A JPS6153341 A JP S6153341A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- rubber
- weight
- parts
- styrene
- oil
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
「産業上の利用分野」
本発明は良好な機械的性質を有する耐油性ゴム組成物に
関する。
関する。
「従来の技術」
二種以上のエラストマーをブレンドすることにより、単
一エラストマーでは得られない性能をひき出す手法は古
くから実施されている。新規な性能を付与すること以外
にも加工性の向上や原材料費を低減する目的にもブレン
ド手法が用いられている6代表例として、タイヤのトレ
ンド用素材としてのスチレン−ブタジェンゴム(以下S
BI?と略す)とポリブタジェンゴム(以下BRと略す
)とのブレンド組成物や、タイヤのサイドウオール用素
材としての3811とエチレン−プロピレン−非共役ジ
エンゴム(以下EPDMと略す)のブレンド組成物など
が挙げられる。
一エラストマーでは得られない性能をひき出す手法は古
くから実施されている。新規な性能を付与すること以外
にも加工性の向上や原材料費を低減する目的にもブレン
ド手法が用いられている6代表例として、タイヤのトレ
ンド用素材としてのスチレン−ブタジェンゴム(以下S
BI?と略す)とポリブタジェンゴム(以下BRと略す
)とのブレンド組成物や、タイヤのサイドウオール用素
材としての3811とエチレン−プロピレン−非共役ジ
エンゴム(以下EPDMと略す)のブレンド組成物など
が挙げられる。
アクリロニトリル−ブタジェンゴム(以下NBRと略す
)と極性の低いゴムとのブレンドあるいは、εPDMジ
エン系ゴムとのブレンドの場合、ブレンド物の機械的性
質はブレンドすることにより低下する傾向にあるのが一
般的であった。
)と極性の低いゴムとのブレンドあるいは、εPDMジ
エン系ゴムとのブレンドの場合、ブレンド物の機械的性
質はブレンドすることにより低下する傾向にあるのが一
般的であった。
ジエン系ゴムとEPD?llとのブレンドの場合、この
ような欠点を改良するためR,T、Morrisaer
yはEPDMをハロゲン化する方法(Rubber C
hem、Technal、、 44+ 1025(19
71) )を、またR、P、Mastron+atte
oらは、長鎖のアルキル基を有するジアルキルジチオカ
ーバメート塩やテトラアルキルチウラムジスルフィドを
加硫促進剤として用いる方法(Rubber Chem
、Technal、、旦。
ような欠点を改良するためR,T、Morrisaer
yはEPDMをハロゲン化する方法(Rubber C
hem、Technal、、 44+ 1025(19
71) )を、またR、P、Mastron+atte
oらは、長鎖のアルキル基を有するジアルキルジチオカ
ーバメート塩やテトラアルキルチウラムジスルフィドを
加硫促進剤として用いる方法(Rubber Chem
、Technal、、旦。
1065 (1971) )を提案している。また、橋
本らは、EPDMと硫黄や加硫促進剤を反応させて、ペ
ンダント硫黄を有するEDPMとしたのち、他ゴムとブ
レンドする方法(日本ゴム協会誌、弧、 236.24
6 (1976) )を提案している。
本らは、EPDMと硫黄や加硫促進剤を反応させて、ペ
ンダント硫黄を有するEDPMとしたのち、他ゴムとブ
レンドする方法(日本ゴム協会誌、弧、 236.24
6 (1976) )を提案している。
[発明が解決しようとする問題点」
しかし、これらの方法は、ジエン系ゴムが、極性の低い
天然ゴム(以下NRと略すことがある。 ) 、5BR
BRの場合には、かなりの効果を発揮しているが、極性
の高いNBRの場合はその効果が少なく、ブレンドゴム
の機械的性質の低下傾向が著しいため実用に供しえない
ものであった。
天然ゴム(以下NRと略すことがある。 ) 、5BR
BRの場合には、かなりの効果を発揮しているが、極性
の高いNBRの場合はその効果が少なく、ブレンドゴム
の機械的性質の低下傾向が著しいため実用に供しえない
ものであった。
本発明者らは、これらの点に鑑み、鋭意研究した結果、
NBRとEPDM、NRおよびポリイソプレンゴムとの
合計100重量部に対して、スチレン系ポリマーおよび
/またはポリアルケナマーを少なくとも1重量部含有さ
せることにより、良好な機械的性質を有する耐油性ゴム
組成物を製造し得ることを見い出し、本発明に至った。
NBRとEPDM、NRおよびポリイソプレンゴムとの
合計100重量部に対して、スチレン系ポリマーおよび
/またはポリアルケナマーを少なくとも1重量部含有さ
せることにより、良好な機械的性質を有する耐油性ゴム
組成物を製造し得ることを見い出し、本発明に至った。
問題点を解決する手段」
すなわち、本発明は、不飽和ニトリル−共役ジエンゴム
(A)90〜10重量部と天然ゴム、ポリイソプレンゴ
ムおよびエチレン−プロピレン系共重合ゴムから選ばれ
た少なくとも一種のゴム(B)10〜90重量部との合
計100重量部に対してスチレン系ポリマー、ポリアル
ケナマーから選ばれた少なくとも一種のポリマー(C)
を少なくとも1重量部台をしてなる耐油性のゴム組成物
を提供する。
(A)90〜10重量部と天然ゴム、ポリイソプレンゴ
ムおよびエチレン−プロピレン系共重合ゴムから選ばれ
た少なくとも一種のゴム(B)10〜90重量部との合
計100重量部に対してスチレン系ポリマー、ポリアル
ケナマーから選ばれた少なくとも一種のポリマー(C)
を少なくとも1重量部台をしてなる耐油性のゴム組成物
を提供する。
本発明でいう不飽和ニトリル−共役ジエンゴム(A)は
、アクリロニトリル、メタアクリロニトリルなどの不飽
和ニトリルとブタジェン、イソプレンなどの共役ジエン
との共重合体である。このうち特にアクリロニトリル−
ブタジェンゴム(NBR)が好ましい。
、アクリロニトリル、メタアクリロニトリルなどの不飽
和ニトリルとブタジェン、イソプレンなどの共役ジエン
との共重合体である。このうち特にアクリロニトリル−
ブタジェンゴム(NBR)が好ましい。
上記不飽和ニトリル−共役ジエンゴム(A)の結合ニト
リル量は、耐油性、耐寒性の点で15〜50重量%、好
ましくは20〜45重量%の範囲がよい。
リル量は、耐油性、耐寒性の点で15〜50重量%、好
ましくは20〜45重量%の範囲がよい。
本発明でいう(B)成分中のエチレン−プロピレン系共
重合体ゴムとは、エチレンとプロピレンとの共重合ゴム
あるいはエチリデンノルボルネン、シクロペンタジェン
、1.4−へキサジエン、メチレンノルボルネン、4,
7.8.9−テトラヒドロインデンのうち、1種または
2種以上を非共役ジエンとして含むエチレン−プロピレ
ン−非共役ジエン共重合体ゴムである。
重合体ゴムとは、エチレンとプロピレンとの共重合ゴム
あるいはエチリデンノルボルネン、シクロペンタジェン
、1.4−へキサジエン、メチレンノルボルネン、4,
7.8.9−テトラヒドロインデンのうち、1種または
2種以上を非共役ジエンとして含むエチレン−プロピレ
ン−非共役ジエン共重合体ゴムである。
本発明でいう(C)成分のスチレン系ポリマーとは、ポ
リスチレン、アクリロニトリル−ブタジェン−スチレン
樹脂(以下へBS樹脂と略す)、アクリロニトリル−ス
チレン樹脂、スチレンブタジェン−スチレンブロック共
重合体、スチレン−イソプレン−スチレンブロック共重
合体およびその水添物などである。このうち特にスチレ
ン−ブタジェン−スチレン共重合体およびその水添物が
好ましい。
リスチレン、アクリロニトリル−ブタジェン−スチレン
樹脂(以下へBS樹脂と略す)、アクリロニトリル−ス
チレン樹脂、スチレンブタジェン−スチレンブロック共
重合体、スチレン−イソプレン−スチレンブロック共重
合体およびその水添物などである。このうち特にスチレ
ン−ブタジェン−スチレン共重合体およびその水添物が
好ましい。
本発明でいう(C)成分のポリアルケナマーとは、トラ
ンス−1,5−ポリペンテナマー、トランスポリオクテ
ナマーなどであり、特に、トランスポリオクテナマーが
好ましい。
ンス−1,5−ポリペンテナマー、トランスポリオクテ
ナマーなどであり、特に、トランスポリオクテナマーが
好ましい。
(A)成分/(B)成分のブレンド比は90〜10/1
0〜90、好ましくは80〜20/20〜80(重量部
)である。(B)成分が天然ゴムまたはポリイソプレン
ゴムの場合は、10重量部未満では引張り強さや伸びな
どの機械的性質が劣り、90重量部をこえると耐油性が
悪化するため好ましくない、(B)成分がエチレン−プ
ロピレン系共重合体ゴムの場合は、10重量部未満では
耐候性が劣り、90重量部をこえると耐油性が悪化する
ため好ましくない。
0〜90、好ましくは80〜20/20〜80(重量部
)である。(B)成分が天然ゴムまたはポリイソプレン
ゴムの場合は、10重量部未満では引張り強さや伸びな
どの機械的性質が劣り、90重量部をこえると耐油性が
悪化するため好ましくない、(B)成分がエチレン−プ
ロピレン系共重合体ゴムの場合は、10重量部未満では
耐候性が劣り、90重量部をこえると耐油性が悪化する
ため好ましくない。
(C)成分の添加量は、少な(とも1重量、部、好まし
くは5〜20重量部である。1重量部未満では、機械的
強度が改良されず、20重量部を越えると機械的強度は
改良されるものの、硬度が増加し、ゴム弾性に乏しくな
るため好ましくない。
くは5〜20重量部である。1重量部未満では、機械的
強度が改良されず、20重量部を越えると機械的強度は
改良されるものの、硬度が増加し、ゴム弾性に乏しくな
るため好ましくない。
本発明の組成物は、(A)、CB)および(C)成分以
外にカーボンブラック、イオウ、可塑剤、プロセス油、
加硫促進剤、老化防止剤などの通常のゴム配合剤を加え
て、ロール、バンバリーミキサ−などの通常の混合機に
よって均一に混合されたもの、およびその加硫成形物を
言う。混合温度は(C)成分の融点あるいは軟化点以上
の温度が必要である。
外にカーボンブラック、イオウ、可塑剤、プロセス油、
加硫促進剤、老化防止剤などの通常のゴム配合剤を加え
て、ロール、バンバリーミキサ−などの通常の混合機に
よって均一に混合されたもの、およびその加硫成形物を
言う。混合温度は(C)成分の融点あるいは軟化点以上
の温度が必要である。
本発明の組成物の物性については、主としてJ、ISK
6301に従って評価した。その結果、本発明のゴム
組成物は、すぐれた機械的性質を有し、加工性にすぐれ
ていることがわかった。
6301に従って評価した。その結果、本発明のゴム
組成物は、すぐれた機械的性質を有し、加工性にすぐれ
ていることがわかった。
本発明のゴム組成物は、こうしたすぐれた機械的強度を
利用して、ホース類、パツキン、ガスケット、オイルシ
ール、ベルト、ブーツ頚など各種工業用品に使用できる
。
利用して、ホース類、パツキン、ガスケット、オイルシ
ール、ベルト、ブーツ頚など各種工業用品に使用できる
。
さらに、本発明のゴム組成物は、ポリエチレン、ポリプ
ロピレン、ポリ塩化ビニル等とブレンドし、必要に応じ
て動的架橋を行ない、熱可塑性エラストマーとしてブロ
ー成型品用などに用いることができる。
ロピレン、ポリ塩化ビニル等とブレンドし、必要に応じ
て動的架橋を行ない、熱可塑性エラストマーとしてブロ
ー成型品用などに用いることができる。
「実施例」
次に、本発明の実施例を示すが、本発明はその要旨を越
えない限り、これらの実施例によって限定されるもので
はない。
えない限り、これらの実施例によって限定されるもので
はない。
実施例1〜3 比較例1
表−1に示す配合処方に従って、加硫系以外のポリマー
配合剤を、バンバリーミキサ−で混合し、排出後ロール
機で加硫系を添加した。バンバリーミキサ−から排出し
たときのコンパランどの温度は170℃であった。得ら
れたゴム配合物を160℃で20分間加硫し、加硫物の
物性を評価した。結果を表−1に示す。
配合剤を、バンバリーミキサ−で混合し、排出後ロール
機で加硫系を添加した。バンバリーミキサ−から排出し
たときのコンパランどの温度は170℃であった。得ら
れたゴム配合物を160℃で20分間加硫し、加硫物の
物性を評価した。結果を表−1に示す。
表−1配合処方
「発明の効果」
本発明により機械的強度、特に引張強度、耐伸長疲労性
および耐き裂伸長性にすぐれた耐油性ゴム組成物を提供
することができる。
および耐き裂伸長性にすぐれた耐油性ゴム組成物を提供
することができる。
Claims (2)
- (1)不飽和ニトリル−共役ジエンゴム(A)90〜1
0重量部と天然ゴム、ポリイソプレンゴム及びエチレン
−プロピレン系共重合ゴムから選ばれた少なくとも一種
のゴム(B)10〜90重量部との合計100重量部に
対して、スチレン系ポリマー、ポリアルケナマーから選
ばれた少なくとも1種のポリマー(C)を少なくとも1
重量部含有してなる耐油性のゴム組成物。 - (2)上記ポリマー成分を、それらの融点または軟化点
以上の温度で混合してなる特許請求の範囲第(1)項記
載のゴム組成物。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17377384A JPS6153341A (ja) | 1984-08-21 | 1984-08-21 | 耐油性のゴム組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17377384A JPS6153341A (ja) | 1984-08-21 | 1984-08-21 | 耐油性のゴム組成物 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6153341A true JPS6153341A (ja) | 1986-03-17 |
Family
ID=15966875
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP17377384A Pending JPS6153341A (ja) | 1984-08-21 | 1984-08-21 | 耐油性のゴム組成物 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6153341A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002128974A (ja) * | 2000-10-19 | 2002-05-09 | Daicel Degussa Ltd | エチレンプロピレンジエンゴム組成物、及びエチレンプロピレンジエンゴム−プラスチック複合体 |
CN105694128A (zh) * | 2016-03-01 | 2016-06-22 | 邱林 | 一种耐油橡胶 |
-
1984
- 1984-08-21 JP JP17377384A patent/JPS6153341A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002128974A (ja) * | 2000-10-19 | 2002-05-09 | Daicel Degussa Ltd | エチレンプロピレンジエンゴム組成物、及びエチレンプロピレンジエンゴム−プラスチック複合体 |
CN105694128A (zh) * | 2016-03-01 | 2016-06-22 | 邱林 | 一种耐油橡胶 |
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