JPS6151387A - 感熱転写シ−トおよび転写方法 - Google Patents
感熱転写シ−トおよび転写方法Info
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
発明の目的
【産業上の利用分野）
本発明は感熱転写シートおよび転写方法の改良に関し、
詳しくは、表面平滑度の低い被転写紙に対しても高品質
の印字を与える感熱転写シートおよび転写方法に関する
。 （従来の技術］ コンピュータやワードプロセッサの出カブリントを感熱
転写方式による場合、ベースフィルムの一方の面に熱溶
融性インキ層を設けた感熱転写シートと、サーマルヘッ
ドを使用する。 従来の感熱転写シートは、ベースフィ
ルムとして厚さ１０〜２０μのコンデンサ紙やパラフィ
ン紙のような紙か、または厚さ３〜２０μのポリエステ
ルやセロファンのようなプラスチックのフィルムを用い
、ワックスに顔料を混合した熱溶融性インキ層をコーテ
ィングにより設けて製造したものである。 感熱転写方式は、普通紙に印字できるとはいうものの、
あらゆる普通紙に鮮明な印字ができるわであられしたと
きに、１００秒以上の値を示すカレンダー処理をした上
質紙やコート紙類であれば最高の印字ができ、５０秒程
度の上質紙でも充分な印字品質が得られる。 しかし５
０秒に達しない平滑度の低い被転写紙を用いると、印字
の鮮明さが落ちる。 これは、表面の凸凹が激しい紙に
おいては、サーマルヘッドの押しつけ圧ではインキ面と
紙とが完全に接触することができず、接触しない部分は
転写不良となるからである。 【発明が解決しようとする問題点】 本発明の目的は、上記した従来の感熱転写方法および転
写シートの欠点を改善し、表面平滑度の低い被転写紙に
対しても高品質の印字を与える感熱転写方法および転写
シートを提供することにある。 発明の構成
詳しくは、表面平滑度の低い被転写紙に対しても高品質
の印字を与える感熱転写シートおよび転写方法に関する
。 （従来の技術］ コンピュータやワードプロセッサの出カブリントを感熱
転写方式による場合、ベースフィルムの一方の面に熱溶
融性インキ層を設けた感熱転写シートと、サーマルヘッ
ドを使用する。 従来の感熱転写シートは、ベースフィ
ルムとして厚さ１０〜２０μのコンデンサ紙やパラフィ
ン紙のような紙か、または厚さ３〜２０μのポリエステ
ルやセロファンのようなプラスチックのフィルムを用い
、ワックスに顔料を混合した熱溶融性インキ層をコーテ
ィングにより設けて製造したものである。 感熱転写方式は、普通紙に印字できるとはいうものの、
あらゆる普通紙に鮮明な印字ができるわであられしたと
きに、１００秒以上の値を示すカレンダー処理をした上
質紙やコート紙類であれば最高の印字ができ、５０秒程
度の上質紙でも充分な印字品質が得られる。 しかし５
０秒に達しない平滑度の低い被転写紙を用いると、印字
の鮮明さが落ちる。 これは、表面の凸凹が激しい紙に
おいては、サーマルヘッドの押しつけ圧ではインキ面と
紙とが完全に接触することができず、接触しない部分は
転写不良となるからである。 【発明が解決しようとする問題点】 本発明の目的は、上記した従来の感熱転写方法および転
写シートの欠点を改善し、表面平滑度の低い被転写紙に
対しても高品質の印字を与える感熱転写方法および転写
シートを提供することにある。 発明の構成
本発明の感熱転写シートは、ベースフィルムの一方の面
に設けた熱溶融性インキ層上に目止め剤の層を有するこ
とを特徴とする。 本発明の感熱転写方法は、ベースフィルム上に設けた熱
溶融性インキ層の上に目止め剤の層を有する感熱転写シ
ートを用い、転写と同時に、被転写紙の印字部分だけに
目止め処理を行なうことを特徴とする。 【作 用ｌ 熱溶融性インキ層の上にある目止め剤の層は、サーマル
ヘッドにより加熱されて被転写紙の上に移行し、その表
面の凸凹を埋めて、平滑性を高めるから、平滑度の低い
被転写紙を用いても、あらかじめ目止め処理を施して平
滑にしてあった紙に転写するときと同様な、高品質の印
字が実現する。 ［実施態様］ ベースフィルムには、常用のポリエステル、ポリプロピ
レン、セロファン、アセテート、ポリカーボネートなど
のプラスチックのフィルム、およびコンデンサー紙、パ
ラフィン紙などの紙類を使用する。 ポリエステルフィ
ルムが最適である。 熱溶融性インキは、カーボンブラックと、ＥＶＡ１パラ
フィンワックス、カルナバワックスなどを配合して調製
する。 熱溶融性インキの塗布量は、高品質の印字を安定に行な
うためには、厚さ３〜８μが適当である。 ベースフィルムとしてプラスチックフィルムを使用した
場合、その他方の而つまりインキ面と反対のサーマルヘ
ッドに接する側に、サーマルヘッドへのスティッキング
を防止する層を設りることが好ましい。 スティッキン
グ防止層は、耐熱性のある樹脂と、熱離型剤または滑剤
のはたらきをする物質とを基本的な構成成分とする。
耐熱性のある樹脂としては、ガラス転移点が６０℃以上
の合成樹脂、またはＯＨ基またはＣ０ＯＨ基を有する熱
可塑性樹脂に７ミノ基を２個以上有する化合物またはジ
イソシアネートもしくはトリイソシアネートを加えて若
干の架橋硬化を起させたものが好適である。 熱離型剤
または滑剤は、ワックス類や高級脂肪酸のアミド、エス
テルおよび塩のような加熱により溶融してその作用をす
るものと、フッ素樹脂や無機物質の粉末のように、固体
のままで役立つものとがある。 目止め剤は、上記したところから理解されるように、サ
ーマルヘッドによる加熱で溶融して、被転写紙に対して
目止めのはたらきをすることがでさるよう、融点４０〜
１５０℃の範囲のワックス類からえらんで用いる。 ひとつの代表的な目止め剤は、エマルジョンタイプのワ
ックスを主成分とするもので、カルナバワックス、マイ
クロクリスタリンワックス、パラットメルトタイプのも
の、および溶剤を含むホットラッカータイプのものも使
用可能である。 目止め剤には、適量の体質顔料を加えることが推奨され
る。 それにより、印字のにじみや尾引きが防止できる
からで市る。 体質顔料の粒径は、あまり大きい粒子は不適当であって
、平均５μ以下が望ましい。 体質顔料として適切なも
のは、シリカ、タルク、炭酸カルシウム、沈降性硫酸バ
リウム、アルミナ、チタンブラックまたは酸化スズなど
の無機充填剤である。 配合量は、目止め剤の組成物中の重量で５％未満では効
果が乏しく、一方、３０％を超えると分散性を下げてイ
ンキの調整が困難になつ７ｊす、コーティングしたもの
がベースフィルムから脱落しやず（なったりするので、
５〜３０重量％の範囲で加えるのがよい。 目止め剤の層は、厚さが１μを下まわると目止め効果が
不十分であり、４μを超えると印字かにじむ傾向がみら
れる。 ベースフィルム上で、熱溶融性インキの層が２
〜４μ、目止め剤の層は１〜４μ、合計で３〜８μ程度
が好ましい。 感熱転写は一般に印字に光沢があり、美麗である反面、
文書が読みにくくなることもあるので、ツヤ消し印字が
望ましい場合がある。 そのような要望にこたえる技術
がいくつか開発されており、その中では、ベースフィル
ムにマット層を設けた上に熱溶融性インキをコーティン
グした感熱転写シートを用いるものや、ベースフィルム
自体をマット加工した感熱転写シートを用いるものく出
願人の提案した特願昭５８−２０８３０６号および２０
８３０７号は、これらの例である）が、本発明の実施に
当っても適用可能である。 （実施例１］ 下記の原料を配合して（「部」はいずれも重量部）、熱
溶融性インキと目止め剤とを調整した。 （熱溶融性インキ） カーボンブラック「ダイヤブラックＧ」（三菱化成）
１５部エチレン／酢ビ共重合体
ｒ Ｅ Ｖ Ａフレックス３１０Ｊ （三井ポリケミカ
ル） ８部パラフィンワックス［パラフィン １５０°ＦＪ （日本精蝋） ４７部カル
ナバワックス ３０部（目止め剤
） 天然ワックスエマルジョン［ダイジェットＴ−１０Ｊ
（融点８０℃、水３０％、互応化学）
５７部パラフィンワックスエマルジョン 「ダイジェットＥＫＪ （融点５５℃、水３０％、互
応化学） ４３部ポリエステル製のベー
スフィルム上に、上記の熱溶融性インキを厚さ３μ、目
止め剤を厚さ２μにコーティングして、感熱転写リボン
を製造した。 このリボンを市販の感熱転写プリンターに用い、被転写
紙として種々の平滑度をもった普通紙を使って、転写性
をしらべた。 転写性はインキの着肉の度合を網点解析装置「エリアダ
ック１５００Ｊ （小西六写真工業）で測定し、面積
ドツト％で表示した。 面積ドツト％が８０以上ある場
合、視覚にとって十分高品質の印字ということができる
。 その結果は、次の表に示すとおりである。 比較のため、目止め剤の層を与えず、熱溶融性インキ５
μの層だけを有する転写リボンを使用した場合の成績も
、あわせ示した。 被転写紙平滑度 ４．６秒 １０．１秒 ３３．１秒 ５２．１秒実施例
１ ８０．６％ ８２．３％ ８６．１％ ９２．１
％比較例 ４７．９ ５４．１ ６６．６
８１．６在来の感熱転写リボンに相当する比較例の場合
、平滑度５０秒以上の上質紙ならば良好な印字ができる
が、平滑度の低い紙では印紙品質が悪くなる。 それに対し、目止め剤の層を有する転写シートを用いた
本発明の実施例では、かなり平滑度の低い紙にも、高品
質の印字ができる。 ［実施例２１ 実施例１の目止め剤に体質顔料を加えた、つぎの配合を
用いたほかは同様に実施した。 （口止め剤） ［ダイジェットニー１０」 （上記＞ ５０部［
ダイジェットＥＫＪ （上記） ２０部パラ
フィンワックス−シリカ ［ボンドワックスＷＥ−３Ｊ （水３０％、ボンドワックス社＞ ３０部品質が
改善された。 被転写紙平滑度 【実施例３］ 実施例１において、ベースフィルム上に熱溶融性インキ
をコーティングするに先立って、つぎの組成（重量部）
のマツ１〜層インキを°用意し、ポリエステル樹脂「バ
イリン２００」 （東洋紡） ６部塩化ビニ
ル／酢酸ビニル共重合体樹脂 ［ビニライトＶＡＧＨＪ （ＩＪＣＣ） ７部シ
リカ［エロジール０Ｋ４１２Ｊ ３部タルク「
ミクロエースＬ−１１Ｊ く日本タルク〉 １部メチルエ
チルケトン ３０部トルエン
３０部これにイソシアネート「タ
ケネートＤ−２０４Ｊ（式日薬品工業）の５０％酢酸ブ
チル溶液を、マッドインキ組成物：イソシアネート溶液
＝２０：３（重量比）の割合で混合したのち、ベースフ
ィルム上にコーティングした。 量は１ｇ／ｍである。 以下、実施例１と同様にして感熱転写リボンをつくり、
転写性をしらべたところ同様な性能を示し、ツヤ消しの
読みやザい印字ができた。 発明の効果 本発明の＠熱転写シートを用いれば、表面平滑度の低い
被転写紙に対しても高品質の印字ができるから、用紙を
えらばす、感熱転写が行なえる。 特許出願人 大日本印刷株式会社 代理人 弁理士 須 賀 総 夫 手続？…ＩＦ書く自発） 昭和５９年９月１９日 １、事件の表示 昭和５９年特許願第１７２９９８号 ２、発明の名称 感熱転写シートおよび転写方法 ３、補正をする者 事件との関係 特許出願人 住 所 東京都新宿区市谷加賀町−Ｔ目１２番地名
称 （２８９）犬日本印刷株式会社代表者 北
島 義 俊 （ほか１名）４、代理人〒１０４ 住 所 東京都中央区築地二丁目１５番１４号安田不
動産築地ビル ’！ （５４１） ３７９２明細書の発
明の名称および発覗な説明の各欄７、補正の内容
拠シ・（１） 明細書第１頁第３行の発明
の名称゛′感熱転写方法および転写シート″を［感熱転
写シートおよび転写方法」と訂正する。 〈２） 同第４頁１４行から１５行の“感熱転写方法お
よび転写シート″を「感熱転写シートおよび転写方法」
と訂正する。 （３） 同第９頁第１１行の” Ｅ Ｖ Ａ ”を「エ
バ」と訂正する。 （４） 同第９頁第１８行の“水３０％″を「３０％
５ｏｌｉｄＪと訂正する。 （５） 同第１０頁第３行の゛水３０％パを［３０％
５ｏｌｉｄＪと訂正する。 （６） 同第１１頁第１７行の“パラフィンワックス−
シリカ″を「シラン処理シリカエマルジョン」と訂正す
る。 （７） 同第１１頁第１９行の゛水３０％″を「１０％
５ｏｌｉｄＪと訂正する。 （８） 同第１２頁第１０行の“バイリン″を「バイロ
ン」と訂正する。 くっ） 同第１２頁第１４行の“エロジールＯＫする。 （１０） 同第１２頁第１５行の″ミクロエース］−
−１１”を［ミクロエースＬ−１１と訂正する。 手続？市正書（自発） 日 １、事件の表示 昭和５９年特許願第１７２９９８号 ２、発明の名称 感熱転写シートおよび転写方法 ３、補正を覆る者 事例との関係 特許出願人 住 所 東京都新宿区市谷加賀町１−１２名 称
（２８９＞大日本印刷株式会社代表者 北 島 義
俊 （ほか１名）４、代理人〒１０４ 住 所 東京都中央区築地二丁目１５番１４号（１）
明細書の第９頁第４行の、パ・・・当っても適用可能
である。″と第５行の゛［実施例１１″との間に、次の
文を加入する。 ［なお、印字の際、通常の感熱転写シートでは、被転写
紙との間のこすれによる被転写紙の地汚れが発生しやす
いが、目止め剤の層を有する本発明の感熱転写シートは
、こすれても目止め剤の層の表層部が被転写紙に付看づ
るだけで、汚れが生じない利点がある。」（２） 同第
１３頁第１３行゛・・・感熱転写か行なえる。″に続け
て、次の文を追加する。
に設けた熱溶融性インキ層上に目止め剤の層を有するこ
とを特徴とする。 本発明の感熱転写方法は、ベースフィルム上に設けた熱
溶融性インキ層の上に目止め剤の層を有する感熱転写シ
ートを用い、転写と同時に、被転写紙の印字部分だけに
目止め処理を行なうことを特徴とする。 【作 用ｌ 熱溶融性インキ層の上にある目止め剤の層は、サーマル
ヘッドにより加熱されて被転写紙の上に移行し、その表
面の凸凹を埋めて、平滑性を高めるから、平滑度の低い
被転写紙を用いても、あらかじめ目止め処理を施して平
滑にしてあった紙に転写するときと同様な、高品質の印
字が実現する。 ［実施態様］ ベースフィルムには、常用のポリエステル、ポリプロピ
レン、セロファン、アセテート、ポリカーボネートなど
のプラスチックのフィルム、およびコンデンサー紙、パ
ラフィン紙などの紙類を使用する。 ポリエステルフィ
ルムが最適である。 熱溶融性インキは、カーボンブラックと、ＥＶＡ１パラ
フィンワックス、カルナバワックスなどを配合して調製
する。 熱溶融性インキの塗布量は、高品質の印字を安定に行な
うためには、厚さ３〜８μが適当である。 ベースフィルムとしてプラスチックフィルムを使用した
場合、その他方の而つまりインキ面と反対のサーマルヘ
ッドに接する側に、サーマルヘッドへのスティッキング
を防止する層を設りることが好ましい。 スティッキン
グ防止層は、耐熱性のある樹脂と、熱離型剤または滑剤
のはたらきをする物質とを基本的な構成成分とする。
耐熱性のある樹脂としては、ガラス転移点が６０℃以上
の合成樹脂、またはＯＨ基またはＣ０ＯＨ基を有する熱
可塑性樹脂に７ミノ基を２個以上有する化合物またはジ
イソシアネートもしくはトリイソシアネートを加えて若
干の架橋硬化を起させたものが好適である。 熱離型剤
または滑剤は、ワックス類や高級脂肪酸のアミド、エス
テルおよび塩のような加熱により溶融してその作用をす
るものと、フッ素樹脂や無機物質の粉末のように、固体
のままで役立つものとがある。 目止め剤は、上記したところから理解されるように、サ
ーマルヘッドによる加熱で溶融して、被転写紙に対して
目止めのはたらきをすることがでさるよう、融点４０〜
１５０℃の範囲のワックス類からえらんで用いる。 ひとつの代表的な目止め剤は、エマルジョンタイプのワ
ックスを主成分とするもので、カルナバワックス、マイ
クロクリスタリンワックス、パラットメルトタイプのも
の、および溶剤を含むホットラッカータイプのものも使
用可能である。 目止め剤には、適量の体質顔料を加えることが推奨され
る。 それにより、印字のにじみや尾引きが防止できる
からで市る。 体質顔料の粒径は、あまり大きい粒子は不適当であって
、平均５μ以下が望ましい。 体質顔料として適切なも
のは、シリカ、タルク、炭酸カルシウム、沈降性硫酸バ
リウム、アルミナ、チタンブラックまたは酸化スズなど
の無機充填剤である。 配合量は、目止め剤の組成物中の重量で５％未満では効
果が乏しく、一方、３０％を超えると分散性を下げてイ
ンキの調整が困難になつ７ｊす、コーティングしたもの
がベースフィルムから脱落しやず（なったりするので、
５〜３０重量％の範囲で加えるのがよい。 目止め剤の層は、厚さが１μを下まわると目止め効果が
不十分であり、４μを超えると印字かにじむ傾向がみら
れる。 ベースフィルム上で、熱溶融性インキの層が２
〜４μ、目止め剤の層は１〜４μ、合計で３〜８μ程度
が好ましい。 感熱転写は一般に印字に光沢があり、美麗である反面、
文書が読みにくくなることもあるので、ツヤ消し印字が
望ましい場合がある。 そのような要望にこたえる技術
がいくつか開発されており、その中では、ベースフィル
ムにマット層を設けた上に熱溶融性インキをコーティン
グした感熱転写シートを用いるものや、ベースフィルム
自体をマット加工した感熱転写シートを用いるものく出
願人の提案した特願昭５８−２０８３０６号および２０
８３０７号は、これらの例である）が、本発明の実施に
当っても適用可能である。 （実施例１］ 下記の原料を配合して（「部」はいずれも重量部）、熱
溶融性インキと目止め剤とを調整した。 （熱溶融性インキ） カーボンブラック「ダイヤブラックＧ」（三菱化成）
１５部エチレン／酢ビ共重合体
ｒ Ｅ Ｖ Ａフレックス３１０Ｊ （三井ポリケミカ
ル） ８部パラフィンワックス［パラフィン １５０°ＦＪ （日本精蝋） ４７部カル
ナバワックス ３０部（目止め剤
） 天然ワックスエマルジョン［ダイジェットＴ−１０Ｊ
（融点８０℃、水３０％、互応化学）
５７部パラフィンワックスエマルジョン 「ダイジェットＥＫＪ （融点５５℃、水３０％、互
応化学） ４３部ポリエステル製のベー
スフィルム上に、上記の熱溶融性インキを厚さ３μ、目
止め剤を厚さ２μにコーティングして、感熱転写リボン
を製造した。 このリボンを市販の感熱転写プリンターに用い、被転写
紙として種々の平滑度をもった普通紙を使って、転写性
をしらべた。 転写性はインキの着肉の度合を網点解析装置「エリアダ
ック１５００Ｊ （小西六写真工業）で測定し、面積
ドツト％で表示した。 面積ドツト％が８０以上ある場
合、視覚にとって十分高品質の印字ということができる
。 その結果は、次の表に示すとおりである。 比較のため、目止め剤の層を与えず、熱溶融性インキ５
μの層だけを有する転写リボンを使用した場合の成績も
、あわせ示した。 被転写紙平滑度 ４．６秒 １０．１秒 ３３．１秒 ５２．１秒実施例
１ ８０．６％ ８２．３％ ８６．１％ ９２．１
％比較例 ４７．９ ５４．１ ６６．６
８１．６在来の感熱転写リボンに相当する比較例の場合
、平滑度５０秒以上の上質紙ならば良好な印字ができる
が、平滑度の低い紙では印紙品質が悪くなる。 それに対し、目止め剤の層を有する転写シートを用いた
本発明の実施例では、かなり平滑度の低い紙にも、高品
質の印字ができる。 ［実施例２１ 実施例１の目止め剤に体質顔料を加えた、つぎの配合を
用いたほかは同様に実施した。 （口止め剤） ［ダイジェットニー１０」 （上記＞ ５０部［
ダイジェットＥＫＪ （上記） ２０部パラ
フィンワックス−シリカ ［ボンドワックスＷＥ−３Ｊ （水３０％、ボンドワックス社＞ ３０部品質が
改善された。 被転写紙平滑度 【実施例３］ 実施例１において、ベースフィルム上に熱溶融性インキ
をコーティングするに先立って、つぎの組成（重量部）
のマツ１〜層インキを°用意し、ポリエステル樹脂「バ
イリン２００」 （東洋紡） ６部塩化ビニ
ル／酢酸ビニル共重合体樹脂 ［ビニライトＶＡＧＨＪ （ＩＪＣＣ） ７部シ
リカ［エロジール０Ｋ４１２Ｊ ３部タルク「
ミクロエースＬ−１１Ｊ く日本タルク〉 １部メチルエ
チルケトン ３０部トルエン
３０部これにイソシアネート「タ
ケネートＤ−２０４Ｊ（式日薬品工業）の５０％酢酸ブ
チル溶液を、マッドインキ組成物：イソシアネート溶液
＝２０：３（重量比）の割合で混合したのち、ベースフ
ィルム上にコーティングした。 量は１ｇ／ｍである。 以下、実施例１と同様にして感熱転写リボンをつくり、
転写性をしらべたところ同様な性能を示し、ツヤ消しの
読みやザい印字ができた。 発明の効果 本発明の＠熱転写シートを用いれば、表面平滑度の低い
被転写紙に対しても高品質の印字ができるから、用紙を
えらばす、感熱転写が行なえる。 特許出願人 大日本印刷株式会社 代理人 弁理士 須 賀 総 夫 手続？…ＩＦ書く自発） 昭和５９年９月１９日 １、事件の表示 昭和５９年特許願第１７２９９８号 ２、発明の名称 感熱転写シートおよび転写方法 ３、補正をする者 事件との関係 特許出願人 住 所 東京都新宿区市谷加賀町−Ｔ目１２番地名
称 （２８９）犬日本印刷株式会社代表者 北
島 義 俊 （ほか１名）４、代理人〒１０４ 住 所 東京都中央区築地二丁目１５番１４号安田不
動産築地ビル ’！ （５４１） ３７９２明細書の発
明の名称および発覗な説明の各欄７、補正の内容
拠シ・（１） 明細書第１頁第３行の発明
の名称゛′感熱転写方法および転写シート″を［感熱転
写シートおよび転写方法」と訂正する。 〈２） 同第４頁１４行から１５行の“感熱転写方法お
よび転写シート″を「感熱転写シートおよび転写方法」
と訂正する。 （３） 同第９頁第１１行の” Ｅ Ｖ Ａ ”を「エ
バ」と訂正する。 （４） 同第９頁第１８行の“水３０％″を「３０％
５ｏｌｉｄＪと訂正する。 （５） 同第１０頁第３行の゛水３０％パを［３０％
５ｏｌｉｄＪと訂正する。 （６） 同第１１頁第１７行の“パラフィンワックス−
シリカ″を「シラン処理シリカエマルジョン」と訂正す
る。 （７） 同第１１頁第１９行の゛水３０％″を「１０％
５ｏｌｉｄＪと訂正する。 （８） 同第１２頁第１０行の“バイリン″を「バイロ
ン」と訂正する。 くっ） 同第１２頁第１４行の“エロジールＯＫする。 （１０） 同第１２頁第１５行の″ミクロエース］−
−１１”を［ミクロエースＬ−１１と訂正する。 手続？市正書（自発） 日 １、事件の表示 昭和５９年特許願第１７２９９８号 ２、発明の名称 感熱転写シートおよび転写方法 ３、補正を覆る者 事例との関係 特許出願人 住 所 東京都新宿区市谷加賀町１−１２名 称
（２８９＞大日本印刷株式会社代表者 北 島 義
俊 （ほか１名）４、代理人〒１０４ 住 所 東京都中央区築地二丁目１５番１４号（１）
明細書の第９頁第４行の、パ・・・当っても適用可能
である。″と第５行の゛［実施例１１″との間に、次の
文を加入する。 ［なお、印字の際、通常の感熱転写シートでは、被転写
紙との間のこすれによる被転写紙の地汚れが発生しやす
いが、目止め剤の層を有する本発明の感熱転写シートは
、こすれても目止め剤の層の表層部が被転写紙に付看づ
るだけで、汚れが生じない利点がある。」（２） 同第
１３頁第１３行゛・・・感熱転写か行なえる。″に続け
て、次の文を追加する。
Claims (8)
- （１）ベースフィルムの一方の面に設けた熱溶融性イン
キ層の上に被転写紙のための目止め剤の層を有すること
を特徴とする感熱転写シート。 - （２）目止め剤がワックスからなる特許請求の範囲第１
項の感熱転写シート。 - （３）目止め剤がワックスおよび体質顔料からなる特許
請求の範囲第２項の感熱転写シート。 - （４）体質顔料として、平均粒径度５μ以下の無機質充
填剤をえらび、目止め剤組成物中５〜３０重量％を占め
るように配合した目止め剤を使用した特許請求の範囲第
３項の感熱転写シート。 - （５）体質顔料として、シリカ、タルク、炭酸カルシウ
ム、沈降性硫酸バリウム、アルミナ、チタンホワイト、
クレー、炭酸マグネシウム、カーボンブラックまたは酸
化スズからえらんだものを用いた特許請求の範囲第４項
の感熱転写シート。 - （６）ベースフィルムとしてプラスチックフィルムを用
い、サーマルヘッドに接する面にスティッキング防止層
を設けた特許請求の範囲第１項の感熱転写シート。 - （７）ベースフィルム上にマット層を設けるか、または
ベースフィルムの表面をマット加工した上に前記の熱溶
融性インキ層および目止め層を有する特許請求の範囲第
１項の感熱転写シート。 - （８）ベースフィルムに設けた熱溶融性インキ層の上に
目止め剤の層を有する感熱転写シートを用い、転写と同
時に、被転写紙の印字部分だけに目止め処理を行なうこ
とを特徴とする感熱転写方法。
Priority Applications (19)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP59172998A JPS6151387A (ja) | 1984-08-20 | 1984-08-20 | 感熱転写シ−トおよび転写方法 |
| US06/766,297 US4732815A (en) | 1984-08-20 | 1985-08-16 | Heat transfer sheet |
| DE3588060T DE3588060T2 (de) | 1984-08-20 | 1985-08-19 | Wärmeempfindliche Übertragungsschicht. |
| DE3588001T DE3588001T2 (de) | 1984-08-20 | 1985-08-19 | Wärmeempfindliche Übertragungsschicht. |
| EP19900124545 EP0424993B1 (en) | 1984-08-20 | 1985-08-19 | Heat transfer sheet |
| EP19900200489 EP0381297B1 (en) | 1984-08-20 | 1985-08-19 | Heat transfer sheet |
| EP19850305892 EP0173532B1 (en) | 1984-08-20 | 1985-08-19 | Heat transfer sheet |
| DE3588091T DE3588091T2 (de) | 1984-08-20 | 1985-08-19 | Wärmeempfindliche Übertragungsschicht |
| EP19900124546 EP0426202B1 (en) | 1984-08-20 | 1985-08-19 | Heat transfer sheet |
| EP19900124542 EP0423846B1 (en) | 1984-08-20 | 1985-08-19 | Heat transfer sheet |
| EP19900124544 EP0423847B1 (en) | 1984-08-20 | 1985-08-19 | Heat transfer sheet |
| DE3587966T DE3587966T2 (de) | 1984-08-20 | 1985-08-19 | Wärmeempfindliche Übertragungsschicht. |
| DE8585305892T DE3583715D1 (de) | 1984-08-20 | 1985-08-19 | Waermeuebertragungsmaterial. |
| DE90200489T DE3587699T2 (de) | 1984-08-20 | 1985-08-19 | Wärmeempfindliche Übertragungsschicht. |
| CA000488988A CA1236301A (en) | 1984-08-20 | 1985-08-19 | Heat transfer sheet |
| US07/135,386 US4778729A (en) | 1984-08-20 | 1987-12-21 | Heat transfer sheet |
| US07/364,572 US4965132A (en) | 1984-08-20 | 1989-06-12 | Heat transfer sheet |
| US07/719,101 US5196080A (en) | 1984-08-20 | 1991-06-21 | Heat transfer sheet |
| US07/747,415 US5106694A (en) | 1984-08-20 | 1991-08-19 | Heat transfer sheet |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP59172998A JPS6151387A (ja) | 1984-08-20 | 1984-08-20 | 感熱転写シ−トおよび転写方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6151387A true JPS6151387A (ja) | 1986-03-13 |
| JPH051156B2 JPH051156B2 (ja) | 1993-01-07 |
Family
ID=15952286
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP59172998A Granted JPS6151387A (ja) | 1984-08-20 | 1984-08-20 | 感熱転写シ−トおよび転写方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS6151387A (ja) |
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1984
- 1984-08-20 JP JP59172998A patent/JPS6151387A/ja active Granted
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| EXPY | Cancellation because of completion of term |