JPS61502462A - 改善された耐熱性を示すポリカ−ボネ−ト - Google Patents
改善された耐熱性を示すポリカ−ボネ−トInfo
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- JPS61502462A JPS61502462A JP59502631A JP50263184A JPS61502462A JP S61502462 A JPS61502462 A JP S61502462A JP 59502631 A JP59502631 A JP 59502631A JP 50263184 A JP50263184 A JP 50263184A JP S61502462 A JPS61502462 A JP S61502462A
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
改善された耐熱性を示すポリカーボネート関連出願
本出願は、係属中の米国特許出願筒453.105号(1982年12月17日
出願)の一部継続出願である。
ポリカーボネートはよく知られた熱可塑性材料であり、多数の有利な特性を有す
るので、多くの商業的および工業的用途に熱可塑性エンジニアリング材料として
用いられている。ポリカーボネートは、たとえば優れた靭性、可撓性、耐衝撃性
および耐熱性を示す。ポリカーボネートは通常、ビスフェノールAのような二価
フェノールとホスゲンのようなカーボネート前駆物質との共反応によって製造さ
れる。
現在入手可能な通常のポリカーボネートは、広い範囲の用途に極めて有用である
が、特に高温環境を伴う用途において、従来のポリカーボネートより耐熱性に優
れたポリカーボネートが要求されている。
したがって、本発明の目的は耐熱性の優れたポリカーボネートを提供することに
ある。
発明の開示
本発明によれば、耐熱性の優れた線状ポリカーボネート樹脂が提供される。
これらのポリカーボネートは一般式:
で表わされる少くとも1個の反復構造単位を含有する。ここで、
Rはそれぞれ独立に水素およびアルキル基から選ばれ、R1はそれぞれ独立にハ
ロゲン基から選ばれ、Xは8−約16個の環炭素原子を含有する単環シクロアル
キリデン基から選ばれ、そして
nおよびn′はそれぞれ独立に0−2の値ををする整数から選ばれ、ただしnと
n′の和は1以上である。
発明の説明
従来のポリカーボネートと較べて優れた耐熱性を示す線状カーボネート重合体が
得られることを見出した。
これらのポリカーボネートは、
(i)カーボネート前駆物質、および
(ii )一般式
(R) 2−n (R) 2−n’
で表わされる少くとも1種の二価フェノールから誘導される。ここで、
Rはそれぞれ独立に水素およびアルキル基から選ばれ、R1はそれぞれ独立にハ
ロゲン基から選ばれ、nおよびn′はそれぞれ独立にQ−2の値を有する整数か
ら選ばれ、ただしnとn′の和は1以上であり、そしてXは8−約16個の環炭
素原子を含む単環シクロアルキリデン基から選ばれる。
Rで表わされるアルキル基としては低級アルキル基が好ましく、1−約4個の炭
素原子を含むもの、たとえばメチル、エチル、プロピル、イソプロピルなどが好
ましい。
R1で表わされるハロゲン基としては塩素、臭素および弗素から選ばれるものが
好ましく、臭素および塩素がハロゲン基としては一層好ましい。
Xは1〇−約16個の環炭素原子を含む単環シクロアルキリデン基から選ぶのが
好ましい。Xを11−約16°個の環炭素原子を含む単環シクロアルキリデン基
から選ぶのが一層好ましい。Xを12−約16個の環炭素原子を含む単環シクロ
アルキリデン基から選ぶのが最も好ましい。
式Iの二価フェノールとして特に有用なのは、Xが12−約14個の環炭素原子
を有するシクロアルキリデン基であるものである。
式1の二価フェノールとしては、一般式:で示されるものが好ましく、ここでX
s R% R’ 、nおよびn′は上記定義のとおりである。
式Ia中のXは、好ましくは1〇−約16個の環炭素原子、より好ましくは11
−約16個の環炭素原子、最も好ましくは12−約16個の環炭素原子を含む単
環シクロアルキリデン基を表わす。
式1aの化合物としては、Rがアルキル基であるときに、R1とRがヒドロキシ
ル基に対してオルト位に位置するものが好ましい。
式Iaの化合物としては、Rが水素で、nとn′が両方とも1以上で、R1で表
わされるハロゲン置換基がヒドロキシル基に対してオルト位に位置するものが一
層好ましい。
これらの二価フェノールでは、Xは好ましくは10−約16個の環炭素原子、よ
り好ましくは11−約16個の環炭素′原子、最も好ましくは12−約16個の
環炭素原子を含むシクロアルキリデン基である。
式1aの二価フェノールとしては、一般式:で表わされるものが特に有用で、式
中のXおよびR1は上記定義のとおりである。式Ib中のXは、1〇−約16個
の環炭素原子を含むのが好ましく、11−約16個の環炭素原子を含むのが一層
好ましく、12−約16個の環炭素原子を含むのが最も好ましい。
Xで表わされるシクロアルキリデン基に関して本明細中で用いる用語単環は、シ
クロアルキリデン基が環を1個だけ含むこと、すなわち多環でないことを特定す
るものである。したがってこれらの非多環シクロアルキリデン基には、単環では
ない環式基、たとえば二環式、架橋または縮合環式構造、具体的には2−ノルボ
ルニリデン、ビシクロ(3゜3.0)オクチレンおよびデガヒドロナフレチンは
含まれない。
式1aの二価フェノールで、RおよびR1がヒドロキシル基に対してオルト位に
位置するものの具体例には、以下のようなものがあるが、これらに限定されるも
のではない。
H,CCH。
BI Br
I
CI C1
/ c ”\
式Iの二価フェノールは、特定のケトンをフェノール化合物と反応させて二価フ
ェノールを生成した後、この二価フェノールをハロゲン化することにより製造で
きる。ケトンをフェノール化合物と、酸触媒の存在下、好ましくは酸触媒および
ブチルメルカプタンのような助触媒の存在下で反応させる。
特定のケトン反応物質は、一般式
%式%()
(式中のXは上記定義のとおり)で表わされるケトン類から選ばれる。より詳し
くは、式■のケトンは一般式:0 (II a)
で表わすことができ、式中のYは −〇−基とともに8−約16個の環炭素原子
を含む環式構造を形成する、7−約15個の炭素原子を含むアルキレン基から選
ばれる。
フェノール反応物質は一般式:
%式%
(RSnおよびn′は上記定義の通り)で表わされるフェノール化合物から選ば
れる。
式Iの新規な二価フェノールを得るためには、式■のケトン1モルをフェノール
反応物質2モルと、酸触媒の存在下、好ましくは酸触媒およびブチルメルカプタ
ンのような助触媒の存在下で反応させる。通常、フェノール反応物質を過剰に存
在させる。
使用できる適当な酸触媒としては、これらに限定されるものではないが、塩化水
素酸、臭化水素酸、ポリ(スチレンスルホン酸)、硫酸、ベンゼンスルホン酸な
どがある。
フェノール化合物をケトンと、適当な温度および圧力条件下、酸触媒の存在下で
反応させ、こうして上記フェノール化合物と上記ケトンとの共反応を起こして二
価フェノールを形成する。一般にこの反応は約1気圧の圧力、室温(25°C)
から約100″Cまでの温度で適切に進行する。
酸触媒の使用量は触媒量である。触媒量とは、ケトンとフェノール化合物との間
の二価フェノールを生成する反応に′触媒作用をなすのに有効な量を意味する。
通常、この量は約011−約10%の範囲である。しかし実際には、触媒量はい
くらか多くするのが普通である。これは反応中に形成される副生物の水によって
酸触媒が希釈され、希釈されていない状態より触媒効果が幾分落ちる(反応が遅
くなる)からである。
ケトンとフェノール化合物の共反応によって形成される二価フェノール中間体を
、次によく知られた通常のハロゲン化法にしたがってハロゲン化し、式■の二価
フェノールを形成する。
式Iの二価フェノールのいくつかを製造できる別の方法では、式Iのケトンを一
般式:
および
(R) 2−n’
で表わされる二価フェノール(式中のn、n’ 、RおよびR1は上記定義のと
おり)と、触媒量の酸触媒の存在下で反応させる。この方法では、二価フェノー
ル中間体をハロゲン化するする必要なしに、式Iの二価フェノールが直接形成さ
れる。
本発明のカーボネート重合体の製造では、式lの二価フェノールを1種のみ用い
てもよいし、211以上の異った式Iの二価フェノールを混合物を使用してもよ
い。
式Iの二価フェノールと反応させるカーボネート前駆物質は、ハロゲン化カルボ
ニル、ジアリールカーボネートまたはビスハロホルメートとすることができる。
カーボネート前駆物質として好ましいのは、ハロゲン化カルボニルである。ハロ
ゲン化カルボニルは塩化カルボニル、臭化カルボニルおよびそれらの混合物から
選ばれる。ハロゲン化カルボニルとしては、ホスゲンとしても知られる塩化カル
ボニルが好ましい。
本発明の新規な線状カーボネート重合体は、一般式:(IV)
で表わされる反復構造単位を少なくとも1個含む。式中のnSn’ 、R,R’
およびXは上記定義のとおりである。
弐■の反復構造単位を少なくとも1個含む線状カーボネート重合体として好まし
いのは、式中のXが10−約16個の環炭素原子、好ましくは11−約16個の
環炭素原子、より好ましくは12−約16個の環炭素原子を含む単環シクロアル
キリデン基から選ばれるものである。
本発明のポリカーボネートが優れた耐熱性を示すためには、式■で表わされる反
復構造単位の少なくとも1個の芳香環上に少なくとも1個のハロゲン原子が存在
すること、すなわちnとn′の和が少なくとも1であることが必須である。
これらの高分子量線状芳香族カーボネート重合体は、通常数平均分子量が約s、
ooo−約200.000.好ましくは約10.000−約100,000の範
囲にある。
本発明の範囲内には、熱可塑性ランダム枝分れポリカーボネートも含まれる。こ
れらのランダム枝分れポリカーボネートは、(1)カーボネート前駆物質、(i
i )式1の少なくとも1種の二価フェノール、および(ii )少量の多官能
性有機化合物を反応させることにより製造できる。多官能性を機化合物は、通常
性質は芳香族で、分枝剤として機ルボキシル、ハロホルミル、カルボン酸無水物
などから選ばれる3個以上の官能基を含有する。多官能性芳香族化合物の代表的
なものが、米国特許第3,635,895号および第4. 001,184号に
開示されている。これらの多官能性芳香族化合物の具体例としては、トリメリッ
ト酸無水物、トリメリット酸、トリメリチルトリクロリド、メリット酸などがあ
るが、これらに限定されるものではない。
本発明のポリカーボネートの製造方法は通常のポリカーボネートの製造方法であ
り、溶液重合、溶融重合、エステル交換などが挙げられる。
本発明の高分子量芳香族カーボネート重合体を製造する方法の1つでは、不均質
界面重合法を用いる。この方法は当業者によく知られている。本発明のポリカー
ボネートを製造するのに有用な別法では、ピリジンのような有機溶剤系を用いる
。この方法も当業者によく知られている。
本発明のカーボネート重合体には、必要に応じてよく知られ用いられている添加
剤を混合してもよく、たとえば酸化防止剤:帯電防止剤:充填剤、たとえばガラ
ス繊維、マイカ、タルク、クレーなど;耐衝撃性改良剤、たとえばポリアクリレ
ート、ポリオレフィン、ゴム状ジエン重合体、スチレン系正合体、シリコーンゴ
ム、ポリシロキサン−ポリカーボネート共重合体など;紫外線吸収剤、たとえば
ベンゾフェノン類、ベンゾトリアゾール類、シアノアクリレ−・ト類など;加水
分解安定剤、たとえば米国特許第3,489.716号、4,138.379号
および3,839゜247号に開示されているエポキシド:色安定剤、たとえば
米国特許第3,305,520号および4,118,730号に開示されている
オルガノホスファイト;難燃剤などを添加できる。
本発明のポリカーボネートはある程度の難燃性を示し、テトラハロゲン化二価フ
ェノールから誘導したポリカーボネートはそれ自体難燃性であるが、それでもな
お難燃性添加剤を添加して難燃性特性を改善することができる。特に有用な難燃
剤には、スルホン酸のアルカリおよびアルカリ土類金属塩がある。この種の難燃
剤は、た、とえば米国特許第3.775,367号、3,836,490号、3
,933.374号、3,948.851号、3,926.908号、3,91
9.167号、3,909.490号、3.953,396号、3,831,1
00号、3,978.024号、3,953,399号、3,917,559号
、3,951.810号、3,940.366号に開示されている。
芳香族ポリカーボネート、特にビスフェノールAがら誘導したポリカーボネート
樹脂の耐衝撃性を改良することが知られているいずれの材料も、本発明のポリカ
ーボネートの耐衝撃性を改良にするのに有用なはずである。これらの耐衝撃性改
良剤の例には、限定されるものでないが、以下の類が挙げられる。
ゴム状ジエン系重合体、
スチレン系重合体、
有機シリコーンゴム、
ポリシロキサン−ポリカーボネートブロック共重合体、および
エラストマー状ポリエステル。
これらの耐衝撃性改良剤のいくつかは、米国特許出願第452.909号(19
82年12月27日出願)に開示されている。
耐衝撃性改良剤として用いられるポリアクリレートは、ゴム貿のホモポリマーま
たは共重合体である。一般に、ブリンクマン(Brinkman)らの米国特許
第3,591.659号に記載されたポリアルキルアクリレート、特にアルキル
アクリレート、中でもn−ブチルアクリレートから誘導された単位を含むものを
用いることができる。別の単量体が、たとえばメタクリレートから誘導されたア
クリレート含有共重合体を用いるのも簡単である。たとえば特公昭43−111
611号参照。アクリレート樹脂は、ガラス転移温度が約−20℃以下、好まし
くは約−40℃以下のゴム弾性グラフト共重合体の形態であるのが好ましい。
シュリヒティング(S c h l i c h t i n g)の米国特許
第4,022,748号参照。ゴム状第1段(コア)と熱可塑性硬質最終段(シ
ェル)を有する多段階ポリマーからなるアクリレート樹脂が一層好ましい。フ7
−ンハム(Farnham)の米国特許第4,096,202号参照。
耐衝撃性改良剤として用いることのできるポリオレフィンは、ホモポリマーまた
は共重合体である。これらの重合体としては、標準高密度重合体、低密度重合体
、ならびに新規な綿状低密度ポリオレフィン、たとえばブテン−1またはオクテ
ン−1から製造される線状低密度ポリエチレンが挙げられる。
耐衝撃性改良剤として、種々のゴム状重合体、たとえばポリブタジェン、ポリイ
ソプレン、スチレン−ブタジェンなどを用いることもできる。
本発明のポリカーボネートの耐衝撃性改良剤として、スチレン含有重合体を用い
ることもできる。このような重合体の例としては、アクリロニトリル−ブタジェ
ン−スチレン、スチレン−アクリロニトリル、メタクリレート−ブタジェン−ス
チレンなどが挙げられる。
本発明のポリカーボネートの衝撃強さを有意に改善する量であれば、最小量の耐
衝撃性改良剤を用いることができる。本発明のポリカーボネートの特定の用途に
望まれる特性が実質的に保たれるならば、この最小量より多い量を用いてもよい
。一般に、約2重量%の最小量で衝撃強さの増加を認めるのに十分である。約4
重量%の最小量が好ましい。通常、約15重量%、好ましくは約10重量%のレ
ベルを超えてはならない。重量%は、耐衝撃性改良剤とポリカーボネート樹脂と
の合計量に基づく耐衝撃性改良剤の量として測定する。
本発明の別の実施態様は、(1)カーボネート前駆物質、(ii )式Iの少な
くとも1種の二価フェノール、および(ii )一般式:
で表わされる少なくとも1種の二価フェノールを反応させて得られるカーボネー
ト共重合体である。ここでR2はそれぞれ独立にハロゲン、−価の炭化水素およ
び一価の炭化水素オキシ基から選ばれ、
aはそれぞれ独立に0−4の値の整数から選ばれ、bは0または1、そして
Aはアルキレン基、アルキリデン基、4−6個の環炭素原子を含むシクロアルキ
レンおよびシクロアルキリデン基、S−
基から選ばれる。
R2で表わされるハロゲン基としては塩素および臭素が好ましい。
R2で表わされる一価の炭化水素基は、アルキル基、アリール基、アラルキル基
、アルカリール基およびシクロアルキル基である。R2で表わされるアルキル基
としては、1−約8個の炭素原子を含むものが好ましい。これらのアルキル基の
具体例としては、これらに限定されるものではないが、メチル、エチル、プロピ
ル、イソプロピル、−ブチル、イソブチル、t−ブチル、ペンチル、ネオペンチ
ルなどかある。R2で表わされるアリール基としては、6−12個の炭素原子を
含むもの、すなわちフェニル、ナフチルおよびビフェニルが好ましい。R2で表
わされるアラルキル基およびアルカリール基としては、7−約14個の炭素原子
を含むものが好ましい。これらのアラルキルおよびアルカリール基の具体例には
、これらに限定されるものではないが、ベンジル、トリル、エチルフェニルなど
がある。
R2で表わされるシクロアルキル基としては、4−約6個の環炭素原子を含むも
のが好ましく、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル、メチルシクロ
ヘキシルなどが挙げられる。
R2で表わされる一価の炭化水素オキシ基は、アルコキシ基およびアリールオキ
シ基から選ぶのが好ましい。R2で表わされるアルコキシ基としては、1−約8
個の炭素原子を含むものが好ましい。これらのアルコキシ基の具体例には、これ
らに限られるものではないが、メトキシ、ブトキシ、イソプロポキシ、プロポキ
シなどがある。アリオールオキシ基としてはフェノキシが好ましい。
好ましくは R2はそれぞれ独立に一価の炭化水素基から選ばれ、その−価の炭
化水素基としてはアルキル基が好ましい。
Aで表わされるアルキレン基としては、2−約6個の炭素原子を含むものが好ま
しい。これらのアルキレン基の具体例としては、エチレン、プロピレン、ブチレ
ンなどが挙げられるが、これらに限定されるものではない。Aで表わされるアル
キリデン基としては、1−約6個の炭素原子を含むものが好ましい。これらのア
ルキリデン基の具体例としては、エチリデン、1.1−プロピリデン、2.2−
プロピリデンなどが挙げられるが、これらに限定されるものではない。
式Vの二価フェノールとしては、式中のbが1で、Aがアルキレンまたはアルキ
リデン基から選ばれるものが好ましい。
式■の二価フェノールで、芳香族残基」ユに2個以上のR2置換基があるときは
、これらの置換基は同じでも異っていてもよい。
式■の二価フェノールとしては4.4′ −ビスフェノールが一層好ましい。
式■の二価フェノールは当業界でよく知られており、一般に市販されているか、
公知の方法で容易に製造できる。
これらのフェノール化合物は一般に、従来のポリカーボネート樹脂の製造に用い
られている。
式■の二価フェノールの具体例としては、これらに限定されるものではないが、
2.2ビス(4−ヒドロキシフェニル)プロパン(ビスフェノールA)、
1.1−ビス(3−メチル−4−ヒドロキシフェニル)エタン、
2.2−ビス(3,5−ジメチル−4−ヒドロキシフェニル)プロパン、
2.2−ビス(3,5−ジブロモ−4−ヒドロキシフェニル)プロパン、
ビス(4−ヒドロキシフェニル)スルフィド、3.3−ビス(3−メチル−4−
ヒドロキシフェニル)ペンタン、
3.3′−ジエチル−4,4′−ジヒドロキシジフェニルなどが挙げられる。
この実施態様で用いる式Iの二価フェ、ノールの量は、二価フェノールIおよび
Vの合計使用量に基づいて、通常的1−約99重量06、好ましくは約5−約9
0重r:k 96、より好ましくは約10−約80雷量%の範囲にある。
式■の二価フェノールとしては、ビスフェノールAが好ましい。
(i)カーボネート前駆物質、(ii )式1の少なくとも1種の二価フェノー
ル、および(ii )式Vの少なくとも1種の二価フェノールを反応させて得ら
れるカーボネート共重合体は、少なくとも以下の反復構造単位を含む。
■式
式中のA、R2、bおよびaは上記定義のとおり。
本発明の実施にあたっては、式■のフェノールを1種のみ用いても、弐Vの二価
フェノールの2種以上の混合物を用いてもよい。
この実施態様の共重合体を製造する方法は、さきに説明した本発明のポリカーボ
ネートの製造に用いた方法と同様である。本発明のカーボネート共重合体には1
、必要に応じて、さきに説明した種々の添加剤を添加してもよい。
本発明のさらに別の実施態様は、(i)(a)式Iの少くとも1種の二価フェノ
ールおよび(b)カーボネート前駆物質から誘導された少くとも1種のポリカー
ボネート(以下重合体Aと称する)と、(ii)(a)式Vの少くとも1杯の二
価フェノールおよび(b)カーボネート前駆物質から誘導された少くとも1種の
通常のポリカーボネート樹脂(以下樹脂Bと称する)とからなるポリカーボネー
ト樹脂配合物である。これらの配合物は、配合物中の重合体ノ\と樹脂Bの合計
量に基づいて、樹脂Aを約1−約99雷量〇6、好ましくは約5−約90雷量%
、さらに好ましくは約10−約80雷量%含有する。
本発明の配合物には、必要に応じて前述した添加剤を添木発明の配合物は一役に
、重合体Aおよび樹脂Bを予め形成し、次にこれらの樹脂を一緒に物理的に混合
または配合することによって製造することができる。
本発明のさらに別の実施態様は、(i)カーボネート前駆物質、(ii)式Iの
少くとも1種の二価フェノールおよび(iii )少くとも1種の二官能性カル
ボン酸またはそのエステル形成性反応性誘導体から誘導されたコポリエステル−
カーボネートである。
簡単に述べると、コポリエステル−カーボネートは線状重合体鎖中に反復するカ
ーボネート基、カルボキシレート基お5よび芳香族炭素環式基を含有し、少くと
も一部のカルボキンレート基と少くとも一部のカーボネート基が芳香族炭素環式
基の環炭素原子に直接結合している。
これらのコポリエステル−カーボネートは、重合体鎖中にエステル結合とカーボ
ネー ト結合を含み、このうちのエステル結合の量は約25−約90モル%、好
ましくは約35−約80モル%である。たとえば、5モルのビスフェノールAを
4モルの二塩化イソフタロイルおよび1モルのホスゲンと完全に反応させると、
エステル結合が80モル%のコポリエステル−カーボネートが得られる。
通常のコポリエステル−カーボネート一般およびその製造方法が、米国特許第3
,169,121号に開示されている。
一般に、線状ポリエステルの製造に通常使用される二官能性のカルボン酸はどれ
でも、本発明の線状コボエステルーカーボネート樹脂の製造に用いられることが
できる。使用できるカルボン酸には、脂肪族カルボン酸、脂肪族−芳香族カルボ
ン酸および芳香族カルボン酸がある。これらの酸はSきに言及した米国特:γ第
3,169,121号に開示されている。
本発明のコポリエステル−カーボネート樹脂の製造に用いることのできる二官能
制カルボン酸は、通常一般式二R3−(R4)q−Co−OH(■)
に相当し、式中のR4はアルキレン、アルキリデンアラルキレン、アラルキリデ
ン、またはエチレン系不飽和を含む脂環式基;芳香族基、たとえばフェニレン、
ビフェニレン、置換フェニレンなど;非芳香族結合、たとえばアルキレンまたは
アルキリデン基を介して結合された2個以上の芳香族などである。R3はカルボ
キシル基またはヒドロキシル基である。添字qは R3がヒドロキシル基の場合
には1を、R3がカルボキシル基の場合にはOまたは1を表わす。
二官能性カルボン酸として好ましいのは、二官能性芳香族カルボン酸、すなわち
式■でqが1、R3がカルボキシル基またはヒドロキシル基、R4が芳香族基、
たとえばフェニレン、ナフチレン、ビフェニレン、置換フェニレンなどであるよ
うなカルボン酸である。二官能性芳香族カルボン酸として好ましいのは、一般式
:
で表わされるもので、式中のR3は上記定義のとおり、R5はそれぞれ独立にハ
ロゲン基、−価の炭化水素基および一価の炭化水素オキシ基から選ばれ、そして
pは0−4の値の整数を表わす。
R5で表わされる基としては R2についてさきに開示したのと同じものが好ま
しい。
2種以上の異った二官能性カルボン酸の混合物も、二官能性カルボン酸単独の場
合と同様に用いることができる。
したがって、本明細書中で用語二官能性カルボン酸を用いる場合には、単独の二
官能性カルボン酸だけでなく、2種以上の異なる二官能性カルボン酸の混合物も
含むものである。
二官能性芳香族カルボン酸として特に有用なのは、イソフタル酸、テレフタル酸
およびそれらの混合物である。
二官能性カルボン酸をそのまま用いるより、そのエステル形成性反応性誘導体、
たとえば酸ハロゲン化物を用いるのが好ましい。酸ハロゲン化物として特に好ま
しいのは酸塩化物である。したがって、たとえばイソフタル酸、テレフタル酸ま
たはそれらの混合物を用いる代わりに、二塩化イソフタロイル、二塩化テレフタ
ロイルまたはそれらの混合物を用いるのが好ましい。二塩化イソフタロイルと二
塩化テレフタロイルの混合物として特に有用なのは、二塩化イソフタロイル対二
塩化テレフタロイルの重量比が1:10から9.8:0.2の範囲にあるもので
ある。
本発明のコポリエステル−カーボネート樹脂はいずれの公知の慣用手段、たとえ
ば溶液重合、溶融重合、エステル交換などを用いて製造してもよい。本発明のコ
ポリエステル−カーボネートを製造する方法の1つは、苛性アルカリ水溶液、水
不混和性有機溶剤、式lの少くとも1種の二価フェノール、少くとも1種の二官
能性カルボン酸またはそのエステル形成性反応性誘導体、触媒、分子量調節剤お
よびカーボネート前駆物質を含む不均質重合系を用いる。不均質界面重合系とし
ては、カーボネート前駆物質としてホスゲンを、有機溶剤として塩化メチレンま
たはクロロベンゼンを用いる系が好ましい。
用いる反応条件、触媒および連鎖停止剤すなわち分子量調節剤は、従来のコポリ
エステル−カーボネートの製造に用いるのとほぼ同じで、当業者によく知られて
いる。
本発明の線状コポリエステル−カーボネート樹脂には、必要に応じて前述した種
々の添加剤、特に耐衝撃性改良量の前述した少くとも1種の耐衝撃性改良剤が添
加されいてもよい。
本発明の別の実施態様は、(1)カーボネート前駆物質、(ii )少くとも1
種の二官能性カルボン酸またはそのエステル形成性反応性誘導体、(ii )式
Iの少くとも1種の二価フェノール、および(Iv)弐■の少くとも1種の二価
フェノールから誘導されるコポリエステル−カーボネート樹脂である。このコポ
リエステル−カーボネートの製造に用いられる式Iの二価フェノールの量は、式
IおよびVの二価フェノールの全使用量に基づいて、通常約1−約99重量%、
好ましくは約5−約90重量%、より好ましくは約10−約80重量%である。
これらの樹脂には、必要に応じて前述した添加剤、特に耐衝撃性改良量の少くと
も1種の耐衝撃性改良剤を加えてもよい。
本発明のさらに別の実施態様は、(i)本発明の少くとも1種の線状コポリエス
テル−カーボネート樹脂、すなわち(a)カーボネート前駆物質、(b)少くと
も1種の二官能性カルボン酸またはそのエステル形成性反応性誘導体、および(
C)式Iの少くとも1種の二価フェノールから誘導された樹脂(以下コポリエス
テル−カーボネート樹脂Cと称する)と、(ii)(a)カーボネート前駆物質
、(b)少くとも18iの二官能性カルボン酸またはそのエステル形成性反応性
誘導体、および(c)式Vの少くとも1種の二価フェノールから誘導された少く
とも1種の通常のコポリエステル−カーボネート樹脂(コポリエステル−カーボ
ネート樹脂りと称する)とからなるコポリエステル−カーボネート樹脂配合物で
ある。
この実施態様の配合物は、配合物中に存在する樹脂CおよびDの合計量に基づい
て、樹脂Cを約1−約99重量%、好ましくは約5−約90重量%、より好まし
くは約10−約80重量%含宵する。
これらの配合物には、必要に応じて上述した種々の添加剤、特に耐衝撃性改良量
の少くとも1種の耐衝撃性改良剤を添加しておいてもよい。
本発明の線状コポリエステル−カーボネートの範囲には、ランダム枝分れ線状コ
ポリエステル−カーボネートも含まれる。これらの枝分れコポリエステル−カー
ボネートは、ランダム枝分れポリカーボネートの製造についてさきに説明した分
枝剤を用いて製造することができる。
本発明の高分子量線状芳香族コポリエステル−カーボネートは数平均分子量が、
通常約5,000−約200.000の範囲、好ましくは約10,000−約1
00,000の範囲にある。
本発明のポリカーボネートに関して使用した用語線状ポリカーボネート樹脂には
、本発明の枝分れポリカーボネートと非枝分れポリカーボネートの両方が含まれ
る。
同様に、本発明のコポリエステル−カーボネートに関して使用した用語線状コポ
リエステル−カーボネートには、本発明の枝分れコポリエステル−カーボネート
と非枝分れコポリエステル−カーボネートの両方が含まれる。
本発明の範囲には、本発明のコポリエステル−カーボネート(コポリエステル−
カーボネート樹脂C)と本発明のポリカーボネート(ポリカーボネート樹脂A)
との配合物、本発明のコポリエステル−カーボネート樹脂(コポリエステル−カ
ーボネート樹脂C)と通常のポリカーボネート(ポリカーボネート樹脂B)との
配合物、および本発明のポリカーボネート(ポリカーボネート樹脂A)と通常の
コポリエステル−カーボネート(コポリエステル−カーボネート樹脂D)との配
合物も含まれる。
これらの配合物は、通常的1−約99重量%のコポリエステル−カーボネート樹
脂と約99−約1重量%のポリカーボネート樹脂を含存し、好ましくは約5−約
95重量96のコポリエステル−カーボネート樹脂と約95−約5重量96のポ
リカーボネート樹脂を含有する。これらの配合物は、必要に応じて、さきに説明
した添加剤、特に耐衝撃性改良量の耐衝撃性改良剤を含んでいてもよい。
好適実施例の説明
本発明を一層完全かつ明確に説明するため、以下に実施例を提示する。実施例は
、本明!n書中に開示し請求しである発明を限定するのでなく、例示すると考え
るべきである。
実施例中のすべての部およびパーセントは、特記しない限り重量基帛である。
以下の実施例は、ハロゲン化により本発明の二価フェノールを生成する。二価フ
ェノール中間体の製造例を例示する。この二価フェノールは本発明の範囲外であ
る。
実施例1
この例は、本発明の二価フェノール製造に使用する1゜1−ビス(4−ヒドロキ
シフェニル)シクロドデカン中間体の製造例を示す。
スター子、還流冷却器、lH度計およびガス送込管を備えた3g丸底フラスコに
、1647g(17,4モル)のフェノール、478g (2,62モル)のシ
クロドデカノンおよび15m1のn−ブチルメルカプタンを入れる。加熱マント
ルを用いて熱を加え、反応混合物が58℃で液体になったら、無水塩化水素を溶
液が飽和するまで導入する。攪拌を52−60℃の間で数時間継続し、その間に
白色固形物が赤橙色の反応混合物から分離しはじめる。スラリーから採取した試
料のガスクロマトグラフィー分析で大環状ケトンの不在が確認されたら、温たか
い反応スラリーを吸引濾過し、得られたフィルターケーキを塩化メチレンで洗う
。
フィルターケーキを新しい塩化メチレンでスラリー化し、濾過し、さらに多ユの
溶剤で洗う。乾燥フィルターケーキは重ff1849.13 g (2,41モ
ル) ”?’、収率92%に相当し、207−208.5℃で溶融し、そのガス
クロマトグラフィーによる分析では、p−クミルフェノールが13゜91分で現
われるのに対し、保持時間が26.07分であることが示される。
以下の実施例は本発明の二価フェノールの製造例を示す。
実施例2
この実施例は、1.1−ビス(3,5−ジブロモ−4−ヒドロキシフェニル)シ
クロドデカンの製造例を示す。
実施例1の手順にほぼ従って製造した10g (0,0284モル)の1,1−
ビス(4−ヒドロキシフェニル)シクロドデカンおよび50m1の塩化メチレン
を含有するスラリーに、19.0g (0,1135モル)の臭素および10
mlの塩化メチレンを含をする溶液を滴下して加える。こながら行う。臭素の添
加が進行するにつれて、スラリーは溶液に変化する。臭素の添加がさらに進むと
この溶液はスラリーに変化する。反応に続いて、反応混合物から試料を採取して
ガスクロマトグラフィー分析を行う。これらの試料の分析で1,1−ビス(4−
ヒドロキシフェニル)シクロドデカンの不在が認められたら、スラリーを吸引濾
過し、得られる固形物を塩化メチレンで洗う。この固形物をメタノールから再結
晶させる。この固体は1.1−ビス(3゜3−ジブロモ−4−ヒドロキシフェニ
ル)シクロドデカンで、融点が269−271℃であり、ガスクロマトグラフィ
ーでp−クミルフェノールが14.01分で現われるのに対し保持時間が31.
4J8分である。
実施例3
この実施例は1,1−ビス(3−クロロ−4−ヒドロキシフェニル)シクロドデ
カンの製造例を示す。
実施例1の手順にほぼ従って製造したLog (0,0284モル)の1.1−
ビス(4−ヒドロキシフェニル)シクロドデカンおよび50m1の塩化メチレン
を含有するスラリーに、26+r (0,19モル)の塩化スルフリルおよび2
0m1の塩化メチレンを含有する溶液を25−27℃の温度でかきまぜながらゆ
っくり加える。この溶液の添加中にスラリーは溶液に変化する。反応に続いて、
反応混合物から採取した試料をガスクロマトグラフィー分析する。これらの試料
の分析で1,1−ビス(4−ヒドロキシフェニル)シクロドデカンの不在が認め
られたら、溶液を水アスピレータ減圧下で回転エバポレータでストリッピングす
る。固形物を分析すると、この固形物が93,6%の1,1−ビス−(3−クロ
ロ−4−ヒドロキシフェニル)シクロドデカン、6%の1−(4−ヒドロキシフ
ェニル)、1(3−クロロ−4−ヒドロキシフェニル)シクロドデカンおよび0
.4%の1−(3−クロロ−4−ヒドロキシフェニル)、1−(3,5−ジクロ
ロ−4−キシフェニル)シクロドデカンを含有することがわかる。固形物をメタ
ノールから再結晶させ、純粋な1,1−ビス(3−クロロ−4−ヒドロキシフェ
ニル)シクロドデカンを得る。これは融点が167−169℃で、ガスクロマト
グラフィーでの保持時間が、p−クミルフェノールの13.97分に対して28
゜04分である。
実施例4
この実施例は1,1−ビス(3−ブロモ−5−メチル−4−ヒドロキシフェニル
)シクロドデカンの製造例を示す。
2.5g(0,0066モル)の1,1−ビス−(3−メチル−4−ヒドロキシ
フェニル)シクロドデカンおよび50m1の塩化メチレンを含有するスラリーに
、3.36g(0,021モル)の臭素と10m1の塩化メチレンを含有する溶
液を、23℃でかきまぜながらゆっくり加える。この溶液の添加中にスラリーは
溶液に変化する。反応に続いて、反応混合物から採取した試料のガスクロマトグ
ラフィー分析を行う。これらの試料の分析で1,1−ビス(3−メチル−4−ヒ
ドロキシフェニル)シクロドデカンの不在が認められたら、溶液を水アスピレー
タ減圧下で回転エバポレータでストリッピングする。得られる固形物をメタノー
ルから再結晶させる。得られる白色結晶は、融点が237−238℃で、ガスク
ロマトグラフィーの保持時間が、p−クミルフェノールの保持時間の14.01
分に対して29.71分である。
実施例5
この実施例は1.1−ビス(3−クロロ−5−メチル−4−ヒドロキシフェニル
)シクロドデカンの製造例を示す。
3g (0,0079モル)の1.1−ビス(3−メチル−4−ヒドロキシフェ
ニル)シクロドデカンおよび50m1の塩化メチレンを含有するスラリーに、2
.3g (0,0158モル)の塩化スルフリルおよび10m1の塩化メチレン
を含有する溶液を24℃でかきまぜながらゆっくり加える。この溶液の添加中に
スラリーは溶液に変化する。反応に続いて、反応混合物から採取した試料のガス
クロマトグラフィー分析を行う。これらの試料の分析で1.1−ビス(3−メチ
ル−4−ヒドロキシフェニル)シクロドデカンの不在が認められたら、溶液を水
アスピレーク減圧下で回転エバポレータでストリッピングする。得られる固形物
をメタノールから再結晶させる。この再結晶させた固形物は融点が213−21
5℃で、ガスクロマトグラフィーの保持時間がp−クミルフェノールの14.0
4分に対して28.76分である。
実施例に
の実施例は1,1−ビス(3−クロロ−5−メチル−4−ヒドロキシフェニル)
シクロペンタデカンの製造例を示す。
0.07g (0,000166モル)の1,1−ビス(3−メチル−4−ヒド
ロキシフェニル)シクロペンタデカンおよび5 mlの塩化メチレンを含有する
溶液に、0.08g (0,0006モル)の塩化スルフリルおよび5 mlの
塩化メチレンを含有する溶液をかきまぜながらゆっくり加える。反応に続いて、
反応混合物から採取した試料のガスクロマトグラフィー分析を行う。これらの試
料の分析で1゜1−ビス(3−メチル−4−ヒドロキシフェニル)シクロペンタ
デカンの不在が認められたら、溶液を水アスピレーグ減圧下で回転エバポレータ
でストリッピングする。得られる固形物をメタノールで再結晶させる。再結晶さ
せた固形物は、融点185−187℃で、ガスクロマトグラフィーの保持時間は
、p−クミルフェノールが13.97分で現われるのに対し、30.22分であ
る。
本発明の重合体はシート、フィルム、成形物品などの製造に有用である。
上記教示内容を参考にして、本発明の他の改変や変更が可能なことは明らかであ
る。したがって以上説明した本発明の特定の実施態様について、特許請求の範囲
で規定した本発明の範囲内に含まれる変更を加えることができると理解されるべ
きである。
手続補正書(旗)
61.8.28
昭和 年 月 日
特許庁長官 黒 1)明 雄 殿
1、事件の表示
国際出願番号PCT/US 841009592、発明の名称
改善された耐熱性を示すポリカーボネート3、補正をする者
事件との関係 特許出願人
性 所 アメリカ合衆国、12305、ニューヨーク州、スケネクタデイ、リバ
ーロード、1番
名 称 ゼネラル・エレクトリック・カンバニイ4、代理人
住 所 〒107東京都港区赤坂1丁目14番14号第35興和ビル 4階
日本ゼネラル・エレクトリック株式会社・極東特許部内電話(588)5200
−5207
昭和61年7月31日(発送日:昭和61年8月5日)6、補正の対象
国際調査報告
1°“″′ml’1Mal Aee&f1mA M。PCT/us 84100
959
Claims (40)
- 1.(a)カーボネート前駆物質と (b)一段式: ▲数式、化学式、表等があります▼ で表わされる少くとも1種の二価フェノールとの反応生成物を含む少くとも1種 の熱可塑性線状重合体(i)を含む重合体組成物 (式中のRはそれぞれ独立に水素および低級アルキル基から選ばれ、 R1はそれぞれ独立にハロゲン基から選ばれ、Xは8−約16個の環炭素原子を 有する単環シクロアルキリデン基から選ばれ、 nおよびn′はそれぞれ独立に0−2の値の整数から選ばれるが、nとn′の和 は1以上である)。
- 2.Xが10−約16個の環炭素原子を有するシクロアルキリデン基から選ばれ る請求の範囲第1項記載の組成物。
- 3.上記二価フェノールが一般式; ▲数式、化学式、表等があります▼ で表わされる請求の範囲第1項記載の組成物。
- 4.RおよびR1それぞれがヒドロキシル基に対してオルト位に位置する請求の 範囲第3項記載の組成物。
- 5.Xが10−約16個の環炭素原子を有するシクロアルキリデン基である請求 の範囲第4項記載の組成物。
- 6.nおよびn′が2である請求の範囲第5項記載の組成物。
- 7.さらに耐衝撃性を改良する量の少くとも1種の耐衝撃性改良剤化合物を含有 する請求の範囲第1項記載の組成物。
- 8.上記重合体(i)が 成分(a)と、 成分(b)と、 (c)一般式: ▲数式、化学式、表等があります▼ で表わされる少くとも1種の二価フェノールとの反応生成物を含有する請求の範 囲第1項記載の組成物(式中のR2はそれぞれ独立にハロゲン基、一価の炭化水 素基および一価の炭化水素オキシ基から選ばれ、Aはアルキレン基、アルキリデ ン基、4−6個の環炭素原子を有するシクロアルキレンおよびシクロアルキリデ ン基、 −S−、−S−S−、−O−、▲数式、化学式、表等があります▼、▲数式、化 学式、表等があります▼、および▲数式、化学式、表等があります▼ から選ばれ、 aはそれぞれ独立に0−4の値の整数から選ばれ、bは0または1である)。
- 9.上記二価フェノール(b)が一般式:▲数式、化学式、表等があります▼ で表わされる請求の範囲第8項記載の組成物。
- 10.Xが10−約16個の環炭素原子を有するシクロアルキリデン基から選ば れる請求の範囲第9項記載の組成物。
- 11.RおよびR1それぞれがヒドロキシル基に対してオルト位に位置する請求 の範囲第10項記載の組成物。
- 12.nおよびn′が2である請求の範囲第11項記載の組成物。
- 13.さらに (d)カーボネート前駆物質と (e)一般式: ▲数式、化学式、表等があります▼ で表わされる少くとも1種の二価フェノールとの反応生成物を含む少くとも1種 の熱可塑性重合体(ii)を含有する請求の範囲第1項記載の組成物(式中のR 2はそれぞれ独立にハロゲン基、一価の炭化水素基および一価の炭化水素オキシ 基から選ばれ、 Aはアルキレン基、アルキリデン基、4−6個の環炭素原子を有するシクロアル キレンおよびシクロアルキリデン基、 −S−、−S−S−、−O−、▲数式、化学式、表等があります▼、▲数式、化 学式、表等があります▼、および▲数式、化学式、表等があります▼ から選ばれ、 aはそれぞれ独立に0−4の値の整数から選ばれ、bは0または1である)。
- 14.上記二価フェノール(e)がビスフェノールAである請求の範囲第13項 記載の組成物。
- 15.上記二価フェノール(b)が一般式:▲数式、化学式、表等があります▼ で表わされる請求の範囲第13項記載の組成物。
- 16.Xが10−約16個の環炭素原子を有するシクロアルキリデン基から選ば れる請求の範囲第16項記載の組成物。
- 17.RおよびR1それぞれがヒドロキシル基に対してオルト位に位置する請求 の範囲第16項記載の組成物。
- 18.nおよびn′が2である請求の範囲第17項記載の組成物。
- 19.上記重合体(i)が成分(a)と、成分(b)と、(e)少くとも1種の 二官能性カルボン酸またはそのエステル形成性反応性誘導体との反応生成物を含 有する請求の範囲第1項記載の組成物。
- 20.上記エステル形成性反応性誘導体が二塩化イソフタロイル、二塩化テレフ タロイルおよびこれらの混合物から選ばれる請求の範囲第19項記載の組成物。
- 21.上記カーボネート前駆物質がホスゲンである請求の範囲第20項記載の組 成物。
- 22.上記重合体(i)が成分(a)と、成分(b)と、成分(e)と、(f) 一般式: ▲数式、化学式、表等があります▼ との反応生成物を含有する請求の範囲第19項記載の組成物 (式中のR2はそれぞれ独立にハロゲン基、一価の炭化水素基および一価の炭化 水素オキシ基から選ばれ、Aはアルキレン基、アルキリデン基、4−6個の環炭 素原子を有するシクロアルキレンおよびシクロアルキリデン基、 −S−、−S−S−、−O−、▲数式、化学式、表等があります▼、▲数式、化 学式、表等があります▼、および▲数式、化学式、表等があります▼ から選ばれ、 aはそれぞれ独立に0−4の値の整数から選ばれ、bは0または1である)。
- 23.上記二価フェノール(f)がビスフェノールAである請求の範囲第22項 記載の組成物。
- 24.上記カーボネート前駆物質がホスゲンである請求の範囲第23項記載の組 成物。
- 25.さらに (g)カーボネート前駆物質と、 (h)少くとも1種の二官能性カルボン酸またはそのエステル形成性反応性誘導 体と、 (j)一般式: ▲数式、化学式、表等があります▼ で表わされる少くとも1種の二価フェノールとの反応生成物を含む少くとも1種 の重合体(iii)を含有する請求の範囲第19項記載の組成物 (式中のR2はそれぞれ独立にハロゲン基、一価の炭化水素基および一価の炭化 水素オキシ基から選ばれ、Aはアルキレン基、アルキリデン基、4−6個の環炭 素原子を有するシクロアルキレンおよびシクロアルキリデン基、 −S−、−S−S−、−O−、▲数式、化学式、表等があります▼、▲数式、化 学式、表等があります▼、および▲数式、化学式、表等があります▼ から選ばれ、 aはそれぞれ独立に0−4の値の整数から選ばれ、bは0または1である)。
- 26.上記エステル形成性反応性誘導体が二塩化イソフタロイル、二塩化テレフ タロイルおよびこれらの混合物から選ばれる請求の範囲第25項記載の組成物。
- 27.上記カーボネート前駆物質がホスゲンである請求の範囲第26項記載の組 成物。
- 28.上記二価フェノール(j)がビスフェノールAである請求の範囲第27項 記載の組成物。
- 29.一般式: ▲数式、化学式、表等があります▼ で表わされる二価フェノール (式中のRはそれぞれ独立に水素および低級アルキル基から選ばれ、 R1はそれぞれ独立にハロゲン基から選ばれ、Xは8−約16個の環炭素原子を 有する単環シクロアルキリデン基から選ばれ、 nおよびn′はそれぞれ独立に0−2の値の整数から選ばれるが、nとn′の和 は1以上である)。
- 30.Xが10−約16個の環炭素原子を有するシクロアルキリデン基から選ば れる請求の範囲第29項記載のフェノール。
- 31.Xが11−約16個の環炭素原子を有するシクロアルキリデン基から選ば れる請求の範囲第30項記載のフェノール。
- 32.Xが12−約16個の環炭素原子を有するシクロアルキリデン基から選ば れる請求の範囲第31項記載のフェノール。
- 33.一般式: ▲数式、化学式、表等があります▼ で表わされる請求の範囲第29項記載のフェノール。
- 34.RおよびR1それぞれがヒドロキシル基に対してオルト位に位置する請求 の範囲第33項記載のフェノール。
- 35.Xが10−約16個の環炭素原子を有するシクロアルキリデン基から選ば れる請求の範囲第34項記載のフェノール。
- 36.nおよびn′が2である請求の範囲第36項記載のフェノール。
- 37.Xが11−約16個の環炭素原子を有するシクロアルキリデン基から選ば れる請求の範囲第35項記載のフェノール。
- 38.nおよびn′が2である請求の範囲第37項記載のフェノール。
- 39.Xが12−約16個の環炭素原子を有するシクロアルキリデン基から選ば れる請求の範囲第37項記載のフェノール。
- 40.nおよびn′が2である請求の範囲第39項記載のフェノール。
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