JPS6146157B2 - - Google Patents

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Publication number
JPS6146157B2
JPS6146157B2 JP54047448A JP4744879A JPS6146157B2 JP S6146157 B2 JPS6146157 B2 JP S6146157B2 JP 54047448 A JP54047448 A JP 54047448A JP 4744879 A JP4744879 A JP 4744879A JP S6146157 B2 JPS6146157 B2 JP S6146157B2
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JP
Japan
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button
needle
sewing
hole
sewing machine
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Application number
JP54047448A
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English (en)
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JPS55138490A (en
Inventor
Takashi Tsukioka
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Juki Corp
Original Assignee
Tokyo Juki Industrial Co Ltd
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Publication date
Application filed by Tokyo Juki Industrial Co Ltd filed Critical Tokyo Juki Industrial Co Ltd
Priority to JP4744879A priority Critical patent/JPS55138490A/ja
Publication of JPS55138490A publication Critical patent/JPS55138490A/ja
Publication of JPS6146157B2 publication Critical patent/JPS6146157B2/ja
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Description

【発明の詳細な説明】 この発明はボタン縫着方法に関し、特に主軸に
連動し一定位置で上下動する上糸をもつ針と下糸
をもつ釜とから成る縫合部に対して、ミシン主軸
に連動して一方向に減速回転する左右送りカムと
前後送りカムとによりボタンを移動し、四つ孔ボ
タンを縫いつけるには、第9図に示すようにまず
左右送りカムによりボタンを一針毎に交互に揺振
して上方の一組の孔を縫合した後に前後送り機構
のみを作用させてボタンを後方に移動して再たび
左右送り機構によりボタンを揺振して下方の一組
の孔を縫合し、送りカムが一回転する直前のサイ
クルの終りにおいて二本針をボタンの同じ孔に落
して二つのヒツチステツチの連続形成による結び
目を形成され、さらに最終針を同一孔に落しその
針糸ループを糸切りメスが捕捉し、針がボタンか
ら抜け上がつてから前後送り機構のみを作用させ
てボタンの縫い始め孔が針下方となるように前方
に移動させて糸を切断し針を当初位置として停止
し、二つ孔ボタンを縫いつけるには、第10図に
示すように前後送り機構を無効とし左右送りカム
のみにより縫合と結び目形成糸切りとを行なうよ
うにしたボタン付けミシンにおけるボタン縫着方
法に関するものである。
この種ボタン付けミシンにおいてはその針数と
結び目形成及び糸切り等の関連から一般的には縫
い始めの第1針と結び目形成及び糸切りの最終針
落ち位置が、第9,10図においてボタン中央を
通る垂直線に対し一方(左方)に偏寄している。
このため第9図の四つ孔ボタン縫合の場合に
は、第16、17針で結び目を形成し最終の第18針の
針糸ループを糸切りメスが捕捉し針がボタンから
抜け上がつてから縦送り機構により縫い始め孔が
針下方となるように前方に移動させつつ糸を切断
し停止するので、結び目は上記前後送りによる前
方移動の際に上糸が強く引かれて固く絡み合つて
ほつれにくい結び目が形され且つその結び目は布
中に引き上げられるが、第10図の二つ孔ボタン
を縫合するときには第16,17針で結び目を形成し
最終の第18針目の上糸を糸切りメスにより捕捉す
るが、この状態からミシンが停止するまでの間前
後送り機構が作用しないので結び目が引かれない
から、結び目が固く締められず縫い目がほつれ易
いと共に結び目が布下面に突出し製品の商品価値
を低下する欠点があつた。
この発明は、四つ孔ボタンと二つ孔ボタンの両
縫い付け時とともに結び目を固くからませると共
に結び目を布中に引きこませるようにして、上記
従来の欠点を除くことを目的とする。
以下、この発明の実施例を図面により説明す
る。図示したミシン1は、作動レバー2を段ねじ
3を中心に時計方向に回動操作することにより、
制御レバー4が作用位置に移動してミシン1が駆
動し、その駆動により回転する作動軸5に配置し
た制御カム6の外周面により上記作動レバー2を
上記回転位置に維持して制御レバー4を作用位置
に維持すると共に、一定のサイクル縫目の形成後
に、制御カム6の段部6aが一回転して作動レバ
ー2との対向位置に復帰することにより、作動レ
バー2の弾性力(図示しない)による反時計方向
への回動復帰にともなつて制御レバー4が不作用
位置に移動復帰してミシン1を停止する周知のサ
イクルミシンである。
上記作動軸5に表面に後述の保持機構の左右送
りのためのカム溝7aを、裏面に前後送り(第
1,2図の左右方向)のためのカム溝7bを形成
した円盤状の送りカム7を固定し、この送りカム
7に近接してミシン1のベツド部1aの後方部上
面において、軸受8を配置する。この軸受8は、
第5,6図に示すように、水平方向の軸受孔8a
を設けると共に、一端面に円筒状の軸部8bを設
け、その軸部8b上には、一端に上記送りカム7
のカム溝7aに嵌合する嵌合ピン9aを設けたL
状の第一の回動腕9の中間部を回動可能に嵌合支
持し、軸受孔8a内に支軸10を回動可能に且つ
先端部を軸受8の他端面から突出するように嵌合
支持する。そして支軸10の先端部には、基部中
心から放射方向(上下方向)に案内孔11aを設
けた案内部11b及び水平方向に延びる腕11c
を設けた第二回動腕11の基部中心を嵌合してね
じ12により固定し、腕11cの先端には送りカ
ム7のカム溝7bに嵌合する嵌合ピン11dを設
ける。第1,2,4図に示すように、ミシンベツ
ド部1a上面には、ミシンあご部に配置した針棒
13の針14の針落孔15aを設けた針板15を
配置し、この針板15上面において、保持機構1
6を配置する。この保持機構16は、針板15上
面に沿い前後方向(第1図のX方向)及び左右方
向(Y方向)に摺動可能とし先端部に受板17
(第4図参照)を設けた基板18と、基板18上
において後端部を水平軸20aにより基板18に
上下に回動可能に支持すると共に、ミシンあご部
の直下方に位置する先端部に被縫布に縫い付ける
べきボタンを保持するための一対の保持腕19を
上記受板17上面に対向配置した上下板20とか
ら成り、上下板20の中間部上には、案内ピン2
1を垂直配置すると共に、ミシンアーム部1bの
下面にその案内ピン21の先端部を前後及び左右
移動を許容するように嵌合するための案内孔22
aを設けたばね受け片22を配置し、このばね受
け片22下面と上下板20上面との間に常に上下
板20を下方に弾発するためのばね23を上記案
内ピン21周囲に配置する。また、上下板20の
後端部上面には、ミシンアーム部に配置した昇降
機構(図示しない)に連動する受動片24を配置
し、この受動片24は上記昇降機構の作動により
その上端部が後方に移動されるようになつてお
り、この移動により上下板20は上記ばね23の
弾発力に抗して水平軸17を中心に時計方向に回
動され、その先端部の不持腕19が受板17上面
から上昇するようになつている。第4,5図に示
すように、ミシンベツド面の後方において、移動
体27を前後方向に移動可能に配置し、この移動
体27の上面に上記基板18の後端を段ねじ28
により垂直軸線を中心に回動可能に連結すると共
に、その連結部の上方において、基板18の上面
に球関節軸29を支持する軸受30を配置する。
また、ミシンアーム部1bの後端部には、中間部
に上記第二回動腕11の案内孔11aに対応する
上下方向の案内孔31aを設けた伝動体31の上
端を支軸32により上記前後送り方向に直交する
水平軸線を中心に回動可能に且つ第二回動腕11
の案内部11bに対向するように支持すると共
に、下端において、上記球関節軸29に設けた案
内ピン29aを上下方向に移動可能に遊嵌し、第
二回動腕11との対向面側において、上記案内孔
31aの周囲に段部31bを設ける。伝動体31
の後端面には支片33をねじ34により固定し、
この支片33には先端にレバー片35a及び係止
片35bを設け且つ中間部に横方向に長い案内孔
35cを設けた弾性板から成る調節レバー35の
後端を段ねじ36により上記支軸32に平行な水
平軸線を中心に回動可能に支持する。そして第二
回動腕11の案内孔11a内には中央に水平方向
の軸孔を設けた角駒37をその案内孔11aに沿
い上下動可能に遊嵌し、その角駒37の軸孔には
右半部38aを大径とし左半部38bを小径とし
た段つきの連動ピン38の右半部38a先端を回
動可能に遊嵌すると共に、この大径とした右半部
38aを上記調節レバー35の案内孔35c内を
水平に貫通し且つ右半部38aと左半部38bの
段部を上記伝動体31の案内孔31aの周囲に設
けた段部31bに嵌合させて左半部38bを伝動
体31の案内孔31a内に水平に嵌合する。この
連動ピン38の左半部38bの先端部周囲には、
上記案内孔31aから突出するねじ部38cを形
成し、このねじ部38cに案内孔31aの幅より
大径とした円筒状の中間片39を遊嵌した上で中
間片39の後端面より突出するねじ部38c先端
にナツト40を螺合して締め付け、これにより、
連動ピン38は伝動体31に対し締着され、ナツ
ト40をゆるめれば、その締着が解除されて伝動
体31の案内孔31a内を移動可能となり、この
移動可能状態において、上記調節レバー35を回
動操作すれば、その案内孔35cに案内されて連
動ピン38は上方あるいは下方に移動調節でき、
この連動ピン38の移動にともなつて上記角駒3
7も第二回動腕11の案内孔11a内を移動する
ようになる。また、伝動体31には上記調節レバ
ー35の回動中心とした円弧状に形成しその外周
部に上記調節レバー35の係止片35bを嵌合係
止することにより調節レバー35の位置、すなわ
ち、上記連動ピン38の位置を位置決めするため
の複数の位置決め係止孔41aを設け且つ各係止
孔41aに番号等から成る指示マークを設けた指
示板41を配置する。
また第1図に示すように前述した基板18の中
間部には前後方向に長い案内孔26を形成し、こ
の案内孔26には第一回動腕9の他端に連動し図
示しないがベツド1a内に配置した特開昭48−
73257号に詳述された左右送り機構に連動して左
右に往復動可能な案内ピン25を遊嵌して、送り
カム7のカム溝7aにより基板18を前述した第
4図の段ねじ28を中心に揺動し、基板18先端
部の受板17と保持腕19,19とを針板15上
面に沿い水平方向左右(第1図Y方向)に揺振す
る。第1,2図に示すように、上記軸受8に支持
片42を配置し、この支持片42には上端に上記
送りカム7の外周面に係合可能とした係合ピン4
3aを設けた回動レバー43の中間部を軸44に
より作動軸5に平行な水平軸線を中心に回動可能
に且つ常には係合ピン43aが送りカム7の外周
面に圧接する方向(第1図の時計方向)に弾性作
用力(図示しない)を付与して支持し、第3図に
示すように、ミシンベツド部1aには前半部を上
記針板15の下面に進入させると共に、針板5の
下面において前後方向に配置した二つの段ねじ4
5,45の段部に遊嵌する前後方向に長い二つの
長孔46a,46bをその前半部に設け、且つ後
半部においても、ベツド面上に立設した案内ピン
47に遊嵌する前後方向の長孔46bを設けた連
結リンク46を前後方向に移動可能に配置し、そ
の連動リンク46の後端を上記回動レバー43の
下端に回動可能に連結する。そして、針板15の
下面において、回動リンク48の中間部を垂直軸
線を中心に回動可能に支持すると共に、その回動
リンク48の一端を上記連結リンク46の前端に
回動可能に連結し、また、針落孔15aの近傍に
おいて、先端に下糸を捕捉するための二又状の鈎
部49aを設けた下糸捕捉体49の基部を垂直軸
線を中心に回動可能に支持し、この下糸補捉体4
9と上記回動リンク48の他端とを中間リンク5
0により連結する。一方、上記送りカム7の外周
面には、サイクル縫いの最終針より一針前の針落
ち直前から針落直後にわたつて、上記回動レバー
43上端の係合ピン43aに係合して回動レバー
43を弾性作用力に抗して第1図の反時計方向に
回動するための山型カム51を配置する。この回
動レバー43の反時計方向の回動により上記連結
リンク48が後方(第3図の右方)に移動すると
共に、回動リンク48が反時計方向に回動し、中
間リンク50を介して下糸捕捉体49が反時計方
向に回動し、その先端の鈎部49aが針落孔15
aの前方を第3図の実線で示す針落孔15aより
左側の位置から一点鎖線で示す右側の位置に移動
するようになる。また、ミシンベツド部1a内に
は、ミシンの駆動に連動して外釜が揺動するタイ
プの釜が配置されており、この釜の剣先52と上
記針14とが協働して針14に保持された上糸と
釜のボビンケース53内に収納された下糸とが結
節した錠縫目が形成されるようになつている。さ
らに、ミシンベツド部1a内には、図示しない
が、周知の糸切断機構が配置されており、この糸
切断機構は、サイクル縫目の最終の針落ち後の針
14の下死点から上死点への上昇時に作動して上
記剣先52に捕捉された上糸ループの一方の糸脚
と下糸とを捕捉し切断するようになつている。
さらに以上説明したサイクルミシン1は始動後
に18針の縫目を形成した後に停止するように主軸
の18回転に対し制御カム6が1回転するように構
成され、送りカム7のカム溝7aは第8図に示す
ように第一回動腕9の嵌合ピン9aが下方に移動
する大径部は第9,10図のボタンBを固定位置
の針に対し左方に移動して右側の縫付孔に針落ち
し、嵌合ピン9aが上方に移動する小径部はボタ
ンBを右方に移動して左側の縫付孔に針落ちす
る。従つて第1針から第7針まではボタン縫付孔
の左右に交互に針落ちし、第7、8、9、10針は
左側の縫付孔に連続して針落ちし、第10針から第
16針までは左右交互に針落ちし、第16、17針は左
側の縫付孔に連続して針落ちし、また最終針の18
針は第16、17針と同じ縫付孔においてそれとはわ
ずかに離れた位置に針落ちさせ、その針がボタン
縫目孔から抜け上がつてから送りカム7が1回転
して停止するまでの送りカム7の回転角に相当す
る部分に、第8図に示すような一度径が大きくな
つてから冉たび小径となるような変位部7cを形
成し、これにより第18針が針落ちしその針がボタ
ン縫合孔から抜け上がつてから停止するまでの間
に、ボタンBは一度左側に移動した後に再たび右
方に移動してボタンBの左側の縫合孔が針下方と
なつた第一針目と同じ当初位置でミシンは停止す
るように構成する。
さらに詳述しないが、送りカム7のカム溝7b
は第9針と第10針との間に前後送り機構を介して
ボタンをボタン縫合孔の前後方向間隔に相当する
距離だけ後方(第9図上方)に移動させ、また第
18針とミシンが停止するまでの間に上記と同距
離だけボタンを前方(第9図下方)に移動するよ
うに構成する。
この発明は以上の構成であり、次にその作用に
ついて説明する。
まず、ミシンの停止状態においては、上記昇降
機構(図示しない)が作動状態にあつて、受動片
24の上端部が後方に移動され、これにより、上
下板20はばね23の弾性力に抗して水平軸20
aを中心に時計方向に回動され、その先端部の一
対の保持腕19が受板17上面から上昇状態(第
4図の二点鎖線の状態)にある。そこでまず、第
8図に示す四つ孔のボタンBを被縫布に縫着する
場合、上記連動ピン38に締着したナツト40を
ゆるめ、調節レバー35を操作して連動ピン38
を第二回動腕11の回動中心である支軸10の軸
心から離れた適宜な位置に移動調節して上記ナツ
ト40をねじ込み、連動ピン38を伝動体31に
締着し、四つ孔のボタンBを各保持腕19間に保
持させ、さらに、保持腕19の下面と受板17の
上面との間に被縫布を挿入してミシンを始動操作
する。このミシン始動操作により上記昇降機構が
不作動となつて上下板20がばね23の弾発力に
より下降して保持腕19が被縫布上に下降し、受
板17上面との間で被縫布を挾持すると同時にミ
シン1が駆動する。このミシン1の駆動により作
動軸5が回転して送りカム7が回転し、その一方
のカム溝7aに案内されて第一回動腕9が回動
し、この回動にともなつて案内ピン25がミシン
ベツド部上を左右(第1図のY方向)に往復動
し、基板18が移動体27との連結点である段ね
じ28の軸心を中心に針板15上面に沿い左右に
往復動される。この往復動によつて上記保持腕1
9に保持されたボタンB及び保持腕19と受板1
7との間で挾持された被縫布がミシン縫合部上を
左右に往復動、すなわち、逆送りと正送りが交互
に行われ、針14が第9図のボタンBの四つ孔の
うち上方側の二つ孔に対しその左方の孔から交互
に針落ちしてこれら二つ孔間に縫目が形成され
る。そして、第9針目の針落ちが終了して針14
が上昇すると、送りカム7の他方のカム溝7bに
より第二回動腕11が支軸10の軸心を中心に第
1図の時計方向に一定量回動され、この回動によ
り上記連動ピン38を介して伝動体31が支軸3
2を中心に第2,4図の時計方向に回動される。
この伝動体31の回動により球関節軸29を介し
て基板18が針板15上面に沿い後方(第2,4
図の左方)に移動され、これにより、第9図のボ
タンBの四つ孔のうち下方側の二つ孔の左方の孔
から再び交互に行なわれるようになる。そして、
15針目の針落ち後から16針目の針落ち前に、ボタ
ンB及び被縫布は右方に移動、すなわち、逆送り
されるようになるので、16針目の針落ちは、第7
図のAに示すように、被縫布の下面とボビンケー
ス53に連らなる下糸に対し左側において行なわ
れるようになり、このため、16針目の針落ちにお
いては、ヒツチステツチが形成されるようにな
る。そこで、16針目の針落ち後に17針目の針落ち
が16針目と同じ位置に行なわれる前に、送りカム
7の外周に配置された山型カム51が回動レバー
43の係合ピン43aに係合して回動レバー43
を弾性作用力に抗して第1図の反時計方向に回動
し、この回動にともなつて下糸捕捉体49が第3
図の反時計方向に回動してその先端の鈎部49a
が実線位置から右方に移動し、この移動により被
縫布の下面とボビンケース53とに連らなる下糸
を捕捉してその下糸を第7図のCに示すように針
14の経路より右側に強制的に移動させ、この移
動後に17針目の針落ちがその下糸の左側において
行なわれ再びヒツチステツチが形成されるように
なる。この位置における16針目及び17針目の針落
ちによつて二度続けてヒツチステツチが形成され
た結果、第7図Eに示すように上糸と下糸とが複
雑にからみ合つた結び目が形成される。さらに第
18針がボタンの同一孔に対しわずかに離れた位置
に針落ちしてその針糸ループを糸切断機構が針板
下面で捕捉し針14はボタンBから上に抜けでた
後に、基板18は先端のボタンが第8図に示す送
りカム7のカム溝7aの変位部7cにより、第7
図Fの二点鎖線の位置から左方に移動した後に再
び二点鎖線の位置に戻る左右往復動と送りカム7
のカム溝7bによる前方移動との複合動を行な
い、これにより第7図Fに示すように上糸張力が
増大して先に形成した結び目をさらに固くからみ
合わせると共に布中に引き込み、その後糸切断機
構により上・下糸を切断し且つボタン上方の縫付
孔の左方が針14の下方となつた当初位置でミシ
ンは停止し、一つのサイクル縫いが完了する。
つぎに、第10図に示す二つ孔のボタンBを被
縫布に縫着する場合、上記と同様に連動ピン38
に締着したナツト40をゆるめた後に、調節レバ
ー35を操作して連動ピン38を第二回動腕11
の回動中心である支軸10の軸心に一致する位置
に移動調節すれば、上記のように7針目の針落ち
後から8針目の針落ち前及び10針目の針落ち後か
らミシンが停止するまでの間に、送りカム7のカ
ム溝7bによつて第二回動腕11が回動されて
も、その回動が伝動体31に伝達されなくなり、
このため、第10図に示す針落ち順序に従つてボ
タンBの二つ孔間に針落ちが行なわれるようにな
る。
そしてこの第10図に示す二つ孔ボタンの縫着
においても、その第16、17針において四つ孔ボタ
ン縫着と同様に二つのヒツチステツチが連続形成
されて結び目が形成されると共に、最終針の第18
針がボタン縫付孔から上昇してミシンが停止する
までの間に送りカム7のカム溝7a中の変位部7
cによつて、ボタンBは第7図F二点鎖線の位置
から実線位置へ移動した後再たび二点鎖線の位置
に戻り、これにより第16、17針によつて形成され
た結び目を第7図Fのように固くからみ合わせる
と共に、その結び目を布中に引きこみ、その後糸
切断機構により上下糸を切断してミシンが停止す
る。
なお、上記実施例においては送りカムのカム溝
7aにより縫合が完了して停止する直前のボタン
を左右方向に移動することにより上糸に張力を与
える構成のものを示したが他の実施例としてカム
溝7cと同じ時期に糸調子器から縫目に連なる上
糸に係合し上糸を緊張するように、送りカム7に
設け凹凸等や電気的接点により、それに関連して
作動する機械的手段や電磁及び圧縮空気手段等を
設け、それにより上糸を緊張することも可能であ
る。
また他の実施例として主軸の回転数即ち針目数
をカウントして所定針目数に達したとき電気信号
を発信し、それにより電磁石やエアーシリンダー
を作動させて上糸を緊張することもできる。
以上のようにこの発明は、四つ孔ボタンと二つ
孔ボタンとを選択縫着可能とし上下糸により縫い
付けサイクルの終端において二つのヒツチステツ
チを連続形成して結び目を形成した後に糸を切断
するボタン付けミシンにおいて、その結び目を形
成した後に上糸を緊張させる機構を設けたので、
四つ孔ボタンの縫付け時と二つ孔ボタンの両方の
縫付時において、それぞれの結び目をより固くか
らませると共に、その結び目を布中に引きこむか
ら、縫い目がほつれにくく且つ結び目が布下面に
突出しないボタン付けができて製品の品質を向上
し商品価値の高い製品が得られる効果がある。
なお、図示実施例におけるボタン付は第9,1
0図に示すように横送りを主体とした縫いつけを
示したが、縦送りを主体とした縫いつけの場合で
も同様な縫着方法をすることにより同様な効果が
得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は右側面側から見たミシン全体の斜視
図、第2図は左側面側から見たミシン全体の斜視
図、第3図は下糸を制御するための制御機構のみ
を示すミシンベツド部の平面図、第4図は一部を
断面した保持機構の前後送り機構部の左側面図、
第5図は一部を断面した保持機構の前後送り機構
部の平面図、第6図は前後送り機構部の分解斜視
図、第7図A〜Fは結び目を形成する順序を示す
作用説明図、第8図は左右送りを制御するカム溝
面を示す送りカム、第9図は四つ孔ボタンの縫付
状態の平面図、第10図は二つ孔ボタンの縫付状
態の平面図である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 本縫い目を形成するミシン縫合部に対し四つ
    孔ボタンを前後左右に移動して縫着し縫いサイク
    ルの終りの同一位置に二箇のヒツチステツチによ
    り結び目を形成した後にボタンを縫いサイクルの
    当初位置へ移動するミシンにおいて、二つ孔ボタ
    ンを縫いサイクルの当初位置で結び目を形成した
    後に結び目に連なる上糸を緊張するようにしたミ
    シンにおけるボタン縫着方法。
JP4744879A 1979-04-18 1979-04-18 Method of sewing on button Granted JPS55138490A (en)

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JP4744879A Granted JPS55138490A (en) 1979-04-18 1979-04-18 Method of sewing on button

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6397458U (ja) * 1986-12-17 1988-06-23

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