JPS6145343Y2 - - Google Patents

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JPS6145343Y2
JPS6145343Y2 JP3246482U JP3246482U JPS6145343Y2 JP S6145343 Y2 JPS6145343 Y2 JP S6145343Y2 JP 3246482 U JP3246482 U JP 3246482U JP 3246482 U JP3246482 U JP 3246482U JP S6145343 Y2 JPS6145343 Y2 JP S6145343Y2
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magnetic pole
coil
signal
magnet
rotor
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JP3246482U
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  • Ignition Installations For Internal Combustion Engines (AREA)
  • Permanent Magnet Type Synchronous Machine (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、無接点点火装置で点火される内燃機
関に装着する磁石発電機に関し、特に点火電源コ
イルと点火位置を定めるための信号を発生する信
号コイルとを内蔵した内燃機関用磁石発電機に関
するものである。
点火電源コイルと信号コイルとを内蔵した磁石
発電機を用いた内燃機関用点火装置として、第1
図に示すように点火電源コイルを兼ねる点火コイ
ル1の1次コイル1aの両端にトランジスタ2の
コレクタエミツタ間回路を並列接続して、このト
ランジスタ2を点火位置で導通状態から遮断状態
にすることにより、点火コイル1の2次コイル1
bに高電圧を誘起させて点火プラグ3に火花を飛
ばすようにしたものが用いられている。この点火
装置においては、信号コイル4の一端が1次コイ
ル(点火電源コイル)1aの一端及びトランジス
タ2のコレクタとともに接地され、信号コイル4
の他端は抵抗器5を通してトランジスタ2のベー
スに接続されている。トランジスタ2のベースエ
ミツタ間には抵抗器6が並列接続され、コレクタ
エミツタ間にはアノードをエミツタ側にしてトラ
ンジスタ保護用のダイオード7が並列接続されて
いる。信号コイル4と抵抗器5との接続点には、
カソードをトランジスタ2のエミツタに共通接続
したサイリスタ8のアノードが接続され、サイリ
スタ8のアノードゲート間にはダイオード9と可
変抵抗器10との直列回路が並列接続されてい
る。サイリスタ8のゲートカソード間には抵抗器
11と温度補償用のサーミスタ12とが並列接続
されている。この点火装置においては、1次コイ
ル1aに図示の実線矢印方向の電圧が誘起する半
サイクルにおいて1次コイル1aから信号コイル
4及び抵抗器5を通してトランジスタ2にベース
電流が流れ、トランジスタ2が導通状態になる。
これにより1次コイル1aからトランジスタ2の
コレクタエミツタ間を通して短絡電流が流れる。
次いでこの短絡電流が十分大きくなる位置に設定
された点火位置で信号コイル4に図示の実線矢印
方向の信号電圧が誘起すると、1次コイル1aの
実線矢印方向の電圧と信号コイル4の実線矢印方
向の信号電圧との和がサイリスタ8のアノードカ
ソード間に印加される。この電圧は可変抵抗器1
0と抵抗器11及びサーミスタ12とからなる分
圧回路により分圧されてサイリスタ8のゲートカ
ソード間に印加され、分圧された電圧がサイリス
タ8のトリガレベルに達するとサイリスタ8が導
通状態になる。サイリスタ8の導通によりトラン
ジスタ2へのベース電流の供給が停止されるため
トランジスタ2が遮断状態になり、1次コイル1
aを流れていた電流が遮断され、点火動作が行な
われる。ところがこの点火装置では、点火コイル
の1次コイル1aに誘起する図示の破線矢印方向
の電圧がダイオード7を通して短絡されるため大
きな電機子反作用が生じ、これにより高速時にお
いて1次コイル1aの実線矢印方向の出力電圧の
立上りが遅れるという問題があつた。そのため1
次コイルの実線矢印方向の電圧と信号コイルの実
線矢印方向の電圧との和により定まるサイリスタ
8の導通時期も遅角側に移動することになり、磁
石発電機として回転子が4極のものを用いた場合
高速時に10゜以上も点火位置が遅れることがあつ
た。この場合信号コイルの出力の立上りを鋭くす
ることにより点火位置の遅れを少なくすることが
できるが、従来の発電機では信号コイルの出力の
立上りを十分に鋭くすることができなかつた。
本考案の目的は、信号コイルの出力の立上りを
十分鋭くすることができるようにした内燃機関用
磁石発電機を提供することにある。
以下図示の実施例により本考案の発電機を詳細
に説明する。
第2図は本考案の一実施例の要部を示したもの
で、同図において20は鉄製椀状のフライホイー
ル、21a,21b,…はフライホイール20の
周壁20aの内周に固着されてフライホイールの
径方向に着磁された弧状の永久磁石、22a,2
2b,…は永久磁石21a,21b,…の内周に
固定された磁極片である。磁石の数は任意である
が、本実施例では4個の永久磁石21a〜21d
及び磁極片22a〜22d(第2図には磁石21
d及び磁極片22dを図示せず。)が設けられ
て、磁石21a〜21dがフライホイールの周方
向に等間隔をあけて配置され、これらの磁石の内
周面に磁極片22a〜22dがそれぞれ配置され
ている。磁石及び磁極片のフライホイール20に
対する固定は接着によつてもよく、またビスやリ
ベツトによつてもよい。第2図において紙面の手
前側に位置するフライホイール20の底壁の中央
にはボス部20bが設けられ、このボス部が機関
の出力軸の如き駆動軸に嵌着される。フライホイ
ール20、磁石21a〜21d及び磁極片22a
〜22dによりフライホイール磁石回転子が構成
されており、この回転子は機関の回転に伴つて図
の矢印方向に回転駆動される。
一方図示しない固定子台板上に固定子23が配
置されている。この固定子は、磁石回転子の極間
隔(この例では90度)に等しい極間隔を有する磁
極部24a,24bを両端に備えた略I字形の積
層鉄心24に点火電源コイルを兼ねる1次コイル
1aと2次コイル1bとからなる点火コイル1を
巻回して樹脂26でコイル部分をモールドしたも
のからなつており、磁極部24a,24bが固転
子の磁極に所定のギヤツプを介して対向するよう
に鉄心24が配置されて、その両端がビス27,
27により図示しない固定子台板に取付けられて
いる。点火コイルの1次コイル1a及び2次コイ
ル1bはそれぞれの一端が共通接続されて鉄心2
4にアースされ、2次コイル1bの非接地側端子
は高圧コード28を通して、また1次コイル1a
の非接地側端子は図示しないリード線を通して外
部に導出されている。尚固定子台板上には、通常
点灯負荷等を駆動する他の発電コイルを巻回した
固定子が配置されるが、本考案において点火コイ
ル以外の他の発電コイルを有する固定子を設ける
か否かは任意である。
点火コイルを巻回した鉄心24の、回転子の回
転方向の前方側に位置する磁極部24aから回転
子の軸線方向に起立させて信号用鉄心30が設け
られている。この信号用鉄心30は、第3図に示
すように、鉄心24の積層方向の最端部に配置さ
れる側板241の磁極部24aに相当する部分2
41aにL字形部241bを形成しておいて、こ
のL字形部を第4図及び第5図に示すように折曲
げることにより形成される。この信号用鉄心30
は、回転子の略径方向に延びるコイル巻装部31
を備え、コイル巻装部31の先端を回転子の略周
方向に折曲げることにより磁石回転子の磁極片に
対向する磁極部32が形成されている。信号用鉄
心30のコイル巻装部31には信号コイル4が巻
回されている。
本考案は、上記のように、点火コイルを有する
固定子の一方の磁極部24aに信号コイルを巻い
た信号用鉄心30を設けて信号発電機を構成する
磁石発電機において磁石回転子の一部の磁極片を
変形することにより信号コイル4に誘起する信号
電圧の立上りを鋭くしたものである。第6図は、
本実施例における磁極片22a,22b,…22
dを展開して示したもので、これらの磁極片のう
ち、1個の磁極片22bは、その全長に亘つて、
信号用鉄心30の先端の磁極部32に対向し得る
ように、他の磁極片よりも寸法dだけ幅広に形成
されている。またこの磁極片22bの、回転子の
回転方向の前方側の端部に隣接する磁極片22a
の端部が回転方向の後方側に延長されるとともに
回転子の軸線方向に寸法dだけ突出させられて信
号用鉄心の磁極部32に対向する突出部Aが形成
されている。磁極片22aの突出部A以外の部分
及び他の磁極片22c,22dは、信号用鉄心の
磁極部32に対向せず固定子23の磁極部24
a,24bにのみ対向し得るようにそれぞれの幅
寸法が設定されている。
上記のように磁石回転子の磁極片の一部を変形
して信号用鉄心と対向させた場合、回転子が第2
図の矢印方向に回転した際の信号用鉄心中の磁束
φの変化は第7図Aに示す通りである。この磁束
変化により信号コイル4には第7図Bに示すよう
な波形の信号電圧Vsが誘起する。第7図から明
らかなように、信号用鉄心には、先ず磁極片22
aの突出部Aが対向して一方の極性の磁束が流
れ、次いで磁極片22bに対向して他方の極性の
磁束が流れる。特に本考案においては、磁極片2
2aの端部が磁極片22b側に延長されてこの延
長された部分に信号用鉄心に対向する突出部Aが
形成されているため、信号用鉄心中での磁束の交
番は短時間で行なわれ、信号コイル4には立上り
の早い信号電圧が誘起する。
上記実施例の磁石発電機を用いて第1図に示す
ような点火装置を構成する場合、信号コイル4の
誘起電圧と1次コイル1aの誘起電圧とを加え合
せた電圧が、サイリスタ8の点弧位置(点火位
置)を定める信号として用いられる。第2図に示
した実施例において信号コイル4の誘起電圧Vs
の波形及び1次コイル1aの誘起電圧Viの波形
を合せて示すと第8図A及びBの通りである。こ
れらの波形は磁石回転子を機関の出力軸に取付け
て回転数を400〔rpm〕とした場合で、両者を合
成すると第8図Cに示すような電圧波形が得られ
る。第9図は、機関の回転数Nを300,500,
1000,2000及び4000〔rpm〕とした場合の上記合
成電圧の実測波形を示したものである。こゝで今
合成電圧が第9図に示したトリガレベルvgに達
したときにサイリスタ8が点弧して点火動作が行
なわれるものとすると、300rpm〜1000rpmの範
囲では点火位置はθ〜θのように回転数の上
昇に伴つて進んでいくが、1000rpm〜4000rpmの
範囲では若干点火位置が遅れ気味になる。しか
し、この遅れ量は2゜程度であり、10゜も遅れて
いた従来の場合と比べて遅角量を約1/5にする
ことができる。
第1図に示した点火回路ではトランジスタ2を
しや断させるためのスイツチとしてサイリスタ8
を用いているが、サイリスタに代えてトランジス
タを用いる場合もある。またトランジスタ2をダ
ーリントン接続された複数のトランジスタで置き
換えることもできる。
上記の実施例では、点火コイルの1次コイルが
点火電源コイルを兼ねているが、磁石発電機内の
固定子には点火電源コイルのみを巻回し、発電機
の外部に点火コイルを別個に設ける場合にも同様
に本考案を適用できる。この場合点火コイルは、
その1次コイルが点火電源コイルに対して並列に
接続され、両コイルに対して並列にトランジスタ
2のコレクタエミツタ回路が接続される。その他
の点は第1図の場合と同様である。
以上のように、本考案によれば、信号コイルの
誘起電圧の立上りを早くすることができるので、
点火電源コイルの誘起電圧の負の半サイクルを短
絡する形式の点火回路を用いても、高速時におけ
る点火位置の遅れ量を少なくすることができる利
点がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の磁石発電機を用いるのに好適
な内燃機関用点火装置の一例を示した接続図、第
2図は本考案の一実施例の半部断面図、第3図は
第2図の実施例で用いる信号用鉄心を形成するた
めに用いる鉄心の側板の要部を示す平面図、第4
図は固定子鉄心の磁極部に形成された信号用鉄心
の形状を示す平面図、第5図は第4図のV−V線
断面図、第6図は磁石回転子に設けられた磁極片
の展開図、第7図A,Bは本考案における信号コ
イルに鎖交する磁束の波形と信号コイルの誘起電
圧破形の一例を示す線図、第8図A乃至Cは信号
コイルの誘起電圧、点火電源コイルの誘起電圧及
び両者の合成電圧の波形を示す線図、第9図は第
2図の磁石発電機を用いて第1図の点火装置を構
成した場合の信号コイル及び点火電源コイルの出
力電圧の合成電圧波形を種々の回転数に対して示
した線図である。 1……点火コイル、1a……1次コイル(点火
電源コイル)、4……信号コイル、20……フラ
イホイール、21a〜21d……永久磁石、22
a〜22d……磁極片、23……固定子、24…
…鉄心、24a,24b……磁極部、30……信
号用鉄心、32……磁極部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 略椀状に形成されたフライホイールの内周に複
    数の磁石を磁極片とともに固定してなるフライホ
    イール磁石回転子と、前記フライホイール磁石回
    転子の極間隔に略等しい極間隔を有する磁極部を
    両端に備えた鉄心に点火電源コイルを巻装してな
    る固定子と、前記固定子の両端の磁極部のうち前
    記磁石回転子の回転方向の前方に位置する磁極部
    から前記磁石回転子の軸線方向に起立させて設け
    られ先端に前記磁石回転子の磁極片に対向する磁
    極部が形成された信号用鉄心と、前記信号用鉄心
    に巻装され一端が前記点火電源コイルの一端に共
    通接続された信号コイルとを備えた内燃機関用磁
    石発電機において、前記磁石回転子の1個の磁石
    に設けられた磁極片はその全長に亘つて前記信号
    用鉄心の先端の磁極部に対向し得るように他の磁
    極片よりも幅広に形成され、前記幅広に形成され
    た磁極片の前記回転方向の前方側の端部に隣接す
    る他の磁極片の端部が前記回転方向の後方側に延
    長されて該延長された部分に前記信号用鉄心の磁
    極部に対向する突出部が形成されていることを特
    徴とする内燃機関用磁石発電機。
JP3246482U 1982-03-10 1982-03-10 内燃機関用磁石発電機 Granted JPS58136681U (ja)

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Publication Number Publication Date
JPS58136681U JPS58136681U (ja) 1983-09-14
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