JPS6144897A - 5−フルオロウラシル誘導体およびこれを含有する医薬製剤 - Google Patents
5−フルオロウラシル誘導体およびこれを含有する医薬製剤Info
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- JPS6144897A JPS6144897A JP16761184A JP16761184A JPS6144897A JP S6144897 A JPS6144897 A JP S6144897A JP 16761184 A JP16761184 A JP 16761184A JP 16761184 A JP16761184 A JP 16761184A JP S6144897 A JPS6144897 A JP S6144897A
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- deoxy
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- Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
■1発明の背景
技術分野
本発明は、5−フルオロウラシル誘導体およびこれを含
有する医薬製剤に関するものである。
有する医薬製剤に関するものである。
本発明によって提供される5−フルオロウラシル誘導体
は新規化合物であって、強力な制癌作用を有する。また
本発明の5−フルオロウラシル誘導体は強力な血小板凝
集抑制作用も有する。
は新規化合物であって、強力な制癌作用を有する。また
本発明の5−フルオロウラシル誘導体は強力な血小板凝
集抑制作用も有する。
先行技術
9.12.15−オクタデカトリエン酸は大豆油、亜麻
仁油に含まれる必須脂肪酸であることが知られている。
仁油に含まれる必須脂肪酸であることが知られている。
5−フルオロデオキシウリジンには制癌作用が知られて
いるが、必ずしも有効性が高いものではないという問題
点がある。
いるが、必ずしも有効性が高いものではないという問題
点がある。
■0発明の目的
本発明者等は2′ −デオキシ−5−フルオロウリジン
の5.12.15−オクタデカトリエン酸のエステルを
合成し、それらの薬理活性を鋭意研究した結果、それら
が優れた制癌作用および血小板凝集作用を右づることを
見い出し、本発明を完成するに至った。
の5.12.15−オクタデカトリエン酸のエステルを
合成し、それらの薬理活性を鋭意研究した結果、それら
が優れた制癌作用および血小板凝集作用を右づることを
見い出し、本発明を完成するに至った。
本発明は新規な5−フルオロウラシル誘導体を提供する
ことを目的とする。さらに、該誘導体を有効成分として
含有する制癌剤ならびに血小板凝集抑制剤を提供するこ
とを目的とする。
ことを目的とする。さらに、該誘導体を有効成分として
含有する制癌剤ならびに血小板凝集抑制剤を提供するこ
とを目的とする。
■9発明の詳細な説明
本発明の目的は以下に示す構成によって達成される。
すなわち、本発明は一般式(1)
(式中R1は水素原子または9,12.15−オクタデ
カトリエン酸から誘導されるアシル基 R2は9.12
.15−オクタデカトリエン酸から誘導されるアシル基
である)で示される5−フルオロウラシル誘導体である
。
カトリエン酸から誘導されるアシル基 R2は9.12
.15−オクタデカトリエン酸から誘導されるアシル基
である)で示される5−フルオロウラシル誘導体である
。
(>A千俵自)
また、本発明は一般式(r)
R2
(式中R1は水素原子または9,12.15−オクタデ
カトリエン酸から誘導されるアシル基 R2は9.12
.15−オクタデカトリエン酸から誘導されるアシル基
である)で示される5−フルオロウラシル誘導体を含有
する制癌剤である。
カトリエン酸から誘導されるアシル基 R2は9.12
.15−オクタデカトリエン酸から誘導されるアシル基
である)で示される5−フルオロウラシル誘導体を含有
する制癌剤である。
(械1隼自)
また、本発明は、一般式(I)
凸
R2
(式中R1は水素原子または9,12.15−オクタデ
カトリエン酸から誘導されるアシル基、R2&より、1
2.15−オクタデカトリエンWih\ら誘導さtしる
アシル基である)で示される5−フルオロウラシル誘導
体を含有する血小板凝集抑制41である。
カトリエン酸から誘導されるアシル基、R2&より、1
2.15−オクタデカトリエンWih\ら誘導さtしる
アシル基である)で示される5−フルオロウラシル誘導
体を含有する血小板凝集抑制41である。
本発明の前記式で示される5−フルオロウラシル誘導体
は、α−リルン酸クり1ノ1こと21−デオキシ−5−
フルオロウリジンあるいはこのもののモノトリチル体と
をピリジン中で反応させることによって得られる。
は、α−リルン酸クり1ノ1こと21−デオキシ−5−
フルオロウリジンあるいはこのもののモノトリチル体と
をピリジン中で反応させることによって得られる。
本発明の5−フルオロウラシル誘導体Gよ臨床に用いら
れている5−フルオロウラシルと動物試験において同等
以上の抗11瘍作用を示し、且つ、本′発明の5−フル
オロウラシル誘導体の有効薬効量を考慮すると、5−フ
ルオロウラシルに比べて低毒性である。また本発明の5
−フルオロウラシル誘導体は5〜フルオロウラシルには
見られない強力な血小板凝集抑III作用を有づるとい
う特徴も持っている。
れている5−フルオロウラシルと動物試験において同等
以上の抗11瘍作用を示し、且つ、本′発明の5−フル
オロウラシル誘導体の有効薬効量を考慮すると、5−フ
ルオロウラシルに比べて低毒性である。また本発明の5
−フルオロウラシル誘導体は5〜フルオロウラシルには
見られない強力な血小板凝集抑III作用を有づるとい
う特徴も持っている。
本発明の5−フルオロウラシル誘導体は制癌剤の有効成
分若しくは有効成分の1つとして、また、血小板凝集抑
制剤の有効成分若しくは有効成分の1つとして有用に使
用される。投与量は一般に成人1日量約0.1〜3gが
好ましく、必要により1〜3回に分けて投与するのがよ
い。投与方法は投与に適した任意の形態をとることがで
き、特に軽口投与が望ましいが、静注も可能である。
分若しくは有効成分の1つとして、また、血小板凝集抑
制剤の有効成分若しくは有効成分の1つとして有用に使
用される。投与量は一般に成人1日量約0.1〜3gが
好ましく、必要により1〜3回に分けて投与するのがよ
い。投与方法は投与に適した任意の形態をとることがで
き、特に軽口投与が望ましいが、静注も可能である。
本発明の5−フルオロウラシル誘導体は単独または通常
の方法で製剤担体あるいは賦形剤と混合されて製剤化さ
れ、カプセル剤、錠剤、顆粒剤、シロップ剤等の形態で
軽口投与するとか、注射剤、坐剤等として非経口投与す
ることが可能である。
の方法で製剤担体あるいは賦形剤と混合されて製剤化さ
れ、カプセル剤、錠剤、顆粒剤、シロップ剤等の形態で
軽口投与するとか、注射剤、坐剤等として非経口投与す
ることが可能である。
担体あるいは賦形剤の例として炭酸カルシウム、リン酸
カルシウム、でんぷん、しよ糖、乳糖、タルク、ステア
リン酸マグネシウム等があげられる。
カルシウム、でんぷん、しよ糖、乳糖、タルク、ステア
リン酸マグネシウム等があげられる。
本発明の化合物は、上記の固形剤の池の油性懸濁剤、シ
ロップのような液剤とすることもできる。
ロップのような液剤とすることもできる。
本発明の化合物をサイク0デキトスリンで包接り、安定
化することもできる。
化することもできる。
次に製造例および試験例を挙げて本発明をさらに詳細に
説明するが本発明はこれらに限定されるものではない。
説明するが本発明はこれらに限定されるものではない。
実施例−1
アルゴン雰囲気下、2′ −デオキシ−5−フルオロ
ウリジン1250111gの乾燥ピリジン(、60rn
2)溶液に、塩化1〜リヂゝル2972.51NIを加
え、室温にて3日間攪拌したのち、反応液を減圧乾固し
、得られた残漬をシルカゲルカラムクロマトグラフィー
に付づ、、n−ヘ−ヤサンー酢酸エチル(1:3)溶出
画分より2′ −デオキシ−51−トリザルオキシ−5
−フルオロウリジン19921111Jを得た。一方、
アルゴン雰囲気下、α−リルン酸1703 noの乾燥
クロロホルム(40ml)溶液に、水冷下、修酸クロラ
イド10351n(lを滴下し、室温にて3時間攪拌後
、減圧乾固して調製したα−リルン酸クりライドを乾燥
ピリジン(20ml、)溶液どする。これに、水冷下、
先の該トリチル誘導体を加え、アルゴン雰囲気下50時
間攪拌する。
ウリジン1250111gの乾燥ピリジン(、60rn
2)溶液に、塩化1〜リヂゝル2972.51NIを加
え、室温にて3日間攪拌したのち、反応液を減圧乾固し
、得られた残漬をシルカゲルカラムクロマトグラフィー
に付づ、、n−ヘ−ヤサンー酢酸エチル(1:3)溶出
画分より2′ −デオキシ−51−トリザルオキシ−5
−フルオロウリジン19921111Jを得た。一方、
アルゴン雰囲気下、α−リルン酸1703 noの乾燥
クロロホルム(40ml)溶液に、水冷下、修酸クロラ
イド10351n(lを滴下し、室温にて3時間攪拌後
、減圧乾固して調製したα−リルン酸クりライドを乾燥
ピリジン(20ml、)溶液どする。これに、水冷下、
先の該トリチル誘導体を加え、アルゴン雰囲気下50時
間攪拌する。
反応液を濾過後、Wa縮し、1N塩酸を加えて酢酸エチ
ルで抽出し、得られた残渣をシリカゲルカラムク[17
1へグラフィーに付し、n−へ4゛リン−酢酸ニブル(
1:1)溶出画分より2′ −デオキシ−3’ −(
9,12,15−オクタデカトリエノイル〉−5’−1
−リチルオキシ−5−フルオロウリジン887.7mg
を19だ。次いで、このものを80%酢酸水溶液(50
空a)に溶かし、アルゴン雰囲気下100℃にて20分
間攪拌したのち、反応液を減圧乾固し、残渣をシリカゲ
ルカラムクロマトグラフィーに付す。n−ヘキサン−酢
酸エチル(1:1)溶出画分より2′ −デオキシ−3
′−(9,12,15−Aクタデノコトリエノイル)−
5−フルオロウリジンを44B、4maWfだ。このも
のの分光学的データは、゛下記式(IF)の構造を支持
する。
ルで抽出し、得られた残渣をシリカゲルカラムク[17
1へグラフィーに付し、n−へ4゛リン−酢酸ニブル(
1:1)溶出画分より2′ −デオキシ−3’ −(
9,12,15−オクタデカトリエノイル〉−5’−1
−リチルオキシ−5−フルオロウリジン887.7mg
を19だ。次いで、このものを80%酢酸水溶液(50
空a)に溶かし、アルゴン雰囲気下100℃にて20分
間攪拌したのち、反応液を減圧乾固し、残渣をシリカゲ
ルカラムクロマトグラフィーに付す。n−ヘキサン−酢
酸エチル(1:1)溶出画分より2′ −デオキシ−3
′−(9,12,15−Aクタデノコトリエノイル)−
5−フルオロウリジンを44B、4maWfだ。このも
のの分光学的データは、゛下記式(IF)の構造を支持
する。
IRI、”集 (CHC13):3380゜2940.
1718.1708 NMR(CDCl2)δ(ppm ) :0.97
(3H,t (、I= 7.5f−1z ))。
1718.1708 NMR(CDCl2)δ(ppm ) :0.97
(3H,t (、I= 7.5f−1z ))。
2.79 (41−1,m )、3.93 (2
f−1゜m >、5.32 (7H,ra )、6.2
7(1H,m ) 、 8. 03
(1トLdLI=7 、 5 トI Z ) ) 実施例−2 α−リルン酸1682.6+noより、実施例−1と同
様にして調製したα−リルン酸クりライドの乾燥ピリジ
ン(10i1)溶液に、水冷下、2′ −デオキシ−5
−フルオロウリジン19を加え、アルゴン雰囲気下室渇
にて16時間攪拌する。
f−1゜m >、5.32 (7H,ra )、6.2
7(1H,m ) 、 8. 03
(1トLdLI=7 、 5 トI Z ) ) 実施例−2 α−リルン酸1682.6+noより、実施例−1と同
様にして調製したα−リルン酸クりライドの乾燥ピリジ
ン(10i1)溶液に、水冷下、2′ −デオキシ−5
−フルオロウリジン19を加え、アルゴン雰囲気下室渇
にて16時間攪拌する。
反応液を濾過後、濃縮し、1N塩酸を加えてクロロボル
ムで抽出し、得られた残渣をシリカゲルカラムクロマト
グラフィーに付す。n−ヘキサン−酢酸エチル(5:1
)溶出画分より2′ デオキシ−3’ 、5’ ジ(
9,12,15−71クタデカトリエノイル)−5−フ
ルオロウリジン838.3maを得た。このものの分光
学的データは下記式(I[[)の構造を支持する。
ムで抽出し、得られた残渣をシリカゲルカラムクロマト
グラフィーに付す。n−ヘキサン−酢酸エチル(5:1
)溶出画分より2′ デオキシ−3’ 、5’ ジ(
9,12,15−71クタデカトリエノイル)−5−フ
ルオロウリジン838.3maを得た。このものの分光
学的データは下記式(I[[)の構造を支持する。
IRvq−y (CHCj!a ) : 337
0゜2930、 1718. 1708 NMR(CDC13) δ (paIIl) :0
.97 (611,t LJ=7.5)−1z
))。
0゜2930、 1718. 1708 NMR(CDC13) δ (paIIl) :0
.97 (611,t LJ=7.5)−1z
))。
2、 79 (8ti、m )、4.33 (3
1−1゜m >、5.33 (13H,m >、
e、 28(IH,m )、 7.63 (I
H,d (J=7、 0H2)) [試験例コ 1、抗腫瘍作用 CDF+マウス(雄性、5退会)にP4O10[1胞l
X10”個/マウスを腹腔内移植する。前記実施例で得
られた2′ −デオキシ−3’ −(9,12,15
−オクタデカトリエノイル)−5−フルオロウリジン、
および2′ デオキシ−3’ 、5’ −ジー (9
,12,15)−オクタデカトリエノイル)−5−フル
オロウラシルンのそれぞれ0.5%カルボキシルメチル
セルロース懸濁液を翌日より1日1回5日間連続して腹
腔内投与し延命率を測定する。
1−1゜m >、5.33 (13H,m >、
e、 28(IH,m )、 7.63 (I
H,d (J=7、 0H2)) [試験例コ 1、抗腫瘍作用 CDF+マウス(雄性、5退会)にP4O10[1胞l
X10”個/マウスを腹腔内移植する。前記実施例で得
られた2′ −デオキシ−3’ −(9,12,15
−オクタデカトリエノイル)−5−フルオロウリジン、
および2′ デオキシ−3’ 、5’ −ジー (9
,12,15)−オクタデカトリエノイル)−5−フル
オロウラシルンのそれぞれ0.5%カルボキシルメチル
セルロース懸濁液を翌日より1日1回5日間連続して腹
腔内投与し延命率を測定する。
処置群の生存日数の中火値
延命率(118%〉=□
コン1−ロール群の生存I3数の中央値X100−10
0として5−フルオロウラシル(5−FU)と比較した
結果を表1に示す。
0として5−フルオロウラシル(5−FU)と比較した
結果を表1に示す。
表1から明らかな通り、本発明に係る2′ −デオキシ
−3’ −(9,12,15−オクタアカトリエノイ
ル〉−5−フルオロウリジンおよび2′ −デオキシ−
3’ 、5’ −ジー (9,12,15−オクタデ
カトリエノイル)−5−フルオロウリジンは5−、 F
Uにくらべて同等以上の抗m瘍活竹を示している。
−3’ −(9,12,15−オクタアカトリエノイ
ル〉−5−フルオロウリジンおよび2′ −デオキシ−
3’ 、5’ −ジー (9,12,15−オクタデ
カトリエノイル)−5−フルオロウリジンは5−、 F
Uにくらべて同等以上の抗m瘍活竹を示している。
また、5−「Uは30 m9/ kg/日では毒性によ
り、マウスの生存日数が上記制癌剤を投与しないコント
ロールより短かくなってしまうのに反し、本発明に係る
2′ −デオキシ−3’ −(9,12,15−オク
タデカトリエノイル)−5−フルオロウリジンは30
mg/ko/ 日テもILS(%)が52%であり、毒
性が5−FUより低いことが明らかとなった。2′ −
デオキシ−3’ 、5’−ジー(9,12,15−A°
クタデカトリエノイル)−5−フルオロウリジンは3
m9//ko/ に1で118(%)が50%であり、
5− F Uに比べて有効性が高いことが明らかとなっ
た。
り、マウスの生存日数が上記制癌剤を投与しないコント
ロールより短かくなってしまうのに反し、本発明に係る
2′ −デオキシ−3’ −(9,12,15−オク
タデカトリエノイル)−5−フルオロウリジンは30
mg/ko/ 日テもILS(%)が52%であり、毒
性が5−FUより低いことが明らかとなった。2′ −
デオキシ−3’ 、5’−ジー(9,12,15−A°
クタデカトリエノイル)−5−フルオロウリジンは3
m9//ko/ に1で118(%)が50%であり、
5− F Uに比べて有効性が高いことが明らかとなっ
た。
2、血小板凝集抑えり作用
3.8%クエン酸ナトリウム(1容)を入れた注射器を
用いてウサギ頚動脈より9容の血液を採取する。該血液
より遠心分離し血小板に富む血漿(PPP:40万個/
μ℃)を得る。該PPPを用い、凝TA惹起剤どしてア
ラキドン酸あるいはコラーゲンを用いて本発明化合物の
血小板凝集抑制作用を測定した。アラキドン!I(10
0μM)によって誘起される血小板凝集に対する2′
−デオキシ−3’ −(9,12,15−オクタデカ
トリエノイル)−5−フルオロウリジンの50%抑制濃
度(ICE。)は4.8X10−4Mであり、2′ −
デオキシ−3’ 、5’−ジー(9,12,15−オク
タデカトリエノイル)−5人フルオロウリジンのIC,
i。
用いてウサギ頚動脈より9容の血液を採取する。該血液
より遠心分離し血小板に富む血漿(PPP:40万個/
μ℃)を得る。該PPPを用い、凝TA惹起剤どしてア
ラキドン酸あるいはコラーゲンを用いて本発明化合物の
血小板凝集抑制作用を測定した。アラキドン!I(10
0μM)によって誘起される血小板凝集に対する2′
−デオキシ−3’ −(9,12,15−オクタデカ
トリエノイル)−5−フルオロウリジンの50%抑制濃
度(ICE。)は4.8X10−4Mであり、2′ −
デオキシ−3’ 、5’−ジー(9,12,15−オク
タデカトリエノイル)−5人フルオロウリジンのIC,
i。
は 5.8X10’M′r−あるのに対し5−F U
G;tIXIO−3M以上投与しても50%抑制するこ
とができなかった。
G;tIXIO−3M以上投与しても50%抑制するこ
とができなかった。
またコラーゲン(10μQ/mA>による血小板凝集に
対する2′ −デオキシ−3’ −(9,12゜15
−オクタデカトリエノイル)−5−フルオロウリジンの
IC釦は5.0XIO−’Mであり、2′−デオキシ−
3’ 、5’−ジー(9,12,15−オクタデカトリ
エノイル〉−5−フルオロウリジンのICEbは6.O
Xlo−8Mであるのに対し、5−FUのIC;EQは
lX10−3以上であり、本発明化合物が強力な血小板
凝集抑制作用を右していることが明らかとなった。
対する2′ −デオキシ−3’ −(9,12゜15
−オクタデカトリエノイル)−5−フルオロウリジンの
IC釦は5.0XIO−’Mであり、2′−デオキシ−
3’ 、5’−ジー(9,12,15−オクタデカトリ
エノイル〉−5−フルオロウリジンのICEbは6.O
Xlo−8Mであるのに対し、5−FUのIC;EQは
lX10−3以上であり、本発明化合物が強力な血小板
凝集抑制作用を右していることが明らかとなった。
3、急性毒性
2′ −デオキシ−3′−(9,12,15−オクタデ
カトリエノイル)−5−フルオロウリジンおよび2′
−デオキシ−3’ 、5’ −ジー(9,12,15
−′Aオクタデカトリエノイル−5−フルオロウリジン
の腹腔内投与にJ、る急性毒性についてICRマウス(
雄、7週令)を用いて調べた結果、5−FUのLDご値
は235 mMkgであるのに対し、2′−デオキシ−
3’ −(9,12,15−オクタデカトリエノイル
〉−5−フルオロウリジンJ3よび2′−デA゛1シー
31.51−ジー(9,12,15−オクタデカトリ
エノイル)−5−フルオロウリジンの1D9値はそれぞ
れ、312H/k(1,227mg/kqであった。
カトリエノイル)−5−フルオロウリジンおよび2′
−デオキシ−3’ 、5’ −ジー(9,12,15
−′Aオクタデカトリエノイル−5−フルオロウリジン
の腹腔内投与にJ、る急性毒性についてICRマウス(
雄、7週令)を用いて調べた結果、5−FUのLDご値
は235 mMkgであるのに対し、2′−デオキシ−
3’ −(9,12,15−オクタデカトリエノイル
〉−5−フルオロウリジンJ3よび2′−デA゛1シー
31.51−ジー(9,12,15−オクタデカトリ
エノイル)−5−フルオロウリジンの1D9値はそれぞ
れ、312H/k(1,227mg/kqであった。
■1発明の効里
本発明によれば;一般式(1)
OR2
(式中R1は水素原子または9,12.15−オクタデ
カトリエン酸から誘う〃されるアシル基 R2は9.1
2.15−オクタデカ1−リエン酸から誘導されるアシ
ル基である)で示される5 フルオロウラシル誘導体お
よびこれを含有する制癌剤ならびに血小板凝集抑制剤が
提供される。
カトリエン酸から誘う〃されるアシル基 R2は9.1
2.15−オクタデカ1−リエン酸から誘導されるアシ
ル基である)で示される5 フルオロウラシル誘導体お
よびこれを含有する制癌剤ならびに血小板凝集抑制剤が
提供される。
本発明に係る前記誘導体は強力な制癌作用および血小板
凝集抑制作用を有する。
凝集抑制作用を有する。
また、近年、血小板の凝集が、ガンの転移に関与してい
ることを示唆する結果が得られてきている。従って本発
明の5−フルオロウラシル誘導体を用いた血小板凝集抑
制剤はガン転移予防剤としても使用できる。よって本発
明の5−フルオロウラシル誘導体は制癌作用とガン転移
予防作用が相乗的に働ぎ、かつ低毒性であるため癌治療
に有効に使用することもできる。
ることを示唆する結果が得られてきている。従って本発
明の5−フルオロウラシル誘導体を用いた血小板凝集抑
制剤はガン転移予防剤としても使用できる。よって本発
明の5−フルオロウラシル誘導体は制癌作用とガン転移
予防作用が相乗的に働ぎ、かつ低毒性であるため癌治療
に有効に使用することもできる。
さらに、本発明の5−フルオロウラシル誘導体を用いた
血小板凝集抑制剤は採取された血液の血液凝固防止用と
しても有効に使用することができる。
血小板凝集抑制剤は採取された血液の血液凝固防止用と
しても有効に使用することができる。
Claims (3)
- (1)一般式( I ) ▲数式、化学式、表等があります▼( I ) (式中R^1は水素原子または9,12,15−オクタ
デカトリエン酸から誘導されるアシル基、R^2は9,
12,15−オクタデカトリエン酸から誘導されるアシ
ル基である)で示される5−フルオロウラシル誘導体。 - (2)一般式( I ) ▲数式、化学式、表等があります▼( I ) (式中R^1は水素原子または9,12,15−オクタ
デカトリエン酸から誘導されるアシル基、R^2は9,
12,15−オクタデカトリエン酸から誘導されるアシ
ル基である)で示される5−フルオロウラシル誘導体を
含有する制癌剤。 - (3)一般式( I ) ▲数式、化学式、表等があります▼( I ) (式中R^1は水素原子または9,12,15−オクタ
デカトリエン酸から誘導されるアシル基、R^2は9,
12,15−オクタデカトリエン酸から誘導されるアシ
ル基である)で示される5−フルオロウラシル誘導体を
含有する血小板凝集抑制剤。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16761184A JPS6144897A (ja) | 1984-08-10 | 1984-08-10 | 5−フルオロウラシル誘導体およびこれを含有する医薬製剤 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16761184A JPS6144897A (ja) | 1984-08-10 | 1984-08-10 | 5−フルオロウラシル誘導体およびこれを含有する医薬製剤 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6144897A true JPS6144897A (ja) | 1986-03-04 |
JPS637558B2 JPS637558B2 (ja) | 1988-02-17 |
Family
ID=15852986
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP16761184A Granted JPS6144897A (ja) | 1984-08-10 | 1984-08-10 | 5−フルオロウラシル誘導体およびこれを含有する医薬製剤 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6144897A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS57123251A (en) * | 1981-01-22 | 1982-07-31 | Sumitomo Chem Co Ltd | Resin composition |
EP0393920A2 (en) * | 1989-04-17 | 1990-10-24 | Efamol Holdings Plc | Antiviral nucleoside derivatives |
US5236988A (en) * | 1989-09-26 | 1993-08-17 | Sekisui Chemical Co., Ltd. | Engineering plastic composition and articles made of the same |
US5367013A (en) * | 1991-10-09 | 1994-11-22 | Sumitomo Chemical Company, Limited | Process for producing reinforced crystalline engineering plastic composition |
US5508347A (en) * | 1993-06-16 | 1996-04-16 | Sumitomo Chemical Company, Limited | Delustered amorphous thermoplastic resin composition |
-
1984
- 1984-08-10 JP JP16761184A patent/JPS6144897A/ja active Granted
Cited By (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS57123251A (en) * | 1981-01-22 | 1982-07-31 | Sumitomo Chem Co Ltd | Resin composition |
JPH02381B2 (ja) * | 1981-01-22 | 1990-01-08 | Sumitomo Chemical Co | |
EP0393920A2 (en) * | 1989-04-17 | 1990-10-24 | Efamol Holdings Plc | Antiviral nucleoside derivatives |
US5216142A (en) * | 1989-04-17 | 1993-06-01 | Efamol Holdings Plc | Anti-virals |
EP0693498A1 (en) * | 1989-04-17 | 1996-01-24 | Scotia Holdings Plc | Antiviral compounds |
US5236988A (en) * | 1989-09-26 | 1993-08-17 | Sekisui Chemical Co., Ltd. | Engineering plastic composition and articles made of the same |
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US5508347A (en) * | 1993-06-16 | 1996-04-16 | Sumitomo Chemical Company, Limited | Delustered amorphous thermoplastic resin composition |
US5623018A (en) * | 1993-06-16 | 1997-04-22 | Sumitomo Chemical Company, Ltd. | Thermoplastic resin composition including an amorphous resin, an epoxy group-containing ethylene copolymer, and a polyfunctional compound or a carboxylic acid metal salt |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS637558B2 (ja) | 1988-02-17 |
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