JPS6144667Y2 - - Google Patents

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JPS6144667Y2
JPS6144667Y2 JP16748478U JP16748478U JPS6144667Y2 JP S6144667 Y2 JPS6144667 Y2 JP S6144667Y2 JP 16748478 U JP16748478 U JP 16748478U JP 16748478 U JP16748478 U JP 16748478U JP S6144667 Y2 JPS6144667 Y2 JP S6144667Y2
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JP
Japan
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storage furniture
furniture
chrysanthemate
wall surface
insecticide
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JP16748478U
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JPS5584055U (ja
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  • Agricultural Chemicals And Associated Chemicals (AREA)
  • Chemical And Physical Treatments For Wood And The Like (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は収納家具類、詳しくは和ダンス、洋服
ダンス、整理ダンス、衣裳箱(モスボツクスを含
む)、水屋、書棚等のように、防虫手段を施すこ
とが望まれる収納家具類に関する。
従来上記収納家具類に於ては、防虫対策として
一般にパラジクロルベンゼン、樟脳等の防虫薬剤
を収納家具類に投入する手段がとられているが、
之等防虫薬剤の有効期間はせいぜい3〜4ケ月で
あり、短期日のうちに新しいものと取り替えなけ
ればならず防虫管理に煩雑な手数を要していた。
また上記防虫剤はきつい臭いを有し、これが収納
物品例えば衣類に染み付く難点であることに加
え、多くは錠剤形に成形されているため幼児等に
誤食される虞れを有していた。
そこで本考案者等は、鋭意研究の結果、従来ピ
レスロイド系殺虫剤は加熱蒸散させて薬効を発揮
させるか或は該剤に害虫を接触させて薬効を発揮
させるというのが常識であつたところ、これを木
材に含浸させる時は、常温で徐々に揮散し、パラ
ジクロルベンゼン、樟脳等に比べて低濃度でも所
望の薬効を長期間に亘つて持続的に発揮すること
を見出し、本考案を完成した。即ち、本考案は、
収納家具類内の1部又は全部の壁面の少なくとも
内層部に、常温で揮散して薬効を発揮するピレス
ロイド系殺虫剤を保持せしめたことを特徴とする
収納家具類に係る。
本考案に於ては、蒸気圧が低く常温で徐々に揮
散し、ガス効果によつて薬効を発揮するピレスロ
イド系殺虫剤が使用される。このような効果は本
考案者の研究により初めて確認されたものであつ
て、従来ガス効果による防虫剤として、ピレスロ
イド系殺虫剤が用いられた例はない。
このようなピレスロイド系殺虫剤を用いて、内
部処理された本考案収納家具類は、その防虫効果
を長期間例えば10数年以上、実質的には半永久的
に持続し、従来品に見られるような煩雑な防虫手
間を一切必要としない。加えて上記殺虫剤は家具
の内壁面に含浸等の適宜の手段により保持されて
いるので大きな揮散面積が得られ、これが徐放性
であるに拘わらず、イガ、コイガ、ヒメカツオブ
シムシ、ヒメマルカツオブシムシ等の貯穀害虫に
対し優れた防虫効果を発揮すると共に、例えばゴ
キブリ等の衛生害虫が薬剤処理壁面を這行した場
合にはこれに附着して之等害虫を死に到らしめ
る。更に本考案に於て用いるピレスロイド系殺虫
剤は実質的に無臭であるので、収納物品例えば衣
類等に薬剤の臭いが染み付くことがない上に、上
記殺虫剤は家具の壁部内に保持されているので幼
児等に誤食される虞れがなく安全性に優れてい
る。
本考案に於て、収納家具類とは、物品を収納す
る用途に使用される全ての家具類を含み、例えば
和ダンス、洋服ダンス、整理ダンス、衣裳箱(モ
スボツクスを含む)、水屋、書棚等を例示でき
る。
また常温で揮散して某効を発揮するピレスロイ
ド系殺虫剤としては次のものを例示できる。
Γ 3−アリル−2−メチルシクロペンタ−2−
エン−4−オン−1−イル クリサンテマート
(一般名:アレスリン) Γ N−(3,4,5,6−テトラヒドロフタル
イミド)−メチル クリサンテマート(一般
名:フタルスリン) Γ 5−ベンジル−3−フリルメチル クリサン
テマート(一般名:レスメトリン) Γ 5−プロパルギル−3−フリルメチル クリ
サンテマート(一般名:フラメトリン) Γ 2−メチル−5−プロパルギル−3−フリル
メチル クリサンテマート(一般名:プロパル
スリン) Γ 3−フエノキシベンジルd−シス/トランス
−クリサンテマート(一般名:フエノトリン) Γ 3−フエノキシベンジル 2,2−ジメチル
−3−(β,β−ジクロロ)ビニルシクロプロ
パンカルボキシレート(一般名:ペルメトリ
ン) 及びこれらの立体および光学異性体 Γ アレスリンの光学異性体である (商品名 ビナミンフオルテ;住友化学工業
株式会社製) Γ アレスリンの立体、光学異性体 (商品名 エキスリン;住友化学工業株式会
社製) Γ アレスリンの立体、光学異性体 (商品名 バイオアレスリン;ルセル.ユク
ラフ社製) Γ レスメトリンの光学異性体 (商品名 クリスロンフオルテ;住友化学工
業株式会社製) 上記例示のピレスロイド系殺虫剤のうちで特に
好ましいものは、アレスリン、フラメトリン、プ
ロパルスリン、並びにこれらの立体および光学異
性体である。
次に本考案の実施例を図面を参照しつつ説明す
ると、常温で揮散して薬効を発揮できるピレスロ
イド系殺虫剤は収納家具類1内の壁面2の少なく
とも内層部に保持される。本明細書に於て、収納
家具類1内の壁面2とは、本体の内壁面に加え、
抽出し、盆部材等の家具構成部材を具備している
場合にはその壁面のうち、家具内に存する壁面を
も含む意味で使用されている。
第1図には、収納家具類1や洋服ダンスである
場合の1例が示されている。ピレスロイド系殺虫
剤3は第2図の部分拡大断面図から明かなよう
に、本体内の壁面2の内層部に含浸保持されてお
り、壁面2を通じて徐々に揮散し薬効を発揮す
る。第1図に於て、1aは抽出しであり、該抽出
し1aの家具1内に存する壁面部分に、上記殺虫
剤を保持せしめてもよい。
第3〜5図には、収納家具類1が和ダンスであ
る場合の1例が示されている。この場合には、ピ
レスロイド系殺虫剤は、本体の内壁部分に加え、
盆部材1bの表面部及び/又は抽出し1aの前後
左右側板並びに底板の内壁面2にも保持される。
第6図は収納家具類1がモスボツクスである場
合の1例を示している。モスボツクスは一般に紙
製であり、その内面が上記薬剤により処理されて
いる。
又第7図には収納家具類1が水屋である場合が
示され、図中2は薬剤処理された壁面を示してい
る。
上記ピレスロイド系殺虫剤は上記壁面2の必ず
しも全面全体に保持されている必要はなく、部分
的に保持されていてもよい。またこの保持は必ず
しも内層部だけでなく、全層に亘つていてもよ
い。また和ダンスのように、抽出し、盆部材等の
家具構成部材を具有する場合には、之等構成部材
の壁面のみに殺虫剤を保持させてもよい。
収納家具類1の壁面2に対するピレスロイド系
殺虫剤の保持手段は、特に限定はないが、例えば
収納家具類が木製又はダンボール紙製の場合に
は、含浸法(常圧または減圧、加圧法)、塗布法
および噴霧法等を適用できる。又木製の場合に
は、木材にキリで穴を明けて薬液を注入するよう
にしてもよい。このような手段の適用は、製造前
の素材の段階で行なつてもよいし、製造後に於
て、製品の段階で行なつてもよい。また家具が合
成樹脂製の場合には、製品又はその構成部品を成
形する段階で、成形原料中に上記殺虫剤を必要に
応じシリカ等に担持させた状態で混入される。
また上記薬剤を担持する担体を合成樹脂中に埋
入してもよい。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施の1例を示す斜面図、第
2図は第1図の要部拡大断面図、第3図は本考案
の他の実施の1例を示す斜面図、第4図は第3図
の家具に備えられた盆部材の斜面図、第5図は同
抽出しの斜面図、第6図はモスボツクスの斜面
図、第7図は水屋の斜面図である。 図に於て、1は収納家具、2は壁面、3はピレ
スロイド系殺虫剤である。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 収納家具類内の1部又は全部の壁面の少なく
    とも内層部に、常温で揮散して薬効を発揮する
    ピレスロイド系殺虫剤を保持せしめたことを特
    徴とする収納家具類。 前記ピレスロイド系殺虫剤が、3−アリル−
    2−メチルシクロペンタ−2−エン−4−オン
    −1−イル クリサンテマート、5−プロパル
    ギル−3−フリルメチル クリサンテマート、
    2−メチル−5−プロパルギル−3−フリルメ
    チル クリサンテマート、並びにこれらの立体
    および光学異性体の中の1種である実用新案登
    録請求の範囲第1項記載の収納家具類。
JP16748478U 1978-12-04 1978-12-04 Expired JPS6144667Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16748478U JPS6144667Y2 (ja) 1978-12-04 1978-12-04

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16748478U JPS6144667Y2 (ja) 1978-12-04 1978-12-04

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5584055U JPS5584055U (ja) 1980-06-10
JPS6144667Y2 true JPS6144667Y2 (ja) 1986-12-16

Family

ID=29167732

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP16748478U Expired JPS6144667Y2 (ja) 1978-12-04 1978-12-04

Country Status (1)

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Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5872514A (ja) * 1981-10-23 1983-04-30 Earth Chem Corp Ltd 衣類用防虫シート

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Publication number Publication date
JPS5584055U (ja) 1980-06-10

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