JPS6142948B2 - - Google Patents

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Publication number
JPS6142948B2
JPS6142948B2 JP3640280A JP3640280A JPS6142948B2 JP S6142948 B2 JPS6142948 B2 JP S6142948B2 JP 3640280 A JP3640280 A JP 3640280A JP 3640280 A JP3640280 A JP 3640280A JP S6142948 B2 JPS6142948 B2 JP S6142948B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
parts
weight
powder
silver powder
nickel powder
Prior art date
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Expired
Application number
JP3640280A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS56131676A (en
Inventor
Eiichi Asada
Yasuo Yamamoto
Fujio Makuta
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shoei Chemical Inc
Original Assignee
Shoei Chemical Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Shoei Chemical Inc filed Critical Shoei Chemical Inc
Priority to JP3640280A priority Critical patent/JPS56131676A/ja
Publication of JPS56131676A publication Critical patent/JPS56131676A/ja
Publication of JPS6142948B2 publication Critical patent/JPS6142948B2/ja
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Description

【発明の詳細な説明】
本発明は銀系導電塗料、特にセラミツク誘電体
に高温で焼付けてコンデンサ電極を形成するに適
した導電塗料に関するものである。 従来コンデンサ電極には、銀粉末50〜80重量%
と、残部50〜20重量%はガラス質フリツカ等の無
機結合剤及び樹脂、溶剤等のベヒクルからなる銀
塗料が使用されていた。しかしこの銀塗料を用い
て製造されたコンデンサは特性係数(Q値)のエ
ージングによる低下が大きく、コンデンサの信頼
性の点で大きな問題となつていた。 本発明は、銀塗料にニツケルを特定の割合で配
合することにより焼付被膜の均一性、ハンダ付性
その他の特性を損うことなく、前記欠点を解決し
た高信頼性コンデンサ電極を製造し得る塗料を提
供するものである。 即ち本発明は、銀粉末85〜55重量%とニツケル
粉末15〜45重量%からなる導電成分100重量部
と、ガラス質フリツト0.3〜8重量部と、ベヒク
ルとからなる耐熱劣化性コンデンサ電極用導電塗
料に関するものである。 塗料中、銀とニツケルの総量に対してニツケル
が15重量%より少ないとエージングによるコンデ
ンサのQ値の変化が非常に大きい。ニツケルを15
重量%から増量していくと、コンデンサの容量に
は殆んど影響せずに、エージング後のQ値が増大
し、Q値のエージングによる劣化が著しく改善さ
れる。45重量%を超えるとコンデンサ容量、Q値
共に急激に低下し、又電極のハンダ付性が著しく
損われるためコンデンサとして使用できない。従
つてニツケルの配合割合は15〜45重量%、特に17
〜40重量%の範囲が好ましい。 ニツケル粉末は粒径1〜15μのものが使用でき
るが、特に3〜8μの範囲が好適である。ニツケ
ルの粒径が1μより小さくなるとハンダ付性が悪
化し、又15μを越えると焼成面の荒れがひどく、
電気特性に悪影響を及ぼす。 銀粉末は通常用いられるいかなる形状のもので
もよく、0.1μ以下から30μ程度、好ましくは5
μ以下のものが使用される。 ガラス質フリツトは導電成分100重量部に対し
て0.3〜8重量部使用する。0.3重量部より少ない
と電極の基体に対する密着性が乏しく、8重量部
より多く存在するとハンダが付かなくなる。ガラ
ス質フリツトの種類は通常電極用に用いられてい
るものでよく、例えば鉛、亜鉛、アルカリ土類金
属等の硼硅酸塩系ガラスや硼酸塩系ガラスなどが
一般的である。 又本発明塗料には更に、ガラスの導電粉末や基
体に対する濡れ性を改善し、電極の密着強度を上
げる目的で湿潤剤を含有させることができる。湿
潤剤としては例えば酸化ビスマス、酸化銅、酸化
バナジウムや金属フツ化物系などがある。これら
のうち酸化ビスマスが最も有効であり、使用量は
ガラスの量や導電成分にもよるが0.5〜25重量部
程度のもので良い結果を得る。 以下実施例により本発明を具体的に説明する。
尚、実施例及び比較例中部は全て重量部を表わす
ものとする。 実施例 1 銀粉末(球状) 85部 粒径3〜8μのニツケル粉末 15部 硼硅酸鉛ガラス質フリツト 1部 エチルセルロースのテルピネオール溶液 25部 ブチルカルビトール 10部 上記組成物を混合してペースト状の導電塗料を
得た。これを酸化チタン系磁器円板両面にスクリ
ーン印刷(直径8mm)し、乾燥後800℃で焼成し
た。 実施例 2 銀粉末75部、ニツケル粉末24部とする以外は実
施例1と同様にした。 実施例 3 銀粉末60部、ニツケル粉末40部とする以外は実
施例1と同様にした。 比較例 1 銀粉末100部、ニツケル粉末0部とする以外は
実施例1と同様にした。 比較例 2 銀粉末92部、ニツケル粉末8部とする以外は実
施例1と同様にした。 比較例 3 銀粉末50部、ニツケル粉末50部とする以外は実
施例1と同様にした。 実施例1〜3及び比較例1〜3で得られたコン
デンサについて、それぞれ初期及びエージング後
の静電容量と特性係数(Q値)を測定し、表1に
示した。エージングはハンダ浸漬後、160℃で2
時間行つた。
【表】 実施例 4 銀粉末(球状及びフレーク状の混合粉末) 85部 粒径3〜8μのニツケル粉末 15部 硼硅酸鉛ガラス質フリツト 1部 酸化ビスマス粉末 10部 エチルセルロースのテルピネオール溶液 30部 ブチルカルビトール 10部 上記組成物を混合してペースト状の導電塗料を
得た。これを酸化チタン系磁器円板の両面にスク
リーン印刷(直径3mm)し、乾燥後800℃で焼成
した。 実施例 5 銀粉末80部、ニツケル粉末20部とする以外は実
施例4と同様にした。 実施例 6 銀粉末70部、ニツケル粉末30部とする以外は実
施例4と同様にした。 実施例 7 銀粉末60部、ニツケル粉末40部とする以外は実
施例4と同様にした。 比較例 4 銀粉末100部、ニツケル粉末0部とする以外は
実施例4と同様にした。 比較例 5 銀粉末91部、ニツケル粉末9部とする以外は実
施例4と同様にした。 実施例4〜7及び比較例4〜5で得られたコン
デンサについて、それぞれ静電容量及び特性係数
(Q値)を調べ、結果を表2に示した。
【表】 実施例 8 銀粉末(球状) 85部 粒径3〜8μのニツケル粉末 15部 硼硅酸鉛ガラス質フリツト 2部 酸化ビスマス粉末 5部 エチルセルロースのテルピネオール溶液 30部 ブチルカルビトール 10部 上記組成物を混合し、ペースト状の導電塗料を
得た。これを酸化チタン系磁器円板の両面にスク
リーン印刷(直径4mm)し、乾燥後800℃で焼成
した。 実施例 9 銀粉末75部、ニツケル粉末25部とする以外は実
施例8と同様にした。 実施例 10 銀粉末60部、ニツケル粉末40部とする以外は実
施例8と同様にした。 実施例 11 銀粉末55部、ニツケル粉末45部とする以外は実
施例8と同様にした。 比較例 6 銀粉末100部、ニツケル粉末0部とする以外は
実施例8と同様にした。 比較例 7 銀粉末90部、ニツケル粉末10部とする以外は実
施例8と同様にした。 比較例 8 銀粉末50部、ニツケル粉末50部とする以外は実
施例8と同様にした。 実施例8〜11及び比較例6〜8で得られたコン
デンサについて、それぞれ初期及びエージング後
の静電容量と特性係数(Q値)を測定し、結果を
表3に示した。
【表】 実施例 12 銀粉末(球状及びフレーク状の混合粉末) 80部 径3〜8μのニツケル粉末 20部 硼硅酸鉛ガラス質フリツト 1部 酸化ビスマス粉末 10部 エチルセルロースのテルピネオール溶液 30部 ブチカルビトール 10部 上記組成物を混合してペースト状の導電塗料を
得た。これをチタン酸バリウム系磁器円板の両面
にスクリーン印刷(直径3mm)し、乾燥後800℃
で焼成した。 実施例 13 銀粉末70部、ニツケル粉末30部とする以外は実
施例12と同様にした。 比較例 9 銀粉末100部、ニツケル粉末0部とする以外は
実施例12と同様にした。 比較例 10 銀粉末91部、ニツケル粉末9部とする以外は実
施例12と同様にした。 実施例12〜13及び比較例9〜10で得られたコン
デンサにつき、それぞれ初期及びエージング後の
静電容量と特性係数(Q値)を調べ、結果を表4
に示した。
【表】

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 銀粉末85〜55重量%とニツケル粉末15〜45重
    量%からなる導電成分100重量部と、ガラス質フ
    リツト0.3〜8重量部と、ベヒクルとからなる耐
    熱劣化性コンデンサ電極用導電塗料。 2 銀粉末85〜55重量%とニツケル粉末15〜45重
    量%からなる導電成分100重量部と、ガラス質フ
    リツト0.3〜8重量部と、湿潤剤と、ベヒクルと
    からなる耐熱劣化性コンデンサ電極用導電塗料。 3 湿潤剤が酸化ビスマスである、特許請求の範
    囲第2項記載の耐熱劣化性コンデンサ電極用導電
    塗料。
JP3640280A 1980-03-21 1980-03-21 Electrically conductive paint for electrode of capacitor Granted JPS56131676A (en)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3640280A JPS56131676A (en) 1980-03-21 1980-03-21 Electrically conductive paint for electrode of capacitor

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3640280A JPS56131676A (en) 1980-03-21 1980-03-21 Electrically conductive paint for electrode of capacitor

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS56131676A JPS56131676A (en) 1981-10-15
JPS6142948B2 true JPS6142948B2 (ja) 1986-09-25

Family

ID=12468846

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3640280A Granted JPS56131676A (en) 1980-03-21 1980-03-21 Electrically conductive paint for electrode of capacitor

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JP (1) JPS56131676A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6196940U (ja) * 1984-11-30 1986-06-21
JPS6368359U (ja) * 1986-10-24 1988-05-09

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6196940U (ja) * 1984-11-30 1986-06-21
JPS6368359U (ja) * 1986-10-24 1988-05-09

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JPS56131676A (en) 1981-10-15

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