JPS6137834A - 農業用塩化ビニル系樹脂フイルム - Google Patents

農業用塩化ビニル系樹脂フイルム

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JPS6137834A
JPS6137834A JP16014284A JP16014284A JPS6137834A JP S6137834 A JPS6137834 A JP S6137834A JP 16014284 A JP16014284 A JP 16014284A JP 16014284 A JP16014284 A JP 16014284A JP S6137834 A JPS6137834 A JP S6137834A
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JP
Japan
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phthalate
vinyl chloride
film
chloride resin
formula
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JP16014284A
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Motohiro Moriwaki
森脇 元宏
Kazuyoshi Murakami
村上 主義
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Mitsubishi Kasei Vinyl Co
Original Assignee
Mitsubishi Kasei Vinyl Co
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  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 「発明の属する技術分野」 本発明は、農業用塩化ビニル系樹脂フィルムに関するも
のである。更に詳しくは、耐候性、防塵性ともに優れた
農業用塩化ビニル系樹脂フィルムに関するものである。
「従来の技術」 近年、農業の近代化に伴ない、有用植物のハウス(温室
)栽培が活況を呈しておシ、このハウス栽培におけるハ
ウスの掩蓋用資材として、ガラス、ポリエチレンフィル
ム、ポリ塩化ビニルフィルム、エチレン−酢酸ビニル共
重合体フィルム等が使用されてきた。中でも、ポリ塩化
ビニルフィルムは、保温性、透明性、強度、作業性等に
すぐれ、価格も比較的安価であることから、現在、掩蓋
材料の主流をなしている。
1ニ しかしながら、一般のポリ塩化ビニルフィルムは、屋外
で使用すると、数カ月を経ずして褐変劣化する。農業用
資材として使用されるポリ塩化ビニルフィルムには、屋
外での使用で褐変劣化する欠点を解消するために、フィ
ルム化前の樹脂原料に各種添加剤が配合される。例えば
、有機錫系安定剤、金属石鹸系安定剤、鉛系安定剤、有
機カドミウム系安定剤、有機バリウム系安定剤、抗酸化
剤、紫外線吸収剤等の光、熱、酸化に対する種々の安定
剤が配合される。
ところが、これらの中には、少量の添加によって際立っ
た安定効果を発揮するのは、はとんど見当らない。もち
ろん、多量の添加によって耐候性が向上するものもある
が、その反面、加工性や透明性等の物性低下を招くのが
通例である。
例えば、金属石鹸系安定剤を多量配合すると。
フィルム化工程でプレート・アウトがおこり、製品フィ
ルムの外観、透明性をそこない、フィルム化工程の能率
を著しく低下させる。また例えば、紫外線吸収剤を多量
に配合すると、製品フィルムは黄色に着色し、農業用掩
蓋物として使用する場合、太陽光線のうち300−≠0
0ミリミクロンの範囲の光線がフィルムに吸収されてし
まい、植物によっては生育が阻害される場合もある。こ
れらの理由から、樹脂原料に多量の安定剤を配合してフ
ィルム化する手法には、多くを期待することができない
最近、農業用掩蓋物として使用される塩化ビニル系樹脂
フィルムの耐候性を向上させるためニ、トリクレジルフ
ォスフエイト、トリキシレニルフォスフエイトを配合す
る方法が提案されている(特公昭、?J−7316号公
報、特公昭3O−3jjμ2号公報等参照)。これら化
合物の配合されたフィルムは、耐候性が大幅に向上する
七はいうもののフィルム表面へのブリード・アウト(液
状添加物がフィルム表面に吐き出す現象)がおこシ、ブ
リード・アウトした液状物に塵が付着し、防塵性が大幅
に低下するという問題があった。
上のブリード・アウトの問題を解消するために、樹脂原
料に配合する可塑剤の量を減らす方法があるが、この方
法によるとフィルム自体の柔軟性が低下するので、フィ
ルムを屋外で使用した時に破れが発生し易くなる。ブリ
ード・アウトを解消する他の方法として、フィルム表面
にアクリル系樹脂の被膜を形成する方法があシ(例えば
特公昭jO−4//93号公報参照)、効果があるので
実用化されてbるが、コスト高になることは否定できな
い。
[発明が解決しようとした問題点] 本発明者らは、かかる状況にあって、耐候性、防塵性と
もに優れ、かつ、コスト高にならない農業用塩化ビニル
系樹脂フィルムを提供するとと金目的として、鋭意検討
した結果、本発F18Jを完成するに至ったものである
「問題点を解決するための手段」 しかして本発明の要旨とするところは、塩化ビニル系樹
脂に、 (A)  一般式(1)で表わされるフタル酸エステル
系可塑剤、 (B)  一般式(II)で表わされるフタル酸エステ
ル系可塑剤、 〔(■)式、(U)式において、R1s R2、R3の
それぞれはat〜○I3の直鎖状又は分岐状アルキル基
から選ばれた基、R4はアリール基又はシクロアルキル
基から選ばれた基を示す。〕(0)  有機リン酸エス
テル の三成分がグθ〜t OPHHの範囲内で配合されてな
勺、かつ、(B)成分と(C)成分との配合割合が、重
量比で/対コないし20対/の範囲内であることを特徴
とする農業用塩化ビニル系樹脂フィルムに存する。
以下、本発明の詳細な説明する。
本発明において塩化ビニル系樹脂とは、ポリ塩化ビニル
のほか、塩化ビニルを主成分とする共重合体を含む食味
である。塩化ビニルと共重合させることができる単量体
としては、塩化ビニリチン、エチレン、フロピレン、ア
クリロニトリル、酢酸ビニル、マレイン酸、イタコン酸
、アクリル酸、アクリル酸エステル類、メタクリル酸、
メタクリル酸エステル類等があげられる。
塩化ビニル系樹脂は、一種でも二種以上の混合物であっ
てもよい。
塩化ビニル系樹脂は、懸濁重合法、乳化重合法、乳化−
懸濁重合法、溶液重合法、塊状重合法等の従来から知ら
れている製造法のいずれによって製造されたものでもよ
い。塩化ビニル系樹脂の重合度は、ざoo、、2soo
の範囲で選ぶことができる。
本発明に係る塩化ビニル系樹脂フィルムは、上記塩化ビ
ニル系樹脂に、(A)成分として、前記(1)式によっ
て表わされるフタル酸エステル系可塑剤と、(B)成分
として、前記(n)式によって表わされるフタル酸エス
テル系可塑剤とが配合されている。
本発明者の実験によれば、塩化ビニル系樹脂に配合する
可塑剤として、前記(I)式によって表わされる可塑剤
のみを多量使用すると、フィルム化したのちの使用中に
ブリード・アウトがおこシ、防塵性が劣るものとなって
しまうこと、前記(II)式によって表わされる可塑剤
のみを多量使用すると、フィルムの耐候性が劣ったもの
となってしまうこと、等が判明し、更に、これら両欠点
を排除するには、(■)式で表わされる可塑剤と(If
)式で表わされる可塑剤とを併用するのがよいことが分
ったものである。
前記(1)式で表わされるフタル酸エステル系−ツ − 可塑剤としては、ジエチルフタレート、ジイソプロピル
フタレート、ジ−n−ブチル7タレート、ジイソブチル
7タレート、ジ−S−ブチルフタレート、ジ−t−ブチ
ルフタレート、ジエチルフタレート、ジインペンチルフ
タレート、ジ−t−ペンチルフタレート、ジイソノニル
フタレート、ジイソヘキシルフタレート、ジー2−エチ
ルへキシルフタレート、ジオクチルフタレート、ジイソ
ノニルフタレート、ジラウリルフタレート、ジオクチル
フタレート等カ、sけられる。これら(I)式で表わさ
れる(A)成分は、一種でも、二種以上を組み合せて使
用してもよい。
前記(It)式で表わされるフタル酸エステル系可塑剤
としては、エチルクレジルフタレート、エチルフェニル
フタレート、エチルクレジルフタレート、エチルキシレ
ニルフタレート、ブチルベンジルフタレート、ブチルフ
ェニルフタレート、ブチルクレジル7タレート、ブチル
キシレニルフタレート、ブチルシクロへキシルフタ・−
8− レート、オクチルベンジルフタレート、オクチルフェニ
ルフタレート、オクチルクレジルフタレート、オクチル
キシレニルフタレート、オクチルフクロへキシルフタレ
ート等があげられる。
これら(II)式で表わされる(B)成分は、一種類で
も、二種以上ヲ組み合せて使用してもよい。
本発明に係る農業用塩化ビニル系樹脂フィルムは、(C
)成分として有機リン酸エステルが配合されている。
有機リン酸エステルとしては、トリクレジルホスフェー
ト、トリイソプロピルフェニルホスフェート、トリブチ
ルホスフェート、トリエチルホスフェート、トリオクチ
ルホスフェート、トリブトキシエチルホスフェート、ト
リフェニルホスフェート、オクチルジフェニルホスフェ
ート、インデシルジフェニルホスフェート、トリキシレ
ニルホスフェート等があげられる。これら(0)成分は
、一種でも、二種以上を組み合せてもよい。上記有機リ
ン酸エステルの中では、トリキシレニルホスフェートが
好ましく、トリキシレニルホスフェート製造の際に、原
料アルコール中のキシレノール成分の比率が50重量%
以上のアルコールを使用した製品が特に′IHましい。
原料塩化ビニル系樹脂に配合される前記(A)成分、(
B)成分及び(0)成分の児は、合計量をII O〜A
 OPHR(Per Hundred Re5in 、
樹脂100重量部に対する重量部)の範囲内から選ぶの
がよい。合計量が≠0PHRより少ないときは、ブリー
ド・アウトが少なくフィルムの防塵性は優れたものとな
るが、フィルムの柔軟性が乏しくなシ、破れやすくなる
ので好ましくない。
合計量がA OPHRよシ多いときは、フィルムの柔軟
性は優れたものとなるが、ブリード・アウトが多くなり
フィルムの防塵性が劣るので好ましくない。
原料塩化ビニル系樹脂に配合される前記三成ぶのがよい
。両成分の比がl対コよシ小さいと、フィルムには防塵
性の向上効果が認められないものとなシ、20対/より
大きいとフィルムの耐候性が劣ったものとなシ、好まし
くない。
原料塩化ビニル系樹脂に配合される(C)成分は、/ 
PHRより少ないとフィルムの耐候性が劣るので好まし
くなく、/ OPHRよシ多いとフィルムの防塵性が劣
り、耐候性も低下するので、/〜/ OPHHの範囲内
で選ぶのが好ましい。
本発明に係る農業用塩化ビニル系樹脂フィルムは、上記
三成分のほかに、(I)式、(IT)式で表わされない
他の可塑剤、防曇剤、帯電防止剤、紫IAme収剤、安
定剤、酸化防止剤、安定化助剤、防カビ剤、防藻剤、着
色剤等の各種樹脂添加物を、含んでいてもよい。
他の可塑剤としては、ジ−n−ブチルアジペート、ジ−
n−オクチルアジペート、ジイソオクチルアジペート、
ジー2−エチルへキシルアジペート、ジイソデシルアジ
ベート、ジインノニルアジペート等のアジピン酸エステ
ル類ニジーn−オクチルアゼレート、ジイソオクチルア
ゼレート、ジーコーエチルへキシルアゼレート、ジイソ
ブチルアゼレート、ジイソノニルアゼレート、ジイソデ
シルアゼレート等のアゼライン酸エステル類;ジプチル
セバケート、ジー2−エチルへキシルセバケート、ジイ
ソノニルセバケート、ジイソデシルセバケート等のセバ
シン酸エステル類等の脂肪族二価カルボン酸エステル系
可塑剤;エポキシ化大豆油、エポキシ化アマニ油、エポ
キシ化魚油、エポキシ化トール油脂肪酸エステル、エポ
キシ化中脂油、エボキV化ヒマシ油、エポキシ化すフラ
ワー油、エポキシ化アマニ油脂肪酸エステル、エポキシ
化ポリブタジェン、エポキシステアリン酸メチル、エポ
キシステアリン酸ブチル、エポキシステアリン酸−コー
エチルヘキシル、エポキシステアリン酸ステアリル、ト
リス(エポキシプロビル)インシアヌレート、J−(j
−キセノキシ)−l2.2−エポキシプロパン、ビスフ
ェノールA・ジグリシジルエーテル、ビニルシクロヘキ
センジエポキサイド、コツ2−ビス(μmヒドロキシ−
12−・ フェニル)プロパンとエピクロルヒドリンとの重縮合物
等のエポキシ化可塑剤等があげられる。
防曇剤として使用可能な化合物としては、ソルビタン脂
肪酸エステル、ソルビトール脂肪酸エステル、ジグリセ
リン脂肪酸エステル、グリセリン脂肪酸エステル、ソル
ビタン脂肪酸・二塩基酸エステル、ソルビトール脂肪酸
・二塩基酸エステル、ジグリセリン脂肪酸・二塩基酸エ
ステル、グリセリン脂肪酸・二塩基酸エステル、及びと
れらとエチレンオキサイド、グロビレンオキサイド、ブ
チレンオキサイド等のアルキレンオキサイドを付加した
化合物等があげられる。
このような化合物の中でも、炭素数72〜22個の脂肪
酸のエステル、及びこれらの二塩基酸エステルが好まし
い。
これら化合物の具体例としては、ソルビタンパルミテー
ト、ソルビタンステアレート、ソルビタンステアレート
−エチレンオキサイド3モル付加物、ンルビタンパルミ
テート・プロピレチ ンオキサイド2モル付加物、ンルビトールスナアレート
、ソルビトールステアレート−エチレンオキサイド3モ
ル付加物、ジグリセリンパルミテート、ジグリセリンス
テアレート、クリセリンステアレート、グリセリンパル
ミテート・エチレンオキサイド−モル付加物、ソルビタ
ンステアレートアツベ−トンプロピレンオキサイド1モ
ル付加物、ソルビトールステアレー)7ジペート・エチ
レンオキサイド3モル・プロピレンオキサイド3モル付
加物、ジグリセリンパルミテートーセバケート・プロピ
レンオキサイド2モル付加物、ソルビトールパルミテー
ト・アジペート・プロピレンオキサイド3モル付加物等
があげられる。これら具体例は、本、発明を限定するも
のではない。これら防曇剤は、単独又は二種以上を組み
合わせて使用することができる。
帯電防止剤として使用可能な化合物としては、例えばポ
リオキシエチレン・アルキルアミン、ホリ/ IJコー
ル・エーテル、p−スチレンスルホン酸ナトリウム等を
あげることができる。これら帯電防止剤は、単独又は二
種以上を組み合わせて使用することができる。
紫外線吸収剤として使用可能な化合物としては、例えば
次のようなものがあげられる。
ベンゾトリアゾール系紫外線吸収剤□J −(2′−ヒ
ドロキシ−3′、3/−ジーtert−ブチルフェニル
)−j−クロロベンツトリアゾール、2−(j’−ヒド
ロキシ−3’ −tert−ブチル−j’−メチルフェ
ニル)−よ−クロロベンツトリアゾール、2− (,2
’−ヒドロキシ−3′−tθrt=アミル−j′−イソ
ブチルフェニル)−4−クロロベンゾトリアゾール、2
−(2’−ヒドロキシ−3′−インブチル−j′−メチ
ルフェニル)−!−クロロベンゾトリアゾール、2−(
2’−ヒドロキシ−3′−イソブチル−j′−プロピル
フェニル)−5−クロロベンゾトリアゾール、コー(2
′−ヒドロキシ−3′、5/−ジーtert−ブチルフ
ェニル)ヘンソト!J ”)”−ル、−2−(2’ −
ヒドロキシ−sl  )チルフェニル)ペンツトリアゾ
ール、−一〔2′−ヒドロキシ−j’ −(/、/。
3.3−テトラメチルブチル)フェニル〕ベンゾトリア
ゾール。
ベンゾフェノン系紫外線吸収剤−コツ。2′−ジヒド目
キシーt−メトキシベンゾフェノン、2.2′−ジヒド
ロキシ−≠、≠′−ジメトキシベンゾ7 工/ 7 、
2.2’、 ’l、’I’−テトラヒドロキシベンゾフ
ェノン、λ−ヒドロキシーグーメトキシベンゾフェノン
、2.クージヒドロキシベンゾフェノン、−一ヒドロキ
シーダーオクトキシベ/シフエノン、 サリチル酸系紫外線吸収剤−フェニルサリシレート、パ
ラオクチルフェニルサリシレート紫外線吸収剤は、単独
又は二種以上を組み合わせて使用することができる。上
に例示したものの中では、ベンゾトリアゾール系紫外線
吸収剤、ベンゾフェノン系紫外線吸収剤が、特に好まし
い。
安定剤として使用可能な化合物としては、ジブチルスズ
ジラウレート、ジブチルスズマレエートエステル、ジオ
クチルスズメルカプチド、ステアリン酸カルシウム、ス
テアリン酸バリウ。
ム、ステアリン酸亜鉛、ラウリン酸カルシウム、リシノ
ール酸バリウム、オレイン酸カルシウム、オクトイン酸
亜鉛等をあげることができる。これら安定剤は、単独又
は二種以上を組み合せて使用することができる。
酸化防止剤として使用可能な化合物としては、λ、t−
ジーtert−ブチルー弘−メチルフェノール、λ、2
′−メチレンビス(A −tert−ブチル−クーエチ
ルフェノール)、ジラウリルチオジグロビオネート等を
あげることができる。これら酸化防止剤は、単独又は二
種以上を組み合わせて使用することができる。
安定化助剤として使用可能な化合物としては、トリフェ
ニルホスファイト、ジオクチルフェニルホスファイト、
トリス(ノニルフェニル)ホスファイト、ジフェニルイ
ソデシルホスファイト、トリラウリルトリチオホスファ
イト、ジフェニルアシッドホスファイト、ジオクチルア
シドホスファイト等をあげることができる。これら安定
化助剤は、単独又は二種以上を組み合わせて使用するこ
とができる。
防カビ剤、防藻剤として使用可能な化合物としては1.
2.4t、j、J−テトラクロロイソフタロニトリル、
  io、io’ −オキシビスフェノキシアルシン、
−一(クーチアゾリル)−ベンズイミダゾール、N(フ
ルオロジクロロメチルチオ)フタルイミド、N−ジメチ
ル−N′−フェニル−(N′〜フロロジクロロメチルチ
オ)スルファミド、パラオキシ安息香酸エステル、j−
ブロモ−よ−二トロー/、3−ジオキサン、λ、3.!
、t −テトラクロロ−弘−メチルスルホニルピリジン
、3−メチル−≠−クロロフェノール、N(テトラクロ
ロエチルチオ)フタルイミド、トリブチルスズラウレー
ト等をあげることができる。これら化合物は、単独又は
二種以上を組み合わせて使用することができる。
着色剤として使用可能なものとしては、例えばフタロシ
アニンブルー、フタロシアニングリーン、ハンザイエロ
ー、アリザリンレーキ、酸化チタン、亜鉛華、パーマネ
ントレッド、キナクドリン、カーボンブラック等をあげ
ることができる。これら着色剤も、単独又は二種以上を
組み合わせて使用することができる。
以上の各種樹脂添加物は他の可塑剤をも含めて、フィル
ムの性質を悪化させない範囲、通常は基体の塩化ビニル
系樹脂100重量部に対して、5重量部以下の範囲で選
ぶことができる。
基体塩化ビニル系樹脂に前記(A)成分、(B)成分、
(C)成分と、樹脂添加物を配合するには、各々必要量
秤量し、リボンプレンダー、バンバリーミキサ−、スー
パーミキサーその他従来から知られている配合機、混合
機を使用すればよい。
このようにして得られた樹脂組成物をフィルム化するに
は、それ自体公知の方法、例えば溶融押出成形法(T−
ダイ法、インフレーション法を含む)、カレンダー成形
法、溶液流延法等の従来から知られている方法によれば
よい。
フィルムの厚さは、余り薄いと強度が不充分となるので
好ましくなく、逆に余り厚すぎるとフィルム化作業、そ
の後の取り扱い(切断、接着、展張作業等を含む)等に
不便をきたすので、0.03〜0.3簡の範囲、好まし
くはo、oj〜0.2論の範囲とするのがよい。
本発明に係る農業用塩化ビニル系樹脂フィルムは、ハウ
ス(温室)、トンネル等の被覆用に使用できるほか、マ
ルチング用にも使用することができる。
「発明の効果」 本発明は、以上詳述したとお幻であわ、次のような特別
に顕著な効果を奏し、その産業上の利用価値は極めて犬
である。
(1)本発明に係る農業用塩化ビニル系樹脂フィルムは
、前記のとおわ(A)成分、(B)成分及び(O)成分
が特定の範囲で組み合わせ配合されているので、フィル
ムはブリード・アウトが少なく表面がベトツクことがな
いので、塵が付着しにくく、優れた防塵性を示す。
(2)本発明に係る農業用塩化ビニル系樹脂フィルムは
、前記のとおね、(A)成分、(B)成分=20− 及び(C)成分が特定の範囲で配合されているので、優
れた耐候性を示す。
「実施例」 以下、本発明を実施例にもとづいて詳細に説明するが、
本発明はその要旨を超えない限シ、以下の例に限定され
るものではない。
実施例/−1,比較例/〜t ポリ塩化ビニル(P=/1100)   100重量部
エポキシ樹脂(米国シェルケミカル    l  1社
製面品名「EP−、rz♂」) バリウム−亜鉛系伸合安定剤     /、3  #ス
テアリン酸バリウム       0.2  #エチレ
ンビスステアロアミド     0..2  #ンルビ
タンモノステアレート/、6 1よシなる組成物に、(
A)成分、(B)成分、(C)成分のそれぞれを、第7
表に示す量配合した。
これら72種類の組成物を、それぞれスーパーミキサー
で10分間攪拌混合したのち、/lj℃に加温したロー
ル上で10分間混練し、L型カレンダー成形機によって
、厚さθ、/胡のフイルムを製造した。
各フィルムについて、次に記載の方法に従って諸性質を
評価した。評価結果を、第1表に記載する。
(イ)耐候性の評価 南側に面し、平面に対してグ!度傾斜させて設置した窓
枠状の暴露試験台に(設置場所:愛知県名古屋布)、多
数のフィルムを暴露し、展張を開始してからlカ月、7
2力月、lrカ月経過した各時点で、それぞれ一部のフ
ィルムを暴露試験台から取りはずし、外観及び伸び残率
を評価したもの。
「耐候性の評価」基準は、次のとおシとした。
○・・・・・・・・・外観に変化がなく、伸び残率がx
iq6以上あるもの。
○×・・・・・・外観に変化がなく、伸び残率が10、
t/%の範囲にあるもの。
△・・・・・・・・・変色等の外観変化が一部認められ
、伸び残率が1rO−AI%の範囲に あるもの。
△×・・・・・・変色等の外観変化が一部認められ、伸
び残率がto−ダlq6の範囲に あるもの。
×・・・・・・・・・全面にわたって変色が認められ、
伸び残率が≠04以下のもの。
なお、伸び残率は次式より算出した。
(ロ) 防塵性の評価 (イ)の評価のために暴露試験台から取りはずシタ各フ
ィルムについて、波長s s s ミ’) ミクロンで
の光線透過率を測定した(日立製作断裂、分光光度計、
BPS−2U型を使用)。
第1表よシ、次のことが明らかとなる。
(1)本発明に係る農業用塩化ビニルフィルム(実施例
/〜t)は、屋外で長時間使用しても、耐候性及び防塵
性は優れた水準を示している。
(2)本発明のフィルムで必須としている(A)成分、
(B)成分及び(C)成分のうちの一成分でも欠けると
、フィルムの防塵性、耐候性ともに低下してしまう(比
較例1,2)。
(3)また、三成分が配合されていても合計量が少なす
ぎるとき(比較例よ)、合計量が多すぎるとき(比較例
6)は、防塵性、耐候性ともに低下してします。
(4)更に、三成分のうちの(B)成分と<a)成分と
の比率が重量比で//2〜−20//の範囲外のフィル
ム(比較例3、弘)は、比が小さすぎると防塵性向上の
効果が期待できず(比較例3)、比が大きすぎると耐候
性が低下する(比較例ダ)。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)塩化ビニル系樹脂に、 (A)一般式(I)で表わされるフタル酸エステル系可
    塑剤、 ▲数式、化学式、表等があります▼・・・・・・・・・
    ・・( I ) (B)一般式(II)で表わされるフタル酸エステル系可
    塑剤、 ▲数式、化学式、表等があります▼・・・・・・・・・
    ・・(II) 〔( I )式、(II)式において、R_1、R_2、R
    _3のそれぞれはC_2〜C_1_3の直鎖状又は分岐
    状アルキル基から選ばれた基、R_4はアリール又はシ
    クロアルキル基から選ばれた基を示す。〕(C)有機リ
    ン酸エステル の三成分が40〜60PHRの範囲内で配合されてなり
    、かつ、(B)成分と(C)成分との配合割合が、重量
    比で1対2ないし20対1の範囲内であることを特徴と
    する農業用塩化ビニル系樹脂フィルム。
  2. (2)有機リン酸エステルが、トリキシレニルホスフェ
    ートであることを特徴とする、特許請求の範囲第(1)
    項記載の農業用塩化ビニル系樹脂フィルム。
JP16014284A 1984-07-30 1984-07-30 農業用塩化ビニル系樹脂フイルム Pending JPS6137834A (ja)

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JP16014284A Pending JPS6137834A (ja) 1984-07-30 1984-07-30 農業用塩化ビニル系樹脂フイルム

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