JPS6136724Y2 - - Google Patents

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JPS6136724Y2
JPS6136724Y2 JP1979135588U JP13558879U JPS6136724Y2 JP S6136724 Y2 JPS6136724 Y2 JP S6136724Y2 JP 1979135588 U JP1979135588 U JP 1979135588U JP 13558879 U JP13558879 U JP 13558879U JP S6136724 Y2 JPS6136724 Y2 JP S6136724Y2
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JP
Japan
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tappet
cam
axis
contact
concave surface
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JP1979135588U
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JPS5654204U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案はエンジンの動弁機構、殊にカムとタペ
ツトの組合わせに関するものである。
基本的にタペツトTは第1図に示す如く、カム
シヤフトCのカム12の回転によりシリンダボデ
イBに支持されつつ慴動し、カム12の揚程をプ
ツシユロツドP、ロツカアームRを介して吸,排
気弁Vに伝達し、これを開閉させるものである
が、カムシヤフトCが回転するとき、カム12に
追従するタペツトTはカム12との間にすべりを
発生し、このすべりにより両者の接触面に摩耗が
生ずる。そして、カム12とタペツトTがたえず
同一箇所で接触をくり返す場合には上記摩耗が一
層促進されることになる。そこで周知のようにカ
ムCとタペツトT下面との接触面に潤滑油を供給
し、カムCの回転中常にタペツトとの間に油膜が
形成されるようにして摩耗の減少を図つている
が、タペツトTがその軸心方向の慴動のみ許され
ているものでは、必ずカムとの相対すべり速度が
零となるところができて前記油膜が切られ、金属
同志の接触となつて摩耗が促進されやすい。
この対策として、第2図に示す如くタペツト
T1の軸心aとカム12′の軸心bを偏心させ、カ
ムシヤフトの回転によつてタペツトT1を強制的
に回転させるようにしたものがある。また、上記
回転を助長させるために、第3図に示す如すタペ
ツトT1のカム12″との接触面1″を球面とする
とともに、カム12″にテーパーαを形成するよ
うにしたものもある。
しかしながら、上記の第2図および第3図に示
した構造においてもタペツト下面1′とカム1
2′またはタペツト下面1″とカム12″との接触
はいずれも極めて短い線、あるいは点で接触する
ため、ここに応力が集中することになり、タペツ
ト下面およびカムの耐摩耗性が減少し、また異常
摩耗の発生のおそれがあつた。
この応力集中を防ぐためにはカムとタペツトと
の接触面圧を下げることが考えられ、例えば第4
図及び第5図に示す如くタペツト下面全体をカム
軸と直角方向に凹面とした構造のものが提案され
ているが、この場合タペツトT2の回転は許され
ず回り止めによつて規制されているため、前記の
如くタペツトT2とカムKの間に必らず相対すべ
り速度がゼロになるところができて油膜が形成出
来なくなり、摩耗が促進されやすい。また、カム
軸の回転数が高くなると、カムKとタペツトT2
の予期せざる運動によつてタペツト下面のエツジ
部EとカムKとが「かじり」を生じて動弁機構を
損傷させてしまうことがあつた。
上記第4図及び第5図に示す形式のカムとタペ
ツトの組合わせに類似するものとして、例えば実
開昭51−52111号の如く、カムとタペツトの接触
面にカム軸と平行に回転治具に保持したニードル
ベアリングを介装せしめたカムタペツト機構が知
られているが、多数のニードルベアリングが前記
回転治具に保持されてタペツト及びカム11の間
に介装されているので、大型且つ複数で自動車用
エンジンなど比較的小形のエンジンでは到底利用
できないばかりでなく、回転治具はタペツトの軸
中心には回転出来ず、且つカムはその軸心方向に
おいては直角な端面をもつのでエンジンの高速回
転時カム、タペツト及び回転治具の予期せざる運
動によりニードルベアリングを損傷し、ひいては
上記カム、タペツト、回転治具等を損傷するおそ
れがある。
本考案は前述の点に鑑み案出されたもので、凸
球面としたタペツト下面の中央部に球状凹面を形
成するとともに、卵形カムをタペツトの軸心と偏
心させ、且つ前記球状凹面に面接触するよう配設
してなることをその要旨とする。
これを第6図,第7図により詳細に説明する
と、2は本案タペツトで凸球面とした下面3の中
央部をなだらかな球状凹面3aとし、さらに端部
E1を比較的小さな半径の曲面としている。4は
卵形カムで、最大揚程時、前記タペツト2の球状
凹面3aと接してとがり側先端を上にして立てた
卵をカム軸の軸心方向でその両側を切欠いた形を
とり、その軸心4Aをタペツト2の軸心2Aと偏
心させている。
またこの例では前記球状凹面3aは、卵形カム
4の側部の最大半径Rによつてできた曲面部(カ
ムフランク部)とも面接触可能なようになだらか
な凹面としている。
以上の如く構成した動弁機構では、卵形カム4
による揚程時に、該カム4と前記タペツト2と
は、タペツト2の下面3の中央部に設けた球状凹
面3aと卵形カム4の上記側面及び前記とがり側
凸面とが互いに常に面接触となる。そしてこの
時、タペツト2の軸心2Aと卵形カム4の軸心4
Aとを偏心せしめたので、タペツト2に軸心2A
まわりの力が作用してタペツト2を回転せしめ
る。
以上のように本考案は上記の如く、凸球面とし
たタペツト下面の中央部に球状凹面を形成すると
ともに、卵形カムをタペツトの軸心と偏心させ、
且つ前記球状凹面に面接触するよう配設してなる
ので、タペツトの下面と卵形カムが面接触せしめ
ることにより、前記のような特定箇所への応力が
分散され、タペツト及びカムの耐摩耗性が著しく
改善され、またタペツトの下面を凸球面の中央部
に球状凹面を形成せしめたものとすることによ
り、カムとタペツトとが、前記かじりを生ずるこ
となく、さらに卵形カムをタペツトの軸心と偏心
させることにより、タペツトをその軸心回りに回
転して前記相対すべり速度零の点においても前記
油膜を保つことができ、摩耗を減少せしめる効果
がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の動弁系の構造を示す概略図、第
2図及び第3図は各々従来のカムとタペツトの構
造を示す概略図、第4図は更に従来の他のカムと
タペツトの構造を示す部分断面図、第5図は第4
図の側面図、第6図は本考案のカムとタペツトの
構造を示す断面図、第7図は第6図のA−A矢視
断面図である。 2;タペツト、2A;タペツトの軸心、3;タ
ペツトの下面、3a;球状凹面、4;卵形カム、
4A;卵形カムの軸心。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 凸球面としたタペツト下面の中央部に球状凹面
    を形成するとともに、卵形カムをタペツトの軸心
    と偏心させ、且つ前記球状凹面と面接触するよう
    配設してなるエンジンの動弁機構。
JP1979135588U 1979-09-28 1979-09-28 Expired JPS6136724Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1979135588U JPS6136724Y2 (ja) 1979-09-28 1979-09-28

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1979135588U JPS6136724Y2 (ja) 1979-09-28 1979-09-28

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Publication Number Publication Date
JPS5654204U JPS5654204U (ja) 1981-05-12
JPS6136724Y2 true JPS6136724Y2 (ja) 1986-10-24

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ID=29367129

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JP1979135588U Expired JPS6136724Y2 (ja) 1979-09-28 1979-09-28

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Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4647528B2 (ja) * 2005-03-24 2011-03-09 本田技研工業株式会社 バルブリフタ及びその製造方法
JP4709964B2 (ja) * 2005-09-26 2011-06-29 多摩川精機株式会社 センタリング機構
KR101528274B1 (ko) * 2012-08-31 2015-06-11 니탄 밸브 가부시키가이샤 내연 기관의 직동형 밸브 리프터

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5152111U (ja) * 1974-10-18 1976-04-20

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JPS5654204U (ja) 1981-05-12

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