JPS6134422Y2 - - Google Patents

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JPS6134422Y2
JPS6134422Y2 JP1982025491U JP2549182U JPS6134422Y2 JP S6134422 Y2 JPS6134422 Y2 JP S6134422Y2 JP 1982025491 U JP1982025491 U JP 1982025491U JP 2549182 U JP2549182 U JP 2549182U JP S6134422 Y2 JPS6134422 Y2 JP S6134422Y2
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JP
Japan
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tile
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waterproof
tiles
valley
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JP1982025491U
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English (en)
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JPS58128229U (ja
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Priority to JP2549182U priority Critical patent/JPS58128229U/ja
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Landscapes

  • Finishing Walls (AREA)
  • Roof Covering Using Slabs Or Stiff Sheets (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は波形瓦の改良に関する。
従来山部と谷部とを有する厚手のセメント製瓦
で、表側面の谷部にのみ防水堰を有するもので
は、瓦を葺上げたときに瓦の表側面の山部とこの
山部に重なる瓦の裏側面の谷部との間の防水性が
充分でなかつた。
従つて、若し、強風時などに瓦の表側面の山部
を伝つて堰の後方まで雨水が浸入すると、却つて
堰の存在によつて雨水の下方への流出が妨げられ
そこに溜り、釘孔、更には瓦後端(葺上げ時の棟
側端)から屋根下地まで洩水するという問題があ
つた。
本考案は上記問題を解決し、上層瓦との間で瓦
の山部を伝う瓦後方への雨水の浸入を出来るだけ
阻止できるような瓦を提供することを目的とす
る。
以下本考案の一実施例を図面にもとづいて説明
する。
第1図乃至第4図に示すように、本考案の波形
瓦Aは屋根棟方向に沿う前後縁および屋根傾斜方
向に沿う左右縁をもち、平面視で矩形をなす。し
かして、その表側面には第1,2図の如く左右方
向一方側(第1図右側)縁と中途部に夫々部分円
筒状をなす山部10a,10bが、他方側に高台
部10cが形成される。これら第1列(一方側か
ら数えて)山部10a、第2列山部10bおよび
高台部10cの間は夫々、平面谷部20,20と
される。高台部10cには前後方向に沿う複数の
縦凹凸条11が形成される。そして瓦後端(葺上
げ時の棟側端)から前方(軒先側)へ上層瓦の重
合長さより短い第1距離S2位置の谷部20に防水
堰21が、また、前記第1距離S1より長い第2距
離S2位置の第1列山部10a、第2列山部10b
には夫々防水溝12,12が設けられる。
第2列山部10bの頂部の前記防水溝12の後
方に有底の釘穴13が設けられる。該釘穴13は
釘が容易に貫通可能なよう形成される。また、波
形瓦Aは第1列山部10aの前側隅角部分が、後
記裏面の端から第1番目の凹条31aに至らない
範囲で、直線状または曲線状に切取られて面取部
7とされている。
前記第1列山部10aと高台部10cとは、波
形瓦Aが屋根の棟と平行配設される際、上下に重
ね合わせて葺かれるがこの重合により一つの完全
な山部を形成する。
そのため、第1列山部10aの裏側面に前記縦
凹凸条11と噛合可能な複数の縦凹凸条31が設
けられる。瓦Aの裏側面は第3,4図示の如く、
前記表側面における第1列山部10a、第2列山
部10b、高台部10cに対応する部分が夫々、
第3図左側より第1列谷部30a、第2列谷部3
0b、第3列谷部30cとされ、前記平面谷部2
0,20に対応する部分が平面頂部を有する山部
40,40とされる。また、裏側面において、山
部40,40、第1列谷部30aおよび第2列谷
部30bの前端には防水桟50が、また後端には
引掛桟60が連続して突設されている。これら、
防水桟50および引掛桟60は一方側(第3図左
側)端において、最内側の凹凸条まで達し、他方
側(第3図右側)端は第3列谷部30cに少し入
つた所で第3列谷部30cの曲面になだらかに移
行している。前記防水棧50の後方で、山部の前
端付近は平坦面となつている。
前記裏側面における第2列谷部30bと、第1
列谷部30aの前端付近には、瓦の前縁に平行で
かつ、前後方向に沿つて並列された2列の水切凸
条32が突設される。また、第3列谷部30cに
は2列の水切凹条33が瓦の前縁に平行して、前
後方向に沿い並設される。なお、裏側面における
第2列谷部30bの前後方向中間には、踏み割れ
防止用の荷重支持凸条34が突設されている。な
お、第3図示の8は瓦自体の重量を軽くするため
の薄肉部、41はネーム添着部である。
次に使用態様を説明する。
波形瓦Aが表側面を上に向けて屋根に葺かれる
に際し、下層瓦は釘穴13に釘が打たれて野地板
部材に固定されるが、該釘穴13は有底穴とされ
ているため、容易に釘打ちが行なわれる。また、
釘を打つ必要のない瓦にあつては有底のまま残さ
れる。そして、第5図に示されるように、下層瓦
に上層瓦が重合された状態で前端の防水桟50
は、下層瓦の第2列山部10bの防水溝12より
も前方に位置する。また、上層瓦の裏側面の第2
列谷部30bにおける水切凸条32の前から第1
番目のもの32aは、その頂部が前記防水溝12
よりも後方で、かつ、前記防水堰21の前端面と
略同一位置か、それとも前方に位置する。また、
第2番目の水切凸条32bはその頂部が前記釘穴
13よりも後方かつ、下層瓦の後端よりも前方に
位置する。この葺き方により、上下層瓦の重合長
さは必要最少寸法まで短くされる。
従つて、上下層瓦の重合部において、下層瓦の
山部10を伝つて浸入して来た雨水は、先ず防水
溝12に入つて左右両側下方の谷部20,20へ
流出する。更に、多量の雨水が浸入すれば、上層
瓦の第1水切凸条32aに至り、そこから後方へ
の浸入が阻止され、左右の谷部20,20へ流出
する。万一、更に後方へ浸入した雨水は第2水切
凸条32bにより阻止される。このようにして雨
水の浸入防止はより確実なものとなる。
また、第6図、第7図示の如く第3列谷部30
cの水切凹条33の前から第1番目のもの33a
は、第1列山部10aの防水溝12に略一致し、
かつ前記防水堰21よりも前方に位置し、第2番
目の水切凹条33bは前記防水堰21に略一致す
る。
従つて、浸入した雨水は下層瓦の防水溝12お
よび上層瓦の第1水切凹条33aとで形成される
空間のため、毛細管現象が破れ、該空間を流下し
て谷部20に至る。更に多量の雨水が浸入しても
第2水切凹条33bによつて毛細管現象が破ら
れ、該凹条を伝つて谷部20へ流下する。
瓦は施工時隅角部分が破損し易く、特に前側の
水垂れ部が破損した場合、見苦しいが予めこの部
分面取部7となつているため踏め割れ、接触割れ
事故が発生しない。従つて葺上状態が良好で体裁
も良い。
本考案は以上の如く、瓦の表面側の山部の後端
付近に防水溝が、裏側面の前端に防水桟が、後端
に引掛桟が設けられ、裏側面の谷部の前端付近に
は該前端に平行な水切凸条が突設されているの
で、強風雨時でも雨水が上層瓦と下層瓦との隙間
から浸入して、屋根下地に洩水することがなく、
上下層瓦の重合長さを短かくてすむこととなつ
た。さらに水切凸条は谷部に設けられているので
瓦の運搬や取扱い中に凸条がぶつかつて損傷する
ことが少ない。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す表側面斜視
図、第2図は第1図の−端面図、第3図は裏
側面斜視図、第4図は第3図の−端面図、第
5図上下層瓦の重合状態を示す要部拡大端面図、
第6図は上下層瓦および左右方向瓦の重合状態正
面図、第7図は上下層瓦および左右方向瓦の重合
状態を示す端面図である。 A……波形瓦、10a,10b……山部、10
c……高台部、11……縦凹凸条、12……防水
溝、13……釘穴、20……平面谷部、21……
防水堰、30……裏側谷部、31……縦凸凹条、
32……水切凸条、33……水切凹条、34……
荷重支持凸条、40……裏側山部、50……防水
桟、60……引掛桟、7……面取部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 後端から前方へ上層瓦の重合長さより短かい第
    1距離位置の表側面の谷部に防水堰が、該第1距
    離より長い第2距離位置の表側面の山部に防水溝
    が設けられるとともに、該瓦の裏側面の前端に防
    水棧が、後端に引掛棧が設けられ、裏側面の谷部
    の前端付近には該前端に平行な水切凸条が突設さ
    れ、裏側面の山部の前端付近を平坦面とされたこ
    とを特徴とする波形瓦。
JP2549182U 1982-02-23 1982-02-23 波形瓦 Granted JPS58128229U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2549182U JPS58128229U (ja) 1982-02-23 1982-02-23 波形瓦

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2549182U JPS58128229U (ja) 1982-02-23 1982-02-23 波形瓦

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS58128229U JPS58128229U (ja) 1983-08-31
JPS6134422Y2 true JPS6134422Y2 (ja) 1986-10-07

Family

ID=30037459

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2549182U Granted JPS58128229U (ja) 1982-02-23 1982-02-23 波形瓦

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS58128229U (ja)

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS55132223U (ja) * 1979-03-14 1980-09-19
JPS55157928U (ja) * 1979-05-01 1980-11-13

Also Published As

Publication number Publication date
JPS58128229U (ja) 1983-08-31

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