JPS6131541B2 - - Google Patents

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JPS6131541B2
JPS6131541B2 JP54002684A JP268479A JPS6131541B2 JP S6131541 B2 JPS6131541 B2 JP S6131541B2 JP 54002684 A JP54002684 A JP 54002684A JP 268479 A JP268479 A JP 268479A JP S6131541 B2 JPS6131541 B2 JP S6131541B2
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JP
Japan
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tape
arm
rotating
cassette
tension
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JP54002684A
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JPS5597054A (en
Inventor
Hiroshi Kato
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Victor Company of Japan Ltd
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Publication date
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Priority to JP268479A priority Critical patent/JPS5597054A/ja
Priority to US06/109,672 priority patent/US4370682A/en
Publication of JPS5597054A publication Critical patent/JPS5597054A/ja
Publication of JPS6131541B2 publication Critical patent/JPS6131541B2/ja
Granted legal-status Critical Current

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Description

【発明の詳細な説明】 本発明はテープテンシヨン制御装置に係り、特
にテープをカセツト外に引出して形成したテープ
パスに沿つて走行させる装置において、テープ引
出し動作を行なうアームをテープ引出し後でのテ
ープ走行時にはテンシヨンアームとして機能さ
せ、且つテープテンシヨン制御を電気的に行なう
構成とし、簡単な構成でテープ両方向走行時での
テンシヨン制御を良好に行ないうるテープテンシ
ヨン制御装置を提供することを目的とする。
従来のカセツトを使用したVTR装置におい
て、カセツト外に引き出され所定のテープパスに
沿つて走行するテープのテンシヨンを制御する機
構は、テンシヨンアームの回動位置に応じてリー
ルデイスクに対するブレーキシユの圧接力を変え
てバツクテンシヨンを制御する機械的なテンシヨ
ン制御機構であつた。このため、テープ双方向時
にテンシヨンを正常に制御する動作が実質上不可
能であり、VTR装置の機能が制限されるという
問題点があつた。
本発明は上記問題点を解決し、且つ簡単な構成
で電気的にバツクテンシヨンを制御することを可
能とし、装置の高性能化を効果的に達成しうるよ
うにしたものであり、以下図面と共にその一実施
例について説明する。
まず、本発明になるテープテンシヨン制御装置
が適用してあるテープをカセツト外に引出して所
定のテープパスを形成するテープパス引出し装置
について説明する。
第1図はテープ引出し装置の一実施例のテープ
引出しエンド状態での平面図(カセツト、リール
デツキ、ガード板等は二点鎖線で示す)、第2図
は第1図に示す装置の一部継断正面図である。
まず、構成について説明する。第1図及び第2
図を参照するに、リールデツキ4は基準デツキ1
に植立された複数のスタツド2にネジ3により固
定されて、基準デツキ4の上側に設けられてい
る。供給側リールモータ6及び巻取側リールモー
タ7は夫々4本のネジ5により、リールデツキ4
に垂下した状態で取付けてある。各リールモータ
6及び7には、夫々セツトネジ8及び10により
供給側リールデイスク組立体9及び巻取側リール
デイスク組立体11が直結され夫々所定高さにセ
ツトされている。各リールデイスク組立体9,1
1には、3本のリール駆動ピン14がピンホルダ
12及び圧縮ばね13を介して上方に付勢されて
長手方向に摺動可能に組込まれている。また、各
リールデイスクのスカート部は、スリツト状の形
状としてある。フオトカツプラ16はリールデツ
キ4上所定位置にネジ止め固定されて、スリツト
状スカート部に対向に設けてあり、リールデイス
クの回転速度を検出する。
一対のブレーキバンドアーム20が夫々リール
デイスク組立体9,11に対応して回動可能に配
設してある。アーム20はプツシング19に固定
され、このプツシング19がリールデツキ4上に
植設され、頂部にバンドガイド板21をネジ止め
されたスタツド18に嵌合している。シユー22
を内張りされたブレーキバンド23は、一端をア
ーム20の折曲部にスポツト溶接により固定さ
れ、他端をガイド板21に位置調整可能にネジ2
5によりネジ止めされたバンドホルダ24に固定
されて、夫々のリールデイスク組立体9,11の
周りに設けてある。また、ブレーキバンドアーム
20は夫々スプリング26により各ブレーキバン
ド23が緊張する方向の回動力を付勢されてお
り、ソレノイド28の消勢時、各リールデイスク
組立体9,11には制動力が作用している。更に
は、各アーム20に対応して、ソレノイド28が
デツキ4にネジ止め固定されて設けてあり、アー
ム20の先端部がソレノイド28のプランジヤ2
9に植立してあるピン27にゆるく結合してい
る。ソレノイド28の作動時には、リールデイス
ク組立体9,11に対する制動力が解除される。
リールデツキ4上には、3/4インチビデオカセ
ツト31を適正な位置に確保するための二本の高
さ位置規制用ピン32a,32bと、カセツト3
1の高さ位置及び水平方向位置を定めるセンタリ
ングピン33,34とが植立してある。上記ネジ
止めされているバンドガイド板21は、丸孔をピ
ン32a,32b,34の段部、及びピン33に
嵌合した円筒スペーサ37の上側端面に載置さ
れ、更には、ピン34に嵌着されたEワツシヤ3
8により厚さ方向への変位を制限された状態で取
付けられている。また、センタリングピン34
は、テープガイドローラ組立体35を先端側に担
持した巻取側テンシヨン制御アーム36の回動中
心としての役目も果たしている。
このテンシヨン制御アーム36は、ピン34に
軸承してあるプツシング40にかしめられてお
り、ピン34に関して自在に回動する。プツシン
グ40、即ちアーム36の上下方向の動きは、セ
ツトネジ41によりピン34に固定されたストツ
プリング42により規制されている。なお、この
ストツプリング42は、カセツトの装着高さ位置
を定める役割も有する。
上記アーム36には、回動付勢−制動組立体が
設けてある。この組立体は、第4図に断面図で示
す構成としてある。摺動パイプ45は、その一端
側をアーム36の下面に植立してあるピン43に
回動可能に嵌合され、Eワツシヤ44により離脱
を防止されている。摺動ロツド49は、その一端
側をホルダ47の上面に植立されたピン48に回
動可能に嵌合保持され、Eワツシヤ50により離
脱を制限されている。ホルダ47は、ネジ46に
より位置調整されてバンドガイド板21に固定し
てある。ロツド49は固定側のパイプ45内に摺
動可能に嵌入しており、その摺動面には粘性抵抗
の高いシリコン油が塗布されている。この塗布さ
れたシリコン油はダンパとしての作用を有するも
のである。摺動パイプ45の周囲には、この鍔部
と摺動ロツド49の鍔部との間に圧縮コイルばね
51が介挿してあり、アーム36に時計方向の回
動力を付勢する。
位置検出用差動トランス55はL字型ブラケツ
ト53を介してネジ54によりガード板52に取
付けてある。この差動トランス55の検出ロツド
55aは第1図中右方向への力がばね定数の小な
る内蔵コイルばねにより付勢されており、テンシ
ヨン制御アーム36の先端側側面に当接してい
る。なお、アーム36は、この基部側とガイド板
21の折片との間に張架してあるスプリング56
により、上記検出ロツド55aにより付勢される
回動力が打消されている。
次にピンチローラアーム機構について説明す
る。ピンチローラアーム62は、ローデイングリ
ング57上に植立されたスタツド58に軸支され
てEワツシヤ59により保管されている。アーム
62の自由端側には、ピンチローラ61が回転可
能に保持されている。またアーム62のピンチロ
ーラ61の近傍に植立されているピン63には、
リターンローラ65がEワツシヤにより離脱を防
止されて設けてある。このリターンローラ65
は、ローデイングリング57の回動時に、カセツ
ト外に形成されているテープループのテープ66
をループ内側より係止してガイドドラム64の周
囲に引き廻す役割を有するものである。
次にテープ引出し機構の構成について、第5図
乃至第12図を併せ参照して説明する。
まず、巻取側リールデイスク側に設けてあるテ
ープ引出し機構について説明する。第5図及び第
6図は夫々第3図中−線及び−線に沿う
縦断面図であり、第7図はテープ引出し機構の各
回転部材及びアーム部材を夫々の位置を対応させ
て示す図である。
巻取側引出しアーム67は、その先端側に、ガ
イドローラ70をピン68に回転可能に有し、略
中央部に、ロツクリング72をネジ71りより位
置調整可能に有している。アーム67の基部側
は、高準デツキ1に植立された軸73に嵌合し、
一対のEワツシヤ74,75により上下面を支持
されて回動可能に支持されるアームホルダ76に
固定されている。アーム67のアームホルダ76
への固定は、圧縮コイルばね77を介在させて4
本のネジ78により行なわれ、ガイドローラ70
が軸73と平行となるように調整してある。79
はアームホルダ76に植立され下方に突出してい
るピンであり、テープ引出し駆動ギヤ80の円弧
状長孔80a内に嵌入している。この駆動ギヤ8
0は、アームホルダ76の下部小径部に回動可能
に嵌合しており、Eワツシヤ82により保持され
ている。捩りコイルばね81は、一端側折曲腕部
を駆動ギヤ80の孔80bに挿入し、他側腕部を
ピン79に係止させて、スプリング力を蓄勢され
た状態で、アームホルダ76の中央小径部の周り
に設けてあり、アームホルダ76に反時計方向、
駆動ギア80に時計方向の回動力を付勢してい
る。
駆動アーム83はプツシング84にかしめによ
り固定してあり、プツシング84は軸73の下部
に回動可能に設けてある。供給側駆動ギヤ86
は、プツシング84に、Eワツシヤ85により離
脱を防止されて、回動可能に嵌合している。ピン
87は駆動アーム83の上面に植立してあり、駆
動ギヤ86の円弧状長孔86aに嵌入している捩
りコイルばね88は、一端側折曲腕部を駆動ギヤ
86の孔86bに挿入し、他側腕部をピン87に
係止させて、スプリング力を蓄勢された状態で、
駆動ギヤ86とアーム83との間に設けてあり、
駆動ギヤ86に反時計方向、アーム83に時計方
向の回動力を付勢している。
また、アームホルダ76には、後述する位置保
持アーム98のローラ102と協働するカム76
aが形成してある。
駆動ギヤ80には、上段側のカム80cと下段
側カム80dが形成してあり、前者は後述するエ
ンドロツクアーム97のローラ101と協働し、
後者はロツク駆動アーム99のローラ103と協
働する。また、下段側カム80dには、ギヤ部8
0eが所定角度範囲に亘つて刻設してあり、更に
は突出部80fが所定位置に形成してある。供給
側駆動ギヤ86には所定位置に所定角度に亘つて
ギヤ部86cが刻設してあり、更には所定位置に
上記突出部80fと衝合する突出部86dが形成
してある。なお、上記ギヤ部86cと80eとは
後述するように、動力ギヤ95により順次駆動さ
れる構成としてある。
上記構成のテープ引出し機構は、モータ89
と、パワーユニツト90(ウオームとウオームホ
イールとによる減速機)とにより駆動される。ホ
ルダ92は、二本のネジ93と二本のシヤフト9
4とにより基準デツキ1上に固定してあり、この
ホルダ92に対してパワーユニツト90がネジ9
1により垂下固定してある。パワーユニツト90
には、前記ギヤ部80e,86cに順次噛合する
動力ギヤ95が設けてある。動力ギヤ95は、第
3図に示す状態でギヤ部86cに噛合し、第1図
に示す状態でギヤ部80eに噛合している。なお
上記シヤフト94は、ネジ96と協働して、ガー
ド板52を支持する役目を有する。更には、シヤ
フト94には、第6図に示すように、スペーサ1
00が嵌装され、更には、アーム97,98,9
9が順次積重なつた状態で軸支してある。
最上位置にあるエンドロツクアーム97は、ば
ね108により反時計方向の回動力を付勢されて
おり、先端側のピン104に保持されたローラ1
01は駆動ギヤ80の上側カム80cに対向して
いる。
また、このアーム97の上側折曲部にはロツク
用鉤部97aが形成してある。
位置保持アーム98は、断面コ字型の上記アー
ム97の内側にあり、ばね107により反時計方
向の回動力を付勢されており、先端側のピン10
5に保持されたローラ102はアームホルダ76
のカム部76aに対向している。
下側位置にあるロツク駆動アーム99はばね1
09により同様に反時計方向の回動力を付勢され
ており、先端側のピン106に支持されたローラ
103は駆動ギヤ80の下側カム80dに対向し
ている。
また、ガード板52の折曲部には、第3図に示
すようにパツド110が貼着してある。後述する
テープストアモード時でのアーム67の最終回動
時に、アーム67の側端面は上記パツド110に
当つて、衝撃音の発生が抑制される。更に、ガイ
ド板52の上面には、テープガイドポール112
がネジ111により高さ位置を調整されて取付け
てあり、更には、エンドロツクアーム97の回動
位置を検出するためのマイクロスイツチ113が
ネジ114により取付けてある。
115は連結アームであり、その両端側にピン
116,118が植立してある。一方のピン11
6は駆動アーム83の孔83aに嵌入してEワツ
シヤ117により保持されており、他方のピン1
17は供給側テープ引出し機構のカムブロツク1
19の孔119aに嵌入してEワツシヤ120に
より保持されている。即ち連結アーム115は、
巻取側と供給側のテープ引出し機構とを連結して
いる。
次にテープ引出し後に本発明になるテンシヨン
制御装置として動作する供給側テープ引出し機構
の構成について説明する。第8図は供給側テープ
引出し機構の平面図、第9図は第8図中−に
略沿う断面図、第10図はテープストア状態での
カムブロツクとプレツシヤアームとの関係を示す
図である。
上記カムブロツク119は、基準デツキ1に植
立した軸121の下部大径部に、上方への変位を
Eワツシヤ122により制限された状態で、回転
可能に嵌合している。カムブロツク119の上面
には、回動アーム板126が4本のネジ127に
より固定してあり、この回動アーム板126にス
プリングホルダ124が2本のネジ125により
位置調整して固定してある。スプリングホルダ1
24の上面にはピン128が植立してある。
アームホルダ142は、上記軸121の上側細
径部に、上下二個のボール軸受141を介して円
滑に回転可能に取付けてある。アームホルダ14
2の上下方向の動きは、ワツシヤ145により調
整されて、軸121の頂部にネジ146により固
定してあるヘツド取付基板147により制限され
ている。また、アームホルダ142の鍔部の上面
に供給側引出しアーム123、下面側にアーム1
33が、4本のネジ144により固定してある。
特にアーム123については、圧縮ばね143の
作用により、先端側の軸140が軸121と平行
となるように調整してある。また、アーム123
の軸140には、テンシヨンローラ139が下部
のローラ軸受138により下方向へのスラスト荷
重を受け且つ軸損失を出来るだけ抑制されて回転
可能に設けてある。またアーム133の先端側下
面にはピン134が植立してある。
ピン128とピン134との間には、第4図に
示す回動付勢−制動組立体が設けてある。この組
立体は、ピン134に嵌合しEワツシヤ135に
より保持された摺動パイプ137と、ピン128
に嵌合してEワツシヤ129に保持されシリコン
グリースを介在させて摺動パイプ137に嵌入し
ている摺動ロツド130、パイプ137の周囲に
設けてある圧縮コイルばね136とより大略構成
してある。
また、板126には、ロツクピン132がネジ
131により位置調整して取付けてある。
プレツシヤアーム151は、第1図に示すよう
に、プツシング148を介してネジ149により
基準デツキ1上に回動可能に設けてあり、先端に
プレツシヤポール150を有している。このポー
ル150は、テープ引出し完了時に、カムブロツ
ク119の傾斜カム部119bを押圧してこれに
時計方向の回動力を付勢する。連結ロツド152
は、その一端側を二つのナツト153,154に
よりロツク駆動アーム99の先端部に結合され、
その他端側がプレツシヤアーム151の孔151
cに嵌合している。これにより、アーム99,1
51はロツド152を介して連動する。
次にヘツド取付基板147の取付構造、及びこ
の基板147に取付けられる部材について説明す
る。基板147は、上記軸121とネジ146と
により基準デツキ1に対して固定される他に、リ
ールデツキ4上に植立されたスタツド155とネ
ジ156とにより、リールデツキ4に対して固定
され、更にはネジ164a,164bよりドラム
ベース(図示せず)に対して固定されて、装置に
対して安定、堅固に取付けてある。
この基板147上には、アドレスヘツド180
及び全幅消去ヘツド181が位置調整して取付け
てあり、両ヘツド180,181は、基板上のテ
ープガイド170,171間のテープ66に添接
する。
テープパス調整アーム161はネジ164によ
り回動可能に支持されており、その一端にガイド
ポール157が植立され、他端に板ばね158が
ネジ159により取付けてある。このアーム16
1はスプリング160により反時計方向の回動力
を付勢されており、同方向の回動をネジ164
a,164bにより固定されているストツプ板1
63により第1図に示す位置で制限されている。
なお、このアーム161は早送り、巻戻しモード
時にテープパスを変更するためのものである。ま
た、板ばね158はローデイングの最終動作時
に、ピンチローラアーム62に係止されて押圧さ
れる。
また、位置検出用差動トランス165がブラケ
ツト166を介して上記基板147の位置調整さ
れてネジ167により固定してあり、この検出ロ
ツド165aが供給側引出しアーム123の一腕
部の折曲部123aに当接している。この差動ト
ランス165は前記の差動トランス55と同様な
構造を有している。
また、上記基板147の所定位置には、マイク
ロスイツチ168がネジ169により取付けてあ
る。このマイクロスイツチ168は、アーム12
3の腕部123bにより押されてストアエンドを
検出する。
更には、基板147の所定位置に、カセツト装
着時にカセツトの前側蓋を開蓋させるための開蓋
部材172がネジ173により取付けてある。
次に上記構成になるテープ引出し装置の動作に
ついて説明する。
まず、動作モードを指す言葉の意味について説
明するに、「テープ引出し」とは第3図に示すテ
ープストアエンドより第1図に示す状態までテー
プをビデオカセツトより引き出す動作をいう。
「テープストア」とは第1図に示すテープ引出し
エンドより第3図に示す状態までテープをビデオ
カセツト内に順次巻取収納する動作をいゝ、「テ
ープローデイング」とはローデイングリングの回
動により、第1図に示す状態より更にテープを引
き出しガイドドラム64の周りに引き廻して記録
再生を行ないうるテープパスを形成する動作をい
う。
上記テープ引出し装置を備えた記録再生装置
は、第1図及び第2図に示すテープ引出しエンド
状態が一般の記録再生装置での停止モードに相当
し、この状態において、テープ早送り又は巻戻し
動作が行なわれる。
まず、テープ引出しエンド時での各部の状態に
ついて簡単に説明する。一対のソレノイド28は
消勢されており、一対のブレーキバンドアーム2
0がスプリング26により回動し各ブレーキバン
ド23が緊張しており、リールデイスク組立体
9,11は制動状態にある。
供給側テープ引出し機構側についてみると、回
動アーム板126はカムブロツク119の傾斜カ
ム部119bをプレツシヤポール150により押
されて時計方向の回動力を付勢され、この回動が
ロツクピン132をリールデツキ4のV溝4aに
嵌合して制限された状態にある。なお、上記ボー
ル150自体の押圧力は、駆動ギヤ80のカム8
0dとアーム99との作用特に僅かに弾性変形し
たアーム99の復元力で得ている。供給側テープ
引出しアーム123は、圧縮コイルばね136の
弾撥力による時計方向回動力とテンシヨンローラ
139に案内されるテープ66の張力による反時
計方向回動力とがバランスした回動位置にある。
テープテンシヨンが増加した場合には、アーム1
23はばね136の圧縮を伴つて反時計方向に回
動し、更には、第4図に示す組立体中摺動パイプ
137の端面137aが摺動ロツド130の段部
130aに当接し、テープ張力が回動アーム板1
26及びカムブロツク119に直接作用する。逆
にテープテンシヨンが低下すると、アーム123
はばね136の弾撥力により時計方向に回動し、
第1図中ギヤツプAが狭くなり略零となる。
巻取側テープ引出し機構についてみると、アー
ム67は、ロツクリング72をアーム97のロツ
ク用鉤部97aに嵌合され、また側面部をガード
板52の折曲部52aに当接させて、時計及び反
時計方向の回動を共に制限された固定状態にあ
る。
テープパス調整アーム161はネジ164aを
中心に第1図に示すように反時計方向に回動して
おり、カセツト側に多少傾斜しているガイドボー
ル157がテープ66にテープループの外側より
当接してガイドポール近傍でのテープパスは二点
鎖線で示す状態にある。これは、カセツト31内
でのテープ高さ位置が供給側と巻取側とで多少異
なることを考慮して、早送り、巻戻し時でのテー
プパスを多少修正するためである。
巻取側テンシヨン制御アーム36は、上記供給
側アーム123の場合と同様に、圧縮コイルばね
51の弾撥力とテープ張力とがバランスした回動
位置にある。
また、ビデオカセツト31は、第2図に示すよ
うに、ピン32a,32b、センタリング33,
34により高さ及び水平方向の位置を定められて
所定位置に装着してある。リールデイスク組立体
9,11は夫々リールに嵌合しピン14がリール
の孔に嵌入しており、リールデイスク組立体9,
11とリールとは一体的に回転可能状態にある。
次にストアエンドの状態より開始されるテープ
引出し動作について説明する。
ストアエンド時、即ちビデオカセツト31が装
着される状態において、装置は第3図に示す状態
にあり、巻取側引出しアーム67及び供給側引出
しアーム123は夫々時計方向及び反時計方向に
回動している。
カムブロツク119及び回動アーム板126は
捩りコイルばね88の弾撥力により連結アーム1
15を介して反時計方向の回動力を付勢されてい
る。アーム123は、アーム135をスプリング
ホルダ124の折曲部により係止されて同様に反
時計方向の回動力を付勢された状態で、先端側の
軸140をヘツド取付基板147の部分Bに積極
的に当接させて静止している。また、アーム12
3は上記回動静止位置において、腕部123bの
作用によりマイクロスイツチ168を作動させて
おり、これにより、ストアエンド状態であること
を示す信号が装置の制御系に送られている。
こゝでカムブロツク119に反時計方向の回動
力を付勢する機構について説明するに、駆動アー
ム83と供給側駆動ギヤ86とは第11図に示す
関係にある。ピン87は長孔86aの略中央に位
置しており、捩りコイルばね88にスプリング力
が蓄勢されている。こゝで、駆動ギヤ86はパワ
ーユニツト90の動力ギヤ95(外側よりの力で
は回転しない)に噛合しているため所定位置で停
止しており、駆動アーム83に反時計方向の力が
作用する。アーム83の反時計方向の回動力が連
結アーム115を介して供給側のカムブロツク1
19に伝達され、これに時計方向の回転力を付勢
する。
一方、アーム67は、第12図に示すように、
アームホルダ76の傾斜カム部76bをローラ1
02によりばね107の力で押付けられて時計方
向の回動力を付勢された状態にあり、側面部をバ
ツド110に当接させた位置で静止している。
なお、両アーム67,123は、カムにV字状
切欠を形成し、このV溝内にローラを嵌入させ
て、上記の回動位置に保持する構成とすることも
できる。
この状態でビデオカセツト31が装着される
と、テンシヨンローラ139、ガイドローラ70
はカセツト31中テープループの内側に相対的に
嵌入する。またカセツト装着動作完了時にマイク
ロスイツチ(図示せず)が閉成して、装置の制御
系へテープ引出し指令が発せられる。なお、ビデ
オカセツト31内のテープループは、巻取側及び
供給側リールが共に反時計方向に回転したときに
テープを巻取るように定めてある。
テープ引出し指令によるテープ引出し動作は、
まず供給側のアーム123が時計方向に回動を開
始し、このアーム123が途中まで回動した時点
で、巻取側のアーム67が反時計方向に回動を開
始し、アーム123及び67が順次最終位置に到
るように大略動作する。特に供給側引出しアーム
123はテープ引出し動作完了後において、後述
するようにテンシヨンアームとして機能する。
以下詳細に説明するに、テープ引出し指令の入
来により、一対のソレノイド28が動作してアー
ム20が回動しブレーキバンド23が弛緩し、各
リールデイスク組立体9,11は制動力を解除さ
れて自由に回転しうる状態となる。また、一対の
リールモータ6,7に略同一の電圧が印加され、
リールデイスク組立体9,11を反時計方向即ち
テープ巻取方向に略同じトルクで回転させようと
する状態とする。これにより、後述するように、
テープ66のカセツトよりの引出しは、テープに
作用するバツクテンシヨンを自動的に最小とされ
た状態で行なわれる。
また、上記テープ引出し指令により、モータ8
9が始動する。なお、ストアエンド状態におい
て、パワーユニツト90のウオーム軸に固定して
ある動力ギヤ95は供給側駆動ギヤ86のギヤ部
86cに第11図に示すように噛合しているも、
巻取側駆動ギヤ80のギヤ部80eには噛合して
いない。
モータ89の始動によりパワーユニツト90の
動力ギヤ95が時計方向に回転し、供給側駆動ギ
ヤ86がギヤ部86cを形成されている範囲に亘
つて反時計方向に回動する。駆動ギヤ86は最初
には駆動アーム83とは独立に回動し(約15
度)、ピン87は第13A図中モード1に示すよ
うに長孔86aの端部に当接し、引き続いて駆動
アーム83と一体的に回動する。
駆動アーム83の回動は、連結アーム115を
介して供給側のカムブロツク119に時計方向の
回動として伝達され、回動アーム板126が同方
向に回動する。回動アーム板126の回動によ
り、供給側引出しアーム123が回動付勢−制動
組立体の圧縮コイルばね136を介して時計方向
に回動を開始し、テンシヨンローラ139がテー
プを係止してカセツト外に移動してテープ66の
カセツト31外への引き出しを開始する。
この状態で駆動ギヤ86が所定角度(26度)回
動すると、供給側アーム123は第3図中一点鎖
線で示す位置まで回動し、テープ引出し駆動機構
は第13A図中モードで示す状態となる。即
ち、供給側駆動ギヤ86のタイミング突出部86
dが巻取側駆動ギヤ80の下面側のタイミング突
出部80fに衝合する状態となり、引き続いて駆
動ギヤ80がその突出部80fを突出部86dに
押されて駆動ギヤ86と共に同方向に回動を開始
する。
駆動ギヤ86の回動により、捩りコイルばね8
1を介してアームホルダ76及びアーム67が時
計方向に回動を開始する。アーム67の回動によ
り、ガイドローラ70がテープを係止してカセツ
ト外に移動し、テープ巻取側でテープ66のカセ
ツト31外への引き出しが開始される。なお、ア
ームホルダ76の回動は、ローラ102の作用に
より付勢されている回動力に抗して行なわれる。
両駆動ギヤ86,80の回動により供給側アー
ム123と巻取側アーム67とが並行してテープ
引出し動作を行ない、供給側アーム123が最終
位置に到り、テープ引出し駆動機構は第13A図
中モードに示す状態となる。
テープ引出し駆動機構がモードの状態に到る
多少前の状態(ギヤ部86cがその最終近傍位置
で動力ギヤ95に噛合している状態)に到ると、
ローラ103がカム80dにより案内されアーム
99がばね109に抗して時計方向に回動し、更
には連結ロツド152を介してプレツシヤアーム
151が時計方向に回動する。このときカムブロ
ツク119は傾斜カム部119bの始端部がポー
ル150に対向する回動位置に到つている。この
ため、アーム151の時計方向回動により、カム
ブロツク119、回動アーム板126は、ポール
150により傾斜カム部119bを押されて時計
方向の回動力を付勢され、同方向に多少回動して
後述するようにロツクされる。
カムブロツク119のプレツシヤアーム151
による時計方向回動により、連結アーム115、
駆動アーム87、捩りコイルばね88を介して駆
動ギヤ86に反時計方向の回動力が付勢される。
このため、駆動ギヤ86は、ギヤ部86cが動力
ギヤ95より離脱するも、上記回動力により更に
時計方向に回動する。駆動ギヤ86の回動によ
り、巻取側駆動ギヤ80が突出部80fをなおも
押されて同方向に回動して、今度はこのギヤ部8
0eが動力ギヤ95に確実に噛合する。これによ
り、テープ引出し駆動機構は上記のモードの状
態となる。モードとモードの間で駆動ギヤ8
6は約30度回動する。
こゝでカムブロツク体のロツク機構について説
明する。第10図に示すように、プレツシヤアー
ム151の軸受部の孔151aは、円形ではな
く、その外周の一部をV字状切欠151bとした
形状としてある。またカムブロツク119の軸受
部の孔119cも円形ではなく、その外周の一部
をV字状切欠溝119dとした形状としてある。
こゝで、V字状切欠151b,119dはテープ
引出しエンドの状態で軸受部が夫々の軸に押付け
られる半径方向に一致させて形成してある。
テープ引出しエンド状態において、カムブロツ
ク体は、カムブロツク119がその傾斜カム部1
19bを時計方向に回動したアーム151のポー
ル150により係止され、且つ回動アーム板12
6のロツクピン132をリールデツキ4のV溝4
aに嵌合されて反時計方向及び時計方向の回動を
制限されてロツクされる。またこのとき、アーム
151はポール150の傾斜カム部119bへの
圧接部を中心に時計方向の回動力を作用されてい
るため、アーム151は第13A図モードに示
すように回動中心孔151aのV字状切欠151
bをブツシング148の周側面に押圧させて、長
手方向即ちカムブロツク体の回動力を受ける方向
への移動を確実に規制されている。またカムブロ
ツク体119については、ポール150による押
圧力により、V溝4aに嵌入しているロツクピン
132を中心に時計方向回動力が作用しており、
この回動力により孔119cのV溝119dを軸
121の周側面に積極的に押圧させて、軸承部で
のガタを確実に規制している。これにより、カム
ブロツク体は第1図に示す引き出しエンド位置に
位置ずれを生ずる虞れなく確実に且つ安定にロツ
クされる。従つて、アーム123をテンシヨンア
ームとしてのテンシヨン制御動作が後述するよう
に安定に行なわれる。
上記カムブロツク体がロツクされた状態におい
て、供給側引出しアーム123は第1図に示す位
置及び第3図中二点鎖線で示す位置に到り、折曲
部123aが位置検出力差動トランス165の検
出ロツク165aの先端に当接する。
動力ギヤ95の回転は、今度は駆動ギヤ80に
伝達され、駆動ギヤ80は引き続いて反時計方向
に回動し、巻取側でのテープ引き出し動作が引き
続いて行なわれる。駆動ギヤ80が更に所定角度
(約60度)回動すると、巻取側引出しアーム67
はその側面側がガード板52の折曲部52aに当
接する最終位置に到り、反時計方向の回動を制限
される。このとき、テープ引出し駆動機構は第1
3B図中のモードに示す状態となる。また、ア
ーム67のロツクリング72はエンドロツクアー
ム97のロツク用鉤部97aに対向する位置にあ
る。
動力ギヤ95は更に回転し(角度βT)、モード
が進行する。動力ギヤ95の回転により、駆動ギ
ヤ80は捩りコイルばね81の捩り撓みを伴つて
反時計方向に回動する。このときピン79は長孔
80aに沿つて相対的に移動する。動力ギヤ95
の上記回動により、カム80cがローラ101を
押し、エンドロツクアーム97がばね108に抗
して時計方向に回動する。
上記エンドロツクアーム97の回動により、そ
のロツク用鉤部97aがロツクリング72にアー
ム67の時計方向回動を制限するように喰い込
む。これにより、巻取側引出しアーム67は、折
曲部52aとロツク用鉤部97aとにより、最終
回動位置に確実に固定される。
こゝで、テープ引出しアーム123及び67の
最終位置へのロツクは、テープ引出し機構を駆動
する機構により行なわれる。このため、ソレノイ
ド等の特別な駆動源を必要とせず、それだけ構成
を簡単化し得、使用する部品点数を少なくし得、
更には、ロツクのタイミングを正確に定めること
が出来る。
また、アーム97の上記回動により、他端側の
折曲部97bがマイクロスイツチ113のリーフ
を押しこれを作動状態とする。これにより、記録
再生装置の制御系に巻取側引出し完了指令が伝達
され、モータ89の駆動が停止される。モータ8
9は慣性エネルギにより多少慣性回転して停止
し、テープ引出し駆動機構は第13B図中モード
Vで示す状態となる。この状態において、角度α
(駆動ギヤ80がアームホルダ76とは独立に反
時計方向に回動しうる角度)は、角度T(動力ギ
ヤ95により駆動ギヤ80が回動されうる角度で
あり、ギヤ部80eが形成される角度により定ま
る)より大としてある。このため、何らかの故障
により、動力ギヤ95が回転し続けた場合でも、
駆動ギヤ80はピン79を押すことなく更に角度
γT回動した状態でギヤ部80eの最終歯が動力
ギヤ95より脱出し、ギヤ80は回転駆動され
ず、装置が破壊される等の不都合は起こらない。
また、駆動ギヤ80には、捩りコイルばね81に
より時計方向の回転力が付勢されているため、ギ
ヤ部80eの最終歯が回転している動力ギヤ95
の歯部をたゝき、この音が異常警報音として発生
する。
また、巻取側引出し完了指令により、一対のソ
レノイド28が通電を断たれて消勢し、ブレーキ
バンド23がスプリング26により緊張し、リー
ルデイスク組立体9,11に制動力が付勢され
る。また上記指令により、各リールモータ6,7
への電圧供給も遮断される。
これにより、記録再生装置は、第1図に示す
「テープ引出し」完了状態となり、テープ66は
カセツト外に引き出されてカセツト外の所定位置
にあるアドレスヘツド180に添接する状態とな
る。即ち、供給側テープ巻回体より引き出された
テープ66は、テープガイド171に案内された
後、全幅消去ヘツド181、アドレスヘツド18
0に順次正確に添接し、テープガイド170、テ
ンシヨンローラ140、ドラムベース上のテープ
ガイド175に案内され、更に傾斜ガイドボール
157により供給側テープ巻回体と巻取側テープ
巻回体との高さ位置段差によるテープの幅方向テ
ンシヨンを調整され、ガイドドラム64の一部に
添接し、更には巻取側の一定位置に安定に保持さ
れたガイドローラ70に案内され、テープガイド
ローラ組立体35に案内されてカセツト内の巻取
側テープ巻回体に到る。
上記のようにテープ引出し動作は、供給側引出
しアーム123と巻取側引出しアーム67とが異
なる時点で回動動作を開始し、互いに所定の関係
を保持しつゝ動作を継続して行なわれる。こゝ
で、上記所定の関係は、テープ引出し動作時にカ
セツトより引き出されてカセツト外に形成される
テープパスの長さが、第14図中グラフ線で示
すように、テープ引出し動作全体に亘つて一定の
割合で増加するように定めてある。即ち、テープ
引出し動作行程中の各時点でのテープのカセツト
より引き出される速度は常時略一定とされ、引き
出されるテープに過大なバツクテンシヨンが作用
せず、またテープ引出し機構に対する負荷に変動
もなく、テープ引出し動作が安定に行なわれる。
なお、二系統の引出しアーム67,123を同
時に動作させた場合には、テープ引出し動作行程
中でのカセツト外に形成されるテープパスの長さ
は第14図中グラフ線で示すように変化する。
即ち、テープ引出し行程中でのテープのカセツト
外へ引き出される速度には大なる変動があり、こ
れにより、テープに無理な力が作用することにな
る。
なお、上記目的を達成するためには、本実施例
の場合とは逆に、最初にテープ巻取側の引出しア
ームを回動させ、引き続いて供給側の引出しアー
ムを回動させる構成とすることもできる。また、
上記実施例において、両方の引出しアーム12
3,67の動作タイミングは各アームを回動させ
るギヤに形成してある突出部80f,80d等に
より定まる構成であるため、簡単な構成で上記タ
イミングを正確に定めることができる。
次に上記テープ引出しモード時にカセツトより
引き出されるテープについて説明する。
テープ引出しモード時、リールモータ6及び7
には夫々テープ巻取方向に略等しいトルク(約
150gr−cm)が与えられている。このため、テー
プは自ずとテープ引出し抗力の小なる側のテープ
巻回体より引き出されてテープパスを形成し、特
に両テープ巻回体の径に大なる差がある場合に
は、テープは巻径の小なる巻回体に巻取られて走
行しつゝカセツト外に引き出される。
具体的には、次のようになる。
テープの殆どが供給側テープ巻回体としてあ
り、巻取側テープ巻回体のテープが極く少量又
は全く無い場合: テープ引出し時、テープは供給側テープ巻回
体より引き出され、且つ巻取側テープ巻回体に
巻き取られて巻取側に移行する。
供給側テープ巻回体の径が巻取側テープ巻回
体の径より割合大なる場合: テープ引出し時、巻取側リールは静止した
まゝとされ、テープは供給側テープ巻回体より
引き出されつゝカセツト外に引き出される。
供給側テープ巻回体の径が巻取側テープ巻回
体の径と略同量の場合: テープ引出し時、テープは両方のテープ巻回
体より引き出されつゝカセツト外に引き出され
る。
巻取側テープ巻回体の径が供給側テープ巻回
体の径より割合大なる場合: テープ引出し時、供給側リールは静止した
まゝとされ、テープは巻取側テープ巻回体より
引き出されつゝカセツト外に引き出される。
テープの殆どが巻取側テープ巻回体としてあ
り、供給側テープ巻回体のテープが極く少量又
は全く無い場合: テープ引出し時、テープは巻取側より供給側
へ走行しつゝ即ち供給側リールに巻き取られ
つゝ巻取側テープ巻回体よりカセツト外に引き
出される。
これにより、テープ引出し時、テープは引き出
され易い側の巻回体より引き出され、即ち最小の
張力を伴つて円滑に引き出される。これはテープ
の保護の点で非常に好ましいことである。またテ
ープ引出し時にテープが有端部まで引き出されて
テープ自体に無理な力が作用することを確実に避
けることが出来、更には、テープ有端側のリーダ
テープ部がカセツト31外に引き出されてこれが
ドラム64に当接することにより回転磁気ヘツド
等が損傷されたり、他の固定ヘツドが同様の理由
で損傷される事故が防止される。
記録再生装置はこの状態で早送り又は巻戻しモ
ードとされ、テープ高速走行時にコントロール信
号又はアドレス信号がアドレスヘツド180によ
り再生され、テープ66の所定位置を迅速に検出
するランダムアクセス動作が行なわれる。なお、
早送り及び巻戻しモード(又はサーチモード)
は、両リールデイスク組立体9,11に対する制
動力を解除して、巻取側リールモータ7又は供給
側リールモータ6を駆動することにより行なわ
れ、テープ66はテープテンシヨンを制御され
つゝテープ幅方向縁部に折れを生ずることなく円
滑に高速走行する。
こゝで、テープテンシヨン制御機構及び動作に
ついて説明する。まず、テンシヨン制御機構の原
理について第15図と共に説明する。テンシヨン
アーム185は軸186に軸支してあり、一端側
にテンシヨンポール187が植立してあり、この
ポール187にテープ188が巻付き案内されて
いる。テープ188はテープテンシヨンT1,T2
によりテープ185に反時計方向の回動力を付勢
する。またアーム185の他端部には圧縮コイル
ばね189が設けてあり、このばね189により
アーム185には時計方向の回動力が附与され
る。アーム185の回動位置はテープテンシヨン
による回動力とばね189による回動力とがバラ
ンスした位置、即ちテープテンシヨンの大小を表
わす位置となる。このアーム185の回動位置
は、差動トランス190により検出され、この出
力電圧によりテープのバツクテンシヨンが制御さ
れる。なお、差動トランス190の検出端子19
0aは、ばね定数の非常に小なるばねによりテン
シヨンアーム185に常時当接している。
本装置において、テンシヨン制御機構は、供給
側テープ出口部と巻取側テープ出口部とに設けて
ある。本発明の要部をなす供給側テープ出口部の
テンシヨン制御機構は、テンシヨンローラ13
9、アーム123、圧縮コイルばね136、位置
検出用差動トランス165等よりなる。こゝで、
圧縮コイルばね136は安定にロツクされている
回動アーム板126により一定位置に保たれ、且
つ差動トランス165は基板147にネジ止めし
てあり、両者の位置関係は確実に一定に保たれ、
テンシヨン検出・制御は正確に行なわれる。ま
た、差動トランス165は固定的に設けてあるた
め、これより引き出されるワイヤの配線は簡単に
行なわれる。なお、差動トランス165を回動ア
ーム板125に取付けることもできるが、この場
合には、トランス165の回動移動範囲に応じて
ワイヤに所定のたるみをもたせる必要がある。
一方、巻取側テープ出口部のテンシヨン制御機
構は、テープガイドローラ組立体35、アーム3
6、圧縮コイルばね51、位置検出用差動トラン
ス55等よりなる。
早送りモード時には、供給側の機構がリールモ
ータ6と協働し、巻取モード時には巻取側の機構
がリールモータ7と協働する。
早送りモード時には、巻取側リールモータ7が
リール組立体下部の回転速度検出機構との協働で
一定速度で反時計方向に回転し、供給側リールモ
ータ6は差動トランス165よりの電圧を加えら
れて制動力を付与されテープ66にバツクテンシ
ヨンを付与する。このバツクテンシヨンは、供給
側のテンシヨンローラ139により検出され、ア
ーム123は圧縮コイルばね136の作用により
テープテンシヨンの大小に応じて回動し、差動ト
ランス165よりの出力電圧が変化する。テンシ
ヨンの増加に応じてリールモータ6の制動力が減
少し、逆にテンシヨンの減少に応じてモータ6の
制動力が増加し、テープテンシヨンは所定の値に
制御される。
また、巻取しモード時には、供給リールモータ
6が回転速度検出機構との協働で一定速度で反時
計方向に回転し、巻取側リールモータ7は差動ト
ランス53よりの電圧を加えられて制動力を付与
され、テープ66にバツクテンシヨンを付与す
る。このモード時、テープテンシヨンはテープガ
イドローラ組立体35によりテープテンシヨン検
出され、前記の場合と同様に、検出されるテープ
テンシヨンの大小に応じてリールモータ7の制動
力が可変されてテープテンシヨンが所定の値に制
御される。
なお、上記各々のテンシヨン制御機構は、動作
時に共振を起こさないように構成してある。
また、上記のように早送りモード時及び巻戻し
モード時においてテープテンシヨンを制御しうる
ため、次の効果を有する。
テープ66のアドレスヘツド180への添接
が安定となり、アドレスヘツド180はアドレ
ス信号を読取りエラー無く再生し、これにより
ランダムアクセスが正確に行なわれる。
テープ巻回体に巻きむら、巻き高さ変動が発
生しない。
テンシヨンローラ139がテープに常時安定
に添接するため、ローラをテープとの間でスリ
ツプを起こすことなくテープ走行に応じて安定
に回転させることが出来、従つてローラ139
の回転数を計数してのテープ実走行長さ測定を
正確に行なうことが出来る。
こゝで、供給側及び巻取側に別々にテンシヨン
制御機構を設けた理由は、後述する記録再生モー
ド時に、テープ供給側とテープ巻取側との両方の
位置でテープテンシヨン制御を行なうためであ
る。また、早送りモード時に供給側のテンシヨン
制御機構、巻戻しモード時には巻取側のテンシヨ
ン制御機構を選択的に動作させる理由は、早送り
モード時でのテンシヨンローラ139の位置での
テープテンシヨン及び巻戻しモード時でのテープ
ガイドローラ組立体35の位置でのテープテンシ
ヨンは記録再生モード時でのテープテンシヨンと
略同じ値を示すため、早送りモード時及び巻戻し
モード時でのテープテンシヨン記録再生モード時
でのテープテンシヨンと同じく制御するに際し
て、差動トランス165又は55の出力電圧をそ
のまゝ利用し得、特別の電気回路を設ける必要が
ないためである。
テープ高速走行中にアドレスヘツド180によ
り再生されるアドレス信号等がプリセツトした値
と一致とすると、記録再生装置はテープ高速走行
を停止し、テープローデイングモード又はテープ
ストアモード等となる。
テープローデイング動作は、ローデイングリン
グ57が時計方向に所定位置まで回動して行なわ
れ、テープ66は、リターンローラ65により係
止されて巻取側テープ巻回体より引き出されてド
ラム64の周囲を引き廻され、ドラムに略180度
に亘つて添接する所定のパスに装填される。な
お、リング67が最終位置に到つたとき、テープ
パス調整アーム161は板ばね158をピンチロ
ーラアーム62の軸支部により押されてスプリン
グ160に抗して時計方向に回動し、ガイドポー
ル157はテープパスより後退してテープ66よ
り離れ、テープガイド175により案内されたテ
ープは一点鎖線で示すように直接ガイドドラム6
4に到る。即ち、ガイドボール157によるテー
プパスの調整が必要となるのは早送り、巻戻しモ
ード時だけであるため、記録再生モード時にはガ
イドポール157はテープ66より離れた後退位
置にある。ローデイング完了後、装置は記録又は
再生モードとなるが、このモード時には、供給側
及び巻取側のテープテンシヨン制御機構の両方が
動作する。
なお、早送りモード、巻戻しモード、及び記録
再生モード時において、テープ66の供給側のテ
ンシヨンローラ139に対する巻付け角度は比較
的大きく、テープ走行時テンシヨンローラ139
はテープとの間でスリツプを殆ど生ずることなく
テープ走行に応じて回転する。従つて、テンシヨ
ンローラ139の回転を光学的手段等により検出
して回転数を計数することにより、計数値により
上記各モード時での実テープ走行長さを知ること
が出来る。
また、ストア指令が装置の制御系に入来する
と、一対のソレノイド28が励磁されて、各リー
ルデイスク組立体9,11に対する制動力が解除
され、また供給側リールモータ6にテープ巻回用
の電圧が印加される。
続いて、モータ89が逆転し、テープ引出し機
構がテープ引出しモード時とは逆の順序(第13
B図及び第13A図中モード→→→→
)で動作し、巻取側引出しアーム67及び供給
側引出しアーム123が順次時計方向及び反時計
方向に回動する。こゝで、上記アーム67,12
3により形成されるテープパスの長さが減少する
割合は、第14図中グラフ線で示すように、テ
ープストア動作行程全体に亘つて略一定である。
このため、上記アーム67,123の順次回動に
応じて、カセツト外のテープ66は弛緩すること
なく上記モータ6により供給側リールに巻取られ
カセツト31内に収納される。
供給側のアーム123が第3図に示す最終位置
まで回動すると、マイクロスイツチ169が腕部
123bにより押されてオンとなり、制御系にス
トアエンド指令が送られる。これにより、ソレノ
イド26が消磁されて各リールデイスク組立体6
及び7に制動力が作用し、またモータ89が通電
を断たれて、多少慣性回転して停止する。なお、
モータ89の慣性回転による駆動ギヤ80の回転
角は第11図中δsである。こゝで、長孔86a
の端部がピン87に当接するまでの駆動ギヤ86
の回動角αS(即ち駆動ギヤ86が捩りコイルば
ね88の撓みを伴なつて駆動アーム83と独立に
時計方向に回動しうる角度)は、動力ギヤ95に
より駆動ギヤ86が回動されうる角度γSより大
としてある。このため、何らかの故障により、モ
ータ89が継続して回転する場合にも、駆動ギヤ
86は角度γSだけしか回動されず、且つ、この
とき長孔86aの端部はピン87に衝合しない。
従つて、前記テープ引出しモード時の場合と同様
に、装置に無理な力は作用せず、装置が破壊され
る等の不都合は生じない。また、動力ギヤ95が
継続的に回転するとき、ギヤ95はギヤ部86c
の最終歯をたゝくことになるが、このときの音が
異常警報音として発生する。
前記テープ引出しモード時及びストアモード時
で異常警報音が発生した場合には、操作者は、装
置の電源を切ればよい。なお、装置の機械系統の
損傷は未然に防止されているため、モータ89の
電気系統を補修するだけで、装置は正常に動作す
る。
なお、上記実施例においては、モータよりテー
プ引出し機構への駆動力伝達をギヤで行なう構成
としてあるが、これに限ることはなく互いに圧接
する摩擦ローラにより駆動力を伝達する構成とす
ることもできる。この場合には、上記駆動ギヤ8
0,86中ギヤ部が形成されてい部分にのみ摩擦
伝達部を形成し、その他の部分については小径と
して動力摩擦車と圧接しない構成とすることによ
り、上記と同様に故障により動力摩擦車の回転が
停止しない場合においても装置の破壊を防止する
ことが出来る。
なお、前記モータ89の停止により、装置は第
3図に示すテープストア完了状態となる。
上述の如く、本発明になるテープテンシヨン制
御装置によれば、テープをカセツト外に引出して
形成したテープパスに沿つて走行させる装置にお
いて、テープ引出しモード時にカセツト内位置よ
りカセツト外の動作位置にテープを係止しつゝ移
動してテープを引出すテープ引出し回動アーム機
構と、上記動作位置において該テープ引出しアー
ム機構中一端にテープ引出し案内部材を有する回
動アームにテープ引出し方向の基準値となる回動
力を付与するスプリング手段と、コアと一体構成
の検出ロツドを該回動アームの一部に常時積極的
に当接させ、上記動作位置において該回動アーム
の回動位置を検出し回動位置に応じた制御電圧を
出力する差動トランスと、該差動トランスよりの
制御電圧を加えられ該制御電圧に応じた回転負荷
を電気的に付与されるリールモータとよりなり、
且つ上記テープ引出しアーム機構は、該回動アー
ムと、回動中心孔側面に形成されたV字状溝を固
定中心軸に積極的に嵌合させて軸承されており、
該回動アームと該スプリング手段を介して連結さ
れ該回動アームを動作位置に回動させる駆動用回
動アームとよりなる構成であるため、テープ引出
しアームとは別体としてのテンシヨンアームを特
別に設ける必要がないため、それだけ構成を簡単
化し得るのは勿論、テープ両方向走行時更にはテ
ープ速度を大幅に変化させた状態でのテープ走行
時においてのテープテンシヨン制御を良好に行な
い得、装置の高性能を達成することが出来、更に
は駆動用回動アームはV字状溝が固定中心軸に積
極的に嵌合して最終回動位置で軸支部でのガタを
完全に規制された状態で安定に保持されるため、
装置自体が運搬されている状態又は装置に外部よ
りの衝撃が作用した場合等においても、テープテ
ンシヨン制御動作を正確に且つ安定に行なうこと
が出来る等の優れた特長を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明になるテープテンシヨン制御装
置が適用してあるテープ引出し装置の一実施例の
テープ引出しエンド状態での平面図、第2図は第
1図に示す装置の一部縦断正面図、第3図は第1
図中テープ引出し系のテープストアエンド時での
状態を示す図、第4図は回動付勢−制動組立体の
断面図、第5図及び第6図は夫々巻取側テープ引
出し機構部の構造を示す第3図中−線及び
−線に沿う断面矢視図、第7図は巻取側テープ
引出し機構の各回転部材及びアーム部材をストア
エンド状態での夫々の位置に対応させて示す分解
図、第8図は本発明になるテンシヨン制御装置と
して機能する供給側テープ引出し機構の平面図、
第9図は第8図中−線に沿う供給側テープ引
出し機構の断面図、第10図はテープストア状態
での供給側テープ引出し機構のカムブロツクとプ
レツシヤアームとの関係を示す図、第11図はス
トアエンド状態での駆動アームと供給側駆動ギヤ
(供給側引出しアーム123に反時計方向の回動
力を付勢する機構)との関係を示す図、第12図
はストアエンド状態で巻取側引出しアームに時計
方向の回動力を付勢する機構を示す図、第13A
図及び第13B図はテープ引出しモード時での異
なる時点での供給側及び巻取側引出し機構部の状
態を示す図、第14図はテープ引出し動作行程形
成されるテープパス長さとの関係を示すグラフ
図、第15図はテンシヨン制御機構の動作原理を
示す図である。 1……基準デツキ、6……供給側リールモー
タ、7……巻取側リールモータ、9,11……リ
ールデイスク組立体、31……ビデオカセツト、
57……ローデイングリング、66……テープ、
70……ガイドローラ、80……駆動ギヤ、86
……供給側駆動ギヤ、89……モータ、90……
パワーユニツト、95……動力ギヤ、115……
連結アーム、119……カムブロツク、119d
……V字状切欠部、121……軸、123……供
給側引出しアーム、123a……折曲部、124
……スプリングホルダ、126……回動アーム
板、130……摺動ロツド、136……圧縮コイ
ルばね、137……摺動パイプ、138……ボー
ル軸受、139……テンシヨンローラ、140…
…軸、141……ボール軸受、150……プレツ
シヤポール、151……プレツシヤアーム、15
2……連結ロツド、165……位置検出用差動ト
ランス、165a……検出ロツド、166……ブ
ラケツト、180……アドレスヘツド。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 テープをカセツト外に引出して形成したテー
    プパスに沿つて走行させる装置において、テープ
    引出しモード時にカセツト内位置よりカセツト外
    の動作位置にテープを係止しつゝ移動してテープ
    を引出すテープ引出し回動アーム機構と、上記動
    作位置において該テープ引出しアーム機構中一端
    にテープ引出し案内部材を有する回動アームにテ
    ープ引出し方向の基準値となる回動力を付与する
    スプリング手段と、コアと一体構成の検出ロツド
    を該回動アームの一部に常時積極的に当接させ、
    上記動作位置において該回動アームの回動位置を
    検出し回動位置に応じた制御電圧を出力する差動
    トランスと、該差動トランスよりの制御電圧を加
    えられ該制御電圧に応じた回転負荷を電気的に付
    与されるリールモータとよりなり、且つ上記テー
    プ引出しアーム機構を、該回動アームと、回動中
    心孔側面に形成されたV字状溝を固定中心軸に積
    極的に嵌合させて軸承されており、該回動アーム
    と該スプリング手段を介して連結され該回動アー
    ムを動作位置に回動させる駆動用回動アームとよ
    りなる構成としてなることを特徴とするテープテ
    ンシヨン制御装置。
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