JPS6131534Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPS6131534Y2 JPS6131534Y2 JP1981091674U JP9167481U JPS6131534Y2 JP S6131534 Y2 JPS6131534 Y2 JP S6131534Y2 JP 1981091674 U JP1981091674 U JP 1981091674U JP 9167481 U JP9167481 U JP 9167481U JP S6131534 Y2 JPS6131534 Y2 JP S6131534Y2
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- hook member
- hook
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Links
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Landscapes
- Insertion Pins And Rivets (AREA)
- Hooks, Suction Cups, And Attachment By Adhesive Means (AREA)
- Supports Or Holders For Household Use (AREA)
- Vehicle Step Arrangements And Article Storage (AREA)
- Connection Of Plates (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本案は、車輛室内に取付けて用いるコートハン
ガ等、衣類その他物品を掛留めるプラスチツク製
掛留具の改良に関する。
ガ等、衣類その他物品を掛留めるプラスチツク製
掛留具の改良に関する。
物品掛留具の代表例としてコートハンガを考え
ると、この種のコートハンガは勿論、衣類を掛け
るためのフツクを持つ機能装置であるが、同時
に、例えば車室内等の雰囲気を壊さない優れた外
観を持つ装飾部品でもあらねばならない。
ると、この種のコートハンガは勿論、衣類を掛け
るためのフツクを持つ機能装置であるが、同時
に、例えば車室内等の雰囲気を壊さない優れた外
観を持つ装飾部品でもあらねばならない。
而し、従来のこの種コートハンガでは、このコ
ートハンガ自体をしつかりと固定しなければなら
ないことからも、専らタツピングスクリユを援用
していた。そのため、取付作業性が芳しくないば
かりかこのスクリユの頭が見えて体裁を損うもの
が多く、そうでないものではスクリユの頭を隠す
ために別途な部品とか複雑な構成を要していた。
勿論、フツクを直接に両面テープ等で壁面に貼り
付ければこのようなことはないが、それでは固着
力が弱過ぎ、到底実用にはならない。
ートハンガ自体をしつかりと固定しなければなら
ないことからも、専らタツピングスクリユを援用
していた。そのため、取付作業性が芳しくないば
かりかこのスクリユの頭が見えて体裁を損うもの
が多く、そうでないものではスクリユの頭を隠す
ために別途な部品とか複雑な構成を要していた。
勿論、フツクを直接に両面テープ等で壁面に貼り
付ければこのようなことはないが、それでは固着
力が弱過ぎ、到底実用にはならない。
本案はこのような観点からなされたもので、車
室内の壁面等に取付けるコートハンガ等として取
付作業性に優れながらも体裁も良く、固着力も強
いプラスチツク製物品掛留具を提供せんとするも
のである。
室内の壁面等に取付けるコートハンガ等として取
付作業性に優れながらも体裁も良く、固着力も強
いプラスチツク製物品掛留具を提供せんとするも
のである。
以下、添付の図面に即し本案の望ましい一実施
例を車室内コートハンガとした場合に就き詳記す
る。
例を車室内コートハンガとした場合に就き詳記す
る。
本コートハンガは、第1,2図に示すように、
主体1の外面の一部に衣類等を掛けるフツク2を
持つフツク部材10と、第3,4図に示すよう
に、このフツク部材10を壁面に取付けるための
リベツト乃至フアスナ部材20とから成り、いづ
れもプラスチツクの一体成形品である。
主体1の外面の一部に衣類等を掛けるフツク2を
持つフツク部材10と、第3,4図に示すよう
に、このフツク部材10を壁面に取付けるための
リベツト乃至フアスナ部材20とから成り、いづ
れもプラスチツクの一体成形品である。
フツク部材10は体裁も良くなければならない
所謂外観部品であり、その主体1、フツク2の形
状やフツク設置位置等は専らデザイン的要求に沿
つて定められるが、この実施例では、フツク2は
文字通り鉤形をなしていて、その裾野がそのまま
主体1の上面から他側面へ流れる形となつてお
り、主体1自体は厚味のあるブロツク状となつて
いる。或いは底面3が略々矩形でブロツク状の主
体1の一側面にフツク2が生えていると見ても良
い。
所謂外観部品であり、その主体1、フツク2の形
状やフツク設置位置等は専らデザイン的要求に沿
つて定められるが、この実施例では、フツク2は
文字通り鉤形をなしていて、その裾野がそのまま
主体1の上面から他側面へ流れる形となつてお
り、主体1自体は厚味のあるブロツク状となつて
いる。或いは底面3が略々矩形でブロツク状の主
体1の一側面にフツク2が生えていると見ても良
い。
主体1には、底面3を越えて伸び出す断面矩形
のドライブ・ピン4が設けられており、また、主
体1の内部は底面3に開口する中空部5となつて
いて、ピン4は中空部5中から突き出た柱のよう
な形になつている。そしてまた、中空部5の開口
近傍の周縁部、この場合、フツク2の下に位置す
る周縁部には、半径方向内方へ突出した逆止片6
が設けられ、これの軸方向内面7(第5図)がフ
アスナ部材との逆止面となる。これ等、ピン、中
空部、逆止面の作用はフアスナ部材20との組合
関係にて後述する。
のドライブ・ピン4が設けられており、また、主
体1の内部は底面3に開口する中空部5となつて
いて、ピン4は中空部5中から突き出た柱のよう
な形になつている。そしてまた、中空部5の開口
近傍の周縁部、この場合、フツク2の下に位置す
る周縁部には、半径方向内方へ突出した逆止片6
が設けられ、これの軸方向内面7(第5図)がフ
アスナ部材との逆止面となる。これ等、ピン、中
空部、逆止面の作用はフアスナ部材20との組合
関係にて後述する。
フアスナ部材20は、頭部11と、頭部の下面
から伸び出したシヤンク12とから成り、この実
施例では頭部もシヤンクも矩形断面形状である。
頭部11からシヤンク12にかけて、その内部に
は、軸方向にフツク部材のドライブ・ピン4を挿
入するピン挿入孔13が穿たれている。また、シ
ヤンク12は、先端(下端)から切割を入れられ
て複数、この場合、対角線状の切割により夫々矩
形の各辺を外面とし底面から見ると略々三角形状
の四つの拡径可能部分14…が形成されている。
から伸び出したシヤンク12とから成り、この実
施例では頭部もシヤンクも矩形断面形状である。
頭部11からシヤンク12にかけて、その内部に
は、軸方向にフツク部材のドライブ・ピン4を挿
入するピン挿入孔13が穿たれている。また、シ
ヤンク12は、先端(下端)から切割を入れられ
て複数、この場合、対角線状の切割により夫々矩
形の各辺を外面とし底面から見ると略々三角形状
の四つの拡径可能部分14…が形成されている。
そして、この拡径可能部分14…のあるピン挿
入孔13の内面は、半径方向に縮径していて、後
述のように、ピン4の挿入によりこの縮径部分1
3′が無理に押し拡げげられて拡径可能部分14
…が半径方向外方に拡径するようになつている。
入孔13の内面は、半径方向に縮径していて、後
述のように、ピン4の挿入によりこの縮径部分1
3′が無理に押し拡げげられて拡径可能部分14
…が半径方向外方に拡径するようになつている。
更に、頭部11には、先に述べたフツク部材の
方の逆止面7に相補的に噛み合う逆止面15が設
けられるが、この実施例では、この面15を作る
ために頭部11を軸方向に二つの部分11a,1
1bに分割し、端部側の部分11aを大径として
両部分11a,11b間に半径方向段差を付けて
いる。
方の逆止面7に相補的に噛み合う逆止面15が設
けられるが、この実施例では、この面15を作る
ために頭部11を軸方向に二つの部分11a,1
1bに分割し、端部側の部分11aを大径として
両部分11a,11b間に半径方向段差を付けて
いる。
以下、本コートハンガの壁面Pへの取付過程を
追つて説明するが、この実施例の壁面Pは、車輛
の室内壁を想定していて、最内層の鉄板Piの上
に発泡材Pfが載り、その上に化粧シートPdが貼
着されている三層構造のものである。
追つて説明するが、この実施例の壁面Pは、車輛
の室内壁を想定していて、最内層の鉄板Piの上
に発泡材Pfが載り、その上に化粧シートPdが貼
着されている三層構造のものである。
壁面Pには、フアスナ部材20のシヤンク12
を挿入する取付孔Hを穿つが、この場合、この取
付孔Hの断面形状はシヤンクを丁度通す程度の開
口面積の矩形となつていて、フアスナ部材20、
ひいてはフツク2の回り止めの機能も兼ねてい
る。
を挿入する取付孔Hを穿つが、この場合、この取
付孔Hの断面形状はシヤンクを丁度通す程度の開
口面積の矩形となつていて、フアスナ部材20、
ひいてはフツク2の回り止めの機能も兼ねてい
る。
先づ、この壁面Pに穿たれた取付孔Hにフアス
ナ部材20のシヤンク12を挿入し、頭部11の
下面を壁面表面に添える。次いでフツク部材10
をこのフアスナ部材に臨ませ、そのドライブ・ピ
ン4をフアスナ部材のピン挿入孔13内に挿入し
ていく。
ナ部材20のシヤンク12を挿入し、頭部11の
下面を壁面表面に添える。次いでフツク部材10
をこのフアスナ部材に臨ませ、そのドライブ・ピ
ン4をフアスナ部材のピン挿入孔13内に挿入し
ていく。
この作業は、当然、フツク部材10を作業者が
壁面に向けて押圧する作業となるが、作業当初は
ドライブ・ピン4がまだピン挿入孔13の縮径部
分13′に至つていないため、比較的軽い抵抗を
受けるだけで滑らかに押し込んでいくことができ
るが、ピン4が縮径部分13′内に侵入し始める
と、比較的強い抵抗を受けるようになる。この抵
抗力に逆らつて尚、強く押込みを続けると、シヤ
ンク12の拡径可能部分14が半径方向外方に拡
開し始め、やがてフツク部材10の底面3が壁面
Pに当接し、かつフアスナ部材頭部11の下面と
略々面一となる所までフツク部材の押し付けが終
わると、第6図示のように、フアスナ部材20の
シヤンク12の拡径可能部分14は壁面Pの裏面
(この場合は鉄板Piの裏面)側で十分に拡径して
その取付孔裏縁に係止する。
壁面に向けて押圧する作業となるが、作業当初は
ドライブ・ピン4がまだピン挿入孔13の縮径部
分13′に至つていないため、比較的軽い抵抗を
受けるだけで滑らかに押し込んでいくことができ
るが、ピン4が縮径部分13′内に侵入し始める
と、比較的強い抵抗を受けるようになる。この抵
抗力に逆らつて尚、強く押込みを続けると、シヤ
ンク12の拡径可能部分14が半径方向外方に拡
開し始め、やがてフツク部材10の底面3が壁面
Pに当接し、かつフアスナ部材頭部11の下面と
略々面一となる所までフツク部材の押し付けが終
わると、第6図示のように、フアスナ部材20の
シヤンク12の拡径可能部分14は壁面Pの裏面
(この場合は鉄板Piの裏面)側で十分に拡径して
その取付孔裏縁に係止する。
と同時に、同じく第6図に示すように、フアス
ナ部材20の頭部11は、フツク部材10の中空
部5内に納め込まれ、外見からは隠されると共
に、中空部5の周縁に設けてある逆止片6は上記
の取付作業時にフアスナ部材頭部11の端部側の
大径部分11aを載り越え、小径部分11bとの
段差面に落ち着く。
ナ部材20の頭部11は、フツク部材10の中空
部5内に納め込まれ、外見からは隠されると共
に、中空部5の周縁に設けてある逆止片6は上記
の取付作業時にフアスナ部材頭部11の端部側の
大径部分11aを載り越え、小径部分11bとの
段差面に落ち着く。
即ち、フツク部材側の逆止面7とフアスナ部材
側の相補的逆止面15とが互いにフツク部材の抜
け方向に対して当接し合つて逆止機能を示すた
め、以後、簡単に抜け落ちてしまうこともなく、
衣類の重さにも良く耐えることができる。
側の相補的逆止面15とが互いにフツク部材の抜
け方向に対して当接し合つて逆止機能を示すた
め、以後、簡単に抜け落ちてしまうこともなく、
衣類の重さにも良く耐えることができる。
しかし、壁面自体の改装とか壁面裏の何等かの
構造体の修理等、一旦、上記のようにして壁面P
に取付けた本コートハンガを取外さねばならない
場合も考えられる。そこで、本案では、そのよう
な場合も考慮して、フツク部材10の主体1の壁
面にあつて逆止片6を覗ける位置に窓8を開けて
おり、第6図仮想線にて示すようにこの窓8を介
してドライバのような工具30を差し込み、逆止
係合している逆止片6をこじり上げる等して相補
的逆止面7,15間の係合を解き、その状態でフ
ツク部材10を引張ればピン4が引き抜けるよう
にしている。
構造体の修理等、一旦、上記のようにして壁面P
に取付けた本コートハンガを取外さねばならない
場合も考えられる。そこで、本案では、そのよう
な場合も考慮して、フツク部材10の主体1の壁
面にあつて逆止片6を覗ける位置に窓8を開けて
おり、第6図仮想線にて示すようにこの窓8を介
してドライバのような工具30を差し込み、逆止
係合している逆止片6をこじり上げる等して相補
的逆止面7,15間の係合を解き、その状態でフ
ツク部材10を引張ればピン4が引き抜けるよう
にしている。
尚、互いに軸方向で逆を向いている逆止面7,
15は任意の形態、例えば突起と溝とによつても
作り得るし、図示のような逆止片形状に形成する
にしてもフアスナ部材頭部11の方にこの逆止片
を設け、フツク部材の方にこれに引掛かる凹み
(例えば窓8を開ける場合はその窓8の開口縁そ
のもの)を形成する等しても良い。
15は任意の形態、例えば突起と溝とによつても
作り得るし、図示のような逆止片形状に形成する
にしてもフアスナ部材頭部11の方にこの逆止片
を設け、フツク部材の方にこれに引掛かる凹み
(例えば窓8を開ける場合はその窓8の開口縁そ
のもの)を形成する等しても良い。
また、先に述べたように、この実施例ではフツ
ク部材10のフツク2が鉤型をしているため、こ
のフツク2が所定の方向(一般には上)を向くよ
うにフツク部材を取付けねばならない、即ち、フ
ツク部材自体に方向性があるが、この実施例のよ
うに、壁面取付孔Hとフアスナ部材シヤンク1
2、フアスナ部材頭部11とフツク部材中空部5
が互いに丁度嵌まり付く矩形であると、このよう
に方向性を出してフツク部材を取付ける時に極め
てやり易い。
ク部材10のフツク2が鉤型をしているため、こ
のフツク2が所定の方向(一般には上)を向くよ
うにフツク部材を取付けねばならない、即ち、フ
ツク部材自体に方向性があるが、この実施例のよ
うに、壁面取付孔Hとフアスナ部材シヤンク1
2、フアスナ部材頭部11とフツク部材中空部5
が互いに丁度嵌まり付く矩形であると、このよう
に方向性を出してフツク部材を取付ける時に極め
てやり易い。
逆に、フツク2がフツク部材の回転位置の如何
に係らない例えば釦型等のものでは、回り止め機
能を要求しない限り、取付孔H、シヤンク12、
頭部11、中空部5は非円形断面形状である必要
はなく、円形でも良い。
に係らない例えば釦型等のものでは、回り止め機
能を要求しない限り、取付孔H、シヤンク12、
頭部11、中空部5は非円形断面形状である必要
はなく、円形でも良い。
組立の順番に就いても、先の説明では、先づフ
アスナ部材を壁面取付孔に挿入してからフツク部
材のピン4をフアスナ部材の挿入孔13内に挿入
していく手順を採つたが、予じめ、フツク部材と
フアスナ部材とをピン4が挿入孔13の縮径部分
13′に至らない程度に迄、差込むことにより仮
組みしておいてから、そのフアスナ部材のシヤン
クを壁面取付孔内に挿入し、その後、フツク部材
を押圧してピン4を押し込むようにしても良い。
アスナ部材を壁面取付孔に挿入してからフツク部
材のピン4をフアスナ部材の挿入孔13内に挿入
していく手順を採つたが、予じめ、フツク部材と
フアスナ部材とをピン4が挿入孔13の縮径部分
13′に至らない程度に迄、差込むことにより仮
組みしておいてから、そのフアスナ部材のシヤン
クを壁面取付孔内に挿入し、その後、フツク部材
を押圧してピン4を押し込むようにしても良い。
また、この実施例にて例示したように、本コー
トハンガの取付相手方となる壁面Pが発泡材層P
f等、弾性圧縮変形する性質の層を持つ場合は、
上記の取付作業で本コートハンガ部分は周囲に比
して凹む形となる、即ち厚さが薄くなるため、フ
アスナ部材の拡径可能部分14が拡径して取付孔
裏縁に係止する位置とフアスナ部材頭部下面との
距離の設計はそうした薄くなつた時の壁面厚に合
わせて行うのが良い。
トハンガの取付相手方となる壁面Pが発泡材層P
f等、弾性圧縮変形する性質の層を持つ場合は、
上記の取付作業で本コートハンガ部分は周囲に比
して凹む形となる、即ち厚さが薄くなるため、フ
アスナ部材の拡径可能部分14が拡径して取付孔
裏縁に係止する位置とフアスナ部材頭部下面との
距離の設計はそうした薄くなつた時の壁面厚に合
わせて行うのが良い。
もつとも、この実施例のように、フアスナ部材
の拡径可能部分14…は先端に行く程拡がる形と
しておけばかなりの板厚許容性が見込まれる。壁
面Pに弾性圧縮力が見込めることは、また、この
種のフアスナ機能に対して有利でもある。何とな
らば、第6図示のように取付が完了した以降、層
Pfは元の厚味に戻ろうとしてフアスナ部材頭部
下面を押し上げようとする力を生み、この力は結
局、反対側面で拡径可能部分14を取付孔縁によ
り強く押し付ける力となつて転移し、蓋し、固着
力の強化に継がるからである。
の拡径可能部分14…は先端に行く程拡がる形と
しておけばかなりの板厚許容性が見込まれる。壁
面Pに弾性圧縮力が見込めることは、また、この
種のフアスナ機能に対して有利でもある。何とな
らば、第6図示のように取付が完了した以降、層
Pfは元の厚味に戻ろうとしてフアスナ部材頭部
下面を押し上げようとする力を生み、この力は結
局、反対側面で拡径可能部分14を取付孔縁によ
り強く押し付ける力となつて転移し、蓋し、固着
力の強化に継がるからである。
さらに、本案では、この実施例のフツク部材の
ように、壁面に向いて使用状態下で上下の方向性
があり、地軸方向に荷重を受ける物品の掛留具を
改良の対象としているので、逆止片6の位置は使
用状態下で主体1の周縁の地軸方向に沿う上部に
位置するように設ける。このようにすれば、フツ
ク2に地軸方向の荷重が掛けられた時にこの逆止
片6の逆止面7がフアスナ部材の方の相補的逆止
面15により強く当接する結果になり、この荷重
に最も良く抗することができる。
ように、壁面に向いて使用状態下で上下の方向性
があり、地軸方向に荷重を受ける物品の掛留具を
改良の対象としているので、逆止片6の位置は使
用状態下で主体1の周縁の地軸方向に沿う上部に
位置するように設ける。このようにすれば、フツ
ク2に地軸方向の荷重が掛けられた時にこの逆止
片6の逆止面7がフアスナ部材の方の相補的逆止
面15により強く当接する結果になり、この荷重
に最も良く抗することができる。
また、フツク部材壁面に逆止片6にアクセスで
きる窓を設けて取外しもできるようにした場合
は、フアスナ部材20は再使用できた方が有利で
あるし合理的でもある。そのためには、拡径可能
部材14が常態と拡径した状態との間で何回か変
換しても千切れることのない良好なヒンジ特性を
持つていることが望ましい。そこで、この実施例
でも、第5図に示すように、各拡径可能部分14
の付け根から頭部開口へ向けて軸方向に伸び、半
径方向内方へ***するリブ16…を設けていて拡
径可能部分以外の剛性を高め、かつヒンジ部分を
このリブの終わる所に規定している。
きる窓を設けて取外しもできるようにした場合
は、フアスナ部材20は再使用できた方が有利で
あるし合理的でもある。そのためには、拡径可能
部材14が常態と拡径した状態との間で何回か変
換しても千切れることのない良好なヒンジ特性を
持つていることが望ましい。そこで、この実施例
でも、第5図に示すように、各拡径可能部分14
の付け根から頭部開口へ向けて軸方向に伸び、半
径方向内方へ***するリブ16…を設けていて拡
径可能部分以外の剛性を高め、かつヒンジ部分を
このリブの終わる所に規定している。
ともかくも、以上詳記のように、本案によれ
ば、二部品構成で取付作業が至便であり、十分な
固着力を見込める外、固着に関与するフアスナ部
材を露見させることなく体裁の良い物品掛留具が
得られるものである。
ば、二部品構成で取付作業が至便であり、十分な
固着力を見込める外、固着に関与するフアスナ部
材を露見させることなく体裁の良い物品掛留具が
得られるものである。
第1図は本案の一実施例の一部品をなすフツク
部材の底面図、第2図は同じくフツク部材の正面
図、第3図は他部品となるフアスナ部材の側面
図、第4図は同じくフアスナ部材の底面図、第5
図はこの実施例の未取付状態乃至分解状態での側
断面図、第6図は取付完了後の第5図同様の側断
面図、である。 図中、1はフツク部材主体、2はフツク、4は
ドライブ・ピン、5は中空部、7は逆止面、8は
窓、10は全体としてのフツク部材、11はフア
スナ部材頭部、12はシヤンク、13はピン挿入
孔、14は拡径可能部分、15は逆止面、であ
る。
部材の底面図、第2図は同じくフツク部材の正面
図、第3図は他部品となるフアスナ部材の側面
図、第4図は同じくフアスナ部材の底面図、第5
図はこの実施例の未取付状態乃至分解状態での側
断面図、第6図は取付完了後の第5図同様の側断
面図、である。 図中、1はフツク部材主体、2はフツク、4は
ドライブ・ピン、5は中空部、7は逆止面、8は
窓、10は全体としてのフツク部材、11はフア
スナ部材頭部、12はシヤンク、13はピン挿入
孔、14は拡径可能部分、15は逆止面、であ
る。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 主体の一部に形成され、物品を掛留めるに際し
てその伸び出し方向とは略ゞ直交する地軸方向に
該物品の荷重を受けるフツクと;主体の内部に形
成され、底面に開口した中空部と;該中空部から
突き出し、上記主体底面を越えて伸びるドライブ
ピンと;上記中空部を形成する主体周縁にあつて
使用状態下で上記地軸方向に沿つて上部となる位
置に設けられ、軸方向内方を向いた逆止面と;を
有するプラスチツク製フツク部材と、 上記フツク部材主体中空部内に納まり、壁面表
面に当接する頭部と;該頭部から伸び出し、壁面
に開けた取付孔内に挿入されるシヤンクと;上記
頭部からシヤンクにかけて内部に軸方向に伸びる
上記ドライブピンの挿入孔と;該シヤンクの先端
から切割りを入れることにより形成され、その内
面は上記ドライブピンの挿入孔の縮径部分を形成
し、もつて上記ドライブピンにより半径方向外方
に拡径できる拡径可能部分と;上記頭部に設けら
れ、該頭部が上記中空部内に納められた時に上記
フツク部材の逆止面に軸方向力によつてスナツプ
係合する相補的逆止面と;を有するプラスチツク
製フアスナ部材と、 から成り、上記フツク部材の主体には、上記フ
ツク部材の逆止面と上記フアスナ部材の相補的逆
止面が互いに上記スナツプ係合した後、その係合
部分を覗くことができ、該係合を外すために使え
る窓が形成されていることを特徴とする物品の掛
留具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1981091674U JPS6131534Y2 (ja) | 1981-06-23 | 1981-06-23 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1981091674U JPS6131534Y2 (ja) | 1981-06-23 | 1981-06-23 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS57203124U JPS57203124U (ja) | 1982-12-24 |
JPS6131534Y2 true JPS6131534Y2 (ja) | 1986-09-13 |
Family
ID=29886756
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1981091674U Expired JPS6131534Y2 (ja) | 1981-06-23 | 1981-06-23 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6131534Y2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0613368Y2 (ja) * | 1988-04-04 | 1994-04-06 | 日野自動車工業株式会社 | クリツプとスタツドピンとによる組付け構造 |
JP6173202B2 (ja) | 2013-12-12 | 2017-08-02 | 株式会社ホンダアクセス | 車両用ガーニッシュ |
JP6164493B2 (ja) * | 2014-05-26 | 2017-07-19 | トヨタ紡織株式会社 | 車室内照明装置 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5340154A (en) * | 1976-09-27 | 1978-04-12 | Nifco Inc | Revet type fastener |
-
1981
- 1981-06-23 JP JP1981091674U patent/JPS6131534Y2/ja not_active Expired
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5340154A (en) * | 1976-09-27 | 1978-04-12 | Nifco Inc | Revet type fastener |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS57203124U (ja) | 1982-12-24 |
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