JPS6128405A - 封止装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は逆浸透法、限外濾過法など膜分離装置の心臓部
となる中空糸膜モジー−ルを製造する際の中空糸束端部
封止装置に関する。

詳しくは、減圧系統および気体導入系統を具備しておシ
、中空糸束および筒状ケースを同時に接着剤で封止する
だめの装置に関する。

（従来技術） 膜分離装置に用いられる半透膜モジー−ルは用途に応じ
た各種の型式の小のが提案されており、その中の一つに
中空糸型のものが知られている。

この中空糸型のモジー−ルは各種の膜材料からなる外径
１朔φ前後、内径が０．５胡φ前後の中空糸状の膜を３
Ｑｃｍ乃至２００α程度の長さに切断してこれを数千本
乃至数万本束ねて、これを通常は筒状のケースの内部に
セットして、中空糸の切断部即ち両端部または折シ返し
て束ねた場合は、片側端部をケースの端部内周と同時に
接着剤で封止することにより製造される。

このように端部を封止する場合、従来は調合された接着
剤が接着不要の部分にまで流れるのを防止する目的と接
着剤中の気泡を除去する目的で筒状ケースと糸束をその
中心部で把握して端部に遠心力を与えるために振り回す
かまだは偶数本のものを片持ちで対称方向にセットして
同様に振シ回して遠心力を与えて片側ずつ封止する方法
が知られている。

（発明が解決しようとする問題点） しかしながら、この遠心装置を用いる封止法は次のよう
な問題を抱えている。

即ち、 イ）遠心装置は一般的に犬かがりである。

口）高速回転をするので危険を伴ない、まだ故障が多い
。

ハ）高速回転をするためセットした中空糸に張力がかか
ったシ、振動したシして糸折れが起き易い。

二）封止用の接着剤が封止不要部に流れ込まないよう、
接着剤が硬化するまで長時間回転を継続しなければなら
ず、大量のエネルギーを要する。

このよう々状況に鑑み、本発明者らは鋭意検討した結果
、本発明を完成させた。

（発明の構成） 即ち、本発明は多数本の中空糸膜を束ねた糸束を筒状ケ
ース内に保持しつつ、糸束端部と筒状ケースを同時に接
着剤で封止する装置であって、減圧および気体導入ライ
ンおよび接着剤供給ラインが連結され、内部に接着剤吐
出口兼前記糸束と筒状ケースの受け台と々るをりはずし
可能な受け台を有する開閉可能な密閉容器からなること
を特徴とする端部封止装置である。以下に本発明の構成
を図面を用いて詳しく説明する。

本発明の装置の一実施態様を示したものが第１図である
が、第１図において、１は密閉容器内がら筒状ケースお
よび糸束をとり出す際に内部を常圧に戻すために気体を
導入させるだめの弁、２は減圧ポンプ側に通じる減圧ラ
インに設けられた弁、３は封止用接着剤供給ラインに設
けられた弁、４は減圧状態にある接着剤供給ラインに気
体を導入させるだめの弁、５は接着剤供給ラインを減圧
ラインに連結した箇所に設けられた弁、６は密閉容器内
にだて型にセットされた筒状ケース、７は筒状ケース６
内に保持された中空糸束、８は減圧状態に耐える密閉容
器、９は筒状ケース６と中空糸束７をセントするだめの
受け台兼接着痢注入部でこれはとシはずし可能な形にな
っている。１０は接着剤供給ライン１１と受け台兼接着
剤注入部９との連結部、１１は接着剤供給ライン、１２
は接着剤貯留槽、１３は貯留槽１２中に貯留した接着剤
、１４は減圧ライン、１５は減圧ラインに連結された減
圧用ポンプ、１６は糸束端部の中空糸の開口部の最先端
のみを別途封止した部分で、この部分の封止は比較的高
粘度の接着剤を用いてもよいし、中空糸の切断をホット
カットするなどの熱融着法を用いてもよい。なも・慨卯
、木。艮ジ１丙畠１〒、亨。

第１図に示すように、接着剤注入部兼愛は台９に筒状ケ
ース６中に保持された中空糸束７をたて方向にセントす
る。この待受け台９の上部内面と筒状ケース６の端部外
面は水蜜的に密着してセットされ、耕土用接着剤が筒状
ケース６の端部外周面をぬらさないようにする。次に密
閉容器８を密閉して弁３を閉にする。次に接着剤貯留槽
１２に接着剤を必要量充填する。用いる接着剤の粘度は
１００００センチポアズ以下、望ましくは５０００セン
チポアズ以下である。まだ用いられる接着剤の種類はエ
ポキシ系、ウレタン系、シリコン系など架橋硬化型のも
のであればいずれでもよく、予め脱泡したものを用いた
方が作業性がよい。

次に弁１の閉、弁２の開、弁３の閉、弁４の閉、弁５の
開を確認後減圧用ポンプ１５を起動し、装置全体を真空
に近い状態にまで減圧する。このまま一定時間放置して
おけば接着剤中の気泡が脱泡される。

次に弁４を一定時間開にして接着剤ラインに外気または
窒素ガスなどを導入し、且つ弁３を開とする。一定時間
経過して一定量の接着剤が糸束端部および筒状ケース端
部内面に注入された時点で弁３を閉にしてしばらく放置
しておけば注入された接着剤は糸束端部および筒状ケー
ス端部内面に均一に流れ込み、且つ接着剤中に含まれて
いた気泡が減圧状態に保たれた密閉容器内で脱泡される
。

上記のように接着剤が均一に流れ込み、且つ脱泡されさ
えすれば、たとえ接着剤の硬化が進行していなくても密
閉容器８を解放し、筒状ケース６と糸束７が受け台９に
セットされた−１：まとりはずして受け台９の底部ノズ
ルに封をして接着剤硬化工程に移行させ、次の筒状ケー
ス６と糸束７を受け台９にセットしたものをとりつけて
前記のような封止工程がくシ返される。

第２図は前記のように接着剤の一定量が筒状ケース６と
糸束７の端部に流れ込んで封止している状態を示す。第
２図において、１６は一定量流れ込んで中空糸束端部と
筒状ケース端部を封止した接着剤を示す。糸束を１８０
°折シ返した方式の中空糸モジー−ルではとの封止用接
着剤注入工程は一回でよいが、そうでない場合は片側端
部が封止されて接着剤が硬化した後、上下逆にして同じ
操作を繰り返す。この時、もう一端の封止完了部は切断
し、中空糸の端部を開口しておくことが望ましい。この
状態を示したものが第３図である。本発明の装置におい
て密閉容器を多数系列セットしておけば量産性について
も問題はない。

（発明の効果） 上記のように中空糸膜モジー−ルを製造する際に用いる
本発明の端部封止装置には以下のような利点がある。

イ）従来法である遠心方式の装置と比較して設備が簡素
で、動的な部分がないので作業が安全である。

口）接着剤注入後硬化するまで運転を継続しなければ々
らない遠心方式の装置と比較して大巾に省エネルギー効
果がある。

ハ）密閉容器および、接着剤貯槽の一部を透明窓にして
おけば接着剤の流れ込みの状況、接着剤中の気泡の脱泡
状態などが観察できる。

遠心方式の装置ではこれが全く不可能である。

二）遠心方式の装置のような犬がかシな回転部分がなく
、静的であるので、中空糸の折損などのトラブルがない
。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明装置のたて断面図、第２図は本発明装置
の中の密閉容器中にセットされた筒状ケースと糸束端部
に接着剤が注入された状態を示した図、第３図は片側端
部が封止されて接着剤が硬化したものを上下逆にしてセ
ットした状態を示した図である。 第２図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 多数本の中空糸膜を束ねた糸束を筒状ケース内に保持し
   つつ、糸束端部と筒状ケースを同時に接着剤で封止する
   装置であって、減圧および気体導入ラインおよび接着剤
   供給ラインが連結され、内部に接着剤吐出口兼前記糸束
   と筒状ケースの受け台となる取りはずし可能な受け台を
   有する開閉可能な密閉容器からなることを特徴とする端
   部封止装置。