JPS61283179A - 光結合素子 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の技術分野〕 この発明は光結合素子に係り、特に透過型フォトインタ
ラプタの防塵構造に関する。

〔発明の技術的背景とその問題点〕

従来、光結合素子における一例の透過型インタラプタを
第５図に示す。図において１０１は例えば赤外発光域を
有する発光素子、１０２は受光素子で、熱可塑性樹脂の
例えばポリカーボネイトやノリル系樹脂で金型成形され
たケース１０３に挿入され、各素子のパッケージとケー
スは接着剤１０４で固着されてなる。また、ケース１０
３における発光素子１０１の発光のうち受光素子１０２
の受光部に入射する導路にあたる部分のケース１０３に
はスリット１０５が設けられて光の伝達と物体検出時の
分解能面上等が“はかられている。なお、ケースの下部
に設けられている透孔１０６．１０６は、このインタラ
プタの使用に際して用いられる取着孔である。

上記構造のインタラプタはスリット部に埃などが詰り、
その光伝達特性を著るしく劣化させるという重大な問題
点がある。

上記を考慮して第６図に示す防塵対策の施された透過型
インタブラタがある。これは、ケース１１３が可視光遮
断樹脂でなり、かつ、発光素子１０１と受光素子１０２
を結ぶ線を含む垂直面で接着されて両素子を被包する合
わせ形のケース１１３ａ、　１１３ｂからなり、ケース
１１３ａ、　１１３ｂは合わせ面に接着材層１０４を介
して接着されている。また、受光素子側のケースが発光
素子に対向する部分にはメタルスリット板１０７が装着
されており、かつ、合わせ面からの漏光を防止するため
に、第６図すに示すように合わせ面は受光素子１０２の
正面を避けた形状になっている。

上記構造のインタラプタは防塵効果は良いが、メタルス
リット板１０６が薄い燐青銅板にエツチング形成される
ので、製造費が高くつくことと、これを装着するための
工費が高くつくので製造原価が高騰する欠点がある。

〔発明の目的〕

この発明は上記従来の問題点に鑑み、光結合素子の防塵
に対し改良された構造を提供する。

〔発明の概要〕 この発明にかかる光結合素子は、ケースが発光素子の発
光色に対して透光性を有するとともに、発光素子と受光
素子が対向する部分の一部のケース厚が他の部分より薄
い防塵型であることを特徴とする。

〔発明の実施例〕

以下、この発明の実施例につき第１図ないし第４図を参
照して説明する。なお、説明において従来と変わらない
部分については図に同じ符号を付けて示し、説明を省略
する。

第１図ａに両素子を結ぶ線を含む面に沿う断面図、同図
すに図ａのＡＡ線に沿う断面図で示すインタラプタは、
ケース１１がポリスルフォン樹脂のような可視光に対し
ては遮断性があり、赤外光に対しては透光性の樹脂でト
ランスファモールド形成されている。そして、従来のケ
ースのスリットに相当する部分は、その肉厚が他の部分
よりも薄い薄肉部１１ａに形成されており１発光素子１
０１．受光素子１０２は接着材層１０４で夫々内装固着
されてなる。なお、ケース１１の構造を明確にするため
第１図Ｃにケースの下面図を示す。

ここで、上記ケースを構成する可視光遮断樹脂の透過率
はλが９５０ｎｍにおいて約７０％であるから。

スリット部と他の部分との肉厚の比を１：６にすること
によりスリット部と他の部分の透過率の比を１：０．１
にできる。

次に第２図ないし第４図に別の実施例のインタラプタを
示す。第２図ａは断面図、同図すは図ａのＡＡ線に沿う
断面図、第３図はアウタケースの下面図、第４図はイン
ナケースにかかり同図ａは上面図、図すは下面図である
。このインタラプタはケースがアウタケース１２とイン
ナケース２２を締結させてなり、この締結はアウタケー
スの基部の中央部に設けられたインナケース取着用突起
Ｌ２ａに、これに対応してインナケースに設けられたイ
ンナケースの開孔２２ｂを接着材層１０４を介して挿通
固着させ、さらに両ケースの基部の対向面間に接着材層
１０４を設けて固着させている。なお、この両ケースの
固着手段として上記（ａ）アウタケースの突起とインナ
リードの開孔とを接着材層で固着させる手段、（ｂ）ア
ウタケースとインナリードとの挿通対向面間に接着材層
を設けて固着させる手段は、必らずしも両方用いる必要
はなく、ケースの大きさ、形状等によりその一方であっ
てもよい。

また、両ケースの固着手段として接着材層によらず「熱
かしめ」によってもよい。次に両素子の対向面の間にあ
るインナケースの側壁は上記実施例と同様に薄肉部２２
ａに形成して光の透過率を向上させている。この実施例
のインタラプタは上記実施例よりも防塵効果がすぐれ、
インナケースに光の透過率の高い樹脂を用いて構成でき
る利点がある。すなわち、このケースではケースの基部
から光が受光素子側へ漏れるのを、第３図に破線で示す
ようにアウタケースのインナリード取着用突起を板状突
起１２ｂに形成し、かつ、インナケースの開孔をこれに
対応させて防止して伝達効率のすぐれたインタラプタが
得られる。

なお、受光素子はホトダイオード、ホトトランジスタ、
ホトＩＣ等のいずれでもよい。

〔発明の効果〕

この発明によれば、スリット部が開放されていないので
、埃などの侵入によりインタラプタの特性、伝達効率の
低下を生ぜず、また１、高価なメタ　　　２２８ルスリ
ツトを用いないので、これを取着ける手間　　　２２ｂ
がかからず、廉価で防塵効果の優れたインタラブ　　１
０１りが得られる。１０２

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明の１実施例のインタラプタにかかり、
同図ａは断面図、図すは図ａのＡＡ線を含む垂直面の断
面図、図Ｃはケースの下面図、第の断面図、第３図はア
ウタケースの下面図、第４図はインナケースを示し、図
ａは上面図、図すは下面図、第５図および第６図はいず
れも夫々が従来のインタラプタを示し、各図ａは断面図
、各回すは図ａのＡＡ線を含む垂直面の断面図である。 １１　　　　　　ケース １１ａ　　　　　ケースの薄肉部 １２　　　　　　アウタケース １２ａ、１２ｂ　　　アウタケースのインナケース取着
用突起２２　　　　　　インナケース インナケースの薄肉部 インナケースの開孔 発光素子 受光素子 接着材層

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. （１）発光素子と受光素子を対向させケースで保持した
   光結合素子において、ケースが発光素子の発光に対し透
   光性材でなるとともに、両素子の対向する部分のケース
   厚がケースの他の部分の厚さよりも薄く形成されてなる
   ことを特徴とする光結合素子。
2. （２）発光素子が赤外発光ダイオードであることを特徴
   とする特許請求の範囲第１項に記載の光結合素子。
3. （３）受光素子がホトダイオード、ホトトランジスタ、
   ホトＩＣのいずれかであることを特徴とする特許請求の
   範囲第１項に記載の光結合素子。