JPS61282681A - ガスの非常遮断装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［発明の目的］ 〈産業上の利用分野〉 本発明はガス漏れ検出装置からの出力に基づいて遮断弁
を作動させてガスを止める非常遮断装置、殊に遮断弁の
作動を釈放型電磁石で行なうガスの非常遮断装置に関す
る。

く従来の技術〉 ガス漏れ検出装置として、ガス流量の検出手段と、この
検出手段の出力を常時監視するマイクロコンピュータで
構成された監視手段とからなるものが近年提供されてい
る。このものにおいては、ガスの異常な流れを検出した
際に遮断装置を作動させるだけでなく、通常のガス器具
の燃焼に消費される流量しか流れていなくても、この状
態が長時間にわたり継続する時は、異常時とみなしてガ
スの遮断を行なうことができることから、安全性の高い
ものとなっている。

そしてこのようなガス漏れ検出装置の出力で作動する非
常遮断装置としては、釈放型電磁石とこれの出力で駆動
される遮断弁とからなるものが使用されている。第３図
に示すように、釈放型電磁石１に内蔵された永久磁石１
０の磁力により、遮断−弁２をばね３の付勢に抗して開
状態に保持し、ガス漏れ検出装置からの出力で電磁石１
が励磁された時には、永久磁石１０の磁力が電磁石１に
よって打ち消されることから、遮断弁２はばね付勢で動
作して弁座４に接し、閉状態とするものである。

ここにおいて、永久磁石１０の磁力から釈放することで
遮断弁２を動作＠せる釈放型電磁石１を利用しているこ
とから、一旦作動して閉状態となった遮断弁２を開状態
に復帰させるために、遮断弁２を押してこれを永久磁石
１０に再度吸着ｆ：ｆなくてはならず、従って復帰手段
も設けておく必要がある。図中６はこの復帰のための復
帰軸であって、ばね７に抗してこの復帰軸６を押し込め
ば、遮断弁２は押し戻されて永久磁石１０に再吸着し、
弁を開く。

〈発明が解決しようとする問題点〉 ところで、上記のような復帰手段を有するものでは、復
帰軸６が押し込まれた状態に固定されてしまうと、遮断
弁の動作が妨げられ、このために異常なガスの流れを止
めることができないという非常に不都合な事態となる。

本発明はこのような問題点を解決するべくなされたもの
である。

［発明の構成１ く問題点を解決するための手段〉 本発明は、釈放型電磁石の釈放動作で作動して閉動作を
行なう遮断弁を備えた非常遮断装置において、遮断弁を
開状態に復帰させるための復帰手段に、復帰操作に連動
してガス流路を気密的に遮断する補助遮断弁を設けたこ
とに特徴を有している。

く作　用〉 本発明によれば、遮断弁を開状態に復帰させるために復
帰手段を操作した時には、復帰手段に設けられた補助遮
断弁がガス流路を気密的に遮断し、復帰手段によって遮
断弁が復帰状態に固定・されて遮断弁による遮断動作が
阻止されたとしても、この時には補助遮断弁によってガ
スが止められでいるものである。

〈実施例ン ｔＩｔｌ１図は本発明の一実施例を示すもので、円形の
開口５を備えた隔壁８が設けられている。そしてこの隔
壁８における開口５内には、一端に弁ノズル６１を有し
且つ他端に復帰軸６を備えた円筒体６０が挿通されてお
り、隔壁８との間に配設された復帰ばね７により、円筒
体６０及びこれと同軸の復帰軸６は図中右方に付勢され
ている。そしてこの円筒体６０の外周面には、隔壁６の
上記開口５の内周面に配設されている０リングのような
シール手段９が接している。尚、ガスは図中右側から円
筒体６０の内部を通って図中左方側へと流れる。

ガス漏れ検出装置からの出力によって遮断弁２を作動さ
せる釈放型電磁石１は、永久磁石１０を備えているもの
であって、可動鉄芯１１の一端に遮断弁２が設けられて
いるとともに、遮断弁２をばね３によって突出方向に付
勢しており、また電磁石１の励磁は、永久磁石１０の磁
力を打ち消すように働くようにされている。永久磁石１
０の磁力でばね３に抗して可動鉄芯１１を吸着保持する
ことができるとともに、電磁石１を励磁すれば、可動鉄
芯１１を保持しようとする磁力がばね３の力より小さく
なるために、可動鉄芯１１はばね３の力で突出し、遮断
弁２を隔壁８側に移動させるものであり、この結果、円
筒体６０の弁／χル６１の端面に遮断弁２−面のシール
パツキン１４が接することにより、ガス流路が閉じられ
るものである。

このように閉じた遮断弁２は、器体外部に一端が突出し
ている復帰軸６を押し込むことによって、復帰する。こ
こにおいて、遮断弁２の復帰は、外周面にシール手段９
が接触している円筒体６０の弁ノズル６１と、遮断弁２
のシールパツキン１４とが接触した状態で、つまりはガ
スの流れが止められた状態でなされるものであり、円筒
体６０及び復帰＃Ｉ６が復帰することによって、ガス流
路は開かれる。復帰操作がなされている間、外周面にシ
ール手段９が接するとともに遮断弁２に接する円筒体６
０が、ガス流路を気密的に遮断する補助遮断弁を構成し
ているわけである。

１２図に他の実施例を示す、ここにおける復帰手段は、
復帰軸６と、この復帰軸６が蜂通されている開閉弁６５
と、復帰軸６を付勢するぽね７と、開閉弁６５を隔Ｊ！
！８側に付勢するばね６６とから構成されており、開閉
弁６５の一面にシールパツキン６７が、復帰軸６の挿通
部内周面に０リングのようなシール手段６９が取り付け
られている。

ばね６６のばね力はばね７のばね力より小さくされてい
るとともに、復帰軸６の一端の頭部６７が開閉弁６５に
係止することから、常時は開閉弁６５が隔壁８から離れ
たものとなっている。また遮断弁２は、隔壁８の開口５
の口縁に形成されている弁座４に接することで、ガス流
路を閉じる。

ガス漏れ等の異常があったために作動して閉じている遮
断弁２を復帰させるには、やはり復帰軸６を押し込めば
よい。この操作によって、虫ず開閉弁６５がばね６６に
よる付勢で開口５の口縁に設けられている弁座４゛に接
し、ついで復帰軸６に押されて遮断弁２が復帰するもの
であり、遮断弁２が復帰することで、遮断弁２によるガ
ス流路のｌｌＦｆｗｉは開状態となるものの、この時に
はすでに開閉弁６５が開口５を閉じてしまっているもの
であって、補助遮断弁としての開閉弁６５の存在により
、復帰軸６を押し込んだ状態でガスが流れるということ
がないものである。

［発明の効果１ 以上のように本発明においては、遮断弁を開状態に復帰
させるために復帰手段を操作した時には、復帰手段に設
けられた補助遮断弁がガス流路を気密的に遮断してしま
うものであり、復帰手段によって遮断弁が復帰状態に固
定されて遮断弁による遮断動作が阻止されたとしても、
この時には補助遮断弁によってガスが止められているも
のであって、遮断動作がなされるべき状況化で強制的に
ガスを流すということができないものであり、従ってガ
ス漏れやこれに付随するガス爆発等に対する安全性が高
くなっているものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明一実施例の断面図、第２図は他の実施例
の断面図、第３図は従来例の断面図であって、１は釈放
型の電磁石、２は遮断弁、６は復帰軸、６０は円筒体、
６５は開閉弁を示す。 代理人　弁理士　石　１）艮　七 垢１　図 第２図

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. （１）釈放型電磁石の釈放動作で作動して閉動作を行な
   う遮断弁を備えた非常遮断装置において、遮断弁を開状
   態に復帰させるための復帰手段に、復帰操作に連動して
   ガス流路を気密的に遮断する補助遮断弁を設けたことを
   特徴とするガスの非常遮断装置。
2. （２）補助遮断弁は、遮断弁との接触でガス流路を閉じ
   るとともに、遮断弁によって開閉される開口の内周面に
   気密的に接触する円筒体で形成されていることを特徴と
   する特許請求の範囲第１項記載のガスの非常遮断装置。
3. （３）補助遮断弁は、一端が遮断弁の復帰押圧部となっ
   ている復帰軸に摺動自在に取り付けられているとともに
   復帰軸の操作方向と同方向であるガス流路を閉じる方向
   に付勢された開閉弁で形成されていることを特徴とする
   特許請求の範囲第１項記載のガスの非常遮断装置。