JPS6128263Y2 - - Google Patents

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JPS6128263Y2
JPS6128263Y2 JP9984580U JP9984580U JPS6128263Y2 JP S6128263 Y2 JPS6128263 Y2 JP S6128263Y2 JP 9984580 U JP9984580 U JP 9984580U JP 9984580 U JP9984580 U JP 9984580U JP S6128263 Y2 JPS6128263 Y2 JP S6128263Y2
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lever
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gear
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案はテープレコーダのソフトタツチ操作
機構の改良に関する。
周知のように、テープレコーダにおいては、テ
ープを所定の走行状態(録音、再生、早送り、巻
戻し等)及び走行停止状態となすための各種操作
子を、軽く容易に操作することができるようにし
た、いわゆるソフトタツチ操作化が施されてきて
いる。このソフトタツチ操作を行なう機構は、所
望の操作子を正規の操作位置まで達しない程度軽
く操作方向に動かすと、操作子移動用モータの回
転駆動用スイツチがオンし、以下該モータの回転
力によつて当該操作子が操作方向に移動されてい
る。
しかしながら、上記のような従来のソフトタツ
チ操作機構では、各種操作子毎にそれぞれスイツ
チやモータ等を設けなければならず、極めて構成
が複雑化し大形になり勝ちであるとともに、電力
消費も大きいので大形高級テープデツキ等にしか
適用することができず、例えば電池使用の携帯用
小形テープレコーダ等には不向きであるという問
題がある。
そこで、従来より電池使用のテープレコーダに
も十分に適用し得るように、電力消費の極めて少
ないソフトタツチ操作機構の開発が強く要望され
ている。また、特に近時のソフトタツチ機構に
は、単に電力消費を少なくするだけに止まらず、
例えばソフトタツチ操作機構をユニツト化して各
種類のテープレコーダに広く適用し得るようにし
たり、ソフトタツチ操作機構の動作開始から終了
までの時間をより短くしたり、動作中に電池電力
が消耗した場合の保護対策を施したりする等、構
成上、動作上、保全上細部にまで十分な配慮の施
されたものが望まれている。
この考案は上記事情に基づいてなされたもの
で、テープレコーダのいずれかの操作子が先行し
て操作されている状態で他の操作子を操作するい
わゆる後追い操作を行なう場合に、ソフトタツチ
操作機構駆動源であるモータに不要な負荷を与え
ることのない極めて良好なテープレコーダのソフ
トタツチ操作機構を提供することを目的とする。
以下、この考案の一実施例について図面を参照
して詳細に説明する。第1図及び第2図はユニツ
ト化された操作部を示すもので、まずこの操作部
の概要について簡単に説明する。すなわち、図中
11乃至16はそれぞれ停止操作子、録音操作
子、巻戻し操作子、再生操作子、早送り操作子及
びポーズ(一時停止)操作子である。これら各操
作子11乃至16は、それぞれ図中矢印A,B方
向に移動自在に配設されている。そして、上記各
操作子11乃至16のうち、録音、巻戻し、再生
及び早送り操作子12乃至15は、それぞれ矢印
A方向に押圧操作した操作位置でロツタされるよ
うになされている。また、上記録音、巻戻し、再
生及び早送り操作子12乃至15の操作位置での
ロツクは、停止操作子11を矢印A方向に押圧操
作することにより解除されるようになつている。
なお、この停止操作子11は、操作位置でロツク
されないものである。また、上記ポーズ操作子1
6は、矢印A方向に押圧操作した操作位置でロツ
クされ、該ロツク位置から再び矢印A方向に若干
押圧するとロツクが解除されて矢印B方向に戻さ
れ元の位置に復帰する如くした、周知のプツシユ
プツシユ式の操作形態をとるものである。
そして、上記停止、録音、巻戻し、再生、早送
り及びポーズ操作子11乃至16は、それぞれ第
2図に示すようにスプリング17乃至22によつ
て非操作方向つまり矢印B方向に付勢されてい
る。ここで、このスプリング17乃至22にはあ
まり付勢力の強くないものが用いられており、ま
た上記録音、巻戻し、再生及び早送り操作子12
乃至15は押圧操作されたとき詳細を後述するが
ロツクレバー、プツシユレバー及びギヤロツクレ
バー等を所定位置に移動させるだけのもので、テ
ープレコーダ機構部のヘツドシヤーシや巻戻しま
たは早送りアイドラ等を所定の動作位置に移動さ
せる操作スライダを直接操作するものではないの
で、極めて軽く容易に操作することができるよう
になつている。
また、上記停止操作子11も、録音、巻戻し、
再生及び早送り操作子12乃至15の各操作位置
でのロツクを解除するのみで、直接操作スライダ
を所定の動作位置から元の状態に帰させるもので
はないので、その操作を極めて軽くし得るもので
ある。さらに、ポーズ操作子16においても、ロ
ツクレバー、プツシユレバー及びギヤロツクレバ
ー等を所定位置に移動させるだけのもので、テー
プレコーダ機構部の再生アイドラやピンチローラ
等を移動させるポーズ用操作スライダを直接操作
するものではないので、軽く容易に操作すること
ができるようになつている。
すなわち、上記停止、録音、巻戻し、再生、早
送り及びポーズ操作子11乃至16は、それぞれ
テープレコーダの複数種類の動作状態及び停止状
態のうち所望の状態を選択設定するもので、直接
テープレコーダを動作または停止状態にするもの
ではない。
第3図はこのような操作部の具体的な構成を示
すものである。すなわち、上記各操作子11乃至
16は、それぞれ操作部材23乃至28の一端部
に取着されている。そして、これら各操作部材2
3乃至28は、その一端部が取付基体29に形成
された各透孔291乃至296にそれぞれ挿通さ
れて、矢印A,B方向に移動自在に支持されてい
る。また、上記取付基体29には保持板30が、
ねじ31,31,31によつて取着されている。
この保持板30には、後述する保護スライダ32
が、ねじ33,33によつて長手方向摺動自在に
支持されている。
また、上記取付基体29の両端部及び背面側に
は、このユニツト化された操作部をテープレコー
ダ機構部に取付けるための取付具34乃至36
が、ねじ37,37,37によつてそれぞれ取着
されている。さらに、この取付基体29の図中右
端部には、スイツチ38の取付けられた支持具3
9が取着されている。
ここで、上記各操作部材23乃至28の各地端
部には、それぞれ該操作部材23乃至28の長手
方向に延びる長孔部231乃至281が形成され
ている。そして、この各長孔部231乃至281
には、軸40が貫通し、該軸40はその両端部が
上記取付具34,35に形成された透孔341,
351にそれぞれ嵌着されて支持されている。ま
た、この軸40は、操作部材23を除く他の操作
部材24乃至28を跨ぐように形成されたギヤロ
ツクレバー41の両端部に設けられる脚部41
1,412の透孔413,414を挿通し、ギヤ
ロツクレバー41を回動自在に支持している。こ
のギヤロツクレバー41の略中央部には、外方に
向けてギヤロツクピン415が突設されている。
また、ギヤロツクレバー41の図中右端部には、
上記スイツチ38と係合しギヤロツクレバー41
の回動に応じてスイツチ38をオン、オフし得る
突出片416が形成されている。
ここにおいて、操作部材23を除く他の操作部
材24乃至28には、前記ロツクレバー及びプツ
シユレバー等が設けられている。第4図はこのロ
ツクレバー及びプツシユレバーの取付状態を示す
もので、ここでは再生操作子14の取着された操
作部材26についてのみ説明し、他の操作部材2
4,25,27,28については同様な構成であ
るので、その説明は省略する。
すなわち、操作部材26は、その略中央部から
再生操作子14の取着されていない他端部方向
が、2板の側板262,263(第4図では一方
の側板262のみ図示)を互いに並設するように
形成されている。そして、両側板262,263
は、その図中上端中央部と他端部とを、連結部2
64,265によつて連結されている。ここで、
上記操作部材26の略中央部で、かつ2板の側板
262,263間には、ロツクレバー42が図中
矢位C,D方向に回動自在に軸43によつて支持
されている。このロツクレバー42は、略コ字状
に形成され、その基端部412を操作部材26の
図中下方に突出させ、互いに対向する二片の先端
部を操作部材26の図中上方に突出させるように
して支持されているものである。また、ロツクレ
バー42の互いに対向する二片のうちの一片先端
部には、段部422が形成されている。さらに、
上記ロツクレバー42の基端部421と取付基体
29との間には、前述したスプリング21が係着
されており、ロツクレバー42を矢印C方向に回
動させるように付勢しているとともに、同時に操
作部材26を矢印B方向に付勢している。
また、上記ロツクレバー42と前記連結部26
4との間には、再生用操作スライダ44が介在さ
れている。この再生操作スライダ44は、テープ
レコーダ機構部の例えばメインシヤーシ49等に
図中上下方向にスライド自在に支持されており、
図中上方にスライドされたとき図示しないヘツド
シヤーシや再生アイドラ等をテープ再生状態に対
応した位置に移動させるものである。そして、上
記再生用操作スライダ44の図中下部には、切欠
部441が形成されている。また、この再生用操
作スライダ44の切欠部441の図中上部には、
前記ロツクレバー42の段部422と対応する位
置に係合孔422が形成されている。
ここで、上記再生用操作スライダ44の切欠部
441には、前記プツシユレバー45の一端部が
介入され、該一端部の先端は前記ロツクレバー4
2の軸43に対向している。このプツシユレバー
45は、その略中央部を、前記操作部材26の両
側板262,263間で角部に前記軸40が挿通
されて回動自在に支持された略L字状の伝達レバ
ー46の一端部461に軸47によつて図中矢印
E,F方向に回動自在に支持されている。また、
上記伝達レバー46の他端部462は、前記ギヤ
ロツクレバー41の図中下端と対向している。こ
こで、上記プツシユレバー45の他端部には、後
述する駆動スライダが当接される係合部451が
形成されている。さらに、プツシユレバー45の
図中下側部に形成された係止部452と取付基体
29に形成された係止部297との間にスプリン
グ48が係着されることにより、プツシユレバー
45が軸47を中心として矢印F方向に付勢され
るとともに、伝達レバー46が軸40中心として
図中反時計方向に付勢されている。
ここにおいて、再生操作子14の取着された操
作部材26には、そのロツクレバー42と連結部
264との間に、再生用操作スライダ44が介在
されるが、他の録音、巻戻し、早送り及びポーズ
操作子12,13,15,16の取着された各操
作部材24,25,27,28に設けられる各ロ
ツクレバーと連結部との間には、それぞれ録音、
巻戻し、早送り及びポーズ用操作スライダが介在
されているものである。
このような状態で、前記ギヤロツクレバー41
のギヤロツクピン415は、テープレコーダ機構
部の前記メインシヤーシ49に回転軸50を中心
に回転自在に支持されたカムギヤ51の所定部に
形成される透孔511内に介入している。このカ
ムギヤ51は第5図に示すように一部に切欠部5
12が形成されている。そして、このカムギヤ5
1の切欠部512と対応する位置には、前記メイ
ンシヤーシ49に回転自在に支持されたフライホ
イール52の回転軸53に嵌着されたギヤ54が
設けられている。また、上記フライホレール52
の回転軸53は延設されてキヤプスタンとなされ
ているものである。さらに、上記フライホレール
52にはモータ55の回転力がベルト56を介し
て伝達されるようになつている。
ここで、上記カムギヤ51は、その切欠部51
2がギヤ54と対向位置にあるとき、その透孔5
11内に前記ギヤロツクレバー41のギヤロツク
ピン415が介入されるものである。また、カム
ギヤ51は、その切欠部512がギヤ54と対向
位置にあるとき、後述するスプリングの作用で図
中矢印G方向に回転するように付勢されている
が、ギヤロツクピン415がカムギヤ51の透孔
511内に介入されているので、該カムギヤ51
の回転は阻止され、カムギヤ51とギヤ54とは
噛合しないようになされている。
さらに、上記ギヤロツクレバー41は、該ギヤ
ロツクレバー41と前記メインシヤーシ49との
間に係着されたスプリング57によつて、そのギ
ヤロツクピン415がカムギヤ51の透孔511
内に介入する方向に付勢されている。
ここで、上記カムギヤ51には第6図に示すよ
うなカム513が形成されている。このカム51
3は図示の如く略半円形状に形成されているが、
その円弧部分のうち回転軸50よりも図中右側の
部分は立ち立がりの急な盛り上がるように湾曲し
ており、回転軸50よりも図中左側の部分は、立
ち上がりがゆるやかになるように湾曲している。
そして、上記カム513は、カムギヤ51の切欠
部512がギヤ54と対向する位置、つまり前記
ギヤロツクレバー41のギヤロツクピン415が
カムギヤ51の透孔511内に介入している状態
で、その偏平部514が、略L字状に形成されそ
の角部を回動軸58によつて前記メインシヤーシ
49に回動自在に支持されてなる駆動レバー59
の一方部と対向するようになされている。
また、上記駆動レバー59の一方部の側部に
は、板ばね60が先端部方向に延設されている。
この板ばね60は、その先端部が、駆動レバー5
9の一方部先端に形成された略U字状の係止部5
91に係止されている。また、上記駆動レバー5
9の他方部先端は、後述するスイツチ61と係合
しており、該駆動レバー59の回動に応じてオ
ン、オフさせるようになつている。
ここで、上記駆動レバー59の板ばね60は、
略L字状に形成された前記駆動スライダ62の一
方部に対向設置されている。この駆動スライダー
62は、その所定位置にたて方向に長く形成され
た長孔621,622に、それぞれねじ63,6
3が挿通して前記メインシヤーシ49に螺着され
ることにより、メインシヤーシ49に対して図中
上下方向にスライド自在に支持されている。ま
た、上記駆動スライダ62の他方部と駆動レバー
59の一方部との間には、スプリング64が係着
されており、駆動スライダ62を基準とすれば、
駆動レバー59は図中時計方向に付勢されている
ことになる。このとき、駆動レバー59は上記カ
ム513の偏平部514と係合しており、その図
中時計方向への回動は、駆動レバー59の一方部
が駆動スライダ62の他方部に形成された延出部
623に当接するまでとなされており、カムギヤ
51に矢印G方向の回転力を与えている。また、
この駆動スライダ62は、図示しないスプリング
によつて図中上方へ付勢されている。
上記のような構成において、以下その動作を説
明する。まず、第7図に示すように、再生操作子
14を矢印A方向へ押圧操作する。すると、操作
部材26も同方向に移動し後述するロツク機構に
より操作位置でロツクされるとともに、該操作部
材26に軸43を介して支持されるロツクレバー
42は、その段部422が再生用操作スライダ4
4の壁面に当接されることにより、スプリング2
1の付勢力に抗して矢印D方向に回動される。す
なわち、逆に言えはこのときロツクレバー42の
段部422は、再生用操作スライダ44の壁面
に、スプリング21の付勢力で押圧されることに
なる。
また、操作部材26が矢印A方向に移動される
と、軸43がプツシユレバー45の一端部と当接
し、該プツシユレバー45がスプリング48の付
勢力に抗して同じく矢印A方向に移動される。こ
のとき、プツシユレバー45の係合部451が駆
動スライダ62の図中真下に到達する。すると、
このプツシユレバー45に軸47を介して一端部
461が回動自在に支持された伝達レバー46
が、軸40を中心として図中時計方向に回動され
る。このとき、伝達レバー46の他端部462
が、ギヤロツクレバー41の図中下端と当接し、
該ギヤロツクレバー41が図中反時計方向に回動
される。このため、ギヤロツクピン415がカム
ギヤ51の透孔511から離脱される。
すると、先に述べたように、カムギヤ51は通
常スプリング64によつて第6図中矢印G方向に
回動付勢されており、その回動はカムギヤ51の
透孔511にギヤロツクピン415が介入される
ことにより阻止されているものであるから、ギヤ
ロツクピン415が透孔511から離脱される
と、カムギヤ51は矢印G方向に回動させ、ギヤ
54と噛合する。ここで、モータ55は常時第6
図中矢印H方向に回転しており、該モータ55と
ベルト56を介して回転力伝達可能に連結された
フライホレール52及びギヤ54も同方向に回転
している。このため、ギヤ54と噛合されたカム
ギヤ51は、第8図に示すように矢印G方向に回
転を続ける。
このとき、カムギヤ51の回転により、カム5
13も回転し、その円弧部分が駆動レバー59の
一方部に当接し、湾曲されたふくらみの部分によ
つて駆動レバー59を回動軸58を中心として図
中反時計方向へ回動させる。そして、駆動レバー
59に設けられる板ばね60が、駆動スライダ6
2の一方部に形成された突部624に当接し、駆
動スライダ62が図中下方にスライドされる。す
ると、第9図に示すように駆動スライダ62がプ
ツシユレバー45の係合部451と当接し、該プ
ツシユレバー45を軸47を中心として図中矢印
F方向に回動させる。このため、プツシユレバー
45の他端部は、軸43から離れ、再生用操作ス
ライダ44の切欠部441と係合し、該再生用操
作スライダ44を図中上方に押し上げる。
そして、再生用操作スライダ44が所定の操作
位置まで到達すると、その位置より図中上方には
移動しなくなるのでプツシユレバー45も回動し
なくなる。ところが、駆動レバー59の回動スト
ロークは余裕をもつて長めに設定されるので、プ
ツシユレバー45の回動が止まり駆動スライダ6
2の移動が停止されても、駆動レバー59は第8
図中時計方向に回動される。このとき、駆動レバ
ー59のオーバーストローク分は、板ばね60に
よつて吸収されるものである。
ここで、プツシユレバー45の一端部が軸43
から離れても、駆動スライダ62がプツシユレバ
ー45の係合部451近傍に形成された保持部4
53に保持されるので、スプリング48の付勢力
により、プツシユレバー45と駆動スライダ62
とが不用意に離脱することはない。また、カムギ
ヤ51の回転中は、ギヤロツクピン415がカム
ギヤ51の透孔511のない部分に、前記スプリ
ング57(第5図参照)によつて押圧されてい
る。
そして、先に述べたように、再生用操作スライ
ダ44が図中上方に押し上げられると、ヘツドシ
ヤーシや再生アイドラ等がテープ再生状態に対応
した位置に移動され、ここに再生動作が行なわれ
るものである。ここで、再生用操作スライダ44
が図中上方にスライドされると、該再生用操作ス
ライダ44に形成された係合孔442が、ロツク
レバー42の段部422に対応する位置に到達す
る。すると、ロツクレバー42はその段部422
が再生用操作スライダ44の壁面に押圧されてい
るため、該段部422が再生用操作スライダ44
の係合孔442内に介入され、再生用操作スライ
ダ44を押し上げられた位置で保持する。そし
て、カムギヤ51が1回転し、その切欠部512
がギヤ54と対向する位置に到達すると、再びカ
ム513の偏平部514が駆動レバー59の一方
部と対応する位置となる。このとき、駆動スライ
ダ62は前記スプリングの作用で第8図中上方に
スライドされ、同時にカムギヤ51の透孔511
がギヤロツクピン415に対応する位置までくる
ので、第10図に示すようにギヤロツクピン41
5が透孔511内に介入され、カムギヤ51の回
転が阻止される。さらに、駆動スライダ62がプ
ツシユレバー45の係合部451から離れるの
で、プツシユレバー45がスプリング48の付勢
力で引かれて伝達レバー46を軸40を中心とし
て図中反時計方向に回動させた位置に移動され
る。このため、プツシユレバー45は、その係合
部451が駆動スライダ62の移動経路外に位置
される。そして、再生用操作スライダ44がロツ
クレバー42の段部422によつて押し上げられ
た位置でロツクされ、テープ再生動作が保持され
るものである。
また、上記の動作は、他の録音、巻戻し、早送
り及びポーズ操作子12,13,15,16につ
いても同様に説明することができる。操作時に各
操作子12,13,15,16に対応するプツシ
ユレバーを駆動スライダ62と係合させ得る位置
まで移動させ、ギヤロツクレバー41のギヤロツ
クピン415をカムギヤ51の透孔511から離
脱させるとともに、各操作スライダ(録音用、巻
戻し用、早送り用及びポーズ用操作スライダ)を
それぞれ移動させ、その位置でロツクさせるよう
になつているものである。
ここで、上記カムギヤ51を第6図中矢印G方
向に付勢する手段としては、スプリング64に代
えて板ばね60を駆動スライダ62の突部624
に圧接させ、該駆動スライダ62を板ばね60よ
りも強い付勢力で図中上方へ付勢するようにすれ
ば、駆動レバー59の一端部がカム513の偏平
部514の一端と係合してカムギヤ51を矢印G
方向へ付勢し得るものである。
したがつて、上記のような構成によれば、操作
部をユニツト化し該操作部をその各操作部材24
乃至28に設けられる各プツシユレバーの係合部
を、それに対応するテープレコーダ機構部の各操
作スライダとそれぞれ係脱自在となるように各種
テープレコーダに取付けるようにしたので、同一
の操作部を各種のテープレコーダに広く適用する
ことができ、テープレコーダを容易にソフトタツ
チ操作化することができる。また、複数の操作子
に対応する各操作スライダの操作も同一駆動源つ
まりフライホイール52の回転力によつて行なう
ようにしているので、従来のように各操作スライ
ダ毎にモータ等を取付ける必要がなく、極めて構
成が簡易となるものである。
ここで、第10図に示したように、再生操作子
14が操作された状態では、プツシユレバー45
の一端部がスプリング48の作用で再生用操作ス
ライダ44の切欠部441内を挿通されるため、
該プツシユレバー45の係合部451が駆動スラ
イダ62の移動経路外に位置される。このため、
上記のような再生状態で早送り再生(キユー)及
び巻戻し再生(レビユー)をなさんとして早送り
及び巻戻し操作子15,13を操作した場合、該
早送り及び巻戻し操作子15,13が取着されて
いる操作部材27,25の移動に連動してギヤロ
ツクレバー41のギヤロツクピン415がカムギ
ヤ51の透孔511から離脱され、以下前述の如
く駆動スライダ62が第10図中下方に移動され
ることになるが、該駆動スライダ62はプツシユ
レバー45とは係合せず、上記操作部材27,2
5に設けられるプツシユレバーの係合部と係合
し、そのプツシユレバーを回動させて、前記早送
り及び巻戻し用操作スライダが操作され、ここに
キユー及びレビユーがなされるものである。
したがつて、駆動スライダ62は操作部材2
7,25のプツシユレバート係合して早送り及び
巻戻し操作スライダを操作するだけで、再生操作
子14に対応するプツシユレバー45とは係合し
ないので、駆動スライダ62の移動力つまりカム
ギヤ51の回転に不要な負荷がかかることを防止
することができ、ひいてはモータ55の負荷を軽
減させることができ、電力消費も少なくて済み、
電池使用のテープレコーダに好適するものであ
る。また、キユー及びレビユーに限らず、再生操
作子14が操作されている状態でポーズ操作子1
6を操作した場合にも同様で、駆動スライダ62
はポーズ操作子16の取着された操作部材28の
プツシユレバーとのみ係合し、前記ポーズ用操作
スライダが操作される。要するに、いずれかの操
作子12乃至16が先行して操作されている状態
で、他の操作子12乃至16を操作するいわゆる
後追い操作を行なう場合、先行して操作された操
作子12乃至16に対応するプツシユレバーは駆
動スライダ62の移動経路外に位置して、後から
操作子12乃至16に対応するプツシユレバーの
みが駆動スライダ62と係合し得るようになされ
ているものである。よつて、後追い操作時にもモ
ータ55は1個のプツシユレバーをのみ移動させ
得るので、不要に負荷を与えずに済むものであ
る。
そして、上記のように、操作子12乃至16を
操作した状態で、その操作子12乃至16に対応
するプツシユレバーを、駆動スライダ62の移動
経路外に移動させるようにしたことが、この考案
の特徴となる部分である。
次に、前記駆動レバー59の詳細について説明
する。すなわち、第11図に示すように駆動レバ
ー59はメインシヤーシ49に対して回動し易い
ように表面円滑な合成樹脂材料で形成されてい
る。この駆動レバー59の一方面には、一対のピ
ン592,593が突出形成されるともに、ねじ
孔594,595が形成されている。そして、上
記駆動レバー59の一方面側には、一側部に前記
板ばね60が折曲形成されてなる補強板65が取
着される。この補強板65が取着される。この補
強板65は金属性材料で形成されるもので、その
上記駆動レバー59のピン592,593及びね
じ孔594,595と対応する位置には、それぞ
れ透孔651乃至654が形成されている。そし
て、上記補強板65はその透孔651,652に
駆動レバー59のピン592,593が嵌合され
るとともに、透孔653,654をねじ661,
662が挿通して駆動レバー59のねじ孔59
4,595にそれぞれ螺着されることにより、駆
動レバー59に取着されるものである。なお、こ
のとき、板ばね60の先端部は、駆動レバー59
の一端部に形成された係止部591に係止され
る。
したがつて、板ばね60と補強板65とを一体
的に形成し、該補強板65を駆動レバー59に取
付けることによつて同時に板ばね60も取着され
るようにしたので、取付け作業が容易であり駆動
レバー59も十分に補強することができる。ここ
で、駆動レバー59は第11図に示した如き複雑
な形状であるとともに、回動し易いように表面を
円滑なものとする必要上、合成樹脂材料をモール
ド成型して構成するのが便利である。ところが、
駆動レバー59は駆動スライダ62を移動させる
必要上、図中矢印方向の曲げ力が加わり合成樹脂
材料のみでは樹械的強度が弱いものである。そこ
で、補強板65によつて駆動レバー59を補強す
る必要性が生じるものである。このため、上述の
ような構成とすることにより、補強度65と板ば
ね60との取付けを同時に行なうことができ、極
めて効果的となるものである。
ここで、第12図に示すように、前記モータ5
5にはガバナ回路67を介して電源端子68,6
9の電力が供給されるようになつている。また、
ガバナ回路67の両端部は、前記スイツチ38の
両接片381,382にそれぞれ接続されてい
る。そして、通常のテープ走行状態では、モータ
55には電源端子68,69の電力をガバナ回路
67で降圧安定化してなる電力が供給され、モー
タ55は定速回転されている。一方、操作子12
乃至16を操作すると、この操作に連動して、ギ
ヤロツクレバー41がそのギヤロツクピン415
をカムギヤ51の透孔511から離脱させる方向
に回動される。このとき、スイツチ38はその接
片381がギヤロツクレバー41の突出片416
によつて押圧され、両接片381,382が接触
される。このため、ガバナ回路67が短絡され、
電源端子68,69の電力がそのままモータ55
に供給される。よつて、モータ55はテープ走行
時より高速かつ高トルクで回転されることにな
る。
このため、ギヤ54と噛合されたカムギヤ51
の図中矢印G方向への回転を早く行なうことがで
きる。このカムギヤ51の回転速度を早くし得る
ということは、取りも直さず操作子12乃至16
を操作してギヤロツクレバー41のギヤロツクピ
ン415がカムギヤ51の透孔511から離脱し
てから、カムギヤ51が回転して操作された操作
子12乃至16に対応する操作スライダが操作位
置に移動されるまでの時間を、短くし得るという
ことである。
なお、第13図はガバナ回路67を介してモー
タ55に電力を供給した場合及びガバナ回路67
を介さずにモータ55に電力を供給した場合の、
回転数NとトルクTとの関係を示すもので、図中
実線がガバナ回路67を介した場合で、図中点線
がガバナ回路67を介さない場合を示すものであ
る。
また、操作子12乃至16が操作されてから、
その操作された操作子12乃至16に対応した操
作スラグが操作位置に移動されるまでの、いわゆ
るソフトタツチ機構動作期間中において、モータ
55にガバナ回路67を介さずに電力を供給する
手段としては、第14図に示すようにしてもよ
い。すなわち、これは駆動レバー59の他端部と
係合するスイツチ61の両接片611,612を
それぞれガバナ回路67の両端部に接続してなる
ものである。このようにすれば、カムギヤ51が
ギヤ54と噛合し、そのカム513によつて第1
5図に示すように駆動レバー59が図中反時計方
向に回動させられたとき、スイツチ61の両接片
611,612が接触し、ガバナ回路67が短絡
されるものである。
したがつて、ソフトタツチ機構動作期間中にお
いて、モータ55にガバナ回路67を介さずに電
力を供給するようにして、モータ55の回転速度
を早くするとともにトルクの増大を図るようにし
たので、ソフトタツチ機構の動作をすみやかに短
時間で行なうことができる。
また、第14図に示すように、カム513には
その偏平部514の回転軸50中心から図中右端
部までの間に、距離(l1)が設けられている。こ
のため、カムギヤ51が図中矢印G方向に回転し
たとき、カム513が駆動レバー59を図中反時
計方向に回動させる際、まず大きく回動させ、以
後カム513の湾曲に沿つて回動させるので、駆
動レバー59の回動ひいてはソフトタツチ機構の
動作促進に寄与し得るものである。
また、第16図に示すように、スイツチ38の
各接片381,382を、テープレコーダ機構部
のテープを所定の走行状態となすための各操作ス
ライダに連動してオンされる電源スイツチ70の
両端部にそれぞれ接続してもよい。このようにす
れば、例えば再生操作子14を操作した場合、ギ
ヤロツクレバー41がそのギヤロツクピン415
をカムギヤ51の透孔511から離脱させる位置
に回動される。このとき、突出片416を介して
スイツチ38の両接片381,382が接触され
る。このため、モータ55に電力供給がなされ、
モータ55は回転駆動される。すると、カムギヤ
54の回転力により回転され、前述した如く再生
用操作スライダ44が操作位置まで移動される。
このため、再生用操作スライダ44の移動に連動
して、電源スイツチ70がオンされる。そして、
カムギヤ51が1回転すると、ギヤロツクレバー
41のギヤロツクピン415がカムギヤ51の透
孔511内に挿入され、スイツチ38の両接片3
81,382が離脱する。ところが、このときに
は電源スイツチ70がオンされているので、モー
タ55には電力供給がなされテープが再生状態で
走行されるものである。
ここで、ギヤロツクレバー41はそのギヤロツ
クピン415が一旦カムギヤ51の透孔511か
ら離脱すると、カムギヤ51が一回転しその透孔
511内に再びギヤロツクピン415が挿入され
るまで、スイツチ38の両接片381,382を
接触させる状態を保つている。このため、例えば
再生操作子14を操作した直後にすぐ停止操作子
11を操作したとしても、一旦ギヤロツクピン4
15がカムギヤ51の透孔511から離脱してし
まうと、スイツチ38がオン状態となり、ギヤ5
4と噛合されたカムギヤ51は一回転して確実に
元の位置に戻される。よつて、例えば再生操作子
14を操作した直後にすぐ停止操作子11を操作
したような場合にも、ギヤ54とカムギヤ51と
が噛合した状態で途中で止まつてしまうようなこ
となく、確実にカムギヤ51を元の状態に復帰さ
せることができ、次の操作に対して待機すること
ができるものである。
また、ここでギヤロツクピン415がカムギヤ
51の透孔511と離脱する状態と、これにとも
なうスイツチ38の操作状態との関係について説
明する。すなわち、第17図aに示すように、カ
ムギヤ51の透孔511には、カムギヤ51の肉
厚の略中央位置からギヤロツクピン415の抜け
方向に広がるテーパ部515が形成されている。
ここで、ギヤロツクピン415がカムギヤ51の
透孔511から離脱する際、第17図bに示すよ
うに、ギヤロツクピン415が透孔511のテー
パ部515に対応しない位置までは、スイツチ3
8の両接片381,382は接触しない。そし
て、ギヤロツクピン415が透孔511のテーパ
部515に対応する位置に到達すると、第17図
cに示すように、カムギヤ51は図中矢印G方向
に付勢されているため、テーパ部515がギヤロ
ツクピン415を押圧してギヤロツクレバー41
を図中矢印I方向に移動させる。このとき、スイ
ツチ38の両接片381,382が互いに押圧さ
れるように十分に接触される。
したがつて、テープを所定の走行状態となすた
めの各操作スライダに連動してオンされる電源ス
イツチ70に並列にスイツチ38を接続し、この
スイツチ38をオン、オフさせるギヤロツクレバ
ー41をカムギヤ51のテーパ部515によつて
該スイツチ38を確実にオンまたはオフさせるよ
うに移動させる如くしたので、操作子12乃至1
5を操作した直後すぐに停止操作子11を操作し
た場合等に、ギヤ54とカムギヤ51とが噛合し
たまま途中で停止してしまうという不都合を確実
に解消することができるものである。
次に、前記保護スライダ32について説明す
る。すなわち、この保護スライダ32は第18図
aに示すように、録音、巻戻し、再生及び早送り
操作子12乃至15が取着された各操作部材24
乃至27に略直交するように、その両端部に長手
方向に沿つて形成された長孔321,321に前
記ねじ33,33が挿通されて、前記保持板30
(第3図参照)に螺着され、長手方向摺動自在に
支持されている。また、上記保護スライダ32
は、その一端部に形成された透孔322と保持板
30に突設されたピン301との間に、スプリン
グ71が係着されることにより、図中右方向に付
勢されている。
ここで、上記各操作部材24乃至27には、ピ
ン721乃至724がそれぞれ突設されている。
そして、上記保護スライダ32のうち操作部材2
4のピン721と対応する端部には、保護スライ
ダ32が図中左方向にスライドされた状態で上記
ピン721の図中上方に位置し、操作部材24の
矢印A方向の操作を阻止する段部323が形成さ
れている。また、保護スライダ32のうち操作部
材27のピン724と対応する端部には、上記ピ
ン724と係合し操作部材27を矢印A方向に操
作した状態で保護スライダ32を図中左方向にス
ライドさせ得る傾斜部324が形成されている。
さらに、保護スライダ32のうち操作部材25,
26のピン722,723とそれぞれ対応する部
分には、略四角形状の透孔325,326が形成
されており、該透孔325,326に上記ピン7
22,723がそれぞれ遊嵌されている。ここ
で、上記透孔325,326の各図中左端部に
は、ピン722,723とそれぞれ係合し、操作
部材25,26を矢印A方向に操作した状態で保
護スライダ32を図中左方向にスライドさせ得る
傾斜部327,328がそれぞれ形成されてい
る。また、上記透孔325の図中右端部には、保
護スライダ32が図中左方向にスライドされた状
態で上記ピン722の図中上方に位置し、操作部
材25の矢印A方向の操作を阻止する段部329
が形成されている。
そして、今再生操作子14を操作したとする
と、操作部材26は矢印A方向にスライドされ
る。すると、第18図bに示すように、操作部材
26のピン723が、保護スライダ32の透孔3
26に形成された傾斜部328を押圧し、保護ス
ライダ32を図中左方向にスライドさせる。この
ため、保護スライダ32の段部323が操作部材
24のピン721の図中上方に位置し、録音操作
子12を操作しようとしても、操作部材24のピ
ン721が保護スライダ32の段部323に当接
し、操作不可能になされる。
また、各操作部材24乃至27が全て非操作位
置にある状態で、巻戻し操作子13を操作したと
すると、操作部材25は矢印A方向にスライドさ
れる。すると、同じく第18図bに示すように、
操作部材25のピン722が、同図中点線で示す
位置に移動され、該ピン722が保護スライダ3
2の透孔325に形成された傾斜部327を押圧
し、保護スライダ32を図中左方向にスライドさ
せる。このため、保護スライダ32の段部323
が操作部材24のピン721の図中上方に位置
し、録音操作子12が操作不可能となされる。
さらに、各操作部材24乃至27が全て非操作
位置にある状態で、早送り操作子15を操作した
とすると、操作部材27は矢印A方向にスライド
される。すると、第18図cに示すように、操作
部材27のピン724が保護スライダ32の傾斜
部324を押圧し、保護スライダ32を図中左方
向にスライドさせる。このため、保護スライダ3
2の段部323が操作部材24のピン721の図
中上方に位置し、録音操作子12が操作不可能と
なされる。
すなわち、巻戻し、再生及び早送り操作子13
乃至15が先行して操作されている状態では、録
音操作子12を操作不可能となし、いわゆる後追
い録音を防止することができるものである。
また、第18図cに示すように、操作部材27
が操作位置にある状態では、保護スライダ32の
透孔325に形成された段部329が、操作部材
25のピン722の図中上方に位置する。このた
め、巻戻し操作子13を操作しようとしても、操
作部材25のピン722が保護スライダ32の段
部329に当接し、操作不可能になされる。さら
に、第18図bに示すように、操作部材25が操
作位置にある状態では、そのピン722が図中点
線で示す位置となり、保護スライダ32の透孔3
25の図中右端部と対向する。このため、早送り
操作子15を操作して操作部材27のピン724
が保護スライダ32の傾斜部324を押圧し該保
護スライダ32を図中左方向にスライドさせよう
としても、操作部材25のピン722が保護スラ
イダ32の透孔325の図中右端部に当接される
ため、保護スライダ32は移動されない。よつ
て、早送り操作子15は操作不可能になされる。
すなわち、巻戻し及び早送り操作子13,15
は、どちらか一方しか操作することができないよ
うになされており、誤動作を防止し得るものであ
る。
また、操作部材26が操作位置にある状態で
は、そのピン723と保護スライダ32の透孔3
26の図中右端部との間に距離が設けられている
ので、保護スライダ32は該位置からさらに図中
左方向に移動可能となされている。このため、再
生操作子14が操作された状態で、後から巻戻し
または早送り操作子13,15を操作することが
でき、レビユーやキユー動作を行なわせることに
ついては、何ら支障のないものである。
したがつて、一枚の保護スライダ32を用い
て、後追い録音の防止及び巻戻し、早送り操作子
13,15の両操作の防止を行ない得るようにし
たので、構成が極めて簡単であり、レビユーやキ
ユーも何ら支障なく行なうことができるものであ
る。また、もし巻戻し、早送り操作子13,15
が共に操作されてしまうと、該巻戻し及び早送り
操作子13,15に各対応するプツシユレバーが
共に駆動スライダ62と係合する位置に移動され
てしまい、駆動スライダ62は両プツシユレバー
を回動させることになり、モータ55に大きな負
荷が加わるという不都合がある。ところが、上記
のように巻戻し及び早送り操作子13,15の両
操作を防止し得るようにしたので、駆動スライダ
62は巻戻し及び早送り操作子13,15のうち
操作されたどちらか一方の操作子13または15
に対応するプツシユレバーを回動させればよく、
モータ55に大きな負荷が加わることはないもの
である。
ここで、各操作部材24乃至27のピン721
乃至724は、第3図に示すように径大な円柱部
の上に径大な円柱部が形成されてなるもので、操
作部材24乃至27にインサート形成されて設け
られるものである。また、停止操作子11及びポ
ーズ操作子16の取着された操作部材23,28
にも、同様な形状のピン725,726がそれぞ
れ設けられている。そして、ポーズ操作子16の
取着された操作部材28のピン726の径小な円
柱部が、周知のプツシユプツシユ機構と係合し
て、該ポーズ操作子16にプツシユプツシユ式の
操作形態をとらせるようになつている。また、各
操作部材24乃至27のピン721乃至724
は、その径大な円柱部が前記保護スライダ32と
係合するようになつている。さらに、停止操作子
11の取着された操作部材23のピン725は、
何とも係合しない。すなわち、各操作部材23乃
至28は予めピン725,721乃至724,7
26をインサートして形成されるもので、各操作
部材23乃至28間で相互に互換性を有するよう
になつている。
次に、停止及びポーズ操作子11,16を除く
他の操作子12乃至15の取着された各操作部材
24乃至27をそれぞれ操作位置でロツクすると
ともに、停止操作子11の操作によつて各操作部
材24乃至27の操作位置でのロツクを解除する
ロツク機構について説明する。すなわち、第19
図aに示すように、ポーズ操作子16を除く他の
操作子11乃至15の取着された各操作部材23
乃至27に対して、それらの各長孔部231乃至
271(第3図参照)より若干操作子11乃至1
5寄りの部分に、略直交するようにロツクスライ
ダ73が設けられている。このロツクスライダ7
3はその両端部に長手方向に沿つて形成された長
孔731,731内に、前記保持板30(第3図
参照)に突設されたピン302,302が挿通さ
れることにより、長手方向摺動自在に支持されて
いる。また、上記ロツクスライダ73は、その一
端部に形成された透孔732と保持板30に設け
られた係止部303との間に、スプリング74が
係着されることにより、図中右方向に付勢されて
いる。
ここで、上記操作部材23乃至27には、ロツ
クピン751乃至755が形成されている。そし
て、上記ロツクスライダ73のうち操作部材23
のロツクピン751に対応する部分には、操作部
材23を図中矢印A方向へ移動させた状態でロツ
クピン51と係合し、ロツクスライダ73を図中
左方向へスライドさせ得る第1の傾斜部733
と、この第1の傾斜部733と連続して略階段状
に形成され該第1の傾斜部733よりもロツクピ
ン751に対して急な傾きを有する第2の傾斜部
734とが形成されている。また、ロツクスライ
ダ73のうち操作部材24のロツクピン752に
対応する部分には、操作部材24を図中矢印A方
向へ移動させた状態でロツクピン752と係合
し、ロツクスライダ73を図中左方向へスライド
させ得る傾斜部735と、ロツクピン752が該
傾斜部735を越えてロツクスライダ73がスプ
リング74の付勢力で図中右方向に戻されたと
き、ロツクピン752と当接して操作部材24が
図中矢印B方向に復帰するのを阻止するロツク部
736とが形成されている。
さらに、上記ロツクスライダ73のうち操作部
材26のロツクピン754に対応する部分には、
操作部材26を図中矢印A方向に移動させた状態
でロツクピン754と係合し、ロツクスライダ7
3を図中左方向へスライドさせ得る傾斜部737
と、ロツクピン754が該傾斜部737を越えて
ロツクスライダ73がスプリング74の付勢力で
図中右方向に戻されたとき、ロツクピン754と
当接して操作部材26が図中矢印B方向に帰する
のを阻止する第1のロツク部738と、この第1
のロツク部738から連続して傾斜を持つて盛り
上がるように形成され該第1のロツク部738と
同様の作用を行なう第2のロツク部739とが形
成されている。
また、ロツクスライダ73のうち操作部材2
5,27のロツクピン735,755にそれぞれ
対応する部分には、操作部材25,27をそれぞ
れ図中矢印A方向へ移動させた状態でロツクピン
753,755とそれぞれ係合し、ロツクスライ
ダ73を図中左方向へスライドさせ得る第1の傾
斜部761,762と、ロツクピン753,75
5がそれぞれ該第1の傾斜部761,762を越
えてロツクスライダ73がスプリング74の付勢
力で図中右方向に戻されたとき、ロツクピン75
3,755とそれぞれ当接し操作部材25,27
が図中矢印B方向に復帰するのを阻止するロツク
部763,764と、操作部材25,27をさら
に図中矢印A方向へ移動させた状態でロツクピン
753,755とそれぞれ係合し、ロツクスライ
ダ73を図中右方向へスライドさせ得る第2の傾
斜部765,766とがそれぞれ形成されてい
る。
そして、今巻戻し操作子13を単独で操作した
とすると、この操作によつて操作部材25が図中
矢印A方向に移動される。すると、操作部材25
のロツクピン753がロツクスライダ73の第1
の傾斜部761を押圧し、ロツクスライダ73は
スプリング74の付勢力に抗して図中左方向にス
ライドされる。そして、ロツクピン753が第1
の傾斜部761を越えると、ロツクスライダ73
は再び図中右方向に戻り、このときロツクピン7
53がロツク部763と当接し操作部材25が操
作位置でロツクされるものである。このような状
態で停止操作子11を操作すると、操作部材23
のロツクピン751が第1の傾斜部733を押圧
し、ロツクスライダ73を図中左方向に移動させ
る。このため、ロツク部763がロツクピン75
3から離脱し、操作部材25は矢印B方向に復帰
されるものである。
また、早送り操作子15を操作した場合、操作
部材27の操作位置でのロツク及びロツク解除に
ついても、巻戻し操作子13と同様に説明するこ
とができる。
さらに、再生操作子14を単独で操作したとす
ると、この操作によつて操作部材26が図中矢印
A方向に移動される。すると、操作部材26のロ
ツクピン754がロツクスライダ73の傾斜部7
37を押圧し、ロツクスライダ73はスプリング
74の付勢力に抗して図中左方向にスライドされ
る。そして、ロツクピン754が傾斜部761を
越えると、第19図bに示すように、ロツクスラ
イダ73は再び図中右方向に戻り、このときロツ
クピン754が第1のロツク部738と当接し操
作部材26が操作位置でロツクされるものであ
る。また、停止操作子11を操作すると、ロツク
スライダ73が図中左方向にスライドして第1の
ロツク部738がロツクピン754から離脱し、
操作部材26は元の位置に復帰されるものであ
る。
なお、録音操作子12及び再生操作子14を共
に操作した場合には、再生操作子14は上述の如
く操作位置でロツクされ、録音操作子12は操作
部材24のロツクピン752がロツク部736に
当接して、操作位置でロツクされるようになつて
いる。
ここで、第19図bに示すように、再生操作子
14が操作位置でロツクされている状態では、巻
戻し及び早送り操作子13,15の取着された操
作部材25,27のロツクピン753,755
は、巻戻し及び早送り操作子13,15を操作し
た場合、第1の傾斜部761,762に係合しな
いように、傾斜部737と第1の傾斜部761,
762とよるロツクスライダ73の図中左方向へ
のスライドストロークが規定されている。このた
め、再生状態でテープレコーダをキユー状態にな
さんとして早送り操作子15を操作したとする
と、操作部材27はロツクピン755が第2の傾
斜部766に当接するまで一気に矢印A方向に移
動され、キユー状態になされる。このとき、ロツ
クピン755はロツク部764に当接されないの
で、早送り操作子15の操作を止めると該早送り
操作子15は元の位置に復帰され、テープレコー
ダは再び再生状態となる。すなわち、早送り操作
子15を操作している間だけキユー状態となるも
のである。
ここにおいて、早送り操作子15を操作部材2
7のロツクピン755が第2の傾斜部766に当
接した状態で、さらに図中矢印A方向に押圧操作
したとする。すると、ロツクピン755は第2の
傾斜部766を押圧し、ロツクスライダ73を図
中右方向にスライドさせる。このため、操作部材
26のロツクピン754は、第19図cに示すよ
うに、第1のロツク部738から傾斜によつて第
2のロツク部739に乗り上げさせられる。この
とき、ロツクスライダ73のロツク部764は、
操作部材27のロツクピン755と対向する位置
となされ、早送り操作子15の操作を止めても、
ロツクピン755が図中点線で示すようにロツク
部764にロツクされ、キユー状態が継続される
ようになつている。
したがつて、再生状態で早送り操作子15を操
作した場合、操作部材26のロツクピン754を
第1のロツク部738から第2のロツク部739
に乗り上げさせるという負荷を与えることによ
り、操作者にクリツク感を与えることができ、早
送り操作子15を操作位置でロツクさせるか否か
を判売させることができるものである。
また、再生状態でテープレコーダをレビユー状
態になさんとして巻戻し操作子13を操作した場
合にも、同様にクリツク感を操作者に与えること
ができ、巻戻し操作子13のロツク位置を判別さ
せることができるものである。
ここで、テープレコーダにテープの曲間無録音
部分を検出し、その検出信号によつてロツクスラ
イダ73を操作部材26のロツクピン754が第
2のロツク部739にロツクされている状態か
ら、第1のロツク部738にロツクされるように
第19図c中左方向に若干スライドさせる機構を
設けておけば、例えば早送り操作子15を操作位
置でロツクしてキユー状態としておくことによ
り、曲間無録音部分の検出信号が出力されると、
ロツクスライダ73は第19図bに示すように移
動され、早送り操作子15が操作位置からロツク
解除される。このため、上記検出信号が出力され
た時点でテープレコーダは再生状態となり、ここ
に一発頭出しがなされるものである。
次に、第20図に示すように、前記スイツチ3
8を用いてソフトタツチ機構動作期間中録再ヘツ
ド77からの再生信号をミユーテイングするよう
にしてもよい。すなわち、録再ヘツド77からの
再生信号は、通常イコライザアンプ78、アンプ
79、抵抗R1及び出力端子80を介して、図示
しないスピーカや外部出力用ジヤツク等に供給さ
れるが、スイツチ38の接片381をアンプ79
と抵抗R1との接続点に接続し、接片382を接
地することにより、該スイツチ38がオンされる
と録再ヘツド77からの再生信号はスイツチ38
を介して接地側へ側路され出力端子80に供給さ
れず、ミユーテイングを行なうことができるもの
である。
ここで、ソフトタツチ機構動作期間中録再ヘツ
ド77からの再生信号をミユーテイングする理由
について説明する。例えばテープ走行停止状態で
再生操作子14を操作すると、ギヤロツクレバー
41のギヤロツクピン415がカムギヤ51の透
孔511から離脱し、以下駆動スライダ62及び
プツシユレバー45を介して再生用操作スライダ
44が所定位置に移動される。そして、この再生
用操作スライダ44が所定位置に到達するまでの
間に、録再ヘツド77がテープに当接されるとと
もに、テープ走行が行なわれてゆくものである。
このとき、モータ55には再生用操作スライダ4
4を移動させるために、通常のテープ走行時より
も大きな負荷が加わつており、フライホイール5
2のワウが大きくなつている。このため、フライ
ホイール52のワウが大きい状態で、先に述べた
ように録再ヘツド77がテープに当接されテープ
走行が開始されると、再生された信号を音声にし
た場合、非常に聞き若しいものとなる。そして、
この状態はカムギヤ51が1回転してモータ55
の負荷が軽くなるまで、つまりソフトタツチ機構
動作期間中続くものである。このため、ギヤロツ
クレバー41のギヤロツクピン415がカムギヤ
51の透孔511から離脱してからカムギヤ51
が1回転するまでの間、スイツチ38をオン状態
にして再生信号をミユーテイングすることによ
り、再生開始時のワウの大きな再生信号を出力し
ないようにすることができる。
また、ソフトタタツチ機構動作期間中にフライ
ホイール52のワウ増大による再生信号への悪影
響は、上記のように再生操作子14を操作した場
合だけに限らず、例えば再生状態で巻戻し及び早
送り操作子13,15を操作した場合や、ポーズ
操作子16を操作した場合等、要するに録再ヘツ
ド77をテープに当接または離脱させるときや、
当接した状態で他の状態に移行させるとき等に生
じるものである。ところが、このようなテープレ
コーダのモード切換時にスイツチ38をオンして
ミユーテイングするようにしたので、ワウ増大に
よる再生出力を防止することができる。
さらに、ソフトタツチ機構動作期間中にミユー
テイングをかける手段としては、第21図に示す
ように、前記スイツチ61の接片611をアンプ
79と抵抗R1との接続点に接続点に接続し、接
片612を接地するようにしてもよい。このよう
にすれば、第22図に示すようにカムギヤ51の
カム513が駆動レバー59を回動させていると
き、つまりソフトタツチ機構動動中モータ55に
かかる負荷が最も大きいときにスイツチ61がオ
ンされミユーテイングが行なわれるようになるも
のである。
また、上記では再生信号のミユーテイングにつ
いて説明したが、これは録音信号のミユーテイン
グについても同様に行なうことができる。すなわ
ち、第20図乃至第22図では図示していないが
録再ヘツド77には外部マイクロホン等からの録
音増幅器を介して供給されるようになつている。
そして、上記録音信号が録再ヘツド77に供給さ
れる経路の途中に前記スイツチ38または61を
介在させることにより、ソフトタツチ機構動作期
間中録音信号をミユーテイングし、フライホイー
ル52のワウの大きい状態で録音がなされないよ
うにすることができる。
ここで、先に第12図乃至第15図で説明した
ように、ソフトタツチ機構動作期間中にスイツチ
38または61を用いてガバナ回路67を介さず
にモータ55に電力を供給し、動作をすみやかに
行なわせる機構がある。第23図及び第24図
は、このような機構を基本とした変形例を示すも
のである。まず、第23図に示すものは、前記ス
イツチ61の接片611をガバナ回路67の一端
に接続し、接片612を他のスイツチ81の接片
811に接続するとともに、該スイツチ81の他
の接片812をガバナ回路67の他端に接続す
る。このスイツチ81の両接片811,812は
弾性を有する板状で、通常両接片811,812
は離間している。そして、テープレコーダに手動
操作によりスイツチ81の両接片811,812
を接触させる釦82を設ける。
このような構成で、今テープレコーダが電池の
電力で駆動されるとすると、電源端子68,69
には電池電力が供給されることになる。そして、
通常ではスイツチ81の両接片811,812は
離間しているため、スイツチ61のオン,オフに
かかわりなく、モータ55にはガバナ回路67を
介して電池電力が供給される。つまり、第23図
に示す構成では、ソフトタツチ機構動作期間中に
おいても、モータ55にガバナ回路67を介して
電池電力が供給される。
そして、電池電力が次第に消耗し、例えば再生
操作子14を操作してカムギヤ51が第23図に
示す位置まで回転したとき、モータ55を回転さ
せるに足る電力を供給できなくなり、モータ55
の回転が停止してしまつたとする。このとき、釦
82を操作してスイツチ81の両接片811,8
12を接触させると、ガバナ回路67の両端はス
イツチ61,81を介して短絡状態となり、モー
タ55には電池電力が直接供給される。このた
め、モータ55にはいままでガバナ回路67で降
圧されていた分だけ高い電池電圧が印加されるこ
とになり、モータ55は再び回転し、カムギヤ5
1が元の位置まで回転されるものである。
したがつて、ソフトタツチ機構動作中に電池電
力の消耗によりモータ55の回転が停止したと
き、ガバナ回路67をはずして電池電力を直接モ
ータ55に供給して、モータ55を回転させるよ
うにしたので、カムギヤ51がギヤ54と噛合し
たままの状態で停止してしまうことを防止でき、
カムギヤ51を常に元の位置に戻すことができる
ものである。ここで、例えば再生操作子14を操
作してカムギヤ51が第23図に示す状態となつ
たときモータ55の回転が停止したとすると、カ
セツトテープレコーダの場合、この状態ではすで
にヘツドやピンチローラ等がテープカセツト内に
はいり込んでいるため、テープカセツトを取り出
すことができなくなつてしまうものである。ま
た、停止操作子11にイジエクト動作を持たせ、
停止操作子11を1回転操作したときに他の操作
子12乃至15を元の位置に復帰させ、2度目に
操作したときにイジエクト動作を行なうようにし
たいわゆるダブルアクシヨンのイジエクト機能を
有するテープレコーダの場合は、巻戻し及び早送
り操作子13,15を操作して第23図に示す状
態となつた場合でも、イジエクトが行なわれなく
なるという不都合がある。
ところが、モータ55の停止時にガバナ回路6
7を外すことにより、カムギヤ51を元の位置に
戻すことができ、テープカセツトを取り出すこと
ができるものである。また、上記のようにソフト
タツチ機構動作中にもガバナ回路67を介してモ
ータ55に電池電力を供給し、カムギヤ51が途
中まで回転した状態で電池電力の消耗によりモー
タ55の回転が停止したとき、ガバナ回路67を
介さずモータ55に直接電池電力を供給するよう
にしたので、電池の交換時を使用者に判別させる
ことにもなる。
次に、第24図に示すものは、スイツチ61の
接片611が切換スイツチS1の可動接片S11に接
続されている。この切換スイツチS1の第1の固定
接片S12は、モータ55の一方電源端に接続され
るとともに、他の切換スイツチS2の第2の固定接
片S23に接続されている。また、上記切換スイツ
チS1の第2の固定接片S13は、モータ55の他方
電源端に接続されるとともに、切換スイツチS2
第1の固定接片S22に接続されている。そして、
切換スイツチS2の可動接片S21は電源端子68に
接続され、スイツチ61の接片612は電源端子
69に接続されている。
ここで、上記切換スイツチS1,S2の各可動接片
S11,S21は弾性を有する板状で、通常各第2の固
定接片S13,S23に接触している。そして、これら
切換スイツチS1,S2は、テープレコーダに設けら
れ手動操作可能な釦83の操作によつて、各可動
接片S11,S21が同時に第1の固定接片S12,S22
接触するように切換わるものである。
ここで、今電池電力が消耗し、カムギヤ513
が第24図に示す位置で極めてゆつくりな回転速
度になつたとする。このとき、釦83を操作する
と、モータ55へ印加されていた電池電圧の極性
が逆になり、モータ55は通常と反対方向に回転
する。このため、カムギヤ51も逆方向つまり図
中反時計方向へ回転されることになるが、カム5
13の湾曲部分の形状と駆動レバー59が図中時
計方向へ付勢されていることにより、カムギヤ5
1は図中反時計方向の回転の方が負荷が少なくな
る。よつて、モータ55の負荷も少なくてすみ、
電池電力の消耗時にカムギヤ51を元の位置に戻
すことができるものである。
また、ソフトタツチ機構動作中、電池電力の消
耗によりカムギヤ51がギヤ54と噛合した状態
で停止したときの保護対策としては、第25図a
に示すようにして行なつてもよい。すなわち、カ
ムギヤ51をその回転軸50に対して軸心方向に
スライド自在とし、スプリング84によつて通常
カムギヤ51を図中左方向に付勢しておく。そし
て、カムギヤ51は図中左方向に付勢された状態
で、そのカム513が駆動レバー59と係合する
ようになつている。また、テープレコーダには外
部から手動操作可能で、カムギヤ51をスプリン
グ84の付勢力に抗して図中右方向にスライドさ
せ、そのカム513を駆動レバー59から離脱さ
せる解除レバー85が設けられている。この解除
レバー85は略L字状で、その角部がテープレコ
ーダ内で軸851によつて回動自在に支持されて
いる。そして、解除レバー85の一端部はカムギ
ヤ51と係合し、他端部はテープレコーダ筐体外
方に突出して操作子852が取着されている。ま
た、解除レバー85はその他端部とテープレコー
ダ筐体との間に係着されるスプリング853によ
つて、図中反時計方向に付勢されている。
そして、今、テープを走行状態となす操作子1
2乃至15が操作され、カムギヤ51がギヤ54
と噛合して回転し、カム513が駆動レバー59
を押圧している状態で、電池電力の消耗によりモ
ータ55の回転が停止したとする。このとき、第
25図bに示すように、操作子852を操作して
解除レバー85をスプリング853の付勢力に抗
して図中時計方向へ回動させる。すると、解除レ
バー85の一端部がカムギヤ51と当接し、該カ
ムギヤ51をスプリング84の付勢力に抗して図
中右方向にスライドさせる。このため、カム51
3が駆動レバー59から離脱する。このとき、モ
ータ55は負荷が軽くなるため、消耗された電力
ながらも回転してカムギヤ51をその切欠部51
2かつギヤ54と対向する位置まで回転させる。
同時に、駆動レバー59は駆動スライダ62が第
6図中上方に付勢されていることにより、元の位
置に戻され、ここに電池電力消耗時における保護
が行なわれるものである。
次に、テープレコーダの自動停止機構について
説明する。すなわち、第26図において、86は
一対のリール台のうち一方のリール台である。こ
のリール台86には同軸上に該リール台86と所
定の摩擦力を有して回転可能で、略翼状の一対の
係合部871,872を有する摩擦板87が設け
られている。また、上記摩擦板87の両係合部8
71,872の近傍には、略十字形状でその交点
部がテープレコーダのメインシヤーシ49に設け
られた軸491に回動自在に支持されたテープ停
止検出レバー88の第1の腕部881が位置して
いる。そして、上記軸491は、ASOレバー8
9の一端部にその長手方向に形成された長孔89
1に嵌合されて、該ASOレバー89を回動自在
に支持している。このASOレバー89は、その
略中央部に形成された透孔892と、上記テープ
停止検出レバー88の第2の腕部882に形成さ
れた透孔883との間にスプリング90が係着さ
れることにより、テープ停止検出レバー88と連
動関係になされている。
また、上記ASOレバー89の他端部は、フラ
イホイール52と同軸上に設けられ該フライホイ
ール52とともに回転するプーリ91と回転力伝
達可能に係合されたアイドラ92の近傍まで延出
し、その端部にはピン893が植設されている。
このアイドラ92は略有底円筒形状で、その内部
に該アイドラ92の回転軸921に対して若干偏
心して略円柱形状のカム部922が設けられてい
る。そして、アイドラ92の内壁面923とカム
部922との間で構成される溝部924に、上記
ASOレバー89のピン893が遊嵌されてい
る。また、上記アイドラ92の内壁面923のう
ち、カム部922と最も離れている部分には、フ
ライホイール52が図中矢印H方向に回転し、こ
れによつてアイドラ92が図中矢印I方向に回転
した状態で、ASOレバー89のピン893と係
合して、該ASOレバー89をスプリング90の
付勢力に抗して図中下方に移動させるための係合
部925が形成されている。
そして、上記ASOレバー89が図中下方に移
動されたとき、先に第19図で示したロツクスラ
イダ73が第19図中左方向にスライドされ、こ
のロツクスライダ73に操作位置でロツクされる
録音、巻戻し、再生及び早送り操作子12乃至1
5が、それぞれロツク解除され非操作位置に復帰
されるものである。
また、上記テープ停止検出レバー88の第3の
腕部884の近傍には、メインシヤーシ49に軸
492を中心に回動自在に支持されたASOバイ
アスレバー93の一端部から突出する係合腕93
1が位置している。このASOバイアスレバー9
3は、その他端部に突設された延出部932と、
メインシヤーシ49に形成された係止部493と
の間に、スプリング94が係着されることによ
り、図中反時計方向に付勢されている。そして、
上記ASOバイアスレバー93の図中反時計方向
の回動は、その図中下端部に設けられた係合部9
33が、駆動スライダ62の頂部625と当接す
る位置までとなされている。
ここで、今テープが所定の走行状態にあるとす
ると、テープ走行方向つまりリール台86の回転
方向に応じて、摩擦板87の係合部871または
872のいずれかがテープ停止検出レバー88の
第1の腕部881に当接し、該テープ停止検出レ
バー88を図中時計方向に回動させる。これによ
つて、ASOレバー89も同方向に回動し、その
ピン893はアイドラ92のカム部922周側に
当接される。このため、アイドラ92が回転して
もピン893はカム部922の周側をトレースす
るだけで、係合部925と係合せず、安定なテー
プ走行が行なわれる。
このようなテープ走行状態で例えばテープが終
端に到達し、テープ走行が停止されたとする。す
ると、リール台86の回転が停止するので、テー
プ停止検出レバー88及びASOレバー89は付
勢力を受けなくなる。このとき、フライホイール
52は回転を続けており、アイドラ92も矢印I
方向に回転している。このため、ASOレバー8
9はそのピン893が、アイドラ92のカム部9
22によつて内壁面923に最も近づいて位置に
押しやられると、もはやカム部922の周側をト
レースせず、該内壁面923に近づいた状態のま
まになされる。よつて、ピン893に係合部92
5が衝打されることにより、ASOレバー89は
図中下方に依動され、ここに自動停止がなされる
ものである。
ここで、例えばテープが再生状態で走行してい
る状態で、レビユー動作をなさんとして巻戻し操
作子13を操作したとする。すると、巻戻し操作
子13の操作に連動して、第27図に示すように
駆動スライダ62が図中下方に移動し、その頂部
625がASOバイアスレバー93が係合部93
3から離脱する。このため、ASOバイアスレバ
ー93はスプリング94の付勢力により、図中反
時計方向へ回動される。このとき、ASOバイア
スレバー93の係合腕931がテープ停止検出レ
バー88の第3の腕部884に当接し、該テープ
停止検出レバー88を図中時計方向に回動させ
る。このため、ASOレバー89のピン893
は、アイドラ92のカム部922周側に強制的に
押圧される。
そして、駆動スライダ62が再び第26図に示
す位置まで戻されたとき、テープはレビユー状態
で走行しているので、テープ停止検出レバー88
は摩擦板87を介して図中時計方向に付勢される
ため、ASOレバー89のピン893もカム部9
22周側に当接した状態を維持される。
したがつて、駆動スライダ62が往復運動する
間ASOバイアスレバー93によつてASOレバー
89のピン893がアイドラ92の係合部925
と係合しないようにカム部922周側に強制的に
押圧するようにしたので、再生状態からレビユー
状態に移行するときにテープ走行が一旦停止して
も、自動停止がなされないようにすることができ
る。すなわち、再生状態からレビユー状態に切換
える場合、瞬間的に切換わるものではなく、カム
ギヤ51が回転するまでつまり駆動スライダ62
が1往復するまで待つ必要があり、この間にテー
プ走行の停止により誤まつて自動停止がなされる
ことを防止することができるものである。
また、これは再生状態からレビユー状態に移行
するときに限らず、再生状態からキユー状態に移
行するときにも同様に説明することができる。た
だし、特に再生状態からレビユー状態に移行する
ときには、テープ走行方向が反転されるため、必
然的にテープ走行が一旦停止せざるを得ないの
で、この場合に特に効果的なものである。
さらに、このソフトタツチ操作機構の動作中に
自動停止を防止する機構は、テープレコーダを再
生状態からキユーまたはレビユー状態にしたと
き、先に第19図で説明したように、巻戻し及び
早送り操作子13,15を操作位置でロツクした
場合、つまり前記一発頭出しの状態に設定したと
きにも、同様な作用を行なうものである。すなわ
ち、テープレコーダが再生状態にあるとき、巻戻
しまたは早送り操作子13,15を操作位置でロ
ツクする場合にも、ロツクしない場合にも、自動
停止することができるものである。
次に、前記カムギヤ51、駆動レバー59及び
駆動スライダ62等は、第28図乃至30図に示
すように、メインシヤーシ49ではなく、フライ
ホイール52を支持する支持板95に支持させる
ようにしてもよい。すなわち、フライホイール5
2は第29図から明らかなように、メインシヤー
シ49と該メインシヤーシ49に略並設される支
持板95との間に介在されて回転自在に支持する
ようにしたので、通常のテープレコーダの構成で
ある。このため、支持板95を単にフライホイー
ル52の支持に共すだけでなく、ソフトタツチ機
構を構成するカムギヤ51、駆動レバー59及び
駆動スライダ62等の支持に利用することによ
り、メインシヤーシ49上にはテープレコーダ機
構のみを構成すればよいので、極めて構成が簡易
で製作も容易となるものである。また、支持板9
5を、カムギヤ51、駆動レバー59及び駆動ス
ライダ62等を支持したものに代えるだけで、メ
インシヤーシ49上の機構は改造する必要がない
ので、従来のテープレコーダに容易にソフトタツ
チ機構を付加することができるものである。
なお、この考案は上記実施例に限定されるもの
ではなく、この外その要旨を逸脱しない範囲で
種々変形して実施することができる。
したがつて、以上詳述したようにこの考案によ
れば、テープレコーダのいずれかの操作子が先行
して操作されている状態で他の操作子を操作する
いわゆる後追い操作を行なう場合に、ソフトタツ
チ操作機構駆動源であるモータに不要な負荷を与
えることのない極めて良好なテープレコーダのソ
フトタツチ操作機構を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図はそれぞれこの考案に係るテ
ープレコーダのソフトタツチ操作機構の一実施例
を示すものでユニツト化された操作部の外観を示
す斜視図、第3図は同操作部の全体的な構成を示
す分解斜視図、第4図は同操作部の詳細な構成を
示す側面図、第5図は同操作部とカムギヤとの関
係を示す斜視図、第6図は同カムギヤと駆動スラ
イダとの関係を示す平面図、第7図乃至第10図
はそれぞれ第1図乃至第6図に示したソフトタツ
チ操作機構の動作説明図、第11図は駆動レバー
の詳細を示す分解斜視図、第12図はソフトタツ
チ操作機構動作中にモータにガバナ回路を介さず
に電力供給する手段を示す斜視図、第13図は第
12図に示した手段によるモータのトルク特性を
示す特性曲線図、第14図及び第15図はそれぞ
れ第12図に示した手段の変形例を示す平面図、
第16図はソフトタツチ操作機構の誤動防止手段
を示す斜視図、第17図a乃至cはそれぞれ同誤
動作防止手段の動作説明図、第18図a乃至cは
それぞれ保護スライダの説明図、第19図a乃至
cはそれぞれロツクスライダの説明図、第20図
はソフトタツチ操作機構動作中に再生及び録音信
号をミユーテイングする手段を示す斜視図、第2
1図及び第22図はそれぞれ第20図に示した手
段の変形例を示す平面図、第23図は電池電力消
耗時にガバナ回路を介さずにモータに電池電力を
供給する手段を示す平面図、第24図は電池電力
消耗時にモータに電池電力を逆極性で供給する手
段を示す平面図、第25図a,bはそれぞれ電池
電力消耗時にカムギヤを駆動レバーから離す手段
を示す側面図、第26図及び第27図はそれぞれ
自動停止機構の誤動作防止手段を示す平面図、第
28図乃至第30図はそれぞれフライホイールの
支持板にカムギヤ、駆動レバー及び駆動スライダ
等を支持させる手段を示す斜視図、側面図及び斜
視図である。 11……停止操作子、12……録音操作子、1
3……巻戻し操作子、14……再生操作子、15
……早送り操作子、16……ポーズ操作子、17
乃至22……スプリング、23乃至28……操作
部材、29……取付基体、30……保持板、31
……ねじ、32……保護スライダ、33……ね
じ、34乃至36……取付具、37……ねじ、3
8……スイツチ、39……支持具、40……軸、
41……ギヤロツクレバー、42……ロツクレバ
ー、43……軸、44……再生用操作スライダ、
45……プツシユレバー、46……伝達レバー、
47……軸、48……スプリング、49……メイ
ンシヤーシ、50……回転軸、51……カムギ
ヤ、52……フライホイール、53……回転軸、
54……ギヤ、55……モータ、56……ベル
ト、57……スプリング、58……回動軸、59
……駆動レバー、60……板ばね、61……スイ
ツチ、62……駆動スライダ、63……ねじ、6
4……スプリング、65……補強板、67……ガ
バナ回路、68,69……電源端子、70……電
源スイツチ、71……スプリング、73……ロツ
クスライダ、74……スプリング、77……録再
ヘツド、78……イコライザアンプ、79……ア
ンプ、80……出力端子、81……スイツチ、8
2,83……釦、84……スプリング、85……
解除レバー、86……リール台、87……摩擦
板、88……テープ停止検出レバー、89……
ASOレバー、90……スプリング、91……プ
ーリ、92……アイドラ、93……ASOバイア
スレバー、94……スプリング、95……支持
板。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. それぞれスライド操作可能に設けられテープレ
    コーダの複数種類の動作状態及び停止状態のうち
    所望の状態を選択設定する複数の操作部材と、テ
    ープ走行に無関係に回転する第1の回転体と、こ
    の第1の回転体と回転力伝達可能に係合されるも
    のでカム部を有するとともに該第1の回転体と係
    合されない非係合部が所定位置に形成された第2
    の回転体と、この第2の回転体のカム部に追従し
    て往復運動を行なう駆動部材と、前記複数の操作
    部材に各対応して設けられ一方向に移動されるこ
    とによりテープレコーダ機構部を前記複数の操作
    部材によつて選択設定された所定の動作状態また
    は停止状態となす可動部材と、前記複数の操作部
    材のスライド操作方向に略直交して設置される軸
    と、この軸に回動自在に支持されるとともに前記
    第2の回転体に係合され該第2の回転体をその非
    係合部が前記第1の回転体と対向する位置で回転
    不能にロツクする第1のロツク部材と、前記複数
    の操作部材に各対応して設けられるもので前記軸
    に回動自在に支持され前記第1のロツク部材に係
    合されて該第1のロツク部材を前記第2の回転体
    のロツク状態を解除する方向に回動させるロツク
    解除部材と、このロツク解除部材に略中央部が回
    動自在に支持されるもので、一端部に前記可動部
    材を挿通して前記操作部材に係合される第1の係
    合部が形成され前記操作部材の操作状態で前記ロ
    ツク解除部材を前記第1のロツク部材が前記第2
    の回転体のロツク状態を解除する方向に回動させ
    るとともに他端部に前記駆動部材の移動経路上に
    位置される第2の係合部が形成される作動部材
    と、前記ロツク解除部材を前記第1のロツク部材
    に係合させずかつ前記作動部材の第1の係合部が
    前記可動部材を挿通する方向に付勢する付勢手段
    と、前記複数の操作部材にそれぞれ回動自在に支
    持され前記可動部材が一方向に移動された状態で
    該可動部材をロツクする第2のロツク部材とを具
    備し、前記操作部材の操作状態で、前記駆動部材
    の移動力を前記作動部材を介して前記可動部材に
    伝達し該可動部材を一方向に移動させるととも
    に、前記可動部材が前記第2のロツク部材にロツ
    クされた状態で前記付勢手段により前記作動部材
    の第1の係合部が前記可動部材に深く挿通される
    ことによつて該作動部材の第2の係合部を前記駆
    動部材の移動経路外に位置させるようにしてなる
    ことを特徴とするテープレコーダのソフトタツチ
    操作機構。
JP9984580U 1980-07-15 1980-07-15 Expired JPS6128263Y2 (ja)

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JP9984580U JPS6128263Y2 (ja) 1980-07-15 1980-07-15

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JPS5722850U JPS5722850U (ja) 1982-02-05
JPS6128263Y2 true JPS6128263Y2 (ja) 1986-08-22

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ID=29461475

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JPS5722850U (ja) 1982-02-05

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