JPS61279555A - 化粧単板の製造方法 - Google Patents

化粧単板の製造方法

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JPS61279555A
JPS61279555A JP60122192A JP12219285A JPS61279555A JP S61279555 A JPS61279555 A JP S61279555A JP 60122192 A JP60122192 A JP 60122192A JP 12219285 A JP12219285 A JP 12219285A JP S61279555 A JPS61279555 A JP S61279555A
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JP
Japan
Prior art keywords
veneer
veneers
pressure
decorative
coloring
Prior art date
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Pending
Application number
JP60122192A
Other languages
English (en)
Inventor
清 岡本
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Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
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Publication date
Application filed by Matsushita Electric Works Ltd filed Critical Matsushita Electric Works Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔技術分野〕 この発明は、人工的に天然樹種に近位した木目模様を表
現する化粧単板の製造方法に関するものである。
〔背景技術〕
従来の化粧単板の製造方法においては、素材単板を染色
し、ついでその複数枚を接着剤を介して積層し圧締接着
して集成フリッチを作成し、この集成フリッチを所定方
向からスライスすることによって、板面に板目柄や柾目
柄といった木目模様を表現していた。その際、天然樹種
にみられるような色むらを表現するのがより自然感を向
上させる上で好ましいが、従来のように単に染料液内に
素材単板を浸漬するだけの染色法では、素材単板に色む
らを付与することができなかった。
そこで、染料の発色団がその雰囲気によって染料を異な
る色に発色させることに着目して、素材単板に色むらを
付与することが提案された。すなわち、発色団の雰囲気
は、染料を高温で溶解する場合と低温で溶解する場合と
で色が異なるとか、あるいは有機溶媒(アルコール類な
ど)を使用した場合に色が異なるというように、染料分
子の会合状態、溶媒和などの要因によって決定される。
したがって、通常の浸漬法において、あらかじめ素材単
板内または素材単板間に有機溶媒などの発色調整剤をむ
らをもって塗布しておけば、素材単板内または素材単板
間に色むらをつくることができるはずである。
しかしながら、実際には以下の理由から所望の色むらを
つくることができなかった。
(a)発色調整剤が浴内に拡散され希釈される。
(b)一般に高温下で染色液を含浸させるので、染料分
子のみならず発色調整剤の分子の分子運動も高温下で大
きくなり、色むらができにくい。
〔発明の目的〕
この発明の目的は、自然感に冨む色むらを形成すること
ができる化粧単板の製造方法を提供することである。
〔発明の開示〕 この発明は、素材単板を染色し、ついでその複数枚を接
着剤を介して積層し圧締接着して集成フリッチを作成し
、この集成フリッチをスライスする化粧単板の製造方法
において、前記素材単板に発色調整剤を素材単板内また
は素材単板間でむらをもってあらかじめ付着させたのち
、染色液内に素材単板を浸漬し、ついで加圧して素材単
板を染色することを特徴とするものである。
このため、この発明によれば、素材単板に発色調整剤を
付着させ、この素材単板を染色液内に浸漬したのち、加
圧するので、素材単板に付着させた発色調整剤の拡散が
行われにくくなり、その結果所望の色むらをつ(りだす
ことができ、自然感に冨む化粧単板を得ることが可能と
なる。
前記発色調整剤としては、有機溶媒などの液状物が使用
可能であり、たとえばエチルアルコールなどのアルコー
ル類、ポリエチレングリコール類。
アクリル酸エステル類、メタクリル酸エステル類などが
あげられる。
以下、素材単板内にむらをもって発色調整剤を付着させ
て色むらを形成した化粧単板の製造方法を第1図〜第3
図を参照して説明する。すなわち、第1図(A)に示す
ように、まず素材単板1に部分的に発色調整剤2を塗布
して発色調整剤2をむらをもって素材単板lに付着させ
る。ついで、同図(B)および(C)に示すように、素
材単板1の複数枚を耐圧容器3内に入れ、1〜20mH
Hの減圧下で10分〜2時間放置したのち、減圧状態を
保ったまま容器3内に染色液4を注入する。
しかるのち、圧力5〜15kg/cdで10分〜2時間
加圧しく同図(D)) 、容器3から素材単板1を取り
出し、乾燥することにより、表面に色むらが形成された
染色単板5を得ることができる。この染色単板5の複数
枚を第2図に示すように凹凸型6内に接着剤を介して積
層し圧締接着して集成フリッチ7を作成し、これを積層
方向と交差する方向よりスライスする。かくして、第3
図に示すように、板面に色むら9が表現された板目柄の
化粧単板8が得られる。
前述の染色操作は常温下で行うが、要すればスチームな
どで加熱して行うようにしてもよい、また、容器3内に
染色液を入れてから減圧するようにしてもよ(、あるい
は減圧せずに素材単板1を染色液4内に浸種し、ついで
加圧するようにしてもよい。
一方、素材単板間に発色調整剤のむらを形成するには、
第4図に示すように、スポンジロールコータlOを用い
て、素材単板1ごとに異なる塗布量でその全面にわたっ
て発色調整剤2を塗布し素材単板1間に発色調整剤2の
付着むらを形成させる。この素材単板1を第1図(B)
〜(E)に示すようにして減圧ついで加圧して染色する
と、第5図に示すように単板相互間で色むらが形成され
た染色単板11を得る。しかるのち、第2図に示したと
同様にして染色単板11を用いて集成フリッチを作成し
、これをスライスすると、第6図に示すように年輪線1
2を介して隣接する部位(各素材′単板1に相当する部
位)間に色むらが形成された化粧単板13を得ることが
できる。
なお、発色調整剤2の付着むらは、発色調整剤2を多量
に含浸させた単板から発色調整剤を含まずに水のみが含
浸された単板までの間で発色調整剤の付着量を調整する
。その際、前記スポンジロールコータ10に代えてスプ
レーなどを使用してもよい。
以上の説明では、凹凸型6を用いて板目柄の化粧単板8
,13を得るようにしたが、平型(図示せず)を用いて
柾目柄の化粧単板を得ることもできる。
次に実施例をあげてこの発明の方法を詳細に説明する。
実施例:素材単板(アイウス単板1寸法5×7×1fi
)を含水率10〜15%に乾燥したのち、メタクリル酸
エステル(発色調整剤)を単板相互間に0〜100 g
Zrdの範囲でばらつきをもってスプレーで塗布し、素
材単板間に発色調整剤の付着むらをつくった。ついで、
これらの素材単板lO枚を耐圧容器内に入れ、圧力10
fiHgの減圧下で1時間放置したのち、減圧を保った
まま容器内に染色液300mlを注入し、ついで圧力1
0kr/C−にて1時間加圧し、単板間に色むらが形成
された複数の染色単板を得た。これらの染色単板を含水
率30〜40%に乾燥し、ウレタン系接着剤を片面に8
0〜100g/n(の塗布量で塗布して積層し圧力10
〜12kg/ajにて2〜3時間圧締接着して集成フリ
ッチを作成し、これを厚さ0゜2〜0.3Mにスライス
して板面に年輪線を介して色が異なる領域が隣接して形
成された自然感のある化粧単板を得た。
〔発明の効果) この発明によれば、素材単板に発色調整剤を付着させ、
この素材単板を染色液内に浸漬したのち、加圧するので
、素材単板に付着させた発色調整剤の拡散が行われにく
(なり、その結果所望の色むらをつ(りだすことができ
、自然感に冨む化粧単板を得ることが可能となるという
効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明における染色単板を得るための工程説
明図、第2図は得られた染色単板を用いる次工程の説明
図、第3図は得られた化粧単板の一例を示す平面図、第
4図は素材単板間に発色調整剤の付着むらを形成する説
明図、第5図は得られた染色単板のと説明図、第6図は
化粧単板の他の例を示す平面図である。 1・・・素材単板、2・・・発色調整剤、4・・・染色
液、5・・・染色単板、7・・・集成フリフチ、8,1
3・・・化粧単板 第3図

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)素材単板を染色し、ついでその複数枚を接着剤を
    介して積層し圧締接着して集成フリッチを作成し、この
    集成フリッチをスライスする化粧単板の製造方法におい
    て、前記素材単板に発色調整剤を素材単板内または素材
    単板間にむらをもってあらかじめ付着させたのち、染色
    液内に素材単板を浸漬し、ついで加圧して素材単板を染
    色することを特徴とする化粧単板の製造方法。
  2. (2)前記発色調整剤がアルコール類、ポリエチレング
    リコール類、アクリル酸エステル類、メタクリル酸エス
    テル類の1種または2種以上である特許請求の範囲第(
    1)項記載の化粧単板の製造方法。
  3. (3)前記発色調整剤を付着させた素材単板が減圧下で
    前記染色液内に浸漬される特許請求の範囲第(1)項記
    載の化粧単板の製造方法。
JP60122192A 1985-06-05 1985-06-05 化粧単板の製造方法 Pending JPS61279555A (ja)

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