JPS6127272B2 - - Google Patents

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Publication number
JPS6127272B2
JPS6127272B2 JP54048523A JP4852379A JPS6127272B2 JP S6127272 B2 JPS6127272 B2 JP S6127272B2 JP 54048523 A JP54048523 A JP 54048523A JP 4852379 A JP4852379 A JP 4852379A JP S6127272 B2 JPS6127272 B2 JP S6127272B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
band
elongation
bands
break
present
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP54048523A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS55140531A (en
Inventor
Akio Ueda
Teruo Yoshimura
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tokuyama Corp
Original Assignee
Tokuyama Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Tokuyama Corp filed Critical Tokuyama Corp
Priority to JP4852379A priority Critical patent/JPS55140531A/ja
Publication of JPS55140531A publication Critical patent/JPS55140531A/ja
Publication of JPS6127272B2 publication Critical patent/JPS6127272B2/ja
Granted legal-status Critical Current

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Landscapes

  • Addition Polymer Or Copolymer, Post-Treatments, Or Chemical Modifications (AREA)
  • Ropes Or Cables (AREA)
  • Package Frames And Binding Bands (AREA)
  • Shaping By String And By Release Of Stress In Plastics And The Like (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
本発明は新規で且つ有用なポリプロピレンより
なるバンド(以下、PPバンドと称する)に関す
る。 従来よりPPバンドは強度、耐薬品性等の物性
が優れ、しかも他の熱可塑性樹脂よりなるバンド
と比較して安価であることから、包装用荷作り用
等の結束用バンドとして広く使用されている。 しかしながら、従来PPバンドは伸縮性が悪い
ため梱包において種々の欠点を有している。例え
ばPPバンドを用いて段ボール箱を複数個まとめ
て結束した場合、梱包後に段ボール箱のずれ、或
いは荷重等による応力である程度まで伸びたPP
バンドはそのまま元に戻らずに荷崩れを引き起こ
す一つの要因となつていた。さらに上記の荷崩れ
を防止するためにPPバンドを強く締め過ぎると
段ボール箱を破損するという問題が生ずるばかり
でなく、急激な応力に対して切れ易いという欠点
を有していた。 本発明者等は上記PPバンドの有する欠点を改
良するために鋭意研究を重ねた結果、特定の破断
伸び及び弾性回復率を有するPPバンドが従来の
PPバンドの有する欠点を全て解消し、安定な結
束を行なうに有効なことを見い出し本発明を完成
するに至つた。即ち、本発明は破断伸びが30%以
上で且つ10%変形時における弾性回復率が80%以
上である新規なポリプロピレンバンドを提供す
る。 尚、本発明における破断伸びはJISZ1527によ
り測定したものである。 また10%変形時における弾性回復率は次のよう
な方法で測定したものである。即ち、容量500Kg
の定速伸長型引張試験機を用い、試料を試験機の
上下のつかみに取り付け、つかみ間隔を200mmと
し、引張速度200mm/minで20mm(10%)引張
り、ただちに反転させて収縮速度200mm/minで
収縮させる。この時、弾性回復率Xは次式により
与えられる。 X=×100(%) 但し、:与えられたヒズミ(20mm) をゼロに戻す過程で応力
がゼロになつた時のヒズミ 更に5%弾性率は、JISZ―1527による引張試
験と同一の測定を行ない、荷重―伸び線図におい
て5%の伸びを示す時の荷重を伸び(0.05)で除
して、その結果をKgf/mm2で表したものである。 更にまた、破断応力はJISZ1527によつて測定
したものである。 本発明に用いられるポリプロピレンとしてプロ
ピレン、或いはプロピレンと他のオレフインを公
知の方法で重合して得られるものが特に制限され
ない。 本発明のPPバンドの特徴の一つは破断伸びが
30%以上であることである。破断伸びが30%未満
の場合には、結束時に十分な引締め力を得ること
が困難であり、また従来のPPバンドの欠点の1
つである急激な応力に対して切れ易い性質を改善
することができない。また上記の破断伸びが大き
ければ大きい程良いが、100%以上のものは製造
上の困難を伴う。従つて、本発明のPPバンドの
破断伸びは30〜100%、特に35〜80%とすること
が好ましい。 本発明のPPバンドの他の特徴は10%変形時に
おける弾性回復率が80%以上であることである。
弾性回復率が80%未満の場合は従来のPPバンド
の欠点であつた結束後の荷崩れを防止することが
できない。上記の弾性回復率は100%に近い程望
ましいが、一般に弾性回復率は80〜95%とすると
十分であり最も広く使用される。 従来市販されているPPバンドで上述した破断
伸び及び弾性回復率を有するものは全く見い出す
ことはできない。因に、従来市販されているPP
バンドの破断伸びは一般に20%程度であり、10%
変形時における弾性回復率は最高75%程度であ
る。また、昭和51年5月1日発行の「PACKS」
第20巻第5号76頁左欄10行の記載によるとPPバ
ンドの破断伸びは28%が限界であるとされてい
る。 本発明のPPバンドにおいては弾性率、及び破
断応力等その他の物性は特に制限されない。一般
に5%弾性率が50〜180Kgf/mm2とすることが、
結束特に強く引締めることによる被結束物の破損
を防止でき、且つ適度な引締めを行なう上で好ま
しい。 本発明のPPバンドの製法は特に制限されな
い。例えばポリプロピレン樹脂を実質的に長方形
のオリフイスを通して溶融押出し、得られるビレ
ツトを60〜140℃の温度下に少なくとも4倍縦延
伸し、次いで140〜165℃の温度下に熱処理するこ
とによつて得ることができる。 上記方法を第1図に従つて説明する。第1図は
本発明のポリプロピレンバンドを製造するための
工程を示す概略図である。ホツパー2から供給さ
れたポリプロピレン樹脂は押出機1で溶融され
る。押出機は押出成型に用いられる公知の構造の
ものが特に制限なく用いることができる。溶融さ
れたポリプロピレン樹脂は実質的に長方形のオリ
フイス3から押出される。オリフイス3の大きさ
は、目的とするPPバンドの厚さ及び巾と延伸倍
率等を勘案して決定することが好ましい。オリフ
イス3から押出されたポリプロピレン樹脂は冷却
槽4を設けて冷却し、ビレツトとすることが望ま
しい。、ビレツトは加熱部6と引取りロール5及
び延伸ロール7よりなる加熱延伸器を用いて、加
熱と延伸を同時に行なうのが最も好ましい。ビレ
ツトの延伸は少なくとも4倍縦延伸することが好
ましく、該延伸倍率が4倍未満の場合には、延伸
が不均一となり、得られるPPバンドの物性が低
下する場合がある。また延伸倍率があまり大き過
ぎると延伸切れや得られるPPバンドの白化が起
り易いため、一般に延伸倍率の上限は10倍とする
ことが好ましい。上記延伸における温度は60〜
140℃とすることが均一な延伸を行なう上で好適
である。延伸されたビレツトは緊張ロール8と弛
緩ロール10との間に設けられた熱処理槽9で熱
処理することが好ましい。熱処理槽9での熱処理
温度は使用するポリプロピレンの融点以下、一般
に140〜165℃、特に150〜165℃が好適である。熱
処理温度が上記範囲より低い場合は、得られる
PPバンドの破断伸び及び弾性回復率を向上させ
ることが困難となる。また、熱処理温度が上記範
囲より高い場合は、ポリプロピレン樹脂が延伸に
よる配向を失ない易く弾性率、及び破断応力が低
下するおそれがある。熱処理によつて延伸された
ビレツトは、一般に熱処理温度に対応した収縮を
起こす。この時の熱収縮率は緊張ロール8と弛緩
ロール10との回転数を調整することによつて調
節することができる。本発明のPPバンドを得る
ためには、上記熱収縮率は10〜50%特に20〜50%
に調整することが好ましい。 上記熱処理後、上記ビレツトは冷却槽11で冷
却後、乾燥機13で乾燥して、巻取機14により
PPバンドとして巻き取ればよい。 本発明のPPバンドは従来のPPバンドと比べ
て、特に破断伸び及び弾性回復率が著しく優れて
いる。よつて、従来のPPバンドの欠点である結
束後のたるみがなく、且つ、結束時の締付が強い
時でも被結束物を痛めることがない等に優れた特
徴を有する。また、本発明のPPバンドは従来の
PPバンドと比べて軟かく、手ざわりが良いた
め、商業用の結束バンドとしても極めて好適であ
る。 以下、本発明を具体的に説明するため実施例を
示すが、本発明はこれらの実施例に限定されるも
のではない。 実施例1および比較例1 ベレツト状のポリプロピレン樹脂(モノマー含
有率プロピレン100%、密度0.91g/mlASTM―
P1238によるメルトインデツクス4、但し、測定
温度230℃、荷重2160g)を用い、第1図に示す
方法でPPバンドを製造した。 まず、直径40mmのスクリユー型押出機1で、上
記ポリプロピレン樹脂を溶融最高温度220℃で溶
融した。これを押出機1の先端につけた断面形状
が43mm×1.5mmの長方形オリフイス3を通して押
出した後、冷却槽4において約20℃の水中で冷却
した。この時得られたビレツトの断面形状は略
26.7mm×1.45mmであり、引落し比(ドローダウン
レシオ)は約1.7であつた。 このビレツトを加熱部6として約98℃に保たれ
たスチーム加熱延伸槽を用い、引取ロール5と延
伸ロール7との引取速度比を調節して7倍に延伸
し、10.5mm×0.55mm程度の断面形状を持つ延伸さ
れたビレツトとした。このようにして得た延伸さ
れたビレツトをエアオーブン中で第1表に示す熱
処理温度で30分間熱処理して第1表に示す収縮率
で収縮させ、室温に急冷してPPバンドを得た。 上記方法により製造した比較例1のNo.1〜5
及び実施例1のNo.1〜4について、物性値の測
定結果を第1表に示す。
【表】 上記の得られたPPバンドを用いて梱包機オー
トバインダーミニ(商品名:オートバインダー(株)
製)により一定力で段ボール箱の梱包を行なつた
ところ、No.1,2,3のPPバンドを用いた場合
は結束後のたるみがなく段ボール箱にフイツトし
ていた。しかし、No.4,5のPPバンドを用いた
場合は、結束後に若干のたるみがあつた。 参考例 1 市販のPPバンドについて破断伸び、10%変形
時の弾性回復率、及び5%弾性率を測定した結果
を第2表に示す。尚、第2表においてNo.1はダ
ンバンドIタイプ(商品名:宇部日東化成(株)
製)、No.2はダンバンドIMタイプ(商品名:宇部
日東化成(株)製)を用いた。
【表】 【図面の簡単な説明】
第1図は本発明のポリプロピレンバンドを製造
するための工程を示す概略図である。 1……押出機、2……ホツパー、3……オリフ
イス、4……冷却槽、5……引取ロール、6……
加熱部、7……延伸ロール、8……緊張ロール、
9……熱処理槽、10……弛緩ロール、11……
冷却槽、12……引取ロール、13……乾燥器、
14……巻取機。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 破断伸びが30%以上で且つ10%変形時におけ
    る弾性回復率が80%以上であるポリプロピレンバ
    ンド。 2 5%弾性率が50〜180Kgf/mm2である特許請
    求の範囲第1項記載のポリプロピレンバンド。
JP4852379A 1979-04-21 1979-04-21 Polypropylene band Granted JPS55140531A (en)

Priority Applications (1)

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JP4852379A JPS55140531A (en) 1979-04-21 1979-04-21 Polypropylene band

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JP4852379A JPS55140531A (en) 1979-04-21 1979-04-21 Polypropylene band

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JPS55140531A JPS55140531A (en) 1980-11-04
JPS6127272B2 true JPS6127272B2 (ja) 1986-06-24

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ID=12805713

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JP4852379A Granted JPS55140531A (en) 1979-04-21 1979-04-21 Polypropylene band

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH01111672A (ja) * 1987-10-27 1989-04-28 Sekisui Jushi Co Ltd 複数色の印刷を付した合成樹脂製荷造りバンドの製造方法

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5589073A (en) * 1978-12-22 1980-07-05 Sekisui Jushi Kk Expansible band for packing small piece

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JPS5589073A (en) * 1978-12-22 1980-07-05 Sekisui Jushi Kk Expansible band for packing small piece

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