JPH0124405B2 - - Google Patents

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JPH0124405B2
JPH0124405B2 JP59088380A JP8838084A JPH0124405B2 JP H0124405 B2 JPH0124405 B2 JP H0124405B2 JP 59088380 A JP59088380 A JP 59088380A JP 8838084 A JP8838084 A JP 8838084A JP H0124405 B2 JPH0124405 B2 JP H0124405B2
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JP
Japan
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film
density
twist
polyethylene resin
weight
Prior art date
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Application number
JP59088380A
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English (en)
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JPS60233137A (ja
Inventor
Akira Kono
Tamotsu Uejima
Hiroaki Kakihara
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsui Toatsu Chemicals Inc
Original Assignee
Mitsui Toatsu Chemicals Inc
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Publication date
Application filed by Mitsui Toatsu Chemicals Inc filed Critical Mitsui Toatsu Chemicals Inc
Priority to JP59088380A priority Critical patent/JPS60233137A/ja
Publication of JPS60233137A publication Critical patent/JPS60233137A/ja
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  • Wrappers (AREA)
  • Manufacture Of Macromolecular Shaped Articles (AREA)
  • Shaping By String And By Release Of Stress In Plastics And The Like (AREA)
  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
「産業上の利用分野」 本発明は透明性、ひねり保持性に優れ、特に耐
縦裂け性に優れたひねり包装用フイルムの製造法
に関する。 「従来の技術」 ひねり包装用として、古くよりセロハンフイル
ムが使用されてきたが、防湿性に劣るため近年一
軸延伸ポリエチレンフイルムが用いられるように
なつてきた。従来、この用途には基材樹脂として
ASTM D1238―52Tによるメルトインデツクス
の10Kg荷重で測定された値(MI10)と2.16Kg荷重
で測定された値(MI2.16)との比が10以下で、か
つ密度が0.94以上のポリエチレンからなる一軸延
伸フイルムが知られている。(特公昭52−794号公
報)。 「発明が解決しようとする問題点」 上記の如き従来のポリエチレンからなるひねり
包装用フイルムは透明性、ひねり保持性等は良好
であるが、耐縦裂け性が未だ不充分である。 本発明は耐縦裂け性に優れたポリエチレンから
なるひねり包装用フイルムの製造法を提供するこ
とを目的とする。 「問題点を解決するための手段」及び「作用」 本発明は密度が0.94以上で且つMI10/MI2.16
8〜15であるポリエチレン樹脂100重量部及び密
度が0.91〜0.95で且つMI2.16が0.5〜20である直鎖
状低密度ポリエチレン樹脂5〜50重量部を含む混
合物を溶融押出して未延伸フイルムを得、この未
延伸フイルムを一軸に4〜12倍に延伸することを
特徴とするひねり包装用フイルムの製造法であ
る。 本発明で用いられるポリエチレン樹脂は密度
0.94以上、より好ましくは0.95以上でかつMI10
MI2.16が8〜15、より好ましくは9〜13のエチレ
ン系重合体であり、該範囲内に入るものであれば
共重合体あるいはブレンド体であつてもよい。密
度が0.94未満では延伸フイルムとしたとき強度が
不足し、かつひねり保持性も劣るため本発明の目
的には使用できない。また、MI10/MI2.16が8未
満では縦裂けが生じやすく、逆に15を超えると透
明性が悪化するので良好なひねり包装用フイルム
が得られない。 本発明で用いる直鎖状低密度ポリエチレン樹脂
とは密度が0.91〜0.95、より好ましく0.92〜0.94、
MI2.16が0.5〜20、より好ましくは1.0〜5.0である、
α―オレフインを共重合した分枝鎖の少ないポリ
エチレン樹脂である。これの密度が0.91未満で
は、フイルムの腰が弱くなり包装適性が悪化し、
逆に0.95を越えると縦裂けしやすくなり、いずれ
も良好なひねり包装用フイルムは得られない。ま
た、MI2.16が0.5未満であるとひねり保持性が不足
し、逆に20を越えると腰がなくなり包装適性が著
しく低下する。共重合させるα―オレフインとし
ては例えばプロピレン、1―ブテン、1―ペンテ
ン、1―ヘキセン、1―オクテン、4―メチルペ
ンテン―1等があげられるが、より好ましくは1
―ブテンである。該ポリエチレン樹脂のα―オレ
フイン含量は特に限定されないが通常0.5〜10重
量%であり、より好ましくは1〜5重量%であ
る。α―オレフイン含量が0.5重量%未満ではフ
イルムの縦裂け改良効果はほとんどなくなり、ま
たα―オレフイン含量が10重量%を越えるとフイ
ルムの腰が弱くなり、包装適性が悪化するので好
ましくない。 直鎖状低密度ポリエチレン樹脂の添加量は上述
のポリエチレン樹脂100重量部に対して5〜50重
量部、好ましくは10〜40重量部である。5重量部
未満では縦裂け改良効果に乏しく、50重量部を越
えるとフイルムの腰が弱くなり包装適性が悪化す
るためいずれも良好なひねり包装用フイルムが得
られない。 本発明で製造されるひねり包装用フイルムに
は、上述のポリエチレン樹脂以外に安定剤、帯電
防止剤、滑剤、紫外線吸収剤、着色剤、結晶核
剤、ブロツキング防止剤あるいは他のポリマー改
質材等が添加されたものであつてもかまわない。 本発明の製造法は例えば上述のポリエチレン樹
脂に直鎖状低密度ポリエチレン樹脂および必要に
応じて他の添加剤を混合した後、通常の溶融押出
法により未延伸フイルム(厚みは通常0.1〜0.5
mm)となし、公知の延伸法により縦方向に一軸延
伸し、次いで所望により焼なまし処理を行うこと
によつて実施される。 未延伸フイルムの製造方法はTダイ法、インフ
レーシヨン法のいずれでも良いが、Tダイ法につ
いて述べると、Tダイから押出溶融樹脂温度190
〜280℃で押出された溶融フイルム状ポリエチレ
ンをロール温度60〜120℃、好ましくは80〜100℃
の冷却ロールで冷却・固化して未延伸フイルムと
なす。この冷却・固化の温度が60℃未満であると
延伸しても透明度の良好な延伸フイルムが得られ
ないことが多い。また、120℃を越えるとロール
に粘着し製膜困難となる。 以上のようにして得られた未延伸フイルムを80
〜130℃の予熱ロールにより加熱し、次いで引取
りロールで引つぱり4〜12倍、好ましくは5〜10
倍に縦方向に伸延して延伸フイルムとなす。この
延伸フイルムを80〜130℃に加熱焼なまし後、冷
却してひねり包装用フイルムを得る。 延伸時の予熱ロールの温度が80℃未満では未延
伸フイルムの温度が低すぎて延伸フイルムが白化
したり、延伸切れの原因となり、130℃以上では
ロールに粘着して延伸不可能となる。 延伸倍率が4倍未満では延伸むらが生じ良好な
フイルムとはならない。また、12倍を越えると延
伸切れが生ずる。 延伸後のフイルムの熱処理はフイルム内に生じ
た結晶むらを少なくするためのものであり、熱処
理が行われていないものではカールしたり、曇り
度が悪かつたりする。延伸フイルムの加熱は種々
の方法が取りうるが、できるだけ収縮が少ないよ
うに緊縛下に行うことが好ましい。 本発明のひねり包装用フイルムはひねり保持性
が良好で、縦裂けがほとんどないので、良好に用
いうる。 本発明のひねり包装用フイルムは界面活性剤を
塗布して静電性を防止したり、印刷して用いられ
る。 また、印刷特性を上げるためコロナ放電処理に
より表面を改質しておくことが望ましい。 「実施例」 以下実施例により本発明を説明する。 実施例中の各物性は以下に記す方法により測定
したものである。 (イ) メルトインデツクス(MI) 高化式フローテスターを用い、ASTM
D1238―52Tに従つて測定した。荷重は2.16Kg
と10Kgであり、それぞれMI2.16、MI10として示
した。 単位はg/10分である。 (ロ) 密度 JISK6720によつた。 (ハ) ひねり保持率 ひねり保持性を示す。 毎分400個の包装速度を有するひねり包装機
で包装物品(本明細書では直径15mmの球形の
飴)に巻きついているフイルムに対し、両端部
のフイルムを1.5回ひねりの包装を行う。この
包装された飴を室温20℃、湿度60%の中に24時
間置いた後のひねり回数を測定する。この値を
最初のひねり回数1.5で割り、ひねり保持率と
する。 (ニ) 縦裂け率 (ハ)でひねり包装を行つた包装品1000個を任意
に取り出して段ボールに箱詰めし、高さ40cmの
位置より3回地面に落下させる。落下テスト後
開封し、縦裂けによるフイルムの破れの発生率
を%で表わす。この中には当然に包装時の縦裂
きによるものも含まれることになる。 (ホ) ヤング率 ASTM D638―58Tに基づく応力―歪曲線の
直線部分(弾性領域)における応力を歪で除す
ことにより求めた。 (ヘ) 曇り度 ASTM D―1003―61により、光電式霞度計
(東洋精機(株)製)を用いて測定した。 実施例1〜5、比較例1〜2 表―1に示すMI2.16、MI10/MI2.16および密度
を有するポリエチレン樹脂(三井石油化学(株)製
“ハイゼツクス”)およびブテン―1を共重合成分
とした直鎖状低密度ポリエチレン樹脂(日本石油
化学(株)製“リニデツクス”)を表―1に示す添加
量で混合した後、115mmφの押出機を用い240℃で
スリツト状の金型(Tダイ)より押出し、直ちに
95℃に加熱された冷却ドラムに完全に密着させ冷
却したのち、120℃に加熱された予熱ロールにピ
ンチロールで圧接し、ついで縦方向に表―1に示
す延伸倍率で引張延伸し、引続いて120℃の加熱
ロール上を通過させ焼なましを行つて一軸延伸フ
イルム(厚み25μm)を得た。 得られた一軸延伸フイルムの物性測定結果を表
―1に示す。 本発明のひねり包装用フイルムは透明性、ひね
り保持性、ヤング率および耐縦裂け性にすぐれた
ものであることが判る。
【表】
【表】 比較例 3 実施例1で直鎖状低密度ポリエチレンの代わり
に、密度が0.905の低密度ポリエチレンを30重量
部添加した以外同様に延伸フイルム(8倍)を作
製し、ひねり包装機でチヨコレートの包装を行つ
たところ、フイルムの腰およびスリップ性が悪
く、包装適性に問題があつた。 比較例 4 実施例1で直鎖状低密度ポリエチレンの代わり
に、密度が0.960の高密度ポリエチレンを20重量
部添加した以外同様に6倍延伸フイルムを作製
し、同様に物性を評価したところ縦裂け率が20%
もあり改良効果は認められなかつた。 実施例6、比較例5 表―2に示すMI2.16、MI10/MI2.16および密度
を有するポリエチレン樹脂(三井石油化学(株)製
“ハイゼツクス”)およびブテン―1を共重合成分
とした直鎖状低密度ポリエチレン樹脂(日本石油
化学(株)製“リニデツクス”)を表―2に示す添加
量で混合した後、延伸倍率を7倍とした以外は実
施例1〜5と同様に処理して一軸延伸フイルムを
得た。また比較のために未延伸、未焼なましのフ
イルムを得た。 得られたフイルムの物理測定結果を表―2に示
す。表―2からも明らかなように、未延伸フイル
ムでは縦裂け率については優れているものの、曇
り度、ひねり保持率、ヤング率の総てにおいて全
く不適当な物であつたが、本発明の7倍延伸フイ
ルムにおいては総ての物理データについてひねり
包装用フイルムとして適したものであつた。
【表】 「発明の効果」 以上から明らかな如く、本発明はひねり包装用
のポリエチレンフイルムにおいて、特定の
MI10/MI2.16および密度を有するポリエチレン樹
脂に特定のMI2.16および密度を有する特定量の直
鎖状低密度ポリエチレン樹脂を添加したものを基
材として用いているので、透明性、ひねり保持性
等のひねり包装用フイルムに要求される諸物性を
維持しつつ、従来にない優れた耐縦裂け性を有す
るひねり包装用フイルムを提供できる効果を有す
る。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 密度が0.94以上で且つMI10/MI2.15が8〜15
    であるポリエチレン樹脂100重量部及び密度が
    0.91〜0.95で且つMI2.16が0.5〜20である直鎖状低
    密度ポリエチレン樹脂5〜50重量部を含む混合物
    を溶融押出して未延伸フイルムを得、この未延伸
    フイルムを一軸に4〜12倍に延伸することを特徴
    とするひねり包装用フイルムの製造法。
JP59088380A 1984-05-04 1984-05-04 ひねり包装用フィルムの製造法 Granted JPS60233137A (ja)

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JPS5840335A (ja) * 1981-09-03 1983-03-09 C I Kasei Co Ltd カレンダ−加工可能なポリエチレン組成物

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