JPS61263613A

JPS61263613A - 自動清掃式濾過装置

Info

Publication number: JPS61263613A
Application number: JP60106774A
Authority: JP
Inventors: Tadayoshi Nagaoka; 忠義永岡
Original assignee: NAGAOKA KINMO KK
Current assignee: NAGAOKA KINMO KK
Priority date: 1985-05-17
Filing date: 1985-05-17
Publication date: 1986-11-21

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】〔産業上の利用分野〕この発明は原水中に浮遊したり、混合しているものを除
去する濾過装置の改良に関し、特に流体の流れを利用し
て自動的に濾過面を清浄するようにしたものである。

〔従来の技術〕

雨水や河川水等の自然水を利用する場合や工場排水等の
排水を処理する場合、これらに浮遊したり混合している
異物等を除去するための前処理が行なわれることが多く
、濾過装置が使用される。

たとえば、路面の融雪用水を河川や用水路から取水する
場合にも散水器のノズルにごみ等が詰まる。ことを防止
するため゛に、取水口にスクリーンを配設して取水中に
ごみ等が流入しないようにしている。

従来このような場合は河川や用水路の取水口にすのこ状
、またはかご状のスクリーンをはめ込んで除塵している
が、このようなスクリーンは廃棄したビニール片や木の
小枝等の異物が引っかかるとその上に更にごみ等が堆積
してスクリーンを開基したり、ごみ等がスクリーンの隙
間に詰って離れなくなり、スクリーンの機能が損われて
来るので、人力による清掃作業を頻繁に行わねばならな
い。

また、人力による清掃作業に代えてくし状のごみ掻取り
部材を電動機駆動等の動力によりスクリーンの目に沿っ
て昇隣させる掻取装置も使用されているが、この装置は
高価であり、また動力費が嵩むので、人力による作業に
比べてさして費用の低減にはならない。

さらに、取水口が人家等から遠く離れている場合には、
人力による作業もたいへんであり、掻取装置駆動用の電
力を確保することも難しい。

〔発明が解決しようとする問題点〕

この発明は上記従来技術に鑑みてなされたものであって
、人力による清掃作業や電動機駆動等による掻取装置を
一切必要とせず、簡単な構造でしかも常に濾過面を清掃
状態に保つことができる自動清掃式濾過装置を提供しよ
うとするものである。

〔問題点を解決するための手段〕

かかる問題点を解決するためこの発明はｉ濾過水取入口
の前方に設けられ浮遊・混合物の流入を阻止するスクリ
ーンと、このスクリーンの原水側表面と摺接移動してて
前記浮遊・混合物の付着を防止し清浄なろ過面を得るス
クレーバと、前記原水とろ過水のいずれか一方の流路内
に設けられ流体エネルギーで回転され前記スクレーバを
駆動する水車装置とを備えることを特徴とするものであ
る。

〔作用〕

取水口の前方にスクリーンを設け、これによって浮遊・
混合物が流入するのを阻止し、スクリーンに付着する浮
遊・混合物はスクリーンより上流または下流に設けられ
た水車装置によりスクレーバを駆動し、スクレーバを回
転させながらスクリーン表面に摺接させたり、往復動等
をさせながらスクリーン表面に摺接させるようにして取
り除くようにしており、スクリーン表面を常に清掃状態
にする。

〔実施例〕

以下この発明の実施例を図面に基づき詳細に説明する。

第１図はこの発明の自動清掃式ｉ濾過装置の一実施例に
かかる斜視図である。

この自動清掃式ろ過装置１０は矩形に形成されたスクリ
ーン枠１１の幅方向等間に多数のウェッジロッド１２を
配置して作られたスクリーン１３を備えている。そして
、このスクリーン１３の上流側にスクリーン枠１１から
円周方向等配に先端部が突き出すよう支持アーム１４が
取付けられ、その中心部に水密型の軸受１５が取付けで
ある。

この軸受１５に支持されて回転軸１６が設けられ、その
上流側端部に水車装置１７となるスクリュー１８が取付
けられる一方、下流側端部に放射状に３本のアーム１９
が突き出したスクレーバ２０の中心部が取付けられ、ス
クリーン１３の表面に摺接しながら回転するようになっ
ている。

このスクレーバ２０はアーム１９のスクリーン１３側に
ブラシ２１を植込んでなるものやゴムや合成樹脂等の可
撓性のある掻取板を取付けたものであり、スクリーン１
３の表面に付着するごみ等を払うことができるようにし
である。特に、ブラシ２１をアーム１９に植込んだスク
レーバ２０の場合には、第１図中に一部分を拡大して示
すようにブラシ２１の先端がスクリーン１３の隙間に入
り込んでごみを取り除くことができるよう回転輪１６に
取付けである。

次に、以上のように構成された自動清掃式ろ過装置１０
の動作について、河川から取水する場合を例にとって説
明する。

自動清掃式を濾過装置１０は、第２図（ａ）に平面状態
を、第２１図（ｂ）に同図（ａ）のＢ−Ｂ矢視状態をそ
れぞれ示すように、堤防２２を貫通して設置される取水
管２３の先端開口部の直前に配置されており、河川２４
の本流を分流するため設けられた分流堤２５と堤防２２
の内側との間にスクリーン枠１１が取付けられ、スクリ
ーン１３が流れに直交するとともに、スクリュー１８が
上流側を向くようになっている。

したがって、河川２４の本流が図中矢印Ａで示すように
上流から下流に流れると、スクリーン１３のウェッジロ
ッド１２のｉ間を通して流れる間に浮遊・混合物である
ごみ等の異物がスクリーン１３に引っかけられ、濾過水
のみが取水管２３に流入する。

一方、スクリーン１３の表面に引っかかった異物は、河
川２４の流れの中に置かれたスクリュー１８が回転され
、これと回転軸１６を介して連結されたスクレーバ２０
が回転されてスクリーン１３の表面をこすることによっ
て回転移動され、スクレーバ２０により繰り返し回転移
動される間に分流型２５の外側に押し出されて流下され
、自動清掃される。

また、スクリーン１３にウェッジロッド１２が使用して
あり、その間隔も隙間から流入する浮遊・混合物の大き
さでは何んら支障なく散水装置に使用できるようになっ
ており、ウェッジロッド１２間に挟まる異物があっても
その隙間が下流側程広くなっているため円滑に通過して
流れ去り、濾過機能に支障を与えることがない。

このようにスクレーバ２０で異物を回転移動させて本流
に押し出すにようにしているので、スクレーバ２０の回
転方向と同方向のらせん状にスクリーン１３のウェッジ
ロッド１２を配置するようにすれば、一層スムーズに異
物を押し出して自動昂することができる。

次に、第３図によりこの発明の他の実施例について説明
する。

この実施例では、スクリーン１３の形状を変えるように
したものであり、第３図（ａ）に平面状態を示すものは
スクリーン１３を球面の一部で構成しである。

そして、その頂点部分にスクレーバ２０の回転中心が位
置するよう配置されるとともに、スクレーバ２０自体も
スクリーン１３の球面に対応した円弧状のアーム１９を
備えている。

このような自動清掃式が過装置１０では、スクリーン１
３に引っかかる異物の外周への回転移動がスムーズに行
なわれ、清掃作用が促進される。

また、スクリーン１３を第３図（ｂ）に示すように、中
心軸が水平とされた円錐形状とし、その中心軸上にスク
レーバ２０の回転中心が位置するよう構成しても良い。

そして、これら第３図（ａ）。

（ｂ）の場合には、スクリーン１３を構成するウェッジ
ロッドを同心状、もしくはらせん状としたり、放射状に
配置する。なお、球面状や円錐状とした場合、その頂部
が下流側となるようにして良い。

次に、第４図により自動清掃式濾過装置１０の河川等へ
の設置方向を変える場合について説明する。

同図（ａ）に平面状態を示すものは河川の流れ方向Ａに
対して傾けて設置した自動清掃式ろ過装置１０であり、
スクリーン１３に引っかかる異物の下流側への流下を促
進するものである。また、このように設置すれば、スク
リーン１３を平板状として製作を容易に行なうことがで
きる。なお、この場合には、スクリュへ１８とスクレー
バ２０とを連結する回転軸２２の中間部に自在継手２６
を介装し、スクリュー１８の中心軸を流れ方向Ａと平行
にすることが好ましい。なお、スクリーン１３を鉛直方
向に対して傾斜させても良く、上端を下流側に傾斜させ
ると、ごみ等の排出が容易となる。

同図（ｂ）に示すものは、取付管２３の取水口が堤防２
２の内側面と平行になっている場合に自動清掃式濾過袋
ｆ！！１０を設置したものであり、スクリーン１３を河
川の流れ方向Ａと平行に設けである。

この場合には、水車装置１７の回転軸１６が流れ方向Ａ
と直角になるので、水車装置１７の水車として軸流式の
スクリューに代え、半径流式の水車２７を使用する。

このように流れ方向Ａと平行に自動７８１６式濾過装ｍ
ｉｏを設置するようにすれば、スクリーン１３に付着す
る異物等が河川自体の流れによっても押し流され、スク
レーバ２ｏとともに、一層自動清掃硬化が高い。また、
分流型も不要となり、構築も容易となる。

なお、上記各実施例の場合にも取水管２３の取水口に密
着状態でスクリーン１３を取付けるようにすればスクリ
ーン１３を通過した水以外が取水管２３に流入すること
がなく、異物等が取水管２３に入ることが防止できる。

また、第５図に示すように、水車装置１７をスクリーン
１３より下流側に設け、スクリーン１３を貫通して配置
した回転軸１６にスクレーバ２０を取付けるようにして
も良く、特に、河川等の原水中に多量の浮遊・混合物が
ある場合にも水車にこれらが引っかかることが防止でき
るという利点がある。

次に、バイブライン等に適用する場合の実施例について
、第６図を参照して説明する。

バイブライン２８の途中に介装してストレーナとして機
能させるものであり、バイブ２９の途中にごみ留め部３
０となる膨出部が形成され、この部分に下流側に水車装
置１７が配置された自動、清掃式濾過装置１０が取付【
プである。

したがって、バイブ２９を流れる原水中の浮遊・混合物
はスクリーン１３に引っかかって次第に堆積されて行く
が、スクレーバ２０が水車装置１７のスクリュー１８で
回転されるので、浮遊・混合物はこみ留め部３０に押し
出されるとともに、スクレーバ２０の回転範囲は常に清
浄に保たれる。

そして、所定の長期間使用したところで、こみ留め部３
０からごみ等を排出する。

この場合、システムの休止時間を無くすようにするには
、図のようにバイブ２９にバイパスバイブ３１を設け、
この途中にも同一の自動清掃式ろ過装置１０を設ければ
良く、バルブ３２の切替えにより、使用するバイブを定
める。また、スクリーン１３の上流側および下流側の圧
力を圧力センサーで検出し、これに基づきバルブ３２を
操作するようにすれば、バルブ３２の切替えの自動化が
できる。さらに、切替え後、直ちにごみ等を排出する場
合には、バイパスバイブ３１に膨出したごみ留め部を設
けなくとも良く、排出時のみバイパス側を使用するよう
にしても良い。

次に、第７図および第８図によりスクレーバ２０の摺接
移動方向を変えた実施例について説明する。

第７図に示すスクレーバ２０は往復動するようにしたも
のであり、水車装置１７の回転軸１６の端部に偏心カム
３３を取付け、従動子３４にスクレーバ２０が連結しで
ある。この場合には、スクリーン１３のウェッジロッド
を往復方向と平行に配置するようにすれば、スクリーン
１３表面の清掃が容易となる。

こう１ノでスクレーバ２０を往復動させれば、確実に付
着したり、堆積する浮遊・混合物をスクリーン１３外に
排出することができる。なお、往復方向は左右のみなら
ず、上下や斜め方向でも良い。

第８図に示すスクレーバ２０は揺動されるようにしたも
のであり、クランクアーム３５を水車装置の回転軸１６
と連結して駆動するとともに、２本のリンク３６．３７
が設けられ、リンク３７にスクレーバ２０が取付けであ
る。

このようにスクレーバ２０を揺動させることで、スクリ
ーン１３表面の浮遊・混合物をスクリーン１３外に排出
して清掃する。

なお、スクレーバを摺接させながら移動する方向は、上
述の回転往復動、１ヱ動に限らず、これらを組合せたも
のでも良く、機構も上記のものに限定するものでなく、
回転力を所望の運動に変換できるものであれば良い。

・　さらに、上記各実施例では、水車装置とスクレーバ
とを１組づつとしたが、１台の水車装置で複数組のスク
レーバを駆動して清掃されない部分を極力減らすように
したり、水車装置とスクレーバとをいずれも複数組設置
しても良い。

また、スクリーン自体はウェッジロッドを用い、これを
平行に配置したり、同心状あるいは、らせん状に配置す
るものに限らず断面形状が円形、だ円形、あるいは矩形
等の棒材や板材としても良く、素材も金属に限らず、合
成樹脂等でも良い。さらに、除去すべき浮遊・混合物の
大きさによっては、枠に布をはりつけたものでも良く、
金網や多孔板を取付けたものでも良い。なお、できるだ
けスクリーンの上流側表面を平滑としておくことが清掃
効果を高めることとなる。

また、水車装置はスクリューを用いる軸流式のものに限
らず、半径流式や斜流式等のものでも良く、流体の流れ
方向等の流体条件で適宜選定すれば良い。

〔発明の効果〕

以上実施例とともに具体的に説明したようにこの発明に
よれば、濾過水取入口の前方に設けられるスクリーンと
、このスクリーンの原水側表面を摺接しながら移動する
スクレーバと、流体エネルギーで回転されスクレーバを
駆動する水車装置とで自動清掃式ろ過装置を構成したの
で、スクリーンによって深水中の浮遊・混合物を濾過す
ることができるとともに、スクレーバでろ塊となる浮遊
・混合物の付着を防止しつつスクリーン表面を自動的に
清掃することができる。

そして、清掃には、電力等の外部動力を必要とせず、特
別な配線等も必要でなく簡単な構造であり、運転費や保
守点検をほとんど必要とせず、安価に作ることができる
。

【図面の簡単な説明】

第１図〜第８図はこの発明の自動ｒＲｎ式濾過装置にか
かり、第１図は一実施例の斜視図、第２図（ａ）および
（ｂ）は、河川への設置状態を示す平面図およびＢ−８
矢視図、第３図（ａ）　、　（ｂ）　、第４図（ａ）　
、　（ｂ）および第５図はそれぞれこの発明の他の実施
例にかかる概略平面図、第６図はパイプライン中のスト
レーナとして用いる場合の一実施例の概略平面図、第７
図および第８図はそれぞれスクレーバの駆動機構を示す
概略図である。１０・・・自動清掃式濾過装置、１３・・・スクリーン
、１７・・・水車装置、２０・・・スクレーバ、２３・
・・取水管、２４・・・河川、２８・・・パイプライン
。第２図（ｂ）第５図第６図１ｏ（０）３図（ｂ）第４図（ｂ）

Claims

【特許請求の範囲】

ろ過水取入口の前方に設けられ浮遊・混合物の流入を阻
止するスクリーンと、このスクリーンの原水側表面と摺
接移動して前記浮遊・混合物の付着を防止し清浄なろ過
面を得るスクレーバと、前記原水とろ過水のいずれか一
方の流路内に設けられ流体エネルギーで回転され前記ス
クレーバを駆動する水車装置とを備えることを特徴とす
る自動清掃式ろ過装置。