JPS6125709A

JPS6125709A - ボ−ルエンドミル

Info

Publication number: JPS6125709A
Application number: JP14326984A
Authority: JP
Inventors: Iwao Hikari; 光　巌
Original assignee: Nachi Fujikoshi Corp
Current assignee: Nachi Fujikoshi Corp
Priority date: 1984-07-12
Filing date: 1984-07-12
Publication date: 1986-02-04

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】（産業上の利用分野）この発明は工具本体先端の半球上に２分の１円弧の切刃
をもったボールエンドミルの切刃に関する。

（従来技術〕近年難削材や高硬度材を使用した機械部品が多くなり又
、部品を成形するための金型も多く使用さｎるようにな
った。こｎらの部品や金型の加工は単純な平面、側面、
外周面等の加工にとどまらず、凹凸の曲面、Ｒ面、半丸
の屈折溝、半丸の曲ジ溝、半丸の高低溝、半球状の盲穴
等の加工があり、しかも高能率で高精度が要求さｎるよ
うになす、従ってボールエンドミルによる切削加工が多
くなった。ボールエンドミルには高速度鋼製や切刃に超
硬合金をロウ付けしたもの、超硬合金チップをスローア
ウェイ式にしたもの等が多く使用さ扛ている。この種の
ボールエンドミルの切刃は、通常軸心を通る半球上の中
心線上に形成さｎているから、切削時の頂点切刃は切削
速度が零に等しく、頂点から外切刃に向うに従って切削
速度が早くなる。また、頂点付近の切刃は通常の切削を
せず、頂点切刃は加工物を押しつぶすようにむしり取っ
ているので、切刃の摩耗が早ヤ＜、摩耗した切刃に切屑
がつまって切刃のチッピングの原因となっている。また
頂点付近の切刃は連続切削であるが、切刃は頂点付近か
らはなｎ外切刃方向に向うと断続切削となり、頂点付近
の切刃と外切刃の切削作用が異なる。さらに、ボールエ
ンドミルに１さよる切削ｆ通常横送り切削がほとんどであり、このため
、工具に大きな曲は荷重がかかる、特に頂点付近の切刃
は加工物に食いこんだまま横送り切削で大きな曲げ荷重
のかかった１ま無理な連続切削を行うこととなり、頂点
付近の切刃の摩耗は他の部分に比して顕著である。頂点
付近の切刃は切削速度は零に等しいが高速回転している
ので摩耗した切刃で加工物をむしり取って刃欠けが頻繁
に発生している。最近では省人化さｎた自動フライス盤
、倣いフライス盤、マシニングセンタ、トランスファマ
シン等でボールエンドミルハ多く使用さｎている。その
ため切刃が異常摩耗した甘まとか、刃欠けしたままで切
削が続けらｆることになジ、摩耗した切刃や刃欠けした
切刃と加工物が高速でこすりあうため切屑づ塘９と相ま
って異常な高い摩擦熱が発生し、むしり取らｎた切屑は
頂部付近の切刃のすぐい面から刃元に圧着さ扛異常摩擦
熱で溶着し工具は通常の切削ができなくなり工具本体と
共に破損し、加工物をもロスにしてし１う欠点がある。

上述の問題を解決すべく実公昭５８−２８７２７号公報
に開示さｎているように切刃のすくい面にブレーカ溝を
形成したものも考案さｎているが、剛性と耐摩耗性が要
求さｔする頂部付近にブレーカ溝を形成するため頂部の
肉厚が薄くなり、切刃の強度を逆に弱くしていることに
なり、特に横送り切削からくる大きな曲げ荷重に耐える
ことができず切刃が破損するので頂部付近の切刃の破損
により惹起さｎる問題は依然として解決さｔてぃない。

（発明の目的）本発明は上述の問題点を克服すべくなさｎたもので、そ
の目的とするところは、切削時における頂点付近の切刃
に一定幅をもたせた二次切刃を形成し、その二次切刃に
耐摩耗性と剛性をもたせることにより横送りかのの曲げ
荷重に耐えかつ高速重切削に適したボールエンドミルで
ある。

（発明の構成、作用効果）本発明は、工具本体の先端に半球面が形成され、その半
球面上に２分の１円弧（または近似円弧）の切刃をもっ
たボールエンドミルにおいて、中心線（ｘ−ｘ　）に対
し所定の角度（α）をなして切刃側から軸心をはさんで
切込みを入れ僅かな幅（ｔ’／）をもって二次切刃を頂
点近傍に形成すると共に二次切刃の後端を前記中心線（
ｘ−ｘ）よりも延長させ、二次切刃と二次切刃に連続し
た延長稜線に所定のすくい角（θ）をもたせ、延長稜線
端から二次切刃方向に所定の切込み角φ）で切込みを入
れに二次切刃と延長稜線にすくい面と逃げ溝を形成した
ものでせることかできた。さらに切屑逃がし溝が広くな
り、二次切刃で切削さｎる切屑はすくい面をすべって逃
げ溝底から側面に当って外方向に押し上げらｎカールし
て適当に分断さｎ排出さｎる。また、上述のように二次
切刃の後端を中心線（ｘ−ｘ）よりも僅かに延長させた
ので剛性が犬となり、さらに切屑排出が非常によく、切
屑づまＶによる頂部付近の切刃の損傷を解消することが
できた。また、超硬切刃を使用しても頂部付近の切刃は
横送り切削による面荷重に充分耐えることができ高速重
切削を可能にすることができた。さらに、頂部付近の切
刃の異常摩耗、刃欠けを解消することができ、工具寿命
が延び加工効率も非常によくなった。

したがって省人化した自動機等にも安易に使用できる等
多くの利点がある。

（実施例の説明）以下この発明の実施例を図面により説明すると、第１図
、第２図において本体（１）の円筒部先端に半球部（２
）を形成し溝（３）を形成する溝（３）は使用条件によ
って直溝かねじｎ溝を選べばよい。軸心（０−０）を通
る中心・線（ｘ−Ｘ）Ｋ沿って先端から軸方向に切ジ込
み（６）を入れ１該切ジ込みの底面Ｃ１３Ｖｃ接して超
硬合金製のチップ０４１ｃ挿入し、ろう付けしである。

該チップには、軸心（０−０）を通る中心線（ｘ−ｘ）
に対して、わずかに幅をもたせたマージン（６）、（６
）に対称な切刃（４）、（４）を形成し軸心（０−０）
を中心ニ幅（Ｗ）　０．０２　Ｄ　〜０．０７　Ｄ　Ｑ
　モった二次切刃（５）、（５）を形成する、二次切刃
（５）、（５）は中心線（ｘ−ｘ）よジ角度α（２５°
〜５００）により決定さ扛、切刃（４）、（４）側より
中心線（ｘ−ｘ）を僅かにこえたＡ幅（０，０２Ｄ〜ｏ
、　ｏ　４Ｄ　）までもう一方の切刃寄ジに切込みを入
扛て二次切刃（５）（５）が形成さｎる。切刃（４）二
次切刃（５）は４分の１円弧の連続した切刃に形成し、
二次切刃（５）、（５）で円弧の切刃の一部が重なって
、切刃（４）、（４）二次切刃（５）、（５）とで２分
１円弧の切刃が形成さｎている。

頂部付近の幅（ｗ）〕をもった二次切刃（５）、（５Ｊ
　Ｋはすくい角θ°〜４５°、切込み角φ）Ｆｉ４ｏ°
〜５０°に形成さｎている。二次切刃（５）ハ稜線（７
）と連続して形成さｎており、二次切刃（５）で切削さ
ｎた切屑はすくい面（８）をすべって切込みの側面（９
）に当ってカールし分断さｎ排出さｎる。

出させて切刃を冷却すると共に切屑の排出を一層良好に
することができる。

また、第４図に示すように一次切刃（４）と二次切刃（
５）のコーナを凸曲面で接続し凸曲線の切刃コーナＨと
すると切削時の切刃の当りが、二次切刃から徐々に位相
を変化させながら一次切刃になめらかに被削物を切削す
るので銅合金、アルミ合金等の軟剛材の切削に適してお
り精度のよい面粗度を得ることができ、コーナ切刃の切
削衝撃をも緩和している。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明のボールエンドミルの一部正舌図、第２
図は底面の拡大図、第３図は他の実施例の底面図、第４
図は他の実施例の底面図である。（１）・・・工具本体　　（２）・・・半球部面（４）
・・・切　　刃　　（５）・・・二次切刃（５）・・・
給油孔昏−人弁項士　河　内　ｉ第２図

Claims

【特許請求の範囲】

（１）工具本体の先端に半球面が形成され、その半球面
上に２分の１円弧の切刃をもったボールエンドミルにお
いて、中心線（ｘ−ｘ）に対して所定の角度（α）をな
して切刃側から軸心をはさんで切込みを入れ僅かな幅（
ｗ）をもつ二次切刃を頂点近傍に形成すると共に二次切
刃の後端を前記中心線（ｘ−ｘ）よりも僅かに延長させ
たことを特徴とするボールエンドミル。
（２）二次切刃のすくい角（θ）を０°〜４５°とし、
切込み角（β）を４０°〜５０°とした特許請求の範囲
第１項記載のボールエンドミル。
（３）切刃と二次切刃は曲線をもって連続している特許
請求の範囲第１項記載のボールエンドミル。
（４）本体軸方向に給油孔を設け半球面上に給油口を開
口した特許請求の範囲第１項記載のボールエンドミル。