JP2000280104A - プランジ切削用総形チップ - Google Patents
プランジ切削用総形チップInfo
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 切り屑処理性の高いプランジ切削用総形チッ
プを提供する。 【解決手段】 すくい面７のうち、プランジ切削用切れ
刃３の刃先稜線の近傍に***状の凸部１１を設けた。こ
のチップ１による切削によれば、切り屑Ｋは、単に薄い
だけでなく凸部１１に押し付けられて部分的に絞り込ま
れて排出されるため、平坦でなく溝状部位を有するよう
な断面に変形されて排出される。したがって、切り屑の
剛性が増し、切り屑処理性が向上する。
プを提供する。 【解決手段】 すくい面７のうち、プランジ切削用切れ
刃３の刃先稜線の近傍に***状の凸部１１を設けた。こ
のチップ１による切削によれば、切り屑Ｋは、単に薄い
だけでなく凸部１１に押し付けられて部分的に絞り込ま
れて排出されるため、平坦でなく溝状部位を有するよう
な断面に変形されて排出される。したがって、切り屑の
剛性が増し、切り屑処理性が向上する。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、プランジ切削用総
形チップに関し、詳しくは、切れ刃の輪郭（刃先稜線）
を工作物の形状の全部又は一部に写し与えて加工するプ
ランジ切削用総形（バイト用）チップ（以下、総形チッ
プ又は単にチップともいう）に関する。
形チップに関し、詳しくは、切れ刃の輪郭（刃先稜線）
を工作物の形状の全部又は一部に写し与えて加工するプ
ランジ切削用総形（バイト用）チップ（以下、総形チッ
プ又は単にチップともいう）に関する。
【０００２】
【従来の技術】ベアリングレースの周面（内輪の外周面
又は外輪の内周面）の加工は、刃物にワーク（被加工
物）の回転軸に沿う方向の送り（横送り）をかけて旋削
することなく縦送りのみする、いわゆるプランジ切削
（加工）により旋削される。このような加工に使用され
るプランジ切削用総形チップは、その性質上、被加工物
ごと切削にあずかるプランジ切削用切れ刃（刃先稜線）
の形状が異なる。
又は外輪の内周面）の加工は、刃物にワーク（被加工
物）の回転軸に沿う方向の送り（横送り）をかけて旋削
することなく縦送りのみする、いわゆるプランジ切削
（加工）により旋削される。このような加工に使用され
るプランジ切削用総形チップは、その性質上、被加工物
ごと切削にあずかるプランジ切削用切れ刃（刃先稜線）
の形状が異なる。
【０００３】例えば実開平４−８３５０３号公報記載の
総形チップのプランジ切削用切れ刃は、ベアリングレー
スの内輪の外周面形状として転写されるべき切れ刃形状
を有しており、これをワークの周面に押付けてプランジ
切削することで、同周面にベアリングの例えばボール
（球）の軌道溝やシール溝或いは同周面の面取り加工を
するものである。そして、このチップは、すくい面にチ
ップブレーカが研削により凹となすように形成されてお
り、旋削時の切り屑を分断処理するように構成されてい
る。
総形チップのプランジ切削用切れ刃は、ベアリングレー
スの内輪の外周面形状として転写されるべき切れ刃形状
を有しており、これをワークの周面に押付けてプランジ
切削することで、同周面にベアリングの例えばボール
（球）の軌道溝やシール溝或いは同周面の面取り加工を
するものである。そして、このチップは、すくい面にチ
ップブレーカが研削により凹となすように形成されてお
り、旋削時の切り屑を分断処理するように構成されてい
る。
【０００４】ところで、このようなチップでベアリング
の軌道溝及びその両側の周面を加工するものでは、ま
ず、その軌道溝加工がされ、続いてその軌道溝と共に周
面加工がされる。このような総形チップによるプランジ
切削では、切削中に切り屑の幅や数つまりワークと接す
る切れ刃の幅や接触数が変化する。そして、このような
切削では、通常、比較的幅の広い切り屑となり、切削抵
抗が大きいことから、送りは小さめに設定され、したが
って、切り屑の厚さは比較的薄いのが普通である。
の軌道溝及びその両側の周面を加工するものでは、ま
ず、その軌道溝加工がされ、続いてその軌道溝と共に周
面加工がされる。このような総形チップによるプランジ
切削では、切削中に切り屑の幅や数つまりワークと接す
る切れ刃の幅や接触数が変化する。そして、このような
切削では、通常、比較的幅の広い切り屑となり、切削抵
抗が大きいことから、送りは小さめに設定され、したが
って、切り屑の厚さは比較的薄いのが普通である。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】このように薄い切り屑
は剛性がないのでその排出方向が安定せず、ふらつき易
く、迷走しがちである上に分断され難い。すなわち、こ
のような加工で排出される切り屑はカールしても適度の
長さで分断され難いため、延びやすくその排出方向も安
定しない。したがって、このような切り屑はワークに絡
み付いて加工面に傷を付けたり、刃物に絡んだり、チャ
ックに絡んでしまうことがあるなどにより、機械の連続
運転を阻害したりするなど、その切り屑処理性が悪かっ
た。
は剛性がないのでその排出方向が安定せず、ふらつき易
く、迷走しがちである上に分断され難い。すなわち、こ
のような加工で排出される切り屑はカールしても適度の
長さで分断され難いため、延びやすくその排出方向も安
定しない。したがって、このような切り屑はワークに絡
み付いて加工面に傷を付けたり、刃物に絡んだり、チャ
ックに絡んでしまうことがあるなどにより、機械の連続
運転を阻害したりするなど、その切り屑処理性が悪かっ
た。
【０００６】しかも、このようなチップのブレーカは研
ぎ付けによるため、切り屑に適切な変形を与えることは
困難である。また切り屑がコイル状或いはコーン状とな
っても分断され難くその巻が粗い。したがって、例えカ
ールしても切り屑の容積を小さくすることは困難であ
り、切り屑処理性が悪いといった問題があった。
ぎ付けによるため、切り屑に適切な変形を与えることは
困難である。また切り屑がコイル状或いはコーン状とな
っても分断され難くその巻が粗い。したがって、例えカ
ールしても切り屑の容積を小さくすることは困難であ
り、切り屑処理性が悪いといった問題があった。
【０００７】さらに総形チップで、例えば中央の軌道溝
と両側のシール溝とを同時加工するような場合には、中
央の軌道溝加工による切り屑が排出されると同時に、両
側からもシール溝加工による切り屑が排出される。すな
わちこのように切り屑が複数の列を成して排出されるた
め、加工面へ複雑に絡み付いたり、それらの切り屑の相
互が絡んで鳥の巣状態になってしまい、チャックに絡ん
だり、切れ刃の折損や機械の停止を招きやすいなどの問
題があった。このように従来の総形チップでは切り屑が
絡み易く、しかも切り屑の容積が大きいなど、切り屑処
理性に問題があり、加工効率を阻害していた。
と両側のシール溝とを同時加工するような場合には、中
央の軌道溝加工による切り屑が排出されると同時に、両
側からもシール溝加工による切り屑が排出される。すな
わちこのように切り屑が複数の列を成して排出されるた
め、加工面へ複雑に絡み付いたり、それらの切り屑の相
互が絡んで鳥の巣状態になってしまい、チャックに絡ん
だり、切れ刃の折損や機械の停止を招きやすいなどの問
題があった。このように従来の総形チップでは切り屑が
絡み易く、しかも切り屑の容積が大きいなど、切り屑処
理性に問題があり、加工効率を阻害していた。
【０００８】本発明は、総形チップによる旋削加工にお
けるこうした問題点に鑑みてなされたもので、切り屑処
理性を高めることのできるプランジ切削用総形チップを
提供することを目的とする。
けるこうした問題点に鑑みてなされたもので、切り屑処
理性を高めることのできるプランジ切削用総形チップを
提供することを目的とする。
【０００９】
【課題を解決するための手段】前記の問題点を解消する
ために本発明のプランジ切削用総形チップは、すくい面
のうち、プランジ切削用切れ刃の刃先稜線の近傍に***
状の凸部（突起）を設けたことを特徴とする。
ために本発明のプランジ切削用総形チップは、すくい面
のうち、プランジ切削用切れ刃の刃先稜線の近傍に***
状の凸部（突起）を設けたことを特徴とする。
【００１０】本発明のプランジ切削用総形チップによる
切削によれば、切り屑は、単に薄いだけでなく、凸部に
押し付けられて部分的に絞り込まれるようにして排出さ
れるため、平坦でなく溝状部位を有するような断面に変
形されて排出される。したがって、切り屑の剛性が増
し、その分、切り屑処理性が向上する。凸部の位置はプ
ランジ切削用切れ刃（以下単に切れ刃ともいう）の刃先
稜線になるべく近いのが好ましく、２ｍｍ以内とするの
が適切である。２ｍｍ以上離れると切り屑温度が低下
し、切り屑の断面に有効な変形を与えられないためであ
る。
切削によれば、切り屑は、単に薄いだけでなく、凸部に
押し付けられて部分的に絞り込まれるようにして排出さ
れるため、平坦でなく溝状部位を有するような断面に変
形されて排出される。したがって、切り屑の剛性が増
し、その分、切り屑処理性が向上する。凸部の位置はプ
ランジ切削用切れ刃（以下単に切れ刃ともいう）の刃先
稜線になるべく近いのが好ましく、２ｍｍ以内とするの
が適切である。２ｍｍ以上離れると切り屑温度が低下
し、切り屑の断面に有効な変形を与えられないためであ
る。
【００１１】切れ刃近傍に設ける***状の凸部は単数で
もよいが、刃先稜線に沿って複数設けるとよい。このよ
うに複数設ければ切り屑の断面をトタン板状（波打ち
状）に変形できるため、より剛性を高められる。すくい
面のうち、プランジ切削用切れ刃の刃先稜線の近傍であ
ってその刃先稜線に沿って***状の凸部を複数設ける場
合には、前記凸部は、すくい面の左右に略対称に配置す
るか、すくい面の左右に非対称に配置するとよい。ここ
に、すくい面の左右の一方の側とは、前記刃先稜線の一
方の端側をいう。また、本明細書において後方とは、プ
ランジ切削送り方向と反対方向をいい、前方とはその逆
方向をいう。
もよいが、刃先稜線に沿って複数設けるとよい。このよ
うに複数設ければ切り屑の断面をトタン板状（波打ち
状）に変形できるため、より剛性を高められる。すくい
面のうち、プランジ切削用切れ刃の刃先稜線の近傍であ
ってその刃先稜線に沿って***状の凸部を複数設ける場
合には、前記凸部は、すくい面の左右に略対称に配置す
るか、すくい面の左右に非対称に配置するとよい。ここ
に、すくい面の左右の一方の側とは、前記刃先稜線の一
方の端側をいう。また、本明細書において後方とは、プ
ランジ切削送り方向と反対方向をいい、前方とはその逆
方向をいう。
【００１２】なお、前記凸部を左右略対称に設けると、
切り屑は後方に排出されるためにすくい面の上でぜんま
い状になりやすく、したがって、かさを小さくできる。
そして前記凸部をすくい面の左右に非対称に配置する
と、切り屑の流れ方向を制御できることから、切り屑の
絡みを減らすことができる。
切り屑は後方に排出されるためにすくい面の上でぜんま
い状になりやすく、したがって、かさを小さくできる。
そして前記凸部をすくい面の左右に非対称に配置する
と、切り屑の流れ方向を制御できることから、切り屑の
絡みを減らすことができる。
【００１３】凸部は灼熱状態の切り屑を変形させること
ができれば良く、したがって独立の島形状でもよいし、
後方から前方の刃先稜線に向かって延びる半島形状でも
よい。そして独立の島形状とする場合、製造上、略半球
面状とするのが好ましいが、それ以外の形状としてもよ
い。凸部の高さや幅は刃先稜線の長さやすくい面の幅な
どに応じて、切り屑が適切に絞られ或いはトタン板形状
（波形）となるように設定すればよい。
ができれば良く、したがって独立の島形状でもよいし、
後方から前方の刃先稜線に向かって延びる半島形状でも
よい。そして独立の島形状とする場合、製造上、略半球
面状とするのが好ましいが、それ以外の形状としてもよ
い。凸部の高さや幅は刃先稜線の長さやすくい面の幅な
どに応じて、切り屑が適切に絞られ或いはトタン板形状
（波形）となるように設定すればよい。
【００１４】本発明のチップはベアリングレース加工用
のものにおいて具体化すると好適である。そして本発明
の上記いずれのプランジ切削用総形チップにおいても、
そのプランジ切削用切れ刃に、ベアリングレースの軌道
溝を切削する軌道溝用切れ刃又はベアリングレースのシ
ール溝を切削するシール溝用切れ刃、さらにはこれらの
両方の切れ刃を備えたものにおいて適用するとよい。
のものにおいて具体化すると好適である。そして本発明
の上記いずれのプランジ切削用総形チップにおいても、
そのプランジ切削用切れ刃に、ベアリングレースの軌道
溝を切削する軌道溝用切れ刃又はベアリングレースのシ
ール溝を切削するシール溝用切れ刃、さらにはこれらの
両方の切れ刃を備えたものにおいて適用するとよい。
【００１５】
【発明の実施の形態】第１実施形態 本発明に係る総形チップの第１実施形態について、図１
〜図５を参照して詳細に説明する。図中、１は本実施形
態に係るプランジ切削用総形チップであり、ベアリング
レースをなす内輪の周面に、ベアリングのボールの軌道
溝及びその両側の平坦な周面（外径面）を１工程でプラ
ンジ切削するためのものであり、超硬合金、サーメット
などを素材として形成されている。
〜図５を参照して詳細に説明する。図中、１は本実施形
態に係るプランジ切削用総形チップであり、ベアリング
レースをなす内輪の周面に、ベアリングのボールの軌道
溝及びその両側の平坦な周面（外径面）を１工程でプラ
ンジ切削するためのものであり、超硬合金、サーメット
などを素材として形成されている。
【００１６】本形態のチップ１は、ベアリングレースを
なす内輪の外周面加工用の切れ刃３を対称的に備えた２
コーナータイプのスローアウェイチップである。そし
て、この切れ刃３は軌道溝の形成用に所定の曲率半径で
形成された円弧状の軌道溝用切れ刃４と、その両側の周
面加工用の直線状切れ刃５とを備えており、左右対称形
をなしている。以下、一方の切れ刃３について説明す
る。すくい面７は６度のポジ角で下傾するように凹設さ
れ、前にげ面８には６度の前にげ角が付けられている。
なす内輪の外周面加工用の切れ刃３を対称的に備えた２
コーナータイプのスローアウェイチップである。そし
て、この切れ刃３は軌道溝の形成用に所定の曲率半径で
形成された円弧状の軌道溝用切れ刃４と、その両側の周
面加工用の直線状切れ刃５とを備えており、左右対称形
をなしている。以下、一方の切れ刃３について説明す
る。すくい面７は６度のポジ角で下傾するように凹設さ
れ、前にげ面８には６度の前にげ角が付けられている。
【００１７】そしてすくい面７の軌道溝用切れ刃４の刃
先稜線４ａの近傍であってその略中央に、略半球面状で
***状に形成された凸部１１が形成されている。本形態
では軌道溝用切れ刃４の幅が例えば約５ｍｍで、切れ刃
３全体の幅が１５ｍｍであり、凸部１１は平面視の直径
Ｄが約１ｍｍで、高さが０．３ｍｍの半球面形状とされ
ている。そして、平面視で、軌道溝用切れ刃４の刃先稜
線４ａの中央から凸部１１の中心までの距離Ｌ１が１．
５ｍｍとされている。このような凸部１１は、チップ１
の製造におけるモールド成形過程で一体的に形成され
る。なお、本形態のようにすくい面７にポジ角を付けた
場合には、凸部１１の頂部（頂点）が刃先稜線４ａの中
央より幾分（例えば０．１〜０．２ｍｍ）高くなるよう
にするのが切り屑に変形を与える作用が大きく好まし
い。
先稜線４ａの近傍であってその略中央に、略半球面状で
***状に形成された凸部１１が形成されている。本形態
では軌道溝用切れ刃４の幅が例えば約５ｍｍで、切れ刃
３全体の幅が１５ｍｍであり、凸部１１は平面視の直径
Ｄが約１ｍｍで、高さが０．３ｍｍの半球面形状とされ
ている。そして、平面視で、軌道溝用切れ刃４の刃先稜
線４ａの中央から凸部１１の中心までの距離Ｌ１が１．
５ｍｍとされている。このような凸部１１は、チップ１
の製造におけるモールド成形過程で一体的に形成され
る。なお、本形態のようにすくい面７にポジ角を付けた
場合には、凸部１１の頂部（頂点）が刃先稜線４ａの中
央より幾分（例えば０．１〜０．２ｍｍ）高くなるよう
にするのが切り屑に変形を与える作用が大きく好まし
い。
【００１８】このように構成された本形態のチップ１に
よって、ベアリングレース（内輪）についてその外周面
をプランジ切削する場合には次のようである（図２、５
参照）。すなわち、このようなベアリングレースＢ（以
下ワークＢとも言う）のプランジ切削においては、チッ
プ１を縦送りすることで軌道溝用切れ刃４による軌道溝
加工に始まり、直線状切れ刃５による平坦な周面加工に
なる。
よって、ベアリングレース（内輪）についてその外周面
をプランジ切削する場合には次のようである（図２、５
参照）。すなわち、このようなベアリングレースＢ（以
下ワークＢとも言う）のプランジ切削においては、チッ
プ１を縦送りすることで軌道溝用切れ刃４による軌道溝
加工に始まり、直線状切れ刃５による平坦な周面加工に
なる。
【００１９】そしてこのような加工により、排出される
切り屑は次第に幅が広くなるが、その凸部１１の前方側
に衝突して押し付けられるため、横断面が図５中に示し
たようにその中央でＵ溝状に変形して排出されるため、
凸部のない従来のチップによる平坦な切り屑よりも剛性
が高められる。しかも、本形態では凸部１１が左右の中
央位置にあることから、図４に示したように切り屑Ｋは
真後ろに排出され、伸びることなくすくい面７の上にて
ぜんまい状にカールする。かくして、切り屑はワークに
絡まず、体積が小さくなって排出されるため、その回収
及び処理も容易となるなど切り屑処理性が向上する。
切り屑は次第に幅が広くなるが、その凸部１１の前方側
に衝突して押し付けられるため、横断面が図５中に示し
たようにその中央でＵ溝状に変形して排出されるため、
凸部のない従来のチップによる平坦な切り屑よりも剛性
が高められる。しかも、本形態では凸部１１が左右の中
央位置にあることから、図４に示したように切り屑Ｋは
真後ろに排出され、伸びることなくすくい面７の上にて
ぜんまい状にカールする。かくして、切り屑はワークに
絡まず、体積が小さくなって排出されるため、その回収
及び処理も容易となるなど切り屑処理性が向上する。
【００２０】凸部１１の前方端と刃先稜線４ａの中央と
の距離（すくい面７の微小幅部分：Ｌ１−Ｄ／２）は、
０．１〜２ｍｍの範囲とするのが好ましい。０．１ｍｍ
より小さいと、刃先稜線４ａに近すぎて切削抵抗が増大
する。他方２ｍｍより大きいと切り屑の温度低下によっ
てその断面変形（絞り込み）作用が低下するためである
が、０．１〜１ｍｍの範囲とするのがより好ましい。な
お、切れ刃３の刃先稜線に、すくい面７側からみて、幅
０．０５ｍｍ程度の面取（フラットランド）を付けると
よい。切れ刃の強度が向上するためである。
の距離（すくい面７の微小幅部分：Ｌ１−Ｄ／２）は、
０．１〜２ｍｍの範囲とするのが好ましい。０．１ｍｍ
より小さいと、刃先稜線４ａに近すぎて切削抵抗が増大
する。他方２ｍｍより大きいと切り屑の温度低下によっ
てその断面変形（絞り込み）作用が低下するためである
が、０．１〜１ｍｍの範囲とするのがより好ましい。な
お、切れ刃３の刃先稜線に、すくい面７側からみて、幅
０．０５ｍｍ程度の面取（フラットランド）を付けると
よい。切れ刃の強度が向上するためである。
【００２１】なお、凸部１１の幅（半球状のときは直
径）は、製造上や凸部１１の耐摩耗性や損傷防止の点を
考慮すると０．２〜２ｍｍ程度とするのが適切である。
また、本形態では平面視円形の凸部１１としたが、平面
視、前後に長い楕円形或いは小判形（長円形状）の凸部
としてもよい。さらにこのような独立島状とすることな
く、後方から前方に延びる半島形状の凸部としてもよ
い。
径）は、製造上や凸部１１の耐摩耗性や損傷防止の点を
考慮すると０．２〜２ｍｍ程度とするのが適切である。
また、本形態では平面視円形の凸部１１としたが、平面
視、前後に長い楕円形或いは小判形（長円形状）の凸部
としてもよい。さらにこのような独立島状とすることな
く、後方から前方に延びる半島形状の凸部としてもよ
い。
【００２２】第２実施形態 次に第２実施形態のチップ２１について、図６及び図７
を参照して説明する。ただしこのものは前記形態におけ
る凸部１１がすくい面７の左右幅方向における略中央に
１箇所あったのに対し、凸部１１a、１１bを刃先稜線４
aに沿って複数（４箇所）配置した点が相違するだけで
あるため、その相違点のみ説明し、同一部位には同一の
符号を付し、その説明を省略する。すなわち、本形態で
は、凸部１１a、１１bのうち両外側の２つの凸部１１b
を中央寄り部位の２つの凸部１１aより後方に左右対称
に配置したものである。
を参照して説明する。ただしこのものは前記形態におけ
る凸部１１がすくい面７の左右幅方向における略中央に
１箇所あったのに対し、凸部１１a、１１bを刃先稜線４
aに沿って複数（４箇所）配置した点が相違するだけで
あるため、その相違点のみ説明し、同一部位には同一の
符号を付し、その説明を省略する。すなわち、本形態で
は、凸部１１a、１１bのうち両外側の２つの凸部１１b
を中央寄り部位の２つの凸部１１aより後方に左右対称
に配置したものである。
【００２３】本形態では凸部１１a、１１bが複数あるた
め、図６に示したように切り屑Ｋはその幅方向において
横断面がトタン板状となるとともにぜんまい状になって
すくい面７上に排出される。なお凸部の数や間隔は切り
屑Kがよく変形するように切れ刃の幅などに応じて設定
すればよい。ただし本形態のように凸部を前後に設ける
場合には後方の凸部１１ｂの高さを前方の凸部１１aよ
り高くするのが好ましい。また、本形態でも平面視円形
の凸部としたが、平面視、前後に長い楕円形の凸部とし
てもよいし、図示はしないが後方において連なり、前方
に向かって半島状に延びる***状の凸部としてもよい。
また、独立島状の凸部と半島状の凸部と組み合わせても
よい。
め、図６に示したように切り屑Ｋはその幅方向において
横断面がトタン板状となるとともにぜんまい状になって
すくい面７上に排出される。なお凸部の数や間隔は切り
屑Kがよく変形するように切れ刃の幅などに応じて設定
すればよい。ただし本形態のように凸部を前後に設ける
場合には後方の凸部１１ｂの高さを前方の凸部１１aよ
り高くするのが好ましい。また、本形態でも平面視円形
の凸部としたが、平面視、前後に長い楕円形の凸部とし
てもよいし、図示はしないが後方において連なり、前方
に向かって半島状に延びる***状の凸部としてもよい。
また、独立島状の凸部と半島状の凸部と組み合わせても
よい。
【００２４】第３実施形態 次に第３実施形態について図８及び図９を参照して説明
する。ただしこのチップ３１は前記形態におけるチップ
２１の凸部１１a、１１bがすくい面７の幅方向における
略中央に複数左右対称形で設けられていたのに対し、凸
部１１a、１１b、１１ｃをすくい面の左右に非対称に配
置したものである。すなわち、本形態では、一番前方の
凸部１１aが左右の中央よりやや左寄り部位にあり、こ
の凸部１１aから図示左側に行くに従い次第に後方に位
置するように凸部１１b、１１ｃを平面視傾斜状に複数
（全部で３箇所）配置したものである。このもので軌道
溝加工する場合の切り屑は次第に幅が広くなるが、左右
の中央より図示左側にある凸部にて切り屑の左側が持ち
上げられる形でトタン板状となって排出されるため、図
９に示したように切り屑Kは、横断面がトタン板状とな
るとともに図示左側の方が径の小さいカール状態となり
図示したように右方向に排出される。なお、凸部は後方
のものほどその高さが高いのが好ましい。
する。ただしこのチップ３１は前記形態におけるチップ
２１の凸部１１a、１１bがすくい面７の幅方向における
略中央に複数左右対称形で設けられていたのに対し、凸
部１１a、１１b、１１ｃをすくい面の左右に非対称に配
置したものである。すなわち、本形態では、一番前方の
凸部１１aが左右の中央よりやや左寄り部位にあり、こ
の凸部１１aから図示左側に行くに従い次第に後方に位
置するように凸部１１b、１１ｃを平面視傾斜状に複数
（全部で３箇所）配置したものである。このもので軌道
溝加工する場合の切り屑は次第に幅が広くなるが、左右
の中央より図示左側にある凸部にて切り屑の左側が持ち
上げられる形でトタン板状となって排出されるため、図
９に示したように切り屑Kは、横断面がトタン板状とな
るとともに図示左側の方が径の小さいカール状態となり
図示したように右方向に排出される。なお、凸部は後方
のものほどその高さが高いのが好ましい。
【００２５】これにより本形態のチップ３１では、切り
屑Kを高剛性としうるだけでなく、コイル状として一定
方向に直線的に排出できる。すなわち切り屑の排出方向
を制御できるために絡みにくく、したがって切り屑処理
性を高めることができる。なお凸部を後方に位置させる
割合は、左右の凸部相互の間隔や切れ刃の幅や切り屑の
排出方向を考慮して設定すれば良い。
屑Kを高剛性としうるだけでなく、コイル状として一定
方向に直線的に排出できる。すなわち切り屑の排出方向
を制御できるために絡みにくく、したがって切り屑処理
性を高めることができる。なお凸部を後方に位置させる
割合は、左右の凸部相互の間隔や切れ刃の幅や切り屑の
排出方向を考慮して設定すれば良い。
【００２６】第４実施形態 次に第４実施形態について図１０及び図１１を参照して
説明する。ただしこのチップ４１はベアリングレースの
シール溝加工用のものである点を除けば前記の各形態の
ものと本質的相違はないことから、相違点のみ説明し同
一の部位には同一の符号を付すに止める。すなわち、こ
のチップ４１はすくい面７側から見た切れ刃４３の刃先
稜線の形状が、シール溝用に転写される山形切れ刃４４
を備えると共に外側（図左側）に面取りを付けるための
面付け用切れ刃４５を備えている。そして、凸部１１a
はワークの回転軸に略平行に、しかもすくい面７の幅方
向における中央寄り部位に位置するように左右に略対称
に２つ配置されている。
説明する。ただしこのチップ４１はベアリングレースの
シール溝加工用のものである点を除けば前記の各形態の
ものと本質的相違はないことから、相違点のみ説明し同
一の部位には同一の符号を付すに止める。すなわち、こ
のチップ４１はすくい面７側から見た切れ刃４３の刃先
稜線の形状が、シール溝用に転写される山形切れ刃４４
を備えると共に外側（図左側）に面取りを付けるための
面付け用切れ刃４５を備えている。そして、凸部１１a
はワークの回転軸に略平行に、しかもすくい面７の幅方
向における中央寄り部位に位置するように左右に略対称
に２つ配置されている。
【００２７】しかして本形態のチップ４１で、ベアリン
グレースのシール溝をプランジ切削する際、切り屑（図
示せず）はすくい面７の凸部１１aによって横断面がト
タン板状に変形され、剛性が高く絡みにくい切り屑とな
って排出される。なお、図１１中２点鎖線で示したよう
に、本形態においても凸部１１aは半島状に形成しても
よい。
グレースのシール溝をプランジ切削する際、切り屑（図
示せず）はすくい面７の凸部１１aによって横断面がト
タン板状に変形され、剛性が高く絡みにくい切り屑とな
って排出される。なお、図１１中２点鎖線で示したよう
に、本形態においても凸部１１aは半島状に形成しても
よい。
【００２８】第５実施形態 次に第５実施形態について図１２を参照して詳細に説明
する。ただしこのチップ５１は前記形態のチップ４１の
凸部がすくい面７の幅方向における中央寄り部位におい
て左右略対称に複数設けてあったのに対し、凸部１１
a、１１bをすくい面７に左右方向において傾斜状に複数
（本例では２）配置した点のみ相違するだけであるか
ら、同一の部位には同一の符号を付し、相違点のみ説明
する。すなわち、このものでは、切り屑（図示せず）は
図１２の切り込み状態では、先に右側の凸部１１aに押
し付けられて持ち上げられる形で排出されるためにその
複数の凸部１１a、１１bの傾斜状配置に沿うようにして
排出される。このため、切り屑は凸部１１a、１１bによ
って横断面がトタン板状に変形されると共に、コイル状
となってその傾斜に沿って斜め左後方に直線的に排出さ
れる。
する。ただしこのチップ５１は前記形態のチップ４１の
凸部がすくい面７の幅方向における中央寄り部位におい
て左右略対称に複数設けてあったのに対し、凸部１１
a、１１bをすくい面７に左右方向において傾斜状に複数
（本例では２）配置した点のみ相違するだけであるか
ら、同一の部位には同一の符号を付し、相違点のみ説明
する。すなわち、このものでは、切り屑（図示せず）は
図１２の切り込み状態では、先に右側の凸部１１aに押
し付けられて持ち上げられる形で排出されるためにその
複数の凸部１１a、１１bの傾斜状配置に沿うようにして
排出される。このため、切り屑は凸部１１a、１１bによ
って横断面がトタン板状に変形されると共に、コイル状
となってその傾斜に沿って斜め左後方に直線的に排出さ
れる。
【００２９】なお、このように切り屑を左右いずれかの
特定方向に流したい場合には、そのすくい面７を、切り
屑を流したい側（図１２では左側）が低位となるように
傾斜させるのが好ましい。とくに、本形態のように切り
屑の幅が変化する場合には切り屑の排出方向が安定しに
くいのであるが、このように傾斜を付けておけばその排
出方向を積極的に方向づけすることができるので排出方
向が安定し、効果的である。
特定方向に流したい場合には、そのすくい面７を、切り
屑を流したい側（図１２では左側）が低位となるように
傾斜させるのが好ましい。とくに、本形態のように切り
屑の幅が変化する場合には切り屑の排出方向が安定しに
くいのであるが、このように傾斜を付けておけばその排
出方向を積極的に方向づけすることができるので排出方
向が安定し、効果的である。
【００３０】第６実施形態 次に第６実施形態のチップ６１について図１３及び図１
４を参照して詳細に説明する。ただし前記各チップがベ
アリングレースの軌道溝加工用のもの、又はシール溝加
工用のものであったのに対し、本形態のチップ６１は左
右の中央に設けられた軌道溝用切れ刃４と、その両側に
シール溝加工用及び面取り用の各切れ刃４４、４５を左
右対称に備えた複合型のものである。そして、軌道溝用
切れ刃４に対応して２つの凸部１１aを左右対称に備え
ており、シール溝加工用及び面取り用の各切れ刃４４、
４５に対応してそれぞれ左右の各外側に向かって後方に
位置するように２つの凸部１１b、１１cを左右に対称に
備えている。
４を参照して詳細に説明する。ただし前記各チップがベ
アリングレースの軌道溝加工用のもの、又はシール溝加
工用のものであったのに対し、本形態のチップ６１は左
右の中央に設けられた軌道溝用切れ刃４と、その両側に
シール溝加工用及び面取り用の各切れ刃４４、４５を左
右対称に備えた複合型のものである。そして、軌道溝用
切れ刃４に対応して２つの凸部１１aを左右対称に備え
ており、シール溝加工用及び面取り用の各切れ刃４４、
４５に対応してそれぞれ左右の各外側に向かって後方に
位置するように２つの凸部１１b、１１cを左右に対称に
備えている。
【００３１】本形態のチップ６１で加工する場合には、
軌道溝加工における切り屑K１が中央寄り部位の凸部１
１aにて断面トタン板状に変形されて中央にぜんまい状
となって排出される。これと同時に、左右のシール溝加
工用における切り屑K２はそれぞれ両側の凸部１１b、１
１cにて断面トタン板状でそれぞれ外側斜め後方にコイ
ル状となって排出される。すなわち、このチップ６１で
加工する場合には３つ（３列）の切り屑K１、K２、K２
となって排出されるが、中央の軌道溝用切れ刃４による
軌道溝加工における切り屑は伸びることなくぜんまい状
となる。そして左右両側のシール溝加工用における切り
屑は各側の凸部１１b、１１cの傾斜に沿ってそれぞれ左
右の外側斜め後方に向かって排出される。したがって、
従来のようにこれら複数の切り屑が複雑に絡み合って鳥
の巣状態となることがないため、機械の停止を招くこと
も防止できる。
軌道溝加工における切り屑K１が中央寄り部位の凸部１
１aにて断面トタン板状に変形されて中央にぜんまい状
となって排出される。これと同時に、左右のシール溝加
工用における切り屑K２はそれぞれ両側の凸部１１b、１
１cにて断面トタン板状でそれぞれ外側斜め後方にコイ
ル状となって排出される。すなわち、このチップ６１で
加工する場合には３つ（３列）の切り屑K１、K２、K２
となって排出されるが、中央の軌道溝用切れ刃４による
軌道溝加工における切り屑は伸びることなくぜんまい状
となる。そして左右両側のシール溝加工用における切り
屑は各側の凸部１１b、１１cの傾斜に沿ってそれぞれ左
右の外側斜め後方に向かって排出される。したがって、
従来のようにこれら複数の切り屑が複雑に絡み合って鳥
の巣状態となることがないため、機械の停止を招くこと
も防止できる。
【００３２】本発明に係るプランジ切削用総形チップ
は、上記各形態ではベアリングレースの軌道溝加工用、
シール溝加工用或いは面取り加工用などのチップにおい
て説明したが、それらの加工用のものに限定されるもの
ではなく、その要旨を逸脱しない範囲においてワークに
応じた適宜の切れ刃形状にて具体化できる。また、スロ
ーアウェイチップ以外においても具体化できる。
は、上記各形態ではベアリングレースの軌道溝加工用、
シール溝加工用或いは面取り加工用などのチップにおい
て説明したが、それらの加工用のものに限定されるもの
ではなく、その要旨を逸脱しない範囲においてワークに
応じた適宜の切れ刃形状にて具体化できる。また、スロ
ーアウェイチップ以外においても具体化できる。
【００３３】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように本発明の
プランジ切削用総形チップによる切削によれば、切り屑
は、単に薄いだけでなく、凸部に押し付けられて絞り込
まれるため、平坦でなく溝状部位を有するような断面と
なって排出される。したがって、切り屑の剛性が増し、
その分、切り屑処理性が向上する。すなわち、切り屑が
真後ろに排出される場合にはすくい面の上でぜんまい状
となるためにそのかさ（体積）を小さくできるし、斜め
後方にコイル状と成って排出されても、ふらつきを少な
くできるため、その分切り屑処理を容易とすることがで
きる。
プランジ切削用総形チップによる切削によれば、切り屑
は、単に薄いだけでなく、凸部に押し付けられて絞り込
まれるため、平坦でなく溝状部位を有するような断面と
なって排出される。したがって、切り屑の剛性が増し、
その分、切り屑処理性が向上する。すなわち、切り屑が
真後ろに排出される場合にはすくい面の上でぜんまい状
となるためにそのかさ（体積）を小さくできるし、斜め
後方にコイル状と成って排出されても、ふらつきを少な
くできるため、その分切り屑処理を容易とすることがで
きる。
【図１】本発明の第１実施形態の総形チップの斜視図。
【図２】図１のチップの平面図（すくい面側から見た
図）及びその要部拡大図。
図）及びその要部拡大図。
【図３】図１のチップを前逃げ面側から見た図。
【図４】図１のチップの側面図。
【図５】図１のチップで軌道溝加工している状態の説明
用要部拡大平面図。
用要部拡大平面図。
【図６】本発明の第２実施形態の総形チップで軌道溝加
工している状態の説明用要部拡大平面図。
工している状態の説明用要部拡大平面図。
【図７】図６の側面図。
【図８】本発明の第３実施形態の総形チップの要部拡大
平面図。
平面図。
【図９】図８のチップで軌道溝加工している状態の説明
用要部拡大平面図。
用要部拡大平面図。
【図１０】本発明の第４実施形態の総形チップの要部拡
大斜視図。
大斜視図。
【図１１】図１０のチップの説明用要部拡大平面図。
【図１２】本発明の第５実施形態の総形チップの説明用
要部拡大平面図。
要部拡大平面図。
【図１３】本発明の第６実施形態の総形チップの要部拡
大斜視図。
大斜視図。
【図１４】図１３のチップで軌道溝加工している状態の
説明用要部拡大平面図。
説明用要部拡大平面図。
１、２１、３１、４１、５１、６１ 総形チップ ７ すくい面 ３ プランジ切削用切れ刃 ４ 軌道溝用切れ刃 ４a 刃先稜線 １１ ***状の凸部 ４４ シール溝用切れ刃 Ｂ ベアリングレース
Claims (8)
- 【請求項１】 すくい面のうち、プランジ切削用切れ刃
の刃先稜線の近傍に***状の凸部を設けたことを特徴と
するプランジ切削用総形チップ。 - 【請求項２】 すくい面のうち、プランジ切削用切れ刃
の刃先稜線の近傍であってその刃先稜線に沿って***状
の凸部を複数設けたことを特徴とするプランジ切削用総
形チップ。 - 【請求項３】 前記凸部をすくい面の左右に略対称に配
置した請求項２に記載のプランジ切削用総形チップ。 - 【請求項４】 前記凸部をすくい面の左右に非対称に配
置した請求項２に記載のプランジ切削用総形チップ。 - 【請求項５】 プランジ切削用総形チップが、ベアリン
グレース加工用のものである請求項１、２、３又は４に
記載のプランジ切削用総形チップ。 - 【請求項６】 プランジ切削用切れ刃に、ベアリングレ
ースの軌道溝を切削する軌道溝用切れ刃を備えた請求項
１、２、３、４又は５に記載のプランジ切削用総形チッ
プ。 - 【請求項７】 プランジ切削用切れ刃に、ベアリングレ
ースのシール溝を切削するシール溝用切れ刃を備えた請
求項１、２、３、４又は５に記載のプランジ切削用総形
チップ。 - 【請求項８】 プランジ切削用切れ刃に、ベアリングレ
ースの軌道溝を切削する軌道溝用切れ刃及びベアリング
レースのシール溝を切削するシール溝用切れ刃を備えた
請求項１、２、３、４又は５に記載のプランジ切削用総
形チップ。
Priority Applications (4)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11084788A JP2000280104A (ja) | 1999-03-26 | 1999-03-26 | プランジ切削用総形チップ |
| EP00302368A EP1038615A1 (en) | 1999-03-23 | 2000-03-23 | Plunge-cutting forming tip |
| KR1020000014831A KR20010020675A (ko) | 1999-03-26 | 2000-03-23 | 플런지 절삭용 총형 팁 |
| US09/534,023 US6328504B1 (en) | 1999-03-26 | 2000-03-24 | Plunge-cutting forming tip |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11084788A JP2000280104A (ja) | 1999-03-26 | 1999-03-26 | プランジ切削用総形チップ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000280104A true JP2000280104A (ja) | 2000-10-10 |
Family
ID=13840449
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11084788A Pending JP2000280104A (ja) | 1999-03-23 | 1999-03-26 | プランジ切削用総形チップ |
Country Status (3)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US6328504B1 (ja) |
| JP (1) | JP2000280104A (ja) |
| KR (1) | KR20010020675A (ja) |
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| WO2006035910A1 (ja) * | 2004-09-29 | 2006-04-06 | Kyocera Corporation | スローアウェイインサートおよびそれを装着した転削工具 |
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| SE523766C2 (sv) * | 2001-05-18 | 2004-05-18 | Seco Tools Ab | Verktyg för profilsvarvning med frammatningsbart skär |
| US20030194282A1 (en) * | 2002-04-15 | 2003-10-16 | Richard Majerus | Tool bit for clamshell lathe |
| US6937336B2 (en) * | 2002-08-15 | 2005-08-30 | Black & Decker, Inc. | Optical alignment system for power tool |
| US7044697B2 (en) * | 2004-03-10 | 2006-05-16 | Mipox International Corporation | Cutting tool for simultaneous facing and grooving of CMP pad |
| IL166007A (en) * | 2004-12-27 | 2009-02-11 | Iscar Ltd | Scraping tool and cutting tool for it |
| US7677146B2 (en) * | 2006-05-10 | 2010-03-16 | 3M Innovative Properties Company | Cutting tool using one or more machined tool tips in a continuous or interrupted cut fast tool servo |
| US7628100B2 (en) * | 2007-01-05 | 2009-12-08 | 3M Innovative Properties Company | Cutting tool using one or more machined tool tips with diffractive features in a continuous or interrupted cut fast tool servo |
| JP5081229B2 (ja) * | 2007-03-27 | 2012-11-28 | 京セラ株式会社 | 切削インサートおよび切削工具、並びにそれを用いた被削材の切削方法 |
| US7669508B2 (en) * | 2007-10-29 | 2010-03-02 | 3M Innovative Properties Company | Cutting tool using one or more machined tool tips with diffractive features |
| WO2009124107A1 (en) | 2008-04-02 | 2009-10-08 | 3M Innovative Properties Company | Light directing film and method for making the same |
| CN103433517B (zh) * | 2013-07-16 | 2015-10-28 | 慈溪市汇丽机电有限公司 | 自制成型端面槽刀 |
| CN106312105A (zh) * | 2016-11-04 | 2017-01-11 | 哈尔滨理工大学 | 一种加工轴承外圈内表面沟道的可转位专用车刀片 |
Family Cites Families (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| GB2004477B (en) * | 1977-08-05 | 1982-03-10 | Sumitomo Electric Industries | Throw away insert |
| JPS5464384U (ja) * | 1977-10-17 | 1979-05-07 | ||
| JPS60135104A (ja) * | 1983-12-22 | 1985-07-18 | Toshiba Tungaloy Co Ltd | スロ−アウエイチツプ |
| US4832541A (en) | 1987-05-20 | 1989-05-23 | Sumitomo Electric Industries, Ltd. | Grooving insert |
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| US5725334A (en) | 1993-03-29 | 1998-03-10 | Widia Gmbh | Cutting insert |
| SE9504174L (sv) | 1995-11-23 | 1996-12-02 | Sandvik Ab | Skär för spårstickning samt breddning av spår |
-
1999
- 1999-03-26 JP JP11084788A patent/JP2000280104A/ja active Pending
-
2000
- 2000-03-23 KR KR1020000014831A patent/KR20010020675A/ko not_active Application Discontinuation
- 2000-03-24 US US09/534,023 patent/US6328504B1/en not_active Expired - Fee Related
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2006035910A1 (ja) * | 2004-09-29 | 2006-04-06 | Kyocera Corporation | スローアウェイインサートおよびそれを装着した転削工具 |
| US7802946B2 (en) | 2004-09-29 | 2010-09-28 | Kyocera Corporation | Throwaway insert and milling tool equipped with the same |
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Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| KR20010020675A (ko) | 2001-03-15 |
| US6328504B1 (en) | 2001-12-11 |
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