JPS61252525A - 累進多焦点眼鏡レンズ - Google Patents

累進多焦点眼鏡レンズ

Info

Publication number
JPS61252525A
JPS61252525A JP9438385A JP9438385A JPS61252525A JP S61252525 A JPS61252525 A JP S61252525A JP 9438385 A JP9438385 A JP 9438385A JP 9438385 A JP9438385 A JP 9438385A JP S61252525 A JPS61252525 A JP S61252525A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
astigmatism
lens
progressive
image
function
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP9438385A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0680447B2 (ja
Inventor
Toshikazu Yoshino
芳野 寿和
Koji Komiya
小宮 康治
Hiroyoshi Koyama
博義 小山
Koji Sato
孝二 佐藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tokyo Optical Co Ltd
Original Assignee
Tokyo Optical Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Tokyo Optical Co Ltd filed Critical Tokyo Optical Co Ltd
Priority to JP60094383A priority Critical patent/JPH0680447B2/ja
Publication of JPS61252525A publication Critical patent/JPS61252525A/ja
Publication of JPH0680447B2 publication Critical patent/JPH0680447B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02CSPECTACLES; SUNGLASSES OR GOGGLES INSOFAR AS THEY HAVE THE SAME FEATURES AS SPECTACLES; CONTACT LENSES
    • G02C7/00Optical parts
    • G02C7/02Lenses; Lens systems ; Methods of designing lenses
    • G02C7/06Lenses; Lens systems ; Methods of designing lenses bifocal; multifocal ; progressive
    • G02C7/061Spectacle lenses with progressively varying focal power
    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02CSPECTACLES; SUNGLASSES OR GOGGLES INSOFAR AS THEY HAVE THE SAME FEATURES AS SPECTACLES; CONTACT LENSES
    • G02C7/00Optical parts
    • G02C7/02Lenses; Lens systems ; Methods of designing lenses
    • G02C7/024Methods of designing ophthalmic lenses
    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02CSPECTACLES; SUNGLASSES OR GOGGLES INSOFAR AS THEY HAVE THE SAME FEATURES AS SPECTACLES; CONTACT LENSES
    • G02C7/00Optical parts
    • G02C7/02Lenses; Lens systems ; Methods of designing lenses
    • G02C7/024Methods of designing ophthalmic lenses
    • G02C7/027Methods of designing ophthalmic lenses considering wearer's parameters

Landscapes

  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Ophthalmology & Optometry (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Optics & Photonics (AREA)
  • Eyeglasses (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、累進多焦点眼鏡レンズに関するもので、特に
広い遠用部、広い近用部及びこれらをつなぐ比較的広い
中間累進帯部を有し、なお、かつ被装用眼の視線移動時
に発生する像のゆれを極力少なくした累進多焦点眼鏡レ
ンズに関する。
(従来技術) 眼鏡レンズ用の累進多焦点レンズの提案、実用化は従来
から多く見られる。特に、遠用部や近用部を通しての静
的視における周辺部視野像や周辺部を通しての視野像あ
るいは遠用部から中間累進帯部をへて近用部への被装用
眼の視線移動に伴なう視野像の歪み、ゆがみ、波打ち等
の言わゆる「像のゆれ」の改良は、特公昭49−359
5号及び特公昭52−20211号によって提案されて
いる。これら両特許の特徴は、遠用部の屈折面曲率と近
用部の屈折面曲率の違いを周辺部で近ずけるようにする
ために、周辺曲率を遠用部では主子午線から離れるに従
って強べし、逆に近用部では主子午線から離れるに従っ
て弱くした点にある。
この構成により、他の従来例に比して遠用部及び近用部
は狭くなったが、周辺部における像の曲がりを少なくす
ることができる。
他方、上記両特許とは対照的な技術として、特公昭57
−53570号をあげることができる。
この技術の特徴は、遠用部、近用部のそれぞれの屈折面
を略球面で構成し、これにより前記両特許に比して光学
的に広い遠用部及び近用部を与えている。さらに「像の
ゆれ」に対する対策として、周辺部の残留非点収差の主
軸方向を水平及び垂直方向としている点にある。
(本発明が解決しようとする問題点) 特公昭57−53570号における問題点としては、遠
用部、近用部は光学的(光学的とは、例えばレンズメー
タ等による光学器械の測定によればという意味であり、
これに対し被装用者の視覚生理学的な像の見え方を以下
“生理学的”と表現する)には広くなっているが、これ
らの頭載外の周辺部においては非点収差の発生が著しく
、光学的測定に右いても大きな円柱度として計測される
ただし周辺部における円柱軸方向は、水平あるいは垂直
方向にそろえられており「像のゆれ」はさほど感じない
しかしながら実際の装用においては、この周辺部の非点
収差が原因して周辺部はほとんど不可能となっている。
また、中間累進帯や近用部を使用する場合、被装用眼の
網膜では、周辺視野は、はとんど合焦していない像とし
て知覚される。この周辺部の非合焦状態は、ただでさえ
違和感を与えるものであり、特に読書等の文章解読に著
しい速度低下をもたらすと言われている。また、この周
辺部の非合焦状態は、生理学的に中間及び近用視野の狭
さとして知覚される。すなわち、中間及び近用部は光学
的に像の良い部分は広くは計測されるが、それを越える
周辺部ではその像が光学的に著しく悪くなっているため
に、生理学的には中間、近用視野が狭く感じられという
欠点を有している。
他方、上述の特公昭49−3595号、特公昭52−2
0271号については、上記特公昭57−53570号
と比較して遠用部、近用部は光学的には狭いが、周辺部
の非点収差の量が少ないため、生理学的にはむしろ広く
感じる。
しかしながら、その周辺部の非点収差量はまだまだ多(
、遠用部や近用部を通しての静的視における像の曲がり
は改良されてはいるものの、視線の移動に伴う「像のゆ
れ」はまだ十分改良されているとはいえない。このよう
な問題点は、主子午線と直角に交わる断面で主子午線を
切断した場合の各断面曲線が少なくとも一つの円形形状
を含む′2次曲線から成っている非球面形状にとどまっ
ていることに起因している。また、従来例の非球面屈折
面が微分幾何学で云うところの「へそ点」の追求からの
面形状である事による。もちろん光学的には出来るだけ
「へそ点」であることが好ましいが、生理学的観点から
は必ずしも、それが妥当であるとは言えない。
さらに、前述のいずれの従来例においても累進屈折面の
面形状の決定は、遠用部、近用部、中間累進部、及び周
辺部をそれぞれ1つの関数で与え、これらの境界部をあ
る条件で滑かに結ぶという、一種の多面体的構成として
いた。
ところで、決定された面形状をもつレンズの評価法は従
来は格子物体のそのレンズによる像のまがりて評価する
方法や、屈折面の微小領域毎の最大曲率(Taax)と
最小曲率(71111%)を求め(n:レンズの屈折率
) として微小領域内の曲率差Asを求める。言換えれば、
この微小領域に立てた法線方向に入射してくる光線によ
る非点収差を求め、屈折面全体にわたる非点収差等布線
で求めるものであった。しかしながら、レンズの実際の
装用状態を考えるとき、上記法線方向からの光線を利用
して物を見ることは現実的でなく、必ずしも正して評価
法とは言えなかった。さらに、従来、「像のゆれ」に対
する十分な評価方法はなかった。
(本発明の目的) 本発明は上記従来の欠点を解消するためになされたもの
で、その目的は、「像のゆれ」を著しく減少させるとと
もに、周辺部の非点収差を少なくすることにより生理学
的に広い遠用視野、広い近用視野さらに広い中間累進帯
視野が得られる新規な累進多焦点眼鏡レンズの提供する
ことにある。
(本発明の構成) 本発明の構成上の特徴は、累進屈折面を従来のように部
分部分でそれぞれの関数を決めるのでなく、累進屈折面
全体を1つの関数として定める。
より具体的には、 として表わされるn次べき関数で、構成した点にある。
なお、その固形状の決定に際しては、被装用眼の眼球回
旋中点を通過する光線について非点収差の評価を行って
決定するという、まったく新しい評価方法を確立して採
用し、また像のゆれ、屈折面の滑らかさについては、球
面収差スポート法を採用した点に注目すべきである。
(本発明の効果) 本発明によれば、従来例に比して「像のゆれ」を著しく
減少させ、また周辺部の非点収差の少ない、より装用感
、使用感のよい累進多焦点眼鏡レンズを提供することが
できる。
(本発明の原理説明) 第1図は本発明に係る累進多焦点眼鏡レンズの累進屈折
面を模式的に示した斜視図である。本実施例では累進屈
折面はレンズの前側屈折面として構成され、後側屈折面
は球面またはトロイダル面として構成される。これによ
りレンズの球面屈折力や円柱屈折力、円柱軸角度は後側
屈折面の曲率半径を変化させることにより決めら′れる
。なお本発明は逆に前側屈折面を球面またはトロイダル
面とし、後側屈折面を累進屈折面としてもよい。以下、
の説明は上述したように前側屈折面を累進屈折面とした
場合につき説明し、第1図にはその累進屈折面のみを図
示している。
第1図において、説明を理解しやすくするためにへの部
分は遠用部、Cの部分は近用部、Bの部分は中間累進帯
、Dの部分は周辺部と便宜的に区分するが、本発明にお
いては、この各部分毎に従来例のようにその面形状がそ
れぞれ一つ一つの関数として与えられるものではなく、
累進屈折面S全体が以下に記述する一つの関数としてあ
たえられる。
今、第1図に示すように、累進屈折面にX−Y−Zの3
次元座標系を考える。累進屈折面S上の点のZの値は、
Z=f(x・y)とい、うXとyの関数として与えられ
る。このことは、逆にZ=f (x−y)として与えら
れるZを連続的に結びつけることにより面Sの形状は一
義的に決定できることになる。
一般に曲面は、 というn次のべき関数として表現できる。このように累
進屈折面を一つの関数としてとらえることの利点は、そ
の面形状が滑らかになり、非点収差を減少でき、像のゆ
れを著しく押えることが出来ることである。しかし、上
記関数においてもその次数nが小さすぎると、Bl、c
i、すなわち中間累進帯と近用部が形成出来ないし、逆
に次数nを大きくすると、光学的滑らかさが少なくなり
、非点収差の発生が多くなる。
そこで、次に最適な次数nの範囲につき具体的実施例を
示す。まず上述した一つの関数として得られた累進屈折
面を有するレンズの非点収差評価法について述べる。
第2a図はその評価法を模式的に示す図である。
この評価法は眼鏡レンズLを通過し、被装用眼Eの回旋
点Qを通過する光線lについて以下の式で非点収差を計
算するものである。
第2b図は屈折面Rへの入射光線lと屈折光線1′との
関係を示す座標系である。面Rの法線Nを、Z軸とする
直交座標系x−y−z、入射光線lの入射方向をZ軸と
する直交座標系x−y−z。
曲Rにより屈折された入射光線βの屈折光線1′屈折面
番号をj (j=1,2・・n:眼鏡レンズの場合はj
=1.2)とする と は KIIJ (w)= TJ CoS”ΦJ (’)K 
+ + J(i)/cos’Φ1(W)+ΩjKIIJ
 /cos”ΦJ (W)一方、捩率τ、(W)は、 rj(w)  = rjr) (i)cosΦJ (i
)  /cosΦj(w)+ΩJ  rj/cos”Φ
J  (w)として、それぞれ表わされる。次に、上記
各成分をもとに微分幾何学を使って主曲率を求める。ま
4τ”J(W)) KSi(w)  はそれぞれ にΦJ (w)  =HJ (w)  +ξJ (w)
ξSJ (w)  =HJ (w)  −ξ、(w)と
して表わされる。また、主曲率の傾きはsign (τ
I(w)) として表わされる。この第j番目の屈折面R1を射出し
た光線β′を入射光線としてj+1番目の屈折面に対し
ても上記と同様の演算を実行し、最終屈折面における極
値にΦ(w)、KS (w)から、最終面の射出点から
の像距離は 1/fs=Ks  (w) 1/fΦ=にΦ (W) として与えられ、像の非点収差Asは As= (1/ f s−1/ fΦ) X100O(
単位:ディオプター) として求められる。
本願の薬進多焦点レンズにおける上記像距離1/fs、
1/fΦの光学的模式図を第2c図に示す。J8目の屈
折面が一累進屈折面であり、(J+1)8目の屈折面は
球面としである。本願ではJ=1.すなわち累進屈折面
が第1面、球面が最終面である2面構成である。
(従来の技術の評価) 第3図は上記の評価法にもとず〈従来の累進多焦点レン
ズの非点収差等布線を示している。ここで使用したレン
ズは、前側屈折面が累進屈折面であり、遠用部へを球面
(または非球面)、近用部Cを球面(または非球面)と
し中間累進帯部Bは近用加入度数に従い「へそ点」とな
るように構成し、周辺部りはこれらASB、C各部をあ
る所定条件で滑らかにつないだ面形状をもっている。そ
の後側屈折面は曲率半径rb= 100m/mであり、
レンズ中心厚はt = 2m1m 、レンズの屈折率N
 f =1,500 とし、そのレンズの遠用度数S=
0.00デイオプター、近用加入度数へdd=2.00
ディオプターをもつレンズである。
第3図に示した等高線は被装用眼が回旋点を中心に回旋
し、レンズの種々の方向を通して遠方視したときの平行
入射光束によるレンズ面(累進屈折面)における使用光
束部分毎の非点収差量を結んだ等高線である。図中1.
0と附された等高線は非点収差が1.0デイオプターを
意味する。等高線は0.Lo、5.1.0.1.5.2
.0デイオプターのものを示した(0.1デイオプタ一
等高線は近用部Cのもののみを示した。以下同じ)。こ
の第3図の結果から、この従来型のレンズは、遠用HA
はその大部分が非点収差がゼロとなり、近用部Cも狭い
範囲内ではあるが非点収差はゼロの領域をもっている。
それに比較して周辺部りは最高2.0デイオプターまで
の非点収差が現われ、各等高線の遊びも大きく乱れてい
る。このことより周辺部りの面形状は著しく悪いものと
なっていることがわかる。
(第1実施例) 第4図は本発明に係る累進多焦点眼鏡レンズの第1の実
施例の非点収差等布線図である。第1の実施例は、前述
の従来例と同様に前側屈折面を累進屈折面としその面形
状は前記第(1)式の1次べき関数において次数nをn
=10とした面形状で構成される。他の構成ファクター
すなわち後側屈折面の曲率半径rb 、中心厚tルンズ
の屈折率、NIl、近用加入度数^dd及び遠用度数S
は上述の従来例と同じ値をもつ(以下第2ないし第4実
施例についても次数nのみ変化させ、他の構成ファクタ
ーは従来例と同じとする)。
ここで第4図の本願第1実施例の非点収差等高線を第3
図の従来例のそれとを比較すると、周辺部りの非点収差
(各等高線の走る面積)が少ないことが理解できる。ま
た各等高線間の間隔を広く、その走り方も滑らかであり
、このことより面形状が極めて滑らかであることが明瞭
にわかる。
眼鏡レンズ、特に累進多焦点レンズの評価では、前述し
たように生理学的な評価が必要となる。例えば、視力1
.2の人にC= + 1.0デイオプターの円柱レンズ
を装用させて視力を測定すると、その人の視力は0.7
〜0.8程度に低下するが、決してゼロにはならない。
本発明者は種々の装用テストの結果 ■ 非点収差が0.25〜0.50デイオプターでは装
用者に不快感を与えない。
■ 非点収差を徐々に加入すること(非点収差の等高線
間隔がゆるやかに変化する)は装用者に違和感を与えな
い。
■ 像が非合焦状態であることを知覚できるのは非点収
差が1.0デイオプタ一前後である。
以上の生理学的な装用テスト結果から、第3図と第4図
を比較すると、本発明(第4図)は、近用部Cの上方に
おいて累進帯部Bの近くで従来例同様0.50デイオプ
ターと数点収差等高線が狭くなるが、装用老眼の瞳径(
例えば4 m/m中)を考慮ずれば0.50デイオプタ
ーの非点収差は生理学的に問題とならない。このことは
、従来例において理想的な非点収差ゼロのへそ点構成の
面を使用しても、累進帯中で遠用光線中心から15m/
mの位置で加入度2.0デイオプターのレンズを考えた
場合、瞳径を4 m/m中とすると、装用眼の瞳はその
上部と下部とで (2,00/ l 5) X4=0.530ptrの屈
折力の違いを有するにもかかわらず生理学的になんら問
題にならなかったことからも、本願の累進帯部の0.5
0デイオプターの非点収差は問題にならないことが裏付
けされる。
累進帯部の周辺の非点収差等高線は、従来例(第3図)
に比して本発明(第4図)の方がなだらかな傾斜をもっ
ており、特に非合焦状態の評価境界となる1、 0デイ
オプターの非点収差は著しく改良されている。また、近
用部Cも、光学的に0.5デイオプタ一非点収差等高線
で比較すると、従来例(第3図)の方が広いように思わ
れるが前述したように生理学的観点から見れば本発明(
第4図)の方が非点収差等布線の傾斜及び分布が滑らか
となり広い近用視野として知覚できる長所を有する。し
かし、0.1デイオプターの等高線領域内(ゼロディオ
プター領域:斜線部)は従来例に比して狭くなっている
。これは次数nが小さいためである。
次に、「像のゆれ」について本発明を従来例と比較する
。本発明では、「像のゆれ」評価に球面収差スポット法
という新しい評価方法を確立して利用した。この球面収
差スポット法は、従来球面レンズの収差状態を見るため
の方法として応用されたものであるが、第5図に模式的
に示すように被検レンズLの全面に平行光線を入射させ
、レンズ後面から一定距離P′の所でその光線のスポッ
トダイアフラムを見るという方法である。これを上述の
従来例や本実施例のように遠用度数0.00デイオプタ
ー、近用加入度2.00デイオプターのレンズの評価に
利用する場合、評価面を図示のように例えばP ’ =
 500m/m にとれば、近用光学中心を通る光線の
みが評価面上に収束され、周辺部、累進帯部、遠用部と
近用光学中心から遠ざかるにしたがって、拡散の程度が
大きくなるスポットダイヤグラムが得られる。そして、
このスポットの拡散の不規則性が面形状の滑らかさの低
いことを示す。そしてこのスポットダイヤグラムの不規
則性と装用テストによる「像のゆれ」の知覚量との間に
は相関関係があることが本発明者の装用テストかられか
った。
第6A図は評価面距離P’=400の場合の、第6B図
は評価面圧!IP’=500の場合の従来例のスポット
ダイヤグラムをそれぞれ示している。
また、第7A図、第7B図はそれぞれ評価面距離P ’
 = 400m/m SP ’ = 500m/mの本
発明によるレンズのスポットダイヤグラムを示している
これら第6八図ないし第7B図から本発明は従来例に比
して周辺部の面形状が極めて滑らかであり、このことは
、「像のゆれ」が極めて少ないということを示している
(第2実施例) 第8A図は、第(1)式の次数nをn=16とじたとき
の非点収差等布線図であり、第8B図はこの第2実施例
における球面収差スポットダイヤグラムを示している。
この第2実施例では近用部Cにおける0、1デイオプタ
ー以下の非点収差分布が比較的狭くなっている。レンズ
メーターで近用部の屈折力を光学的に測定する場合、0
.1デイオプタ一以上の非点収差は視覚できるため0.
1デイオプターの範囲が狭いことは欠点となる。近用部
の非点収差分布は次数が低くなるにしたがって低ディオ
プターの非点収差領域が狭くなり、生理学的には問題な
いが光学的には、次数n=16が実用上の下限と言える
。また、第8B図に示すように、スポットダイヤグラム
からも周辺部から遠用部にかけ、少し湾曲した分布をも
ち「像のゆれ」が少しあることがわかる。
(第3実施例) 第9Δ図は、本発明の第3の実施例を示すもので第(0
式の次数nをn=20として、rb= 100n/m 
、 S=0.00デイオプター、t=2m/m 5Ad
d=2.00デイオプター、N 1 = 1.500で
ある、累進屈折面を構成したレンズの非点収差等高線図
であり、第9B図は、そのスポットダイヤグラムである
なお、本実施例における係数a  は第11図αβ に示す値をもつ。第11図は横行にαの値を縦列にβの
値を示し、これら各α、βの組合せで表わ例えばα=2
、β=3で与えられる係数a23は、a2.=−0,5
12xl O” =−51,2であることを示している
。本発明の累進屈折面は、第11図この第3実施例は、
第2実施例に比して近用部の0.1デイオプタ一非点収
差等高線領域が広くなり、生理学的にはもちろん光学的
にも十分実用になると言える。また、第9B図のスポッ
トダイヤグラムのスポット分布状態も極めて滑らかで、
「像のゆれ」が極めて少ないことが理解できる。
(第4実施例) 第10A図は第(1)式において次数nをn=24とし
た累進屈折面をもつレンズの非点収差等布線図であり、
第10B図はそのレンズのスポットダイヤグラムである
近用部Cの0.1デイオプタ一非点収差等高線の広さは
第3実施例よりさらに広くなっているが、周辺部りにお
ける非点収差等布線の分布が第1ないし第3実施に比し
て悪化しており、周辺部の面形状の滑らかさの低下と、
非点収差量の増大がわかる。このことは第10B図のス
ポットダイヤグラムのスポット分布にも明確に表われ、
「像のゆれ」が多いことがわかる。この周辺部の非点収
差の増加と「像のゆれ」の増加は次数がより高くなるに
従って顕著となり、光学的及び生理学的な実用限界は次
数n=24と言える。
なお、係数a  については、近用加入度数αβ Addや、後側屈折面のカーブ値(曲率半径rb )す
なわち遠用度数S及び/または円柱度数やその軸角度や
、累進屈折面の次数nによって変化する。
きくなる。次数nを10≦n≦24とするときの130
はすべて一102≦a03、ad2、a2+  Ora
、。≦102の係数を持つことを示している。なお、本
発明の累進屈折面は偶関数で構成されるため、前述した
ようにαが奇数であるa12  はa12−〇の係数値
をとる。表2はこの場合も含めて表わしていると解釈さ
れたい。また、非点収差除去の観点からみると、第(1
)式の次数nの方が非点収差量はそれ程度化しない。
【図面の簡単な説明】
第1図は、累進屈折面と座標系との関係を示す説明図、
第2図は本発明の非点収差評価法を説明するための図、
第3図は比較従来例の非点収差等高線図、第4図は本発
明の第1の実施例の非点収差等高線図、第5図は球面収
差スポットダイヤグラム法を説明するための図、第6A
図、第6B図は従来例のスポットダイヤグラム、第7A
図、第7B図は第1実施例のスポットダイヤグラム、第
8A図は本発明の第2の実施例の非点収差等高線図、第
8B−はそのスポットダイヤグラム、第9A図は本発明
の第3の実施例の非点収差等高線図、第9B図はそのス
ポットダイヤグラム、第10A図は本発明の第3の実施
例の非点収差等高線図、第10B図はそのスポットダイ
ヤグラム、第1IL・・・・・・レンズ、S・・・・・
・累進屈折面、A・・・・・・遠用部、B・・・・・・
中間累進帯部、C・・・・・・近用部、D・・・・・・
周辺部。 第2八図 第20図

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)前側屈折面と後側屈折面のいずれか一方の屈折面
    は、遠用部、近用部、さらに該遠用部より該近用部に面
    の屈折力が連続的に変化する中間累進帯部を有する非球
    面で構成され、他の屈折面は球面またはトロイダル面と
    して構成された累進多焦点レンズにおいて 前記非球面を Z=Σ^α^+^β^=^n_0≦α,β≦n a_α
    _β・x^α・y^β(a_α_β:係数) 10≦n≦24 であり、a_α_βの範囲が、 ▲数式、化学式、表等があります▼ として表わされる偶関数のn次べき関数で構成されてい
    ることを特徴とする累進多焦点眼鏡レンズ。
  2. (2)上記次数nは、16≦n≦24であることを特徴
    とする特許請求の範囲第(1)項記載の累進多焦点眼鏡
    レンズ。
JP60094383A 1985-05-01 1985-05-01 累進多焦点眼鏡レンズ Expired - Lifetime JPH0680447B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP60094383A JPH0680447B2 (ja) 1985-05-01 1985-05-01 累進多焦点眼鏡レンズ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP60094383A JPH0680447B2 (ja) 1985-05-01 1985-05-01 累進多焦点眼鏡レンズ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS61252525A true JPS61252525A (ja) 1986-11-10
JPH0680447B2 JPH0680447B2 (ja) 1994-10-12

Family

ID=14108776

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP60094383A Expired - Lifetime JPH0680447B2 (ja) 1985-05-01 1985-05-01 累進多焦点眼鏡レンズ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0680447B2 (ja)

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0503111A1 (en) * 1991-03-13 1992-09-16 Toyohiko Kashiwagi Aspherical lens, method of producing the lens and apparatus for producing the lens
US6366823B1 (en) 1998-07-30 2002-04-02 Asahi Kogaku Kogyo Kabushiki Kaisha Design method for optical curved surface
JP2002122825A (ja) * 2000-10-12 2002-04-26 Ito Kogaku Kogyo Kk 累進屈折力眼鏡レンズ
US7090349B2 (en) 1996-03-21 2006-08-15 Sola International Holdings Ltd. Single vision lenses
US7389543B2 (en) 2004-06-30 2008-06-24 Nike, Inc. Optically decentered face shield
CN101968575A (zh) * 2010-08-31 2011-02-09 苏州科技学院 一种渐进多焦点眼用镜片及其制备方法
JP2016206338A (ja) * 2015-04-20 2016-12-08 伊藤光学工業株式会社 視力矯正用レンズの設計方法及び視力矯正用レンズ

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5958415A (ja) * 1982-09-29 1984-04-04 Seiko Epson Corp 累進多焦点レンズ
JPS6048017A (ja) * 1983-07-22 1985-03-15 ソ−ラ インタナシヨナル ホ−ルデイングス リミテツド 眼鏡用レンズおよび製造方法

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5958415A (ja) * 1982-09-29 1984-04-04 Seiko Epson Corp 累進多焦点レンズ
JPS6048017A (ja) * 1983-07-22 1985-03-15 ソ−ラ インタナシヨナル ホ−ルデイングス リミテツド 眼鏡用レンズおよび製造方法

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0503111A1 (en) * 1991-03-13 1992-09-16 Toyohiko Kashiwagi Aspherical lens, method of producing the lens and apparatus for producing the lens
US7090349B2 (en) 1996-03-21 2006-08-15 Sola International Holdings Ltd. Single vision lenses
US6366823B1 (en) 1998-07-30 2002-04-02 Asahi Kogaku Kogyo Kabushiki Kaisha Design method for optical curved surface
JP2002122825A (ja) * 2000-10-12 2002-04-26 Ito Kogaku Kogyo Kk 累進屈折力眼鏡レンズ
US7389543B2 (en) 2004-06-30 2008-06-24 Nike, Inc. Optically decentered face shield
CN101968575A (zh) * 2010-08-31 2011-02-09 苏州科技学院 一种渐进多焦点眼用镜片及其制备方法
JP2016206338A (ja) * 2015-04-20 2016-12-08 伊藤光学工業株式会社 視力矯正用レンズの設計方法及び視力矯正用レンズ

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0680447B2 (ja) 1994-10-12

Similar Documents

Publication Publication Date Title
ES2361230T3 (es) Método de diseño de lente de gafas y lente de gafas.
JP5438036B2 (ja) 眼鏡レンズの評価方法、眼鏡レンズの設計方法、及び眼鏡レンズの製造方法
KR101309003B1 (ko) 안과용 렌즈
US8876288B2 (en) Progressive multifocal ophthalmic lens
RO112931B1 (ro) Metoda de proiectare a unei lentile asferice
US9307899B2 (en) Process for determining a pair of progressive ophthalmic lenses
JPH0990291A (ja) 累進多焦点レンズ
JPH0667121A (ja) ゴーグル用のポリカーボネートレンズ
KR20070100900A (ko) 안경의 보조 면 형성 방법
KR20140092338A (ko) 안경 렌즈 결정 방법
US20230109270A1 (en) Lens element
Davson Visual optics and the optical space sense
US20150055083A1 (en) Progressive addition lens and method for designing progressive addition lens
JPS61252525A (ja) 累進多焦点眼鏡レンズ
JP6374345B2 (ja) 視力矯正用レンズの設計方法及び視力矯正用レンズ
KR100723598B1 (ko) 안경 렌즈의 광학 성능 표시방법
US20230104969A1 (en) Lens element with improved visual performance
US20130148078A1 (en) Progressive multifocal ophthalmic lens
JPS61252526A (ja) 累進多焦点眼鏡レンズ
US6322215B1 (en) Non-progressive trifocal ophthalmic lens
Zelzer et al. Theoretical model for design and analysis of protectional eyewear
Ogle Distortion of the image by ophthalmic prisms
DAVIS A polycarbonate ophthalmic-prescription lens series
JP2001033738A (ja) 累進多焦点レンズおよびその製造方法
JP2536195B2 (ja) 累進焦点レンズ