JPS61252155A - 樹脂被覆木質板の製造方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、樹脂被覆木質板の製造方法に関し、よシ詳細
には木質板の表面に、ポリオレフィン樹脂粉体と変性ポ
リオレフィン樹脂粉体との混合粉体からなる樹脂層を形
成させる方法に関する。

従来の技術 従来、合板、パーティクルボード、ファイバーボード、
集成材、単板積層材などの木質板表面を装飾、平滑化、
表面硬度の向上などを目的に、木質板表面に樹脂フィル
ムの積層や樹脂粉体の塗装融着により樹脂層を形成させ
る方法が知られている。例えば、予熱した木質板の表面
に、接着性の樹脂粉体を介して熱可塑性樹脂粉体を付着
せしめ熱ロールにより熱圧する木質板の狭面処理方法（
％開昭５８−１１２７５４号公報）、合板の表面に接着
性ポリオレフィン系樹脂粉体全散布し加熱加圧して樹脂
層を形成し、次いで非接着性ポリオレフィン系樹脂粉体
全散布し加熱加圧して樹脂層全形成させるコンクリート
型枠板の製造方法（特開昭５９−２０５６７５号公報）
などが提案されている。

発明が解決しよりとする問題点 上記の提案により木質板表面のポリオレフィン樹脂層の
接着性および平滑性においては改良がなされているもの
の、耐候性などの二次密着性においては必ずしも十分で
はなかつ友。

本発明は、樹脂被覆木質板の二次密着性、特に耐候性に
優れるポリオレフィン樹脂層を形成させる樹脂被覆木質
板の製造方法全提供すること金目的とする。

問題点を解決するための手段 本発明者らは、上記のよつな目的を達成するために鋭意
検討を行った結果、木質板の表面に変性ポリオレフィン
樹脂粉体を含むポリオレフィン樹脂の混合粉体からなる
樹脂被覆層を形成させることにより本発明の目的全達成
することを見出し、不発１１ｆｌ完成した。

すなわち、本発明は木質板の表面を予熱した後、その表
面にポリオレフィン樹脂粉体および変性ポリオレフィン
樹脂粉体との混合粉体′を塗装または散布し、次いでこ
の混合粉体を加熱および加圧して樹脂層を形成させる樹
脂被覆木質板の製造方法を要旨とする。

本発明で用いる木質板としては、各徨木材全素材とする
合板、パーティクルボード、ファイバーボード、集成材
、単板、積層材などがあげられる。

木質板は、樹脂粉体の付着性金高めるために表面を予熱
する。その表面の温度は８０〜１５０℃が好ましく、よ
シ好ましくは９０〜１００℃となるように加熱する。予
熱＠度が低過ぎる場合は、木質板と該混合粉体との付着
性が不十分であり、また木質板に不必要に含まれる水分
の蒸発除去が不十分で被覆樹脂層のピンホールやふくれ
の原因となるために好ましくない。一方、高過ぎる温度
では木質板が変質を起すために好ましくない。予熱炉は
、通常遠赤外線ヒーター、赤外線ヒーターなどが用いら
れる。

次に、予熱した木質板の表面にポリオレフィン樹脂粉体
および変性ポリオレフィン樹脂粉体との混合粉体をｍ装
または散布する。

本発明で用いるポリオレフィン樹脂としては、Ｎ、ｔば
ｙＮＩＪエチレン、エチレンープロピレン共重合体、エ
チレン−ブテン共重合体、ポリプロピレン、プロピレン
−エチレン共重合体、７”ｅｌピレン−ブテン共重合体
、ポリブテン、ポリ−４−メチルペンテン、エチレン−
酢酸ビニル共重合体、エチレン−アクリル酸エチル共重
合体などがめげられる。これらのりちではポリエチレン
、ポリプロピレンなどが好ましい。

また、変性ポリオレフィンａｍとしては、上記のポリオ
レフィン樹脂および／ま九はオレフィン系エラストマー
、例えばポリインブチレンゴム、メチルゴム、エチレン
プロピレンゴム、エチレンーフロビレンージエンターホ
リ？−、エチレン−１−ブテンゴム、フタジエンゴム、
スチレン−ブタジェンゴム、エチレン−ブタジェンゴム
など全配合したものに、不飽和カルボン醒もしくはその
誘導体、例えばマレイン酸、アクリル酸、メタクリル酸
、エンド−ビシクロ−（２，２，１）−５−ヘプテン−
２，５−ジカルボン醗、これらの敢無水物、エステル類
、アミド類もしくは塩類など′ｆ！ｒ：Ｑ、０１〜１５
重量％付加させたものなどがめげられる。

上記のポリオレフィン樹脂粉体の粒径は７０へ５００μ
が好筐しく、また変性ポリオレフィン樹脂粉体の粒径は
７０〜５００μの範囲のものが好ましい。粉体の粒径は
、大き過ぎると均一な塗装や散布が難かしくなり、一方
、粒径が微細に過ぎるものは取扱いがやっかいで作業性
が劣るために好ましくない。

本発明で用いるポリオレフィン樹脂粉体と変性ポリオレ
フイ／との混合粉体は、両晟分全通常ポリオレフィン樹
脂粉体に用いる混合機、例エバヘンシェルミキサー、リ
ボンプレンダーなどを用いて混合することによって得ら
れる。この場合の混合比は、ポリオレフィン樹脂粉体７
０〜９０重ｔ％と変性ポリオレフィン樹脂粉体３０〜１
０重量％の範囲が好ましい。変性ポリオレフィン樹脂の
混合比が少な過ぎると接着性が不十分となり、一方多過
ぎると表面硬度や耐候性などが低下するために好ましく
ない。上記の樹脂粉体の混合においては、必要に応じて
通常ポリオレフィン樹脂に用いる各種の安定剤、充填剤
、着色剤などを本発明の目的全損わない範囲で添加する
ことができる。

上記の混合粉体は、予熱した木質板表面へ、粉体の塗装
置たは散布設備によ、０塗装または散布するが、よシ均
一な粉体層音形成させるためには靜を塗装機による塗装
が好ましい。この場合の塗装または散布の厚さは、製品
の目的、用途によシ適宜調整できるが通常は５０〜２０
０μの範囲でろる。

このように混合粉体′ｆ！：Ｉｌｉ布ま九は散布するこ
とによって、製造工程全簡略化するとともに樹脂層の耐
候性全向上することができる。

混合粉体を塗装゛または散布した木質板は、その混合粉
体を加熱および加圧して木質板表面に平滑で均一な樹脂
層を形成させる。加熱は、予め混合粉体が殆んど溶融状
態になる程度に予熱しておくことが好ましい。ま九、加
熱は、樹脂の融点以上の温度、好ましくは融点〜融点＋
５０℃の温度に加熱した圧着ロール、プレス機などによ
って熱圧する。さらに、熱圧して樹脂層を形成した木質
板は冷却した金属ロールなどを通して冷却固化する。

本発明の製造法は、各工程全連続的またはバッチ式で実
施することができるが、特に連続的に製造することが有
利である。

以下本発明を実施例によシさらに詳細に説明する。

実施例１ ｗｌ；１図に側面略図を示す連続樹脂被覆木質板製造装
置を用いて合板を被覆した。

厚さ１２５ｍの合板１をローラーコンベア２によシ８ｍ
／分の速度で連続的に供給し、その表面温度が１００℃
となるよりに加熱した。

次いて、加熱した合板１の表面に、高密度ポリエチレン
粉体（粒径２５０〜５５０μ）および無水マレイン＆変
性線状低密度ポリエチレン粉体（粒径１５０〜１７５μ
）の混合粉体（混合重量比８０／２０）４′を静電塗装
機６にて厚さ１４０μに塗装した。

次いで、混合粉体全塗装した合板表面′ｆ！：樹脂溶融
加熱炉７で１５０℃に加熱した後、直ちに１５０℃に加
熱した圧着ロール（４１ｃ９／ｆｆ１）８で熱圧し、次
いで水冷した冷却ロール９に通して冷却固化して合板上
に平滑で均一な樹脂層を形成した。

得られた樹脂被覆合板について、樹脂層の１８０°　方
向剥離強度（サンプル巾　１　ｃｍ　）　ｆ測定したと
ころｔ、　５　ｋ（／　／　ｃｍでろつ次。また、テン
シャインウェザ−オーメーター（６５℃）による耐候性
試験では５００時間で樹脂層に変化はみられなかった。

比較例１ 実施例１において、合板の表面に変性ポリエチレン粉体
および高密度ポリエチレン粉体の順に塗装して樹脂層を
形成させ次以外は実施例１と同様にして樹脂被覆木板金
得た。

得られた樹脂被覆合板について樹脂層の１８０方向剥離
強度を測定したところ１．５　Ｋｌｌ　／　ｃｍでめっ
たが、耐候性試験では２００時間で合板および樹脂層に
割れが発生した。

発明の効果 本発明の方法によれば、得られる樹脂被覆木質板の樹脂
層と木質板との接着性を低下させることなく耐候性を改
良することができる。また、ポリオレフィン樹脂粉体お
よび変性ポリオレフィン樹脂粉体を混合して用いるため
に、樹脂粉体の塗装または散布の工程および加熱加圧の
工程を１段階に省略することができる。

本発明の方法によシ得られる樹脂被覆木質板は、コンク
リート型枠板、化粧合板などの各種用途に使用できる。

【図面の簡単な説明】

＄１図は、本発明の一実施態様金示す側面略図である。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 木質板の表面を予熱した後、その表面にポリオレフィン
   樹脂粉体と変性ポリオレフィン樹脂粉体との混合粉体を
   塗装または散布し、次いでこの混合粉体を加熱および加
   圧することを特徴とする樹脂被覆木質板の製造方法。