JPS61246236A - 原着ポリエステルペレットの製造法 - Google Patents

原着ポリエステルペレットの製造法

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JPS61246236A
JPS61246236A JP8949785A JP8949785A JPS61246236A JP S61246236 A JPS61246236 A JP S61246236A JP 8949785 A JP8949785 A JP 8949785A JP 8949785 A JP8949785 A JP 8949785A JP S61246236 A JPS61246236 A JP S61246236A
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polyester
pigment
melt
pellets
polyethylene terephthalate
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JP8949785A
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Shingo Sasaki
新吾 佐佐木
Yoshito Koike
小池 義人
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Nippon Ester Co Ltd
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Nippon Ester Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明はポリエチレンテレフタレート又はこれを主体と
するポリエステルに顔料を混合した原着ポリエステルペ
レットを製造する方法に関するものである。
(従来の技術) ポリエチレンテレフタレート又はこれを主体とするポリ
エステルは9機械的、化学的な性能の優れた素材として
、繊維、フィルム、ボトル等の成形物として広く使用さ
れているが、顔料を混合した原着ポリエステルとして用
いられることも多い。
しかしながら、このようなポリエステルは高融点で、か
つ高温で水や酸素と接触すると簡単に重合度が低下して
しまうため、顔料を高度に均一に分散させることは困難
で、特に溶融紡糸して繊維を製造する場合、短時間で紡
糸フィルターを目詰りさせたり、糸切れを多発させると
いう問題があった。
このような問題を解決するための提案は種々なされてい
るが、十分満足できる段階には至っていない。例えば、
特公昭49−9616号公報には嵩密度が0.3 g 
/ c m3以下のポリエチレンテレフタレート粉末と
顔料とを混合する方法が提案されているが、ポリエステ
ル粉末と顔料とを単純に混合するだけでは、顔料が高度
に均一に分散した高速紡糸に使用し得るような原着ペレ
ットを得ることは困難である。
(発明が解決しようとする問題点) 本発明は、ポリエチレンテレフタレート又はこれを主体
とするポリエステルに顔料を混合して。
顔料が高度に均一に分散して凝集塊がなく、高速紡糸に
おいても優れた可紡性を示す原着ポリエステルベレット
を製造する方法を提供しようとするものである。
(問題点を解決するための手段) 本発明は上記目的を達成するもので、その要旨は次のと
おりである。
ポリエチレンテレフタレート又はこれを主体とするポリ
エステルに1〜30重量%の顔料を混合した原着ポリエ
ステルベレットを製造するに際し。
まず、嵩密度0.6g/cm3以下のポリエステルに顔
料をドライブレッドした後、溶融ブレンドして顔料濃度
30〜60重量%のマスターバッチを調製し2次いでこ
のマスターバッチと極限粘度が0.5以上のポリエステ
ルとを所定の顔料濃度となる割合で再度溶融混合するこ
とを特徴とする原着ポリエステルペレットの製造法。
本発明において、ポリエステルの嵩密度はJISK 6
911によって測定した値であり、極限粘度はフェノー
ルとテトラクロルエタンとの重量比3/2の混合物を溶
媒として、20℃で測定した値である。
本発明の方法を実施するに際しては、まず、嵩密度0.
6g/cm’以下のポリエステルと所定量の顔料とをダ
ブルコーン型プレンダー、V型ブレンダー、ヘンシェル
ミキサー、ロール型フレンダーあるいはポリエステルの
融点より低温の加圧ニーグー、バンバリーミキサ−等で
ドライブレッドした後、ポリエステルの融点より高温の
加圧ニーグー、バンバリーミキサ−等で溶融混合(−次
混合)してマスターバッチを調製する。次いで、このマ
スターバッチを水分1100pp以下に乾燥後、極限粘
度が0.5以上のポリエステルと所定の顔料濃度となる
割合で再度溶融混合(二次混合)する。
二次混合には、−軸又は二輪以上のニーダ−で。
軸及び/又はバレルに対して混練効果を向上させる対策
を施した機種を用いるのが好ましい。
−次混合に用いるポリエステルは嵩密度が0.6g/c
m3以下のものとする必要があり、これより嵩密度の大
きいものでは、ドライブレッドの効果が実質的になくな
り、R料が高度に均一に分散したベレットを得ることが
できない。しかし、嵩密度が0.2g/cm’以下のよ
うにあまり小さいいものは好ましくない。このような嵩
密度の小さいポリエステルは調製が困難であると共に混
合設備光たりの処理量が低下するだけで、顔料の分散度
の向上はそれほど期待できない。
嵩密度が0.6g/cm’以下のポリエステルは固体ポ
リエステルの粉砕、ポリエステルペレットの乾燥工程で
発生するダスト等として得ることができる。
また9本発明における顔料としては、無機顔料及び耐熱
性の良い有機顔料を使用することができる。顔料の具体
例としては、カーボンブラック。
二酸化チタン、コロイダルシリカ、メタル・フタロシア
ニン等があげられる。
一次混合に際しては、マスターバッチの顔料濃度が30
〜60重量%となるようにすることが必要である。顔料
濃度が60重量%を超えるとマスターバッチの調製が機
械的に困難となると共に二次混合しても顔料が高度に均
一に分散したベレットは得られない。一方、顔料濃度が
30重量%未満の場合、顔料に起因する水分により極限
粘度の低下したポリエステルの量が多くなり、二次混合
で高重合度のポリエステルと混合しても極限粘度の低下
がカバーしきれなくなり、所望の極限粘度のベレットを
得ることができない。
また、最終ペレットの顔料濃度は1〜30重量%となる
ようにすることが必要である。顔料濃度が30重量%を
超えるとベレットが脆(なり、取扱いにあたってダスト
の発生が多くなるばかりでなく、顔料を高度に均一に分
散させることが困難となる。一方、R料濃度が1重量%
未満の場合。
本発明のような混合を二段階に行う方法を採用しな(で
も顔料を均一に分散させることができ2本発明の方法を
採用することは却って経済的に不利である。
(実施例) 次に実施例により本発明を具体的に説明する。
実施例において使用したポリエステルは次のようにして
調製したものである。
ポリエステルA コンダックス社製 CV−30型ペレタイザーを用いて
、ポリエチレンテレフタレート未延伸糸(油剤等の付着
していないもの)を粉砕した後。
圧縮・固着し、その際粉砕工程で発生するダストを圧縮
・固着工程にリサイクルして、極限粘度が0.62.嵩
密度が0−56g/cm3のポリエステルペレットを得
た。
ポリエステルB ポリエチレンテレフタレート未延伸糸(油剤等の付着し
ていないもの)を粉砕して、極限粘度が0.63.嵩密
度が0.30g /−c m3のポリエステル粉末を得
た。
ポリエステルC ポリエステルAを調製する際に、粉砕工程で発生するダ
ストを圧縮・固着工程にリサイクルしないで、極限粘度
が0.62.嵩密度が0.44g/cm’のポリエステ
ルペレットを得た。
ポリエステルD ポリエチレンテレフタレートペレフトを乾燥する際に発
生するダストを捕集して、極限粘度が0.64.嵩密度
が0.22g / c m3のポリエステルを得た。
ポリエステルE 長径4m+、短径2鶴、長さ4fiの楕円柱状のポリエ
チレンテレフタレートペレフトを液体窒素に浸漬後、液
体窒素の存在下で、細用ミクロン社製ミクロンビクトリ
ーミルを用いて、冷凍粉砕し。
極限粘度が0.63.嵩密度が0.16g7 cm’の
ポリエステル粉末を得た。
ポリエステルF 常法により溶融重縮合して得られたポリエチレンテレフ
タレートをストランド状に払出し、冷却後、切断して長
径4m、短径2tm、長さ4鶴の楕円柱状で、極限粘度
が0.64.嵩密度が0.84 g /cm”のポリエ
ステルペレットを得た。
ポリエステルG 常法により溶融重縮合して得られたポリエチレンテレフ
タレートをシート状に払出し、冷却後。
切断して、縦、横の長さが4m、高さが2mの直方体状
で、極限粘度が0.63.嵩密度が0.73 g /c
m”のポリエステルペレットを得た。
実施例 ポリエステルA−Gをそれぞれ60重量部と三菱化成工
業社製カーボンブラックMA−600を40重量部の割
合で、三井三池化工機社製FM−10B型ヘンシェルミ
キサーを用いてドライブレッドした後、森山製作所製り
3−5型加圧式ニーグーを用いて溶融混合してマスター
バンチを調製した。
次いで、このマスターバンチを25重量部/時間、ポリ
エステルFを25重量部/時間の割合で連続的にオート
マチック社製ZCM41/46型二軸ニーダ−に供給し
て溶融混合して原着ポリエステルペレットを得た。
得られたペレットをポリエステルFで10倍に希釈して
、2枚のガラス板の間に挟んで加熱溶融し、圧延後、4
0倍の顕微鏡を用いて、試料6mg中の直径13μ以上
の粗大粒子数を測定して、カーボンブラックの分散状態
を評価した。
結果を第1表に示す。
第1表 注: 隘6,7は比較例である。
次に、上記の方法で得られた原着ペレットを水分30p
pm以下に乾燥した後、原着ペレットを1.25重量部
/時間とポリエステルFを48.5重量部/時間の割合
で、直径45mのスクリューを有するエクストルーダー
型溶融紡糸装置に供給して。
800メツシユのフィルターで濾過して溶融紡糸し、4
500m/分の速度で巻き取った。
その際、紡糸開始後、濾圧上昇によって継続して紡糸が
できなくなるまでの時間(フィルター寿命)とその間の
糸切れ回数を調べた結果を第2表に示す。
第2表 (発明の効果) 本発明によれば、ポリエチレンテレフタレート又はこれ
を主体とするポリエステルに顔料が高度に均一に分散し
て凝集塊がなく、高速紡糸においても優れた可紡性を示
す原着ポリエステルペレットを製造することが可能とな
る。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)ポリエチレンテレフタレート又はこれを主体とす
    るポリエステルに1〜30重量%の顔料を混合した原着
    ポリエステルペレットを製造するに際し、まず、嵩密度
    0.6g/cm^3以下のポリエステルに顔料をドライ
    ブレッドした後、溶融ブレンドして顔料濃度30〜60
    重量%のマスターバッチを調製し、次いでこのマスター
    バッチと極限粘度が0.5以上のポリエステルとを所定
    の顔料濃度となる割合で再度溶融混合することを特徴と
    する原着ポリエステルペレットの製造法。
JP8949785A 1985-04-25 1985-04-25 原着ポリエステルペレットの製造法 Granted JPS61246236A (ja)

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