JPS61238943A - 耐銹性の優れた高強度非磁性鋼 - Google Patents
耐銹性の優れた高強度非磁性鋼Info
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- JPS61238943A JPS61238943A JP60079968A JP7996885A JPS61238943A JP S61238943 A JPS61238943 A JP S61238943A JP 60079968 A JP60079968 A JP 60079968A JP 7996885 A JP7996885 A JP 7996885A JP S61238943 A JPS61238943 A JP S61238943A
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
［産業上の利用分野１
本発明は耐銹性の優れた高強度非磁性鋼に関し、さらに
詳しくは、高Ｍｎｌの特性を保有し、かつ、耐銹性に優
れた高強度の非磁性鋼に関する。
詳しくは、高Ｍｎｌの特性を保有し、かつ、耐銹性に優
れた高強度の非磁性鋼に関する。
［従来技術１
近年、磁気利用技術の発達に伴なって非磁性鋼の応用範
囲が大いに広がってきている。
囲が大いに広がってきている。
特に、最近発達の著しい弱電の技術分野においてはＶＴ
Ｒ、オーディオ機器、事務機器、電子機器等の磁気を回
避する必要のある精密機器部品として、マイクロモータ
ーシャフトや磁気テープの〃イドピンおよびシャフト等
に使用され、その使用量が増大している。
Ｒ、オーディオ機器、事務機器、電子機器等の磁気を回
避する必要のある精密機器部品として、マイクロモータ
ーシャフトや磁気テープの〃イドピンおよびシャフト等
に使用され、その使用量が増大している。
そして、これらに使用される鋼には、耐摩耗性と同時に
優れた耐銹性が要求されており、非磁性鋼としてはオー
ステナイト系ステンレス鋼、高Ｍｎ低ＣｒｗＩが一般に
用いられているが、高Ｍｎ低Ｃｒ１ｑはオーステナイト
系ステンレス鋼に比して強度が高く、強い冷開加工を行
なっても非磁性が安定しており、さらに、安価であると
いう優れた特色を有している６ しかし、この高Ｍｎ低Ｃｒ鋼は湿潤環境下においては錆
が発生し易いという問題があり、上記した弱電の技術分
野において使用する場合、この錆は非磁性を劣化させる
ようになり、また、摩擦抵抗の増大等により精密部品と
しての機能が低下するので（耐銹性の優れた高Ｍｎ系非
磁性鋼が強く望まれている。
優れた耐銹性が要求されており、非磁性鋼としてはオー
ステナイト系ステンレス鋼、高Ｍｎ低ＣｒｗＩが一般に
用いられているが、高Ｍｎ低Ｃｒ１ｑはオーステナイト
系ステンレス鋼に比して強度が高く、強い冷開加工を行
なっても非磁性が安定しており、さらに、安価であると
いう優れた特色を有している６ しかし、この高Ｍｎ低Ｃｒ鋼は湿潤環境下においては錆
が発生し易いという問題があり、上記した弱電の技術分
野において使用する場合、この錆は非磁性を劣化させる
ようになり、また、摩擦抵抗の増大等により精密部品と
しての機能が低下するので（耐銹性の優れた高Ｍｎ系非
磁性鋼が強く望まれている。
また、このような、耐銹性の優れた高ＭｎＭ鋼は、弱電
の分野以外に重電分野、運輸分野および建築分野等にお
いても要望されている。
の分野以外に重電分野、運輸分野および建築分野等にお
いても要望されている。
［発明が解決しようとする問題点１
本発明は上記に説明したように、従来における非磁性鋼
の種々の問題点を解消すべく本発明者が高Ｍｎ系鋼の耐
銹性におよぼす鋼の含有成分、成分割合の影響について
膨大な実験研究を行なって詳細に検討した結果、発銹は
鋼中のＣｒ、 Ｃｕ、Ｍｏ等の含有量を増加させること
により改善されること、また、これらの元素を多量に含
有するものでも不完全で鋼中の介在物が大きい場合或い
は多い場合にはこの介在物を起点として孔線または隙間
腐蝕により発銹することを知見して、耐銹性の優れた高
強度非磁性鋼を開発したのである。
の種々の問題点を解消すべく本発明者が高Ｍｎ系鋼の耐
銹性におよぼす鋼の含有成分、成分割合の影響について
膨大な実験研究を行なって詳細に検討した結果、発銹は
鋼中のＣｒ、 Ｃｕ、Ｍｏ等の含有量を増加させること
により改善されること、また、これらの元素を多量に含
有するものでも不完全で鋼中の介在物が大きい場合或い
は多い場合にはこの介在物を起点として孔線または隙間
腐蝕により発銹することを知見して、耐銹性の優れた高
強度非磁性鋼を開発したのである。
［問題点を解決するための手段１
本発明に係る耐銹性の優れた高強度非磁性鋼は、（１）
Ｃ０．０１〜０．１５ｗｔ％、Ｓｉ０．０５〜０．６
０ｗｔ％、Ｍｎ １６−２５ｗｔ％、Ｓ≦０．０１０ｗ
ｔ％、Ｎｉ ≦ ４，０ｗｔ％、 Ｃｒ １４〜
２０ｗｔ％、Ｎ ０．３〜０．６ｕ＋Ｌ％、Ｏ≦０．０
１ｗｔ％、Ａ１０．００１〜０．２０ｗｔ％ を含有し、さらに、面積率で 非金属介在物≦０．１０％ であり、残部が鉄および不可避不純物からなることを特
徴とする耐銹性の優れた高強度非磁性鋼を第１の発明と
し、 （２） Ｃ０．０１〜０．１５ｗｔ％、Ｓ ｉ ０００
５〜０．６０ｗｔ％、Ｍｎ １６−２５ｗｔ％、Ｓ ≦
０．０１０ｗｔ％、Ｎｉ ≦４．Ｏｗｔ％、Ｃｒ １４
−２０ｗｔ％、Ｎ ０．３〜０．６ｗｔ％、０≦０．０
１ｕ＋Ｌ％、Ａ１０．００１〜０．２０ｗｔ％を 含有し、かつ、 Ｃｕ ０．１−４，０ｗｔ％、Ｍｏ ０．１〜３．Ｏｗ
ｔ％のうちから選んだ１種または２種 を含有し、さらに、面積率で 非金属介在物≦０．１０％ であり、残部が鉄および不可避不純物からなることを特
徴とする耐銹性の優れた高強度非磁性鋼を第２の発明と
し、 （３） Ｃ０．０１〜０．１５ｗｔ％、Ｓ ｉ ０．０
５〜０．６０ｗｔ％、Ｍｎ １６〜２５ｗｔ％、Ｓ≦０
．０１０ｗｔ％、Ｎｉ ≦４．０ｗｔ％、Ｃｒ １４〜
２０ｗｔ％、Ｎ ０．３〜０．６ｗｔ％、Ｏ≦０．０１
ｗｔ％、Ａｔ ０．００１〜０．２０ｗｔ％ を含有し、かつ、 Ｖ）Ｔｉ、Ｎｂ５Ｗ、Ｚｒのうちから選んだ１種または
２種以上 ０．００５〜１，０１１ｔ％を含有し、さら
に、面積率で 非金属介在物≦０．１０％ であり、残部が鉄および不可避不純物からなることを特
徴とする耐銹性の優れた高強度非磁性鋼を第３の発明と
し、 （４） Ｃ０００１〜０．１５ｗｔ％、Ｓｉｎ、０５〜
０．６０賀ｔ％、Ｍｎ １６−２５ｗｔ％、Ｓ≦０％０
１０ｗｔ％、Ｎｉ ６４．０ｗｔ％、Ｃｒ １４〜２０
ｗｔ％、Ｎ ０．３〜０．６ｗｔ％、○≦０．０１ｗｔ
％、Ａ１０．００］〜０．２０ｗｔ％ を含有し、かつ、 Ｃｕ ０．１〜４，０ｗｔ％、Ｍｏ００１〜３．０ＩＩ
Ｉｔ％のうちから選んだ１種または２種 を含有し、また、 Ｖ）Ｔｉ、Ｎｂ、Ｗ、Ｚｒのうちから選んだ１種または
２種以上ｏ、 ｏｏｓ〜１．Ｏａｔ％を含有し、さらに
、面積率で 非金属介在物≦０．１０％ であり、残部が鉄および不可避不純物からなることを特
徴とする耐銹性の優れた高強度非磁性鋼を第４の発明と
する４つの発明からなるものである。
Ｃ０．０１〜０．１５ｗｔ％、Ｓｉ０．０５〜０．６
０ｗｔ％、Ｍｎ １６−２５ｗｔ％、Ｓ≦０．０１０ｗ
ｔ％、Ｎｉ ≦ ４，０ｗｔ％、 Ｃｒ １４〜
２０ｗｔ％、Ｎ ０．３〜０．６ｕ＋Ｌ％、Ｏ≦０．０
１ｗｔ％、Ａ１０．００１〜０．２０ｗｔ％ を含有し、さらに、面積率で 非金属介在物≦０．１０％ であり、残部が鉄および不可避不純物からなることを特
徴とする耐銹性の優れた高強度非磁性鋼を第１の発明と
し、 （２） Ｃ０．０１〜０．１５ｗｔ％、Ｓ ｉ ０００
５〜０．６０ｗｔ％、Ｍｎ １６−２５ｗｔ％、Ｓ ≦
０．０１０ｗｔ％、Ｎｉ ≦４．Ｏｗｔ％、Ｃｒ １４
−２０ｗｔ％、Ｎ ０．３〜０．６ｗｔ％、０≦０．０
１ｕ＋Ｌ％、Ａ１０．００１〜０．２０ｗｔ％を 含有し、かつ、 Ｃｕ ０．１−４，０ｗｔ％、Ｍｏ ０．１〜３．Ｏｗ
ｔ％のうちから選んだ１種または２種 を含有し、さらに、面積率で 非金属介在物≦０．１０％ であり、残部が鉄および不可避不純物からなることを特
徴とする耐銹性の優れた高強度非磁性鋼を第２の発明と
し、 （３） Ｃ０．０１〜０．１５ｗｔ％、Ｓ ｉ ０．０
５〜０．６０ｗｔ％、Ｍｎ １６〜２５ｗｔ％、Ｓ≦０
．０１０ｗｔ％、Ｎｉ ≦４．０ｗｔ％、Ｃｒ １４〜
２０ｗｔ％、Ｎ ０．３〜０．６ｗｔ％、Ｏ≦０．０１
ｗｔ％、Ａｔ ０．００１〜０．２０ｗｔ％ を含有し、かつ、 Ｖ）Ｔｉ、Ｎｂ５Ｗ、Ｚｒのうちから選んだ１種または
２種以上 ０．００５〜１，０１１ｔ％を含有し、さら
に、面積率で 非金属介在物≦０．１０％ であり、残部が鉄および不可避不純物からなることを特
徴とする耐銹性の優れた高強度非磁性鋼を第３の発明と
し、 （４） Ｃ０００１〜０．１５ｗｔ％、Ｓｉｎ、０５〜
０．６０賀ｔ％、Ｍｎ １６−２５ｗｔ％、Ｓ≦０％０
１０ｗｔ％、Ｎｉ ６４．０ｗｔ％、Ｃｒ １４〜２０
ｗｔ％、Ｎ ０．３〜０．６ｗｔ％、○≦０．０１ｗｔ
％、Ａ１０．００］〜０．２０ｗｔ％ を含有し、かつ、 Ｃｕ ０．１〜４，０ｗｔ％、Ｍｏ００１〜３．０ＩＩ
Ｉｔ％のうちから選んだ１種または２種 を含有し、また、 Ｖ）Ｔｉ、Ｎｂ、Ｗ、Ｚｒのうちから選んだ１種または
２種以上ｏ、 ｏｏｓ〜１．Ｏａｔ％を含有し、さらに
、面積率で 非金属介在物≦０．１０％ であり、残部が鉄および不可避不純物からなることを特
徴とする耐銹性の優れた高強度非磁性鋼を第４の発明と
する４つの発明からなるものである。
本発明に係る耐銹性の優れた高強度非磁性鋼について以
下詳細に説明する。
下詳細に説明する。
先ず、本発明に係る耐銹性の優れた高強度非磁性鋼の含
有成分および成分割合について説明する。
有成分および成分割合について説明する。
Ｃは極めて優れたオーステナイト形成元素であり、かつ
、強度を付与する元素であり、含有量が０．０ｂｗｔ％
未満では非磁性が安定せず、また、０．１５ｗｔ％を越
えて含有されると耐銹性が劣化するようになる。よって
、Ｃ含有量は０．１０〜０．１５＋ｌｌｔ％とする： Ｓｉは脱酸剤として必要であり、含有量が０．０５ｗｔ
％未満では脱酸効果が不足し、また、０．６０ｗｔ％を
越えて含有されるとＳｉの酸化物がＢ系介在物として析
出し、耐銹性を劣化させる。よって、Ｓｉｔ有量ハ０．
０５−０．６０ｗｔ％トｔ ７１゜Ｍｎはオーステナイ
ト形成元素であり、含有量が１６ｗｔ％未満ではこの効
果は不充分であり、また、２５ｗｔ％を越えて含有され
ると熱間加工性が着しく劣化する。よって、Ｍｎ含有量
は１６〜２５ｗｔ％とする。
、強度を付与する元素であり、含有量が０．０ｂｗｔ％
未満では非磁性が安定せず、また、０．１５ｗｔ％を越
えて含有されると耐銹性が劣化するようになる。よって
、Ｃ含有量は０．１０〜０．１５＋ｌｌｔ％とする： Ｓｉは脱酸剤として必要であり、含有量が０．０５ｗｔ
％未満では脱酸効果が不足し、また、０．６０ｗｔ％を
越えて含有されるとＳｉの酸化物がＢ系介在物として析
出し、耐銹性を劣化させる。よって、Ｓｉｔ有量ハ０．
０５−０．６０ｗｔ％トｔ ７１゜Ｍｎはオーステナイ
ト形成元素であり、含有量が１６ｗｔ％未満ではこの効
果は不充分であり、また、２５ｗｔ％を越えて含有され
ると熱間加工性が着しく劣化する。よって、Ｍｎ含有量
は１６〜２５ｗｔ％とする。
Ｓは本発明に係る耐銹性の優れた高強度非磁性鋼に重大
な影響を与える元素であり、即ち、多量のＭｎを含有す
る鋼の場合にはＭｎＳを析出し易く、このＭｎＳは水溶
液中に溶出して耐銹性を劣化させるのにつながる孔線の
起点となる。よって、Ｓ含有量はその上限を０．０１０
ｗｔ％とする。
な影響を与える元素であり、即ち、多量のＭｎを含有す
る鋼の場合にはＭｎＳを析出し易く、このＭｎＳは水溶
液中に溶出して耐銹性を劣化させるのにつながる孔線の
起点となる。よって、Ｓ含有量はその上限を０．０１０
ｗｔ％とする。
ＮｉはＣ，Ｍｎ、後述するＮと同様にオーステナイト形
成元素であり、溶製に際して問題となるＮ含有量を減少
させることができるが、多量の含有は価格が高くなって
不経済である。よって、Ｎｉ含有量はその上限を４．０
ｗｔ％とする。
成元素であり、溶製に際して問題となるＮ含有量を減少
させることができるが、多量の含有は価格が高くなって
不経済である。よって、Ｎｉ含有量はその上限を４．０
ｗｔ％とする。
Ｃｒは非磁性を安定化させ、かつ、耐銹性を付与する顕
著な効果があり、そして、耐銹性を満足させるためには
Ｃｒ含有量は１０ＩＩＩｔ％以上で充分であるが、含有
量が１４ｗｔ％未満ではマルテンサイト相の生成に上り
非磁性が不完全となり、また、２０ｗｔ％を越えて含有
されるとフェライト相の生成により非磁性が不安定とな
る。よって、Ｃｒ含有量は１４〜２０ｗｔ％とする。
著な効果があり、そして、耐銹性を満足させるためには
Ｃｒ含有量は１０ＩＩＩｔ％以上で充分であるが、含有
量が１４ｗｔ％未満ではマルテンサイト相の生成に上り
非磁性が不完全となり、また、２０ｗｔ％を越えて含有
されるとフェライト相の生成により非磁性が不安定とな
る。よって、Ｃｒ含有量は１４〜２０ｗｔ％とする。
Ｎ１ＩＣと同様に極めて有効なオーステナイト形成元素
であり、かつ、鋼の強度を付与するのに有効な元素であ
り、含有量が０．３ｗｔ％未満ではこのような効果は不
充分であり、また、大気中で溶製する場合は０．６ｗｔ
％を越えて含有されるど鋳塊に気泡が生じ易く、かつ、
熱間加工性を著しく劣化させる。よって、Ｎ含有量は０
．３〜０．６ｗｔ％とする。
であり、かつ、鋼の強度を付与するのに有効な元素であ
り、含有量が０．３ｗｔ％未満ではこのような効果は不
充分であり、また、大気中で溶製する場合は０．６ｗｔ
％を越えて含有されるど鋳塊に気泡が生じ易く、かつ、
熱間加工性を著しく劣化させる。よって、Ｎ含有量は０
．３〜０．６ｗｔ％とする。
０は本発明に係る耐銹性の優れた高強度非磁性鋼に重大
な影響を与える元素であり、即ち、含有量が０．０ＩＩ
ｗｔ％を越えて含有されると、ｌの非金属介在物が多く
なり、かつ、巨大な介在物が生成し易くなり、そして、
Ｂ系介在物は冷間加工を行なった場合、Ｂ系介在物自体
に割れが発生したり、或いは、マトリックスとの開にボ
イドを生成し易く、これが隙間腐蝕の起点となって耐銹
性を劣化させる。よって、Ｏ含有量はその上限を帆０１
ｗｔ％とする。
な影響を与える元素であり、即ち、含有量が０．０ＩＩ
ｗｔ％を越えて含有されると、ｌの非金属介在物が多く
なり、かつ、巨大な介在物が生成し易くなり、そして、
Ｂ系介在物は冷間加工を行なった場合、Ｂ系介在物自体
に割れが発生したり、或いは、マトリックスとの開にボ
イドを生成し易く、これが隙間腐蝕の起点となって耐銹
性を劣化させる。よって、Ｏ含有量はその上限を帆０１
ｗｔ％とする。
Ａ１は重要な元素であり、脱酸剤として必要であり、か
つ、Ｂ系介在物の析出量を抑制して耐銹性を向上させる
のに有効な元素であり、さらに、オーステナイト粒を微
細化して強度を高める元素であり、含有量が０．００１
ｗｔ％未満では脱酸効果が不足し、また、０．２０ｗｔ
％を越えて含有されると靭性を低下させる。よって、Ａ
ｌ含有量は０．００１〜０゜２０ｗｔ％とする。
つ、Ｂ系介在物の析出量を抑制して耐銹性を向上させる
のに有効な元素であり、さらに、オーステナイト粒を微
細化して強度を高める元素であり、含有量が０．００１
ｗｔ％未満では脱酸効果が不足し、また、０．２０ｗｔ
％を越えて含有されると靭性を低下させる。よって、Ａ
ｌ含有量は０．００１〜０゜２０ｗｔ％とする。
Ｃｕはオーステナイト形成元素であり、また、耐銹性を
高くする効果があり、含有量が０．１ｕｓｔ％未満では
期待する効果は得られず、また、４．ＯＷＬ％を越えて
含有されると熱間加工性を劣化させる。
高くする効果があり、含有量が０．１ｕｓｔ％未満では
期待する効果は得られず、また、４．ＯＷＬ％を越えて
含有されると熱間加工性を劣化させる。
よって、Ｃｕ含有量はＯＪ〜４．０ｗｔ％とする。
Ｍｏは耐蝕性および強度を改善するのに有効な元素であ
り、含有量が０．ｂｗｔ％未満では顕著な効果が期待で
きず、また、３．０ｗｔ％を越えて含有されるとフェラ
イトを生成して非磁性が不安定となり、Ｍｏは高価なた
め経済的に不利である。よって、Ｍｏ含有量は０．１−
３．０ｗｔ％とする。
り、含有量が０．ｂｗｔ％未満では顕著な効果が期待で
きず、また、３．０ｗｔ％を越えて含有されるとフェラ
イトを生成して非磁性が不安定となり、Ｍｏは高価なた
め経済的に不利である。よって、Ｍｏ含有量は０．１−
３．０ｗｔ％とする。
Ｖ、Ｔｉ、Ｎｂ、Ｗ、Ｚｒは結晶粒度を微細化し、強度
の向上に有効で、かつ、結晶粒界のＣｒ欠乏層生成原因
となるＣｒ炭化物の析出を抑制し、耐銹性の改善に有効
な元素であり、これらの元素のうちから選んだ１種また
は２種以上の含有量が０．００５ｗｔ％未満では充分に
強度を向上させることができず、また、１，０ｗｔ％を
越えて含有されると靭性が低下する。よって、Ｖ、Ｔｉ
、Ｎｂ、Ｗ、Ｚｒはこのうちから選んだ１種または２種
以上の含有量をｏ、 ｏｏｓ〜１．０１％とする。
の向上に有効で、かつ、結晶粒界のＣｒ欠乏層生成原因
となるＣｒ炭化物の析出を抑制し、耐銹性の改善に有効
な元素であり、これらの元素のうちから選んだ１種また
は２種以上の含有量が０．００５ｗｔ％未満では充分に
強度を向上させることができず、また、１，０ｗｔ％を
越えて含有されると靭性が低下する。よって、Ｖ、Ｔｉ
、Ｎｂ、Ｗ、Ｚｒはこのうちから選んだ１種または２種
以上の含有量をｏ、 ｏｏｓ〜１．０１％とする。
非金属介在物はＣｒ等を含有させることにより不働態化
を図ると全面腐蝕は抑制されるが、孔線や隙間腐蝕等の
局部腐蝕が生じ易くなり、がっ、非金属介在物は局部腐
蝕の起点となるので少なくすることが必要であり、含有
量が面積率で０．１０％未満では発銹することがない。
を図ると全面腐蝕は抑制されるが、孔線や隙間腐蝕等の
局部腐蝕が生じ易くなり、がっ、非金属介在物は局部腐
蝕の起点となるので少なくすることが必要であり、含有
量が面積率で０．１０％未満では発銹することがない。
よって、非金属介在物の含有量は面積率で６０．１０％
とする。
とする。
［実施例］
次に、本発明に係る耐銹性の優れた高強度非磁性鋼の実
施例について説明する。
施例について説明する。
実施例
第１表に示す含有成分および成分割合となるように、高
周波炉により常法に従って溶解後鋳造して１５０ｋｇの
ＩＩＩＩＬとし、次いで、熱間圧延により６閣φとして
、１１００”Ｃの温度で１時間加熱してから空冷し、そ
の後、加工率３０％の冷間抽伸を行なったものを試験片
とした。
周波炉により常法に従って溶解後鋳造して１５０ｋｇの
ＩＩＩＩＬとし、次いで、熱間圧延により６閣φとして
、１１００”Ｃの温度で１時間加熱してから空冷し、そ
の後、加工率３０％の冷間抽伸を行なったものを試験片
とした。
第２表に耐銹性、０．２％耐力および透磁率の試験結果
を示す。
を示す。
耐銹性は試験片（φ４．ＯＸ、７０ｎ＋ｍ）をＪＩＳＺ
２３７１（１９７６）の塩水噴霧試験方法によって行な
い、２００時間経過後の錆発生部の面積率で評価した。
２３７１（１９７６）の塩水噴霧試験方法によって行な
い、２００時間経過後の錆発生部の面積率で評価した。
この第２表から明らかなように、本発明に係る耐銹性の
優れた高強度非磁性鋼は、何れも錆の発生がなく、耐銹
性に優れており、また、１１５ｋｇｆ／ｌｌｌｌ１１２
以上の０．２％耐力を有し、かつ、透磁率が６１．０１
以上の低透磁率であり、これに対し、比較鋼は錆が発生
したのである。
優れた高強度非磁性鋼は、何れも錆の発生がなく、耐銹
性に優れており、また、１１５ｋｇｆ／ｌｌｌｌ１１２
以上の０．２％耐力を有し、かつ、透磁率が６１．０１
以上の低透磁率であり、これに対し、比較鋼は錆が発生
したのである。
（注）鋼種１〜１８・・本発明に係る耐銹性の優れた高
強度非磁性鋼。
強度非磁性鋼。
鋼種１９〜２４・・比較例。
［発明の効果１
以上説明したように、本発明に係る耐銹性の優れた高強
度非磁性鋼は上記に説明したような構成を有しているも
のであるから、高い強度を有し、透磁率にも優れ、さら
に、著しく優れた耐銹性を有しており、弱電分野はもと
より重電分野その他運輸、建築の分野等にも広く使用す
ることができるという効果を有するものである。
度非磁性鋼は上記に説明したような構成を有しているも
のであるから、高い強度を有し、透磁率にも優れ、さら
に、著しく優れた耐銹性を有しており、弱電分野はもと
より重電分野その他運輸、建築の分野等にも広く使用す
ることができるという効果を有するものである。
Claims (4)
- （１）Ｃ０．０１〜０．１５ｗｔ％、Ｓｉ０．０５〜０
．６０ｗｔ％、Ｍｎ１６〜２５ｗｔ％、Ｓ≦０．０１０
ｗｔ％、Ｎｉ≦４．０ｗｔ％、Ｃｒ１４〜２０ｗｔ％、
Ｎ０．３〜０．６ｗｔ％、Ｏ≦０．０１ｗｔ％、Ａｌ０
．００１〜０．２０ｗｔ％ を含有し、さらに、面積率で 非金属介在物≦０．１０％ であり、残部が鉄および不可避不純物からなることを特
徴とする耐銹性の優れた高強度非磁性鋼。 - （２）Ｃ０．０１〜０．１５ｗｔ％、Ｓｉ０．０５〜０
．６０ｗｔ％、Ｍｎ１６〜２５ｗｔ％、Ｓ≦０．０１０
ｗｔ％、Ｎｉ≦４．０ｗｔ％、Ｃｒ１４〜２０ｗｔ％、
Ｎ０．３〜０．６ｗｔ％、０≦０．０１ｗｔ％、Ａｌ０
．００１〜０．２０ｗｔ％ を含有し、かつ、 Ｃｕ０．１〜４．０ｗｔ％、Ｍｏ０．１〜３．０ｗｔ％
のうちから選んだ１種または２種 を含有し、さらに、面積率で 非金属介在物≦０．１０％ であり、残部が鉄および不可避不純物からなることを特
徴とする耐銹性の優れた高強度非磁性鋼。 - （３）Ｃ０．０１〜０．１５ｗｔ％、Ｓｉ０．０５〜０
．６０ｗｔ％、Ｍｎ１６〜２５ｗｔ％、５≦０．０１０
ｗｔ％、Ｎｉ≦４．０ｗｔ％、Ｃｒ１４〜２０ｗｔ％、
Ｎ０．３〜０．６ｗｔ％、０≦０．０１ｗｔ％、Ａｌ０
．００１〜０．２０ｗｔ％ を含有し、かつ、 Ｖ）Ｔｉ、Ｎｂ、Ｗ、Ｚｒのうちから選んだ１種または
２種以上０．００５〜１．０ｗｔ％を含有し、さらに、
面積率で 非金属介在物≦０．１０％ であり、残部が鉄および不可避不純物からなることを特
徴とする耐銹性の優れた高強度非磁性鋼。 - （４）Ｃ０．０１〜０．１５ｗｔ％、Ｓｉ０．０５〜０
．６０ｗｔ％、Ｍｎ１６〜２５ｗｔ％、Ｓ≦０．０１０
ｗｔ％、Ｎｉ≦４．０ｗｔ％、Ｃｒ１４〜２０ｗｔ％、
Ｎ０．３〜０．６ｗｔ％、Ｏ≦０．０１ｗｔ％、Ａｌ０
．００１〜０．２０ｗｔ％ を含有し、かつ、 Ｃｕ０．１〜４．０ｗｔ％、Ｍｏ０．１〜３．０ｗｔ％
のうちから選んだ１種または２種 を含有し、また、 Ｖ、Ｔｉ、Ｎｂ、Ｗ、Ｚｒのうちから選んだ１種または
２種以上０．００５〜１．０ｗｔ％を含有し、さらに、
面積率で 非金属介在物≦０．１０％ であり、残部が鉄および不可避不純物からなることを特
徴とする耐銹性の優れた高強度非磁性鋼。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP60079968A JPS61238943A (ja) | 1985-04-15 | 1985-04-15 | 耐銹性の優れた高強度非磁性鋼 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP60079968A JPS61238943A (ja) | 1985-04-15 | 1985-04-15 | 耐銹性の優れた高強度非磁性鋼 |
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|---|---|
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| JPH0542493B2 JPH0542493B2 (ja) | 1993-06-28 |
Family
ID=13705115
Family Applications (1)
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|---|---|---|---|
| JP60079968A Granted JPS61238943A (ja) | 1985-04-15 | 1985-04-15 | 耐銹性の優れた高強度非磁性鋼 |
Country Status (1)
| Country | Link |
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| JP (1) | JPS61238943A (ja) |
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