JPS61237808A - バルブクリアランス調整装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、特にカム軸側に設けられたバルブカップと、
バルブカップの内部に設けられてパルブタにットと協同
作用を行なうバルブクリアランス調整要素と、バルブカ
ップ内部の非圧縮性媒体を満たした領域を密閉する弾性
膜を有する、特に内燃機関のバルブ用のバルブクリアラ
ンス調整装置に関する。

〔従来の技術〕

西ドイツ特許出願公開公報用２５１７３７０号は、特に
内燃機関の油圧式バルブクリアランス調整装置を公表し
ている。断面がほぼＵ字形の鋳物材料からなるバルブカ
ップが、バルブカップ内に密閉された圧力室を限定する
軸方向に移動可能なピストンと半径方向内部において協
同作用を行ない、かつカム軸と協同作用を行なう。圧力
室の内部には、本来のバルブクリアランス調整要素を構
成する数個の部品が設けられている。

油圧媒体によって完全に満たされた圧力室は、バルブカ
ップとピストンとの間に軸方向に延びたほぼ管状あ膜に
よって密閉されている。

上述のように、バルブクリアランス調整要素は同様に個
々に組立を必要とする数個の構成要素からなっている。

このような装置は、開発過程にあるカップタペット（密
閉形式）には高価過ぎるか、または使用不可能である。

新しい装置の場合、種々の構造の突出部が予定されてい
るため、従来の技術において適応する膜を密閉手段とし
て使用することは不可能である。さらに、鋳造された構
成要素は比較的重く、ユニットの全重量を不必要に増大
し、このことは特に価格構成に悪影響をもたらす結果と
なる。

〔発明が解決しようとする問題点〕

したがって、本発明の基本的な目的は、媒体の温度上昇
と容積変化および／または部品の摩耗を調整することが
できる、密閉系統を備えた前記種類の、カップタペット
への密着手段の可能性を見出すことにある。これと同時
に、この密着手段は、バルブカップからバルブへ加エラ
れる回転モーメントを伝達できることが必要である。さ
らに、競争上の理由から、重量の最適化されたバルブク
リアランス調整装置が提供される必要がある。

〔問題点を解決するための手段〕

この目的は、本発明によればバルブカップが円筒形構成
要素と円形構成要素とからなシ、両者が互に鎖錠的に結
合され、その場合、膜がバルブカップの円筒形構成要素
とバルブクリアランス調整要素との間にほぼ半径方向に
延びることによって達成される。パルプカップの画構成
要素は、重量上の理由から金属板によって形成されてい
る。

画構成要素の間を鎖錠的に結合するため、円筒形構成要
素が、カム軸側の部分に半径方向の内側に向いて周辺を
取シまくカラーを備え、円形構成要素が、その外周面の
部分に膜の方へ伸びた周辺を取シまく襞を備えることが
提案されている。円形構成要素は、円筒形構成要素に重
ね合わせられて軸方向にスナップ式に嵌め込まれること
ができる。

本発明の別の概念によれば、円形構成要素の襞の領域に
おける膜が、特に軸方向の応力の下に円形構成要素に当
接する密封肥厚部を備えている。膜は、バルブカップの
円筒形構成要素と加硫によって結合されるか、または例
えば別の補強部材を使用して半径方向および場合によっ
ては軸方向に締めつけられることによって円筒形構成要
素の内部の基準位置に固定されることができる。この場
合、用途に応じて実施形態を選択する必要がある。

さらに、本発明の別の概念によれば、バルブクリアラン
ス調整要素を受け入れる膜の内周部を金属で補強して形
成することができる。この場合、金属部材は特にほぼ円
筒形に形成され、加硫によって膜と結合されることがで
きる。加硫結合された金属部材は、特に圧力室に向いた
端部に、組立状態においてバルブクリアランス調整要素
の軸方向ストン・母の役割をなす半径方向内側に向いた
突起を有している。バルブクリアランス調整要素の方に
向いた膜の内周面は、軸方向に伸びた軸断面を備えてい
る。したがって、バルブクリアランス調整要素は、金属
部材の突起まで膜内に軸方向に嵌め込まれることができ
、したがってバルブクリアランス調整要素の側面案内用
の別の半径方向の突起を省くことができる。

以上、示唆したようにバルブクリアランス調整要素とこ
れを取りまいている膜部分との間のゴムの弾性変形によ
って密封作用が得られる。

同様な密封形式が、バルブカップの円筒形構成要素と円
形構成要素との間の鎖錠結合部分においても選択され、
偏心的に底部（円形構成要素）に作用する力の案内外被
（円筒形構成要素）への力を受け入れは、本質的に金属
スナツグ結合によって行われる。油圧液体に対する密閉
作用は、円形構成物の周囲を取シまく襞によシ特に加硫
された膜の周辺部のゴム肥厚部を押付け、変形させるこ
とで行われる。

この提案された対策によって、真空を使用せずに油圧式
装置に気泡を含まずにオイルを満たすことができる。

〔実施例〕

本発明の実施例が図示されておシ、次に一層詳細に説明
する。

内燃機関の詳細には図示されていないパルプのカム軸２
とパルプタペット３との間のシＩ）　７ダーヘツド１の
部分に設けられたパルプ、クリアランス調整装置４が示
されている。このバルブクリアランス調整装置４は、円
筒形構成要素６と円形構成要素７とか組立てられたバル
ブカップ５からなっている。パルプカッｆ５の半径方向
の内部に、円筒形構成要素６と加硫によって結合された
、エラストマー材料からなる膜８が設けられておシ、こ
の膜８は、はぼ半径方向に内側へ延び、その内周面９の
領域において、組立上の理由から組込みユニットとして
形成されたバルブクリアランス調整要素１ｏと協同作用
を行なう。円筒形構成要素乙の自由端部１１は、カム軸
２の範囲に半径方向の内側へ延びたカラー１２を備えて
いる。これと同様に、円形構成要素７は、その外周面の
領域において、軸方向に膜８の方へ延びた襞１３を備え
ている。円形構成要素７の半径方向外側にある軸方向突
起１４とカラー１２とが互に重々９合って円形構成要素
７が円筒形構成要素乙にスナップ式に嵌め込壕れるよう
になっている。襞１３の部分においてしつかシ密着し得
るように膜８は、周囲を取巻く密封肥厚部１５を備えて
いる。円形構成要素７を円筒形構成要素６内に嵌め込む
ことにょつて、円形構成要素７は軸方向の応力の下に密
封肥厚部１５に密着する。バルブクリアランス調整要素
１（１９）を受け入れる膜８の内周部９は、金属部材１
６によって補強され、その場合、膜８の内周面は、軸方
向に伸びた軸断面１７を備えている。金属部材１６は、
非圧縮性媒体を収容する圧力室１８の領域において、半
径方向の内側へ向いた突起１９を備え、この突起は、バ
ルブクリアランス調整要素１（１９）を膜８に軸方向に
嵌め込む際に軸方向のストッパとして作用する。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例を示す側断面図である。 １・・・シリンダーヘッド、　　２・・・カム軸、３・
・・バ／ｌ／　７”　ｐ　ｄット、　　　　４・・・バ
ルブクリアランス調整装置、 ５・・・パルプカップ、 ６・・・円筒形構成要素。 ７・・・円形構成要素、 ８・・・膜。 ９・・・膜内周面。 １０・・・バルブクリアランス調整要素、１２・・・カ
ラー・ １３・・・襞、 １５・・・密封肥厚部、 １６・・・金属部材。 １７・・・軸断面。 １８・・・圧力室（油室）、 １９・・・突起。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、内燃機関のバルブクリアランス調整装置であつて、
   特にカム軸側に設けられたバルブカップと、バルブカッ
   プの内部に設けられバルブタペットと協同作用を行なう
   バルブクリアランス調整要素と、バルブカップ内部の非
   圧縮性媒体を満たした領域を密閉する弾性膜とを備えた
   形式のものにおいて、互に鎖錠的に結合された円筒形構
   成要素（６）および円形構成要素（７）からなるカップ
   （５）と、カップ（５）の円筒形構成要素（６）とバル
   ブクリアランス調整要素（１０）との間にほぼ半径方向
   に延びる膜（８）を有することを特徴とするバルブクリ
   アランス調整装置。 ２、円筒形構成要素（６）が、円形構成要素（７）を受
   け入れるカム軸側の領域において周辺を取りまいて半径
   方向に内側へ向いたカラー（１２）を備えた特許請求の
   範囲第１項に記載のバルブクリアランス調整装置。 ３、円形構成要素（７）が、その外周面の領域において
   、膜（８）の方に延びた周辺を取りまく襞（１３）を備
   えた特許請求の範囲第１項または第２項に記載のバルブ
   クリアランス調整装置。 ４、円形構成要素（７）が、スナップ結合の形式で円筒
   形構成要素（６）に嵌め込まれている特許請求の範囲第
   １項ないし第３項のいずれか１項に記載のバルブクリア
   ランス調整装置。 ５、膜（８）が、円形構成要素（７）の襞（１３）の領
   域において、これに当接する密封肥厚部（１５）を備え
   た特許請求の範囲第１項ないし第４項のいずれか１項に
   記載のバルブクリアランス調整装置。 ６、円形構成要素（７）が、襞（１３）の領域において
   、軸方向の応力の下に膜（８）の密封肥厚部（１５）に
   当接している特許請求の範囲第１項ないし第５項のいず
   れか１項に記載のバルブクリアランス調整装置。 ７、膜（８）が、加硫によつて円筒形構成要素（６）と
   結合された特許請求の範囲第１項ないし第６項のいずれ
   か１項に記載のバルブクリアランス調整装置。 ８、膜（８）が、締めつけ手段によつて円筒形構成要素
   （６）と結合された特許請求の範囲第１項ないし第６項
   のいずれか１項に記載のバルブクリアランス調整装置。 ９、バルブクリアランス調整要素（１０）を受け入れる
   膜（８）の内周部分が、金属部材（１６）によつて補強
   されている特許請求の範囲第１項ないし第８項のいずれ
   か１項に記載のバルブクリアランス調整装置。 １０、金属部材（１６）が、ほぼ円筒形に形成され、加
   硫によつて膜（８）と結合された特許請求の範囲第１項
   ないし第９項のいずれか１項に記載のバルブクリアラン
   ス調整装置。 １１、金属部材（１６）が、油室（１８）の方の軸方向
   端部に、半径方向に内側に向いた突起（１９）を有する
   特許請求の範囲第１項ないし第１０項のいずれか１項に
   記載のバルブクリアランス調整装置。 １２、バルブクリアランス調整要素（１０）の方へ向い
   た膜（８）の内周面（９）が、軸方向に伸びた軸断面（
   １７）を備えた特許請求の範囲第１項ないし第１１項の
   いずれか１項に記載のバルブクリアランス調整装置。 １３、バルブクリアランス調整要素（１０）が、金属部
   材（１６）の突起（１９）まで軸方向に膜（８）に嵌め
   込まれることができる特許請求の範囲第１項ないし第１
   ２項のいずれか１項に記載のバルブクリアランス調整装
   置。