JPS6123467B2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPS6123467B2
JPS6123467B2 JP15376877A JP15376877A JPS6123467B2 JP S6123467 B2 JPS6123467 B2 JP S6123467B2 JP 15376877 A JP15376877 A JP 15376877A JP 15376877 A JP15376877 A JP 15376877A JP S6123467 B2 JPS6123467 B2 JP S6123467B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
air
moisture
dryer
outdoor
closet
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP15376877A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS5485470A (en
Inventor
Tadaaki Shiraishi
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Tokyo Shibaura Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Tokyo Shibaura Electric Co Ltd filed Critical Tokyo Shibaura Electric Co Ltd
Priority to JP15376877A priority Critical patent/JPS5485470A/ja
Publication of JPS5485470A publication Critical patent/JPS5485470A/ja
Publication of JPS6123467B2 publication Critical patent/JPS6123467B2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Drying Of Solid Materials (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 発明の技術分野 本発明は押入れ等の収納室を乾燥する乾燥機に
関する。
発明の技術的背景 従来、実公昭48−5333号公報,同48−5334号公
報及び同48−21236号公報に見られるように、温
風機及び送風管等から成る主に布団の乾燥を対象
とした乾燥機が提案されている。
一方、部屋の押入れ等では、内部に湿気がこも
り易く、特に梅雨時期では、壁面に結露して布団
等を濡らしてしまうことがある。
そこで、上記のような乾燥機を用いて押入れ内
の乾燥ができれば、非常に便利であることは容易
に想到できるものである。
背景技術の問題点 しかしながら、その使用状態として、温風機を
押入れの外に置き、送風管の先端部分を押入れの
中に挿入して乾燥するようにしたのでは、押入れ
の戸を締めても、戸とと柱との間に送風管が挾ま
れてしまい、その間に大きな隙間が生じてしま
う。このため、送風管を通して押入れ内に送風し
た、温風が戸と柱との間の隙間から多量に逃げ出
してしまい、押入れ内を効率良く乾燥できない。
押入れを締切つた状態で乾燥運転を行なうよう
にするには、乾燥機全体を押入れの中に入れて戸
を締めればよいが、これでは、温風機が全く見え
なくなり安全上問題であるし、また、温風が押入
れ内で、温風機を介して循環しているだけの状
態,即ち、温風機から吐出され押入れ内の水分を
奪つて湿り空気となつた温風が再び、温風機に吸
入されて押入れ内に吐出されるというだけの状態
となり、押入れ内の乾燥そのものができなくなつ
てしまう。
発明の目的 本発明は、上記の事情に鑑みてなされたもの
で、その目的は、乾燥機本体を収納室内に完全に
収納することなく外から見得る状態で、しかも収
納室を締切つた状態で乾燥運転を行なうことがで
きると共に、収納室内の空気から奪つた湿気を再
び収納室内に供給してしまう虞がなく、収納室の
乾燥を効率良く行ない得る乾燥機を提供するにあ
る。
発明の概要 本発明は、上記の目的を達成するために、乾燥
機を、収納室の開閉用の戸を所定の半開位置にし
たとき生ずる開口部にこれを閉鎖するように取付
けた閉鎖板と、この閉鎖板に取付けた乾燥機本体
とから構成すると共に、該乾燥機本体を、室内側
吸入口及び室内側吐出口を共に前記収納室内に臨
ませて形成すると共に室外側吐出口を収納室外に
臨ませて形成した外箱と、この外箱内に設けられ
前記収納室内の空気を前記室内側吸入口を介して
吸引し且つ送風する送風フアンと、この送風フア
ンからの風を前記室内側吐出口及び室外側吐出口
から選択的に吐出させる切替手段と、前記送風フ
アンにより吸引され且つ送風される空気中から湿
気を奪う吸湿体と、この吸湿体よりも風上側に設
けたヒータとから構成したこを特徴とするもので
ある。
これにて、乾燥機本体の配設のために収納室の
戸を半開にしたときに生ずる開口部を、該乾燥機
本体を取付けた閉鎖板により閉鎖できて、収納室
を締切つた状態で、且つ乾燥機本体を外から見得
る状態で収納室の乾燥を行なうことができるよう
にすると共に、その乾燥運転時には、収納室内の
空気を、乾燥機本体の室内側吸入口,吸湿体及び
室内側吐出口を介して循環させて吸湿体により除
湿乾燥し、そしてその吸湿体の吸湿能力が低下し
た場合には、ヒータを発熱させて吸湿体を乾燥さ
せて吸湿体を繰返し使用できるようにし、その吸
湿体から湿気を奪つて湿り空気は乾燥機本体の室
外側吐出口から収納室外に吐出するようにして収
納室内が再び多湿状態とならないようにしたもの
である。
発明の実施例 以下本発明の実施例を説明する。まず第1図乃
至第4図に示す第1実施例において、1は部屋2
に設けられた収納室たる押入れ、3はこの押入れ
1を開閉する引戸であり、この引戸3を所定の半
開位置にすることによつて生じた開口部4には、
これを閉鎖するようにして閉鎖板5が取付けられ
ている。閉鎖板5は上下両端部を敷居6及び図示
しない鴨居の戸溝7に嵌めむようにして取付けた
もので、該閉鎖板5の下方部には乾燥機本体8が
取付けられている。この乾燥機本体8は以下述べ
るように構成されている。即ち、9は薄形に構成
された乾燥機本体8の外箱で、これは一枚の帯状
の金属板を四角枠状に折曲形成した本体枠10
と、これの左右両側部に取着した側板11,11
とから成り、上面及び背面下部に押入れ1内に臨
む室内側吸入口12及び室内側吐出口13を形成
すると共に、前面の上部及び下部に押入れ1外従
つて部屋2に臨む室外側吸入口14及び室外側吐
出口15を形成している。16は外箱9内に配設
され後述のモータによつて回転駆されるシロツコ
フアンからなる送風フアン、17はこの送風フア
ン16を囲撓するように設けた渦巻形のケーシン
グであり、このケーシング17の空気の入口(図
示せず)外箱9内に開放され、また空気の出口1
8は連通路19を介して室内側吐出口13及び室
外側吐出口15の両者に連通している。20はフ
イイルタで、これは室内側吸入口12及び室外側
吸入口14の両者から外箱9内に吸引される空気
の合流個所,即ち隔板21により仕切られた合流
路22の出口側に着脱可能に設けられている。2
3はケーシング17の出口18部分に設けた吸湿
体で、これはシリカゲル,塩化リチウム,塩化カ
ルシウム等を紙,アスベスト,ナイロン等の繊維
等で構成した板材23aに付着させたものを、第
3図のように所定間隔をもつて並設して成る。
尚、シリカゲル等のように多数の小孔を有するも
のを用いれば湿気ばかりでなく、細菌等をも除去
できる。24はケーシング17の出口18部分に
吸湿体23よりも風上側従つて送風フアン16側
に設けた電気ヒータである。25は送風フアン1
6からの風を室内側吐出口13及び室外側吐出口
15から選択的に吐出させるための切替手段たる
風向切替板で、これはケーシング17の出口18
と連通路19との連結部分に軸26により回動可
能に枢支されている。27は風向切替板25の下
端部に連結した操作棒で、これを押して風向切替
板15を矢印A方向に回動させると、室外側吐出
口15が出口18から遮断され(第2図実線参
照)、逆に操作27を引いて風向切替板15を反
矢印A方向に回動させると室内側吐出口13が出
口18から遮断される(第2図二点鎖線参照)。
28は外箱9底部と風向切替板25下端部との間
に設けた圧縮ばねで、これは所謂トグル作用をな
すもので、風向切替板25を第2図に実線で示す
位置(このときには矢印A方向に回動付勢す
る。)及び二点鎖線で示す位置(このときには反
矢印A方向に回動付勢する。)に保持する。29
及び30は外箱9の前面部内側に設けられ夫々操
作釦29a及び30aにより開閉操作される主ス
イツチ及びヒータ用スイツである。ここで電気回
路構成を第4図に基づき説明すると、31及び3
2は第1図に示す電源コード線33のプラグ34
を介して電源のコンセント35に接続される電源
端子で、両電源端子31及び32間に主スイツチ
29及び送風フアン16駆動用のモータ36を直
列に接続すると共に、ヒータ用スイツチ30と電
気ヒータ24との直列回路をモータ36と並列に
接続している。
而して、風向切替板25を第2図に実線で示す
状態にして室外側吐出口15を遮断し、その上で
主スイツチ29を閉成してモータ36に通電する
と、押入れ1内の空気が送風フアン16により室
内側吸入口12及びフイルタ20を介してケーシ
ング17内にその入口から吸引され且つ出口18
に向けて送風される。その風は風向切替板25に
案内されて室内側吐出口13から押入れ1内に吐
出され、その大部分は再び送風フアン16により
外箱9内に吸引され且つ室内側吐出口13から押
入れ1内に吐出されるというように循環し、残る
一部は引戸3と閉鎖板5との隙間等から押入れ1
外に洩れ出し、その洩出量に相当する量の空気が
室外側吸入口14を介して吸引され、押入れ1内
に送風される。そして、吸湿体23は、押入れ1
内の空気が上記の如く循環する過程でその湿気を
奪い、乾燥空気として押入れ1内に吐出させるた
め、押入れ1内は次第に乾燥されるものである。
さて、上記乾燥運転の継続により吸湿体23の
吸湿能力が低下した場合には、操作棒27を引い
て風向切替板25を第2図に二点鎖線で示す状態
に切替えると共に、ヒータ用スイツチ30を閉成
すると、主に部屋2内の空気が送風フアン16に
より室外側吸入口14及びフイルタ20を介して
ケーシング17内に吸引され、出口18に向けて
送風される。その風は電気ヒータ24により加熱
されて熱風化し、そして吸湿体23を加熱乾燥
し、室外側出口15から部屋2内に吐出される。
斯る運転により、吸湿体23の吸湿能力が回復し
たところで、再び風向切替板25を第2図に実線
で示す状態に切替えると共に、ヒータ用スイツチ
30を開放し、押入れ1内の空気を前述の如く循
環させて引続き押入れ1の乾燥を行うものであ
る。尚、押入れ1の壁面に結露したような場合に
は、風向切替板25を第2図に実線で示す状態の
ままヒータ用スイツチ30を閉成して、押入れ1
内に熱風を供給し、該熱風により壁面の水滴を早
期に気化せしめて押入れ1内の空気を多湿空気と
し、この後、ヒータ用スイツチ30を開放して吸
湿体23により除湿するようにすれば、効率良く
押入れ1の乾燥を行うことができる。また、風向
切替板25を第2図に二点鎖線で示す状態でヒー
タ24及びモータ36に通電すれば、部屋2に熱
風を供給してその暖房を行うことができる。
このように本実施例によれば、乾燥機本体8に
より押入れ1内の空気を乾燥させることができる
ので、押入れ1内に湿気がこもつたり、壁面に結
露してふとん等を濡らしてしまうといつた危惧を
未然に防止でき、また仮に結露によりふとん等を
濡らしてしまつた場合でもこれを乾燥させること
ができる。その上、吸湿体23が飽和状態となつ
てその吸湿能力が低下した場合には、電気ヒータ
24に通電して吸湿体23を熱風により加熱乾燥
させ且つ吸湿体23から湿気を奪つて湿り空気と
なつた熱風を部屋2内に吐出させるようにしたの
で、吸湿体23を逐一取換えることなく繰返えし
使用できると共に、押入れ1内に湿気を送込んで
しまうといつた不都合を防止できる。更に、乾燥
機本体8は引戸3を所定の半開位置にすることに
よつて生じた開口部4にこれを閉鎖する如く取付
けた閉鎖板5を介して取付ける構成であるから、
簡単に取付けることができ、且つ押入れ1を締め
切つた状態で乾燥運転を行うことができ、部屋2
の体裁を損うことがない。しかも、乾燥機本体8
は押入れ1内に完全に収納されるものではなく、
その前面部分が部屋2内に臨むので、異常な運転
状態になつていないか確認でき、安全である。ま
た本実施例のように合流路2の出口側にフイルタ
20を設ければ、室内側吸入口12及び室外側吸
入口14の両者から吸引される空気の浄化を一つ
のフイルタ20で行うことができる。
尚、吸湿体23としては、第5図に示す第2実
施例のように、各板材23a間に波形のスペーサ
37を介装するようにしてもよく、第6図に示す
第3実施例のように板材23aをジグザグ状に屈
曲させるようにしてもよい。
第7図は本発明の第4実施例を示すもので、こ
れはフイルタ20をケーシング17に沿うように
傾斜状態にして着脱可能に設けたもので、このよ
うにすれば外箱9を高さ方向に小形化することが
できる。
第8図及び第9図は本発明の第5実施例を示す
もので、これは外箱9の両側板11,11に室内
側吐出口13とは別の室内側吐出口38,38を
形成したもので、このようにすれば押入れ1の奥
行き方向ばかりでなく幅方向にも送風できるの
で、押入れ1全体に送風でき均一乾燥が可能とな
る。この場合、押入れ1の側壁に近接する一方の
室内側吐出口38を蓋39により閉塞するように
すれば、残る二個の室内側吐出口13,38から
集中的に送風できる。
第10図は本発明の第6実施例を示すもので、
これはケーシング17の出口18の背面部に出入
口40を形成し、吸湿体23をこれに連結した操
作棒41を押し引きすることによつて、吸湿体2
3をケーシング17の出口18から出したり出口
18内に入れたりできるようにしたものである。
このようにすれば、押入れ1の壁面に結露した水
滴を早期に気化させるべく押入れ1内に熱風を供
給するとき、吸湿体23を熱風の流れから外して
おくことができるので、この後、吸湿体23を出
口18内に入れた場合に吸湿体23は直ちに吸湿
作用を開始するようになり、押入れ1の乾燥を時
間的に早く終了させることができる。即ち、吸湿
体23を出口18内に位置させたまま熱風を供給
すると、次に電気ヒータ24を断電して押入れ1
内の空気を循環させる場合、吸湿体2は冷えるま
で吸湿作用を開始しないからである。
第11図は本発明の第7実施例を示すもので、
これは吸湿体23の配置部分を電気ヒータ24の
配置部分よりも幅広に形成すると共に、吸湿体2
3を軸42により回動可能に枢支し、操作レバー
43を回動操作することにより吸湿体23を風の
流れの内外に位置変換させ得るように構成したも
のである。また第12図は本発明の第8実施例を
示すもので、これは吸湿体23を幅狭に形成して
該吸湿体23と出口18壁面との間に隙間44が
形成されるようにすると共に、吸湿体23と電気
ヒータ24との間に通気孔45を有するスライド
板46を摺動可能に設け、スライド46の通気孔
45を隙間44に臨ませたり吸湿体23を臨ませ
たりすることによつて、吸湿体23を風の流れの
内外に位置させるようにしたものである。上記第
7及び第8実施例のように構成しても第6実施例
と同様の効果を得ることができる。
第13図は本発明の第9実施例を示すもので、
これは第2図及び第4図に示すヒータ用スイツチ
30をマイクロスイツチからな安全スイツチ47
に代え、該安全スイツチ47を風向切替板25が
二点鎖線で示す状態に切替えられたときこれに押
圧されて閉成作動するように構成したものであ
る。このようにすれば、風向切替板25が二点鎖
線で示す状態に切替えられないと電気ヒータ24
は通電されないので、吸湿体23から湿気を奪つ
た熱風が押入れ1内に供給されてしまうといつた
危惧がなくなる。
第14図及び第15図は本発明の第10実施例を
示すもので、これは第2図及び第4図に示すヒー
タ用スイツチ30をタイマ装置48に代えると共
に、外箱9の内底部前方に作動装置としてソレノ
イドの電磁石49を設け、その可動鉄心50を風
向切替板25の下端部に連結して、常時は引張ば
ね51により風向切替板25を第14図に実線で
示す状態に保持し、そして電磁石49を第15図
に示すように電気ヒータ24と並列に接続し、タ
イマ装置48をセツト操作すると電気ヒータ24
及び電磁石49が共に通電され、電磁石49の通
電により可動鉄心50が矢印B方向に吸引変位し
て風向切替板25を引張ばね51のばね力に抗し
て第14図に二点鎖線で示す状態に切替えるよう
に構成したものである。このようにすれば、タイ
マ装置48のセツト操作のみで吸湿体23の除湿
を行うことができ、且つタイマ装置48の設定時
間の経過により自動的に押入れ1の乾燥運転に切
換わるので操作性が向上する。尚、作動装置とし
ては、電磁石49に限らず、例えばタイマ装置4
8にタイマモータを駆動源とするものを用いた場
合には、該タイマモータの回転力を適宜の伝達手
段を介して風向切替板25に伝達し、これを切替
作動させるように構成してもよい。
第16図は本発明の第11実施例を示すもので、
第16図中、52は吸湿体23に設けられた湿度
検知、53は入力端子を湿度検知器52の出力端
子に接続したリレー54の駆動回路、55は第1
4図及び第15図の電磁石49と同様の電磁石
で、両電源端子31及び32間に主スイツチ29
及び駆動回路53を直列に接続すると共に、リレ
ー54の常開接点54aと電気ヒータ24の直列
回路を駆動回路53と並列に接続し、更に電磁石
55を気ヒータ24と並列に接続し、温度検知器
52は吸湿体23が所定の吸湿度合に達すると検
知信号を発生し、駆動回路53がこの検知信を増
幅してリレー54を作動させ、これによつて常開
接点54aが閉成して電気ヒー24及び電磁石5
5に通電するように構成したものである。従つ
て、湿度検知52,駆動回路53及びリレー54
は吸湿体の吸湿度を検知する検知装置56を構成
する。このようにすれば、吸湿体23の吸湿能力
が低下すると、自動的に吸湿体23の乾燥が行わ
れ、吸湿体23から湿気を奪つて熱風は部屋2に
吐出されるようになるから、押入れ1の乾燥と吸
湿体23の乾燥とを交互に自動的に行うことがで
きる。
第17図は本発明の第12実施例を示すもので、
これは室外側吸入口14の開度を調節板57を上
下方向に摺動させることにより変化させるように
したものである。また第13図及び第19図は本
発明の第13実施例を示すもので、これは扇状の室
外側吸入口14の開度を回動板58を回動させる
ことによつて調節するようにしたものである。上
記第12及び第13実施例のように構成すれば、室外
側吸入口14の開度を変化させることにより外気
の押入れ1への供給量が変化するので、押入れ1
内の湿気よりも部屋2内の湿気が高い場合には室
外側吸入口14を閉塞して押入れ1内の空気が外
気と入れ換わらないようにし、逆の場合には室外
側吸入口14を開放して押入れ1内の空気の入れ
換わりを促進するといつたことができ、効率の良
い乾燥運転を行うことができる。
第20図は本発明の第14実施例を示すもので、
これは閉鎖板5の上部位に複数個の透孔59を形
成すると共に、この透孔59を上下摺動可能に設
けたスライド板60により開閉するようにしたも
のである。このようにすれば、押入れ1の壁面に
付いた水滴を熱風により気化させる場合、多湿空
気となつた熱風を直接部屋2内へ放出することが
できる。
第21図は本発明の第15実施例を示すもので、
これは吸湿体23に吸湿の進行により変色する吸
湿材を用い、該吸湿材の変を外箱9前面部に設け
られ透明板61を装着した窓62から見得るよう
にしたものである。このようにすれば、吸湿体2
3の除湿を行うべき時期を適確に知り得る。
第22図は本発明の第16実施例を示すもので、
これは吸着体23を外方から挿脱できるようにし
たものである。このようにすれば、吸着体23が
再生使用不能になつてこれを交換せねばならなく
なつた場合、その交換を簡単に行い得る。
第23図は本発明の第17実施例を示すもので、
これはヒータとして多数の格子目を有する正特性
サーミスタ63を用いるようにしたものである。
このような正特性サーミスタ63を用いれば、サ
ーモスイツチを用いることなく吸湿体23に常に
一定温度の熱風を吹き当てることができ、吸湿体
23のいたみも少なく、サーモスイツチのオン・
オフ作動により電波障害の問題が生ずるといつた
こともなくなる。
尚、第5図乃至第23図においては、第1図乃
至第4図と同一部分には同一符号を付して説明を
省略した。
その他本発明は上記し且つ図面に示す実施例に
限定されるものではなく、例えば押入れの乾燥ば
かりでなく、下駄箱内を乾燥する場合にも適用で
きる等、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更し
て実施することができる。
発明の効果 本発明は以上説明したように、乾燥機を、収納
室の開閉用の戸を所定の半開位置にしたとき生ず
る開口部にこれを閉鎖するように取付けた閉鎖板
と、この閉鎖板に取付けた乾燥機本体とから構成
したので、収納室を締切つた状態で該収納室の乾
燥を行なうことができて、収納室に湿気がこもつ
たり、収納室の壁面に結露して被収納室を濡らし
てしまつたりするといつた不都合を除去できると
共に、乾燥機本体は閉鎖板に取付けられているか
ら、その閉鎖板の取付によつて乾燥機本体を簡単
に収納室に取付けることができ、且つその取付状
態において乾燥機本体は完全に収納室内に収納さ
れるものではなく、その前面部分が外に露出した
状態になるから、異常な運転状態になつていない
かどうか確認でき、安全である。しかも、本発明
は、乾燥機本体を、室内側吸入口及び室内側吐出
口を共に上記収納室内に臨ませて形成すると共に
室外側吐出口を収納室外に臨ませて形成した外箱
と、この外箱内に設けられ上記収納室内の空気を
上記室内側吸入口を介して吸引し且つ送風する送
風フアンと、この送風フアンからの風を前記室内
側吐出口及び室外側吐出口から選択的に吐出させ
る切替手段と、上記送風フアンにより吸引され且
つ送風される空気中から湿気を奪う吸湿体と、こ
の吸湿体よりも風上側に設けたヒータとから構成
したので、乾燥運転時には、収納室内の空気を、
乾燥機本体の室内側吸入口,吸湿体及び室内側吐
出口を介して循環させて吸湿体により除湿乾燥
し、そしてその吸湿体の吸湿能力が低下した場合
には、ヒータを発熱させてこれにより生ずる熱風
によつて吸湿体を乾燥させ、その吸湿体から湿気
を奪つた湿り空気は乾燥機本体の室外側吐出口か
ら収納室外に吐出することができ、これにて収納
室から奪つた湿気を再び収納室内に供給してしま
うことがなく、収納室の乾燥を効率良く行なうこ
とができるという優れた効果を奏するものであ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第4図は本発明の第1実施例を示
し、第1図は押入れに取付けた状態で示す全体の
斜視図、第2図は乾燥機本体の拡大縦断面図、第
3図は吸湿体の構造を示す部分的な拡大斜視図、
第4図は電気回路図であり、第5図及び第6図は
本発明の夫々第2及び第3実施例を示す第3図相
当図、第7図は本発明の第4実施例を示すフイル
タ部分の断面図、第8図は本発明の第5実施例を
示す室内側吐出口部分の断面図、第9図は第8図
中−線に沿う断面図、第10図乃至第12図
は本発明の夫々第6乃至落第8実施例を示す吸湿
体の近傍の断面図、第13図は本発明の第9実施
例を示す風向切替板近傍の断面図、第14図は本
発明の第10実施例を示す第13図相当図、第15
図は同第10実施例の電気回路図、第16図は本発
明の第11実施例を示す電気回路図、第17図は本
発明の第12実施例を示す外箱上部の断面図、第1
8図は本発明の第13実施例を示す第17図相当
図、第19図は同第13実施例の分解斜視図、第2
0図は本発明の第14実施例を示す閉鎖板上部の斜
視図、第21図及び第22図は本発明の夫々第15
及び第16実施例を示す吸湿体近傍の断面図、第2
3図は本発明の第17実施例を示す正特性サーミス
タの斜視図である。 図面中、1は押入れ(収納室)、3は引戸、4
は開口部、5は閉鎖部、8は乾燥機本体、9は外
箱、12は室内側吸入口、13及び38は室内側
吐出口、14は室外側吸入口、15は室外側吐出
口、16は送風フアン、20はフイルタ、23は
吸湿体、24は電気ヒータ、25は風向切替板
(切替手段)、29は主スイツチ、30はヒータ用
スイツチ、36はモータ、47は安全スイツチ、
48はタイマー装置、49及び55は電磁石(作
動装置)、52は湿度検知器、53は駆動回路、
56は検知装置、63は正特性サーミスタ(ヒー
タ)である。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 収納室の開閉用の戸を所定の半開位置にした
    とき生ずる開口部にこれを閉鎖するように取付け
    た閉鎖板と、この閉鎖板に取付けた乾燥機本体と
    から成り、該乾燥機本体を、室内側吸入口及び室
    内側吐出口を共に前記収納室内に臨ませて形成す
    ると共に室外側吐出口を収納室外に臨ませて形成
    した外箱と、この外箱内に設けられ前記収納室内
    の空気を前記室内側吸入口を介して吸引し且つ送
    風する送風フアンと、この送風フアンからの風を
    前記室内側吐出口及び室外側吐出口から選択的に
    吐出させる切替手段と、前記送風フアンにより吸
    引され且つ送風される空気中から湿気を奪う吸湿
    体と、この吸湿体よりも風上側に設けたヒータと
    から構成したこを特徴とする乾燥機。 2 外箱に収納室外に臨む室外側吸入口を形成す
    ると共に、該室外側吸入口及び室内側吸入口から
    吸引された空気が合流する個所にフイルタを設け
    たこを特徴とする特許請求の範囲第1項に記載の
    乾燥機。 3 吸湿体が風の流れ内から外れ得るようにした
    ことを特徴とする特許請求の範囲第1又は第2項
    に記載の乾燥機。 4 切替手段が送風フアンからの風を室外側吐出
    口から吐出させるように切替わる動作に連動して
    ヒータに通電するように作動する安全スイツチを
    有していることを特徴とする特許請求の範囲第1
    項乃至第3項のいずれかに記載の乾燥機。 5 ヒータの通電時間を制御するタイマ装置及び
    このタイマ装置のセツト操作に応答して送風フア
    ンからの風が室外側吐出口から吐出されるように
    切替手段を作動させる作動装置を有していること
    を特徴とする特許請求の範囲第1項乃至第3項の
    いずれかに記載の乾燥機。 6 吸湿体の吸湿度を検知する検知装置を有して
    いることを特徴とする特許請求の範囲第1項乃至
    第5項のいずれかに記載の乾燥機。
JP15376877A 1977-12-21 1977-12-21 Drier Granted JPS5485470A (en)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15376877A JPS5485470A (en) 1977-12-21 1977-12-21 Drier

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15376877A JPS5485470A (en) 1977-12-21 1977-12-21 Drier

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5485470A JPS5485470A (en) 1979-07-07
JPS6123467B2 true JPS6123467B2 (ja) 1986-06-05

Family

ID=15569701

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP15376877A Granted JPS5485470A (en) 1977-12-21 1977-12-21 Drier

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS5485470A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63168275U (ja) * 1987-04-24 1988-11-01

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2578608B2 (ja) * 1987-09-10 1997-02-05 三洋電機株式会社 暖房装置
US8549771B2 (en) * 2009-10-21 2013-10-08 Stmicroelectronics, Inc. Dryness detection method for clothes dryer based on pulse width
CN107053831A (zh) * 2017-04-10 2017-08-18 安徽江南春包装科技有限公司 一种非接触式花纸晾干和贴附装置
CN111981789B (zh) * 2020-08-21 2022-04-01 常宁市腾鑫家具研发有限公司 一种门板加工晾干固定支架

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63168275U (ja) * 1987-04-24 1988-11-01

Also Published As

Publication number Publication date
JPS5485470A (en) 1979-07-07

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7458171B1 (en) Dehumidifier clothes dryer apparatus
KR101174529B1 (ko) 제습기
US4122612A (en) Energy saving device utilizing normally wasted heat from clothes dryers
JP2011092785A (ja) ダクトレス乾燥機
JP3827703B2 (ja) 除湿機の制御装置
JP3899218B2 (ja) 除湿機
JPS6123467B2 (ja)
CN112244682B (zh) 一种排水装置和烘手机
JP3538037B2 (ja) 除湿機
JP2005265258A (ja) 可搬型除湿機
US20230314074A1 (en) Drying storage
KR101515530B1 (ko) 제습 유닛 및 그를 갖는 공기조화기
JP3767301B2 (ja) 乾燥装置
JPH1033896A (ja) 衣類乾燥機
JP3667115B2 (ja) 除湿機
JP2001170398A (ja) 衣類乾燥機
TWI651499B (zh) 除濕空調裝置
JPH06304393A (ja) 浴室衣類乾燥装置
JP3667207B2 (ja) 除湿機の制御装置
KR102489554B1 (ko) 소형 제습기
JPH09313793A (ja) 衣類乾燥機
JPH0123360Y2 (ja)
JP2000186837A (ja) 除湿機
JPH0217596Y2 (ja)
JP2000185213A (ja) 除湿機