JPS61229211A - 磁気ヘツド - Google Patents
磁気ヘツドInfo
- Publication number
- JPS61229211A JPS61229211A JP6910885A JP6910885A JPS61229211A JP S61229211 A JPS61229211 A JP S61229211A JP 6910885 A JP6910885 A JP 6910885A JP 6910885 A JP6910885 A JP 6910885A JP S61229211 A JPS61229211 A JP S61229211A
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- JP
- Japan
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- gap
- magnetic
- flux density
- magnetic flux
- theta
- Prior art date
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- Pending
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
[技術分野]
本発明は磁気ヘッドに係り、さらに詳しくは高保持力の
磁気記録媒体を使用して信号の記録および再生を行なう
ための電磁誘導型の磁気ヘッドに関するものである。
磁気記録媒体を使用して信号の記録および再生を行なう
ための電磁誘導型の磁気ヘッドに関するものである。
[従来技術]
高密度磁気記録を達成するために、近年磁気記録媒体の
保持力は増大しつつあり、最近使用されている合金の塗
布された磁気記録媒体では約1200〜1400Ceの
保持力を有する。
保持力は増大しつつあり、最近使用されている合金の塗
布された磁気記録媒体では約1200〜1400Ceの
保持力を有する。
これら高保持力の磁気記録媒体を十分に磁化し信号を記
録し、かつ数MHz〜lO数MHzの高周波領域におい
ても十分なSN比を持って信号を記録再生するためには
、使用される磁気ヘッドの材料は十分に大きな飽和磁束
密度と透磁率を合わせ持つ必要がある。
録し、かつ数MHz〜lO数MHzの高周波領域におい
ても十分なSN比を持って信号を記録再生するためには
、使用される磁気ヘッドの材料は十分に大きな飽和磁束
密度と透磁率を合わせ持つ必要がある。
現在磁気ヘッドとして一般に良く使われるM n −Z
nフェライトやNi−Znフェライト等の酸化物磁性
材料は飽和磁束密度が3,000〜5.000 Gau
ssであり、高保磁力の磁気記録媒体に飽和記録するた
めの磁気ヘッドのための材料としては十分でない。
nフェライトやNi−Znフェライト等の酸化物磁性
材料は飽和磁束密度が3,000〜5.000 Gau
ssであり、高保磁力の磁気記録媒体に飽和記録するた
めの磁気ヘッドのための材料としては十分でない。
一方、センダストやパーマロイ等の金属磁性材料は8,
000〜10.000 Gauss、アモルファス材料
では10,000 Gauss以上の飽和磁束密度を有
するが、これらの材料は電気的に低比抵抗であるため、
数百KHz以上の高周波領域では渦電流損失により実効
透磁率が低下してしまい、十分な再生能率が得られない
。
000〜10.000 Gauss、アモルファス材料
では10,000 Gauss以上の飽和磁束密度を有
するが、これらの材料は電気的に低比抵抗であるため、
数百KHz以上の高周波領域では渦電流損失により実効
透磁率が低下してしまい、十分な再生能率が得られない
。
これらの問題点を解決するために、 IEEE III
AG。
AG。
Vol、MAG−18,No、8.PP、114B−1
148に記載されているようなギャップ対向面にのみ飽
和磁束密度の大きな金属磁性材料を使用する構造が知ら
れている。
148に記載されているようなギャップ対向面にのみ飽
和磁束密度の大きな金属磁性材料を使用する構造が知ら
れている。
以下、この構造をメタルインギャップ構造と呼ぶことに
する。
する。
第1図にその例を示す。
M n −Z nフェライト等から成る磁気コア半体1
.1の磁気ギャップ部3の対向面に真空蒸着法やスパッ
タ法あるいはその他の方法によりセンダスト、パーマロ
イ、アモルファス金属等の高飽和磁束密度材料2を接合
し、その後両コア半体1゜lを突き合わせて磁気ギャッ
プを形成する。
.1の磁気ギャップ部3の対向面に真空蒸着法やスパッ
タ法あるいはその他の方法によりセンダスト、パーマロ
イ、アモルファス金属等の高飽和磁束密度材料2を接合
し、その後両コア半体1゜lを突き合わせて磁気ギャッ
プを形成する。
なお図面では、電気信号を流しまた誘導電圧を取り出す
ためのコイルは略されている。
ためのコイルは略されている。
この構造によれば高保磁力磁気記録媒体に対する記録性
能の向上には一定の効果がある。
能の向上には一定の効果がある。
しかし、その再生機能においては上述した異種材料の接
合面における変質層(厚さg’)の存在が磁気的に空隙
と同様の効果を持ち1本来の磁気ギャップの他に疑似ギ
ャップg′による再生損失が生じてしまう。
合面における変質層(厚さg’)の存在が磁気的に空隙
と同様の効果を持ち1本来の磁気ギャップの他に疑似ギ
ャップg′による再生損失が生じてしまう。
また、上記異種材料の接合面が透磁率の不連続面を形成
し、高域においては透磁率の差が大となり、2つの接合
面間を磁気ギャップGとする再生磁束の流入回路を形成
し、このためやはり疑似ギャップによる再生損失を生じ
てしまう。
し、高域においては透磁率の差が大となり、2つの接合
面間を磁気ギャップGとする再生磁束の流入回路を形成
し、このためやはり疑似ギャップによる再生損失を生じ
てしまう。
これらの再生損失は一般に次式で表されることが知られ
ている。
ている。
ここでギャップg=g”・G、入:波長である。この結
果これらの磁気ヘッドにより再生された信号は凹凸を有
する周波数応答を示し、広範な周波数帯域での実用に供
することは困難であった。
果これらの磁気ヘッドにより再生された信号は凹凸を有
する周波数応答を示し、広範な周波数帯域での実用に供
することは困難であった。
[目 的]
本発明は以上のような従来の欠点を除去するために成さ
れたもので、高保磁力磁気記録媒体への記録性能に優れ
、高周波領域においても再生効率が大きく、かつ広帯域
においても周波数応答の乱れのない磁気ヘッドを提供す
ることを目的としている。
れたもので、高保磁力磁気記録媒体への記録性能に優れ
、高周波領域においても再生効率が大きく、かつ広帯域
においても周波数応答の乱れのない磁気ヘッドを提供す
ることを目的としている。
[実施例]
以下、図面に示す実施例に基づいて本発明の詳細な説明
する。
する。
[第1実施例]
第2図(a)は本発明の第1の実施例を示すもので、M
n−Znフェライト等高透磁率材料のコア半体1.1の
対向面をギャップ面と角度θをもたせて「八」の字状に
劇めに研摩し、この面に蒸着、スパッタ等の薄膜堆積法
によりアモルファス、センダスト、パーマロイ等の高飽
和磁束密度材料2を接合し、ギャップ対向面を平行にな
るように研摩する。
n−Znフェライト等高透磁率材料のコア半体1.1の
対向面をギャップ面と角度θをもたせて「八」の字状に
劇めに研摩し、この面に蒸着、スパッタ等の薄膜堆積法
によりアモルファス、センダスト、パーマロイ等の高飽
和磁束密度材料2を接合し、ギャップ対向面を平行にな
るように研摩する。
なお、高飽和磁束密度材料2の形成方法は薄膜堆積法に
限るものではない。
限るものではない。
この後、所定のギャップ長が得られるように5i02.
Al1203等をやはり薄膜堆積法により堆積し、左右
両コア半体1.lを接合してギャップ3の形成を行なう
。
Al1203等をやはり薄膜堆積法により堆積し、左右
両コア半体1.lを接合してギャップ3の形成を行なう
。
第2図(b)は第2図(a)のヘッドの媒体摺動面側か
ら見た図で、上記2種の磁性材料接合面とギャップ面と
の角度を第2図(b)中左側のコア半体lについてはθ
、右側のコア半体1についてはθ′としである。
ら見た図で、上記2種の磁性材料接合面とギャップ面と
の角度を第2図(b)中左側のコア半体lについてはθ
、右側のコア半体1についてはθ′としである。
コレらθ、θ′を持たせることにより1両コア半体にお
ける高飽和磁束密度材料2を含んだ疑似ギャップ、ある
いは各コア半体における接合部の変質層の疑似ギャップ
寄りの各々の再生磁束にアジマス損失、およびギャップ
端非平行による損失を生じさせることができる。
ける高飽和磁束密度材料2を含んだ疑似ギャップ、ある
いは各コア半体における接合部の変質層の疑似ギャップ
寄りの各々の再生磁束にアジマス損失、およびギャップ
端非平行による損失を生じさせることができる。
θおよびθ′の大きさは使用周波数帯域。
ギャップ長、トラ°ツク幅等により最適値を選択する必
要がある。
要がある。
[第2実施例]
なお、第2図に示す例ではθ=−θ′となっているが、
必ずしもその必要はない。
必ずしもその必要はない。
第3図はθ=θ′とした例であり、接合面は互いに平行
となるが、ギャップ面とは傾きを持つことにより疑似ギ
ャップからの流入磁束は位相差を生じ、前述の例と同様
な効果を得ることができる。
となるが、ギャップ面とは傾きを持つことにより疑似ギ
ャップからの流入磁束は位相差を生じ、前述の例と同様
な効果を得ることができる。
[第3実施例]
また、第4図は本発明の第3の実、流側を説明するもの
で、同図中右側のコア半体1は全体がM n −Z n
フェライト等の高透磁率材料で形成され、左側のコア半
体1にのみ高飽和磁束密度材料2が設けである。
で、同図中右側のコア半体1は全体がM n −Z n
フェライト等の高透磁率材料で形成され、左側のコア半
体1にのみ高飽和磁束密度材料2が設けである。
この場合、磁気媒体への記録は一般にギャップ後端部で
行なわれるため、媒体摺動方向は第4図中矢印で示した
ように高飽和磁束密度材料2を摺動方向ギャップ後端部
に設けた方が望ましく、記録性能向上への寄与が大きい
。
行なわれるため、媒体摺動方向は第4図中矢印で示した
ように高飽和磁束密度材料2を摺動方向ギャップ後端部
に設けた方が望ましく、記録性能向上への寄与が大きい
。
また、接合面については前述の例と同様斜めに加工する
ことにより、上述した実施例と同じような効果を発揮で
きる。
ことにより、上述した実施例と同じような効果を発揮で
きる。
さらにまた本実施例では第4図中右側コア半体lにおけ
る製作工程が容易となるため、コスト低減に効果がある
。
る製作工程が容易となるため、コスト低減に効果がある
。
[効 果]
以上の説明から明らかなように、本発明によれば、コア
半体のギャップ対向部の少なくとも一方の端面に前記コ
ア半体の材料に比し高飽和磁束密度の材料を配置し、こ
れらの接合面とギャップ面とに傾きを持たせることによ
り、高保磁力磁気記録媒体への記録性能を向上させるこ
とができ、かつ再生時の周波数応答の乱れを軽減するこ
とができる。
半体のギャップ対向部の少なくとも一方の端面に前記コ
ア半体の材料に比し高飽和磁束密度の材料を配置し、こ
れらの接合面とギャップ面とに傾きを持たせることによ
り、高保磁力磁気記録媒体への記録性能を向上させるこ
とができ、かつ再生時の周波数応答の乱れを軽減するこ
とができる。
第1図はメタルインギャップ構造を有する磁気ヘッドの
従来例を説明する斜視図、第2図は本発明の第1の実施
例を説明するもので第2図(&)は斜視図、第2図(b
)は正面図、第3図は本発明の第2の実施例を説明する
正面図、第4図は本発明の第3の実施例を説明する正面
図である。 1・・・磁気コア半体 2・・・高飽和磁束密度材料
3・・・ギャップ部 g・・・ギャップ長G・・・
再接合面間の距離 第1図 第2図(Q) 第3図 第4図
従来例を説明する斜視図、第2図は本発明の第1の実施
例を説明するもので第2図(&)は斜視図、第2図(b
)は正面図、第3図は本発明の第2の実施例を説明する
正面図、第4図は本発明の第3の実施例を説明する正面
図である。 1・・・磁気コア半体 2・・・高飽和磁束密度材料
3・・・ギャップ部 g・・・ギャップ長G・・・
再接合面間の距離 第1図 第2図(Q) 第3図 第4図
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1)1組の磁気コア半体を突き合わせて成る磁気ヘッド
の磁気ギャップ対向部の少なくとも一方の端面に、前記
コア半体の材料に比し高飽和磁束密度の磁性材料を配置
した磁気ヘッドにおいて、前記コア半体と前記高飽和磁
束密度の磁性材料との接合面をギャップ対向面に対して
傾斜させたことを特徴とする磁気ヘッド。 2)高飽和磁束密度の磁性材料は各コアに配置され、か
つこれらによる前記接合面がギャップ対向面と平行でな
いことを特徴とする特許請求の範囲第1項に記載の磁気
ヘッド。 3)磁気ギャップを境にして両側の各磁気コア半体と高
飽和磁束密度の磁性材料との接合面が互いに平行でかつ
ギャップ対向面に対しては傾斜させて設けたことを特徴
とする特許請求の範囲第2項に記載の磁気ヘッド。 4)磁気ギャップ対向部のいずれか一方の端面にのみ高
飽和磁束密度の磁性材料を配置し、かつそれによる前記
接合面をギャップ対向面に対して傾斜させたことを特徴
とする特許請求の範囲第1項に記載の磁気ヘッド。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6910885A JPS61229211A (ja) | 1985-04-03 | 1985-04-03 | 磁気ヘツド |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6910885A JPS61229211A (ja) | 1985-04-03 | 1985-04-03 | 磁気ヘツド |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS61229211A true JPS61229211A (ja) | 1986-10-13 |
Family
ID=13393101
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6910885A Pending JPS61229211A (ja) | 1985-04-03 | 1985-04-03 | 磁気ヘツド |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS61229211A (ja) |
-
1985
- 1985-04-03 JP JP6910885A patent/JPS61229211A/ja active Pending
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