JPS61228805A - スライドフアスナ−用ジグザグ状フアスナ−エレメント列の連続成形方法とその装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 イ、産業上の利用分野 本発明は熱可塑性合成樹脂の線条を回転するダイホイー
ルを有する連続成形装置によりスライドファスナー用ジ
グザクゝ状ファスナーエレメント列に加工成形する方法
並びに該方法の実施に適する装置に関する。

口、従来の技術 熱可塑性合成樹脂の線条を連続成形加工してスライドフ
ァスナー用ジグザグ状ファスナーエレメント列を得るこ
とは例えば特公昭３５−９４７７号公報に示されるよう
に従来普通に知られている。

この従来のジグザグ状ファスナーエレメント列の成形装
置においては、外周面に環状凹溝とその両側に２列の突
起列よりなる型面を有する回転するダイホイールと該ダ
イホイールの外周面に沿って、線条を蛇行状に供給する
供給手段、蛇行状線条を型の環状凹溝内に断面Ｕ字状に
押し込む折曲手段、該環状凹溝底にある線条に噛合頭部
を打圧する成形手段さらに必要に応じて環状凹溝から突
出している線条を外側に屈曲する立上がり部成形手段並
びに加工成形された線条をダイホイール型面から離脱す
る排出手段を順次配設してなり、このさいダイホイール
内部に電熱、低周波誘導加熱などの加熱手段を設けて　
ダイホイール全体を線条の熱レットに適する温度に昇温
するように加熱するものであった。

ハ１発明が解決しようとする問題点 上記の従来の装置の成形線条の排出手段は、ダイホイー
ルの環状凹溝底に先端が当接しているスクレッパーによ
り行うものであり、また排出直後の成形線条に対し冷風
吹付けにより瞬間的に冷却セットするようにしているが
、加熱されたダイホイールの排出位置の線条は熱セット
温度を保持し軟化状態にあるため、スクレッパー先端の
当接によって成形された噛合頭部が変形し、排出直後の
略熱セット温度にあるファスナーエレメント列に冷［ｉ
１圧が作用して各エレメント間のピッチを変動するなど
の問題点があった。

二０問題点を解決するための手段 本発明は上記従来の回転するダイホイールの外周型面に
対する加熱条件を調整することにより、　　　　　）成
形加工を容易安定に行うとともに、ダイホイールから成
形品を変形することなく排出できるようにしたものであ
る。

即ち、ダイホイール全体を被加工線条の熱変形温度より
僅かに低い温度を維持するよう内部加熱するとともに、
ダイホイールの環状凹溝内に断面Ｕ字状に成形保持され
た線条を噛合頭部成形直前に熱セット温度に昇温するよ
うダイホイール外面から局部加熱するようにしたもので
ある。

ホ０作用 本発明において、ダイホイール全体を被加工線条の熱変
形温度より僅かに低い温度を維持するように内部加熱す
ること並びに噛合頭部成形直前に線条を熱セット温度に
昇温するようダイホイール外側から局部加熱することは
、相互に関連して次のように作用する。

即ちダイホイール外周面に蛇行状に供給された線条が折
曲加工され環状凹溝内に断面Ｕ字状に折り込まれた線条
はダイホイール自体の温度によって下面から予熱される
とともに、ダイホイール外側からの局部加熱によって上
面から加熱され、急速に熱セット温度に線条全体が均一
に昇温され、折曲による内部歪が除去されるとともに、
その昇温軟化状態の下に打圧による噛合頭部成形が良好
に行われ、その後必要によって行われる立上がり郭成形
も線条温度がダイホイール自体が昇温されているので急
激に降温しない状態下に良好に行われる。

そして、線条温度並びにダイホイール外周面温度は成形
線条排出位置に達するまでに、線条の熱変形温度以下に
放冷されるので、スクレッパーにより変形されることな
く排出されるものである。

なお、前記の放冷のみでは、外気条件などによって充分
な降温が得られないような場合には排出直前位置におい
てダイホイール外面に空気吹付けによる強制冷却を行う
ことが好ましい。

へ、実施例 以下本発明の方法並びに装置の実施例を、図面によって
説明する。

第１図は成形装置の側面図であって、円盤状のダイホイ
ール１が、立設された基台２に適宜の駆動源（図示せず
）により回転されるように据え付けである。

ダイホイール１の外周面３には第２図ないし第５図に示
すように環状凹溝５とその両側に多数の突起４・・・を
外周方向に配列した２列の突起列が、両列の突起４が千
鳥状に配置されるように設けられ、また環状凹溝５の対
向する側壁には仕切突出部６・・・が設けてあり、これ
らによって型面が形成されている。

ダイホイール１の外周面３に対向して、ポリエステル、
ポリアミド等の熱可塑性合成樹脂の線条７を誘導しダイ
ホイール１の回転に同調してダイホイール１の回転軸と
平行に往復動じてダイホイール１の突起４・・・列間に
線条７を引掛けて蛇行状に送り込む供給手段１２、蛇行
状の線条７を突起４・・・列の係合から引上げ離脱する
リフト手段１３、その蛇行状の平行線条部分の中央部を
ダイホイール１の環状凹溝５内に押し込み、断面Ｕ字状
に折曲する回転円盤よりなる折曲加工手段１４、折曲さ
れた線条７を熱セットするための外部局部加熱手段１５
、環状凹溝５底に位置する線条７を往復動パンチングす
る噛合頭部成形加工手段１６、環状凹溝５から突出して
いる線条７部分を外側へ押し曲げる回転円盤よりなる立
上がり部成形加工手段１７及びダイホイール１の周面を
降温するための冷却手段２０、並びにジグザグ状に成形
された７？スナ一エレメント列１１を型面から離脱する
環状凹溝５底に先端が接触するように挿入されたスクレ
ッパーよりなる排出手段１８が配設される。

上記の手段のうち、立上がり部成形加工手段１７はファ
スナーエレメントの条件によっては省略されることもあ
り、また冷却手段２０は温度条件によっては必ずしも設
けなくてもよい場合もある。

第６図は第１図ＡＡ線における断面図であって、ダイホ
イール１は基台２に保持された回転軸３０に固定され、
ダイホイール１の内部空腔部２４には、基台２に固定さ
れた低周波電磁誘導コイルよりなる内部加熱手段２６が
設けられ、これによってダイホィール１全体を被加工線
条７の熱変形温度より僅かに低い温度に維持するように
温度制御される。

前記内部加熱手段２６は電熱、熱媒体循環型のものであ
ってもよい。

なお、ダイホイール１の側面には放冷用の開孔２７が設
けられている。

ダイホイール１の外周面３に対向して設けられる外部局
部加熱手段１５は第１図、第６図に示すように、熱気送
風バイブ２２に接続されたダイホイール外周面３を囲む
コ字状断面よりなるカバー２３を有し、熱風が噛合頭部
成形手段１６に接近した位置から折曲加工手段１４に向
かって矢印ａ方向に流動するように、噛合頭部成形加工
手段１６側は封止され、折曲加工手段１４側は開放され
る。２１は装置が停止した場合に熱風を排出するための
切換弁である。

また、冷却手段２０は送風パイプ２９に接続されたダイ
ホイール外周面を囲むコ字状断面よりなるカバー２８を
有し、常湿の外気を排出手段１８に接近した位置からダ
イホイール１の回転方向と逆の矢印す方向に流動するよ
うになっている。

上記の装置によって本発明の方法が下記のように実施さ
れる。

熱可塑性合成樹脂例えばポリエチレンテレフタレートよ
りなる線条７が供給手段１２によって回転するダイホイ
ール１の外周面３の突起４・・・列に係合して蛇行状に
供給される。（第２図）次いでリフト手段１３によって
、蛇行状の線条７の突起４の係合部分が突起４より引上
げられると同時に、折曲加工手段１４の突条ヘッド１４
′が蛇行状の平行線条部分の中央部を環状凹溝５内に押
し込み、断面Ｕ字状に折曲する。（第３図）この状態に
型面に保持された線条７は外部局部加熱手段１５により
熱セット温度まで昇温された後、噛合頭部成形加工手段
１６による往復動打圧ヘッド１６′によって、環状凹溝
５底に位置する線条７を中方向に圧偏して噛合頭部８が
形成される。（第４図） 更に、立上がり部成形加工手段１７に達して、環状凹溝
５の両側壁から突出していた線条７を、回転ヘッド１７
′の段部により外側方向に屈曲して立上がり部１０が成
形される。（第５図）上記の加工工程により成形された
ジグザグ状ファスナーエレメント列１１は環状凹溝５内
に保持されて、冷却手段２０により降温された後、排出
手段１８のスクレツパーによってダイホイール１面から
離脱排出されて成形方法は完了する。

上記の成形工程中、回転するダイホイール１は、ポリエ
チレンテレフタレートの熱変形温度以下の６０〜７０℃
の範囲の一定温度に維持するように内部加熱装置２６に
よって加熱する。

また、外部局部加熱手段１５には約１２０〜１３０℃の
熱風を供給して、噛合頭部成形加工直前の線条７をポリ
エチレンテレフタレートの熱セット温度に昇温するよう
に局部的に加熱する。

かくして線条７に対する各成形加工が良好に行われ、連
続的にジグザグ状ファスナーエレメント列が得られる。

ト１発明の効果 本発明の方法によれば従来法における問題点を解決して
、所定形状の噛合頭部を有し且つエレメントピッチが均
一なジグザグ状ファスナーエレメント列を連続して効率
よく得ることができ、また本発明の装置はダイホイール
外周に局部加熱手段、ダイホイール内面に内部加熱手段
を設けるだけの簡単な機構により前記の方法を確実に実
施できる効果を奏する。

【図面の簡単な説明】

図面は本発明の実施例を示すもので第１図は装置の側面
図、第２図は供給手段直後、第３図は折曲加工手段位置
、第４図は噛合頭部成形加工手段位置、第５図は立上が
り部成形加工手段位置のそれぞれの状態を示すもので、
それぞれ（イ）はダイホイール面の平面図、（ロ）は（
イ）のＸＸ線におけるそれぞれの断面図であり、第６図
は第１図ＡＡ線における断面図である。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １）外周面に環状凹溝とその両側の２列の突起列よりな
   る型面を有する回転するダイホイールに熱可塑性合成樹
   脂の線条を蛇行状に供給し、該型面において順次折曲加
   工、噛合頭部成形加工を含む成形工程を施した後、成形
   線条を型面から排出するジグザグ状ファスナーエレメン
   ト列の連続成形方法において、前記ダイホール全体を線
   条の熱変形温度より僅かに低い温度に維持するようにダ
   イホール内側から加熱するとともに前記折曲加工により
   環状凹溝に断面Ｕ字状に成形保持された線条を噛合頭部
   成形加工直前において熱セット温度に昇温するようにダ
   イホイール外側から局部加熱することを特徴とするスラ
   イドファスナー用ジグザグ状ファスナーエレメント列の
   連続成形方法。 ２）外周面に環状凹溝とその両側の２列の突起列よりな
   る型面を有する回転するダイホイール、該ダイホイール
   の外周面に対向して熱可塑性合成樹脂の線条を蛇行状に
   供給する供給手段、折曲加工手段、噛合頭部成形加工手
   段を含む加工手段及び成形線条を型面から離脱する排出
   手段を順次配設してなるジグザグ状ファスナーエレメン
   ト列の連続成形装置において、ダイホイール全体を線条
   の熱変形温度より僅かに低い温度に維持する内部加熱手
   段をダイホイール内側に対向して設けるとともに、前記
   折曲加工手段と噛合頭部成形加工手段との間のダイホイ
   ール外周面に対向して、型面に断面Ｕ字状に折曲保持さ
   れた線条を噛合頭部成形直前に熱セット温度に昇温する
   熱風による外部局部加熱手段を設けたことを特徴とする
   スライドファスナー用ジグザグ状ファスナーエレメント
   列の連続成形装置。