JPS6122825Y2 - - Google Patents
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- JPS6122825Y2 JPS6122825Y2 JP1981152938U JP15293881U JPS6122825Y2 JP S6122825 Y2 JPS6122825 Y2 JP S6122825Y2 JP 1981152938 U JP1981152938 U JP 1981152938U JP 15293881 U JP15293881 U JP 15293881U JP S6122825 Y2 JPS6122825 Y2 JP S6122825Y2
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Landscapes
- Packaging Of Machine Parts And Wound Products (AREA)
- Cartons (AREA)
- Details Of Rigid Or Semi-Rigid Containers (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は、紙管等に巻層された薄手フイルムを
収納する箱になる厚紙の形状構造に関し、更に詳
しくは、箱になつて実用されたとき、紙管の飛出
を防ぎ、フイルムの引出切断を確実にする機能を
十二分に発揮する収納箱用厚紙に関する。
収納する箱になる厚紙の形状構造に関し、更に詳
しくは、箱になつて実用されたとき、紙管の飛出
を防ぎ、フイルムの引出切断を確実にする機能を
十二分に発揮する収納箱用厚紙に関する。
近来ラツプフイルムは家庭用営業用をとわず、
生活必需品的様相の普及に及んでいる。これ等は
その大部が、実公昭51−13289号公報に記載され
た様な構造の箱に収納されて市販されているのが
現状で、必要な長さだけのフイルムを引出して、
箱に装備された切断具で切断して用いられるよう
になつている。
生活必需品的様相の普及に及んでいる。これ等は
その大部が、実公昭51−13289号公報に記載され
た様な構造の箱に収納されて市販されているのが
現状で、必要な長さだけのフイルムを引出して、
箱に装備された切断具で切断して用いられるよう
になつている。
しかるに、これ等の収納箱の形状構造に対する
提案が多い。その理由は、ラツプフイルムそのも
のは不特定多数の人々が、様々な態様下で使用す
るために、フイルム引出時にフイルムがちぎれ
る、紙管が飛び出すという問題、或は切断時、フ
イルムが斜め切れする、しわくちやになるといつ
た問題、更には、切断具によつてけがをした等と
いう問題が生じるために、種々の立場からその改
善案を提案されるためである。
提案が多い。その理由は、ラツプフイルムそのも
のは不特定多数の人々が、様々な態様下で使用す
るために、フイルム引出時にフイルムがちぎれ
る、紙管が飛び出すという問題、或は切断時、フ
イルムが斜め切れする、しわくちやになるといつ
た問題、更には、切断具によつてけがをした等と
いう問題が生じるために、種々の立場からその改
善案を提案されるためである。
これ等の代表的なものとしては、米国特許
3096918、同3129870、同Re25876号明細書、実公
昭46−9812、実公昭46−7006、実開昭49〜
66879、実開昭52−1431、実公昭55−50103、実公
昭55−50104号公報等に記載されたものが知られ
ている。
3096918、同3129870、同Re25876号明細書、実公
昭46−9812、実公昭46−7006、実開昭49〜
66879、実開昭52−1431、実公昭55−50103、実公
昭55−50104号公報等に記載されたものが知られ
ている。
しかしながらこれ等提案の多くは、或る一面的
改善案としては相応の利点を有しているが、その
ために構造が複雑化したり、それに伴なつて他の
面に欠点が生じる場合が多い難点がある。ことに
食品衛生上の観点から、フイルムを入手に触れな
いでより経済的に密封した状態に収納したいラツ
プフイルム製造側の立場にあつては、機械的収納
の容易さの評価を、他の欠点が改良される評価よ
り優先して取扱わざるを得ない場合も多い。それ
には前記実公昭51−13289号公報に記載された様
な現行市販の収納箱は、使い方に慣れれば充分使
用に供し得る水準の性能を満していることにも理
由がある。
改善案としては相応の利点を有しているが、その
ために構造が複雑化したり、それに伴なつて他の
面に欠点が生じる場合が多い難点がある。ことに
食品衛生上の観点から、フイルムを入手に触れな
いでより経済的に密封した状態に収納したいラツ
プフイルム製造側の立場にあつては、機械的収納
の容易さの評価を、他の欠点が改良される評価よ
り優先して取扱わざるを得ない場合も多い。それ
には前記実公昭51−13289号公報に記載された様
な現行市販の収納箱は、使い方に慣れれば充分使
用に供し得る水準の性能を満していることにも理
由がある。
本考案はこのような現状に鑑みてなされたもの
で、その目的の第1は、今迄構造が復雑化して機
械的取扱いが困難になり、そのために性能の向上
が計れていなかつた紙管飛出防止能、フイルムの
斜め切れ防止能を高水準に兼備し、それでいて、
形状構造上の簡素さは従来品と変らないラツプフ
イルム収納箱用厚紙を提供することであり、第2
の目的は、上記条件を満した上で、必要に応じて
箱に装備されている切断具の安定性、実用性を高
めたラツプフイルム収納箱用厚紙を提供すること
にある。
で、その目的の第1は、今迄構造が復雑化して機
械的取扱いが困難になり、そのために性能の向上
が計れていなかつた紙管飛出防止能、フイルムの
斜め切れ防止能を高水準に兼備し、それでいて、
形状構造上の簡素さは従来品と変らないラツプフ
イルム収納箱用厚紙を提供することであり、第2
の目的は、上記条件を満した上で、必要に応じて
箱に装備されている切断具の安定性、実用性を高
めたラツプフイルム収納箱用厚紙を提供すること
にある。
以下、本考案の内容を図面等を用いて詳述す
る。
る。
第1,2図は、本考案の厚紙の1例を示す展開
図で、第1図は、本考案の目的1を達成する厚紙
の例示、第2図は、本考案の目的2を達成する厚
紙に例示である。
図で、第1図は、本考案の目的1を達成する厚紙
の例示、第2図は、本考案の目的2を達成する厚
紙に例示である。
第3図第4図は、各々、第1図、第5図の展開
図の厚紙が収納箱となつたときの面(側壁等)の
位置関係の理解を深めるための半組立斜示図であ
る。尚第5図は、従来(実公昭51−13289号公
報)の厚紙の展開図である。
図の厚紙が収納箱となつたときの面(側壁等)の
位置関係の理解を深めるための半組立斜示図であ
る。尚第5図は、従来(実公昭51−13289号公
報)の厚紙の展開図である。
第1,2及び3図に於て、本考案の厚紙は、
各々、 〇 収納箱になつたときに側部掩蓋片1となる長
方形の面1と、 〇 両端に、折目17を介して先端部に折込部1
8を持つ端部掩蓋片6が、折目16を介して配
されてあり、収納箱になつたとき側壁2となる
長方形の面2と、 〇 両端に折目15を介して端部糊付片7を有
し、収納箱になつたとき側壁3となる長方形の
面3と、 〇 収納箱になつたとき、側壁4となる長方形の
面4と、 〇 両端に折目14を介して端部糊付片7Aを有
し、収納箱になつたとき、その一部が上記側部
掩蓋片1の裏面1′にのり付けされるべき側壁
5となる長方形の面5とが、 〇 上記面1,2,3,4,5が一方側(下方
側)から順に位置するように各々の折目9,1
0,11,12を介して配されている。
各々、 〇 収納箱になつたときに側部掩蓋片1となる長
方形の面1と、 〇 両端に、折目17を介して先端部に折込部1
8を持つ端部掩蓋片6が、折目16を介して配
されてあり、収納箱になつたとき側壁2となる
長方形の面2と、 〇 両端に折目15を介して端部糊付片7を有
し、収納箱になつたとき側壁3となる長方形の
面3と、 〇 収納箱になつたとき、側壁4となる長方形の
面4と、 〇 両端に折目14を介して端部糊付片7Aを有
し、収納箱になつたとき、その一部が上記側部
掩蓋片1の裏面1′にのり付けされるべき側壁
5となる長方形の面5とが、 〇 上記面1,2,3,4,5が一方側(下方
側)から順に位置するように各々の折目9,1
0,11,12を介して配されている。
形状の1枚の展開図の厚紙になつていることが
共通して示されている。
共通して示されている。
第1,2図の相違点は、第1図の方は、切断具
として切断刃13が、面部4に、折目12よりも
切断刃12の刃先が面5側にわずかにはみ出る位
置に、即ち、折目12で折曲げたとき側壁5の面
より刃先がわずかにはみ出するように)固定され
てあるのに対し、第2図の方は、折目12を中心
として面部5,4の折目12側の少なくとも片面
に、鋭利な角を有した硬質物(例えばガラス、金
剛砂)の粉末が、接着剤などで付着してあり、こ
れを切断具13Aとする点に相違がある。尚第2
図の切断具は、必ずしも折目12の長手に添つ
て、その長手全域に付着させる必要はなく、むし
ろ長手両端部に付着しておればフイルムを切断す
ることは可能である。
として切断刃13が、面部4に、折目12よりも
切断刃12の刃先が面5側にわずかにはみ出る位
置に、即ち、折目12で折曲げたとき側壁5の面
より刃先がわずかにはみ出するように)固定され
てあるのに対し、第2図の方は、折目12を中心
として面部5,4の折目12側の少なくとも片面
に、鋭利な角を有した硬質物(例えばガラス、金
剛砂)の粉末が、接着剤などで付着してあり、こ
れを切断具13Aとする点に相違がある。尚第2
図の切断具は、必ずしも折目12の長手に添つ
て、その長手全域に付着させる必要はなく、むし
ろ長手両端部に付着しておればフイルムを切断す
ることは可能である。
又、第1,2図の側部掩蓋片1となる面1、及
び側壁5となる面5には、この両者を貼合一体化
した後、掩蓋片1の先端を切取つてこの両者を剥
離しようとする際、剥離が容易で且つ面1に剥離
傷を大きく残さないようにするための切込や無印
刷部等を配置することは、これ等はすべて周知の
事実であるので記載を省略してある。これ等は必
要に応じて適宜なものを設ければ良い。
び側壁5となる面5には、この両者を貼合一体化
した後、掩蓋片1の先端を切取つてこの両者を剥
離しようとする際、剥離が容易で且つ面1に剥離
傷を大きく残さないようにするための切込や無印
刷部等を配置することは、これ等はすべて周知の
事実であるので記載を省略してある。これ等は必
要に応じて適宜なものを設ければ良い。
又両図では共に面1のほぼ中央部長手方向に面
1を2分するが如きミシン線8の記載があるが、
本明細書ではこれは、第5図(従来品)のものと
の対比を明確にするために記載してあるにすぎな
い。何故ならば、実用面では、ミシン線8を有す
るものは、この部分で切取つて開封するように、
ミシン線8のないものは、面1をこじ上げて貼合
部を剥離させるように、上記貼合部面積分布が考
慮されていて、各々に各々の利点を有すること
で、すでに両者共市販品に採用されていて周知に
なつている事項であるからである。
1を2分するが如きミシン線8の記載があるが、
本明細書ではこれは、第5図(従来品)のものと
の対比を明確にするために記載してあるにすぎな
い。何故ならば、実用面では、ミシン線8を有す
るものは、この部分で切取つて開封するように、
ミシン線8のないものは、面1をこじ上げて貼合
部を剥離させるように、上記貼合部面積分布が考
慮されていて、各々に各々の利点を有すること
で、すでに両者共市販品に採用されていて周知に
なつている事項であるからである。
次に第1,2図に示す本考案の厚紙の特長の第
1は、先ず、第5図(従来品)と比べて同じ程度
の簡素さに、考案されていることである。この簡
素さは例えば、第1、2図厚紙の折目をすべて一
方向(内側)に折曲げ得るような状態にして、先
ず折目12と折目10とを折曲げ、面1の裏面
1′が面5の表面に位置するように重ねてこれを
貼合し、次いでその状態で折目9,11を折返す
ように折曲げれば、この厚紙は四角柱状をなす。
そしてその内部にフイルムを巻いた紙管を挿入し
た後、柱状物両端の端部糊付片7,7Aを貼合
し、次いで端部掩蓋片6の折込部18を折目17
でその内部に折込むように、折目16で端部掩蓋
片6を折曲げ固定すれば、フイルムを収納した収
納箱が完成する。この収納操作はきわめて簡単で
あるので、現状の包装機械技術で容易に、能率的
且つ衛生的な、完全自動の密封包装を可能にする
という大きな利点を生む。
1は、先ず、第5図(従来品)と比べて同じ程度
の簡素さに、考案されていることである。この簡
素さは例えば、第1、2図厚紙の折目をすべて一
方向(内側)に折曲げ得るような状態にして、先
ず折目12と折目10とを折曲げ、面1の裏面
1′が面5の表面に位置するように重ねてこれを
貼合し、次いでその状態で折目9,11を折返す
ように折曲げれば、この厚紙は四角柱状をなす。
そしてその内部にフイルムを巻いた紙管を挿入し
た後、柱状物両端の端部糊付片7,7Aを貼合
し、次いで端部掩蓋片6の折込部18を折目17
でその内部に折込むように、折目16で端部掩蓋
片6を折曲げ固定すれば、フイルムを収納した収
納箱が完成する。この収納操作はきわめて簡単で
あるので、現状の包装機械技術で容易に、能率的
且つ衛生的な、完全自動の密封包装を可能にする
という大きな利点を生む。
尚この際、端部糊付片7,7Aはこの両者が貼
合できる大きさを有していれば、そのどちらか
が、大きくても、或は同じ大きさであつてもかま
わないが、収納箱としての端面強度は、この部分
で持たせることになるので、貼合し易い大きさに
することが必要である。機械操作の貼合時ののり
のはみ出しを防ぐ意味では、端部糊付片7,7A
共、大きい方に揃えた方が使い易い。又折込18
の内部固定を充分に図る上では、折目17の両側
に小さな切目(図示せず)を設けておくと良い。
合できる大きさを有していれば、そのどちらか
が、大きくても、或は同じ大きさであつてもかま
わないが、収納箱としての端面強度は、この部分
で持たせることになるので、貼合し易い大きさに
することが必要である。機械操作の貼合時ののり
のはみ出しを防ぐ意味では、端部糊付片7,7A
共、大きい方に揃えた方が使い易い。又折込18
の内部固定を充分に図る上では、折目17の両側
に小さな切目(図示せず)を設けておくと良い。
本考案の厚紙の特長の第2は、使用のためのフ
イルムの取出準備に手数をとらせないことであ
る。
イルムの取出準備に手数をとらせないことであ
る。
この操作は(ミシン線8がある場合で記載)、
密封された収納箱の段階から、次の操作で行なわ
れる、即ち先ず側部掩蓋片1の先端部をミシン線
8で切取り、且つ側壁5から剥離させる。そして
両端の端部掩蓋片6を折込部18の抜出しによつ
て開放すると、箱の側壁2は側部掩蓋片1の残り
を有した状態で折目10の折起しによつて開口す
る。しかし箱の形態は、側壁3,4,5を一体化
する端部糊付片7,7Aの固定によつて保持され
ていてくずれない。従つて、内部のフイルムを紙
管のまま取出して、フイルムの端末を引出し可能
な状態に取出しておき、再び紙管を納めて端部掩
蓋片6の折込部18を箱に固定すると、側部掩蓋
片1の残り部だけが開放状態になるだけで収納箱
は再び複元される。この際、フイルムの取出部
は、側壁5の側縁と、折目9の裏面との間に出来
るすき間からその先端をのぞかせている。
密封された収納箱の段階から、次の操作で行なわ
れる、即ち先ず側部掩蓋片1の先端部をミシン線
8で切取り、且つ側壁5から剥離させる。そして
両端の端部掩蓋片6を折込部18の抜出しによつ
て開放すると、箱の側壁2は側部掩蓋片1の残り
を有した状態で折目10の折起しによつて開口す
る。しかし箱の形態は、側壁3,4,5を一体化
する端部糊付片7,7Aの固定によつて保持され
ていてくずれない。従つて、内部のフイルムを紙
管のまま取出して、フイルムの端末を引出し可能
な状態に取出しておき、再び紙管を納めて端部掩
蓋片6の折込部18を箱に固定すると、側部掩蓋
片1の残り部だけが開放状態になるだけで収納箱
は再び複元される。この際、フイルムの取出部
は、側壁5の側縁と、折目9の裏面との間に出来
るすき間からその先端をのぞかせている。
以上の操作には、特別なわずらわしさがなく、
従来のそれとほとんど変らない。
従来のそれとほとんど変らない。
次に、本考案の厚紙で作られた収納箱の最大の
利点は、フイルムの引出しが、上述した側壁5の
側縁と、折目9の裏面との間に出来るすき間から
引出されるので、側部掩蓋片1の残り部の中央部
を例えば親指で軽く押えるように収納箱を片手で
把持し、他方の手でフイルムを、軽く押えた掩蓋
片1と水平方向に引出すように操作すると、側壁
5(及び側壁2)は、紙管の飛出しを完全に押
え、フイルムのスムーズな引出しを可能にするこ
とである。
利点は、フイルムの引出しが、上述した側壁5の
側縁と、折目9の裏面との間に出来るすき間から
引出されるので、側部掩蓋片1の残り部の中央部
を例えば親指で軽く押えるように収納箱を片手で
把持し、他方の手でフイルムを、軽く押えた掩蓋
片1と水平方向に引出すように操作すると、側壁
5(及び側壁2)は、紙管の飛出しを完全に押
え、フイルムのスムーズな引出しを可能にするこ
とである。
そして箱を把持した手を少し回転しさせ、且つ
軽く押えた掩蓋片を少し強く押えるようにして引
出たフイルムを側壁5に水平に添わせ、切断具1
3,13Aでフイルムを切断するときは、側壁5
の側縁と折目9の裏面との間にかかる挾圧で、引
出された状態のフイルムが固定されてフイルムは
横すべりしないから、フイルムの斜め切れが防止
されると共にフイルムの切断操作がきわめて容易
になされることである。
軽く押えた掩蓋片を少し強く押えるようにして引
出たフイルムを側壁5に水平に添わせ、切断具1
3,13Aでフイルムを切断するときは、側壁5
の側縁と折目9の裏面との間にかかる挾圧で、引
出された状態のフイルムが固定されてフイルムは
横すべりしないから、フイルムの斜め切れが防止
されると共にフイルムの切断操作がきわめて容易
になされることである。
この2つの利点は、従来の例えば第5図に示す
厚紙のものでは達成できなかつた利点である。
厚紙のものでは達成できなかつた利点である。
つまり第1,2図(本考案)と第5図(従来
品)との相違は、展開図上では単に端部掩蓋片6
が存在する側壁の位置が違うだけのことである
が、この相違は端面部の貼合・固定の仕方を異に
して、フイルム引出・切断操作時に最も応力のか
かる側壁部を補強することになり、本考案の上記
効果を発揮したものと考えられる。この事実は、
従来、当業者の誰もが見落していた1つの盲点で
ある。
品)との相違は、展開図上では単に端部掩蓋片6
が存在する側壁の位置が違うだけのことである
が、この相違は端面部の貼合・固定の仕方を異に
して、フイルム引出・切断操作時に最も応力のか
かる側壁部を補強することになり、本考案の上記
効果を発揮したものと考えられる。この事実は、
従来、当業者の誰もが見落していた1つの盲点で
ある。
第2図に示す本考案厚紙の別途の効果は、切断
刃13の持つ欠点、即ち例えば、ちり箱にごみを
押込もうとしたときに、捨ててあつた収納箱の切
断刃で手を切傷する等といつた問題の解消であ
る。この場合、第2図に示す硬質物粉末を付着し
た切断具13Aが、従来の切断刃に比べ、他のも
のに対する切傷や傷付けを大巾に防止することに
なる。しかし反面ともすれば、フイルム切断時の
操作に慣れが要求される場合が生じるのでこの際
本考案効果の斜め切れを防ぐ機能が、上述の慣れ
の必要性を大巾に低減し、実質的に誰でもが確実
にフイルムを切断できるようにするので、収納箱
としては、切断刃の持つていた欠点も含め、すべ
ての欠点が解消できるという効果に継がるので更
に望ましい収納箱となる。
刃13の持つ欠点、即ち例えば、ちり箱にごみを
押込もうとしたときに、捨ててあつた収納箱の切
断刃で手を切傷する等といつた問題の解消であ
る。この場合、第2図に示す硬質物粉末を付着し
た切断具13Aが、従来の切断刃に比べ、他のも
のに対する切傷や傷付けを大巾に防止することに
なる。しかし反面ともすれば、フイルム切断時の
操作に慣れが要求される場合が生じるのでこの際
本考案効果の斜め切れを防ぐ機能が、上述の慣れ
の必要性を大巾に低減し、実質的に誰でもが確実
にフイルムを切断できるようにするので、収納箱
としては、切断刃の持つていた欠点も含め、すべ
ての欠点が解消できるという効果に継がるので更
に望ましい収納箱となる。
本考案は上述の構成を持つことにより、完全自
動充填包装を能率的に実施できる簡素な厚紙構造
で、箱になつて実用される際もわずらわしい操作
が必要でなく、その上、紙管の飛出を防いでフイ
ルム引出をスムーズにし、且つ切断操作を容易に
してフイルムの斜め切れを防ぐ、という大きな利
点を発揮する。
動充填包装を能率的に実施できる簡素な厚紙構造
で、箱になつて実用される際もわずらわしい操作
が必要でなく、その上、紙管の飛出を防いでフイ
ルム引出をスムーズにし、且つ切断操作を容易に
してフイルムの斜め切れを防ぐ、という大きな利
点を発揮する。
特に上記斜め切れを防ぐ効果は、切断刃を他の
切断手段に変更することを容易にするので、切断
刃の持つ欠点を解消するとき、その効果はきわめ
て大きい等、業界での主要課題を解消する優れた
考案である。又この考案は、包装用フイルムに止
まらず、フイルムを小出して切断して用いる用途
になら何にでも応用できる。
切断手段に変更することを容易にするので、切断
刃の持つ欠点を解消するとき、その効果はきわめ
て大きい等、業界での主要課題を解消する優れた
考案である。又この考案は、包装用フイルムに止
まらず、フイルムを小出して切断して用いる用途
になら何にでも応用できる。
第1,2図は本考案の厚紙を例示する展開図、
第5図は比較品の厚紙を示す展開図、第3,4図
は各々、第1図第5図の厚紙を箱にする中間組立
斜視図。 記号説明、1;側部掩蓋片、2,3,4,5;
側壁、6;端部掩蓋片、7,7A;端部糊付片、
8;ミシン線、9,10,11,12,14,1
5,16,17;折目、13,13A;切断具、
18;折込部、(尚1′,2′,3′,6′,7′,1
8′はそのものの裏面を示す)
第5図は比較品の厚紙を示す展開図、第3,4図
は各々、第1図第5図の厚紙を箱にする中間組立
斜視図。 記号説明、1;側部掩蓋片、2,3,4,5;
側壁、6;端部掩蓋片、7,7A;端部糊付片、
8;ミシン線、9,10,11,12,14,1
5,16,17;折目、13,13A;切断具、
18;折込部、(尚1′,2′,3′,6′,7′,1
8′はそのものの裏面を示す)
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 切断具を装備した収納箱用厚紙に於て、 A 収納箱になつたときに側部掩蓋片1となる長
方形の面1と、 B 両端に折目17を介して先端部に折込部18
を持つ端部掩蓋片6が、折目16を介して配さ
れてあり、収納箱になつたとき側壁2となる長
方形の面2と、 C 両端に折目15を介して端部糊付片7を有
し、収納箱用になつたとき、側壁3となる長方
形の面3と、 D 収納箱になつたときに側壁4となる長方形の
面4と、 E 両端に折目14を介して端部糊付片7Aを有
し、収納箱になつたとき、その一部が上記側部
掩蓋片1の裏面1′にのり付けされるべき側壁
5となる長方形の面5とが F 上記面1,2,3,4,5が一方側から順に
位置するように各々の折目9,10,11,1
2を介して配されたことを特徴とするラツプフ
イルム収納箱用厚紙。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15293881U JPS5849728U (ja) | 1981-10-16 | 1981-10-16 | ラツプフイルム収納箱用厚紙 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15293881U JPS5849728U (ja) | 1981-10-16 | 1981-10-16 | ラツプフイルム収納箱用厚紙 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5849728U JPS5849728U (ja) | 1983-04-04 |
JPS6122825Y2 true JPS6122825Y2 (ja) | 1986-07-09 |
Family
ID=29945575
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP15293881U Granted JPS5849728U (ja) | 1981-10-16 | 1981-10-16 | ラツプフイルム収納箱用厚紙 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5849728U (ja) |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5624629B2 (ja) * | 1978-09-21 | 1981-06-08 |
-
1981
- 1981-10-16 JP JP15293881U patent/JPS5849728U/ja active Granted
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5624629B2 (ja) * | 1978-09-21 | 1981-06-08 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5849728U (ja) | 1983-04-04 |
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