JPS6122176Y2 - - Google Patents

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JPS6122176Y2
JPS6122176Y2 JP1980189813U JP18981380U JPS6122176Y2 JP S6122176 Y2 JPS6122176 Y2 JP S6122176Y2 JP 1980189813 U JP1980189813 U JP 1980189813U JP 18981380 U JP18981380 U JP 18981380U JP S6122176 Y2 JPS6122176 Y2 JP S6122176Y2
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JP
Japan
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casing
impeller
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scroll
air
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JP1980189813U
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JPS57112612U (ja
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  • Air-Conditioning Room Units, And Self-Contained Units In General (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、空気調和装置に関し、特に天井吊り
形等天井設置形の室内機に関するものである。
一般に、空気調和装置の天井吊り形室内機は、
巾広い範囲から吹出しを行うという観点から横長
形に、また感覚上の圧迫感、威圧感を減らすとい
う観点から薄形に設計するのが望ましい。斯かる
観点から、従来は、第1図に示すように、ケーシ
ングa内に、水平方向に回転軸を有する比較的小
さな外径の多翼フアンbを軸方向に多数個並列に
配置することが行われていた。このため、吸込流
路が狭く、かつ複雑な曲り流路となることによ
り、機内抵抗が高くなるとともに、下記の式、す
なわち L=Q・Ps/6120ηs L:軸動力(KW) Q:風量(m3/min) Ps:機内抵抗(mmAq) ηs:静圧効率 で示される軸動力が大になり、その結果、騒音発
生量が大になるという欠点を有していた。さら
に、この騒音発生量が大のため、ケーシングaの
下面a1に吸込口を形成すると、該吸込口から直接
下方に騒音が放射され、騒音の点で問題があるの
で、ケーシングaの背面a2に吸込口cを設けなけ
ればならず、そのため、ケーシング背面a2と室内
壁面dとの間にスペースeを取る必要があり、空
間利用が悪かつた。また、このため、冷媒配管や
ドレン配管が下から見え、美観上問題があつた。
以上の如く、従来の天井吊り形室内機は、機内
抵抗が高く、かつ軸動力が大きくなるめに省エネ
ルギー化を図り得ないという問題、および騒音発
生量が大きいためにケーシング下面吸込はでき
ず、背面吸込をせざるを得ず、美観上好ましくな
いという問題があつた。尚、第1図において、f
はフアンモータ、gはスクロール、hはフアンb
吹出側、すなわちケーシングa正面側に配置され
た熱交換器である。
本考案は斯かる点に鑑み、天井吊り形等天井設
置形の室内機が具備すべき条件(横長形で薄形で
あること)を維持した上で、前記従来の問題点を
一挙に解決すべく風系統に改善を加えたものであ
り、ケーシング下面に吸込口を設けるとともに、
フアンの羽根車として垂直方向に回転軸を有する
斜流羽根車を設け、かつ該斜流羽根車の周囲に特
殊なスクロールを配設して、前記斜流羽根車から
吹出された空気をケーシングの正面及び左右両側
面の3面から室内に吹出すようにすることによ
り、薄形化を図りつつ、軸動力の減少による高効
率化、発生騒音量の減少による低運転音化、並び
に室内壁面への密接設置による美観の向上を図り
得るようにした空気調和装置を提供せんとするも
のである。
以下、本考案を図面に示す実施例に基づいて詳
細に説明する。
第2図ないし第4図は本考案の一実施例である
空気調和装置の天井吊り形室内機を示し、1は横
長形で薄形の直方体形状のケーシングであつて、
該ケーシング1はその背面1bを室内壁面Wに密
接せしめて天井吊り状態に設置されている。該ケ
ーシング1の下面1dには比較的大口径の吸込口
2が、正面1aの略全面および左右側面1e,1
eには吹出口3,3,…がそれぞれ開設されてい
る。尚、前記吸込口2は第4図に示す如く、ケー
シング下面1dの一部を内方(上方)へ湾入形成
して該湾入部に開設する一方、該吸込口2と一定
の空隙をもつて下方にはケーシング下面1dと面
一状にエアフイルタ4が張設されており、該エア
フイルタ4の通過風速を減らして圧力損失を小さ
くするように設けられている。
前記ケーシング1内には、前記吸込口2に対向
して、比較的大きな外径を有する斜流羽根車5が
その回転軸6を垂直にして配置され、該斜流羽根
車5には回転軸6を介して、斜流羽根車5を回転
駆動するモータ7が連結され、該モータ7はケー
シング1上面1cに固定されている。また、前記
ケーシング1内には各吹出口3に対向して熱交換
器8が上方からみて略コ字状に配置されている。
さらに、前記斜流羽根車5の周囲にはスクロー
ル9が配設されている。該スクロール9の舌部9
aは回転軸6に対して吹出口3と反対側に、すな
わち回転軸6よりも背面1b側に位置するよう設
定されており、該舌部9aを岐点にして、一方
に、羽根車回転方向に漸次拡大する正流路10
と、他方に、羽根車回転方向と逆方向の流れを形
成せしめる副流路11との2つの流路が形成さ
れ、両流路10,11は共に、前記熱交換器8を
介してケーシング正面1aおよび両側面1e,1
eの各吹出口3に導出されている。
尚、前記スクロール9の舌部9aの位置は、斜
流羽根車5からケーシング背面1b側に流出した
流線が、羽根車5の回転軸中心を通つてケーシン
グ正面1aに平行な基線に対して垂直になる点に
配置するのが望ましい。
したがつて、前記実施例においては、ケーシン
グ1下面1dに比較的大きな口径の吸込口2を設
けるとともに、該吸込口2に対向して比較的大き
な外径の斜流羽根車5をその回転軸6が垂直にな
るように配置し、さらに該斜流羽根車5の周囲
に、舌部9aを岐点として正流路10と副流路1
1とを形成せしめるスクロール9を配設したこと
により、モータ7の駆動により斜流羽根車5を回
転せしめると、ケーシング下面1dの吸込口2を
経て下方から吸込まれた空気は、斜流羽根車5に
よつて斜流加速を生ぜしめられて全方位水平方向
に吹出され、その大部分は羽根車回転方向に漸次
拡大する正流路10によつて羽根車回転方向と同
方向の流れに形成されて、ケーシング1の左側面
1e側ないし正面1aの左半部側へスムーズに導
かれ、熱交換器8で熱交換したのち各吹出口3か
ら吹出される一方、残りの一部は副流路11によ
つて羽根車回転方向と逆方向の流れとなつて、ケ
ーシング1の右側面1eないし正面1aの右半部
にスムーズに導かれ、同様に熱交換器8で熱交換
したのち各吹出口3から吹出される。このよう
に、本考案の風系統は、吸込流路をケーシング下
面1dの吸込口2によつて広くとることができる
とともに、前記斜流羽根車5およびスクロール9
によつて、複雑な曲り流路ではなく滑らかな流路
となるため、機内抵抗を大幅に低減させることが
できる。そのことにより、軸動力を低減させるこ
とができ、また、その結果、発生騒音量を低減さ
せることができる。
すなわち、比速度nsは下記の式で求められ
る。
N:フアン回転数(r.p.m)(モータ7の極数
で予め決まつている) Q:風量(m3/min) PT:全圧(mmAq) r:空気の比重量(m3/Kg) この式より、機内抵抗の減少によりPTが小さくな
るので、nsは大きくなり、例えば700〜1000程度
となる。このため、従来の多翼フアンの使用領域
からはずれることになり、多翼フアンを使用する
と、軸動力および発生騒音量が共に大きくなるの
で、この点からも、斜流羽根車5を組込むことに
よつて前述の効果が得られることが判る。
また、フアン羽根車として、垂直方向に回転軸
6を有する比較的大きな外径の斜流羽根車5を採
用したことにより、横長形による巾広い範囲から
の吹出しは勿論のこと、良好な性能を確保しつつ
大幅な薄形設計が可能となる。
さらに、吸込口2をケーシング下面1dに設け
たことにより、ケーシング背面1bを室内壁面W
に密接して設置することができ、従来の如くドレ
ン配管や冷媒配管が下から見えるようなことがな
くなり、美観を改善することができる。尚、ケー
シング下面1dに吸込口2を設けても、前述の如
き低騒音化により従来の如き騒音の問題はない。
しかも、本例の場合、3面吹出しであるため、
スクロール9の正流路10および副流路11もさ
ほど急な曲り流路とならないので、圧力損失を小
さく抑えることができるものである。
以上述べたように、本考案によれば、下面に吸
込口、正面および左右側面に吹出口を有するケー
シング内に、斜流羽根車を回転軸を垂直にして配
置するとともに、該斜流羽根車の周囲にスクロー
ルを配設し、該スクロールの舌部を前記回転軸よ
りも背面側に設定し、該舌部を岐点として、一方
に、羽根車回転方向に漸次拡大する正流路を形成
し、他方に、羽根車回転方向と逆方向の流れを形
成せしめる副流路を形成し、両流路を熱交換器を
介して吹出口に導出させるという簡単な構成によ
り、広範囲の吹出しは勿論のこと、薄形設計を可
能とするので、天井吊り形等天井設置形の圧迫
感、威圧感を緩らげる効果に優れているととも
に、機内抵抗の減少による軸動力の減少により効
率の向上、ひいては省エネルギー化を図ることが
でき、また、発生騒音量の減少により、低騒音の
斜流羽根車の採用と相俟つて低運転音化を図るこ
とができる。さらに、室内壁面に密接設置するこ
とが可能であるので、美観の向上を図ることがで
き、また低コストでもつて提供することができる
等、実用上優れた効果を有するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来例を示す上面を切開した斜視図で
ある。第2図ないし第4図は本考案の実施例を示
し、第2図は上面を切開した斜視図、第3図およ
び第4図はそれぞれ第2図の横断面図および縦断
面図である。 1……ケーシング、1a……正面、1d……下
面、1e……側面、2……吸込口、3……吹出
口、5……斜流羽根車、6……回転軸、8……熱
交換器、9……スクロール、9a……舌部、10
……正流路、11……副流路。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 下面1dに吸込口2、正面1aおよび左右側面
    1e,1eに吹出口3,3,…を有するケーシン
    グ1内に、斜流羽根車5を回転軸6を垂直にして
    配置するとともに、該斜流羽根車5の周囲にスク
    ロール9を配設し、該スクロール9の舌部9aを
    前記回転軸6よりも背面側に設定し、該舌部9a
    を岐点にして、一方に、羽根車回転方向に漸次拡
    大する正流路10を形成し、他方に、羽根車回転
    方向と逆方向の流れを形成せしめる副流路11を
    形成し、両流路10,11を熱交換器8を介して
    吹出口3,3,…に導出させたことを特徴とする
    空気調和装置。
JP1980189813U 1980-12-27 1980-12-27 Expired JPS6122176Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1980189813U JPS6122176Y2 (ja) 1980-12-27 1980-12-27

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1980189813U JPS6122176Y2 (ja) 1980-12-27 1980-12-27

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS57112612U JPS57112612U (ja) 1982-07-12
JPS6122176Y2 true JPS6122176Y2 (ja) 1986-07-03

Family

ID=29994044

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1980189813U Expired JPS6122176Y2 (ja) 1980-12-27 1980-12-27

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JP (1) JPS6122176Y2 (ja)

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5457345A (en) * 1977-10-14 1979-05-09 Toshiba Corp Indoor unit for air conditioner

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5644979Y2 (ja) * 1976-10-28 1981-10-21

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5457345A (en) * 1977-10-14 1979-05-09 Toshiba Corp Indoor unit for air conditioner

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Publication number Publication date
JPS57112612U (ja) 1982-07-12

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