JPS61211142A - 座席スライド構造とそのための軸受組立体ユニツト - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、座席スライド構造およびそのための軸受組立
体ユニット、一層詳しくは、座席スライド構造の一方の
軌道部材を他方の軌道部材上に回転自在に支持する、弓
なりになった可撓性のある細長い部材を包含する形式の
軸受組立体ユニットに関する。

本発明の軸受組立体ユニットは、特に、それぞれ互いに
対向して隔たった状態に位置する基壁、側壁および端フ
ランジを有する上下のほぼＵ字形の軌道部材を包含する
座席スライド構造で用いることを意図している。この形
式の座席スライド構造およびそれのための軸受組立体は
周知である。たとえば、米国特許第２，９７０，０１５
号および同第４，３７５，９０５号を参照されたい。米
国特許第２，９７０，０１５号に示されている軸受組立
体ユニット番キ一対のケージ入りボールと中央に設置さ
れたローラ軸受とを包含している。

本発明の軸受組立体は、これら公知の軸受組立体ユニッ
トおよび本願の優先権主張臼の後に公になった米国特許
第４，５１１，１８７号に示される軸受組立体ユニット
の改良である。

米国特許第４，５１１，１８７号の構造は、中実軸部と
上下の軌道部材間に位置したローラ端部とを有する可撓
性のある細長い部材を包含する。この細長い部材の中実
軸部は上方軌道部材の長手方向のリブによって弓なりに
反らされており、ローラ端部を下方軌道部材の端フラン
ジおよび上方軌道部材の基壁と係合させている。上下の
軌道部材の端フランジ間にはボールが設けてあって、両
軌道部材を互いに対して垂直方向に位置決めしている。

細長い部材およびボールは互いに対しておよび両軌道部
材に関してケージによって位置決めされている。　　゛ 本発明による座席スライド構造およびそれのための軸受
組立体ユニットは、それぞれ特許請求の範囲の特徴部分
に記載されている特徴によって特徴付けられる。

本発明の座席スライド構造は前後の軸受組立体ユニット
を包含し、各軸受組立体ユニットはケージ入りの細長い
可撓性部材と、上方軌道部材を下方軌道部材上に調節自
在に支持する無ケージボールとを包含する。ケージはプ
ラスチック材料で作ってあり、両軌道部材の横方向に細
長い部材を位置決めしており、一方、ボールは上下の軌
道部材の端フランジ間でケージ入り細長い部材から独立
して動くことができる。軸受組立体ユニットの細長い部
材の動きは、下方軌道部材の端フランジに設けられ横方
向に整合した対の隔たった一体の円弧状止めによって制
御される。各対の止めは細長い部材のローラ端部と係合
して、上下の軌道部材を調整するときにケージ入り部材
の直線運動の範囲を制限する。軸受組立体ユニットのボ
ールの直線運動の範囲は、上下の軌道部材の側壁にある
一体の止めの間にボールが係合することによって制御さ
れる。ボールのこれらの止めとの係合は両軌道部材の前
後方向の調節範囲を定める。

本発明の主たる特徴は、前後のユニットを包含し、各ユ
ニットがケージ入りの細長い可撓性の部材と無ケージボ
ールとを包含し、上方軌道部材を下方軌道部材上に調節
自在に支持している座席スライド構造のための改良され
た軸受組立体ユニットを提供することにある。別の特徴
は、各ユニットの細長い部材とボールがその直線運動範
囲を両軌道部材に組み込んだ一体の止めによって制限さ
れるということにある。さらに別の特徴は、細長い部材
のケージがプラスチック材料で作ってあり、この細長い
部材の運動範囲が下方軌道部材の一体の止めと係合する
ことによって制御されるということにある。またさらに
別の特徴は、ボールの直線運動の範囲が上下の軌道部材
の一体の止め間に係合することによって制御されること
にある。

以下、添付図面を参照しながら本発明を実施例によって
説明する。

さて特に第１図、第２図を参照して、ここに示す座席ス
ライド構造１０は上方軌道部材１２と下方軌道部材１４
とを包含し、共にほぼＵ字形となっている。第４図、第
７図に最も良く示すように、上方軌道部材１２は基壁１
６と、一対の側壁１８と、円弧状の一対の端フランジ２
０とを包含する。下方軌道部材１４は基壁１６に並んで
位置する基壁２２と、各側壁１８に並んで位置する一対
の側壁２４と、各端フランジ２０と並んで位置する円弧
状の一対の端フランジ２６とを包含する。

上下の軌道部材１２．１４は、ラッチ構造２８によって
一連の水平方向調節位置のいずれかに解放自在に位置決
めされる。ラッチ構造２８は本願と同時に出願した米国
特許ｉ顆７０９．８８２号に開示されている。ここには
特定のラッチ構造２８を示したが、本発明の軸受組立体
では他の任意のラッチ構造を使用し得ることは了解され
たい。

上方軌道部材１２は前後の軸受組立体ユニット３０によ
って下方軌道部材１４上に調節自在に支持されている。

各軸受組立体ユニット３ｏはケージ入りの可撓性のある
細長い部材と、独立して動くことのできる無ケージボー
ルとを包含する０両方の軸受組立体ユニット３０は構造
上同じであるので、ここでは後部軸受組立体ユニットの
みを説明する。

第７図に最も良く示すように、プラスチック材料で作っ
たほぼＵ字形のケージ３２は側壁３６の側方互いに反対
の方向に突出するフランジ３４を包含する。側壁３６お
よびフランジ３４はスロット３８を有する。フランジ３
４のスロット３８は円弧状壁４２によってフランジ３４
に結合した一体の端壁４０によって塞がれている。二律
の端壁４０．円弧状壁４２およびスロット３８はスナッ
プ嵌合ポケット４４を構成している。

プラスチック材料で作られ可撓性のある細長い円筒状の
軸受ローラ４６は中実軸部４８と、テーパの付いたロー
ラ端部５０とを包含する。各ローラ端部は、円弧状横断
面の周溝５２を備えている。ローラ端部５ｏはＵ字形ケ
ージ３２のスナップ嵌合ポケット４４にスナップ嵌合し
、軸受ローラ４６およびＵ字形ケージは別体のユニット
として予め組み立てられている。スナップ嵌合ポケット
４４はローラ端部５０より大きいが、その１乍の開口は
絞られており、ローラ端部５０はスナップ嵌合ポケット
内にゆるく入っている。

第４図に示すように、Ｕ字形ケージ３２および軸受ロー
ラ４６は上方軌道部材１２の基壁１６と下方軌道部材１
４の端フランジ２６との間に嵌合する。上方軌道部材１
２の基壁１６に設けた細長いリブ５４が、軸受ローラ４
６の中実軸部４８に係合してこの部分を弓なりに反らし
ており、その結果、ローラ端部５０は基壁１６の内面と
回転自在に係合し。

周溝５２が下方軌道部材１４の端フランジ２６と回転自
在に係合して下方軌道部材１４上に上方軌道部材１２を
支持する。上下の軌道部材１２．１４は無ケージボール
５６の形をして無ケージ軸受手段によって互いに関して
垂直方向に隔たっている。ボール５６は軸受組立体ユニ
ットの一部となっており、弓なりの軸受ローラ４６の垂
直方向の付勢力の下に対の端フランジ２０．２６の間に
嵌合する。

前後の軸受組立体ユニット３０の各々のＵ字形ケージ３
２および軸受ローラ４６の運動範囲は、下方軌道部材１
４の横方向に整合した一対の隔たった一体の止め５８．
６０によって制御される。第７図に示すように、隔たっ
た一体止め６０は下方軌道部材１４の端フランジ２６の
一部を側壁２４とほぼ制御するようにエンボス加工また
は形成することによって設けられ、それぞれ円弧状の肩
部６２を包含する。隔たった一体の止め５８は一体の止
め６０と同じ要領で形成され、同じ円弧状肩部６２を有
する。上下の軌道部材１２．１４が相対的に動いたとき
、各軸受組立体ユニットのＵ字形ケージ３２および軸受
ローラ４６は各軌道部材から独立して自由に動ける。直
線運動の範囲はローラ端部５０が隔たった一体の止め５
８または６０の円弧状肩部６２と係合することによって
制御される。

上方軌道部材１２が第１図に示す後方位置にあるとき、
前後の軸受組立体ユニット３０の軸受ローラ４６のロー
ラ端部５０は、隔たった一体の止め６０．５８の円弧状
肩部６２と係合している。上方軌道部材１２がその完全
な前方位置（図示せず）にあるとき５前後の軸受組立体
ユニット３０の軸受ローラ４６のローラ端部５０がそれ
ぞれ隔たった一体の止め５８．６０の円弧状肩部６２と
係合する。

前後の軸受組立体ユニット３０の無ケージボール５６は
互いに独立して、また、上下の軌道部材１２．１４の端
フランジ２０．２６間の軸受組立体ユニット３０の軸受
ローラ４６から独立して自由に動ける。これら無ケージ
ボール５６および上方軌道部材１２の直線運動の範囲を
制御すべく、下方軌道部材１４には前後端に隣接して対
の肩部または衝合部６４゜６６および中間位置に衝合部
６８が外向きにエンボス加工しである。上方軌道部材１
２にはその前後端付近に一対の肩部または衝合部７０．
７２．その中間位置に同様の一対の衝合部７４がそれぞ
れエンボス加工しである。

第１図に示すように、上方軌道部材１２の下方軌道部材
１４に対する後方運動の範囲は前部軸受組立体ユニット
３ｏの無ケージボール５６の下方軌道部材１４の衝合部
４８との係合によって、そして同時に、上方軌道部材１
２の衝合部７０の無ケージボールとの係合によって制限
される。同様にして、後部軸受組立体ユニット３０の無
ケージボール５６は下方軌道部材１４の衝合部６６と係
合すると同時に、上方軌道部材１２の衝合部１４とも係
合する。

上方軌道部材１２の下方軌道部材１４に対する前方運動
の範囲は、前部軸受組立体ユニット３０の無ケージボー
ル５６と衝合部６４および無ケージボー、ルの衝合部７
４との係合によって、また、同時に後部軸受組立体ユニ
ット３０の無ケージボール５６の下方軌道部材１４の衝
合部６８との係合および上方軌道部材１２の衝合部７２
との係合とによって制限される。

こうして、本発明は座席スライド構造のための改良した
軸受組立体ユニットを提供する。

【図面の簡単な説明】

第１図は、本発明による軸受組立体ユニットを包含する
座席スライド構造の側面図である。 第２図は、この座席スライド構造のと面図である。 第３図は、第１図の３−３線に沿った拡大断面図である
。 第４図は、第２図の４−４線に沿った拡大断面図である
。 第５図は、第２図の５−５線に沿った拡大断面図である
。 第６図は、第２図の６−６線に沿った拡大断面図である
。 第７図は、展開斜視図である。 ［主要部分の符号の説明］

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、一対のほぼＵ字形の軌道部材を包含 し、一方の軌道部材（１２）は基壁（１６）と、一対の
   側壁（１８）と、該各側壁から突出する端フランジ（２
   ０）とを包含し、他方の軌道部材（１４）は前記基壁に
   対向する基壁（２２）と、各々が前記一方の軌道部材の
   基壁の各端フランジに対して隔たって対向した状態で位
   置する一対の側壁（２４）と、該各側壁から突出し、前
   記一方の軌道部材の基壁の各端フランジに対して隔たっ
   て対向した状態で位置する端フランジ（２６）と、一対
   の軸受組立体ユニット（３０）とを包含する座席スライ
   ド構造（１０）において、 各軸受組立体ユニットが、対向して対にな った端フランジ間に位置する無ケージ軸受手段（５６）
   と、可撓性で細長い円筒状の軸受ローラ（４６）とを包
   含し、該軸受ローラが一方の軌道部材の基壁（１６）と
   他方の軌道部材の端フランジ（２６）との間に両軌道部
   材の横方向に位置しており、また、前記軸受ローラがロ
   ーラ端部（５０）を包含し、該ローラ端部が他方の軌道
   部材の端フランジ（２６）および前記一方の軌道部材の
   基壁と回転自在に係合して両軌道部材を互いに離れる方
   向に付勢し、かつ無ケージ軸受手段を対向して対となっ
   ている端フランジ（２０、２６）と係合させるようにな
   っており、他方の軌道部材の各端フランジ（２６）がそ
   れと一体に形成した隔たった対の円弧状肩部（６２）を
   包含し軸受ローラの他方の軌道部材に対するころがり運
   動の程度を定めており、他方の軌道部材の各側壁（２４
   ）がそれと一体に形成した隔たった対の衝合部（６４、
   ６６、６８）を備えて無ケージ軸受手段の一方の軌道部
   材に対する運動の程度を定めており、それによって、無
   ケージ軸受手段および軸受ローラが前記両軌道部材に対
   する予め定められた運動範囲を持つことを特徴とする座
   席スライド構造。 ２、一対のほぼＵ字形の軌道部材を包含 し、一方の軌道部材（１２）は基壁（１６）と、一対の
   側壁（１８）と、該各側壁から突出する端フランジ（２
   ０）とを包含し、他方の軌道部材（１４）は前記基壁に
   対向する基壁（２２）と、各々が前記一方の軌道部材の
   基壁の各端フランジに対して隔たって対向した状態で位
   置する一対の側壁（２４）と、該各側壁から突出し、前
   記一方の軌道部材の基壁の各端フランジに対して隔たっ
   て対向した状態で位置する端フランジ（２６）とを包含
   する座席スライド構造（１０）のための軸受組立体ユニ
   ット（３０）であって、 対向して対になった端フランジ間に設置で きる無ケージ軸受手段（５６）と、可撓性で細長い円筒
   状の軸受ローラ（４６）とを包含し、該軸受ローラが前
   記一方の軌道部材の基壁と前記他方の軌道部材の端フラ
   ンジの間に両軌道部材の横方向に設置でき、前記軸受ロ
   ーラが前記他方の軌道部材の端フランジおよび前記一方
   の軌道部材の基壁と回転自在に係合して両軌道部材を互
   いに離れる方向に付勢しており、かつ軸受手段を対向し
   て対となった端フランジと係合させることを特徴とする
   軸受組立体ユニット。