JP3064452U - リニアガイド装置 - Google Patents

リニアガイド装置

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JP3064452U
JP3064452U JP1999003832U JP383299U JP3064452U JP 3064452 U JP3064452 U JP 3064452U JP 1999003832 U JP1999003832 U JP 1999003832U JP 383299 U JP383299 U JP 383299U JP 3064452 U JP3064452 U JP 3064452U
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錫 寛 陳
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錫 寛 陳
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 使用寿命が長く、高精度のリニアガイド装置
を提供する。 【解決手段】 ころ62を案内レール40の上方に配置して
装置の使用寿命を長くすると共に、ころガイド内にころ
スリーブ514を設け、第1と第2のボール転動溝を交差円
曲面形をなして高精度なリニアガイド装置を形成した。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、案内レールとその上を走行するスライダとの間に介装される転動体と して、ボールところとを併用したリニアガイド装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来この種のリニアガイド装置としては、例えば図4ないし図9に示されるもの がある。これらの装置はそれぞれ左右対称になっているので、右半部のみについ て説明する。第1例は、図4、5に示すように、案内レール11上にスライダ12が乗 せられ、両者の間には、転動体として多数のボールが介装されているリニアガイ ド装置10としている。ボール13、14は、それぞれ案内レール11上面及び側面に設 けられた第1の転動溝111、112とこれらに対向してスライダ12の内面に設けられ た第2の転動溝121、122内をスライダ12の移動に伴って転動しつつボールガイド としての循環路123、124を経て無限循環するようになっている。
【0003】 また、第2例は、図6、7に示すように、案内レール21上にスライダ22が乗せら れ、両者の間には、転動体として多数のころ24、25が介装されているリニアガイ ド装置20である。ころ24、25は、案内レール21側面に設けられた凹溝211の溝底 部から上下45度斜めに延びたころ転動斜面212、213と、これらに対向してスライ ダ22の内面に設けられた転動斜面214、215内を、スライダ22の移動に伴って交叉 転動しつつころガイドとしての循環路217、216を経て無限循環するようになって いる。
【0004】 さらに、第3例は、図8、9に示すように、案内レール31上にスライダ32が乗せ られ、両者の間には、転動体として多数のボール34、35が介装されているリニア ガイド装置30である。ボール34、35は、案内レール31側面に設けられた凹溝311 の両溝縁に設置されたボール転動溝331、333に対向してスライダ32の内面に設け られたボール転動溝332、334内をスライダ32の移動に伴って移動しつつボールガ イドとしての循環路335、336を経て無限循環するようになっている。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
上記従来の装置は、それぞれ無限循環することができるが、以下のような問題点 がある。
【0006】 (1)使用寿命が短い 従来装置の第1例は、転動体としてボールを使っているが、ボール自身のロー ド寿命は短い(負荷にもよるが、一般に定格約50Kmとされる)ので、リニアガイド 装置に使用する際、その使用寿命も短くなる。上記従来のボールを使った第3例 も同様である。
【0007】 (2)転動経路の相対位置精度が悪い 従来装置のころ使用の第2例は、上記第1例より寿命はやや伸びるが、スライダ 22よりのほとんどの荷重が、転動斜面213、215内を転動するころ25が受けること になり、それら転動斜面沿いに下方へずれがちになり、装置の移動精度が劣って しまう。従来装置の第3例も同様な傾向がある。
【0008】 上記従来の装置における問題点に鑑み、本考案の目的は、高精度且つ使用寿命 が長いころとボール併用したリニアガイド装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成する本考案は、ほぼ水平な上面部と、該上面部の両側よりほぼ 直交して縦方向に沿った両側面部とを備えた横長の案内レールと、該案内レール に移動可能に乗せられ、上記案内レールの両側面部と対面する両そで部をそなえ たスライダと、をそなえ、上記案内レール側面部に軸方向に伸びるボール転動溝 を設けると共に、該スライダのそで部に対応してボール転動溝を形成して、両ボ ール転動溝によりできた転動軌道内にボールを転動自在に介装し、そして、該ス ライダの上記案内レール上面部と対向する下面部に、左右対称状に平行してころ 転動溝を形成すると共に、該上面部と該両ころ転動溝とでできた転動軌道内に転 動自在なころを介装し、上記スライダ内において、各上記ころ転動溝上方部に平 行状に循環路となるころガイド、及び各上記ボール転動溝側方部に平行状にボー ル循環路となるボールガイドをそれぞれ設け、かつ、スライダの前後両端面部に は、その内部に各上記ころ転動溝とその対応するころガイド、及び各上記ボール 転動溝とその対応するボールガイドのそれぞれ連通させるための彎曲状リフレク ターが形成されたエンドキャップを密着接合させてあるようにリニアガイド装置 を構成する。
【0010】 このように、ころ軌道面を案内レールの上面に形成するため、スライダが受け る上方からの荷重の大部分をスラスト負荷の大なころで受けることができるので 、溝が変形しにくく、精度を高くすることができる。また、ころを使用すること で、装置そのものの使用寿命も長くすることができる。
【0011】 そして、前記ころガイドの内部に前記ころに合う長方形断面スリーブが設けら れていることが好ましい。
【0012】 また、前記第1と第2のボール転動溝は、溝面が交差曲面によるいわゆるゴシッ ク(Gothic)形に形成することが好ましい。
【0013】 このような構成によれば、ボール及び前記第1と第2のボール転動溝の接触点が 4箇所になり、ボールの転動摩耗を少なくし、且つ負荷も大きくすることができ るので、装置そのものの使用寿命が長くなり、装置の精度を保つことができる。
【0014】
【考案の実施の形態】
以下、本考案の実施例を具体的に説明するが、本考案はこの例のみに限定され ない。
【0015】 図1ないし図3は、本考案の一実施例を示すものである。ほぼ角柱形の案内レー ル40上に、その両側から案内レール40の両側面に対向するそで部54、54が下向き 延伸されて横断面形状がほぼコ字形をなすスライダ50が軸方向に相対移動可能に 乗せられている。スライダ50は、スライダ本体51とその軸方向の両端部に着脱可 能に装着したエンドキャップ52、52を備えている。
【0016】 案内レール40の平坦な上面41は、軸方向に添って間隔をおいてほぼレール全幅 を占める平行な二条のころ軌道面411、411をなす。また、案内レール40の左右の 両側面42、42には、曲面を交差させてなる第1のボール転動溝421、421が軸方向 に延設されている。
【0017】 一方、スライダ本体51には、図3に示すように、案内レール40のころ軌道面411 、411に対向する断面角形のころ転動溝513、513が案内レール40上方の本体内面 に形成されると共に、前記案内レール40の第1のボール転動溝421、421に対向す る横断面がほぼ交差円弧形でなる第2のボール転動溝511、511がそで部54の内側 面に形成されている。なお、ボール61は交差円曲面をなす第1と第2のボール転動 溝421、511内のそれぞれ合せて4箇所を接触するように転動する。
【0018】 また、スライダ51本体の上部55には、前記ころ転動溝513、513に平行な軸方向 の円形ころ循環路をなすガイド515、515が設けられている。なお、前記ころガイ ド515、515内にころの形状に沿った長方形スリーブ514、514が嵌装されている。
【0019】 さらに、スライダ本体51の各そで部54には、転動体60のボール61の径よりやや 大きい内径をした貫通孔がボールガイド512として前記第2のボール転動溝511と 平行に設けられている。エンドキャップ52、52は、それぞれ外側面に防塵プレー ト53、53が嵌装され前記スライダ本体51の両端面に接合させる。そのエンドキャ ップ52、52のスライダ本体51との接合端面側には、スライダ本体51に形成されて いるころ転動溝513、513とこれに平行なローラガイド515、515とを連通させてこ ろを循環させる第1のリフレクター521、...(図示略)が形成されている。この 第1のリフレクター521、...は前記接合端面に設けた横面の半円盤状凹陥部の 中心部位に半円筒状のリターンガイド522、...(図示略)を嵌合することによ り形成される。また、エンドキャップ52のスライダ本体51のそで部54との接合端 面に、前記第2のボール転動溝511とこれに平行な貫通孔のボールガイド512とを 連通させる第2のリフレクター523、...(図示略)が形成されている。この第2 のリフレクター523、...も、前記接合端面に設けた横面半円盤状凹陥部の中 心部位に半円筒状のリターンガイド524、...(図示略)を嵌合して形成されて いる。上記エンドキャップ52、52をスライダ本体51の両端面に取付けることによ り、ころ転動溝513とローラガイド515と第1のリフレクター521とで構成されるこ ろ無限循環経路及び第2のボール転動溝とボールガイド512と第2のリフレクター5 23とで構成されるボール無限循環経路が形成される。
【0020】
【考案の効果】
上記のように構成された本考案は、案内レール上面部によって、剛性が大で、 定格寿命も高いころを介して負荷のほとんどを受けさせ、調心性の良いボールを 案内レール側面部とスライダそで部に介在させて定位の確かさを向上させること によって、従来装置の長所を確保した上、短所をなくし、スリーブの設置及び交 差円曲面をなすボール転動溝を形成することにより、転動体としてころやボール の消耗を減少してさらに耐用寿命を延長し、且つ転動溝とガイドとの相対的な位 置を維持し、高精度にさせることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例の構成を一部は分解しスライ
ダの一部を断面にて示す斜視図である。
【図2】図1の組合わせた状態を示す斜視図である。
【図3】図2の正面図及びエンドキャップを略したボー
ル転動溝を拡大して示す正面図である。
【図4】従来のリニアガイド装置の構成をスライダの一
部を断面にて示す斜視図である。
【図5】図4の装置の正面図である。
【図6】第2の従来のリニアガイド装置の構成をスライ
ダの一部を断面にて示す斜視図である。
【図7】図6の装置の正面図である。
【図8】第3の従来のリニアガイド装置の構成をスライ
ダの一部を断面にて示す斜視図である。
【図9】図8の装置の正面図である。
【符号の説明】
40 案内レール 41 レールの上面 411 ころ軌道面 421 第1のボール転動溝 50 スライダ 51 スライダ本体 55 本体の上部 54 本体のそで部 513 ころ転動溝 514 スリーブ 515 ローラガイド 511 第2のボール転動溝 512 ボールガイド 60 転動体 61 ボール 62 ころ 52 エンドカバー 53 防塵プレート 521 第1のリフレクター 523 第2のリフレクター

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ほぼ水平な上面部と、該上面部の両側より
    ほぼ直交して縦方向に沿った両側面部とをそなえた横長
    の案内レールと、該案内レールに移動可能に乗せられ、
    上記案内レールの両側面部と対面する両そで部をそなえ
    たスライダと、をそなえ、上記案内レール側面部に軸方
    向に伸びるボール転動溝を設けると共に、該スライダの
    そで部に対応してボール転動溝を形成して両ボール転動
    溝によりできた転動軌道内にボールを転動自在に介装
    し、そして、該スライダの上記案内レール上面部と対面
    する下面部に、左右対称状に平行してころ転動溝を形成
    すると共に、該上面部と該両ころ転動溝とできた転動軌
    道内に転動自在なころを介装し、上記スライダ内におい
    て、各上記ころ転動溝上方部に平行状に循環路となるこ
    ろガイド、及び各上記ボール転動溝側方部に平行状にボ
    ール循環路となるボールガイドをそれぞれ設け、かつ、
    スライダの前後両端面部には、その内部に各上記ころ転
    動溝とその対応するころガイド、及び各上記ボール転動
    溝とその対応するボールガイドのそれぞれ連通させるた
    めの彎曲状リフレクターが形成されたエンドキャップを
    密着接合させてあるように構成することを特徴とするリ
    ニアガイド装置。
  2. 【請求項2】前記ころガイドの内部に前記ころに合う長
    方形断面スリーブが設けられていることを特徴とする請
    求項1に記載のリニアガイド装置。
  3. 【請求項3】前記第1と第2のボール転動溝は、溝面が交
    差曲面に形成することを特徴とする請求項1に記載のリ
    ニアガイド装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN109973521A (zh) * 2019-04-07 2019-07-05 苏州华正工业科技有限公司 一种高导向性珠、柱混合滚动窄幅直线导轨
CN109973520A (zh) * 2019-04-07 2019-07-05 苏州华正工业科技有限公司 一种窄幅加长高行走平行度珠、柱混合直线导轨

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