JPS61210746A - 着信転送処理方式 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はパケット交換網における着信転送処理方式の改
良に関する。

パケット交換網が加入者に提供するサービス機能の一つ
として、通信不能状態にある加入者に対する着信呼を、
予め登録された転送先加入者に自動的に転送する着信転
送機能がある。

この種の着信転送機能を付与された加入者に対する着信
呼に対し、該着信加入者に至る通信路が設定不能の場合
にも、転送先加入者に対しては発信加入者から接続を試
みる手段の実現が強く要望される。

〔従来の技術〕

第２図は着信転送機能を有するパケット交換局の一例を
示す図であり、第３図は従来ある着信転送処理方式の一
例を示す図である。

第２図において、パケット交換局１はデータ端末を加入
者線を介して収容し、収容データ端末に対するパケット
の送受信を実行する通信制御装置２と、当該パケット交
換局１を経由する呼処理を司る処理装置３と、処理装置
３が呼処理に必要な各種プログラムおよびデータを格納
する記憶装置４とを具備している。

記憶装置４内には、収容者加入者に対応して加入者デー
タ５が設けられている。例えば加入者線６ａおよび６ｂ
を介してデータ端末７ａおよび７ｂを収容する加入者８
ａおよび８ｂに対応して、記憶装置４内に加入者データ
５ａおよび５ｂがそれぞれ格納されている。各加入者デ
ータ５ａおよび５ｂには、加入者線６ａおよび６ｂが実
際にデータ端末７ａおよび７ｂを収容する実回線である
ことを示す実回線情報Ｒが格納されている。

更に加入者８ｂは着信転送機能を付与されており、加入
者データ５ｂには転送先加入者８ｃおよび８ｄを登録す
る着信転送テーブル９ｂの格納アドレスＡｇ１．が格納
されている。

今加入音８ａが加入者８ｂに対する発呼要求を送出する
と、通信制御装置２を介して発呼要求を受信した処理語
Ｗ３は、着信加入者８ｂが通信可能か否かを検査し、通
信不能状態にある場合には加入者データ５ｂ内に格納さ
れているアドレスＡ、ｂから着信転送機能付加入者と判
定し、アドレスＡｑｂに格納されている着信転送テーブ
ル９ｂを検索して転送先加入者８ｃを抽出し、加入者８
ｂに対する発呼要求を転送先加入者８ｃ宛に転送する。

加入者８ｃも通信不能の場合には、処理装置３は更に着
信転送テーブル９ｂを検索して次の転送先加入者８ｄを
抽出して発呼要求の転送を試みる。

第３図に示されるパケット交換網は、中継線１０１乃至
１０４により相互に接続されたパケット交換局１１乃至
１４を具備している。パケット交換局局１２に収容され
る加入者８ｂは、自局１２に収容される加入者８ｃおよ
び他局１３に収容される加入者８ｄを転送先加入者とす
る着信転送機能を付与されているものとする。パケット
交換局１１乃至１４は、それぞれ第２図に示す如き構成
を有しているが、第３図においてはパケット交換局１２
内に加入者８ｂに対応する加入者データ５ｂと、転送先
加入者８ｃおよび８ｄを登録済みの着信転送テーブル９
ｂのみが示されており、他は省略されている。

中継線１０１乃至１０４が総て使用可能な状態で、パケ
ット交換局１１に収容される加入者８ａが加入者８ｂに
対する発呼要求を送出すると、バケット交換局局１１ば
中継線１０１を経由してバケット交換局局１２に該発呼
要求を伝達する。該発呼要求を受信したパケット交換局
１２は着信加入者８ｂの通信可否を検査し、通信不能で
あれば第２図におけると同様の過程で、転送先加入者８
ｃまたは８ｄに対する転送を試みる。

若し中継線１０１および１０２が障害等で通信不能とす
ると、パケット交換局１１はパケット交換局１２に対し
発呼要求を伝達不能となり、着信加入者８ｂが登録済み
の転送先加入者８ｄを収容するパケット交換局１３に対
しては、中継線１０３および１０４並びにパケット交換
局１４を経由して通信路を設定可能であるにも拘らず、
加入者８ａからの発呼要求は着信加入者８ｂ、並びに転
送先加入者８ｃおよび８ｄの何れにも伝達されぬことと
なる。

〔発明が解決しようとする問題点〕

以上の説明から明らかな如く、従来ある着信転送処理方
式においては、着信加入者８ｂに付与されている着信転
送機能は、総て加入者８ｂが収容されているパケット交
換局１２により実行されていた。従って発信パケット交
換局１１からパケット交換局１２に至る通信路が設定不
能の場合には、通信可能な転送先加入者（第３図におけ
る転送先加入者８ｄ）が存在しても、総ての着信加入者
８ｂ、並びに転送先加入者８ｃおよび８ｄに対して通信
不能となる。

Ｃ問題点を解決するための手段〕 本発明は下記の手段を講することにより、前記問題点を
解決する。

即ち本発明においては、他局に収容される着信転送機能
を付与された加入者に対応して自局内に実回線を収容し
ない仮想加入者を設ける。

該仮想加入者に対応する他局加入者および他局加入者が
登録済みの転送先加入者を転送先加入者とする着信転送
機能を付与する。

他局加入者に対する呼を、他局加入者に対応して自局内
に設けられた仮想加入者に対し発する。

〔作用〕

即ち本発明によれば、仮想加入者に対する発呼要求を受
信した発呼加入者を収容する自局は、仮想加入者に対し
ては発呼要求を伝達することが出来ぬ為、登録済めの転
送先加入者、即ち着信加入者、並びに着信加入者が登録
済みの転送先加入者に対し順次発呼要求を転送する。従
って自局から接続可能な着信加入者、並びに着信加入者
が登録済みの転送先加入者の何れかＱこ着信転送可能と
なり、接続完了率が向」ニし、発信および着信加入者に
対するザービスが向」二する。

〔実施例〕

以下、本発明の一実施例を図面により説明する。

第１図は本発明の一実施例による着信転送処理方式を示
す図である。なお、全図を通じて同一符号は同一対象物
を示す。

第１図においては、パケット交換局１１．１３および１
４には、他のパケット交換局局１２に収容され、加入者
８ｃおよび８ｄを転送先加入者とする着信転送機能を付
与されている加入者８ｂに対応して、それぞれ仮想加入
者１５ｅ、１５ｆおよび１５ｇを設けている。仮想加入
者１５ｅは、実際に加入者線６ｅおよびデータ端末７ｅ
を収容せず、加入者データ５ｅには実際に加入者線６ｅ
が存在しないことを示す仮想回線情報■が格納されてい
る。更に仮想加入者１５ｅｌには着信転送機能がイ」与
されており、対応する加入者８ｂ、並びに加入者８ｂが
登録清めの転送先加入者８ｃおよび８ｄが転送先加入者
として登録されている着信転送テーブル９ｅが設けられ
、該着信転送テーブル９ｅのアドレスＡ１．、が加入者
データ５ｅに格納されている。なおパケット交換局１３
および１４にも、仮想加入者１５ｆおよび１５ｇに関し
て同様の加入者データおよび着信転送テーブルがそれぞ
れ設けられているが、第１図においては省略されている
。

第１図において、中継線１０１乃至１０４が総て使用可
能な場合に、バケツ１〜交換局１１に収容される加入者
８ａが他局１２に収容される加入者８ｂに対する通信を
希望し、加入者８ｂに対し発呼要求を送出する代わりに
、加入者８ｂに対応して自局１１に設けられている仮想
加入者１５ｅに対し発呼要求を送出する。

該発呼要求を受信したパケット交換局１１は、仮想加入
者１５ｅに対応する加入者データ５ｅを参照し、仮想回
線情報■が格納されていることから仮想加入者１５ｅに
対して発呼要求を送出不可能と判定し、加入者データ５
ｅ内に格納されているアドレスＡ１．から着信転送機能
付加入者と判定し、アドレスＡ、。に格納されている着
信転送テーブル９ｅを検索して転送先加入者Ｂを抽出し
、中継線１０１を経由してパケット交換局１２に仮想加
入者１５ｅに対する発呼要求を転送する。該発呼要求を
受信したパケット交換局１２は着信加入者８ｂの通信可
否を検査し、通信不能であればパケット交換局１１に対
し切断要求を返送する。該切断要求を受信したパケット
交換局１１は、更に着信転送テーブル９ｅを検索して次
の転送先加入者８Ｃを抽出し、同様の過程で発呼要求を
パケット交換局１２に転送する。以下同様にして、着信
転送テーブル９ｅに登録済みの総ての転送先加入者８ｂ
、８ｃおよび８ｄに対し、着信可能となる迄発呼要求の
転送を試みる。

従って中継線１０１および１０２が障害等で通信子能の
場合にも、着信転送テーブル９ｅから転送先加入者８ｂ
および８ｃを抽出した場合に、パケット交換局１２に対
しては発呼要求の転送は不可能であるが、着信転送テー
ブル９ｅから転送先加入者８ｄを抽出した場合に、パケ
ット交換局１３に対しては中継線１０３および１０４、
並びにパケット交換局１４を経由して発呼要求が転送可
能となり、転送先加入者８ｄに対する着信転送を試みる
。

以上の説明から明らかな如く、本実施例によれば、加入
者８ａから加入者８ｂに対する通信希望に対し、自局１
１に設けられている仮想加入者１５ｅに対して発呼要求
が送出され、自局１１が仮想加入者１５ｅに登録済みの
転送先加入者８ｂ、８Ｃおよび８ｄに対し順次転送を試
みる為、板金着信加入者８ｂを収容する他局１２に対し
通信不能の場合にも、自局１１から通信路が設定可能な
何れかの転送先加入者８ｄに対し転送が可能となる。

なお、第１図および第２図はあく迄本発明の−実施例に
過ぎず、例えばパケット交換網およびバケット交換局の
構成は図示されるものに限定されることは無く、他に幾
多の変形が考慮されるが、何れの場合にも本発明の効果
は変わらない。

〔発明の効果〕

以上、本発明によれば、着信加入者の代わりに自局に設
けられた仮想加入者に対する発呼要求を受信した自局が
、仮想加入者に対して登録済みの転送先加入者、即ち着
信加入者、並びに着信加入者が登録済みの転送先加入者
に対し順次発呼要求を転送する為、自局から接続可能な
転送先加入者の何れかに着信転送可能となり、接続完了
率が向上し、発信および着信加入者に対するザービスが
同上する。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例による着信転送処理方式を示
す図、第２図は着信転送機能を有するパケット交換局の
一例を示す図、第３図は従来ある着信転送処理方式の一
例を示す図である。 図において、■およびＩＩ乃至Ｉ４はパケット交換局、
２は通信制御装置、３ば処理装置、４は記憶装置、５ａ
、５ｂおよび５ｅは加入者データ、６ａ乃至６ｅは加入
者線、７ａ乃至７ｅはデータ端末、８ａ乃至８ｄは加入
者、９ｂおよび９ｅは着信転送テーブル、１０１乃至１
０４は中継線、Ａ９ｂおよびＡ’ｌａはアドレス、Ｒは
実回線情報、■は仮想回線情報、を示す。 第　７　　図 第　３　図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 複数のパケット交換局を有するパケット交換網において
   、他局に収容される着信転送機能を付与された加入者に
   対応して自局内に実回線を収容しない仮想加入者を設け
   、該仮想加入者に前記他局加入者および該他局加入者が
   登録済みの転送先加入者を転送先加入者とする着信転送
   機能を付与し、前記他局加入者に対する呼を前記自局内
   仮想加入者に対し発することを特徴とする着信転送処理
   方式。