JPS61210542A - 情報記録媒体基盤 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は情報記録媒体基盤に関する。

（従来技術） 情報記録媒体基盤の複製に用いられる複製用原盤の表面
に形成されているトラッキング制御用の所要のパターン
が、情報記録媒体基盤の基体板に設けられている紫外線
硬化性樹脂層に転写され、前記した紫外線硬化性樹脂層
上に記録媒体の薄膜が付着形成されている如き構成の情
報記録媒体基盤は、それの記録媒体の薄膜に対し例えば
レーザ光のスポットを照射して、情報信号の記録再生が
行なわれるようにするために用いられる。

前記した情報記録媒体基盤の従来の製作法としては、情
報記ａｍ体基盤の複製に用いられる複製用原盤の中心部
付近に供給された所要量の紫外線硬化性樹脂上に、紫外
線を透過させうる材料で構成されている情報記録媒体基
盤の基体板を載置して、前記の情報記録媒体基盤の基体
板を複製用原盤側に押圧し、情報記録媒体基盤の複製用
原盤の面と情報記録媒体基盤の基体板の面との間に、所
定の厚さの紫外線硬化性樹脂層を形成させるとともに、
余分の紫外線硬化性樹脂が情報記録媒体基盤の基体板の
全周から外部にはみ出させ、次に前記した情報記録媒体
基盤の基体板の外方から紫外線を照射して前記した紫外
線硬化性樹脂層を硬化させた後に複製用原盤を分離し、
次いで、紫外線硬化性樹脂層の面に記録媒体の薄膜を付
着形成させた後に、情報記録媒体の基体板の外部にはみ
出している紫外線硬化性樹脂の部分を除去して所定の形
状に整形加工するというものであった。

（発明の解決しようとする問題点） ところが、前記したような従来の情報記録媒体基盤の製
作法によって作られた情報記録媒体基盤では、情報記録
媒体基盤の基体板面と紫外線硬化性樹脂層との接着の状
態が不充分で１両者間に剥離が生じることがあったので
、情報記録媒体基盤の基体板面と紫外線硬化性樹脂層と
の間の全面を接着剤によって接着することが試みられた
。

しかし、情報記録媒体基盤の基体板面と紫外線硬化性樹
脂層との間の全面が接着剤によって接着された場合には
、接着方法にどのような方法がとられるのかによっても
異なるが、前記の接着剤層によって放射状のパターンが
生じたり、接着剤層に塗布むらが生じたりするために再
生時に信号中にノイズが発生することが開運になった。

（問題点を解決するための手段） 本発明は情報記録媒体基盤の基体板面に設けた紫外線硬
化性樹脂層の表面に記録媒体の薄膜を付着形成させてな
る情報記録媒体基盤において、情報記録媒体基盤におけ
る記録領域を除く部分に対応している情報記録媒体基盤
の基体板面と紫外線硬化性樹脂層との間の部分だけに情
報記録媒体基盤の基体板と紫外線硬化性樹脂との接着剤
層を設けてなる情報記録媒体基盤を提供するものである
。

（実施例） 第１図は本発明の情報記録媒体基盤の一実施例の斜視図
であり、この第１図においてｌは情報記録媒体基盤の基
体板、２は情報記録媒体基盤の基体板面上に設けた紫外
線硬化性樹脂層、３は紫外線硬化性樹脂層の表面に付着
形成させた記録媒体の薄膜、４ａ、４ｂは情報記録媒体
基盤における記録領域Ｒを除く部分に対応している情報
記録媒体基盤の基体板１の面と紫外線硬化性樹脂層２と
の間の部分だけに設けである情報記録媒体基盤の基体板
１と紫外線硬化性樹脂との接着剤層、５は情報記録媒体
基盤の中心孔である。

情報記録媒体基盤の基体が強化ガラスの場合には前記し
た接着剤層４ａ、４ｂをシランカップリング剤を用いて
構成し、また、情報記録媒体基盤の基体がアクリル樹脂
の場合には前記した接着剤層４ａ、４ｂを塩化ビニール
と醋酸ビニールとの共重合系樹脂を用いて構成すればよ
い。

前記のように構成されている本発明の情報記録媒体基盤
では、情報記録媒体基盤における記録領域Ｒを除く部分
に対応している情報記録媒体基盤の基体板１の面と紫外
線硬化性樹脂層２との間の部分だけに４情報記録媒体基
盤の基体板１と紫外線硬化性樹脂層２との接着剤層４ａ
、４ｂを介在させているから、記録領域Ｒには放射状の
パターンが生ぜず−１したがって情報記録媒体基盤から
の信号の再生時にノイズを発生するようなことはないし
、前記のように情報記録媒体基盤の基体板１の面と紫外
線硬化性樹脂Ｍ２との間には接着剤層４ａ。

４ｂが構成されているから、情報記録媒体基盤の基体板
１と紫外線硬化性樹脂層２とが良好な密着状態になされ
るのであり、本発明の情報記録媒体基盤によれば、既述
した従来の問題点はすべて良好に解決されるのである。

第２図以降の各回は、前記のような構成を備えている本
発明の情報記録媒体基盤を製作する場合の概略の工程を
示す図である。

第２図において、Ａは情報記録媒体基盤の複製に用いら
れる複製用原盤（複製用原盤Ａ・・・スタンバＡ）の−
例のものの側断面図であって、複製用原盤Ａはそれの中
心部に位置規正用係合突起６が設けられているとともに
、それの表面には所要のパターンの溝７，７・・・が設
けられている。

前記した複製用原盤Ａ（スタンパＡ）は１例えばレコー
ド円盤の製作技術において周知の製作手段と同様な製作
手段を適用することによって作られた金属製のものであ
り、それの表面に設けられている溝７，７・・・は、ト
ラッキング制御用の参照信号を得るための同心円状、ま
たは渦巻状のものである。前記した複製用原盤Ａは図示
されていない固定部上に水平におかれている。

次に、前記の複製用原盤Ａにおける中心部に設けられて
いる位置規正用係合突起６付近に対して。

第３図示のように所要量の紫外線硬化性樹脂Ｂを全周に
わたって略々均一に供給する。

前記した紫外線硬化性樹脂Ｂの供給量は、後述の工程に
よって紫外線硬化性樹脂Ｂによる所定の厚さの紫外線硬
化性樹脂層２が情報記録媒体基盤の基体板１の一方の面
Ｃ１と複製用原盤Ａとの間に形成された際に、情報記録
媒体基盤の基体板１の外周の全体から僅かの量の紫外線
硬化性樹脂Ｂがはみ出る状態になされるような量にされ
ているのである。

次に、前記した複製用原盤Ａの中心部におかれている紫
外線硬化性樹脂Ｂ上に、第４図を参照して後述されてい
るような態様で情報記録媒体基盤の基体板１をそれの中
心部が位置しているように載置するのであるが、前記し
た情報記録媒体基盤の基体板ｌは、複製用原盤Ａにおけ
る中心部に設けられている位置規正用係合突起６に係合
する透□゛孔８が設けられているとともに、紫外線を透
過させうる材料（例えば、アクリル樹脂板、強化ガラス
板）で構成されているものであり、それは情報記録媒体
基盤における心材になされるものである。

そして、前記した情報記録媒体基盤の基体板１には、そ
れの外周部分と内周部分とにそれぞれ環状に接着剤層４
ａ、４ｂが付着形成されている。

第４図において情報記録媒体基盤の基体板１は、それの
透孔８が複製用原盤Ａにおける位置規正用係合突起６に
係合され、かつ、基体板１の面が複製用原盤Ａの面に平
行になるような状態で前記した紫外線硬化性樹脂Ｂ上に
載置される。前記のような載置態様で紫外線硬化性樹脂
Ｂ上に情報記録媒体基盤の基体板１を載置するのは自動
機械によって容易に行なわれ得る。

次いで、前記した情報記録媒体基盤の基体板１は、それ
の面が前記した複製用原盤Ａの面に平行な状態に保持さ
れながら複製用原盤Ａ側に押圧されるようにして、複製
用原盤Ａの面と情報記録媒体基盤の基体板１の一方の面
Ｃ１との間に、所定の厚さの紫外線硬化性樹脂層２を形
成させるとともに、余分の紫外線硬化性樹脂Ｂａが情報
記録媒体基盤の基体板１の全周から外部にはみ出されて
いるような状態にされるが、この工程は情報記録媒体基
盤の基体板１の他方の面Ｃ２に圧板りによって押圧力を
加えることによって行なわれるのである。

第５図中において９は圧板りに固着されている７押棒で
あって、この押棒９は図示されていないユニバーサルジ
ヨイント機構を介して図示されていない駆動部に連結さ
れており、圧板りによる押圧力によって情報記録媒体基
盤の基体板１の面が複製用原盤Ａの面に平行な状態で紫
外線硬化性樹脂Ｂに圧力を加えられることによって、複
製用原盤Ａの面と情報記録媒体基盤の基体板１の一方の
面Ｃ１との間には、第５図示のように所定の厚さの紫外
線硬化性樹脂層２が形成されるのである。

前記の工程により紫外線硬化性樹脂Ｂは所定の厚さの紫
外線硬化性樹脂層２として形成されるのであるが、形成
された紫外線硬化性樹脂層２はそれに気泡が混入しない
状態のものとなされなければならない、前記のように気
泡が無い状態で所定の厚さの紫外線硬化性樹脂層２が形
成されるようにするのには、使用する紫外線硬化性樹脂
Ｂの粘度に応じて定められた時間だけ圧板りを介して圧
力が加えられるようにすればよい。

第６図は、第５図を参照して説明した前記の工程で使用
された圧板りを除去して、複製用原盤Ａの面と情報記録
媒体基盤の基体板１の一方の面Ｃ１とのｒｍ＜、所定の
厚さの紫外線硬化性樹脂層２が形成されているとともに
、情報記録媒体基盤の基体板１の外周に紫外線硬化性樹
脂Ｂａがはみ出している態様で、複製用原盤Ａに固着さ
れている状態になされている情報記録媒体基盤の中間製
品を示している。

次に、第６図示のように複製用原盤Ａに固着されている
状態の情報記録媒体基盤の中間製品に。

情報記録媒体基盤の基体１の外方に設置されている紫外
線放射源Ｇから紫外線を放射することにより、紫外線硬
化性樹脂を硬化させる。

次に、複製用原盤Ａに固着されている状態の情報記録媒
体基盤の中間製品を複製用原盤Ａから分離し、次いで、
前記した情報記録媒体の基盤の中間製品における硬化さ
れた紫外線硬化性樹脂層２の表面に、第７図示のように
適当な記録媒体材料による記録媒体薄膜３を付着形成さ
せる。前記のように硬化された紫外線硬化性樹脂層２上
に記録媒体媒体薄膜３を付着形成させるには１例えば、
真空蒸着法、スパッタリング法、その他、適当な成膜手
段を適用することによって実現することができる。なお
、記録媒体薄膜３の構成材料としては、例えば、レーザ
光スポットの照射等による加熱によって、相変化を起こ
すような記録媒体材料、例えば、低級酸化物、あるいは
カルコゲナイド系の物質、もしくは加熱によって相変化
を起こす合金などが用いられてよい。

次に、前記のように硬化された紫外線硬化性樹脂層２上
に記録媒体薄膜３が付着形成された情報記録媒体の基盤
の中間製品は、それの外周にはみ出している紫外線硬化
性樹脂の部分Ｂａ　、　Ｂａを除去して所定の形状に整
形加工して、第９図示のように完成された情報記録媒体
基盤を得るのである。

第８図は硬化された第１の紫外線硬化性樹脂層２上に記
録媒体薄膜３が付着形成された情報記録媒体の基盤の中
間製品における外周にはみ出している紫外線硬化性樹脂
の部分Ｂａ、Ｂａを除去して所定の形状に整形加工する
際に使用される整形加工装置の一例構成のものを示して
おり、第８図において１０は受刃、１２は可動刃であっ
て、また、１０ａは位置決め用の突起、１１は保護用の
当板であり、第８図示の整形加工装置を用いて情報記録
媒体の基盤の中間製品の外周にはみ出している紫外線硬
化性樹脂の部分Ｂａ、Ｂａを除去するのには、まず。

受刃ｌＯの位置決め用の突起１０ａに情報記録媒体の基
盤の中間製品の中心孔１３を挿入し、次いで、情報記録
媒体の基盤の中間製品の上面側に保護用の当板１１を載
置し、次に可動刃１２を外力Ｐによって下方に移動させ
て、情報記録媒体の基盤の中間製品の外周にはみ出して
いる紫外線硬化性樹脂の部分Ｂａ、Ｂａを除去して、第
９図示のような完成された状態の情報記録媒体基盤を得
るのである。

（効果） 以上、詳細に説明したところから明らかなように１本発
明の情報記録媒体基盤は情報記録媒体基盤の基体板面に
設けた紫外線硬化性樹脂層の表面に記録媒体の薄膜を付
着形成させてなる情報記録媒体基盤において、情報記録
媒体基盤における記録領域を除く部分に対応している情
報記録媒体基盤の基体板面と紫外線硬化性樹脂層との間
の部分だけに、情報記録媒体基盤の基体板と紫外線硬化
性樹脂との接着剤層を設けてなるものであるから。

本発明の情報記録媒体基盤では、情報記録媒体基盤にお
ける記録領域Ｒを除く部分に対応している情報記録媒体
基盤の基体板１の面と紫外線硬化性樹脂層２との間の部
分だけに、情報記録媒体基盤の基体板１と紫外線硬化性
樹脂層２との接着剤層４ａ、４ｂを介在させているから
、記録領域Ｒには接着剤層による放射状のパターンや接
着剤の塗布むらなどが生ぜず、したがって情報記録媒体
基盤からの信号の再生時にノイズを発生するようなこと
はないし、前記のように情報記録媒体基盤の基体板ｌの
面と紫外線硬化性樹脂層２との間には接着剤層４ａ、４
ｂが構成されているから、情報記録媒体基盤の基体板１
と紫外線硬化性樹脂層２とが良好な密着状態になされる
のであり、本発明の情報記録媒体基盤によれば、既述し
た従来の問題点はすべて良好に解決されるのである。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の情報記録媒体基盤の一実施例の斜視図
、第２図乃至第９図は本発明の情報記録媒体基盤を製作
する際の概略の各工程の説明図である。 Ａ・・・複製用原盤、Ｂ・・・紫外線硬化性樹脂、Ｄ・
・・圧板、Ｇ・・・紫外線放射源、ｌ・・・情報記録媒
体基盤の基体板、２・・・紫外線硬化性樹脂層、３・・
・記録媒体薄膜、４ａ、４ｂ・・・接着剤層、

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 情報記録媒体基盤の基体板面に設けた紫外線硬化性樹脂
   層の表面に記録媒体の薄膜を付着形成させてなる情報記
   録媒体基盤において、情報記録媒体基盤における記録領
   域を除く部分に対応している情報記録媒体基盤の基体板
   面と紫外線硬化性樹脂層との間の部分だけに、情報記録
   媒体基盤の基体板と紫外線硬化性樹脂との接着剤層を設
   けてなる情報記録媒体基盤