JPS6120496Y2 - - Google Patents

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JPS6120496Y2
JPS6120496Y2 JP3530174U JP3530174U JPS6120496Y2 JP S6120496 Y2 JPS6120496 Y2 JP S6120496Y2 JP 3530174 U JP3530174 U JP 3530174U JP 3530174 U JP3530174 U JP 3530174U JP S6120496 Y2 JPS6120496 Y2 JP S6120496Y2
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conduit
magnetic
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magnetic pole
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【考案の詳細な説明】 本考案は電磁流量計に関し、特に小型化を一段
と促進し剛性を高め得る様にしたものである。
従来の電磁流量計においては、第1図A及びB
に示す如く、被測定流体を流す非磁性導管1に対
して、その管軸方向に延長する2つの直線部a及
びbと、その両端位置においてこれら間を連結す
べく管1の外周方向に延長する2つの円弧部c及
びdとでなるいわゆる鞍型の一対の励磁コイル2
A及び2Bを具え、これら一対の励磁コイル2A
及び2Bによつて管1内を流れる流体に対して直
角方向の磁界を形成すると共に、この磁界の磁束
を励磁コイル2A及び2Bの外側位置に配された
磁性管3を通じて帰還する様になされている。尚
第1図Aにおいて、4は電極、5はモールド材で
ある。
ところで従来の電磁流量計においては、励磁コ
イル2A及び2Bの直線部a及びbの長さLが円
弧部c及びdの幅1に比較し十分大きい為に、円
弧部c及びdによつて生ずる磁束を有効に活用し
得なかつた。
又励磁コイル2A及び2Bが全体として細長い
鞍型形状を有する為に、電磁流量計としての端面
間距離が大きくなるを避け得ないと共に、励磁コ
イル2A及び2Bを導管1に対して固定組立てる
ために面倒な工程(例えば第1図Aの場合モール
ド材5によつて一体化するための工程)を必要と
する等、製造組立が複雑となるを避け得ない為に
小型の電磁流量計を得るにつき一定の限度があつ
た。
また、帰還磁路を形成する磁性管3を分割構造
となし、しかも帰還磁路を非積層の構造となした
電磁流量計も見受けられる。しかし、外力による
磁性管の分割構造の経時的変化による磁束分布の
変動および使用状況・環境の違いに伴う外力の変
動による測定精度への影響を防ぐため、従来では
外筐と帰還磁路とを兼用して分割構造とすること
は困難であつた。
つまり従来では、帰還磁路と外筐とを兼用して
上側半部と下側半部に分割し、しかもうず電流損
の影響が一定となる範囲で非積層構造の電磁流量
計を構成しても、両半部の接合面の加工精度を向
上させて外力に対して変形しにくく漏洩磁束の生
じにくい電磁流量計を製造しにくく工場出荷の際
の品質検査時と現地に製品を取付けるときとで測
定精度に相違が生じる虞れがあつた。また電磁流
量計を埋設するような場合には経年変化によつて
分割接合面の接合性が低下し、漏洩磁束の発生・
変動、さらにうず電流損の変動を誘発し流量測定
精度に大きな影響を与える虞れがあつた。
依つて本考案では励磁コイルによつて発生され
る磁束を有効に利用してこれを測定精度の向上に
供すると共に、構造上部品の製造組立を容易にな
し、帰還磁路と外筐とを兼用し、上側半部と下側
半部に分割する構造とすることにより、小型・軽
量で特別な帰還磁路を不用とした電磁流量計の提
供にある。
以下図面について本考案の一例を詳述するに、
第2図〜第4図において本考案に依る電磁流量計
は、両端が閉塞され軸線上の各点における断面形
状が円環状である例えば円筒状の外筐11を有す
る。外筐11の円筒本体部12にはそのほぼ中央
位置に、非磁性材料でなる導管13を貫通保持す
るための貫通孔14A及び14Bが設けられてい
る。尚15は貫通孔14A及び14Bの外縁部に
設けられた補強用耳部である。しかるに外筐11
は、ほぼ中央位置例えば導管13の管軸を含んで
筒状部を側面方向に切断する面位置で、上下2つ
の半部16A及び16Bに分割され、その分割位
置に附されたフランジ17を介して2つの半部1
6A及び16Bを導管13と共にボルト18によ
つてボルト締め一体化し、かくして導管13内に
設けられた出力信号用電極19A及び19Bが、
外筐11の軸線に直交して位置する様に組立てら
れる。
下方半部16Bの下方端面はドーナツ状閉塞板
部25Bによつて閉塞され、その内方縁が下側磁
極26Bに一体に結合されている。この実施例の
場合下側磁極26Bは閉塞板部25Bから内方
(即ち上方)に延長する円筒部27Bと、その先
端を閉塞する磁極板部28Bとでなり、磁極板部
28Bが導管13の外側面に近接して延長する様
になされている。
これに対して上方半部16Aは、下方半部16
Bと同様に、閉塞板部25Aから内方に延長する
円筒部27A及び磁極板部28Aでなる上側磁極
26Aを有し、かくして導管13を挾む上下位置
に互に対向する一対の磁極を形成する様になされ
ている。
この様にして外筐11の内部両端位置には、磁
極26A及び26Bをとり巻く環状空所29A及
び29Bが形成され、この空所29A及び29B
に環状の上側及び下側励磁コイル30A及び30
Bが配設される。しかるにコイル30A及び30
Bは第5図に示す如く磁極に対して嵌合するため
の透孔31を有するボビン32に巻装される。
尚この実施例の場合、上側半部16Aの磁極2
6Aの外側には、その凹部を利用して、閉塞板部
25Aから上方に延長する円筒部35と、その上
方端面に対する蓋36とにより端子函37が形成
され、その内部に設けられた端子38によつて、
励磁コイル30A及び30Bと、電極19A及び
19Bとの電気的な外部導出をなし得る様になさ
れている。
又上側及び下側半部16A及び16Bの結合面
には、第4図に示す如く、パツキン溝40が穿設
され、このパツキン溝40に対して第6図に示す
如きパツキン41をはさみ込むことにより、半部
16A及び16Bと、導管13との一体化を強化
する様になされている。
上述の構成において、励磁コイル30A及び3
0Bによつて発生された磁束は、上側磁極26A
→導管13内を流れる流体下側磁極26B→下側
半部16Bの閉塞板部25B→円筒本体部12→
上側半部16Aの閉塞板部25A→上側磁極26
Aのループを通じて流れ、これにより上側及び下
側磁極26A及び26B間に流体の流れ方向に対
して直交する磁界が生じ、従つて電極19A及び
19B間に発生する電圧に基づいて導管13内を
流れる流体の流量を測定することができる。
しかるに本考案に依れば、環状励磁コイル30
A及び30B内に励磁26A及び26Bを設ける
様にしたことにより、コイル30A及び30Bに
よつて発生された磁束の全てを有効に利用して磁
界を形成できることと、磁極26A及び26Bに
よつて磁束ループの磁気抵抗を減少させたことと
により、従来の構成に比較して励磁コイルを小型
化できる。
そしてかくするにつき、磁束の帰還磁路として
断面が円環状の外筐11を利用してその軸線を含
む面内に出力信号用電極を配する様にしたことに
より、帰還磁路について、電極に対する機械的対
称性を確保することができ、従つて電磁流量計と
しての精度を高く維持することができる。因みに
一般に電磁流量計の精度は、機械的対称性及び電
気的対称性により決まると言われている。
又本考案に依れば、組立てる際に加工的工程
(例えば従来の構成には必要なモールド工程等)
が全く必要がなく、それ自体完成された部品を簡
単な作業によつて組立て得る様な、極く単純な構
造の電磁流量計を得ることができる。特に外筐1
1の構造が、断面がほぼ円環状であり且上下2つ
の半部16A及び16Bに分割されていることに
より、第7図に示す様に、開いた合せ面側から、
半部16A及び16Bの合せ面45の加工、導管
13を挾み込むための貫通孔14A及び14Bの
加工、パツキン溝40の加工、磁極面46の加工
等を、機械加工(例えば旋盤加工)によつてなし
得、従つて機械的精度の高いもの(上述の対称性
の向上に帰着する)を、能率良く製造し得る。他
の部品についても、例えば励磁コイルは機械巻き
が可能である等、同様である。
尚第2図〜第4図の実施例においては、外筐1
1の両端を閉塞するにつき、これを本体部12と
一体の閉塞板部25A及び25Bによつて閉塞し
たが、これに代え第8図に示す如く、本体部12
と別体の蓋体50に磁極51を突出させる様にし
ても良い。この場合励磁コイル30A,30Bと
しては蓋体50側に固定しても、本体部12側に
固定しても良い。
又第2図〜第4図の実施例においては、磁極と
して、筒状部の先端を磁極板部で閉塞した構造の
ものを用いたが、これに代え、第9図Aに示す如
き円柱状のもの、第9図Bに示す如き円柱状のも
のの先端に導管13の管軸55に沿う方向に延長
する突出部を設けて中心磁界を強める様にしたも
の、第9図Cに示す如き角柱状のもの、第9図D
に示す如き半球状のもの等、種々の形状のものを
適用し得る。
更に、磁極26A,26Bとしては、第10図
に示す如く閉塞板部25A,25Bと別体に加工
し、これを閉塞板部25A,25Bに対して例え
ばねじ55や、接着材等で固定する様にしても良
い。
又更に、外筐11の形状としては、第2図〜第
4図の実施例に示す如き円筒状以外に、円球殻、
放物球殻等のものを適用し得、要するに軸線上の
各点における断面形状が、円環状であれば良い。
又更に、導管13の口径が大きい場合(例えば
100mmφ程度以上の場合)は、第11図に示す如
く、口径に比較して閉塞板部25A,25Bと導
管13の外周面間距離tが十分小さいので、磁極
26A,26Bを省略しても良い。
以上のように本願考案によれば、上側半部、下
側半部に外筐を分割し、円環状励磁コイルを外筐
内に収納して外筐を帰還磁路として用い、しかも
横断面がほぼ円環状として構成されているので、
磁器回路の対称性を確保することができる。
また磁極の周りに円環状励磁コイルを設けしか
も外筐の横断面が円環状形状と構成しているの
で、外筐加工が容易でかつ励磁コイルの組立が容
易となる。
本考案では、非成層鉄心の外筐を用いて磁極に
円環状励磁コイルを導管より離して配置して結合
面への帰還磁路の通過を減少させかつ外筐の横断
面を略円環状としたので、外力に対して変動しに
くい構造となり、上側半部と下側半部との接合面
が一定状態を保つこととなり、外力に対して漏洩
磁束による導管内部の磁界分布の変動を防ぐこと
ができ、帰還磁路と外筐とを兼用することが可能
となる。またこれにより工場での流量計検定時の
状態を保つことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図Aは従来の電流流量計を示す断面図、第
1図Bはその励磁コイルを示す斜視図、第2図は
本考案に依る電磁流量計を一部を断面として示す
正面図、第3図及び第4図は、それぞれ第2図の
−線及び−線上における断面図、第5図
は励磁コイルの一例を示す斜視図、第6図はパツ
キンの一例を示す斜視図、第7図は外筐の加工の
説明に供する斜視図、第8図〜第11図は本考案
に依る電磁流量計の変形例を示す図である。 1,13……導管、2A,2B……励磁コイ
ル、11……外筐、12……本体部、14A,1
4B……貫通孔、15……補強用耳部、16A,
16B……上側、下側半部、17……フランジ、
18……ボルト、19A,19B……出力信号用
電極、25A,25B……閉塞板部、26A,2
6B……上側、下側磁極、27A,27B……円
筒部、28A,28B……磁極板部、29A,2
9B……空所、30A,30B……上側、下側励
磁コイル、32……ボビン、37……端子函、4
0……パツキン溝、41……パツキン、50……
蓋体、51……磁極、55……ねじ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 軸線上の各点において横断面がほぼ円環状とな
    り、前記軸線に直交しかつほぼ中央位置において
    上側及び下側半部に分割される非成層鉄心の外筐
    を有し、上記外筐は上側及び下側半部を互に結合
    することによりほぼ中央部において当該外筐の軸
    線と直交する方向に導管を貫通保持する様になさ
    れ、上記外筐の軸線上には上記導管を挾んで互に
    対向し円形状の上側及び下側磁極が配設され、上
    記上側及び下側磁極の周りに上記上側及び下側半
    部の結合部への帰還磁束を減少すべく上記導管よ
    り離れた位置で円環状励磁コイルがそれぞれ設け
    られ、上記外筐を利用して上記上側及び下側磁極
    に対する帰還磁路を形成してなる電磁流量計。
JP3530174U 1974-03-28 1974-03-28 Expired JPS6120496Y2 (ja)

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JP3530174U JPS6120496Y2 (ja) 1974-03-28 1974-03-28

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JP3530174U JPS6120496Y2 (ja) 1974-03-28 1974-03-28

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JPS50124961U JPS50124961U (ja) 1975-10-14
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS5833536Y2 (ja) * 1977-06-08 1983-07-27 株式会社東芝 電磁流量計

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