JPS61190599A - 高圧スプレ−用車輌洗浄組成物 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 イ　発明の目的 産業上の利用分野 本発明は、高圧スプレー機を使用して車輌を洗浄するた
めの組成物に関するものであり、特に水アカ汚れの除去
にすぐれた効果を発揮する洗浄剤に係るものである、 従来の技術 近年、ガソリンスタンドでは謂ゆるブラッシング方式の
門型洗車機を用いた有料洗車が急激に普及しており、洗
車と同時にワックスかけも出来る様に技術革新がなされ
ている。

しかしながら、この門型洗車機は高速で回転するブラ◆
シを使用するため、例えばフェンダミラー、ワイパー、
アンテナ、サイドポール、キャリヤー等の車輌の突起物
が破損されることがあり大きな欠点となっている。また
車輌の凹部や前記の突起物の後方部等にブラシが当りに
くく、完全な洗浄が達成できないという問題点を有して
いるのである。したがってこのブラシを使用しないで高
圧スプＶ−機によって洗浄剤を吹付けて車輌を洗浄する
ことが検討されようとしている現状となっている。

発明が解決しようとする問題点 高圧スプレー機を使用して車輌を洗浄する場合、その洗
浄剤としては、水、温水、界面活性削氷溶液、アルカリ
性薬剤の水溶液等が検討これているが、いずれの場合も
謂ゆる水アカ汚れは除去できないものとかっている。特
に水だけでは水７カ汚れは全く落ちないし、温水にして
もその効果は上がらず燃料費がかかり、界面活性剤を溶
かした水溶液でもかなシの水アカ汚れが残シ、７μカリ
の強い薬剤を使用した場合は塗装の膨潤、変色等が起る
などの問題点が発生するのである。

この様に、高圧スブＶ一方式の車輌洗浄に使用する従来
の洗浄剤では車輌の水アカ汚れは完全には除去できず、
どう、しても手作業による擦り取９が必要となり大へん
な労力と時間を要するものとなるのである。

なお、この水７カ汚れを除去しないで放置しておくと徐
々にこれが堆積し、光沢が低下し車の美観が大きく損な
われて来ることは云うまでもない。

本発明はこの問題を解決することを目的とするもので、
高圧スプレー機によって車輌を洗浄する際に使用する洗
浄剤として水７カ汚れを完全に取り除くことができる組
成物を開発しようとするものである。

口　発明の構成及び作用 本発明の構成は、吐出圧が３０　Ｋｇ　／　ｄ以上の高
圧スプレー椰を使用して車輌を洗浄するための洗浄剤で
あって、水若しくは界面活性剤水溶液中に、粒径が０．
１〜５μでモース硬度が６以下の研磨剤を配合したこと
を特徴とする高圧スプレー用車輌洗浄組Ｆ１１．物、を
要旨とするものである、 問題点を解決するための手段 本発明者等は、従来の水或いは界面活性剤を溶かした水
溶液を主体とする洗浄剤に研磨効果のある材料を配合す
ることを主として検討し、特定条件を満足する研磨剤の
配合が高圧スプレ一方式による水アカ汚れの除去にきわ
めて有効であることを范い出したのである、 つま、す、本発明組成物は研磨剤を水若しくは界面活性
剤水溶液に配合したものであり、この中の研磨剤が下記
の特定条件を満足するものとな１ているのである。

本発明組成物に配合される研磨剤は、その粒径が０．１
〜５μであってかつそのモース硬度が６以下であるとい
う二つの条件を具備することが要求され、粒径がこの範
囲内であってもモース硬度が６をこえると不適切であり
、同様にモース硬度が６以下であっても粒径が０．１〜
５μの範囲外であれば不適当な研磨剤となるのである。

この研磨剤の粒径が範囲内でモース硬度が６をこえる硬
いものを使用した場合は硬さが大き過ぎて車輌の塗装面
に無数の傷が入り光沢を著るしく低下させた９塗装面の
劣化を促進し艶ボケなどが発生し、また車輌のエツジ部
分を削り取ったりするなど車輌やその塗装面に著るしく
害を与えるのである。

また、この研磨剤のモース硬度が範囲内で粒径が５μを
こえる大きなものについては、水アカ汚れを取り除く効
果は大きいが上記の高硬度の場合と同様、塗装面を傷つ
け光沢や艶を低下させ塗装の劣化を促進するのである。

一方、この研磨剤のモース硬度が範囲内で粒径が０．１
μ未満の微小なものでは上記の軟硬度の場合と同様水ア
カ汚れの除去効果がほとんどなくなるのである。

なお、硬度・粒径が共にその上限をこえる研磨剤では塗
装面の劣化は著るしく使用できないことは云う着でもな
い、 前記二つの特定条件を満足する研磨剤、つま、り本発明
に使用できる研磨剤としては；例えば珪藻土、タルク、
ゼオライト、炭酸力μシウム、ベントナイト、カオリン
、ドロマイトなどがあげられこれらが非常に好適に用い
ることができるものである。

本発明組成物Ｃ原液）における上記研磨剤の含有量は全
組成物に対して１〜３０％の範囲が好ましく、３０チ以
上の研磨剤を含有させても汚れ除去効果は変らないので
経済上無駄となり、一方１チ以下の含有量では水アカ汚
れの除去効果が大きく低下するのである。

なお、この洗浄剤は高圧スプレー機にかける原液組成で
あって、実際にノズルから吐出するときには高圧を得る
ための補助水が多量に混入されるものである。つまり、
高圧スブＶ−機には洗浄剤原液を吸上げるバイブと高圧
を得るための吐出水を多量に送り込むパイプとがあり、
通常、洗浄剤原液の数十倍量の吐出水を噴出する吸込み
力で洗浄剤を吸い上げて高圧スブｖ　−される様になっ
ているのである。

本発明は、単に水だけに上記研磨剤を配合したものでも
その目的を達成できるが、界面活性剤水溶液に上記研磨
剤を配合した方が優れた結果が得られるものである。

その界面活性剤としては、通常の陽イオン系。

陰イオン系、非イオン系、両性イオン系界面活性剤のい
ずれも使用できるものである、この界面活性剤の配合に
よって洗浄剤の安定性が良くなるし、また塗装面に残っ
ている研磨剤等が水洗いスプＶ−することにより容易に
車輌全体から流れ落ちるのを助けるという効果も得られ
るのである。

この界面活性剤の配合割合は洗浄剤組成物に対して１〜
１０チ位が好ｌ１Ｉｉｌものである。

本発明組成物は以上の如き配合組成であり。

水分散型の液状洗浄剤であって、必要に応じて他の添加
剤を混入してもよいことは勿論である。

この他の添加物として、例えば有機溶剤を加えてやると
洗浄剤がエマルジョン化し安定性を得ることができると
同時に、溶剤による水アカ汚れの膨潤が起こり洗浄効果
が向上するのである。しかしこの磨機溶剤は火災と公害
の問題があり、火災事故を起こさない注意と水質汚染源
とならない様に後処理する必要などが生じて来るのであ
る。

本発明組成物の開用法を説明すると、高圧スデＶ−機の
洗浄剤容器内に本発明°にょる洗浄剤を投入し、毎分１
０〜８ｎｌの割合で吐出水をノズルから噴出させ、その
吸上げ力で前記洗浄剤を毎分１００〜５（１０ｃｅづつ
との吐出水と共にスブＶ−し、車輌に吹付けるのである
。この場合、吐出圧が少なくとも８０Ｋｇ／ｃｊ以上で
あることが必要で、Ｒｎ　Ｋｇ　／　ｄ未満では水アカ
汚れが落ちに〈〈本発明の目的が達成できないのである
、この吐出圧の好ましい範囲は５０〜１０（ＩＫｇ／ｉ
であり、これによって塗面についた油汚れ、はこり、水
アカ汚れが塗装面を痛めることなくきれいに洗浄される
のである。

なお、あまり圧力が高過ぎると例えば１８０Ｋｇ　／　
ｉをこえる様な吐出圧では車のボディーが窪む様なこと
が起るので注意を要する。

この本発明による高圧スプレー洗浄法は車輌のボディー
だけではなく、車のシマーシ等の底部の洗浄にも有効で
、通常、車検に際してはかなり不完全な底部洗浄が行わ
れるため油汚れやほこりが残り、その後に防錆塗料を塗
るのでその密着性に問題があったが、本発明による上記
方法で車体底部を洗浄すれば完全な洗浄が達成され、防
錆塗料の密着効果に好ましい結果が得られるのである、 なお、本発明において、高圧スプレーの吐出ノズルと車
輌の塗面との距離は３０〜１００１位が適当であり、約
５０Ｃ１１１前後が最も好適なものである。また高圧ス
ブＶ−で洗浄した後に簡単な水洗いを必要とすることは
いうまでもない。

実施例 白色塗装面を有する同一車種Ｃ８産すニー）の乗用車９
台を通常のワックスがけを行ない１ケ月間同−場所に屋
外放置しかなりの水アカ汚れを付着ζせたものを試験車
として準備した。

この９台の試験車（Ｍａｌ〜磁９）を高圧スプレー機に
よって、 （１）水洗い ↓ （２）洗浄剤の吹付け ↓ （３）水洗い という工程で洗浄した。（吐出ノズルと塗面との距１４
ｉ５ｎα） なお、この（２）の工程において、吐出水け１５１／分
とし、洗浄剤吸上げ速度は３（１０ｃｃ／分としてテス
トし、その時の吐出圧は後述する第１表の通りである。

そしてこの（２］の工程において使用した洗浄剤として
、下記の各種配合組成のものを用いた（配合は重量部） 洗浄剤　Ａ 珪藻土Ｃモース硬度４．５〜５．５、粒径３〜５μ）・
・・　５／　イケンＴＶ−６（１（第一工業製薬のノニ
オン・・・　２界面活性剤） 水　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
・・・９３洗浄剤　Ｂ タルク（モース硬度１　、粒子Ｌ　１〜２μ）　　　　
−・・・２５ケロシン　　　　　　　　　　　　　　　
　　　　・・・２０ノイゲンｗＴ−１４９（第一工業製
薬のノニ　　・・・　２オン界面活性剤） 水　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
・・・５３洗浄剤　Ｃ 炭酸カルシウムＣモース硬度３〜４、粒径１μ）・・・
１５水　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　　　・・・８５洗浄剤　Ｄ カオリン（モース硬度２、粒径２）　　　　　　・・・
２５トリポリリン酸ソーダ　　　　　　　　　　　　　
・・・　１オＶイン酸モノエタノールアミン塩　　　　
　　　・・・　２水　　　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　・・・７２洗浄剤　Ｅ ノイゲンＴＶ−６（１・・・　２ 水　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
・・・８３洗浄剤　Ｆ アルミナＣモース硬度１（１，粒径１〜３μ）　　　・
・・２５ノイゲンＫＴ−１４９・・・　２ 水　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
・・・７３洗浄剤Ｇ・・・市販品Ｃノニオン系） 洗浄剤Ｈ・・・市販品（アニオン系） なお、以上の洗浄剤のうち、Ａ、Ｂ、Ｃ，Ｄの４点が本
発明の組成物であり、洗浄剤Ｅは珪藻土の粒径が範囲外
のもので、洗浄剤Ｆにおいてはアルミナのモース硬度が
範囲外となっており、このＥ、Ｆと市販品Ｇ、Ｈとが比
較例となっているのである。

以上の実験結果を第１表に示す、 ｃ以下余白） 第１表 第１表のつづき 上記の表において、吐出圧１Ｂ（ＩＫｇ／ｃｊに関して
はＡ及びＢだけで確認的に実験したもので、汚れ取９効
果は良好なものの、作業性に問題があり、他の実験例で
はテストしなかった。なお、光沢度は光沢針により測定
したものである。

また、上記第１表において、目視評価のａ〜ｄは下記の
評価基準となっている、 ａ・・・水アカ汚れも落ちている。

ｂ・・・水アカ汚れは残るが油汚れが落ちている。

Ｃ・・・油汚れも落ちていない。

ｄ・・・水アカ汚れは落ちているが塗面にキズが入る。

この第１表より、本発明組成物であるＡ、Ｂ、Ｃ，Ｄの
洗浄剤を使用し、しかも吐出圧を高くすることによって
、油汚れは勿論のこと水アカ汚れもきれいに洗浄されて
いることが判るのである、 なお、別の実験において吐出圧の最も好ましい範囲は５
０〜１ｎｎＫｇ／ｃｊであり、３　（Ｉ　Ｋｇ　／ｃｔ
；以上であれば大抵の水アカ汚れは取れること、及びａ
ｎＫｇ／ｄ未満の吐出圧では水アカ汚れの落ち方が急に
悪くないことを確認したのである。　　　゛また、上記
第１表よシ粒径の大き過ぎる研磨剤を配合したり、硬度
の高過ぎる研磨剤を配合すれば吐出圧が高いほど光沢度
が低下するという逆作用が起こり、塗面にかなりのキズ
が付くとが判断されるのである、さらに市販の洗浄剤で
は水アカ汚れを落す能力は全くないことが明らかにされ
ているのである。

ハ　発明の効果 以上詳細に説明した様に本発明はプランを使用すること
なく高圧スブＶ−機でもって車輌を洗浄でき、しかも従
来手作業でしか除去できなかった水アカ汚れを落すこと
ができるという車輌の洗浄組成物であり、この組成物を
高圧スデＶ−することにより車輌を非常に美しい光沢あ
る状態に洗浄できるものである、 また、本発明では門型洗車機の如き回転ブラシを使用し
ないため、車輌の突起物、例えばフェンダミラー、ワイ
パー、アンテナ等が破損される心配は全くなく、またこ
れら突起物の後方部や車輌の凹部等もきれいに洗浄でき
、さらに車のシャーシ等の底部洗浄にも非常に有効であ
るなど、種々なるすぐれた効果を奏するものである、

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、吐出圧が３０Ｋｇ／ｃｍ＾２以上の高圧スプレー機
   を使用して車輌を洗浄するための洗浄剤 であって、水若しくは界面活性剤水溶液中 に、粒径が０．１〜５μでモース硬度が６以下の研磨剤
   を配合したことを特徴とする高 圧スプレー用車輌洗浄組成物。